JPH09290827A - 容易につまむことの出来る、缶詰用のタブ - Google Patents
容易につまむことの出来る、缶詰用のタブInfo
- Publication number
- JPH09290827A JPH09290827A JP13737896A JP13737896A JPH09290827A JP H09290827 A JPH09290827 A JP H09290827A JP 13737896 A JP13737896 A JP 13737896A JP 13737896 A JP13737896 A JP 13737896A JP H09290827 A JPH09290827 A JP H09290827A
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- tab
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容易につまんで引き上げることが出来る缶詰
用のタブを得る。 【解決手段】 タブに、引き起こすことの出来るような
環を持たせて缶詰を開ける際に引き起こしてつまむこと
が出来るようにし、又は、伸長する構造、缶蓋上のタブ
固定用突起にはまったままですべる構造、もしくは缶蓋
上のタブ固定用突起を中心軸として回転する構造を持た
せて、缶詰を開ける際にタブを缶外周の外側へ突き出さ
せてからつまむことが出来るようにする。
用のタブを得る。 【解決手段】 タブに、引き起こすことの出来るような
環を持たせて缶詰を開ける際に引き起こしてつまむこと
が出来るようにし、又は、伸長する構造、缶蓋上のタブ
固定用突起にはまったままですべる構造、もしくは缶蓋
上のタブ固定用突起を中心軸として回転する構造を持た
せて、缶詰を開ける際にタブを缶外周の外側へ突き出さ
せてからつまむことが出来るようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品・飲料品など
の缶詰の缶蓋上に、缶詰を開けるために取付けられるタ
ブ(プルタブ、リングなどとも呼ばれる)に関するもの
である。
の缶詰の缶蓋上に、缶詰を開けるために取付けられるタ
ブ(プルタブ、リングなどとも呼ばれる)に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の缶詰には、特に飲料品や魚の缶詰
につき、缶蓋には開缶を予定する線に沿って切り込みが
施されるとともに、この切り込み部分を圧迫し又は引き
上げて開缶するためのタブが取付けられている。タブの
部分をつまんで引き上げることで開缶することが可能で
あり、缶切りを用いなくても済むようになっている。
につき、缶蓋には開缶を予定する線に沿って切り込みが
施されるとともに、この切り込み部分を圧迫し又は引き
上げて開缶するためのタブが取付けられている。タブの
部分をつまんで引き上げることで開缶することが可能で
あり、缶切りを用いなくても済むようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の缶詰用のタブと
しては、ほぼ平坦な形のものが、缶蓋にほぼ平行して近
く接し、なおかつ、タブ全体は缶外周よりも内側に設け
られている。このため、とりわけ高齢者、身体障害者、
女性、子供などで手指の力の弱い者や手指を器用に動か
せない者にあっては、タブを適切につまんだ上、効率的
に手指の力を伝達してタブを引き上げて開缶するのに苦
労するという問題がある。また、マニキュアをしている
者の場合、タブをつまんで引き上げる際に爪の表側を缶
蓋でこすってマニキュアをはがしてしまう、ということ
も起きる。
しては、ほぼ平坦な形のものが、缶蓋にほぼ平行して近
く接し、なおかつ、タブ全体は缶外周よりも内側に設け
られている。このため、とりわけ高齢者、身体障害者、
女性、子供などで手指の力の弱い者や手指を器用に動か
せない者にあっては、タブを適切につまんだ上、効率的
に手指の力を伝達してタブを引き上げて開缶するのに苦
労するという問題がある。また、マニキュアをしている
者の場合、タブをつまんで引き上げる際に爪の表側を缶
蓋でこすってマニキュアをはがしてしまう、ということ
も起きる。
【0004】本発明は、容易につまんで引き上げること
が出来るタブを得ることを目的としており、これを以
て、高齢者、身体障害者、女性、子供の場合を含め、缶
詰を容易に開缶出来るようにするものである。同時に、
爪の表側を缶蓋でこすることなしに、つまんで引き上げ
ることが出来るタブを得ることも目的としている。
が出来るタブを得ることを目的としており、これを以
て、高齢者、身体障害者、女性、子供の場合を含め、缶
詰を容易に開缶出来るようにするものである。同時に、
爪の表側を缶蓋でこすることなしに、つまんで引き上げ
ることが出来るタブを得ることも目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の缶詰用のタブにあっては、引き起こすこと
の出来る環を持たせて缶詰を開ける際にはこれを引き起
こしてつまむことが出来るようにし、又は、伸長する構
造、缶蓋上のタブ固定用突起にはまったままですべる構
造、もしくは缶蓋上のタブ固定用突起を中心軸として回
転する構造を持たせて、缶詰を開ける際にタブを缶外周
の外側へ突き出させてからつまむことが出来るようにし
たものである。
に、本発明の缶詰用のタブにあっては、引き起こすこと
の出来る環を持たせて缶詰を開ける際にはこれを引き起
こしてつまむことが出来るようにし、又は、伸長する構
造、缶蓋上のタブ固定用突起にはまったままですべる構
造、もしくは缶蓋上のタブ固定用突起を中心軸として回
転する構造を持たせて、缶詰を開ける際にタブを缶外周
の外側へ突き出させてからつまむことが出来るようにし
たものである。
【0006】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1から図11は、飲料品の缶詰の場合の
実施例で、缶蓋上に、飲み口として開口を予定する楕円
形に近い線に沿って切り込みが施され、この切り込み部
分をタブの端で圧迫することにより開缶する形式のもの
を例にあげている。図1の実施例において、タブ(3)
は、ちょうつがい様に回転させつつ引き起こすことの出
来るような環を持つ構造としている。この部分を引き起
こすと、タブ(3)をつまんで引き上げる動作がし易
い。また、爪の表側を缶蓋でこすってマニキュアをはが
してしまうこともない。
て説明する。図1から図11は、飲料品の缶詰の場合の
実施例で、缶蓋上に、飲み口として開口を予定する楕円
形に近い線に沿って切り込みが施され、この切り込み部
分をタブの端で圧迫することにより開缶する形式のもの
を例にあげている。図1の実施例において、タブ(3)
は、ちょうつがい様に回転させつつ引き起こすことの出
来るような環を持つ構造としている。この部分を引き起
こすと、タブ(3)をつまんで引き上げる動作がし易
い。また、爪の表側を缶蓋でこすってマニキュアをはが
してしまうこともない。
【0007】図2の実施例では、タブ(5)は、図1の
タブ(3)と同様、引き起こすことの出来るような環を
持つ構造としているが、引き起こす部分を缶蓋(1)上
のタブ固定用突起(2)や飲み口(4)のある側に設け
て、環をより大きくつまみ易いものとしている。この部
分を引き起こすと、タブ(5)をつまんで引き上げる動
作がし易い。また、爪の表側を缶蓋でこすってマニキュ
アをはがしてしまうこともない。
タブ(3)と同様、引き起こすことの出来るような環を
持つ構造としているが、引き起こす部分を缶蓋(1)上
のタブ固定用突起(2)や飲み口(4)のある側に設け
て、環をより大きくつまみ易いものとしている。この部
分を引き起こすと、タブ(5)をつまんで引き上げる動
作がし易い。また、爪の表側を缶蓋でこすってマニキュ
アをはがしてしまうこともない。
【0008】図3の実施例において、タブ(8)は、指
で引っ張ることによって伸長する構造としている。図3
(a)は缶詰が出荷・販売される段階の状態を示してお
り、図3(b)は缶詰を開けるためにタブ(8)を伸長
させた状態を示している。図3(b)のようにタブ
(8)を伸長させると、タブ(8)は缶外周の外側へ突
き出るから、つまんで引き上げる動作がし易い。タブ
(8)が伸長することから、てこの原理の点から見ても
従来よりも引き上げるのが容易になる。なお、つまんで
引き上げる動作に代え、タブ(8)を指の腹や側面で上
へ押し上げることによっても良い。いずれの動作によっ
ても、爪の表側を缶蓋でこすってマニキュアをはがして
しまうこともない。
で引っ張ることによって伸長する構造としている。図3
(a)は缶詰が出荷・販売される段階の状態を示してお
り、図3(b)は缶詰を開けるためにタブ(8)を伸長
させた状態を示している。図3(b)のようにタブ
(8)を伸長させると、タブ(8)は缶外周の外側へ突
き出るから、つまんで引き上げる動作がし易い。タブ
(8)が伸長することから、てこの原理の点から見ても
従来よりも引き上げるのが容易になる。なお、つまんで
引き上げる動作に代え、タブ(8)を指の腹や側面で上
へ押し上げることによっても良い。いずれの動作によっ
ても、爪の表側を缶蓋でこすってマニキュアをはがして
しまうこともない。
【0009】図4は、図3のタブ(8)を図3の下方向
から、すなわち長辺方向から見たもので、また、図5
は、図3の缶蓋(6)のA・A線断面図である。図4
(a)のような中途で屈曲させたタブ(8a)の場合
は、図5(a)または図5(b)のような形態の缶蓋
(6a、6b)と組み合わせる。また、図4(b)のよ
うな直線状のタブ(8b)の場合は、図5(c)のよう
な形態の缶蓋(6c)と組み合わせる。このように組み
合わせることで、タブ(8a、8b)は、伸長されたと
きに、缶蓋(6a、6b、6c)の外周の盛り上がり部
分を乗り越えて外周の外側まで突き出ることが可能にな
る。
から、すなわち長辺方向から見たもので、また、図5
は、図3の缶蓋(6)のA・A線断面図である。図4
(a)のような中途で屈曲させたタブ(8a)の場合
は、図5(a)または図5(b)のような形態の缶蓋
(6a、6b)と組み合わせる。また、図4(b)のよ
うな直線状のタブ(8b)の場合は、図5(c)のよう
な形態の缶蓋(6c)と組み合わせる。このように組み
合わせることで、タブ(8a、8b)は、伸長されたと
きに、缶蓋(6a、6b、6c)の外周の盛り上がり部
分を乗り越えて外周の外側まで突き出ることが可能にな
る。
【0010】図6の実施例において、タブ(12)に
は、缶蓋(10)上のタブ固定用突起(11)にはまっ
たままで右側方向へすべらせることが出来るよう、タブ
に細長い切れ目を設けてある。タブ(12)をすべらせ
ると、タブ(12)は缶外周の外側へ突き出るから、つ
まんで引き上げる動作がし易い。タブ(12)は、すべ
らせる距離の分だけ長くすることで、てこの原理の点か
ら見ても従来よりも引き上げるのが容易になる。なお、
つまんで引き上げる動作に代え、タブ(12)を指の腹
や側面で上へ押し上げることによっても良い。いずれの
動作によっても、爪の表側を缶蓋でこすってマニキュア
をはがしてしまうこともない。図6の実施例で、タブ
(12)が左右に、つまり図6の上方向又は下方向に首
振りを起こして真っ直ぐにすべらないようなことが起き
れば、タブ(12)は飲み口(13)を有効に圧迫しな
いこととなるので、これを防ぐために、缶蓋(10)
上、タブ(12)の両脇に首振り防止突起(14)を設
けることが望ましい。
は、缶蓋(10)上のタブ固定用突起(11)にはまっ
たままで右側方向へすべらせることが出来るよう、タブ
に細長い切れ目を設けてある。タブ(12)をすべらせ
ると、タブ(12)は缶外周の外側へ突き出るから、つ
まんで引き上げる動作がし易い。タブ(12)は、すべ
らせる距離の分だけ長くすることで、てこの原理の点か
ら見ても従来よりも引き上げるのが容易になる。なお、
つまんで引き上げる動作に代え、タブ(12)を指の腹
や側面で上へ押し上げることによっても良い。いずれの
動作によっても、爪の表側を缶蓋でこすってマニキュア
をはがしてしまうこともない。図6の実施例で、タブ
(12)が左右に、つまり図6の上方向又は下方向に首
振りを起こして真っ直ぐにすべらないようなことが起き
れば、タブ(12)は飲み口(13)を有効に圧迫しな
いこととなるので、これを防ぐために、缶蓋(10)
上、タブ(12)の両脇に首振り防止突起(14)を設
けることが望ましい。
【0011】図7は、図6のタブ(12)を図6の下方
向から、すなわち長辺方向から見たもので、また、図8
は図6の缶蓋(10)のB・B線断面図である。図7
(a)のような中途で屈曲させたタブ(12a)の場
合、図8(a)または図8(b)のような形態の缶蓋
(10a、10b)と組み合わせる。また、図7(b)
のような直線状のタブ(12b)の場合、図8(c)の
ような形態の缶蓋(10c)と組み合わせる。このよう
に組み合わせることで、タブ(12a、12b)は、す
べらされたときに、缶蓋(10a、10b、10c)の
外周の盛り上がり部分を乗り越えて外周の外側まで突き
出ることが可能になる。なお、図7(a)のタブ(12
a)と、図8(a)または図8(b)の缶蓋(10a、
10b)とを組み合わせる方法を選ぶ場合にあっては、
既にタブ(12a)をすべらせる前からタブ(12a)
の一部は缶蓋(10a、10b)の外周の盛り上がり部
分よりも高い位置に突出するため、缶詰の出荷・販売段
階においてタブ(12a)に衝撃が加わる可能性が大き
くなり、缶蓋(10a、10b)をカバーで覆う等の必
要が生じる場合がある。
向から、すなわち長辺方向から見たもので、また、図8
は図6の缶蓋(10)のB・B線断面図である。図7
(a)のような中途で屈曲させたタブ(12a)の場
合、図8(a)または図8(b)のような形態の缶蓋
(10a、10b)と組み合わせる。また、図7(b)
のような直線状のタブ(12b)の場合、図8(c)の
ような形態の缶蓋(10c)と組み合わせる。このよう
に組み合わせることで、タブ(12a、12b)は、す
べらされたときに、缶蓋(10a、10b、10c)の
外周の盛り上がり部分を乗り越えて外周の外側まで突き
出ることが可能になる。なお、図7(a)のタブ(12
a)と、図8(a)または図8(b)の缶蓋(10a、
10b)とを組み合わせる方法を選ぶ場合にあっては、
既にタブ(12a)をすべらせる前からタブ(12a)
の一部は缶蓋(10a、10b)の外周の盛り上がり部
分よりも高い位置に突出するため、缶詰の出荷・販売段
階においてタブ(12a)に衝撃が加わる可能性が大き
くなり、缶蓋(10a、10b)をカバーで覆う等の必
要が生じる場合がある。
【0012】図9の実施例にあっては、タブ(17)
は、缶蓋(15)上のタブ固定用突起(16)を中心軸
として回転する構造としている。タブ固定用突起(1
6)は円形の缶蓋(15)の中心点を外して設けてあ
り、タブ(17)はこれを右回りに90度回転させると
缶外周の外側へ突き出るような長さを持たせてある。缶
外周の外側へ突き出ると、つまんで引き上げる動作がし
易い。なお、つまんで引き上げる動作に代え、タブ(1
7)を指の腹や側面で上へ押し上げることによっても良
い。いずれの動作によっても、爪の表側を缶蓋でこすっ
てマニキュアをはがしてしまうこともない。図9の実施
例で、タブ(17)を回転させる角度が足りなかった
り、逆に回転させ過ぎれば、タブ(17)は飲み口(1
8)を有効に圧迫しないこととなるので、これを防ぐた
め、缶蓋(15)上には、タブ(17)を右に90度回
転させたときの位置に合わせて、その両脇にロック用突
起(19)を設けることが望ましい。
は、缶蓋(15)上のタブ固定用突起(16)を中心軸
として回転する構造としている。タブ固定用突起(1
6)は円形の缶蓋(15)の中心点を外して設けてあ
り、タブ(17)はこれを右回りに90度回転させると
缶外周の外側へ突き出るような長さを持たせてある。缶
外周の外側へ突き出ると、つまんで引き上げる動作がし
易い。なお、つまんで引き上げる動作に代え、タブ(1
7)を指の腹や側面で上へ押し上げることによっても良
い。いずれの動作によっても、爪の表側を缶蓋でこすっ
てマニキュアをはがしてしまうこともない。図9の実施
例で、タブ(17)を回転させる角度が足りなかった
り、逆に回転させ過ぎれば、タブ(17)は飲み口(1
8)を有効に圧迫しないこととなるので、これを防ぐた
め、缶蓋(15)上には、タブ(17)を右に90度回
転させたときの位置に合わせて、その両脇にロック用突
起(19)を設けることが望ましい。
【0013】図10は、図9のタブ(17)を図9の右
方向から、すなわち長辺方向から見たもので、また、図
11は図9の缶蓋(15)のC・C線断面図である。図
10(a)のような中途で屈曲させたタブ(17a)の
場合は、図11(a)のような形態の缶蓋(15a)と
組み合わせるが、図10(b)のような直線状のタブ
(17b)の場合には、図11(b)のような形態の缶
蓋(15b)と組み合わせる。このように組み合わせる
ことで、タブ(17a、17b)は、回転したときに、
缶蓋(15a、15b)の外周の盛り上がり部分を乗り
越えて外周の外側まで突き出ることが可能になる。な
お、図10(a)のタブ(17a)と図11(a)の缶
蓋(15a)とを組み合わせる方法を選ぶ場合、既に回
転前からタブ(17a)の一部は缶蓋(15a)の外周
の盛り上がり部分よりも高い位置に突出するため、缶詰
の出荷・販売段階においてタブ(17a)に衝撃が加わ
る可能性が大きくなり、缶蓋(15a)をカバーで覆う
等の必要が生じる場合がある。
方向から、すなわち長辺方向から見たもので、また、図
11は図9の缶蓋(15)のC・C線断面図である。図
10(a)のような中途で屈曲させたタブ(17a)の
場合は、図11(a)のような形態の缶蓋(15a)と
組み合わせるが、図10(b)のような直線状のタブ
(17b)の場合には、図11(b)のような形態の缶
蓋(15b)と組み合わせる。このように組み合わせる
ことで、タブ(17a、17b)は、回転したときに、
缶蓋(15a、15b)の外周の盛り上がり部分を乗り
越えて外周の外側まで突き出ることが可能になる。な
お、図10(a)のタブ(17a)と図11(a)の缶
蓋(15a)とを組み合わせる方法を選ぶ場合、既に回
転前からタブ(17a)の一部は缶蓋(15a)の外周
の盛り上がり部分よりも高い位置に突出するため、缶詰
の出荷・販売段階においてタブ(17a)に衝撃が加わ
る可能性が大きくなり、缶蓋(15a)をカバーで覆う
等の必要が生じる場合がある。
【0014】図1から図11の実施例のいずれにあって
も、タブの環の部分を引き起こしたり、タブを伸長させ
たり、タブをすべらせたり、或いはタブを回転させたり
するのを助けるべく、タブに、指や爪を引っ掛けるため
の起伏やすべりどめの刻み目などを設けることは望まし
い。
も、タブの環の部分を引き起こしたり、タブを伸長させ
たり、タブをすべらせたり、或いはタブを回転させたり
するのを助けるべく、タブに、指や爪を引っ掛けるため
の起伏やすべりどめの刻み目などを設けることは望まし
い。
【0015】図1から図11の実施例は、楕円形に近い
線に沿って切り込みが施された飲料品の缶詰に関わるも
のであるが、タブで圧迫することで開缶する形式の缶詰
であれば、例えばまぐろのフレークの缶詰に代表される
ように、缶蓋の外周のすぐ内側の円周上に開口部を設け
ているようなものにあっても応用可能である。
線に沿って切り込みが施された飲料品の缶詰に関わるも
のであるが、タブで圧迫することで開缶する形式の缶詰
であれば、例えばまぐろのフレークの缶詰に代表される
ように、缶蓋の外周のすぐ内側の円周上に開口部を設け
ているようなものにあっても応用可能である。
【0016】また、缶蓋上の切り込み部分を、圧迫する
のでなく、タブで引き上げて開缶する形式のものにも応
用可能である。すなわち、図1から図5にあげた例に準
じ、タブに引き起こすことの出来るような環を持たせる
方法や、タブを伸長可能にする方法がそのまま適用出来
るほか、開口部の縁にタブ固定用突起を設けてこれとタ
ブとをつなげているのであれば、タブがタブ固定用突起
にはまったままですべるように図6に準じてタブに細長
い切れ目を設けることや、タブがタブ固定用突起を中心
軸として回転して缶外周の外側へ突き出るように図9に
準じてタブ固定用突起を設けつつタブの長さを調整する
ことで応用が可能である。
のでなく、タブで引き上げて開缶する形式のものにも応
用可能である。すなわち、図1から図5にあげた例に準
じ、タブに引き起こすことの出来るような環を持たせる
方法や、タブを伸長可能にする方法がそのまま適用出来
るほか、開口部の縁にタブ固定用突起を設けてこれとタ
ブとをつなげているのであれば、タブがタブ固定用突起
にはまったままですべるように図6に準じてタブに細長
い切れ目を設けることや、タブがタブ固定用突起を中心
軸として回転して缶外周の外側へ突き出るように図9に
準じてタブ固定用突起を設けつつタブの長さを調整する
ことで応用が可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以下のような効果をもたら
す。
す。
【0018】缶詰を開けるに当たって、タブを適切につ
まんで、効率的に手指の力を伝達してタブを引き上げる
ことが可能となり、高齢者、身体障害者、女性、子供の
場合を含め、缶詰を容易に開缶出来るようになる。
まんで、効率的に手指の力を伝達してタブを引き上げる
ことが可能となり、高齢者、身体障害者、女性、子供の
場合を含め、缶詰を容易に開缶出来るようになる。
【0019】缶詰を開けるに当たって、爪の表側を缶蓋
でこすってマニキュアをはがしてしまう、ということも
防ぐことが出来る。
でこすってマニキュアをはがしてしまう、ということも
防ぐことが出来る。
【図1】本発明のタブを缶蓋に取付けた状態を示す平面
図である。
図である。
【図2】本発明のタブを缶蓋に取付けた状態を示す平面
図である。
図である。
【図3】本発明のタブを缶蓋に取付けた状態を示す平面
図である。
図である。
【図4】本発明のタブの正面図である。
【図5】図3の缶蓋のA・A線断面図である。
【図6】本発明のタブを缶蓋に取付けた状態を示す平面
図である。
図である。
【図7】本発明のタブの正面図である。
【図8】図6の缶蓋のB・B線断面図である。
【図9】本発明のタブを缶蓋に取付けた状態を示す平面
図である。
図である。
【図10】本発明のタブの側面図である。
【図11】図9の缶蓋のC・C線断面図である。
1、6、6a、6b、6c、10、10a、10b、1
0c、15、15a、15b 缶蓋 2、7、7a、7b、7c、11、11a、11b、1
1c、16、16a、16b タブ固定用突起 3、5、8、8a、8b、12、12a、12b、1
7、17a、17b タブ 4、9、13、18 飲み口 14 首振り防止突起 19 ロック用突起
0c、15、15a、15b 缶蓋 2、7、7a、7b、7c、11、11a、11b、1
1c、16、16a、16b タブ固定用突起 3、5、8、8a、8b、12、12a、12b、1
7、17a、17b タブ 4、9、13、18 飲み口 14 首振り防止突起 19 ロック用突起
Claims (4)
- 【請求項1】 引き起こすことの出来る環を持つ構造に
よって、缶詰を開ける際に引き起こして容易につまむこ
とが出来るようにした、缶詰用のタブ。 - 【請求項2】 伸長する構造を持つことによって、缶詰
を開ける際に缶外周の外側へ突き出させて容易につまむ
ことが出来るようにした、缶詰用のタブ。 - 【請求項3】 缶蓋上のタブ固定用突起にはまったまま
ですべる構造を持つことによって、缶詰を開ける際に缶
外周の外側へ突き出させて容易につまむことが出来るよ
うにした、缶詰用のタブ。 - 【請求項4】 缶蓋上のタブ固定用突起を中心軸として
回転する構造を持つことによって、缶詰を開ける際に缶
外周の外側へ突き出させて容易につまむことが出来るよ
うにした、缶詰用のタブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13737896A JPH09290827A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 容易につまむことの出来る、缶詰用のタブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13737896A JPH09290827A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 容易につまむことの出来る、缶詰用のタブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09290827A true JPH09290827A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=15197295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13737896A Pending JPH09290827A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 容易につまむことの出来る、缶詰用のタブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09290827A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100353750B1 (ko) * | 2000-10-13 | 2002-09-27 | 인형우 | 2단으로 형성된 탭이 부착된 캔뚜껑 |
US7665623B2 (en) * | 2000-11-10 | 2010-02-23 | Impress Group B.V. | Container tab having flexible operating portion |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP13737896A patent/JPH09290827A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100353750B1 (ko) * | 2000-10-13 | 2002-09-27 | 인형우 | 2단으로 형성된 탭이 부착된 캔뚜껑 |
US7665623B2 (en) * | 2000-11-10 | 2010-02-23 | Impress Group B.V. | Container tab having flexible operating portion |
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