JPH09290616A - 自動車及び自動二輪車用全輪制御油圧スタビライザー - Google Patents

自動車及び自動二輪車用全輪制御油圧スタビライザー

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JPH09290616A
JPH09290616A JP14214296A JP14214296A JPH09290616A JP H09290616 A JPH09290616 A JP H09290616A JP 14214296 A JP14214296 A JP 14214296A JP 14214296 A JP14214296 A JP 14214296A JP H09290616 A JPH09290616 A JP H09290616A
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JP
Japan
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main
pair
cylinder
sub
rod
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Application number
JP14214296A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Tamura
精一郎 田村
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Individual
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/40Constructional features of dampers and/or springs
    • B60G2206/42Springs
    • B60G2206/422Accumulators for hydropneumatic springs

Landscapes

  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】車両が直進定速時、つまり無加速時にはその剛
性を発揮しないことによって、乗り心地を悪化せず、ロ
ール現象が起ころうとする時、つまり相対的加速度が生
じた時にのみ剛性を発揮し、しかもその対ロール剛性に
減衰機能を持った全輪制御油圧スタビライザーの提供を
目的とする。 【構成】車両の於ける車体側に保持された油圧メインシ
リンダーMC1、MC2の内部を摺動する各ピストンに
連結されたロッドa,bは各車軸側に連結され、ピスト
ンによって区画された油室R1とR4がメインパイプM
P1によって、同様にR2とR3がメインパイプMP2
によって連通し、この2系統のメインパイプは加速度や
ステアリング、ブレーキ等の車両情報センサー類Sで制
御される制御弁Vを有した連結管Lで連通し、またメイ
ンパイプMP1、MC2は各々調節式弾性減衰機能を持
ったサブシリンダーSC1,SC2と連通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】自動車や自動二輪車の走行時の車
両姿勢制御を行う全輪油圧スタビラーザーに関する。
【従来の技術】
【0002】これまで、車両に加速度が生じた時に起こ
るロール現象、つまり速度を上げる時の尻下がり、ブレ
ーキング時の前のめり、二輪車を除いては更に、旋回時
の左右への傾き、これらを抑制するためには、その懸架
装置のバネや減衰機、金属スタビライザーを強固に設定
する必要があったが、これは非加速時の路面の凹凸の吸
収性を悪化し 居住性を損なうと言う問題があった。
【0003】しかも金属スタビライザーは金属故に強固
にすると、重量がかさんでしまうと言う問題も発生し
た。
【0004】また油圧等により能動的かつ強制的にロー
ルを抑制する機構もあるが、装置が大掛かりかつ高コス
トとなるばかりか、その油圧を発生する装置による動力
損失を避けられないと言う問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車体のロールを防ぐた
めに、上記の様な、金属スタビライザーの剛性を上げた
り、懸架装置のバネ定数を上げたり、また大掛かりで高
価で動力を要する油圧力装置を使う事なく、自動車に於
いては加減速及び旋回時、自動二輪車に於いては加減速
時にのみ作動し、その他の直進定速時には作動せず、居
住性を損なわないスタビライザー装置の提供を目的とす
る。
【0004】
【問題を解決するための手段】この発明は、車体が加速
力を受けた時に車体の慣性力で荷重を受け、片側の懸架
装置が沈み込み、相対的に荷重が抜けた反対側の懸架装
置が浮き上がるロール現象を、ロッド付複動油圧シリン
ダーにより双方の懸架装置の動きを連動させ、荷重の抜
けた側の懸架装置も沈め、結果、車両全体を沈める事に
よって車両が傾くのを抑制し、なおかつ重心を下げる事
による運動性の向上が図れるため、ロールを防ぐために
懸架装置のバネや減衰機を硬く設定する必要がなくな
り、居住性の向上が計れる事を特徴とする。
【0005】
【作用】車両が直進定速時、つまり無加速時には、メイ
ンシリンダー内のピストン及び車軸に接続されたロッド
は 連結パイプの制御弁が開いている状態となり、対の
メインシリンダーからの油圧が規制されないため、制限
を受ける事なく個々に作動できる。
【0006】センサー類が車両の一定以上のロール現象
を発生させるであろう加速を感知すると連結パイプの制
御弁を閉鎖する。
【0007】その結果、対のメインシリンダーは内部の
ピストンで区画された各々の油室が、交差状に配した2
系統のメインパイプのみで連通され、一方の 車軸に連
動するロッドと連結されたピストンの動きに併せて、他
方のピストン及びロッドも同じ向きの動きを油圧により
強制される。
【0008】これにより、対のメインシリンダーのロッ
ドに連結された車軸はその懸架装置の作動行程を同調す
る事になり、この時、車両の加速から発生した慣性力に
よる縦荷重に対する反発力は、それを直に受ける懸架装
置のバネの反力に加えて、油圧を介した反対側の懸架装
置のバネ反力の和となり、この二つのバネが荷重を受
け、たわむ事で車両全体が無加速時よりロールせずにそ
の重心を下げる事になる。
【0009】この状態で車軸が別々の高周波振動を受け
たとき、例えば各車輪が別々の路面の細かい凹凸を拾っ
た時などは、懸架装置が追従しきれなくなるので、メイ
ンパイプの途中に連通したサブシリンダーのガス室が容
積を弾力的に変化させることにより、その分、僅かなロ
ールは許すものの、高周波振動は吸収され、このときサ
ブパイプの途中の調整式制限弁が減衰力を発揮し、その
僅かなロールも揺り返しを抑えた穏やかなものになる。
【0010】
【実施例】以下、図示したところに基づいてこの発明を
詳細に説明する。
【0011】図1に示すように、この装置は、2つのロ
ッド付複動油圧メインシリンダーMC1とMC2、その
内部を摺動し区画するピストンAとB、そのピストンに
より区画される油室R1とR2及びR3とR4、その油
室R1とR4を連通するメインパイプMP1、同様にR
2とR3を連通するメインパイプMP2、そのメインパ
イプを連通する連結パイプをL、Lの流量を制御する制
御バルブV、 Vの開閉を制御するための加速センサー
等、車両走行状況を感知するセンサー類をSとして メ
インパイプMP1、MP2には各々、往路、復路専用の
ワンウェイバルブWVと流量を任意に制限する調整式制
限バルブLVを有するサブパイプSP1、SP2を通し
て、サブシリンダーSC1、 SC2が連通され、SC
1、SC2にはピストンC、Dによりその圧力を任意に
設定出来るガス室G1、 G2とSP1、SP2と各々
連通する油室R6、R7を有する。
【0012】図示はされないが、保持具F1、F2は車
体側に、メインシリンダーのロッドa、bの先の保持具
T1、T2はスイングアーム等の車軸側に保持される。
【0013】ロッドa’及びb’はメインシリンダー内
にロッドa、bが出入りする時に作動油回路全体の容積
が変化しないために装備される。
【0014】センサー類Sが無加速状態を感知している
場合は、制御弁Vは開いており、MP1、MP2はLを
通じて連通し、T1、T2からの作用をA、Bが受け、
MC1、MC2内を摺動して、R1〜4が容積を変化し
ても、ピストンA、Bは油圧による制限は受けないた
め、ロッドa、bに連結した車軸は、各々自由に変位出
来る。
【0015】次にセンサー類Sが一定以上の加速を感知
すると、制御弁Vが閉鎖され、例えば保持具T1がロッ
ドaに対して圧縮する作用を受けたとき、ピストンA
は、油室R1を圧縮し、上昇したR1内の油圧は、MP
1を通して、MC2のR4の油圧を上昇しR4は拡張す
る。
【0016】ここで、MP1の油圧はサブパイプSP1
を通して、油室R6を拡張させピストンCによってガス
室G1は圧縮される。
【0017】この結果、R4の拡張はR1の圧縮量に比
べR6の拡張分少なくなり、同様にR2とR3の容積の
差分ガス室G2は拡張するが、これらの差を差し引い
て、MC2のピストンBはロッドbを通して保持具T2
を引き上げる。
【0019】つまりこのガス圧の反力がこの装置に於け
る、スタビライザーとしての剛性を示し、ガス室G1、
G2の圧力の設定により、対ロール剛性を設定できる。
【0020】また、この弾性のあるガス反力によって、
T1とT2が路面から各々、別々の高周波振動を受けて
も、互いに過敏に干渉し合わず、更に往路 復路専用の
ワンウェイバルブWLと調整式制限弁LVにより、この
ガススプリングに伸び側、縮み側に各々に適切な減衰を
与え、不要な揺り返しを抑制し、乗り心地を悪化を防
ぐ。
【0021】これらによって、ロールを防ぐために懸架
装置のバネや減衰機を硬くする必要がないため、乗り心
地を重視したバネや減衰機の設定が出來ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】はこの発明の一実施例に係る全輪制御油圧スタ
ビライザー装置の一対を示す概略図である。
【符号の説明】
MC1,MC2・・・ロッド付複動油圧メインシリンダ
ー SC1,SC2・・・サブシリンダー A,B,C,D・・・ピストン a−a’,b−b’・ロッド F1,F2・・・・・車体側シリンダー保持具 T1,T2・・・・・車軸側ロッド保持具 R1,R2・・・・・メインシリンダー油室 R3,R4・・・・・メインシリンダー油室 R6,R7・・・・・サブシリンダー油室 G1,G2・・・・・サブシリンダーガス室 MP1,MP2・・・メインパイプ SP1,SP2・・・サブパイプ L・・・・・・・・・連結パイプ WV・・・・・・・・ワンウェイバルブ LV・・・・・・・・調整式制限弁 V・・・・・・・・・制御弁 S・・・・・・・・・センサー類

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車及び自動二輪車等車両の車体側にロ
    ッド付複動油圧メインシリンダー、また車軸側にそのメ
    インシリンダー内を2つに区画し摺動するピストンに連
    結するロッドを各車軸側に連結し、自動車に於ては前輪
    左右に一対、後輪左右に一対 右輪前後に一対、左輪前
    後にに一対、の様に計8個で4対、また自動二輪車は前
    後輪に一対で計2個装備し、これら一対毎にメインシリ
    ンダー内を摺動するピストン部で区画された2つの油室
    のうち、車軸からのロッド圧縮時に圧縮される油室と、
    対の反対側メインシリンダーの車軸からのロッド圧縮時
    に拡張される油室側とを各々メインパイプで連通し、ま
    たその各メインパイプには、往路、復路を各々専用とし
    各々流量調整式制限弁を有したサブパイプでサブシリン
    ダーが連通され、そのサブシリンダー内はサブパイプと
    連通する油室と、摺動するピストン部で区画された圧を
    任意に設定出来る密閉されたガス室で構成され、さら
    に、先のメインシリンダーから出た2系統のメインパイ
    プを連通する連結パイプに流路を開閉する制御弁を設
    け、その弁には加速センサーやブレーキセンサー、アク
    セルセンサー等の車両情報を検知するセンサー類により
    流量を制御する駆動部を有する事を特徴とする。
JP14214296A 1996-04-26 1996-04-26 自動車及び自動二輪車用全輪制御油圧スタビライザー Pending JPH09290616A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030003534A (ko) * 2001-07-03 2003-01-10 현대자동차주식회사 차량의 스태빌라이저 장치
JP2006281981A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The 懸架装置
JP2006281982A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The 懸架装置
WO2016091491A1 (de) * 2014-12-09 2016-06-16 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Dämpferanordnung für ein einspurfahrzeug

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030003534A (ko) * 2001-07-03 2003-01-10 현대자동차주식회사 차량의 스태빌라이저 장치
JP2006281981A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The 懸架装置
JP2006281982A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The 懸架装置
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