JPH09290301A - 長尺ワークの旋削方法 - Google Patents
長尺ワークの旋削方法Info
- Publication number
- JPH09290301A JPH09290301A JP10684196A JP10684196A JPH09290301A JP H09290301 A JPH09290301 A JP H09290301A JP 10684196 A JP10684196 A JP 10684196A JP 10684196 A JP10684196 A JP 10684196A JP H09290301 A JPH09290301 A JP H09290301A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workpiece
- work
- support
- machining
- tensile force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ワークのゆがみや撓みを減少させ、加工中のび
びりを防止し、加工精度および加工能率を向上させるこ
とができる旋削方法を提供する。 【解決手段】長尺のワークを両端で支持し前記ワークを
回転させバイトで外径を旋削する機械工作法において、
両端の支持装置が前記ワークを引張ることのできる機構
を備え、常に前記ワークに引張力を与え続けながら旋削
を行うことを特徴とする長尺ワークの旋削方法。
びりを防止し、加工精度および加工能率を向上させるこ
とができる旋削方法を提供する。 【解決手段】長尺のワークを両端で支持し前記ワークを
回転させバイトで外径を旋削する機械工作法において、
両端の支持装置が前記ワークを引張ることのできる機構
を備え、常に前記ワークに引張力を与え続けながら旋削
を行うことを特徴とする長尺ワークの旋削方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は長尺ワーク旋削方法
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、長尺ワークの旋削加工は心押し台
を備えた旋盤においてワークの一端を主軸台に取り付け
たチャック把持あるいはセンタで支持し、もう一端を心
押し台の心押し軸センタでワークの長手方向に押すこと
によりワークを支持し主軸台の駆動によりワークに回転
運動を与えバイトにて外径切削を行っている。
を備えた旋盤においてワークの一端を主軸台に取り付け
たチャック把持あるいはセンタで支持し、もう一端を心
押し台の心押し軸センタでワークの長手方向に押すこと
によりワークを支持し主軸台の駆動によりワークに回転
運動を与えバイトにて外径切削を行っている。
【０００３】しかし、加工時に発生する切削熱によりワ
ークが熱膨張するため前述の通り主軸台と心押し台でワ
ークを拘束した場合、ワークに座屈応力が働き加工ゆが
みを発生させてしまう。このため、ワークの温度が上昇
した場合、加工を中断し心押し軸を移動させ一旦ワーク
の拘束を解き座屈応力を解放する作業が必要であった。
またセンタで心押しながらの加工は、ワークの自重によ
る撓みと切削力によるワークの逃げ（びびり）を増加さ
せる要因もあるため、被加工物・加工状況に応じた心押
し力の調整やワークレストによるワーク支持補助が必要
である（公知例、特開平2−139101 号公報）。
ークが熱膨張するため前述の通り主軸台と心押し台でワ
ークを拘束した場合、ワークに座屈応力が働き加工ゆが
みを発生させてしまう。このため、ワークの温度が上昇
した場合、加工を中断し心押し軸を移動させ一旦ワーク
の拘束を解き座屈応力を解放する作業が必要であった。
またセンタで心押しながらの加工は、ワークの自重によ
る撓みと切削力によるワークの逃げ（びびり）を増加さ
せる要因もあるため、被加工物・加工状況に応じた心押
し力の調整やワークレストによるワーク支持補助が必要
である（公知例、特開平2−139101 号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、長
尺ワークの旋削加工でワークの熱膨張対策及び自重によ
る撓みの抑制の点について考慮がされておらず作業に熟
練を要し高精度・高能率加工の妨げとなっていた。
尺ワークの旋削加工でワークの熱膨張対策及び自重によ
る撓みの抑制の点について考慮がされておらず作業に熟
練を要し高精度・高能率加工の妨げとなっていた。
【０００５】また、長尺ワーク加工は切削力によるワー
クの逃げ（びびり）の発生を防ぐためのワークレスト使
用は、加工を中断させ作業性を低下させていた。
クの逃げ（びびり）の発生を防ぐためのワークレスト使
用は、加工を中断させ作業性を低下させていた。
【０００６】本発明の目的は、ワークのゆがみや撓みを
減少させ、加工中のびびりを防止し、加工精度および加
工能率を向上させることができる旋削方法を提供するこ
とにある。
減少させ、加工中のびびりを防止し、加工精度および加
工能率を向上させることができる旋削方法を提供するこ
とにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の長尺ワーク加工方法では、加工中もワーク
に長手方向へ引張力を与え続け旋削を行うことにした。
め、本発明の長尺ワーク加工方法では、加工中もワーク
に長手方向へ引張力を与え続け旋削を行うことにした。
【０００８】また本発明の長尺ワーク加工方法を実現す
るため、本発明の長尺ワーク加工装置は、ベッド上を長
手方向に移動可能な支持軸内にワークと結合支持でき回
転可能なセンタ（以後支持センタと呼ぶ）に対しワーク
の長手方向へ引張り力を与える油圧シリンダ又はばねを
備えたテールストックと、ワークと結合把持できワーク
に回転運動を与えることのできる把持装置を備えた主軸
台によりワークを引張り支持する構造とした。
るため、本発明の長尺ワーク加工装置は、ベッド上を長
手方向に移動可能な支持軸内にワークと結合支持でき回
転可能なセンタ（以後支持センタと呼ぶ）に対しワーク
の長手方向へ引張り力を与える油圧シリンダ又はばねを
備えたテールストックと、ワークと結合把持できワーク
に回転運動を与えることのできる把持装置を備えた主軸
台によりワークを引張り支持する構造とした。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を以下に説明す
る。
る。
【００１０】図１に本発明の長尺ワーク加工装置の装置
構成を示す。
構成を示す。
【００１１】本発明の長尺ワーク加工装置は、ベッド１
上に主軸台２およびテールストック３を備える。テール
ストック３は支持軸５を備えベッド１上をワークの長手
方向に移動できる。
上に主軸台２およびテールストック３を備える。テール
ストック３は支持軸５を備えベッド１上をワークの長手
方向に移動できる。
【００１２】図２に本発明のワーク支持機構の断面図を
示す。
示す。
【００１３】今回、ワーク結合部に単数のねじを用いた
場合について説明するが、必ずしもねじの数量に限定さ
れるものではない。また、プーリによって支持した場合
も含む。
場合について説明するが、必ずしもねじの数量に限定さ
れるものではない。また、プーリによって支持した場合
も含む。
【００１４】支持センタ６は回転可能でワークと結合支
持できるようねじ７（以後支持ねじと呼ぶ）を備える。
ワークの支持は、支持ねじ７に対応する雌ねじをワーク
端部に設け、支持センタ６と結合し行う。支持ねじ７は
加工回転方向に対して締まる方向に加工しワーク加工中
における支持のゆるみを防止する。
持できるようねじ７（以後支持ねじと呼ぶ）を備える。
ワークの支持は、支持ねじ７に対応する雌ねじをワーク
端部に設け、支持センタ６と結合し行う。支持ねじ７は
加工回転方向に対して締まる方向に加工しワーク加工中
における支持のゆるみを防止する。
【００１５】支持センタ５のワーク長手方向への引張り
量は油圧シリンダ９で制御され、加工中もワークに引張
り力を与え続ける。本発明の引張り機構は油圧シリンダ
に限定されるものではなく、ばねを用いてもよい。
量は油圧シリンダ９で制御され、加工中もワークに引張
り力を与え続ける。本発明の引張り機構は油圧シリンダ
に限定されるものではなく、ばねを用いてもよい。
【００１６】支持ねじ７にストッパ８を設け引張り力に
より支持ねじ７が支持センタ６から外れることを防止す
る。
より支持ねじ７が支持センタ６から外れることを防止す
る。
【００１７】図３に本発明ワーク把持機構の断面図を示
す。
す。
【００１８】主軸台２は主軸１１を備え、把持装置１２
でワークをチャッキング，加工軸を中心に回転駆動を行
う。
でワークをチャッキング，加工軸を中心に回転駆動を行
う。
【００１９】把持装置１２は中心部にワークと結合でき
るようねじ１３（以後止めねじと呼ぶ）を備える。止め
ねじ１３は、加工回転方向に対して締まる方向に加工す
る。ワーク端部に止めねじに対応する雌ねじを加工しワ
ークと結合し、把持外れを防ぐようになっている。支持
ねじ７と止めねじ１３は加工軸を中心に回転する。
るようねじ１３（以後止めねじと呼ぶ）を備える。止め
ねじ１３は、加工回転方向に対して締まる方向に加工す
る。ワーク端部に止めねじに対応する雌ねじを加工しワ
ークと結合し、把持外れを防ぐようになっている。支持
ねじ７と止めねじ１３は加工軸を中心に回転する。
【００２０】
【発明の効果】本発明では、ワークを引張り力で支持し
ているので加工時の熱膨張による座屈応力が発生せず加
工の際のゆがみが低減される。
ているので加工時の熱膨張による座屈応力が発生せず加
工の際のゆがみが低減される。
【００２１】引張り力でワークを支持しているためワー
クに座屈応力が加わることがなくワークの自重によるた
わみを増長させることがない。このため、ワークレスト
の使用頻度が減少する。
クに座屈応力が加わることがなくワークの自重によるた
わみを増長させることがない。このため、ワークレスト
の使用頻度が減少する。
【００２２】また、加工物に引張り力を与えるとびびり
が低減されることはすでに知られている。本発明では、
回転加工中でも引張り力がワークに作用するようにし、
加工中におけるびびりを低減することができる。
が低減されることはすでに知られている。本発明では、
回転加工中でも引張り力がワークに作用するようにし、
加工中におけるびびりを低減することができる。
【００２３】以上のことから、ワークを引張り力で支持
することにより、長尺ワーク加工における加工精度およ
び加工効率の向上が図れる。
することにより、長尺ワーク加工における加工精度およ
び加工効率の向上が図れる。
【図１】本発明の装置構成を示す側面図。
【図２】本発明装置の支持機構の一実施例を示す断面
図。
図。
【図３】本発明装置の把持機構の一実施例を示す断面
図。
図。
１…ベッド、２…主軸台、３…テールストック、４…刃
物台、５…支持軸。
物台、５…支持軸。
Claims (1)
- 【請求項１】長尺のワークを両端で支持し前記ワークを
回転させバイトで外径を旋削する機械工作法において、
両端の支持装置が前記ワークを引張ることのできる機構
を備え、常に前記ワークに引張力を与え続けながら旋削
を行うことを特徴とする長尺ワークの旋削方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10684196A JPH09290301A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 長尺ワークの旋削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10684196A JPH09290301A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 長尺ワークの旋削方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09290301A true JPH09290301A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14443914
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10684196A Pending JPH09290301A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 長尺ワークの旋削方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09290301A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009013012A1 (en) * | 2007-07-25 | 2009-01-29 | Schuster Präzision Werkzeug- Und Maschinenbau Gmbh | Tool for machining a work piece and method for machining a work piece |
| CN104889507A (zh) * | 2015-07-04 | 2015-09-09 | 云南冶金昆明重工有限公司 | 一种长丝杠车加工方法 |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP10684196A patent/JPH09290301A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009013012A1 (en) * | 2007-07-25 | 2009-01-29 | Schuster Präzision Werkzeug- Und Maschinenbau Gmbh | Tool for machining a work piece and method for machining a work piece |
| JP2010534142A (ja) * | 2007-07-25 | 2010-11-04 | シュースター マシーネンバオ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 被加工物を機械加工するための工作機械および被加工物を機械加工するための方法 |
| US8647033B2 (en) | 2007-07-25 | 2014-02-11 | Gleanson-Pfauter Maschinenfabrik GmbH | Tool for machining a work piece and method for machining a work piece |
| CN104889507A (zh) * | 2015-07-04 | 2015-09-09 | 云南冶金昆明重工有限公司 | 一种长丝杠车加工方法 |
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