JPH09290243A - 有機廃棄物処理装置 - Google Patents

有機廃棄物処理装置

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JPH09290243A
JPH09290243A JP8109672A JP10967296A JPH09290243A JP H09290243 A JPH09290243 A JP H09290243A JP 8109672 A JP8109672 A JP 8109672A JP 10967296 A JP10967296 A JP 10967296A JP H09290243 A JPH09290243 A JP H09290243A
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organic waste
rotating shaft
stirring
storage tank
discharge port
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JP8109672A
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Akira Ito
璋 伊東
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塊状の有機廃棄物を良好に粉砕して処理する
ことができると共に、収容槽の一部に設けた排出口から
処理後の廃棄物を良好に排出することができる有機廃棄
物処理装置を提供する。 【解決手段】 この有機物処理装置は、撹拌機構20の
回転軸21に正転・逆転駆動用のモータ24が連係さ
れ、収容槽1の曲面底部の一部に開閉扉付きの排出口3
が形成され、排出口3に対向した位置には排出用撹拌羽
根22bがロッドを介して回転軸21に放射状に且つ回
転軸と平行に取付けられる。排出用撹拌羽根22bの両
隣りには搬送用撹拌羽根22aがロッドを介して回転軸
に放射状に且つ回転軸21に対し所定の角度だけ傾斜し
て取付けられる。回転軸21の一方向の回転時、搬送用
撹拌羽根22aにより収容槽内の有機廃棄物を排出口方
向に送り、排出用撹拌羽根22bにより有機廃棄物を排
出口3から排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生ごみ等の有機廃棄物
を発酵・乾燥処理する有機廃棄物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給食センター、仕出し業、レストラン等
から出される大量の残飯、残菜等の生ゴミを処理する場
合、それらを集めて発酵微生物と共に発酵槽に入れ、槽
内を加熱し撹拌しながら、微生物の発酵作用により生ゴ
ミを発酵・乾燥させて処理する有機廃棄物処理装置が普
及しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の有機廃棄物処
理装置において、半円筒状の底部を有した横置き形の収
容槽を使用し、収容槽内を加熱する加熱器を設けると共
に、収容槽の底部の略軸中心位置に、回転軸を水平に支
持し、その回転軸に複数の撹拌部材を放射状に取付けて
なる撹拌機構を設けた有機廃棄物処理装置が、特開平5
−254973号公報等で知られている。
【0004】この種の横置き形の収容槽を有する有機廃
棄物処理装置では、収容槽内の有機廃棄物を撹拌する撹
拌機構として、回転軸の周囲に放射状に簡単な形状の撹
拌羽根をロッドを介して取付けた構造のものが使用され
ているため、撹拌はできるものの、塊状の有機廃棄物を
粉砕しにくく、塊が残留しやすい問題があった。また、
この種の撹拌機構は有機廃棄物を良好に搬送することが
できないため、横置き形の収容槽の底部の一部に設けた
排出口から、処理後の廃棄物を効率良く排出することが
できにくい問題があった。
【0005】このため、従来では、収容槽内で有機廃棄
物の送りを容易に行なうために、回転軸の周囲にリボン
スクリューを取付けた撹拌機構を設け、リボンスクリュ
ーの回転により、処理後の有機廃棄物を排出口の方向に
送る装置が提案されている(特開平8−57453号公
報)。
【0006】しかし、このリボンスクリューを使用した
撹拌機構では、有機廃棄物の搬送は効率良くできるもの
の、塊状の有機廃棄物を良好に粉砕することができず、
処理後の廃棄物に塊が残留しやすいという問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、塊状の有機廃棄物を良好に粉砕して処理
することができると共に、収容槽の一部に設けた排出口
から処理後の廃棄物を良好に排出することができる有機
廃棄物処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このために、本発明の有
機廃棄物処理装置は、半円筒状の底部を有し有機廃棄物
を収容する収容槽と、収容槽内を加熱する加熱器と、収
容槽の底部の略軸中心位置に水平に支持された回転軸に
複数の撹拌部材を取付けてなる撹拌機構と、を備えた有
機廃棄物処理装置において、撹拌機構の回転軸に正転・
逆転駆動用のモータが連係され、収容槽の曲面底部の一
部に開閉扉付きの排出口が形成され、排出口に対向した
位置の回転軸の周囲に排出用撹拌羽根がロッドを介して
放射状に且つ回転軸と平行に取付けられ、排出用撹拌羽
根の両隣りに搬送用撹拌羽根がロッドを介して放射状に
且つ回転軸に対し所定の角度だけ傾斜して取付けられ、
回転軸の一方向の回転時、搬送用撹拌羽根により収容槽
内の有機廃棄物を排出口方向に送り、排出用撹拌羽根に
より有機廃棄物を排出口から排出する構造とする。
【0009】また、請求項2の装置では、撹拌機構の回
転軸に正転・逆転駆動用のモータが連係され、収容槽の
底部の平坦側面部に開閉扉付きの排出口が形成され、回
転軸の周囲に複数の搬送用撹拌羽根がロッドを介して放
射状に且つ回転軸に対し所定の角度だけ傾斜して取付け
られ、排出口に対向した回転軸の端部寄りには搬送用撹
拌羽根より大形の排出用撹拌羽根がロッドを介して放射
状に且つ回転軸に対し所定の角度だけ傾斜して取付けら
れ、回転軸の一方向の回転時、搬送用撹拌羽根により収
容槽内の有機廃棄物を排出口方向に送り、排出用撹拌羽
根により該有機廃棄物を排出口から排出する構造とす
る。
【0010】
【作用・効果】このような構造の有機廃棄物処理装置で
は、収容槽内に生ゴミ等の有機廃棄物と共に、例えば、
適量のオガコ等の水分調整材と発酵微生物(有機廃棄物
の体積を略ゼロにする発酵・分解型の微生物)を投入す
る。そして、加熱器、ブロワ、撹拌機構を動作させ、熱
風通路と収容槽内に熱風を循環させて、収容槽内を予め
設定した発酵温度に加温し、槽内の有機廃棄物等を撹拌
しながら、発酵微生物による有機廃棄物の発酵を行い、
さらに、乾燥を行う。
【0011】撹拌機構の回転軸は、モータ駆動により一
定時間毎に正転と逆転を繰り返し、その回転に伴なう複
数の搬送用撹拌羽根と排出用撹拌羽根の撹拌作用によっ
て、塊状の有機廃棄物が良好に粉砕され、槽内の有機廃
棄物は発酵及び乾燥処理されていく。
【0012】そして、発酵及び乾燥運転が終了すると、
撹拌機構の回転軸を一方向(排出側)に連続回転させ、
排出口の開閉扉を開く。この撹拌機構の回転に伴なう複
数の搬送用撹拌羽根の作用により、槽内の廃棄物は排出
用撹拌羽根付近に送られ、そこに位置する排出用撹拌羽
根がその廃棄物を排出口から槽外に排出するように動作
する。したがって、搬送用撹拌羽根と排出用撹拌羽根の
作用によって収容槽内の有機廃棄物を排出口から効率良
く排出することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1は有機廃棄物処理装置の正面図を、図
2、図3はその断面図を示している。有機廃棄物Aを入
れる収容槽1は横置き形に形成され、矩形箱形に形成さ
れた本体部の下側に半円筒状の底部が設けられ、その底
面は円筒の半周面形状となっている。収容槽1の上部に
投入ハッチ2が設けられ、底部の正面略中央に開閉扉付
きの排出口3が形成される。さらに、収容槽1の背面側
壁5および底壁4に沿って、温風が通過可能な加熱ダク
ト部6が設けられている。
【0015】加熱ダクト部6は、背面側壁5上部に設け
られた連通口9により収容槽1内上部と連通されてお
り、底部には蛇行用仕切板8が配設されて、底壁4に蛇
行して沿う温風蛇行通路7が形成される。そして、その
通路の一端には、循環ダクト15を接続するための接続
口10が設けられている。
【0016】収容槽1および加熱ダクト部6の周囲は、
断熱材を入れた断熱壁によって包囲され、収容槽1内の
上部には、その右側から加熱器12が挿入されるように
配設されている。
【0017】加熱器12の加熱源としては燃焼バーナが
使用される。さらに、図2、図3に示すように、遠赤外
線放射多孔板13が加熱部を包囲するように設けられて
いる。この遠赤外線放射多孔板13は金属多孔板の表面
に、加熱時に遠赤外線を放射するセラミック等をコーテ
ィングして形成されている。
【0018】加熱ダクト部6の接続口10には、循環ダ
クト15の一端が連通接続され、循環ダクト15の他端
はブロワ16の吸気側に接続されている。ブロワ16の
吐出側は、収容槽1内の上部に開口した吹出し口17に
接続されている。
【0019】循環ダクト15には、ブロワ16の吸気側
に外気を供給するとともに、その給気量を調整可能な調
整蓋18aを備えた給気口18が配設される。
【0020】したがって、ブロワ16の運転により、加
熱ダクト部6を介して収容槽1の上部、つまり加熱器1
2によって加熱された熱気が吸引され、加熱ダクト部6
を通った温風が循環ダクト15を通り、さらに給気口1
8より適量の外気が供給されて、外気と混合された温風
は、再び吹出し口17より収容槽1内に送風される。収
容槽1上部の左側に、自然排気を行う排気ダクト25が
設けられ、内部で発生した蒸気や余分な空気が適度に排
気される。
【0021】さらに、収容槽1の内部には、有機廃棄物
Aの撹拌機構20が配設される。この撹拌機構20は、
回転軸21を収容槽1内下部の軸中心位置に水平に支持
させ、回転軸21の周囲に、複数の搬送用撹拌羽根22
aと1本の排出用撹拌羽根22bが、ロッド22cを介
して放射状に、且つ軸方向に所定の間隔をおいて取付け
られる。
【0022】排出用撹拌羽根22bは、搬送用撹拌羽根
22aより少し大形の矩形の平板状に形成され、排出口
3に対向した中央位置に配置され、回転軸21に対しそ
の軸と平行にロッド22cを介して取付けられる。排出
用撹拌羽根22bの両隣りには、搬送用撹拌羽根22a
がロッド22cを介して回転軸21の周囲に直角に取付
けられる。この搬送用撹拌羽根22aは、一方向の回転
時に槽内の廃棄物を中央の排出口3付近に送るように、
回転軸21に対し所定の角度だけ傾斜して取付けられ
る。つまり、図2において、矢印Y方向への回転時、左
側の搬送用撹拌羽根22aは廃棄物を右側に送るように
傾斜し、右側の搬送用撹拌羽根22aは廃棄物を左側に
送るように傾斜している。また、各搬送用撹拌羽根22
aと排出用撹拌羽根22bは回転軸の軸方向から見て1
20°づつずれた角度につまり放射状に配設される。
【0023】回転軸21は、その端部に固定したスプロ
ケット23がチェーンを介してモータ24に連係され、
このモータ24により回転・駆動される。モータ24は
タイマーを備えた制御装置により一定時間毎に正転・逆
転を繰り返すように駆動・制御される。
【0024】なお、搬送用撹拌羽根22aは1対のみが
図示されるが、排出用撹拌羽根22bの両側に所定の間
隔で複数対設けることもでき、大形の搬送用撹拌羽根を
1対設けるより、小形の搬送用撹拌羽根を複数対設ける
ほうが、塊状の廃棄物を粉砕する効果は大きい。
【0025】また、収容槽1内の上部に、その上部空間
における排気口側と加熱部側を縦に仕切るように仕切板
27が取付けられている。この仕切板27は、排気ダク
ト25の開口部と加熱器12および吹出し口17との間
に設けられており、その下端の高さ位置は、投入される
適量の有機廃棄物Aの上面よりも、やや上方になるよう
に設定される。
【0026】次に、上記構成の有機廃棄物処理装置の動
作を説明する。
【0027】レストラン、仕出し業等から出される有機
廃棄物(生ゴミ)は、毎日略一定時刻に、処理装置の収
容槽1内に投入する。このとき、適量のオガコ等の水分
調整材と発酵微生物を同時に投入する。発酵微生物とし
ては、生ゴミを発酵・分解して水と炭酸ガス等に変え、
生ゴミの体積を殆どゼロにする発酵・分解型の発酵微生
物を使用する。
【0028】運転開始に伴ない、モータ24を起動して
撹拌機構20の撹拌羽根22a,22bを回転させ、有
機廃棄物Aを撹拌する。同時に加熱器12を始動して加
熱を開始し、ブロワ16を運転すると、加熱ダクト部6
および循環ダクト15が負圧となる。収容槽1内上部の
熱気が加熱ダクト部6に吸引され、その熱気は温風蛇行
通路7を経由して接続口10から循環ダクト15に入
る。さらに、循環ダクト15の管路において、給気口1
8より適量の外気を吸引し、外気と混合された温風が吹
出し口17より再び収容槽1に戻される。
【0029】加熱器12の運転によって加熱された遠赤
外線放射多孔板13からは遠赤外線が放射され、その遠
赤外線と輻射熱によって収容槽1内の有機廃棄物Aは、
撹拌されながら加熱される。さらに、熱気を通す加熱ダ
クト部6が、収容槽1の背面側壁5および底壁4に直接
接して取り付けられているため、加熱器12の熱が収容
槽1の中部、底部に伝導され、収容槽1はその伝導熱に
よっても加熱される。また、循環ダクト15を通過した
温風が吹出し口17から槽内の有機廃棄物Aに向けて吹
付けられるため、その温風によっても、槽内の有機廃棄
物Aは加温される。
【0030】撹拌機構20の回転軸21は、モータ24
により例えば20秒〜60秒毎に正転と逆転を繰り返
し、例えば、回転軸21が図2の矢印Y方向に回転する
ときには、搬送用撹拌羽根22aの作用により、槽内の
廃棄物を中央に送るように撹拌し、回転軸21が図2の
反矢印Y方向に回転するときは、槽内の廃棄物を両側に
送るように撹拌する。この搬送用撹拌羽根22aと排出
用撹拌羽根22bの作用により、塊状の廃棄物であって
も効果的に粉砕・撹拌される。
【0031】このように、加熱器12、ブロワ16、撹
拌機構20が運転されることにより、収容槽1内の生ゴ
ミが、適度に撹拌されながら加温され、収容槽1内が約
45℃(発酵に最適な温度)となるように制御され、収
容槽1内の生ゴミは発酵微生物により発酵・分解されて
いく。そして、この間に発生した水蒸気や炭酸ガスは、
排気ダクト25から排気され、生ゴミの発酵・分解によ
り生ゴミの体積は徐々に減少し、生ゴミや水分調整材中
の水分も減少していく。
【0032】発酵運転時間は例えば20時間であり、生
ゴミが投入され発酵運転が開始された後、約20時間は
収容槽1内の生ゴミの温度が約45℃に維持される。こ
の間、発酵微生物による発酵が促進され、その発酵によ
って、生ゴミが水と炭酸ガスに変えられ、生ゴミの体積
は減少し、約20時間後には生ゴミの体積は殆どゼロと
なる。
【0033】そして、発酵運転時間(20時間)が経過
すると、自動的に乾燥運転に変り、設定温度が45℃か
ら乾燥温度の75℃に変る。このため、加熱器12の制
御により、収容槽1内の温度が約75℃に上昇加熱さ
れ、撹拌機構20が連続運転となり、これによって、収
容槽1内の有機廃棄物からの水分の蒸発が促進され、乾
燥運転が設定乾燥時間(4時間)だけ実施される。
【0034】そして、乾燥運転が終了し、処理後の廃棄
物を収容槽1内から排出する際には、撹拌機構の回転軸
21を一方向(図2、図3の矢印Y方向)に連続回転さ
せ、排出口3の開閉扉を開く。この撹拌機構20の回転
に伴なう搬送用撹拌羽根22aの作用により、槽内の廃
棄物は中央に送られ、中央に位置する排出用撹拌羽根2
2bがその廃棄物をすくい上げるようにして、開口した
排出口3から処理後の廃棄物が槽外に排出される。この
ように、搬送用撹拌羽根22aと排出用撹拌羽根22b
の作用により槽内の廃棄物は排出口3から良好に排出さ
れる。
【0035】尚、上記では発酵処理と乾燥処理の両方を
実施したが、発酵処理のみ或は乾燥処理のみを行なうよ
うにしてもよい。
【0036】図4〜図6は他の実施例の有機廃棄物処理
装置を示している。この処理装置では、開閉扉付きの排
出口33が収容槽の一方の平坦側部(図5の右側部)に
設けられ、3枚の搬出用撹拌羽根32aと1枚の排出用
撹拌羽根32bを有する撹拌機構30が槽内に配設され
る。装置のその他の部分については、上記実施例を同様
であり、同じ符号を付してその説明を省略する。
【0037】この処理装置の撹拌機構30は、回転軸3
1を収容槽1内下部の軸中心位置に水平に支持させ、回
転軸31の周囲に3枚の搬送用撹拌羽根32aと1枚の
排出用撹拌羽根32bをロッド32cを介して放射状に
取付けて構成される。排出用撹拌羽根32bは、収容槽
1の側部に設けた排出口33に隣接した位置につまり端
部寄りに配置され、3枚の搬送用撹拌羽根32aが、そ
れに続くように、回転軸31の周囲に一定の間隔をおい
て軸の直角なロッドを介して取付けられる。各搬送用撹
拌羽根32aと排出用撹拌羽根32bは、軸方向から見
て120°づつずれるように回転軸31の周囲に放射状
に取付けられる。
【0038】排出用撹拌羽根32bは、一方向の回転時
に、収容槽1の側部に設けた排出口33に廃棄物を送る
ように、回転軸に対し所定の角度だけ傾斜して取付けら
れる。排出用撹拌羽根32bに続く3枚の搬送用撹拌羽
根32aは、一方向の回転時に槽内の廃棄物を排出用撹
拌羽根32b付近に送るように、回転軸31に対し所定
の角度だけ傾斜して取付けられる。つまり、図5におい
て、矢印X方向への回転時、3枚の搬送用撹拌羽根32
aは廃棄物を右側に送るように傾斜し、排出用撹拌羽根
32bはその右側の排出口33に廃棄物を送るように傾
斜している。また、排出用撹拌羽根32bは、搬送用撹
拌羽根32aより大形の平板状に形成され、排出口33
から廃棄物を排出しやくすくしている。
【0039】処理装置の運転中、この撹拌機構30の回
転軸31は、モータ24により例えば20秒〜60秒毎
に正転と逆転を繰り返し、例えば、回転軸31が図5の
矢印X方向に回転するときには、搬送用撹拌羽根32a
の作用により、槽内の廃棄物を図5の右側に搬送するよ
うに撹拌し、回転軸31が図5の反矢印X方向に回転す
るときは、槽内の廃棄物を左側に送るように撹拌する。
この複数の搬送用撹拌羽根32aと排出用撹拌羽根32
bの作用により、塊状の廃棄物であっても効果的に粉砕
・撹拌される。
【0040】そして、乾燥運転が終了し、処理後の廃棄
物を収容槽1内から排出する際には、撹拌機構の回転軸
31を一方向(図5の矢印X方向)に連続回転させ、排
出口33の開閉扉を開く。この撹拌機構30の回転に伴
なう搬送用撹拌羽根32aの作用により、槽内の廃棄物
は図5の右側の排出口33付近に送られ、そこに位置す
る排出用撹拌羽根32bがその廃棄物を排出口33から
槽外に排出する。
【0041】このように、搬送用撹拌羽根32aと排出
用撹拌羽根32bの作用により槽内の廃棄物は、良好に
粉砕され、処理後のものは排出口33から良好に排出さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す有機廃棄物処理装置の
正面図である。
【図2】同処理装置の断面図である。
【図3】図1の III− III断面図である。
【図4】他の実施例の有機廃棄物処理装置の右側面図で
ある。
【図5】図4のV −V 断面図である。
【図6】同処理装置の断面図である。
【符号の説明】
1−収容槽、 3−排出口、 6−加熱器、 20−撹拌機構、 21−回転軸、 22a−搬送用撹拌羽根、 22b−排出用撹拌羽根、 22c−ロッド、 24−モータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半円筒状の底部を有し有機廃棄物を収容
    する収容槽と、該収容槽内を加熱する加熱器と、該収容
    槽の底部の略軸中心位置に水平に支持された回転軸に複
    数の撹拌部材を取付けてなる撹拌機構と、を備えた有機
    廃棄物処理装置において、 前記撹拌機構の回転軸に正転・逆転駆動用のモータが連
    係され、前記収容槽の曲面底部の一部に開閉扉付きの排
    出口が形成され、該排出口に対向した位置の該回転軸の
    周囲に排出用撹拌羽根がロッドを介して放射状に且つ該
    回転軸と平行に取付けられ、該排出用撹拌羽根の両隣り
    に搬送用撹拌羽根がロッドを介して該回転軸に放射状に
    且つ該回転軸に対し所定の角度だけ傾斜して取付けら
    れ、該回転軸の一方向の回転時、該搬送用撹拌羽根によ
    り収容槽内の有機廃棄物を排出口方向に送り、該排出用
    撹拌羽根により該有機廃棄物を該排出口から排出する構
    造とした有機廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】 半円筒状の底部を有し有機廃棄物を収容
    する収容槽と、該収容槽内を加熱する加熱器と、該収容
    槽の底部の略軸中心位置に水平に支持された回転軸に複
    数の撹拌部材を取付けてなる撹拌機構と、を備えた有機
    廃棄物処理装置において、 前記撹拌機構の回転軸に正転・逆転駆動用のモータが連
    係され、前記収容槽の底部の平坦側面部に開閉扉付きの
    排出口が形成され、該回転軸の周囲に複数の搬送用撹拌
    羽根がロッドを介して放射状に且つ該回転軸に対し所定
    の角度だけ傾斜して取付けられ、該排出口に対向した該
    回転軸の端部寄りに該搬送用撹拌羽根より大形の排出用
    撹拌羽根がロッドを介して放射状に且つ該回転軸に対し
    所定の角度だけ傾斜して取付けられ、該回転軸の一方向
    の回転時、該搬送用撹拌羽根により収容槽内の有機廃棄
    物を排出口方向に送り、該排出用撹拌羽根により該有機
    廃棄物を該排出口から排出する構造とした有機廃棄物処
    理装置。
JP8109672A 1996-04-30 1996-04-30 有機廃棄物処理装置 Pending JPH09290243A (ja)

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