JPH09290177A - 電気集塵装置用電極板の吊込み据付け工法 - Google Patents

電気集塵装置用電極板の吊込み据付け工法

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JPH09290177A
JPH09290177A JP10927796A JP10927796A JPH09290177A JP H09290177 A JPH09290177 A JP H09290177A JP 10927796 A JP10927796 A JP 10927796A JP 10927796 A JP10927796 A JP 10927796A JP H09290177 A JPH09290177 A JP H09290177A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電極板の吊込み据え付けの工数を極力減らし、
且つ電気集塵装置の建設する別の作業を並行して行える
ようにして電気集塵装置の建設工期を大幅に短縮するこ
とができる電気集塵装置用電極板の吊込み据付け工法を
提供する。 【解決手段】含塵ガスのガス流に対して平行なケーシン
グ12側面の少なくとも一方に開放部20がある状態
で、ケーシング12の天井部に配設した電極板36横送
り用のレール24を開放部20からケーシング12外に
張り出しておき、そのレールに電動チェーンブロック2
6を走行自在に支持しておく。そして、地上の組立架台
38上で組立てた電極板36と組立架台38とを結束し
た結束体40を電動チェーンブロック26で吊り上げて
そのままレール24に沿って据付け位置に横送りして据
えつける。ケーシングの側面からケーシング内に吊り込
むようにしたことにより電極板36の吊込み据付け作業
中であっても、ホッパー42の取付け作業や、入口又は
出口煙道とケーシングとの取合い作業を並行して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気集塵装置用電極板の
吊込み据付け工法に係り、特に複数のエレメントを並べ
て一枚の集塵極板を組み立て、この集塵極板を電気集塵
装置のケーシング内に吊り込んで鉛直方向に多数並列し
て据え付けるための電気集塵装置用電極板の吊込み工法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6により電気集塵装置の概略
構成を説明する。装置全体を包むケーシング1には、一
方端側面に入口煙道2が連通され、他方端側面に出口煙
道3が接続され、入口煙道2からケーシング1内に供給
された含塵ガスは出口煙道3に向かうガス流を形成す
る。ケーシング1内には、前記ガス流に対して直交する
方向に、平板状の集塵極板4が鉛直方向に約300mm
のピンチで多数配列されると共に、これらの集塵極板4
の間には放電極枠5が配設される。放電極枠5はケーシ
ングの上部に設けた絶縁碍子7に吊り下げられると共に
電源8に接続している。そして、電源8から放電極枠に
直流電圧が印加され、放電極枠5と集塵極板4との間で
コロナ放電が発生される。これにより、放電極枠5と集
塵極板4との間を流れる含塵ガス中のダストが集塵極板
4に集塵される。集塵極板4に集塵されたダストは、ケ
ーシング1の下部に設けられたホッパー6に落下集積さ
れ適宜ケーシング1外に排出される。
【0003】ところで、電気集塵装置の建設にあたって
は、集塵極板4や放電極枠5の組立作業、据付作業に膨
大な工数を費やし、建設工程に多大な影響を与える。例
えば、100万KW火力発電所のボイラ排ガス用の大型
の電気集塵装置においては、取り付ける集塵極板4の枚
数は約1000枚に達する。また、集塵極板4一枚当た
りの寸法は、幅約4.5m、高さ約15mの大きさにな
り、重量は数百Kgになる。
【0004】従来、この種の大型の電気集塵装置では電
極板の構成部品であるエレメント(例えば8枚)をクレ
ーンでケーシング1の上部に設けた開口からケーシング
1内に吊り込み、ケーシング1内で集塵極板4を組み立
てて据え付ける吊込み据付け工法が行われていた。しか
し、この工法は、集塵極板4が1000枚の場合、エレ
メントをケーシング1内に吊り込むだけで8000回の
吊込み作業を必要とし、更に、同じ枚数の放電極枠5も
吊り込まなくてはならず膨大な作業日数と労力を必要と
していた。更に、この工法は、ケーシング1の天井開口
から吊り込み作業を行うために風の影響を受けやすく、
風の強い日には作業ができないという欠点があった。
【0005】そこで、本出願人は、ケーシング1の底部
の少なくとも一部が開放された建設段階に、地上の組立
架台の上で組み立てた集塵極板4を組立架台と結束体と
してケーシング1の底部開口の下方位置まで移動し、ク
レーンで結束体をケーシング内に吊り込み、集塵極板4
だけを電動ホイストに受け継いで据え付け位置まで横送
りする吊込み据え付け工法を開発した(特公平2−39
942号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
2−39942号公報の吊込み据え付け工法は、ケーシ
ング1の底部を吊込作業に使用するために、集塵極板4
の吊込み据付け作業が完了しないと、ケーシング1下部
のホッパー取付作業ができないという欠点がある。ま
た、集塵極板4の据付け高さに配設された電動ホイスト
にクレーンで吊込んだ結束体のうち電極板のみを受け継
いで横送りするので、作業工数が多くなり作業効率の点
で満足できるものではなかった。
【0007】従って、特公平2−39942号公報の吊
込み据え付け工法は、電気集塵装置の建設工期の更なる
短縮を図る上でまだ十分と言えなかった。本発明は、こ
のような事情に鑑みてなされたもので、電極板の吊込み
据え付けの工数を極力減らし、且つ電気集塵装置の建設
する別の作業を並行して行えるようにして電気集塵装置
の建設工期を大幅に短縮することができる電気集塵装置
用電極板の吊込み据付け工法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
る為に、ケーシングの一方端側面からケーシング内に給
気された含塵ガス中のダストを電極板で集塵してケーシ
ングの他方端側面から排気すると共に、集塵したダスト
をケーシング下部に設けたホッパーに溜める電気集塵装
置であって、前記ケーシング内に多数の電極板を吊り込
んで所定の据付け位置に据え付ける電気集塵装置用電極
板の吊込み据付け工法に於いて、先ず前準備として、前
記ケーシング側面のうち前記含塵ガスの流れに平行なケ
ーシング側面の少なくとも一方を開放すると共に、ケー
シングの天井部に前記電極板を吊込んで据付け位置に横
送りする吊込・横送り手段用のレールをその一方端が前
記開放部からケーシング外に張出すように配設し、次
に、地上の組立架台の上で前記電極板を組み立てて組立
架台と電極板を結束した結束体を前記レールの張出部の
下方位置に移動し、次に、前記結束体を、前記レールに
移動自在に支持された吊込・横送り手段で前記開放部の
上端位置まで吊り込んでそのまま据付け位置まで横送り
し、次に、前記結束体のうちの電極板を据付け位置に据
付けた後、組立架台と電極板との結束を解除して吊込・
横送り手段の移動及び吊り下ろしにより組立架台を地上
まで戻すことを特徴とする。
【0009】本発明によれば、ホッパーの取付け作業や
入口或いは出口煙道との取合い作業の必要のない、ガス
流に対して平行なケーシング側面の少なくとも一方を開
放すると共に、ケーシングの天井部に前記電極板を吊上
げて据付け位置に横送りする吊込・横送り手段用のレー
ルをその一方端が前記開放部からケーシング外に張出す
ように配設しておく。そして、この状態で、地上の組立
架台の上で組み立てた電極板を組立架台に結束した結束
体を形成し、この結束体を前記レールの張出部の下方位
置に移動し、吊込・横送り手段でケーシングの側面の開
放部からケーシング内に吊り込みそのまま横送りして据
え付けるようにした。これにより、電極板の吊込み据付
け作業中であっても、ホッパーの取付け作業や、ケーシ
ングと入口又は出口煙道との取合い作業を並行して行う
ことができる。
【0010】更に、前記ケーシングの開放部上端を形成
する梁部材に切欠き部を形成して前記吊込・横送り手段
の本体部がその切欠き部内に納まるように前記レールを
配設した。これにより、前記吊込・横送り手段で吊り下
げる結束体の吊り代(結束体の上縁から吊り下げ位置ま
での距離)を少なくできるので、結束体の吊り込みや横
送りの際に結束体を安定した状態で行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る電気集塵装置用電極板の吊込み据付け工法の好ましい
実施の形態について詳説する。図1は、本発明の電気集
塵装置用電極板の吊込み据付け工法を説明する側面図、
図2は正面図である。尚、電気集塵装置の基本的な構成
については、図5及び図6で説明したので省略する。
【0012】先ず、本発明の吊込み据付け工法を実施す
るための前準備について説明する。電気集塵装置を新設
する際に、本発明の工法を行う場合は、電気集塵装置1
0の装置全体を包むケーシング12の側面のうち、入口
煙道14及び出口煙道16に連通しない側面、即ち、ケ
ーシング内を流れる含塵ガスのガス流18に対して平行
なケーシング12側面の少なくとも一方に開放部20を
有している建設段階で行うのが好ましい。
【0013】放電極枠又は集塵極板(以下、電極板とい
う)は平面的な曲げ力に対して撓み易く自重によっても
永久歪みが発生するので、ケーシング12の開放部20
は、電極板を鉛直状態のままで搬入できる大きさの開口
であることが必要である。図1は、ケーシング12内の
電極板の配列が2列になっている場合で、開放部20が
並列に2か所形成されている。
【0014】開放部20の上端を形成する板状の梁部材
22の下縁中央からケーシング12内に向かってケーシ
ング12の天井骨組みを兼用するH型鋼を用いたレール
24が配設される。このレール24は、一方端が開放部
20から2m程度ケーシング12外に張り出した張出部
24Aを有して形成されると共に、他方端がケーシング
12の反対側面側まで延設され、レール24には吊込・
横送り手段である電動チェーンブロック26が走行自在
に吊り下げられている。レール24の張出部24Aは、
ケーシング12に固定された支持部材28により支持さ
れると共に、張出部24Aの先端には、ストッパー29
が設けられている。
【0015】図3により、この梁部材22、レール24
及び電動チェーンブロック26の関係を更に詳しく説明
すると、梁部材22の下端縁中央部には切欠き部30が
門型状に形成され、この切欠き部30内に電動チェーン
ブロック26の本体部26Aが納まるようにレール24
が配設されている。即ち、電動チェーンブロック26が
レール24を移動する際に、梁部材22の切欠き部30
を潜るようになる。また、梁部材22下縁部には、電極
板36をUボルトで吊設するための一対の吊設板35が
開放部20側からケーシング12の反対側までレール2
4に沿って配設される。
【0016】チェーンブロック26は、走行装置と吊上
装置とで構成される。走行装置は一対の車輪26BがH
鋼のレール24を両側から挟持する構造を有し、別途設
けられた送信装置からの無線信号を受信装置26Cで受
信して受信装置26C内に内蔵された車輪用モータによ
り回転駆動される。また、吊上装置は、巻取ドラム26
Dに巻回されたワイヤー26Eを吊上用モータ26Fで
巻き取り或いは巻き戻すことにより行う。地上までの長
さのワイヤー26Eが巻取ドラム26Dに巻回されてお
り、ワイヤー26Eの先端にはフック26Gが取付けら
れている。電動チェーンブロック26には、安全のため
にブザー付きのパトライト31が備えられている。
【0017】また、図1及び図2に示すように、ケーシ
ング12側面のうち開放部20が設けられた側の地上3
2には、ケーシング12側面に沿って地上レール34が
敷設される。この地上レール34上には、台車機能を備
えその上で電極板36を組み立てる組立架台38が移動
自在に載置される。以上の前準備を行った後、電極板3
6の吊込み据付けを以下の手順により行う。尚、二点鎖
線で示したホッパー42の取付け作業は、電極板36の
吊込み据付け作業と並行して行われる。
【0018】先ず、組立架台38の上で電極板36を組
み立てたら、電極板36を組立架台38に例えばボルト
・ナット等の結束部材で結束して電極板36と組立架台
38を結束体40とする。次に、地上レール34上を組
立架台38を人力又は牽引装置で走行させて、結束体4
0をケーシング12の開放部20から張り出されたレー
ル24の張出部24Aの下方位置まで移動させる。そし
て、電動チェーンブロック26のフック26Gを組立架
台の係止部38Bに係止して、図1及び図2に示すよう
に、結束体40を電動チェーンブロック26で開放部2
0の上端位置、即ち組立架台38の上縁38A(結束体
40の上縁と同じ)が梁部材22の下縁22A(図3参
照)に当たる直前まで吊り上げる。この理由は、図1及
び図2から分かるように、組立架台38の高さとホッパ
ー42部分を除いたケーシング12の高さとは略同等で
あり、組立架台38を開放部20の上端位置まで吊り上
げないと、結束体40を鉛直状態のままでケーシング1
2内に搬入できないためである。従って、組立架台38
に形成される係止部38Bは、組立架台38の上端では
なく図4(a)の概略図に示すように、電動チェーンブ
ロック26の本体部26Aと巻き取った状態のワイヤー
26Eの長さを考慮して、組立架台38の上縁38Aか
ら係止部38Bとの間に結束体40を開放部20の上端
位置まで吊り上げるのに必要な距離である吊り代(L)
を設ける必要がある。そして、この吊り代(L)が大き
くなると、結束体40の吊り上げが不安定になるという
問題がある。
【0019】しかしながら、本発明では、図4(b)に
示すように、梁部材22に切欠き部30を形成して電動
チェーンブロック26の本体部26Aが切欠き部30内
に納まるようにしたので、図4(a)に比べて吊り代
(L)を本体部26Aの分だけ小さくすることができ
る。従って、組立架台38の係止部38Bを組立架台3
8の上縁38Aに近い部分に形成することができるの
で、結束体40を安定した状態で吊り上げることができ
る。
【0020】次に、結束体40開放部20の上端まで吊
り上げたら、図2に示すように、結束体40の長手方向
を回転中心として結束体40の向きをケーシング12側
に電極板36が向くように90°回転させる。この回転
は、ワイヤー24Eが長く延びた状態の結束体40の吊
り上げ途中で行うと、結束体40が揺れ易くなるので、
結束体40の吊り上げ完了後で行うのが良い。
【0021】次に、電動チェーンブロック26で結束体
40をレール24の軌道に沿ってケーシング12内に横
送りし、結束体40を据付け位置まで移動させる。そし
て、据付け位置まで移動させたら、吊設板35に形成さ
れた穴にUボルトを差し込んで電極板36を吊設して据
え付ける。電極板36を据付けた後で組立架台38と電
極板36との結束を解除して電動チェーンブロック26
の移動及び吊り下ろしにより組立架台38を地上まで戻
し、上記したと同様に次の電極板36を順次据えつけ
る。
【0022】このように、本発明の電気集塵装置用電極
板の吊込み据付け工法によれば、入口煙道14や出口煙
道16との取合い作業を必要としないケーシング12側
面に設けた開放部20からケーシング12内に電極板を
吊込むようにした。これにより、電極板36の吊込み据
付け作業と並行してケーシング12と入口煙道14、出
口煙道16との取合い作業やホッパー42の取付け作業
を行うことができる。
【0023】結束体40をケーシング12側面から吊込
む場合、ケーシング12側面の開放部20と結束体40
との高さが略同等で且つ結束体40を鉛直状態でケーシ
ング12内に吊込まなくてはならない。従って、開放部
20の上端位置まで結束体40を吊り上げなくてはなら
ず、電動チェーンブロック26のフック26Gを掛ける
組立架台38の吊り代(L)が大きくなり吊り上げが不
安定になるという問題がある。そこで、本発明は、この
問題点を、開放部20上端を形成する梁部材22に切欠
き部30を形成し、この切欠き部30内に電動チェーン
ブロック26の本体部26Aが納まるようにして解決し
た。これにより、吊り代(L)を小さくできるので、結
束体40を安定した状態で吊り上げることができる。
【0024】また、集塵極板等の電極板36の組立、ケ
ーシング12内への吊込み・据付けを一貫した流れ作業
のもとで効率よく行うことができるようにし、且つ吊込
み・据付けまでの結束体40の移動を電動チェーンブロ
ック26のみで行うことができるようにした。これによ
り、従来のようにクレーンから横送り用の電動ホイスト
への受け継ぎを必要としないので、吊込み据付け作業の
工数が削減され作業時間を短縮することができると共
に、受け継ぎ作業がなくなるので安全性も向上する。
【0025】尚、本発明の電気集塵装置用電極板の吊込
み据付け工法は、組立架台38の上で集塵極板のみなら
ず、別場所で組み立てた放電極枠をも同時に載置して組
立架台38、集塵極板及び放電極枠の3つを結束した結
束体を吊込み据付けるようにしてもよい。また、本発明
の電気集塵装置用電極板の吊込み据付け工法は、電気集
塵装置を新設する時に限定されず、ケーシング12側面
の開放部20を開閉するドア方式にしておくことによ
り、電気集塵装置を建設した後で電極板の更新を行う際
にも実施することができる。また、吊込・横送り手段と
してチェーンブロックを使用したがホイストでもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気集塵
装置用電極板の吊込み据付け工法によれば、ケーシング
の側面から電極板と組立架台を結束した結束体を吊込む
ようにしたので、電極板の吊込み据付け作業と並行して
入口煙道や出口煙道との取合い作業やホッパーの取付け
作業を行うことができる。
【0027】また、集塵極板、放電極枠等の電極板の組
立、ケーシング内への吊込み・据付けを一貫した流れ作
業のもとで効率よく行うことができる。更には、吊込み
・据付けまでを吊込・横送り手段のみで行うことがで
き、従来のようにクレーンからホイストへの受け継ぎを
必要としないので、吊込み据付け作業の工数が削減され
作業時下を短縮することができると共に、安全性も向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気集塵装置用電極板の吊込み据
付け工法を説明する正面図
【図2】本発明に係る電気集塵装置用電極板の吊込み据
付け工法を説明する側面図
【図3】梁部材と電動チェーンブロックとレールの関係
を説明する説明図
【図4】梁部材に切欠き部を形成した効果を説明する説
明図
【図5】従来技術を説明するための電気集塵装置の基本
的な構成を説明する概略図
【図6】図5のA─A線に沿った断面図
【符号の説明】
10…電気集塵装置 12…ケーシング 18…含塵ガスの流れ 20…開放部 22…梁部材 24…レール 26…電動チェーンブロック(吊込・横送り手段) 30…梁部材の切欠き部 32…地上 34…地上レール 36…電極板 38…組立架台 40…結束体 42…ホッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌倉 克行 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングの一方端側面からケーシング内
    に給気された含塵ガス中のダストを電極板で集塵してケ
    ーシングの他方端側面から排気すると共に、集塵したダ
    ストをケーシング下部に設けたホッパーに溜める電気集
    塵装置であって、前記ケーシング内に多数の電極板を吊
    り込んで所定の据付け位置に据え付ける電気集塵装置用
    電極板の吊込み据付け工法に於いて、 先ず前準備として、前記ケーシング側面のうち前記含塵
    ガスの流れに平行なケーシング側面の少なくとも一方を
    開放すると共に、ケーシングの天井部に前記電極板を吊
    込んで据付け位置に横送りする吊込・横送り手段用のレ
    ールをその一方端が前記開放部からケーシング外に張出
    すように配設し、 次に、地上の組立架台の上で前記電極板を組み立てて組
    立架台と電極板を結束した結束体を前記レールの張出部
    の下方位置に移動し、 次に、前記結束体を、前記レールに移動自在に支持され
    た吊込・横送り手段で前記開放部の上端位置まで吊り込
    んでそのまま据付け位置まで横送りし、 次に、前記結束体のうちの電極板を据付け位置に据付け
    た後、組立架台と電極板との結束を解除して吊込・横送
    り手段の移動及び吊り下ろしにより組立架台を地上まで
    戻すことを特徴とする電気集塵装置用電極板の吊込み据
    付け工法。
  2. 【請求項2】前記ケーシングの開放部上端を形成する梁
    部材に切欠き部を形成して前記吊上・横送り手段の本体
    部がその切欠き部内に納まるように前記レールを配設
    し、前記吊上・横送り手段で吊り下げる前記結束体の吊
    り代を小さくしたことを特徴とする請求項1の電気集塵
    装置用電極板の吊込み据付け工法。
  3. 【請求項3】前記レールは、前記ケーシングの天井骨組
    を兼用する鉄骨強度部材(H型鋼)であることを特徴と
    する請求項1又は2の電気集塵装置用電極板の吊込み据
    付け工法。
  4. 【請求項4】前記開放部を開閉できるようにして前記電
    極板を前記ケーシング内に搬入・搬出する際に開放する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3の電気集塵装置用
    電極板の吊込み据付け工法。
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