JPH09290167A - 精白麦粒加水装置 - Google Patents
精白麦粒加水装置Info
- Publication number
- JPH09290167A JPH09290167A JP12912196A JP12912196A JPH09290167A JP H09290167 A JPH09290167 A JP H09290167A JP 12912196 A JP12912196 A JP 12912196A JP 12912196 A JP12912196 A JP 12912196A JP H09290167 A JPH09290167 A JP H09290167A
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- JP
- Japan
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- water
- refined
- flow path
- spiral
- refined wheat
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 全ての精白麦粒に対してむらなく水分を添加
することができる精白麦粒加水装置を提供する。 【構成】 水分添加部2を、精白麦粒を上方から下方へ
移送する螺旋転子5と、螺旋転子5下部に設けられ、給
水管7に接続した水分添加口8と、螺旋転子5下端に固
設されるとともに、上方に湾曲して螺旋転子5を下方か
ら包囲する皿状の回転筒9と、回転筒9と螺旋転子5と
の間に設けられ、螺旋転子5を上方から包囲して、螺旋
転子5側に下向きの流路10を形成するとともに、回転
筒9側に上向きの流路11を形成する固定筒12と、該
固定筒12と回転筒9との間の流路11から流出する精
白麦粒を搬送部3に供給する搬送路13とから構成する
することができる精白麦粒加水装置を提供する。 【構成】 水分添加部2を、精白麦粒を上方から下方へ
移送する螺旋転子5と、螺旋転子5下部に設けられ、給
水管7に接続した水分添加口8と、螺旋転子5下端に固
設されるとともに、上方に湾曲して螺旋転子5を下方か
ら包囲する皿状の回転筒9と、回転筒9と螺旋転子5と
の間に設けられ、螺旋転子5を上方から包囲して、螺旋
転子5側に下向きの流路10を形成するとともに、回転
筒9側に上向きの流路11を形成する固定筒12と、該
固定筒12と回転筒9との間の流路11から流出する精
白麦粒を搬送部3に供給する搬送路13とから構成する
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀粒に水分を添加する
装置に関し、特に、製粉工程において精白麦への水分添
加処理を行う精白麦粒加水装置に関する。
装置に関し、特に、製粉工程において精白麦への水分添
加処理を行う精白麦粒加水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原料となる麦粒(原麦)を搗精して精白
麦とした後、この精白麦を挽いて最終製品粉を得る、い
わゆる精麦製粉においては、精白麦の製粉特性を向上さ
せるとともに、挽砕により得られる最終製品粉の含水率
を、最終製品粉の二次加工特性に適した含水率にするた
めに、精白麦に水分を添加する加水処理が行われてい
る。
麦とした後、この精白麦を挽いて最終製品粉を得る、い
わゆる精麦製粉においては、精白麦の製粉特性を向上さ
せるとともに、挽砕により得られる最終製品粉の含水率
を、最終製品粉の二次加工特性に適した含水率にするた
めに、精白麦に水分を添加する加水処理が行われてい
る。
【0003】精白麦に水分を添加する装置としては、特
公平7−77618号公報に開示された加水装置があ
る。この加水装置は、一側端に供給口を、他側端に排出
口を各々設けて横設したトラフにスクリューが内装さ
れ、供給口側に、水槽に連結した噴水ノズルからなる水
分添加部が形成されている。
公平7−77618号公報に開示された加水装置があ
る。この加水装置は、一側端に供給口を、他側端に排出
口を各々設けて横設したトラフにスクリューが内装さ
れ、供給口側に、水槽に連結した噴水ノズルからなる水
分添加部が形成されている。
【0004】加水装置の供給口から供給された精白麦
は、スクリューによる撹拌作用を受けながら搬送される
間に噴水ノズルによるシャワー状の加水を受け、そし
て、加水を受けた精白麦粒はスクリューによって撹拌・
搬送されされる間に、精白麦粒全体にむらなく水分が添
加される、と記載されている。
は、スクリューによる撹拌作用を受けながら搬送される
間に噴水ノズルによるシャワー状の加水を受け、そし
て、加水を受けた精白麦粒はスクリューによって撹拌・
搬送されされる間に、精白麦粒全体にむらなく水分が添
加される、と記載されている。
【0005】しかしながら、上記加水装置においては、
スクリューにより搬送されている精白麦に対して一方向
から加水が行われているため、水分添加部において、噴
水ノズル側を流動する精白麦粒に対しては過剰な加水が
行われるとともに、トラフ底部を流動する精白麦に対し
ては僅かな加水しか行われず、加水後の精白麦を撹拌し
ても精白麦粒には水分むらが生じるという問題点があっ
た。
スクリューにより搬送されている精白麦に対して一方向
から加水が行われているため、水分添加部において、噴
水ノズル側を流動する精白麦粒に対しては過剰な加水が
行われるとともに、トラフ底部を流動する精白麦に対し
ては僅かな加水しか行われず、加水後の精白麦を撹拌し
ても精白麦粒には水分むらが生じるという問題点があっ
た。
【0006】加水装置から排出される精白麦粒表面は、
表面に付着した水分が十分に内部に浸透しておらず、グ
ルテン及びデンプンの働きによってべとついた状態とな
っているため、加水装置に連続して撹拌装置を設けなけ
ればならず、また、撹拌装置においては、単に撹拌しな
がら搬送しているために、精白麦粒どうしの固着は防げ
るものの、撹拌装置内部に精白麦が付着し、精白麦の残
留による腐敗が生じるという問題点があった。
表面に付着した水分が十分に内部に浸透しておらず、グ
ルテン及びデンプンの働きによってべとついた状態とな
っているため、加水装置に連続して撹拌装置を設けなけ
ればならず、また、撹拌装置においては、単に撹拌しな
がら搬送しているために、精白麦粒どうしの固着は防げ
るものの、撹拌装置内部に精白麦が付着し、精白麦の残
留による腐敗が生じるという問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
かんがみ、全ての精白麦に対してむらなく水分を添加す
ることができるとともに、加水装置と撹拌装置とを一体
に形成し、加水後の精白麦粒を、精白麦粒の搬送路内に
残留させることのない精白麦粒加水装置を提供すること
を技術的課題とする。
かんがみ、全ての精白麦に対してむらなく水分を添加す
ることができるとともに、加水装置と撹拌装置とを一体
に形成し、加水後の精白麦粒を、精白麦粒の搬送路内に
残留させることのない精白麦粒加水装置を提供すること
を技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】水を供給して精白麦粒に
水分を添加する水分添加部と、水分が添加された精白麦
粒を搬送する搬送部とからなる加水装置において、水分
添加部を、精白麦粒を上方から下方へ移送する螺旋転子
と、螺旋転子下部に設けられ、給水管に接続した水分添
加口と、螺旋転子下端に固設されるとともに、上方に湾
曲して螺旋転子を下方から包囲する皿状の回転筒と、回
転筒と螺旋転子との間に設けられ、螺旋転子を上方から
包囲して、螺旋転子側に下向きの流路を形成するととも
に、回転筒側に上向きの流路を形成する固定筒と、該固
定筒と回転筒との間の流路から流出する精白麦粒を搬送
部に供給する搬送路とから構成する。
水分を添加する水分添加部と、水分が添加された精白麦
粒を搬送する搬送部とからなる加水装置において、水分
添加部を、精白麦粒を上方から下方へ移送する螺旋転子
と、螺旋転子下部に設けられ、給水管に接続した水分添
加口と、螺旋転子下端に固設されるとともに、上方に湾
曲して螺旋転子を下方から包囲する皿状の回転筒と、回
転筒と螺旋転子との間に設けられ、螺旋転子を上方から
包囲して、螺旋転子側に下向きの流路を形成するととも
に、回転筒側に上向きの流路を形成する固定筒と、該固
定筒と回転筒との間の流路から流出する精白麦粒を搬送
部に供給する搬送路とから構成する。
【0009】搬送部を、一端に搬送路と接続する供給口
を、他端に排出口を設けた円筒形の機枠と、機枠を振動
可能に支承する複数のジョイントと、複数の撹拌羽根を
植設した主軸からなり、機枠内に回転自在に横設した撹
拌装置と、機枠に固設した振動発生装置とから構成す
る。
を、他端に排出口を設けた円筒形の機枠と、機枠を振動
可能に支承する複数のジョイントと、複数の撹拌羽根を
植設した主軸からなり、機枠内に回転自在に横設した撹
拌装置と、機枠に固設した振動発生装置とから構成す
る。
【0010】
【作用】水分添加部に供給された精白麦は、固定筒と螺
旋転子との間の流路へ流下する。流路において、螺旋転
子の回転により下方へ環状に移送される間に、螺旋転子
に設けられた水分添加口から放射状に噴出する水と接す
る。そして、水が供給された精白麦は、螺旋転子により
上方から下方へ移送される精白麦により、固定筒と回転
筒との間の流路へ押し上げられて、回転筒の上端縁から
搬送路へ流出する。
旋転子との間の流路へ流下する。流路において、螺旋転
子の回転により下方へ環状に移送される間に、螺旋転子
に設けられた水分添加口から放射状に噴出する水と接す
る。そして、水が供給された精白麦は、螺旋転子により
上方から下方へ移送される精白麦により、固定筒と回転
筒との間の流路へ押し上げられて、回転筒の上端縁から
搬送路へ流出する。
【0011】また、搬送部へ供給された精白麦は、撹拌
羽根による撹拌作用を受けるとともに、振動モータによ
る振動作用を受けながら供給口側から排出口側へ搬送さ
れ、この間に、精白麦粒表面に付着した水は精白麦粒内
部に浸透する。
羽根による撹拌作用を受けるとともに、振動モータによ
る振動作用を受けながら供給口側から排出口側へ搬送さ
れ、この間に、精白麦粒表面に付着した水は精白麦粒内
部に浸透する。
【0012】
【実施例】本発明の好適な実施例を図1、図2及び図3
を参照して説明する。符号1は精白麦粒加水装置であ
り、水分添加部2と搬送部3とから構成されている。水
分添加部2には、供給樋4からの精白麦を上方から下方
へ移送するように、螺旋転子5がモータ6によって回転
自在に設けられており、螺旋転子5の下部には給水管7
が接続された水分添加口8が設けられている。また、螺
旋転子5下端には、上方に湾曲して螺旋転子5の周囲を
包囲する皿状の回転筒9が固着されており、螺旋転子5
と回転筒9との間には、螺旋転子5側に下向きの流路1
0を、回転筒9側に上向きの流路11を形成する固定筒
12が、螺旋転子5を上方から包囲するように設けられ
ている。そして、回転筒9の側方には、回転筒9と固定
筒12との間の流路11から回転筒9の上端縁を介して
流出する精白麦を搬送部3に供給するための搬送路13
が設けられている。
を参照して説明する。符号1は精白麦粒加水装置であ
り、水分添加部2と搬送部3とから構成されている。水
分添加部2には、供給樋4からの精白麦を上方から下方
へ移送するように、螺旋転子5がモータ6によって回転
自在に設けられており、螺旋転子5の下部には給水管7
が接続された水分添加口8が設けられている。また、螺
旋転子5下端には、上方に湾曲して螺旋転子5の周囲を
包囲する皿状の回転筒9が固着されており、螺旋転子5
と回転筒9との間には、螺旋転子5側に下向きの流路1
0を、回転筒9側に上向きの流路11を形成する固定筒
12が、螺旋転子5を上方から包囲するように設けられ
ている。そして、回転筒9の側方には、回転筒9と固定
筒12との間の流路11から回転筒9の上端縁を介して
流出する精白麦を搬送部3に供給するための搬送路13
が設けられている。
【0013】搬送部3は、一端に前記搬送路13と接続
する供給口14を、他端に精白麦の排出口15を各々設
けた円筒形の機枠16内に、支持枠17に固定された一
対の軸受18、19を介して、複数の撹拌羽根20が植
設された主軸21からなる撹拌装置22が機枠16のほ
ぼ中央に回転自在に横設されている。主軸21の一方端
にはプーリー23が設けられ、このプーリー23とモー
タ24のプーリ25とをVベルトに連結して主軸21は
適宜な速度で回転される。排出口15には、分銅26に
より排出口15側に向けて付勢する抵抗蓋27が配設さ
れるとともに、精白麦を機外に排出するための排出樋2
8が接続される。また、機枠16は、機枠16から突出
して設けられた支持片29及び複数のジョイント30を
介して支持枠17に水平又は排出口15側にやや低く支
承されており、機枠16の下部には、振動発生装置とし
ての、いわゆる振動モータ31が固設されている。
する供給口14を、他端に精白麦の排出口15を各々設
けた円筒形の機枠16内に、支持枠17に固定された一
対の軸受18、19を介して、複数の撹拌羽根20が植
設された主軸21からなる撹拌装置22が機枠16のほ
ぼ中央に回転自在に横設されている。主軸21の一方端
にはプーリー23が設けられ、このプーリー23とモー
タ24のプーリ25とをVベルトに連結して主軸21は
適宜な速度で回転される。排出口15には、分銅26に
より排出口15側に向けて付勢する抵抗蓋27が配設さ
れるとともに、精白麦を機外に排出するための排出樋2
8が接続される。また、機枠16は、機枠16から突出
して設けられた支持片29及び複数のジョイント30を
介して支持枠17に水平又は排出口15側にやや低く支
承されており、機枠16の下部には、振動発生装置とし
ての、いわゆる振動モータ31が固設されている。
【0014】以下、上記構成における作用について説明
する。供給樋4から水分添加部2内に供給された精白米
は、固定筒12の内壁に沿って固定筒12と螺旋転子5
との間の流路10へ達する。流路10において、精白麦
は螺旋転子5に沿って下方へ環状に移送される。そし
て、環状に流下している精白麦に対して、螺旋転子5に
設けられた水分添加口8からは、精白麦の含水率を目標
とする含水率にするために必要な量の水が放射状に供給
される。水が供給された精白麦は、流路10から固定筒
12と回転筒9との間の流路11へ押し上げられるよう
に移送され、回転筒9の上端縁から搬送路13へ流出し
て搬送部3へ供給される。
する。供給樋4から水分添加部2内に供給された精白米
は、固定筒12の内壁に沿って固定筒12と螺旋転子5
との間の流路10へ達する。流路10において、精白麦
は螺旋転子5に沿って下方へ環状に移送される。そし
て、環状に流下している精白麦に対して、螺旋転子5に
設けられた水分添加口8からは、精白麦の含水率を目標
とする含水率にするために必要な量の水が放射状に供給
される。水が供給された精白麦は、流路10から固定筒
12と回転筒9との間の流路11へ押し上げられるよう
に移送され、回転筒9の上端縁から搬送路13へ流出し
て搬送部3へ供給される。
【0015】搬送部3へ供給された精白麦は、撹拌羽根
20による撹拌作用を受けるとともに、振動モータ31
による振動作用を受けながら供給口14側から排出口1
5側へ搬送される。この間に、精白麦粒表面に付着した
水は精白麦粒内部に浸透するとともに、機枠16内壁面
に付着している水は、振動モータ31の振動により機枠
16内壁面から離れて精白麦粒に接するため、機枠16
内の水は確実に精白麦粒に浸透する。そして、排出口1
5へ達した精白麦粒は、精白麦粒どうし固着することが
ない程度に表面の水分が内部に浸透しており、分銅26
により排出口15に向けて付勢する抵抗蓋27に抗し
て、排出口15から排出樋28へ排出される。
20による撹拌作用を受けるとともに、振動モータ31
による振動作用を受けながら供給口14側から排出口1
5側へ搬送される。この間に、精白麦粒表面に付着した
水は精白麦粒内部に浸透するとともに、機枠16内壁面
に付着している水は、振動モータ31の振動により機枠
16内壁面から離れて精白麦粒に接するため、機枠16
内の水は確実に精白麦粒に浸透する。そして、排出口1
5へ達した精白麦粒は、精白麦粒どうし固着することが
ない程度に表面の水分が内部に浸透しており、分銅26
により排出口15に向けて付勢する抵抗蓋27に抗し
て、排出口15から排出樋28へ排出される。
【0016】なお、精白麦粒どうしが固着しない程度に
精白麦粒表面の水分を内部に浸透させるためには、少な
くとも3分間振動及び撹拌を与えるのがよく、そのた
め、加水装置1への精白麦の供給量や精白麦への水の供
給量に応じて、分銅26による抵抗蓋27の付勢力及
び、振動モータ31の振動数及び振動幅は適宜調節され
る。
精白麦粒表面の水分を内部に浸透させるためには、少な
くとも3分間振動及び撹拌を与えるのがよく、そのた
め、加水装置1への精白麦の供給量や精白麦への水の供
給量に応じて、分銅26による抵抗蓋27の付勢力及
び、振動モータ31の振動数及び振動幅は適宜調節され
る。
【0017】
【発明の効果】水を供給して精白麦粒に水分を添加する
水分添加部と、水分が添加された精白麦粒を搬送する搬
送部とからなる精白麦粒加水装置において、水分添加部
を、精白麦粒を上方から下方へ移送する螺旋転子と、螺
旋転子下部に設けられ、給水管に接続した水分添加口
と、螺旋転子下端に固設されるとともに、上方に湾曲し
て螺旋転子を下方から包囲する皿状の回転筒と、回転筒
と螺旋転子との間に設けられ、螺旋転子を上方から包囲
して、螺旋転子側に下向きの流路を形成するとともに、
回転筒側に上向きの流路を形成する固定筒と、該固定筒
と回転筒との間の流路から流出する精白麦粒を搬送部に
供給する搬送路とから構成したことにより、螺旋転子と
固定筒との間の流路を、螺旋転子の回転によって環状に
流下する精白麦粒に対して、螺旋転子下部に設けられた
水分添加口より放射状に水が供給されるため、流下中の
全ての精白麦粒に対してむらなく水分を添加することが
できる。
水分添加部と、水分が添加された精白麦粒を搬送する搬
送部とからなる精白麦粒加水装置において、水分添加部
を、精白麦粒を上方から下方へ移送する螺旋転子と、螺
旋転子下部に設けられ、給水管に接続した水分添加口
と、螺旋転子下端に固設されるとともに、上方に湾曲し
て螺旋転子を下方から包囲する皿状の回転筒と、回転筒
と螺旋転子との間に設けられ、螺旋転子を上方から包囲
して、螺旋転子側に下向きの流路を形成するとともに、
回転筒側に上向きの流路を形成する固定筒と、該固定筒
と回転筒との間の流路から流出する精白麦粒を搬送部に
供給する搬送路とから構成したことにより、螺旋転子と
固定筒との間の流路を、螺旋転子の回転によって環状に
流下する精白麦粒に対して、螺旋転子下部に設けられた
水分添加口より放射状に水が供給されるため、流下中の
全ての精白麦粒に対してむらなく水分を添加することが
できる。
【0018】搬送部を、一端に搬送路と接続する供給口
を、他端に排出口を設けた円筒形の機枠と、機枠を振動
可能に支承する複数のジョイントと、複数の撹拌羽根を
植設した主軸からなり、機枠内に回転自在に横設した撹
拌装置と、機枠に固設した振動発生装置とから構成した
ことにより、精白麦粒は常に撹拌装置による撹拌作用を
受け、精白麦粒どうし固着することがなく、また、精白
麦粒は機枠内壁面を振動しながら移動するため、機枠内
に精白麦が残留することがない。
を、他端に排出口を設けた円筒形の機枠と、機枠を振動
可能に支承する複数のジョイントと、複数の撹拌羽根を
植設した主軸からなり、機枠内に回転自在に横設した撹
拌装置と、機枠に固設した振動発生装置とから構成した
ことにより、精白麦粒は常に撹拌装置による撹拌作用を
受け、精白麦粒どうし固着することがなく、また、精白
麦粒は機枠内壁面を振動しながら移動するため、機枠内
に精白麦が残留することがない。
【図1】精白麦粒加水装置の縦断面図である。
【図2】精白麦粒加水装置の正面図である。
【図3】水分添加部の拡大断面図である。
1 精白麦粒加水装置 2 水分添加部 3 搬送部 4 供給樋 5 螺旋転子 6 モータ 7 給水管 8 水分添加口 9 回転筒 10 流路 11 流路 12 固定筒 13 搬送路 14 供給口 15 排出口 16 機枠 17 支持枠 18 軸受 19 軸受 20 撹拌羽根 21 主軸 22 撹拌装置 23 プーリー 24 モータ 25 プーリー 26 分銅 27 抵抗蓋 28 排出樋 29 支持片 30 ジョイント 31 振動モータ
Claims (2)
- 【請求項1】 水を供給して精白麦粒に水分を添加する
水分添加部と、水分が添加された精白麦粒を搬送する搬
送部とからなる精白麦粒加水装置において、前記水分添
加部が、精白麦粒を上方から下方へ移送する螺旋転子
と、該螺旋転子下部に設けられ、給水管に接続した水分
添加口と、前記螺旋転子下端に固設されるとともに、上
方に湾曲して前記螺旋転子を下方から包囲する皿状の回
転筒と、該回転筒と前記螺旋転子との間に設けられ、前
記螺旋転子を上方から包囲して、前記螺旋転子側に下向
きの流路を形成するとともに、前記回転筒に上向きの流
路を形成する固定筒と、該固定筒と前記回転筒との間の
流路から流出する精白麦粒を前記搬送部に供給する搬送
路とからなることを特徴とする精白麦粒加水装置。 - 【請求項2】 前記搬送部が、一端に前記搬送路と接続
する供給口を、他端に排出口を設けた円筒形の機枠と、
該機枠を振動可能に支承する複数のジョイントと、複数
の撹拌羽根を植設した主軸からなり、前記機枠内に回転
自在に横設した撹拌装置と、前記機枠に固設した振動発
生装置とからなる請求項1記載の精白麦粒加水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12912196A JP3385846B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 精白麦粒加水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12912196A JP3385846B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 精白麦粒加水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09290167A true JPH09290167A (ja) | 1997-11-11 |
JP3385846B2 JP3385846B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=15001604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12912196A Expired - Fee Related JP3385846B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 精白麦粒加水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3385846B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014188476A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Nippon Flour Mills Co Ltd | 小麦加水試験機 |
CN107712956A (zh) * | 2017-10-11 | 2018-02-23 | 苏州和必尔斯电子科技有限公司 | 一种用于大豆加工的环保型清洗装置 |
-
1996
- 1996-04-24 JP JP12912196A patent/JP3385846B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014188476A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Nippon Flour Mills Co Ltd | 小麦加水試験機 |
CN107712956A (zh) * | 2017-10-11 | 2018-02-23 | 苏州和必尔斯电子科技有限公司 | 一种用于大豆加工的环保型清洗装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3385846B2 (ja) | 2003-03-10 |
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