JPH092895A - ガラス状カーボン製サセプタ - Google Patents

ガラス状カーボン製サセプタ

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JPH092895A
JPH092895A JP17157995A JP17157995A JPH092895A JP H092895 A JPH092895 A JP H092895A JP 17157995 A JP17157995 A JP 17157995A JP 17157995 A JP17157995 A JP 17157995A JP H092895 A JPH092895 A JP H092895A
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JP
Japan
Prior art keywords
susceptor
wafer
glassy carbon
reaction chamber
aqueous solution
Prior art date
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Pending
Application number
JP17157995A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Ohashi
忠 大橋
Eiichi Sotodani
栄一 外谷
Masahiko Ichijima
雅彦 市島
Masayuki Shimada
真幸 島田
Shinichi Mitani
慎一 三谷
Yasuaki Honda
恭章 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd, Toshiba Ceramics Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
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Publication of JPH092895A publication Critical patent/JPH092895A/ja
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  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエハの品質を向上でき、かつ長寿命なサセ
プタを提供する。 【構成】 サセプタにウエハを設置した状態で、反応室
内にサセプタを設け、反応室内に反応ガスを流しながら
ウエハを加熱して、ウエハ表面に気相成長膜を形成する
気相成長装置において使用し、サセプタの全体をガラス
状カーボンで形成したことを特徴とするガラス状カーボ
ン製サセプタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】本発明は、気相成長装置に使用す
るガラス状カーボン製サセプタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、気相成長装置は石英又はステン
レス製炉内に反応室を形成し、その中にサセプタを設け
ている。ウエハがサセプタ上に載置され、サセプタが加
熱される。そして反応ガスが反応室内に導かれ、サセプ
タ上に接触される。
【0003】従来のサセプタは中実のカーボン基材の表
面にSiC膜やガラス状カーボン膜をコーティングした
ものが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】中実のカーボン基材の
表面にSiC膜やガラス状カーボン膜をコーティングし
た従来のサセプタにおいては、次の点が問題になってい
た。
【0005】1)膜のところでエッチングが生じがちで
あった。
【0006】2)HNO3 −HF水溶液で洗浄できなか
った。
【0007】3)SiC膜やガラス状カーボン膜にピン
ホールが形成され、そこからクラックが入りやすかっ
た。そうすると、カーボン基材からの不純物のガス放出
が多くなったり、パーティクルが発生する欠点があっ
た。カーボン中に吸着されていた不純物が加熱中に発生
して、処理中のウエハに悪影響を与えることがあった。
【0008】以上のような従来技術の欠点を解決して、
ウエハの品質を向上でき、かつ長寿命なサセプタを提供
することが本発明の目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、サセプターに
ウエハを設置した状態で、反応室内にサセプターを設
け、反応室内に反応ガスを流しながらウエハを加熱し
て、ウエハ表面に気相成長膜を形成する気相成長装置に
おいて、サセプタの全体をガラス状カーボンで形成した
ことを特徴とするガラス状カーボン製サセプタを要旨と
している。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、従来のサセプタにあっ
た前述の諸欠点1)〜3)が解消される。とくに、サセ
プタ全体がガラス状カーボンで形成されているので、従
来のSiC膜やガラス状カーボン膜のコーティング付き
のカーボン基材で生じがちであった、不都合な膜のピン
ホールに基因する諸問題が生じない。たとえば、不純物
のガス放出やクラックが生じにくくなる。
【0011】さらに、本発明によれば、SiC膜やガラ
ス状カーボン膜のコーティングではエッチングが生じや
すいため不可能であったHNO3 −HF水溶液による洗
浄が可能となった。それゆえ、加熱処理後にサセプタの
表面にポリシリコンが付着しても、HNO3 −HF水溶
液で洗浄できる。
【0012】しかも、ウエハとガラス状カーボンの熱膨
張係数が近似しているので、昇降温プロセスで熱膨張率
差に基因するパーティクルの発生が回避できる。同じ理
由により、サセプタの全面にポリシリコンが付着して
も、サセプタが過度に応力を受けたり変形したりしな
い。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の好適な実施
例を説明する。
【0014】まず、バレル型サセプタの実施例を説明す
る。
【0015】図1において、炉内に反応室1を形成し、
反応室1の上方側部にノズル2が設けられていて、そこ
を介して反応ガスが反応室1内に所定の流速で流入す
る。反応室1の内部には、バレル型のサセプタ3が設け
られており、サセプタ3にはウエハ4が取りつけられて
いる。この他に加熱手段や、反応ガスを均一にウエハ4
に流すために整流手段その他が設けられているが、図の
簡略化のために、それらの図示は省略している。
【0016】この気相成長装置においては、反応室1内
は50〜400Torrの減圧雰囲気が形成され、ノズ
ル2からジクロルシラン等の原料ガスと水素等のキャリ
アガスが多量に導入され、ウエハ4の表面に気相成長が
行われる。この際には、ウエハ温度は1150℃程度で
加熱されている。
【0017】サセプタをガラス状カーボンで形成してい
るため、それらの表面が平滑な状態になっていて、簡単
にHNO3 −HF水溶液で表面を洗浄できる。その結
果、表面は再度良好な平滑状態で、再使用が容易とな
る。
【0018】本発明に使用するサセプタ3は、次に説明
するようなガラス状カーボンで形成するのが好まし
い。。
【0019】ガラス状カーボンは、外観がガラス状の硬
質炭素であり、例えば熱硬化性樹脂の固相炭素化によっ
て生成することができる。好ましいガラス状カーボンは
カサ密度が1.50〜1.56g/cm3 であり、曲げ
強度が100MPa以上であり、固有抵抗が4000〜
4400μΩcmであり、開気孔率が0.1%以下であ
り、ショア硬度が100以上であり、熱伝導率が5〜1
0W/m・Kである。これらの範囲を外れる場合には、
加熱特性が不安定になる恐れがある。
【0020】ガラス状カーボン製のサセプタ3の製造方
法の一例を述べる。まず、原料となる樹脂(例えばフラ
ン系樹脂やフェノール系樹脂等)を所定の形状に成形
し、しかる後に非酸化性雰囲気において950℃で焼成
することによって樹脂をガラス状カーボンにすることが
できる。
【0021】次は、本発明による他の型式のサセプタに
ついて説明する。
【0022】図2において、ベース10の下面には上方
に向かって伸びる中空円筒体11が取付けられ、その上
端にヒータ支え12が取付けられている。ヒータ支え1
2には絶縁棒13、反射板14及び絶縁棒15を介して
ヒータ16が取付けられている。中空円筒体11の下端
はフタ18によって閉じられ、中空円筒体11の内部に
はフタ18を貫通してヒータ16に接続された給電用配
線17が設けられている。
【0023】中空円筒体11の周囲を囲むように中空回
転軸20が設けられ、中空回転軸20はベアリング2
0,21により中空円筒体11と無関係に回転自在にベ
ース10に取付けられている。中空回転軸20にはプー
リ22が取付けられ、ベルト23により図示しないモー
タにより回転を与えられるようになっている。
【0024】中空回転軸20の上端は、一部のみを示す
ベルジャ24によってベース10の上面上方に形成され
る反応室25内に伸び、その上端にはキー26を介して
炭素製の支持円盤27が固着されている。支持円盤27
には石英ガラス、炭素又はセラミックス製の支持リング
28が支持円盤27と一体的に回転可能に取付けられて
いる。
【0025】支持リング28は、ヒータ支え12、反射
板14及びヒータ16の外周を囲んで、ヒータ16より
上方へ伸びている。
【0026】支持リング28の上端には段部31が形成
され、段部31にリング状のサセプタ32が嵌着され、
サセプタ32の上面内周寄りに形成された段部33内に
ウエハWを保持するようになっている。サセプタ32に
支持されたウエハWは、ヒータ16と所定の間隔を有す
るように置かれる。
【0027】支持リング28の外周には所定の隙間をも
って円筒状の保温筒40が同心状に配置されている。
【0028】次いで本装置の作用について説明する。ヒ
ータ16に給電し、加熱を行うと共に、中空回転軸20
を回転させ、サセプタ32及びウエハWを回転させる。
ウエハWとサセプタ32はヒータ16によって加熱され
る。
【0029】サセプタ32は、間隔Cを所定値に保つよ
うにウエハWを支持すると共に、ヒータ16によって加
熱され、ウエハWの外周を加熱して該外周の温度低下を
抑え、ウエハWの中心から外周までの全域にわたり、均
一な温度分布とする役目を有している。
【0030】ウエハWを所定の気相成長温度に加熱した
ところで、反応ガスを図2において上方からウエハWに
向けて流下させることにより気相成長を施こすが、この
ときウエハWの表面だけでなく、サセプタ32の表面に
も気相成長膜が形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図。
【図2】本発明の第2実施例を示す図。
【符号の説明】
3,32 サセプタ 4,W ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市島 雅彦 山形県西置賜郡小国町大字小国町378番地 東芝セラミックス株式会社小国製造所内 (72)発明者 島田 真幸 静岡県沼津市大岡2068−3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 三谷 慎一 静岡県沼津市大岡2068−3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 本多 恭章 静岡県沼津市大岡2068−3 東芝機械株式 会社沼津事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サセプタにウエハを設置した状態で、反
    応室内にサセプタを設け、反応室内に反応ガスを流しな
    がらウエハを加熱して、ウエハ表面に気相成長膜を形成
    する気相成長装置において、サセプタの全体をガラス状
    カーボンで形成したことを特徴とするガラス状カーボン
    製サセプタ。
JP17157995A 1995-06-15 1995-06-15 ガラス状カーボン製サセプタ Pending JPH092895A (ja)

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JP17157995A JPH092895A (ja) 1995-06-15 1995-06-15 ガラス状カーボン製サセプタ

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JP17157995A JPH092895A (ja) 1995-06-15 1995-06-15 ガラス状カーボン製サセプタ

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JPH092895A true JPH092895A (ja) 1997-01-07

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JP (1) JPH092895A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060770A1 (ja) * 2007-11-08 2009-05-14 Sumco Corporation 気相成長用サセプタ
JP2011146506A (ja) * 2010-01-14 2011-07-28 Sumco Corp 気相成長装置用サセプタ及び気相成長装置

Cited By (3)

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WO2009060770A1 (ja) * 2007-11-08 2009-05-14 Sumco Corporation 気相成長用サセプタ
JP5321980B2 (ja) * 2007-11-08 2013-10-23 株式会社Sumco 気相成長用サセプタ
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