JPH09289447A - Pll回路 - Google Patents
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電圧制御発振器の感度の製造バラツキによっ
てPLL回路の応答帯域が変動する。 【解決手段】 入力信号に基づいて所定の周波数のクロ
ック信号を生成する本来のPLL回路10に対して、こ
のPLL回路10内の電圧制御発振器14と特性がほぼ
等しい電圧制御発振器24を有するダミーのPLL回路
20を設け、このダミーのPLL回路20内の電圧制御
発振器24のロック電圧に基づいて本来のPLL回路1
0内のチャージポンプ回路12の出力電流を制御するこ
とによって本来のPLL回路10の利得を制御する。
てPLL回路の応答帯域が変動する。 【解決手段】 入力信号に基づいて所定の周波数のクロ
ック信号を生成する本来のPLL回路10に対して、こ
のPLL回路10内の電圧制御発振器14と特性がほぼ
等しい電圧制御発振器24を有するダミーのPLL回路
20を設け、このダミーのPLL回路20内の電圧制御
発振器24のロック電圧に基づいて本来のPLL回路1
0内のチャージポンプ回路12の出力電流を制御するこ
とによって本来のPLL回路10の利得を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL(Phas
e Locked Loop)回路に関する。
e Locked Loop)回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のPLL回路は、図6に示すよう
に、位相比較器101、チャージポンプ回路102、ル
ープフィルタ103、電圧制御発振器(VCO)104
および分周器105から構成されている。かかる構成の
PLL回路では、チャージポンプ回路102の出力電流
をIp、ループフィルタ103の定数をR,C、電圧制
御発振器104の感度をKo、分周器105の分周比を
Nとすると、入力信号の位相変化に対する出力信号の位
相の応答は、次式で表される。
に、位相比較器101、チャージポンプ回路102、ル
ープフィルタ103、電圧制御発振器(VCO)104
および分周器105から構成されている。かかる構成の
PLL回路では、チャージポンプ回路102の出力電流
をIp、ループフィルタ103の定数をR,C、電圧制
御発振器104の感度をKo、分周器105の分周比を
Nとすると、入力信号の位相変化に対する出力信号の位
相の応答は、次式で表される。
【0003】
【数1】 ここに、ωn は自然角周波数、ζはダンピング係数であ
り、それぞれ、
り、それぞれ、
【数2】 で表される。
【0004】この応答の−3dB帯域は、次式で表され
る。
る。
【数3】 すなわち、応答の帯域は、ダンピング係数ζの大きな領
域では、電圧制御発振器104の感度Koとチャージポ
ンプ回路102の出力電流Ipとループフィルタ103
の定数Rとの積、即ちループ利得に比例する。
域では、電圧制御発振器104の感度Koとチャージポ
ンプ回路102の出力電流Ipとループフィルタ103
の定数Rとの積、即ちループ利得に比例する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このPLL
回路を全てひとつの半導体集積回路に作り込む場合、電
圧制御発振器104、チャージポンプ回路102内の抵
抗およびループフィルタ103内の抵抗は、すべて強い
比例相関に支配される製造バラツキを持つ。したがっ
て、チャージポンプ回路102の出力電流Ipとループ
フィルタ103の定数Rは反比例する傾向にあり、両者
の積は製造バラツキを受けにくい。しかし、応答帯域は
電圧制御発振器104の感度Koの製造バラツキによっ
て変動してしまうため、PLL回路の応答帯域を厳密に
管理することが困難であった。
回路を全てひとつの半導体集積回路に作り込む場合、電
圧制御発振器104、チャージポンプ回路102内の抵
抗およびループフィルタ103内の抵抗は、すべて強い
比例相関に支配される製造バラツキを持つ。したがっ
て、チャージポンプ回路102の出力電流Ipとループ
フィルタ103の定数Rは反比例する傾向にあり、両者
の積は製造バラツキを受けにくい。しかし、応答帯域は
電圧制御発振器104の感度Koの製造バラツキによっ
て変動してしまうため、PLL回路の応答帯域を厳密に
管理することが困難であった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、電圧制御発振器の特
性変動に起因するループの応答帯域の変動を抑圧するこ
とが可能なPLL回路を提供することにある。
であり、その目的とするところは、電圧制御発振器の特
性変動に起因するループの応答帯域の変動を抑圧するこ
とが可能なPLL回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるPLL回路
は、入力信号に基づいて所定の周波数のクロック信号を
生成する第1のPLL回路と、この第1のPLL回路内
の電圧制御発振器と特性がほぼ等しい電圧制御発振器を
有し、参照信号に基づいて動作する第2のPLL回路
と、この第2のPLL回路内の電圧制御発振器のロック
電圧に基づいて第1のPLL回路の利得を制御する制御
手段とを備えた構成となっている。
は、入力信号に基づいて所定の周波数のクロック信号を
生成する第1のPLL回路と、この第1のPLL回路内
の電圧制御発振器と特性がほぼ等しい電圧制御発振器を
有し、参照信号に基づいて動作する第2のPLL回路
と、この第2のPLL回路内の電圧制御発振器のロック
電圧に基づいて第1のPLL回路の利得を制御する制御
手段とを備えた構成となっている。
【0008】上記構成のPLL回路において、ループ内
の電圧制御発振器の特性の変動には一定の傾向があり、
第1,第2のPLL回路内の電圧制御発振器の各特性が
ほぼ等しいことから、第2のPLL回路内の電圧制御発
振器のロック電圧は、第1のPLL回路内の電圧制御発
振器の感度を推定する指標となる。したがって、第2の
PLL回路内の電圧制御発振器のロック電圧に基づいて
第1のPLL回路の利得を制御することで、第1のPL
L回路内の電圧制御発振器の感度の製造バラツキによる
ループの応答帯域の変動を補正できる。その結果、第1
のPLL回路の応答帯域が安定化する。
の電圧制御発振器の特性の変動には一定の傾向があり、
第1,第2のPLL回路内の電圧制御発振器の各特性が
ほぼ等しいことから、第2のPLL回路内の電圧制御発
振器のロック電圧は、第1のPLL回路内の電圧制御発
振器の感度を推定する指標となる。したがって、第2の
PLL回路内の電圧制御発振器のロック電圧に基づいて
第1のPLL回路の利得を制御することで、第1のPL
L回路内の電圧制御発振器の感度の製造バラツキによる
ループの応答帯域の変動を補正できる。その結果、第1
のPLL回路の応答帯域が安定化する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の第1の実施形態を示すブ
ロック図である。図1において、本実施形態に係るPL
L回路は、入力信号に基づいて所定の周波数のクロック
信号を生成する第1のPLL回路10と、参照信号にロ
ックし、そのロック電圧によって第1のPLL回路10
の利得を制御する第2のPLL回路20とから構成され
ている。
ロック図である。図1において、本実施形態に係るPL
L回路は、入力信号に基づいて所定の周波数のクロック
信号を生成する第1のPLL回路10と、参照信号にロ
ックし、そのロック電圧によって第1のPLL回路10
の利得を制御する第2のPLL回路20とから構成され
ている。
【0011】第1のPLL回路10は、外部から与えら
れる入力信号を一方の入力とする位相比較器11と、こ
の位相比較器11からの位相情報(UP/DOWN)に
よってパルス幅変調された電流Ipを出力するチャージ
ポンプ回路12と、チャージポンプ回路12の出力電流
Ipを平滑化する抵抗R1およびコンデンサC1からな
るループフィルタ13と、このループフィルタ13の直
流出力電圧を制御電圧とし、入力信号のN倍の周波数の
クロック信号を出力する電圧制御発振器14と、この電
圧制御発振器14の発振周波数を1/N分周して位相比
較器11の他方の入力とする分周器15とから構成され
ている。
れる入力信号を一方の入力とする位相比較器11と、こ
の位相比較器11からの位相情報(UP/DOWN)に
よってパルス幅変調された電流Ipを出力するチャージ
ポンプ回路12と、チャージポンプ回路12の出力電流
Ipを平滑化する抵抗R1およびコンデンサC1からな
るループフィルタ13と、このループフィルタ13の直
流出力電圧を制御電圧とし、入力信号のN倍の周波数の
クロック信号を出力する電圧制御発振器14と、この電
圧制御発振器14の発振周波数を1/N分周して位相比
較器11の他方の入力とする分周器15とから構成され
ている。
【0012】第2のPLL回路20も、基本的には第1
のPLL回路10と同様に、参照信号を一方の入力とす
る位相比較器21と、この位相比較器21からの位相情
報によってパルス幅変調された電流Ipを出力するチャ
ージポンプ回路22と、チャージポンプ回路22の出力
電流Ipを平滑化する抵抗R2およびコンデンサC2か
らなるループフィルタ23と、このループフィルタ23
の直流出力電圧を制御電圧とし、参照信号のM倍の周波
数のクロック信号を発生する電圧制御発振器24と、こ
の電圧制御発振器24の発振周波数を1/M分周して位
相比較器21の他方の入力とする分周器25とから構成
されている。電圧制御発振器24としては、第1のPL
L回路10内の電圧制御発振器14とほぼ等しい特性の
ものが用いられる。
のPLL回路10と同様に、参照信号を一方の入力とす
る位相比較器21と、この位相比較器21からの位相情
報によってパルス幅変調された電流Ipを出力するチャ
ージポンプ回路22と、チャージポンプ回路22の出力
電流Ipを平滑化する抵抗R2およびコンデンサC2か
らなるループフィルタ23と、このループフィルタ23
の直流出力電圧を制御電圧とし、参照信号のM倍の周波
数のクロック信号を発生する電圧制御発振器24と、こ
の電圧制御発振器24の発振周波数を1/M分周して位
相比較器21の他方の入力とする分周器25とから構成
されている。電圧制御発振器24としては、第1のPL
L回路10内の電圧制御発振器14とほぼ等しい特性の
ものが用いられる。
【0013】また、第2のPLL回路20のループフィ
ルタ23の直流出力電圧、即ち電圧制御発振器24の制
御電圧Vcは、フィルタ30を介して第1のPLL回路
10のチャージポンプ回路12に、その出力電流Ipを
制御する制御入力として供給される。フィルタ30は、
電圧制御発振器24の制御電圧Vcに含まれるリップル
ノイズを除去するために設けられたものである。したが
って、このリップルノイズが回路動作上無視できる程度
のものであれば、フィルタ30を省略し、電圧制御発振
器24の制御電圧Vcを直接にチャージポンプ回路12
に制御入力として与えるようにすることも可能である。
ルタ23の直流出力電圧、即ち電圧制御発振器24の制
御電圧Vcは、フィルタ30を介して第1のPLL回路
10のチャージポンプ回路12に、その出力電流Ipを
制御する制御入力として供給される。フィルタ30は、
電圧制御発振器24の制御電圧Vcに含まれるリップル
ノイズを除去するために設けられたものである。したが
って、このリップルノイズが回路動作上無視できる程度
のものであれば、フィルタ30を省略し、電圧制御発振
器24の制御電圧Vcを直接にチャージポンプ回路12
に制御入力として与えるようにすることも可能である。
【0014】図2に、チャージポンプ回路12の回路構
成の一例を示す。同図において、エミッタが共通接続さ
れたpnpトランジスタQ1,Q2によって第1の差動
回路31が構成され、エミッタが共通接続されたnpn
トランジスタQ3,Q4によって第2の差動回路32が
構成されている。そして、トランジスタQ1,Q3の各
コレクタが共通接続されて回路出力端となり、ここから
チャージポンプ出力が導出され、図1のループフィルタ
13および電圧制御発振器14に供給される。トランジ
スタQ2,Q4の各コレクタは接地されている。
成の一例を示す。同図において、エミッタが共通接続さ
れたpnpトランジスタQ1,Q2によって第1の差動
回路31が構成され、エミッタが共通接続されたnpn
トランジスタQ3,Q4によって第2の差動回路32が
構成されている。そして、トランジスタQ1,Q3の各
コレクタが共通接続されて回路出力端となり、ここから
チャージポンプ出力が導出され、図1のループフィルタ
13および電圧制御発振器14に供給される。トランジ
スタQ2,Q4の各コレクタは接地されている。
【0015】第1の差動回路31のトランジスタQ1,
Q2の各ベース間には、図1の位相比較器11から位相
を進めるための情報であるUP信号が印加される。第2
の差動回路32のトランジスタQ3,Q4の各ベース間
には、上記位相比較器11から位相を遅らせるための情
報であるDOWN信号が印加される。トランジスタQ
3,Q4のエミッタ共通接続点とグランドとの間には、
npnトランジスタQ5および抵抗R11が直列に接続
されて電流源33を構成している。この電流源33のト
ランジスタQ5のベースには、図1のループフィルタ2
3からフィルタ30を介して制御電圧Vcが印加され
る。これにより、電流源33はこの制御電圧Vcに応じ
て第2の差動回路32から引き込む電流を制御する。
Q2の各ベース間には、図1の位相比較器11から位相
を進めるための情報であるUP信号が印加される。第2
の差動回路32のトランジスタQ3,Q4の各ベース間
には、上記位相比較器11から位相を遅らせるための情
報であるDOWN信号が印加される。トランジスタQ
3,Q4のエミッタ共通接続点とグランドとの間には、
npnトランジスタQ5および抵抗R11が直列に接続
されて電流源33を構成している。この電流源33のト
ランジスタQ5のベースには、図1のループフィルタ2
3からフィルタ30を介して制御電圧Vcが印加され
る。これにより、電流源33はこの制御電圧Vcに応じ
て第2の差動回路32から引き込む電流を制御する。
【0016】一方、第1の差動回路31のトランジスタ
Q1,Q2のエミッタ共通接続点と電源Vccとの間に
は、pnpトランジスタQ6が接続されている。このト
ランジスタQ6は、ベース・コレクタが共通接続された
pnpトランジスタQ7とベースが共通接続されること
によってカレントミラー回路34を構成している。ま
た、トランジスタQ7のコレクタとグランドとの間に
は、npnトランジスタQ8および抵抗R12が直列に
接続されて電流源35を構成している。この電流源35
のトランジスタQ8のベースには、電流源33と同様
に、制御電圧Vcが印加される。これにより、電流源3
5はこの制御電圧Vcに応じて第1の差動回路31に流
し込む電流を制御する。
Q1,Q2のエミッタ共通接続点と電源Vccとの間に
は、pnpトランジスタQ6が接続されている。このト
ランジスタQ6は、ベース・コレクタが共通接続された
pnpトランジスタQ7とベースが共通接続されること
によってカレントミラー回路34を構成している。ま
た、トランジスタQ7のコレクタとグランドとの間に
は、npnトランジスタQ8および抵抗R12が直列に
接続されて電流源35を構成している。この電流源35
のトランジスタQ8のベースには、電流源33と同様
に、制御電圧Vcが印加される。これにより、電流源3
5はこの制御電圧Vcに応じて第1の差動回路31に流
し込む電流を制御する。
【0017】次に、上記構成の第1の実施形態に係るP
LL回路の回路動作について説明する。
LL回路の回路動作について説明する。
【0018】第2のPLL回路20が参照信号にロック
し、そのロック周波数が一定の場合に、電圧制御発振器
24の制御電圧は、電圧制御発振器24の製造バラツキ
や温度、電圧による特性の変動に応じて異なるロック電
圧になる。この電圧制御発振器24の特性変動の様子を
図3に示す。すなわち、図3の特性図から明らかなよう
に、典型的な特性を持つ電圧制御発振器24のロック電
圧(制御電圧)をVcとすると、製造バラツキ等によっ
て速くなったロック電圧Vc′はロック電圧Vcよりも
小さく、遅くなったロック電圧Vc″はロック電圧Vc
よりも大きい。
し、そのロック周波数が一定の場合に、電圧制御発振器
24の制御電圧は、電圧制御発振器24の製造バラツキ
や温度、電圧による特性の変動に応じて異なるロック電
圧になる。この電圧制御発振器24の特性変動の様子を
図3に示す。すなわち、図3の特性図から明らかなよう
に、典型的な特性を持つ電圧制御発振器24のロック電
圧(制御電圧)をVcとすると、製造バラツキ等によっ
て速くなったロック電圧Vc′はロック電圧Vcよりも
小さく、遅くなったロック電圧Vc″はロック電圧Vc
よりも大きい。
【0019】電圧制御発振器の特性の変動には一定の傾
向があり、ロック周波数における感度は、典型的特性の
電圧制御発振器の感度をKoとすると、速い電圧制御発
振器の感度Ko′は感度Koよりも高く、遅い電圧制御
発振器の感度Ko″は感度Koよりも低い。したがっ
て、ロック電圧Vcと電圧制御発振器の感度には負の強
い相関がある。すなわち、電圧制御発振器24のロック
電圧は電圧制御発振器14の感度を推定する指標とな
る。
向があり、ロック周波数における感度は、典型的特性の
電圧制御発振器の感度をKoとすると、速い電圧制御発
振器の感度Ko′は感度Koよりも高く、遅い電圧制御
発振器の感度Ko″は感度Koよりも低い。したがっ
て、ロック電圧Vcと電圧制御発振器の感度には負の強
い相関がある。すなわち、電圧制御発振器24のロック
電圧は電圧制御発振器14の感度を推定する指標とな
る。
【0020】ここで、電圧制御発振器14と電圧制御発
振器24とが同じ要因で特性変動を生じている場合に
は、両電圧制御発振器14,24の感度には強い正の相
関がある。したがって、電圧制御発振器24のロック電
圧に応じてチャージポンプ回路12の出力電流Ipを調
整することにより、電圧制御発振器14の感度Koにほ
ぼ反比例させることができる。従来技術でも説明したよ
うに、チャージポンプ回路12の出力電流Ipをループ
フィルタ13の抵抗R1に反比例させることは容易であ
り、次式で表される特性を実現できる。
振器24とが同じ要因で特性変動を生じている場合に
は、両電圧制御発振器14,24の感度には強い正の相
関がある。したがって、電圧制御発振器24のロック電
圧に応じてチャージポンプ回路12の出力電流Ipを調
整することにより、電圧制御発振器14の感度Koにほ
ぼ反比例させることができる。従来技術でも説明したよ
うに、チャージポンプ回路12の出力電流Ipをループ
フィルタ13の抵抗R1に反比例させることは容易であ
り、次式で表される特性を実現できる。
【0021】
【数4】 ここで、数4の式を数3の式に代入すると次式が得ら
れ、帯域が素子や回路の特性変動によらず、一定になる
ことがわかる。
れ、帯域が素子や回路の特性変動によらず、一定になる
ことがわかる。
【数5】
【0022】上述したように、いわゆるダミーとして第
2のPLL回路20を設けたPLL回路において、第2
のPLL回路20の電圧制御発振器24の制御電圧Vc
を第1のPLL回路10のチャージポンプ回路12の制
御入力とし、その出力電流Ipを制御することにより、
第1のPLL回路10のチャージポンプ回路12の出力
電流Ipが、第2のPLL回路20の電圧制御発振器2
4の制御電圧Vcの関数として制御される。これによ
り、第2のPLL回路20の電圧制御発振器24のロッ
ク電圧Vcによって第1のPLL回路10の利得を制御
できるので、第1のPLL回路10の電圧制御発振器1
4の感度の製造バラツキによるループ帯域の変動を補正
することができ、よって第1のPLL回路10の応答帯
域を安定化できる。
2のPLL回路20を設けたPLL回路において、第2
のPLL回路20の電圧制御発振器24の制御電圧Vc
を第1のPLL回路10のチャージポンプ回路12の制
御入力とし、その出力電流Ipを制御することにより、
第1のPLL回路10のチャージポンプ回路12の出力
電流Ipが、第2のPLL回路20の電圧制御発振器2
4の制御電圧Vcの関数として制御される。これによ
り、第2のPLL回路20の電圧制御発振器24のロッ
ク電圧Vcによって第1のPLL回路10の利得を制御
できるので、第1のPLL回路10の電圧制御発振器1
4の感度の製造バラツキによるループ帯域の変動を補正
することができ、よって第1のPLL回路10の応答帯
域を安定化できる。
【0023】図4は、本発明の第2の実施形態を示すブ
ロック図である。図4において、本実施形態に係るPL
L回路は、入力信号に基づいて所定の周波数のクロック
信号を生成する第1のPLL回路40と、参照信号にロ
ックし、そのロック電圧によって第1のPLL回路40
の利得を制御する第2のPLL回路50とから構成され
ている。
ロック図である。図4において、本実施形態に係るPL
L回路は、入力信号に基づいて所定の周波数のクロック
信号を生成する第1のPLL回路40と、参照信号にロ
ックし、そのロック電圧によって第1のPLL回路40
の利得を制御する第2のPLL回路50とから構成され
ている。
【0024】第1のPLL回路40は、外部から与えら
れる入力信号を一方の入力とする位相比較器41と、こ
の位相比較器41からの位相情報(UP/DOWN)に
よってパルス幅変調された電流Ipを出力するチャージ
ポンプ回路42と、チャージポンプ回路42の出力電流
Ipを平滑化する可変抵抗VRおよびコンデンサC3か
らなるループフィルタ43と、このループフィルタ43
の直流出力電圧を制御電圧とし、入力信号のN倍の周波
数のクロック信号を出力する電圧制御発振器44と、こ
の電圧制御発振器44の発振周波数を1/N分周して位
相比較器41の他方の入力とする分周器45とから構成
されている。
れる入力信号を一方の入力とする位相比較器41と、こ
の位相比較器41からの位相情報(UP/DOWN)に
よってパルス幅変調された電流Ipを出力するチャージ
ポンプ回路42と、チャージポンプ回路42の出力電流
Ipを平滑化する可変抵抗VRおよびコンデンサC3か
らなるループフィルタ43と、このループフィルタ43
の直流出力電圧を制御電圧とし、入力信号のN倍の周波
数のクロック信号を出力する電圧制御発振器44と、こ
の電圧制御発振器44の発振周波数を1/N分周して位
相比較器41の他方の入力とする分周器45とから構成
されている。
【0025】第2のPLL回路50も、基本的には第1
のPLL回路40と同様に、参照信号を一方の入力とす
る位相比較器51と、この位相比較器51からの位相情
報によって時間変調された大きさの電流Ipを出力する
チャージポンプ回路52と、チャージポンプ回路52の
出力電流Ipを平滑化する抵抗R4およびコンデンサC
4からなるループフィルタ53と、このループフィルタ
53の直流出力電圧を制御電圧とし、参照信号のM倍の
周波数のクロック信号を発生する電圧制御発振器54
と、この電圧制御発振器54の発振周波数を1/M分周
して位相比較器51の他方の入力とする分周器55とか
ら構成されている。電圧制御発振器54としては、第1
のPLL回路40内の電圧制御発振器44とほぼ等しい
特性のものが用いられる。
のPLL回路40と同様に、参照信号を一方の入力とす
る位相比較器51と、この位相比較器51からの位相情
報によって時間変調された大きさの電流Ipを出力する
チャージポンプ回路52と、チャージポンプ回路52の
出力電流Ipを平滑化する抵抗R4およびコンデンサC
4からなるループフィルタ53と、このループフィルタ
53の直流出力電圧を制御電圧とし、参照信号のM倍の
周波数のクロック信号を発生する電圧制御発振器54
と、この電圧制御発振器54の発振周波数を1/M分周
して位相比較器51の他方の入力とする分周器55とか
ら構成されている。電圧制御発振器54としては、第1
のPLL回路40内の電圧制御発振器44とほぼ等しい
特性のものが用いられる。
【0026】また、第2のPLL回路50のループフィ
ルタ53の直流出力電圧、即ち電圧制御発振器54の制
御電圧Vcは、フィルタ60を介して第1のPLL回路
40の可変抵抗VRにその抵抗値を制御すべく供給され
る。フィルタ60は、電圧制御発振器54の制御電圧V
cに含まれるリップルノイズを除去するために設けられ
たものである。したがって、このリップルノイズが回路
動作上無視できる程度のものであれば、フィルタ60を
省略し、電圧制御発振器54の制御電圧Vcを直接に可
変抵抗VRに与えるようにすることも可能である。
ルタ53の直流出力電圧、即ち電圧制御発振器54の制
御電圧Vcは、フィルタ60を介して第1のPLL回路
40の可変抵抗VRにその抵抗値を制御すべく供給され
る。フィルタ60は、電圧制御発振器54の制御電圧V
cに含まれるリップルノイズを除去するために設けられ
たものである。したがって、このリップルノイズが回路
動作上無視できる程度のものであれば、フィルタ60を
省略し、電圧制御発振器54の制御電圧Vcを直接に可
変抵抗VRに与えるようにすることも可能である。
【0027】第1のPLL回路40のループフィルタ4
3において、その可変抵抗VRとして、例えば、J(接
合型)‐FETを用いることができる。このJ‐FET
を用いた可変抵抗VRでは、J‐FETのゲートに電圧
制御発振器54の制御電圧Vcを印加し、その制御電圧
Vcの大きさによって空乏層の広がりを制御することに
より、チャネルの幅を広くしたり狭くしたりしてドレイ
ン電流を制御する。これにより、等価的に、電圧制御発
振器54の制御電圧Vcに応じて可変抵抗VRの抵抗値
が変化することになる。
3において、その可変抵抗VRとして、例えば、J(接
合型)‐FETを用いることができる。このJ‐FET
を用いた可変抵抗VRでは、J‐FETのゲートに電圧
制御発振器54の制御電圧Vcを印加し、その制御電圧
Vcの大きさによって空乏層の広がりを制御することに
より、チャネルの幅を広くしたり狭くしたりしてドレイ
ン電流を制御する。これにより、等価的に、電圧制御発
振器54の制御電圧Vcに応じて可変抵抗VRの抵抗値
が変化することになる。
【0028】上記構成の第2の実施形態に係るPLL回
路において、第2のPLL回路50のループフィルタ5
3から供給される制御電圧Vc、即ち電圧制御発振器5
4のロック電圧Vcは、電圧制御発振器55の感度と強
い相関があり、電圧制御発振器44の感度Koとも強い
相関を持っているので、ループフィルタ43の可変抵抗
VRの抵抗値Rを、次式のように制御することができ
る。
路において、第2のPLL回路50のループフィルタ5
3から供給される制御電圧Vc、即ち電圧制御発振器5
4のロック電圧Vcは、電圧制御発振器55の感度と強
い相関があり、電圧制御発振器44の感度Koとも強い
相関を持っているので、ループフィルタ43の可変抵抗
VRの抵抗値Rを、次式のように制御することができ
る。
【数6】 ここで、数6の式を数3の式に代入すると、第1の実施
形態の場合と同様に、数5の式を得ることができ、帯域
が安定することがわかる。
形態の場合と同様に、数5の式を得ることができ、帯域
が安定することがわかる。
【0029】上述したように、第1のPLL回路40に
おけるループフィルタ43の抵抗を可変抵抗VRとし、
第2のPLL回路50の電圧制御発振器54の制御電圧
Vcによって可変抵抗VRの抵抗値を制御することによ
り、第2のPLL回路50の電圧制御発振器54のロッ
ク電圧Vcによって第1のPLL回路40の利得を制御
できるので、第1のPLL回路40の電圧制御発振器4
4の感度の製造バラツキによるループ帯域の変動を補正
することができ、よって第1のPLL回路40の応答帯
域を安定化できる。
おけるループフィルタ43の抵抗を可変抵抗VRとし、
第2のPLL回路50の電圧制御発振器54の制御電圧
Vcによって可変抵抗VRの抵抗値を制御することによ
り、第2のPLL回路50の電圧制御発振器54のロッ
ク電圧Vcによって第1のPLL回路40の利得を制御
できるので、第1のPLL回路40の電圧制御発振器4
4の感度の製造バラツキによるループ帯域の変動を補正
することができ、よって第1のPLL回路40の応答帯
域を安定化できる。
【0030】図5は、本発明の第3の実施形態を示すブ
ロック図である。図5において、本実施形態に係るPL
L回路は、入力信号に基づいて所定の周波数のクロック
信号を生成する第1のPLL回路70と、参照信号にロ
ックし、そのロック電圧によって第1のPLL回路70
の利得を制御する第2のPLL回路80とから構成され
ている。
ロック図である。図5において、本実施形態に係るPL
L回路は、入力信号に基づいて所定の周波数のクロック
信号を生成する第1のPLL回路70と、参照信号にロ
ックし、そのロック電圧によって第1のPLL回路70
の利得を制御する第2のPLL回路80とから構成され
ている。
【0031】第1のPLL回路70は、外部から与えら
れる入力信号を一方の入力とする位相比較器71と、こ
の位相比較器71からの位相情報(UP/DOWN)に
よってパルス幅変調された電流Ipを出力するチャージ
ポンプ回路72と、チャージポンプ回路72の出力電流
Ipを平滑化する抵抗R5およびコンデンサC5からな
るループフィルタ73と、このループフィルタ73の直
流出力電圧を制御電圧とし、入力信号のN倍の周波数の
クロック信号を出力する電圧制御発振器74と、この電
圧制御発振器74の発振周波数を1/N分周して位相比
較器71の他方の入力とする分周器75とから構成され
ている。電圧制御発振器74としては、感度が可変な構
成のものが用いられる。
れる入力信号を一方の入力とする位相比較器71と、こ
の位相比較器71からの位相情報(UP/DOWN)に
よってパルス幅変調された電流Ipを出力するチャージ
ポンプ回路72と、チャージポンプ回路72の出力電流
Ipを平滑化する抵抗R5およびコンデンサC5からな
るループフィルタ73と、このループフィルタ73の直
流出力電圧を制御電圧とし、入力信号のN倍の周波数の
クロック信号を出力する電圧制御発振器74と、この電
圧制御発振器74の発振周波数を1/N分周して位相比
較器71の他方の入力とする分周器75とから構成され
ている。電圧制御発振器74としては、感度が可変な構
成のものが用いられる。
【0032】第2のPLL回路80も、基本的には第1
のPLL回路70と同様に、参照信号を一方の入力とす
る位相比較器81と、この位相比較器81からの位相情
報によって時間変調された大きさの電流Ipを出力する
チャージポンプ回路82と、チャージポンプ回路82の
出力電流Ipを平滑化する抵抗R6およびコンデンサC
6からなるループフィルタ83と、このループフィルタ
83の直流出力電圧を制御電圧とし、参照信号のM倍の
周波数のクロック信号を発生する電圧制御発振器84
と、この電圧制御発振器84の発振周波数を1/M分周
して位相比較器81の他方の入力とする分周器85とか
ら構成されている。電圧制御発振器84としては、第1
のPLL回路70内の電圧制御発振器74とほぼ等しい
特性のものが用いられる。
のPLL回路70と同様に、参照信号を一方の入力とす
る位相比較器81と、この位相比較器81からの位相情
報によって時間変調された大きさの電流Ipを出力する
チャージポンプ回路82と、チャージポンプ回路82の
出力電流Ipを平滑化する抵抗R6およびコンデンサC
6からなるループフィルタ83と、このループフィルタ
83の直流出力電圧を制御電圧とし、参照信号のM倍の
周波数のクロック信号を発生する電圧制御発振器84
と、この電圧制御発振器84の発振周波数を1/M分周
して位相比較器81の他方の入力とする分周器85とか
ら構成されている。電圧制御発振器84としては、第1
のPLL回路70内の電圧制御発振器74とほぼ等しい
特性のものが用いられる。
【0033】また、第2のPLL回路80のループフィ
ルタ83の直流出力電圧、即ち電圧制御発振器84の制
御電圧Vcは、フィルタ90を介して第1のPLL回路
70の電圧制御発振器74に、その感度を制御する制御
入力として供給される。フィルタ90は、電圧制御発振
器84の制御電圧Vcに含まれるリップルノイズを除去
するために設けられたものである。したがって、このリ
ップルノイズが回路動作上無視できる程度のものであれ
ば、フィルタ90を省略し、電圧制御発振器84の制御
電圧Vcを直接に電圧制御発振器74に制御入力として
与えるようにすることも可能である。
ルタ83の直流出力電圧、即ち電圧制御発振器84の制
御電圧Vcは、フィルタ90を介して第1のPLL回路
70の電圧制御発振器74に、その感度を制御する制御
入力として供給される。フィルタ90は、電圧制御発振
器84の制御電圧Vcに含まれるリップルノイズを除去
するために設けられたものである。したがって、このリ
ップルノイズが回路動作上無視できる程度のものであれ
ば、フィルタ90を省略し、電圧制御発振器84の制御
電圧Vcを直接に電圧制御発振器74に制御入力として
与えるようにすることも可能である。
【0034】上記構成の第3の実施形態に係るPLL回
路において、第1のPLL回路70の電圧制御発振器7
4の感度を固定した場合の特性が、第2のPLL回路8
0の電圧制御発振器84の特性と同じように変動するな
らば、電圧制御発振器84のロック電圧Vcが大きい場
合は電圧制御発振器74,84は遅く低感度に変動して
おり、ロック電圧Vcが小さい場合は電圧制御発振器7
4,84は速く高感度に変動している。したがって、電
圧制御発振器84のロック電圧Vcにより、その変動を
キャンセルするように、電圧制御発振器74の感度を調
整することが可能である。
路において、第1のPLL回路70の電圧制御発振器7
4の感度を固定した場合の特性が、第2のPLL回路8
0の電圧制御発振器84の特性と同じように変動するな
らば、電圧制御発振器84のロック電圧Vcが大きい場
合は電圧制御発振器74,84は遅く低感度に変動して
おり、ロック電圧Vcが小さい場合は電圧制御発振器7
4,84は速く高感度に変動している。したがって、電
圧制御発振器84のロック電圧Vcにより、その変動を
キャンセルするように、電圧制御発振器74の感度を調
整することが可能である。
【0035】上述したように、第1のPLL回路70に
おける電圧制御発振器74をその感度が可変な構成と
し、第2のPLL回路80の電圧制御発振器84の制御
電圧Vcによって電圧制御発振器74の感度を制御する
ことにより、感度を調整された電圧制御発振器74は感
度が変動しない電圧制御発振器と等価であるため、第1
のPLL回路70の電圧制御発振器74の感度の製造バ
ラツキによるループ帯域の変動を補正することができ、
よって第1のPLL回路70の応答帯域を安定化でき
る。
おける電圧制御発振器74をその感度が可変な構成と
し、第2のPLL回路80の電圧制御発振器84の制御
電圧Vcによって電圧制御発振器74の感度を制御する
ことにより、感度を調整された電圧制御発振器74は感
度が変動しない電圧制御発振器と等価であるため、第1
のPLL回路70の電圧制御発振器74の感度の製造バ
ラツキによるループ帯域の変動を補正することができ、
よって第1のPLL回路70の応答帯域を安定化でき
る。
【0036】なお、上記各実施形態では、第1のPLL
回路10,40,70および第2のPLL回路20,5
0,80の各ループ内に1/N分周器15,45,75
および1/M分周器25,55,85を設ける回路構成
としたが、これらの分周器を省略し、入力信号および参
照信号の各周波数と等しい周波数のクロック信号を生成
する回路構成とすることも可能である。さらに入力信号
もしくは参照信号がシリアルデータであり、データのク
ロックを抽出するPLL回路であってもよい。
回路10,40,70および第2のPLL回路20,5
0,80の各ループ内に1/N分周器15,45,75
および1/M分周器25,55,85を設ける回路構成
としたが、これらの分周器を省略し、入力信号および参
照信号の各周波数と等しい周波数のクロック信号を生成
する回路構成とすることも可能である。さらに入力信号
もしくは参照信号がシリアルデータであり、データのク
ロックを抽出するPLL回路であってもよい。
【0037】また、上記各実施形態においては、第2の
PLL回路20,50,80を、第1のPLL回路1
0,40,70の利得を制御するためのダミーとしてだ
け用いる場合について説明したが、電圧制御発振器2
4,55,85の出力を外部に導出することにより、第
1のPLL回路10,40,70とは異なる周波数の第
2のクロック信号を生成する回路としても用いることが
可能である。
PLL回路20,50,80を、第1のPLL回路1
0,40,70の利得を制御するためのダミーとしてだ
け用いる場合について説明したが、電圧制御発振器2
4,55,85の出力を外部に導出することにより、第
1のPLL回路10,40,70とは異なる周波数の第
2のクロック信号を生成する回路としても用いることが
可能である。
【0038】さらに、上記各実施形態では、第2のPL
L回路20,50,80の参照信号として、第1のPL
L回路10,40,70の入力信号とは異なる信号を用
いるとしたが、第1のPLL回路10,40,70の入
力信号をそのまま用いることも可能である。これによれ
ば、参照信号を発生するための専用の信号発生源を省略
できることになる。ただし、第1のPLL回路10,4
0,70内の1/N分周器15,45,75および第2
のPLL回路20,50,80内の1/M分周器25,
55,85の各分周比を等しく設定したり、これら分周
器を省略した場合には、第2のPLL回路20,50,
80をダミーとしてしか利用できないことになる。
L回路20,50,80の参照信号として、第1のPL
L回路10,40,70の入力信号とは異なる信号を用
いるとしたが、第1のPLL回路10,40,70の入
力信号をそのまま用いることも可能である。これによれ
ば、参照信号を発生するための専用の信号発生源を省略
できることになる。ただし、第1のPLL回路10,4
0,70内の1/N分周器15,45,75および第2
のPLL回路20,50,80内の1/M分周器25,
55,85の各分周比を等しく設定したり、これら分周
器を省略した場合には、第2のPLL回路20,50,
80をダミーとしてしか利用できないことになる。
【0039】これに対し、第2のPLL回路20,5
0,80の参照信号として、第1のPLL回路10,4
0,70の入力信号をそのまま用いた場合であっても、
第1のPLL回路10,40,70内の1/N分周器1
5,45,75および第2のPLL回路20,50,8
0内の1/M分周器25,55,85の各分周比を変え
ることにより、第2のPLL回路20,50,80をダ
ミーとしてのみならず、第2のクロック信号を生成する
回路としても用いることが可能となる。
0,80の参照信号として、第1のPLL回路10,4
0,70の入力信号をそのまま用いた場合であっても、
第1のPLL回路10,40,70内の1/N分周器1
5,45,75および第2のPLL回路20,50,8
0内の1/M分周器25,55,85の各分周比を変え
ることにより、第2のPLL回路20,50,80をダ
ミーとしてのみならず、第2のクロック信号を生成する
回路としても用いることが可能となる。
【0040】またさらに、第1のPLL回路10,4
0,70のチャージポンプ回路12,42,72の各制
御入力端と、第2のPLL回路20,50,80のルー
プフィルタ23,53,83の各出力端との間に、フィ
ルタ30,60,90に代えて周波数フィルタもしくは
非線形回路、あるいはその両方の機能を持つ回路を挿入
することも可能である。ここに、周波数フィルタは特定
の周波数の信号を除去する機能を持ち、非線形回路は第
2のPLL回路20,50,80の電圧制御発振器2
4,54,84のロック電圧Vcと第1のPLL回路1
0,40,70のチャージポンプ回路12の出力電流I
p,ループフィルタ42の抵抗値R,電圧発振器74の
感度Koとをより反比例の関係に近づける機能を持つ。
0,70のチャージポンプ回路12,42,72の各制
御入力端と、第2のPLL回路20,50,80のルー
プフィルタ23,53,83の各出力端との間に、フィ
ルタ30,60,90に代えて周波数フィルタもしくは
非線形回路、あるいはその両方の機能を持つ回路を挿入
することも可能である。ここに、周波数フィルタは特定
の周波数の信号を除去する機能を持ち、非線形回路は第
2のPLL回路20,50,80の電圧制御発振器2
4,54,84のロック電圧Vcと第1のPLL回路1
0,40,70のチャージポンプ回路12の出力電流I
p,ループフィルタ42の抵抗値R,電圧発振器74の
感度Koとをより反比例の関係に近づける機能を持つ。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力信号に基づいて所定の周波数のクロック信号を生成
する本来のPLL回路に対して、このPLL回路内の電
圧制御発振器と特性がほぼ等しい電圧制御発振器を有す
るダミーのPLL回路を設け、このダミーのPLL回路
内の電圧制御発振器のロック電圧に基づいて本来のPL
L回路の利得を制御する構成としたことにより、本来の
PLL回路内の電圧制御発振器の感度の製造バラツキに
よるループ帯域の変動を補正できるので、本来のPLL
回路の応答帯域を安定化できることになる。
入力信号に基づいて所定の周波数のクロック信号を生成
する本来のPLL回路に対して、このPLL回路内の電
圧制御発振器と特性がほぼ等しい電圧制御発振器を有す
るダミーのPLL回路を設け、このダミーのPLL回路
内の電圧制御発振器のロック電圧に基づいて本来のPL
L回路の利得を制御する構成としたことにより、本来の
PLL回路内の電圧制御発振器の感度の製造バラツキに
よるループ帯域の変動を補正できるので、本来のPLL
回路の応答帯域を安定化できることになる。
【0042】その結果、電圧制御発振器の感度の製造バ
ラツキが大きくても、帯域に厳密な規定をする用途のP
LL回路を製造できることになる。また、温度や電圧な
どの条件によるPLL回路の応答帯域の変動も、電圧制
御発振器の感度の製造バラツキによる応答帯域の変動と
同様に抑圧することができることになる。
ラツキが大きくても、帯域に厳密な規定をする用途のP
LL回路を製造できることになる。また、温度や電圧な
どの条件によるPLL回路の応答帯域の変動も、電圧制
御発振器の感度の製造バラツキによる応答帯域の変動と
同様に抑圧することができることになる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】チャージポンプ回路の回路構成の一例を示す回
路図である。
路図である。
【図3】電圧制御発振器の特性図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】本発明の第3の実施形態を示すブロック図であ
る。
る。
【図6】従来例を示すブロック図である。
10,40,70 第1のPLL回路 11,41,71,21,51,81 位相比較器 12,42,72,22,52,82 チャージポンプ
回路 13,43,73,23,53,83 ループフィルタ 14,44,74,24,54,84 電圧制御発振器 20,50,80 第2のPLL回路
回路 13,43,73,23,53,83 ループフィルタ 14,44,74,24,54,84 電圧制御発振器 20,50,80 第2のPLL回路
Claims (5)
- 【請求項1】 入力信号に基づいて所定の周波数のクロ
ック信号を生成する第1のPLL回路と、 前記第1のPLL回路内の電圧制御発振器と特性がほぼ
等しい電圧制御発振器を有し、参照信号に基づいて動作
する第2のPLL回路と、 前記第2のPLL回路内の電圧制御発振器のロック電圧
に基づいて前記第1のPLL回路の利得を制御する制御
手段とを備えたことを特徴とするPLL回路。 - 【請求項2】 前記第2のPLL回路の参照信号とし
て、前記第1のPLL回路の入力信号を用いたことを特
徴とする請求項1記載のPLL回路。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記第2のPLL回路
内の電圧制御発振器のロック電圧に基づいて前記第1の
PLL回路内のチャージポンプ回路の出力電流を制御す
ることを特徴とする請求項1記載のPLL回路。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記第2のPLL回路
内の電圧制御発振器のロック電圧に基づいて前記第1の
PLL回路内のループフィルタを構成する抵抗の値を制
御することを特徴とする請求項1記載のPLL回路。 - 【請求項5】 前記制御手段は、前記第2のPLL回路
内の電圧制御発振器のロック電圧に基づいて前記第1の
PLL回路内の電圧制御発振器の感度を制御することを
特徴とする請求項1記載のPLL回路。
Priority Applications (2)
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JP8099701A JPH09289447A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | Pll回路 |
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JP8099701A JPH09289447A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | Pll回路 |
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