JPH09289438A - チューニング装置 - Google Patents

チューニング装置

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JPH09289438A
JPH09289438A JP10282096A JP10282096A JPH09289438A JP H09289438 A JPH09289438 A JP H09289438A JP 10282096 A JP10282096 A JP 10282096A JP 10282096 A JP10282096 A JP 10282096A JP H09289438 A JPH09289438 A JP H09289438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
fine adjustment
variable resistor
circuit
tuning
Prior art date
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Pending
Application number
JP10282096A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Tanabe
信一 田辺
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH09289438A publication Critical patent/JPH09289438A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューニング装置において、受信同調周波数
の上限から下限までの全領域における微調を容易に行う
ことができるようにする。 【解決手段】 チューニング回路1に、一端がコンデン
サC2に接続されたコンデンサC4と、一端がコンデン
サC4の他端に接続されると共に他端がコイルL2とコ
ンデンサC1とからなる並列回路に接続される可変抵抗
器R1とによって構成された第1微調回路2と、一端が
コンデンサC2に接続されたコンデンサC5と、一端が
コンデンサC5の他端に接続されると共に他端がコイル
L2とコンデンサC1とからなる並列回路に接続される
可変抵抗器R2とによって構成された第2微調回路3と
をそれぞれ並列に接続する一方、第1微調回路2を構成
するコンデンサC4の容量は、第2微調回路3を構成す
るコンデンサC5の容量を2倍した値よりも大きい値に
設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジオ受信機等の
ように受信周波数の同調を行う装置に用いられるチュー
ニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ラジオ受信機等の受信装置
は、図4に示されるように、電波を受信するアンテナに
よって受信された信号の高周波部分を増幅すると共にア
ンテナを同調する高周波増幅・アンテナ同調回路11
と、アンテナによって受信される信号の周波数帯を可変
する発信同調回路12と、高周波増幅・アンテナ同調回
路11によって増幅された信号と発信同調回路12によ
って発生した信号とを合成することによって中間周波数
を発生するミキサー回路13と、ミキサー回路13によ
って合成された中間周波数帯の信号を増幅する中間周波
数増幅回路14と、中間周波数増幅回路14によって増
幅された信号のエンベローブを検波する検波回路15
と、検波回路15によって検波された信号を増幅するパ
ワーアンプ回路16と、パワーアンプ回路16によって
増幅された信号を外部に放音するスピーカ17と、各部
に電源を供給する電源回路18とによって構成されてい
る。
【0003】そして、このような受信装置に用いられる
チューニング装置(発信同調回路2)は、図5に示され
るように、一端が電源回路18に接続されると共に他端
がミキサー回路13に接続されるコイルL1と、該コイ
ルL1と電磁誘導するコイルL2と、該コイルL2と並
列に接続されるコンデンサC1と、該コンデンサC1と
コイルL2とからなる並列回路と直列に接続されるコン
デンサC2と、一端がコンデンサC2に接続されると共
に他端がコイルL2とコンデンサC1とからなる並列回
路に接続されたバリコンC3(バリアブルコンデンサ)
とによって構成されたチューニング回路1、及び一端が
コンデンサC2に接続されたコンデンサC11と、一端
がコンデンサC11の他端に接続されると共に他端がコ
イルL2とコンデンサC1とからなる並列回路に接続さ
れたバリコンC12とによって構成された微調回路11
によって構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来装
置では、図2(b)に示されるように、微調回路による
微調節範囲が受信同調周波数の上限領域と下限領域とで
大きく異なり、例えば受信同調周波数の上限領域で微調
節範囲が適切となるようコンデンサC11及びバリコン
C12の値を設定すると、下限領域において微調節範囲
が狭くなり実用とならないといった問題点があり、又受
信同調周波数の下限領域で微調節範囲が適切となるよう
コンデンサC11及びバリコンC12の値を設定する
と、上限領域において微調節範囲が広くなり微調が容易
ではなくなるといった問題点があった。
【0005】本発明は、受信同調周波数の上限から下限
までの全領域において微調を容易に行うことができるチ
ューニング装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、コンデンサとコイルとの合
成によって構成され、該コンデンサの容量を可変するこ
とによって同調を行うチューニング装置において、上記
コンデンサに、第1コンデンサと第1可変抵抗器とによ
って構成される第1コンデンサ容量微調手段と、第2コ
ンデンサと第2可変抵抗器とによって構成される第2コ
ンデンサ容量微調手段とをそれぞれ並列に接続する一
方、上記第1コンデンサと上記第2コンデンサの容量を
互いに異ならせたものである。
【0007】請求項2記載の発明は、上記第1コンデン
サの容量は、上記第2コンデンサの容量を2倍した値よ
りも大きい値としたものである。
【0008】請求項3記載の発明は、上記第1可変抵抗
器と上記第2可変抵抗器とを連続して設ける一方、上記
第1可変抵抗器と上記第2可変抵抗器とを連通する操作
軸を設け、上記操作軸は、前後移動によって上記第1可
変抵抗器の抵抗値を可変する軸又は上記第2可変抵抗器
の抵抗値を可変する軸の何れかに噛合する一方、当該噛
合状態における回転によって上記第1可変抵抗器又は上
記第2可変抵抗器の抵抗値を可変するものである。
【0009】従って、請求項1記載の発明によれば、受
信周波数の同調を行うコンデンサに、第1コンデンサと
第1可変抵抗器とによって構成される第1コンデンサ容
量微調手段と、第2コンデンサと第2可変抵抗器とによ
って構成される第2コンデンサ容量微調手段とがそれぞ
れ並列に接続すると共に、第1コンデンサと第2コンデ
ンサの容量を互いに異ならせることにより、第1可変抵
抗器又は第2可変抵抗器の抵抗値を可変することによっ
て、第1コンデンサ容量微調手段により微調される微調
節範囲と第2コンデンサ容量微調手段により微調される
微調節範囲とをそれぞれ個別に設定することができる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、受信周波数
の同調を行うコンデンサに、第1コンデンサと第1可変
抵抗器とによって構成される第1コンデンサ容量微調手
段と、第2コンデンサと第2可変抵抗器とによって構成
される第2コンデンサ容量微調手段とがそれぞれ並列に
接続すると共に、第1コンデンサの容量を第2コンデン
サの容量を2倍した値よりも大きい値とすることによ
り、第1可変抵抗器又は第2可変抵抗器の抵抗値を可変
することによって、第1コンデンサ容量微調手段により
微調される微調節範囲と第2コンデンサ容量微調手段に
より微調される微調節範囲とをそれぞれ適切に設定する
ことができる。
【0011】請求項3記載の発明によれば、第1可変抵
抗器と第2可変抵抗器とを連続して設けると共に、前後
移動によって第1可変抵抗器の抵抗値を可変する軸又は
第2可変抵抗器の抵抗値を可変する軸の何れかに噛合
し、且つ該噛合状態における回転によって第1可変抵抗
器又は第2可変抵抗器の抵抗値を可変する操作軸を第1
可変抵抗器と第2可変抵抗器とを連通して設けることに
より、操作軸の前後移動操作及び回転操作によって第1
可変抵抗器又は第2可変抵抗器の抵抗値を可変すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例であるチューニン
グ装置の電気的構成を示す回路図、図2(a)は同チュ
ーニング装置によって調整される微調節範囲を示す説明
図、図3は同チューニング装置を構成する微調機構の構
成を示す外観斜視図である。尚、図1において図4と共
通する部分には共通の符号を付してある。
【0014】図1において、チューニング回路1には、
一端がコンデンサC2に接続されたコンデンサC4と、
一端がコンデンサC4の他端に接続されると共に他端が
コイルL2とコンデンサC1とからなる並列回路に接続
される可変抵抗器R1とによって構成された第1微調回
路2と、一端がコンデンサC2に接続されたコンデンサ
C5と、一端がコンデンサC5の他端に接続されると共
に他端がコイルL2とコンデンサC1とからなる並列回
路に接続される可変抵抗器R2とによって構成された第
2微調回路3とがそれぞれ並列に接続されている。
【0015】そして、第1微調回路2を構成するコンデ
ンサC4の容量は、第2微調回路3を構成するコンデン
サC5の容量を2倍した値よりも大きい値(C4>2C
5)に設定されている。
【0016】上記のように構成されたチューニング装置
において、可変抵抗器R1の抵抗値を可変するときの微
調範囲は、図2(a)の傾斜線Y1によって示されてお
り、この傾斜線Y1は、受信同調周波数fの下限周波数
Lの微調節範囲Aと上限周波数fHの微調節範囲A’と
を結ぶものであり、又可変抵抗器R2の抵抗値を可変す
るときの微調範囲は、図2(a)の傾斜線Y2によって
示されており、この傾斜線Y2は、受信同調周波数fの
下限周波数fLの微調節範囲Bと上限周波数fHの微調節
範囲B’とを結ぶものである。
【0017】そして、第1微調回路2を構成するコンデ
ンサC4の容量が、第2微調回路3を構成するコンデン
サC5の容量を2倍した値よりも大きい値(C4>2C
5)に設定されているため、第1微調回路2による微調
範囲と第2微調回路3による微調範囲とは、A>B,
A’>B’の関係が保たれ、第1微調回路2による微調
範囲が第2微調回路3による微調範囲より必ず大きくな
り、常時2つの異なった微調範囲を有することができ
る。
【0018】従って、下限周波数fLから中央周波数ま
では第1微調回路2による傾斜線Y1を、中央周波数か
ら上限周波数fHまでは第2微調回路3による傾斜線Y
2を利用することにより、下限周波数fLから上限周波
数fHまでの微調を容易に行うことができる。
【0019】又、図3に示すように、第1微調回路2を
構成する可変抵抗器R1と、第2微調回路3を構成する
可変抵抗器R2とを機械的に接続又は隣接して設けると
共に、前後移動によって可変抵抗器R1の抵抗値を可変
する軸又は可変抵抗器R2の抵抗値を可変する軸の何れ
かに噛合し、且つ該噛合状態における回転によって可変
抵抗器R1又は可変抵抗器R2の抵抗値を可変する操作
軸4を可変抵抗器R1と可変抵抗器R2とを連通して設
け、更にその操作軸4にツマミ5を設けることにより、
ツマミの前後移動操作及び回転操作によって可変抵抗器
R1又は可変抵抗器R2の抵抗値を可変することができ
る。
【0020】従って、上記構成によれば、複数の微調回
路による微調を単一のツマミによって操作することがで
き、その操作性を向上することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、請求項1又は請求項2記
載の発明は、受信周波数の同調を行うコンデンサに、コ
ンデンサと可変抵抗器からなる微調回路をそれぞれ並列
に複数接続すると共に、微調回路を構成するコンデンサ
の容量をそれぞれ異ならせることにより、それぞれの微
調回路によって微調される微調節範囲をそれぞれ個別に
設定することができるため、例えば受信同調周波数の上
限領域で微調節範囲が適切となるよう設定されたコンデ
ンサと可変抵抗器とによって第1微調回路を構成すると
共に、受信同調周波数の下限領域で微調節範囲が適切と
なるよう設定されたコンデンサと可変抵抗器とによって
第2微調回路を構成し、受信周波数の上限領域で第1微
調回路を構成する可変抵抗器を調整し、又受信周波数の
下限領域で第2微調回路を構成する可変抵抗器を調整す
ることにより、受信同調周波数の上限から下限までの全
領域において微調を容易に行うことができる。
【0022】請求項3記載の発明によれば、単一のツマ
ミを前後又は回転操作することにより、複数の可変抵抗
器の抵抗値を可変することができるため、複数の微調回
路による微調を単一のツマミによって操作することがで
き、操作性の向上及び装置の省スペース化を計ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるチューニング装置の電
気的構成を示す回路図。
【図2】同チューニング装置によって調整される微調節
範囲を示す説明図。
【図3】同チューニング装置を構成する微調機構の構成
を示す外観斜視図。
【図4】一般的なラジオ受信機の電気的構成を示す概略
機能ブロック図。
【図5】従来例であるチューニング装置の電気的構成を
示す回路図。
【符号の説明】
1 チューニング回路 2 第1微調回路 3 第2微調回路 4 操作軸 5 ツマミ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサとコイルとの合成によって構
    成され、該コンデンサの容量を可変することによって同
    調を行うチューニング装置において、 上記コンデンサに、 第1コンデンサと第1可変抵抗器とによって構成される
    第1コンデンサ容量微調手段と、 第2コンデンサと第2可変抵抗器とによって構成される
    第2コンデンサ容量微調手段とをそれぞれ並列に接続す
    る一方、 上記第1コンデンサと上記第2コンデンサの容量を互い
    に異ならせたことを特徴とするチューニング装置。
  2. 【請求項2】 上記第1コンデンサの容量は、上記第2
    コンデンサの容量を2倍した値よりも大きい値としたこ
    とを特徴とする請求項1記載のチューニング装置。
  3. 【請求項3】 上記第1可変抵抗器と上記第2可変抵抗
    器とを連続して設ける一方、 上記第1可変抵抗器と上記第2可変抵抗器とを連通する
    操作軸を設け、 上記操作軸は、前後移動によって上記第1可変抵抗器の
    抵抗値を可変する軸又は上記第2可変抵抗器の抵抗値を
    可変する軸の何れかに噛合する一方、当該噛合状態にお
    ける回転によって上記第1可変抵抗器又は上記第2可変
    抵抗器の抵抗値を可変することを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載のチューニング装置。
JP10282096A 1996-04-24 1996-04-24 チューニング装置 Pending JPH09289438A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100750650B1 (ko) * 2005-06-22 2007-08-20 인티그런트 테크놀로지즈(주) 튜닝 회로.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100750650B1 (ko) * 2005-06-22 2007-08-20 인티그런트 테크놀로지즈(주) 튜닝 회로.

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