JPH09289001A - 密閉形鉛蓄電池 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池Info
- Publication number
- JPH09289001A JPH09289001A JP8127758A JP12775896A JPH09289001A JP H09289001 A JPH09289001 A JP H09289001A JP 8127758 A JP8127758 A JP 8127758A JP 12775896 A JP12775896 A JP 12775896A JP H09289001 A JPH09289001 A JP H09289001A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pole
- lid
- cylindrical body
- sealing material
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の密閉形鉛蓄電池の極柱貫通部は、極柱
と貫通口との僅かな位置ずれにより、そこに隙間がで
き、封口剤を充填したときに、電池内に封口剤が垂れる
という欠点がある。また、Ｃａ系合金を用いた正極格子
は腐食劣化し、伸びるという現象がおこり、極柱貫通部
には、この伸びの力が絶えずかかっており、封口剤の接
着力は使用期間とともに低下していくので、長寿命の密
閉形鉛蓄電池にとっては、極柱封口部の信頼性をより上
げる必要があった。 【解決手段】 全周にわたるつば状の突出部を設けた鉛
合金製の極柱を用い、電槽ふたから垂下する筒状体内に
極柱を貫通させ、極柱の突出部に、筒状体の下面を熱溶
融して密着させるとともに、極柱周囲の筒状体内には熱
可塑性樹脂製の封口剤を充填し、硬化させて極柱貫通部
を構成した密閉形鉛蓄電池。
と貫通口との僅かな位置ずれにより、そこに隙間がで
き、封口剤を充填したときに、電池内に封口剤が垂れる
という欠点がある。また、Ｃａ系合金を用いた正極格子
は腐食劣化し、伸びるという現象がおこり、極柱貫通部
には、この伸びの力が絶えずかかっており、封口剤の接
着力は使用期間とともに低下していくので、長寿命の密
閉形鉛蓄電池にとっては、極柱封口部の信頼性をより上
げる必要があった。 【解決手段】 全周にわたるつば状の突出部を設けた鉛
合金製の極柱を用い、電槽ふたから垂下する筒状体内に
極柱を貫通させ、極柱の突出部に、筒状体の下面を熱溶
融して密着させるとともに、極柱周囲の筒状体内には熱
可塑性樹脂製の封口剤を充填し、硬化させて極柱貫通部
を構成した密閉形鉛蓄電池。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は密閉形鉛蓄電池、特
にその極柱貫通部の改良に関する。
にその極柱貫通部の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の密閉形鉛蓄電池の極柱貫通部の構
造は、例えば図３に示すように、鉛合金製の極柱１を、
熱可塑性樹脂製の電槽ふた３を貫通させるのに、底部に
極柱貫通口を備え、電槽ふた３から垂下する有底筒11を
用い、極柱１と貫通口との間をゴム製パッキン10で塞
ぎ、筒11内には熱可塑性樹脂製の封口剤６を充填し、硬
化していた。
造は、例えば図３に示すように、鉛合金製の極柱１を、
熱可塑性樹脂製の電槽ふた３を貫通させるのに、底部に
極柱貫通口を備え、電槽ふた３から垂下する有底筒11を
用い、極柱１と貫通口との間をゴム製パッキン10で塞
ぎ、筒11内には熱可塑性樹脂製の封口剤６を充填し、硬
化していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図３に示し
たような従来の密閉形鉛蓄電池の極柱貫通部は、ゴム製
パッキン10を極柱１と貫通口の間にはめ込んでいるにも
かかわらず、極柱１と貫通口との僅かな位置ずれによ
り、そこに隙間ができ、熱可塑性樹脂製の封口剤６を充
填したときに、密閉形鉛蓄電池内に封口剤６が垂れると
いう欠点がある。
たような従来の密閉形鉛蓄電池の極柱貫通部は、ゴム製
パッキン10を極柱１と貫通口の間にはめ込んでいるにも
かかわらず、極柱１と貫通口との僅かな位置ずれによ
り、そこに隙間ができ、熱可塑性樹脂製の封口剤６を充
填したときに、密閉形鉛蓄電池内に封口剤６が垂れると
いう欠点がある。
【０００４】また、Ｃａ系合金を正極格子に用いた密閉
形鉛蓄電池においては、使用期間とともに正極格子が腐
食劣化し、伸びるという現象がおこる。そして、極柱貫
通部には、この伸びの力が絶えずかかっている。従来の
極柱貫通部では、極柱１と封口剤６との接着力、筒11と
封口剤６との接着力により、この伸びの力を抑え込んで
いる。しかしながら、封口剤６の接着力は、使用期間と
ともに低下していくので、１０年以上の長い寿命を有す
る密閉形鉛蓄電池にとっては、極柱封口部の信頼性をよ
り上げる必要がある。
形鉛蓄電池においては、使用期間とともに正極格子が腐
食劣化し、伸びるという現象がおこる。そして、極柱貫
通部には、この伸びの力が絶えずかかっている。従来の
極柱貫通部では、極柱１と封口剤６との接着力、筒11と
封口剤６との接着力により、この伸びの力を抑え込んで
いる。しかしながら、封口剤６の接着力は、使用期間と
ともに低下していくので、１０年以上の長い寿命を有す
る密閉形鉛蓄電池にとっては、極柱封口部の信頼性をよ
り上げる必要がある。
【０００５】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、僅か
な極柱の位置ずれにより封口剤が垂れることなく、ま
た、長期の使用期間にわたり、正極格子の伸びの力に耐
えうる極柱封口部構造を提供することにある。
になされたものであり、その目的とするところは、僅か
な極柱の位置ずれにより封口剤が垂れることなく、ま
た、長期の使用期間にわたり、正極格子の伸びの力に耐
えうる極柱封口部構造を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】全周にわたるつば状の突
出部を設けた鉛合金製の極柱を用い、電槽ふたから垂下
する筒状体内に極柱を貫通し、この極柱の突出部に、筒
状体の下面を熱溶融して密着させるとともに、極柱周囲
の筒状体内には熱可塑性樹脂製の封口剤を充填し、硬化
させた極柱貫通部構造とする。
出部を設けた鉛合金製の極柱を用い、電槽ふたから垂下
する筒状体内に極柱を貫通し、この極柱の突出部に、筒
状体の下面を熱溶融して密着させるとともに、極柱周囲
の筒状体内には熱可塑性樹脂製の封口剤を充填し、硬化
させた極柱貫通部構造とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明による密閉形鉛蓄電池は、
つば状の突出部を設けた鉛合金製の極柱を用い、電槽ふ
たから垂下する筒状体内にこの極柱を貫通し、極柱の突
出部に、筒状体の下面を熱溶融して密着させるととも
に、極柱周囲の筒状体内には熱可塑性樹脂製の封口剤を
充填し、硬化させる。このようにすることにより、コス
ト等の面でも有利となり、また長期間にわたり、極柱貫
通部の信頼性を維持できる密閉形鉛蓄電池が可能とな
る。
つば状の突出部を設けた鉛合金製の極柱を用い、電槽ふ
たから垂下する筒状体内にこの極柱を貫通し、極柱の突
出部に、筒状体の下面を熱溶融して密着させるととも
に、極柱周囲の筒状体内には熱可塑性樹脂製の封口剤を
充填し、硬化させる。このようにすることにより、コス
ト等の面でも有利となり、また長期間にわたり、極柱貫
通部の信頼性を維持できる密閉形鉛蓄電池が可能とな
る。
【０００８】
【実施例】以下に本発明をその実施例に基づき詳述す
る。図１は本発明密閉形鉛蓄電池の極柱貫通部構造の一
実施例を示す要部断面図であり、１は全周にわたってつ
ば状の突出部２を設けた鉛合金製の極柱、３は熱可塑性
樹脂製の電槽ふた、４は電槽ふた３から垂下する筒状体
であり、極柱１を貫通させるためのものである。５は熱
可塑性樹脂製の電槽、６は極柱貫通部を封口するための
熱硬化性樹脂製の封口剤である。
る。図１は本発明密閉形鉛蓄電池の極柱貫通部構造の一
実施例を示す要部断面図であり、１は全周にわたってつ
ば状の突出部２を設けた鉛合金製の極柱、３は熱可塑性
樹脂製の電槽ふた、４は電槽ふた３から垂下する筒状体
であり、極柱１を貫通させるためのものである。５は熱
可塑性樹脂製の電槽、６は極柱貫通部を封口するための
熱硬化性樹脂製の封口剤である。
【０００９】図２は本発明密閉形鉛蓄電池の製造法説明
図であり、特に、極板群を収納した電槽５に電槽ふた３
を接合する方法を示したものである。すなわち、電槽５
と電槽ふた３との間に熱溶着用熱板７を配置して、ふた
溶融部８と電槽溶融部９をこの熱溶着用熱板７にて加熱
溶融するのと同時に、筒状体４の下面も加熱溶融し、電
槽５と電槽ふた３の接合と同時に、極柱１の突出部２に
筒状体４の下面の溶融部を押しつけ、極柱の突出部２と
筒状体４を密着する。次に、極柱１の周囲の筒状体４内
に封口剤６を充填し、硬化させる。
図であり、特に、極板群を収納した電槽５に電槽ふた３
を接合する方法を示したものである。すなわち、電槽５
と電槽ふた３との間に熱溶着用熱板７を配置して、ふた
溶融部８と電槽溶融部９をこの熱溶着用熱板７にて加熱
溶融するのと同時に、筒状体４の下面も加熱溶融し、電
槽５と電槽ふた３の接合と同時に、極柱１の突出部２に
筒状体４の下面の溶融部を押しつけ、極柱の突出部２と
筒状体４を密着する。次に、極柱１の周囲の筒状体４内
に封口剤６を充填し、硬化させる。
【００１０】本極柱貫通部構造では、極柱１の位置がず
れても、極柱の突出部２と筒状体４の密着性に影響はな
いので、封口剤６が蓄電池内に垂れることはなかった。
また、正極格子の伸びによる力は、極柱の突出部２を介
して、電槽ふた３で機械的に受ける構造となり、高温加
速寿命試験においても、極柱貫通部の気密性は破壊され
ることはなかったので、本極柱貫通部構造により、封口
剤６の接着力の低下を補うことができたと考える。
れても、極柱の突出部２と筒状体４の密着性に影響はな
いので、封口剤６が蓄電池内に垂れることはなかった。
また、正極格子の伸びによる力は、極柱の突出部２を介
して、電槽ふた３で機械的に受ける構造となり、高温加
速寿命試験においても、極柱貫通部の気密性は破壊され
ることはなかったので、本極柱貫通部構造により、封口
剤６の接着力の低下を補うことができたと考える。
【００１１】一方、電槽ふた３と電槽５を熱硬化性樹脂
により接着し、接合する密閉形鉛蓄電池においても、電
槽ふた３と電槽５を接着する前に、専用の熱板により、
筒状体４の下面を溶融することにより、同様の極柱貫通
部構造を得ることができた。
により接着し、接合する密閉形鉛蓄電池においても、電
槽ふた３と電槽５を接着する前に、専用の熱板により、
筒状体４の下面を溶融することにより、同様の極柱貫通
部構造を得ることができた。
【００１２】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明にかかる極柱貫
通部構造を有する密閉形鉛蓄電池によれば、極柱とふた
の位置ずれによる封口剤の垂れがなくなり、電池の製造
工程における不良率を削減するという効果や、正極格子
の伸びの力をふたで機械的に受け、長期間にわたり、極
柱貫通部の信頼性を維持できるという利点がある。ま
た、さらに、ゴム製パッキン部品が不要となるというコ
ストダウン効果、ゴムから溶出する可塑剤（還元性有機
酸、揮発性有機物など）による極柱の異常腐食がなくな
るという新たな効果も得られる。
通部構造を有する密閉形鉛蓄電池によれば、極柱とふた
の位置ずれによる封口剤の垂れがなくなり、電池の製造
工程における不良率を削減するという効果や、正極格子
の伸びの力をふたで機械的に受け、長期間にわたり、極
柱貫通部の信頼性を維持できるという利点がある。ま
た、さらに、ゴム製パッキン部品が不要となるというコ
ストダウン効果、ゴムから溶出する可塑剤（還元性有機
酸、揮発性有機物など）による極柱の異常腐食がなくな
るという新たな効果も得られる。
【図１】本発明密閉形鉛蓄電池の極柱貫通部構造の一実
施例を示す要部断面図
施例を示す要部断面図
【図２】本発明密閉形鉛蓄電池の製造法説明図
【図３】従来の密閉形鉛蓄電池の極柱貫通部構造の一例
を示した図
を示した図
【符号の説明】 １ 極柱 ２ 突出部 ３ 電槽ふた ４ 筒状体 ５ 電槽 ６ 封口剤 ７ 熱溶着用熱板 ８ ふた溶融部 ９ 電槽溶融部
Claims (1)
- 【請求項１】 全周にわたるつば状の突出部を設けた鉛
合金製の極柱を用い、電槽ふたから垂下する筒状体内に
上記極柱を貫通し、上記極柱の突出部に、上記筒状体の
下面を熱溶融して密着させるとともに、極柱周囲の上記
筒状体内には熱可塑性樹脂製の封口剤を充填し、硬化さ
せた極柱貫通部構造としたことを特徴とする密閉形鉛蓄
電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8127758A JPH09289001A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 密閉形鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8127758A JPH09289001A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 密閉形鉛蓄電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09289001A true JPH09289001A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14967967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8127758A Pending JPH09289001A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 密閉形鉛蓄電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09289001A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1063748A1 (en) * | 1999-06-25 | 2000-12-27 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Sealed box and method for sealing the same |
| KR100563029B1 (ko) * | 1999-03-22 | 2006-03-24 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차전지의 캡 어셈블리 및 그 조립방법 |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP8127758A patent/JPH09289001A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100563029B1 (ko) * | 1999-03-22 | 2006-03-24 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차전지의 캡 어셈블리 및 그 조립방법 |
| EP1063748A1 (en) * | 1999-06-25 | 2000-12-27 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Sealed box and method for sealing the same |
| US6499621B1 (en) | 1999-06-25 | 2002-12-31 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Sealing container and method for sealing device in the same |
| CN1114960C (zh) * | 1999-06-25 | 2003-07-16 | 松下电工株式会社 | 防水型器具的密封结构 |
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