JPH0877985A - 密閉形電池 - Google Patents
密閉形電池Info
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- JPH0877985A JPH0877985A JP6235902A JP23590294A JPH0877985A JP H0877985 A JPH0877985 A JP H0877985A JP 6235902 A JP6235902 A JP 6235902A JP 23590294 A JP23590294 A JP 23590294A JP H0877985 A JPH0877985 A JP H0877985A
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- battery
- electrode terminal
- conductive tube
- battery lid
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部正極端子の電池本体部分への固定を確実
にし、かつ電池蓋の絶縁層を保護するとともに絶縁層上
への水滴の付着による短絡の発生を防止する。 【構成】 電池容器1の開口部を、正極3とガラスまた
はセラミックスで形成される絶縁層4とボディ5を有す
る電池蓋2で封口し、切り込みを設けた環状絶縁板8を
ボディ5上に載置し、導電管7の筒部7bを正極端子3
に溶接し、導電管7の鍔部7aを環状絶縁板8上に配置
し、外部正極端子6の鍔部6aを導電管7の鍔部7aに
溶接し、電池蓋2の凹部に硬化性樹脂を流し込んで樹脂
層9を形成し、絶縁層4を樹脂で覆う。
にし、かつ電池蓋の絶縁層を保護するとともに絶縁層上
への水滴の付着による短絡の発生を防止する。 【構成】 電池容器1の開口部を、正極3とガラスまた
はセラミックスで形成される絶縁層4とボディ5を有す
る電池蓋2で封口し、切り込みを設けた環状絶縁板8を
ボディ5上に載置し、導電管7の筒部7bを正極端子3
に溶接し、導電管7の鍔部7aを環状絶縁板8上に配置
し、外部正極端子6の鍔部6aを導電管7の鍔部7aに
溶接し、電池蓋2の凹部に硬化性樹脂を流し込んで樹脂
層9を形成し、絶縁層4を樹脂で覆う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハ−メチック構造で、
かつ外部正極端子を備えた密閉形電池に関する。
かつ外部正極端子を備えた密閉形電池に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電池の外部正極端子は、
電池容器の外径と同寸法の外径を有する鍔部を持つ帽子
状に形成され、電池の正極端子との接続がタブ状のリ−
ド体を介して行われ、電池本体部分への取り付けは、電
池容器の開口端部と電池蓋の外周部との溶接部分の上部
に環状の絶縁板を介在させて外部正極端子の鍔部を配置
し、電池容器の外周面を含め全体の外周部を包囲するよ
うに熱収縮性樹脂チュ−ブを配置し、その熱収縮性樹脂
チュ−ブを熱収縮させ、その熱収縮性樹脂チュ−ブの収
縮力によって、外部正極端子を電池本体部分の上部に固
定することによって行われていた。
電池容器の外径と同寸法の外径を有する鍔部を持つ帽子
状に形成され、電池の正極端子との接続がタブ状のリ−
ド体を介して行われ、電池本体部分への取り付けは、電
池容器の開口端部と電池蓋の外周部との溶接部分の上部
に環状の絶縁板を介在させて外部正極端子の鍔部を配置
し、電池容器の外周面を含め全体の外周部を包囲するよ
うに熱収縮性樹脂チュ−ブを配置し、その熱収縮性樹脂
チュ−ブを熱収縮させ、その熱収縮性樹脂チュ−ブの収
縮力によって、外部正極端子を電池本体部分の上部に固
定することによって行われていた。
【0003】しかしながら、このような電池は、電池使
用機器の電池ホルダ−に装着する時に、外部正極端子を
固定している熱収縮性樹脂チュ−ブが破れて、外部正極
端子が電池本体部分から外れやすいという問題があっ
た。
用機器の電池ホルダ−に装着する時に、外部正極端子を
固定している熱収縮性樹脂チュ−ブが破れて、外部正極
端子が電池本体部分から外れやすいという問題があっ
た。
【0004】また、外部正極端子と電池の正極端子との
接続に導電管を用い、この導電管の筒部を正極端子に溶
接し、導電管の鍔部と外部正極端子の鍔部とを溶接し
て、外部正極端子を電池本体部分に取り付け、電池蓋の
凹部に硬化性樹脂を注入したものも提案されているが、
この電池では、電池蓋のボディと導電管の鍔部との間に
介在させた環状の絶縁板のため、電池蓋の中央部への硬
化性樹脂の進入が遮られて、電池蓋の絶縁層上への硬化
樹脂の注入ができず、ガラスなどで形成される絶縁層の
保護が行えない上に、絶縁層上に付着した水滴によって
正極端子とボディとの導通が生じ、短絡が発生するとい
う問題があった。
接続に導電管を用い、この導電管の筒部を正極端子に溶
接し、導電管の鍔部と外部正極端子の鍔部とを溶接し
て、外部正極端子を電池本体部分に取り付け、電池蓋の
凹部に硬化性樹脂を注入したものも提案されているが、
この電池では、電池蓋のボディと導電管の鍔部との間に
介在させた環状の絶縁板のため、電池蓋の中央部への硬
化性樹脂の進入が遮られて、電池蓋の絶縁層上への硬化
樹脂の注入ができず、ガラスなどで形成される絶縁層の
保護が行えない上に、絶縁層上に付着した水滴によって
正極端子とボディとの導通が生じ、短絡が発生するとい
う問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
電池が持っていた外部正極端子の固定が不充分であると
いう問題点や、電池蓋の絶縁層の保護が不充分で、かつ
水滴の付着により短絡が発生するという問題点を解決
し、外部正極端子の電池本体部分への固定を確実にし、
かつ絶縁層を保護するとともに水滴の付着による短絡の
発生を防止することを目的とする。
電池が持っていた外部正極端子の固定が不充分であると
いう問題点や、電池蓋の絶縁層の保護が不充分で、かつ
水滴の付着により短絡が発生するという問題点を解決
し、外部正極端子の電池本体部分への固定を確実にし、
かつ絶縁層を保護するとともに水滴の付着による短絡の
発生を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部正極端子
と電池の正極端子との接続に導電管を用い、電池蓋のボ
ディ上に環状絶縁板を配置し、その環状絶縁板上に上記
導電管の鍔部を配置する構造の外部正極端子付き密閉形
電池において、環状絶縁板に切り込みを設け、ガラスま
たはセラミックスで形成される絶縁層が硬化性樹脂の注
入により樹脂で覆われるようにして、上記目的を達成し
たものである。
と電池の正極端子との接続に導電管を用い、電池蓋のボ
ディ上に環状絶縁板を配置し、その環状絶縁板上に上記
導電管の鍔部を配置する構造の外部正極端子付き密閉形
電池において、環状絶縁板に切り込みを設け、ガラスま
たはセラミックスで形成される絶縁層が硬化性樹脂の注
入により樹脂で覆われるようにして、上記目的を達成し
たものである。
【0007】すなわち、本発明では、環状絶縁板に切り
込みを設けているので、硬化性樹脂を電池蓋の凹部に注
入したときに、硬化性樹脂が環状絶縁板の内周側部分に
も流入し、その結果、電池蓋の絶縁層が樹脂で覆われる
ようになり、ガラスまたはセラミックスで形成される絶
縁層の保護が充分に行い得るようになるとともに、絶縁
層上への水滴の付着が防止され、従来電池に見られたよ
うな絶縁層上に付着した水滴によって短絡が生じるのが
防止されるようになる。
込みを設けているので、硬化性樹脂を電池蓋の凹部に注
入したときに、硬化性樹脂が環状絶縁板の内周側部分に
も流入し、その結果、電池蓋の絶縁層が樹脂で覆われる
ようになり、ガラスまたはセラミックスで形成される絶
縁層の保護が充分に行い得るようになるとともに、絶縁
層上への水滴の付着が防止され、従来電池に見られたよ
うな絶縁層上に付着した水滴によって短絡が生じるのが
防止されるようになる。
【0008】また、外部正極端子は導電管を介して溶接
により電池の正極端子に接合され、かつ硬化性樹脂の注
入により樹脂で固定されるようになるので、外部正極端
子の電池本体部分への固定が確実になる。
により電池の正極端子に接合され、かつ硬化性樹脂の注
入により樹脂で固定されるようになるので、外部正極端
子の電池本体部分への固定が確実になる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照しつつ説明す
る。ただし、本発明は例示の実施例のみに限定されるも
のではない。
る。ただし、本発明は例示の実施例のみに限定されるも
のではない。
【0010】図1は本発明の密閉形電池の一実施例を示
す部分断面図であり、図2は図1に示す電池に使用され
た環状絶縁板を示す平面図である。
す部分断面図であり、図2は図1に示す電池に使用され
た環状絶縁板を示す平面図である。
【0011】図中、1は電池容器であり、この電池容器
1はステンレス鋼製で、有底円筒状をしていて、その内
部に負極11、正極12、電解液14などの発電要素が
充填されている。
1はステンレス鋼製で、有底円筒状をしていて、その内
部に負極11、正極12、電解液14などの発電要素が
充填されている。
【0012】電池蓋2は、中央部に正極端子3とその外
周側に環状の絶縁層4とさらにその外周側に環状で金属
製のボディ5を有している。そして、上記正極端子3と
ボディ5の外周部5aは上方に突出していて、電池蓋2
は凹部を有しており、この凹部には後に詳しく説明する
ように、硬化性樹脂が注入される。
周側に環状の絶縁層4とさらにその外周側に環状で金属
製のボディ5を有している。そして、上記正極端子3と
ボディ5の外周部5aは上方に突出していて、電池蓋2
は凹部を有しており、この凹部には後に詳しく説明する
ように、硬化性樹脂が注入される。
【0013】本実施例では、上記正極端子3は、ステン
レス鋼製でその一部は電池組立時にパイプ状をしていて
電解液注入口として使用され、その上端部を電解液注入
後にその中空部内に挿入された正極集電体10の上部と
溶接して封止したものである。
レス鋼製でその一部は電池組立時にパイプ状をしていて
電解液注入口として使用され、その上端部を電解液注入
後にその中空部内に挿入された正極集電体10の上部と
溶接して封止したものである。
【0014】絶縁層4は、正極端子3の外周側にガラス
またはセラミックスで形成されるが、本実施例のものは
ガラスで形成されていて、この絶縁層4は上記正極端子
3とステンレス鋼製のボディ5とを絶縁するとともに、
内周面でその構成ガラスが正極端子3の外周面に融着
し、外周面でその構成ガラスがボディ5の内周面に融着
して、正極端子3とボディ5との間を結合して封止し
た、いわゆるハ−メチックシ−ルを構成している。そし
て、ボディ5はステンレス鋼で形成されていて、その立
ち上がった外周部5aが前記電池容器1の開口端部と溶
接により接合されている。
またはセラミックスで形成されるが、本実施例のものは
ガラスで形成されていて、この絶縁層4は上記正極端子
3とステンレス鋼製のボディ5とを絶縁するとともに、
内周面でその構成ガラスが正極端子3の外周面に融着
し、外周面でその構成ガラスがボディ5の内周面に融着
して、正極端子3とボディ5との間を結合して封止し
た、いわゆるハ−メチックシ−ルを構成している。そし
て、ボディ5はステンレス鋼で形成されていて、その立
ち上がった外周部5aが前記電池容器1の開口端部と溶
接により接合されている。
【0015】外部正極端子6は、鉄製でその表面にニッ
ケルメッキを施してなり、ハット状、つまり鍔付きの帽
子状をしていて、導電管7はステンレス鋼製で、その下
部に鍔部7aを有し、環状絶縁板8は塩化ビニル樹脂製
で、図2に示すように、切り込み8aが設けられてい
る。
ケルメッキを施してなり、ハット状、つまり鍔付きの帽
子状をしていて、導電管7はステンレス鋼製で、その下
部に鍔部7aを有し、環状絶縁板8は塩化ビニル樹脂製
で、図2に示すように、切り込み8aが設けられてい
る。
【0016】上記環状絶縁板8はボディ5の外周部5a
より内周側の部分の上部に載置され、導電管7は正極端
子3の外周側に嵌め込み、その筒部7bは正極端子3の
外周面にレ−ザ溶接などによりスポット溶接され、導電
管7の鍔部7aは環状絶縁板8上に配置されている。そ
して、外部正極端子6を正極端子3および導電管7の筒
部7bの上方からかぶせ、外部正極端子6の鍔部6aを
導電管7の鍔部7a上に配置し、導電管7の鍔部7aに
レ−ザ溶接などによりスポット溶接している。
より内周側の部分の上部に載置され、導電管7は正極端
子3の外周側に嵌め込み、その筒部7bは正極端子3の
外周面にレ−ザ溶接などによりスポット溶接され、導電
管7の鍔部7aは環状絶縁板8上に配置されている。そ
して、外部正極端子6を正極端子3および導電管7の筒
部7bの上方からかぶせ、外部正極端子6の鍔部6aを
導電管7の鍔部7a上に配置し、導電管7の鍔部7aに
レ−ザ溶接などによりスポット溶接している。
【0017】そして、硬化性樹脂としてウレタン樹脂を
電池蓋2の凹部に流し込んで、硬化させ、樹脂層9を形
成している。上記ウレタン樹脂の流し込みの際、環状絶
縁板8に切り込み8aが設けられているので、ウレタン
樹脂は環状絶縁板8に遮られることなく、環状絶縁板8
の内周側部分にも流れ込み、絶縁層4を覆い硬化する。
電池蓋2の凹部に流し込んで、硬化させ、樹脂層9を形
成している。上記ウレタン樹脂の流し込みの際、環状絶
縁板8に切り込み8aが設けられているので、ウレタン
樹脂は環状絶縁板8に遮られることなく、環状絶縁板8
の内周側部分にも流れ込み、絶縁層4を覆い硬化する。
【0018】つぎに電池内部の部材について説明する
と、負極11はリチウムシ−トを円筒状にして前記電池
容器1の内周面に圧着することによって形成されたもの
であり、正極12はアセチレンブラックを主成分とし、
これに黒鉛とポリテトラフルオロエチレンを添加した炭
素質を主材とする材料の多孔質成形体、いわゆる炭素多
孔質成形体からなり、円柱状をしている。
と、負極11はリチウムシ−トを円筒状にして前記電池
容器1の内周面に圧着することによって形成されたもの
であり、正極12はアセチレンブラックを主成分とし、
これに黒鉛とポリテトラフルオロエチレンを添加した炭
素質を主材とする材料の多孔質成形体、いわゆる炭素多
孔質成形体からなり、円柱状をしている。
【0019】セパレ−タ13はガラス繊維不織布からな
り、円筒状をしていて、上記円筒状の負極11と円柱状
の正極12とを隔離している。
り、円筒状をしていて、上記円筒状の負極11と円柱状
の正極12とを隔離している。
【0020】電解液14は正極活物質である塩化チオニ
ルにLiAlCl4を支持電解質として溶解することに
よって調整されたものである。このように正極活物質の
塩化チオニルが電解液の溶媒を兼ねている関係で、この
電池では、他の電池とは異なり、多量の電解液14が電
池内に注入されている。
ルにLiAlCl4を支持電解質として溶解することに
よって調整されたものである。このように正極活物質の
塩化チオニルが電解液の溶媒を兼ねている関係で、この
電池では、他の電池とは異なり、多量の電解液14が電
池内に注入されている。
【0021】また、塩化チオニルが正極活物質であるこ
とからもわかるように、前記正極12は、それ自身が反
応するものではなく、正極活物質の塩化チオニルと負極
11からイオン化して溶出してきたリチウムイオンとの
反応場所となるものである。正極集電体10はニッケル
棒からなり、その上端部は、前記のように、電池蓋2の
中央部に設けられたパイプ内に挿入され、該パイプの上
端部と溶接することによって、正極端子3を構成してい
る。
とからもわかるように、前記正極12は、それ自身が反
応するものではなく、正極活物質の塩化チオニルと負極
11からイオン化して溶出してきたリチウムイオンとの
反応場所となるものである。正極集電体10はニッケル
棒からなり、その上端部は、前記のように、電池蓋2の
中央部に設けられたパイプ内に挿入され、該パイプの上
端部と溶接することによって、正極端子3を構成してい
る。
【0022】上部隔離材15はセパレ−タ13と同様の
ガラス繊維不織布からなり、正極12と負極端子を兼ね
る電池蓋2のボディ5が直接接触しないようにしてい
る。また、図示していないが、電池容器1の底部にはセ
パレ−タ13と同様のガラス繊維不織布からなる下部隔
離材が配置されていて、正極12と電池容器1との接触
を防止している。
ガラス繊維不織布からなり、正極12と負極端子を兼ね
る電池蓋2のボディ5が直接接触しないようにしてい
る。また、図示していないが、電池容器1の底部にはセ
パレ−タ13と同様のガラス繊維不織布からなる下部隔
離材が配置されていて、正極12と電池容器1との接触
を防止している。
【0023】図3は本発明の密閉形電池の他の実施例を
示す部分断面図であり、この図3に示す電池では、導電
管7の筒部7bの内径を正極端子3の外径より若干大き
く形成しておき、筒部7bの一部を内周側にかしめ、そ
のかしめ部7cで導電管7の筒部7bと正極端子3との
溶接を行っている。
示す部分断面図であり、この図3に示す電池では、導電
管7の筒部7bの内径を正極端子3の外径より若干大き
く形成しておき、筒部7bの一部を内周側にかしめ、そ
のかしめ部7cで導電管7の筒部7bと正極端子3との
溶接を行っている。
【0024】この図3に示す電池では、導電管7の筒部
7bと正極端子3との溶接を確実に行うことができると
いう特徴を有するものであるが、これは次のような経過
によって開発されてものである。
7bと正極端子3との溶接を確実に行うことができると
いう特徴を有するものであるが、これは次のような経過
によって開発されてものである。
【0025】図1に示すように、導電管7の筒部7bの
内面と正極端子3との外周面とが密接していると、それ
らの間の溶接も確実に行える。
内面と正極端子3との外周面とが密接していると、それ
らの間の溶接も確実に行える。
【0026】しかし、導電管7の筒部7bの内面が正極
端子3の外周面に密接するような寸法に導電管7を作製
していると、それを正極端子3に嵌め込むのが非常に困
難である。
端子3の外周面に密接するような寸法に導電管7を作製
していると、それを正極端子3に嵌め込むのが非常に困
難である。
【0027】そのため、導電管7の筒部7bの内径を正
極端子3の外径より若干大きく作製して正極端子3への
嵌め込み作業を容易にしておくことが量産化にあたって
好ましいことと、製造時の寸法バラツキによって、導電
管7の筒部7bの内周面と正極端子3の外周面との間の
隙間が予定外に大きくなることがあり、そのため、レ−
ザを照射して導電管7の筒部7bを正極端子3に溶接し
ようとしたときに正極端子の表面が充分に溶融せず、そ
の結果、溶接不良が発生することがある。
極端子3の外径より若干大きく作製して正極端子3への
嵌め込み作業を容易にしておくことが量産化にあたって
好ましいことと、製造時の寸法バラツキによって、導電
管7の筒部7bの内周面と正極端子3の外周面との間の
隙間が予定外に大きくなることがあり、そのため、レ−
ザを照射して導電管7の筒部7bを正極端子3に溶接し
ようとしたときに正極端子の表面が充分に溶融せず、そ
の結果、溶接不良が発生することがある。
【0028】そこで、導電管7を正極端子3に嵌め込ん
だ後、導電管7の筒部7bの一部を内周側にかしめ、そ
のかしめ部7cで正極端子3と溶接している以外は、図
1に示す電池と同様に構成されるものであり、したがっ
て、図1に示す電池が有する特徴はこの図3に示す電池
も同様に有している。
だ後、導電管7の筒部7bの一部を内周側にかしめ、そ
のかしめ部7cで正極端子3と溶接している以外は、図
1に示す電池と同様に構成されるものであり、したがっ
て、図1に示す電池が有する特徴はこの図3に示す電池
も同様に有している。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、電池
容器1の開口部を、正極端子3とガラスまたはセラミッ
クスで形成される絶縁層4の金属製のボディ5を有する
電池蓋2で封口し、外部正極端子6と電池の正極端子3
との接続に導電管7を用い、電池蓋2のボディ5上に環
状絶縁板8を載置し、この環状絶縁板8上に上記導電管
7の鍔部7aを配置する構造の外部端子付き密閉形電池
において、上記環状絶縁板8に切り込み8aを設けるこ
とによって、電池蓋2の凹部に注入した硬化性樹脂が環
状絶縁板8の内周側部分にも進入できるようにして、電
池蓋2の絶縁層4を樹脂で覆い、絶縁層4の保護を行う
とともに、絶縁層上に付着する水滴によって短絡が生じ
るのを防止することができるようになった。
容器1の開口部を、正極端子3とガラスまたはセラミッ
クスで形成される絶縁層4の金属製のボディ5を有する
電池蓋2で封口し、外部正極端子6と電池の正極端子3
との接続に導電管7を用い、電池蓋2のボディ5上に環
状絶縁板8を載置し、この環状絶縁板8上に上記導電管
7の鍔部7aを配置する構造の外部端子付き密閉形電池
において、上記環状絶縁板8に切り込み8aを設けるこ
とによって、電池蓋2の凹部に注入した硬化性樹脂が環
状絶縁板8の内周側部分にも進入できるようにして、電
池蓋2の絶縁層4を樹脂で覆い、絶縁層4の保護を行う
とともに、絶縁層上に付着する水滴によって短絡が生じ
るのを防止することができるようになった。
【0030】また、導電管7の筒部7bの一部を内周側
にかしめ、そのかしめ部7cで導電管7の筒部7bと正
極端子3との溶接を行うことにより、導電管7の筒部7
bと正極端子3との溶接を確実に行うこともできるよう
になった。
にかしめ、そのかしめ部7cで導電管7の筒部7bと正
極端子3との溶接を行うことにより、導電管7の筒部7
bと正極端子3との溶接を確実に行うこともできるよう
になった。
【図1】本発明の密閉形電池の一実施例を示す部分断面
図である。
図である。
【図2】図1に示す電池に使用された環状絶縁板の平面
図である。
図である。
【図3】本発明の密閉形電池の他の実施例を示す部分断
面図である。
面図である。
1 電池容器 2 電池蓋 3 正極端子 4 絶縁層 5 ボディ 5a 外周部 6 外部正極端子 6a 鍔部 7 導電管 7a 鍔部 7b 筒部 7c かしめ部 8 環状絶縁板 8a 切り込み 9 樹脂層
Claims (2)
- 【請求項1】 発電要素を内填した電池容器1の開口部
を、中央部に正極端子3とその外周部に位置したガラス
またはセラミックスで形成される環状の絶縁層4とその
外周側に位置する環状で金属製のボディ5とを有する電
池蓋2で封口し、上記正極端子3に導電管7を介して接
続する外部正極端子6を備えた密閉形電池において、 上記電池蓋2の正極端子3とボディ5の外周部5aは上
方に突出していて、電池蓋2は環状の凹部を有し、 上記ボディ5の外周部5aは電池容器1の開口端部と溶
接により接合され、 上記外部正極端子6は鍔付きの帽子状をしていて、上記
導電管7は下部に鍔部7aを有する筒状をしており、 上記電池蓋2のボディ5の外周部5aより内周側の部分
の上部には環状絶縁板8が載置され、 上記導電管7の筒部7bは正極端子3に溶接により接合
され、該導電管7の鍔部7aは上記環状絶縁板8上に配
置され、 上記外部正極端子6の鍔部6aは上記導電管7の鍔部7
a上に配置されて該導電管7の鍔部7aに溶接により接
合され、 上記環状絶縁板8には切り込み8aが設けられ、電池蓋
2の凹部には絶縁性を有する硬化性樹脂の注入により樹
脂層9が形成され、電池蓋2の絶縁層4が上記樹脂層9
の構成樹脂で覆われていることを特徴とする密閉形電
池。 - 【請求項2】 導電管7の筒部7bの一部を内周側にか
しめ、そのかしめ部7cで導電管7の筒部7bと正極端
子3とを溶接している請求項1記載の密閉形電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23590294A JP3561006B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 密閉形電池 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP23590294A JP3561006B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 密閉形電池 |
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JPH0877985A true JPH0877985A (ja) | 1996-03-22 |
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ID=16992933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23590294A Expired - Fee Related JP3561006B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 密閉形電池 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3561006B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002100330A (ja) * | 2000-09-20 | 2002-04-05 | Japan Storage Battery Co Ltd | 電 池 |
JP2010160977A (ja) * | 2009-01-08 | 2010-07-22 | Hitachi Maxell Ltd | 電池及びその製造方法 |
KR20220142713A (ko) * | 2021-04-15 | 2022-10-24 | 주식회사 비츠로셀 | 파열 충격 완화 구조를 갖는 고온용 리튬일차전지 |
-
1994
- 1994-09-05 JP JP23590294A patent/JP3561006B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002100330A (ja) * | 2000-09-20 | 2002-04-05 | Japan Storage Battery Co Ltd | 電 池 |
JP2010160977A (ja) * | 2009-01-08 | 2010-07-22 | Hitachi Maxell Ltd | 電池及びその製造方法 |
KR20220142713A (ko) * | 2021-04-15 | 2022-10-24 | 주식회사 비츠로셀 | 파열 충격 완화 구조를 갖는 고온용 리튬일차전지 |
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Publication number | Publication date |
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JP3561006B2 (ja) | 2004-09-02 |
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