JP2003045476A - 蓄電池およびその製造方法 - Google Patents

蓄電池およびその製造方法

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JP2003045476A JP2001231808A JP2001231808A JP2003045476A JP 2003045476 A JP2003045476 A JP 2003045476A JP 2001231808 A JP2001231808 A JP 2001231808A JP 2001231808 A JP2001231808 A JP 2001231808A JP 2003045476 A JP2003045476 A JP 2003045476A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】封口体表面への電解液の這い上がりによる漏れ
を低減し、信頼性が高く歩留まりの高い蓄電池を提供す
る。 【解決手段】外装容器16と、前記外装容器内に配置せ
しめられた正および負の電極と、これら正および負の電
極10間に充填せしめられた電解液とを具備し、前記外
装容器16が、前記正または負の電極の一方に電気的に
接続されて一方極の端子を構成し、前記外装容器の開口
部が、ガスケット19を介して、前記外装容器と電気的
に絶縁され、他方極の端子20を構成する封口体で封口
されると共に、前記外装容器の周壁に縮径部が形成され
た蓄電池において、前記ガスケット19が、前記外装容
器の開口部の内壁に沿って配設せしめられ、前記縮径部
よりも内方で前記外装容器の内壁に当接せしめられてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄電池およびその
製造方法にかかり、特に、正・負極の少なくとも一方に
接続された集電体と封口体とを直接溶接して接続した蓄
電池構造およびその溶接方法の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ニッケル−水素化物蓄電池、ニ
ッケル−カドミウム蓄電池などのアルカリ蓄電池は、正
極および負極の間にセパレータを介在させ、これらを渦
巻状に巻回した後、正極あるいは負極の端部に集電体を
接続して電極体を形成し、この電極体を外装容器として
の金属製外装容器に収納して集電体から延伸する集電リ
ードを封口体に溶接した後、封口体を外装容器の開口部
に絶縁ガスケットを介在させて装着することにより密閉
して構成されている。
【0003】このようなアルカリ蓄電池が電動工具や電
気自動車などの高率での充放電を行なう用途に使用する
電池では、電池構成の中でも集電体と封口体との間を電
気的に接続する接続部の電気抵抗が電池特性に大きく影
響してくる。
【0004】従来の円筒型電池では、図10(a)乃至
(d)にその製造工程を示すように、集電体の一端と封
口体とを溶接した後に電解液を注入し、封口するという
方法がとられていた。すなわち図10(a)に示すよう
に、正極および負極板とこれらの間に介挿されたセパレ
ータとよりなる電極体10の上下に集電体14を溶接
後、その巻取体を外装容器16としての金属缶に収納
し、外装容器側面から溝入れを行い溝入れ部16aを形
成する。
【0005】この後、図10(b)に示すように、封口
体20の一端を集電体14の先端に配設された集電タブ
14tに溶接する。そして、電解液を注入後、図10
(c)に示すように、溝入れ部16aにガスケット9を
介して封口体20を装着する。
【0006】最後に図10(d)に示すように、開口部
の端縁を嵌めることにより封口する。
【0007】従来は、以上のように封口体と集電体とを
接続した後、電解液を注入して封口するという方法がと
られていた。しかしながら、近年、大電流用途への需要
が高まり、外装容器下面と封口体との間で電解液を介し
て通電することで封口体下面と集電体とを直接溶接する
ことにより、この接続部の接続抵抗を低減する直接溶接
法が提案されている。
【0008】この直接溶接法では、集電体と封口体とが
直接接続される場合、あるいは筒状体あるいは板状体な
どからなる集電リードを介して接続される場合などがあ
るが、このような接続部(以下集電接続部)の電気抵抗
が大きい場合、大電流での放電を行なった場合に集電接
続部の電気抵抗に起因する電圧低下が生じ、電池電圧が
低下するという問題が生じる。
【0009】そこで、本出願人らは、図11(a)乃至
(c)に示すように、外装容器16と電極体10のいず
れか一方の極とが溶接された状態で電極体を収納し(図
11(a))たのち、この外装容器内に電解液を注入
し、前記電極体の上端部に、前記正極あるいは負極の一
方に電気的に接続される集電体14と電気的に接続する
ように下面に少なくとも一つの突起を備えた封口体20
を配置(図11(b))し、外装容器と前記封口体との
間に電流を流すことにより、前記封口体と前記集電体と
の接触部分を溶接して溶接部分を形成する溶接方法を提
案している(特開2001-160338)。
【0010】この方法では、電解液を導体パスとして形
成された導電路内で、突起と集電体との間が高抵抗とな
り発熱し、溶接されることにより通電経路が形成され、
その結果電気抵抗の小さい蓄電池を提供することができ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記溶
接方法は、溶接工程に先立ち、外装容器に装着された電
極体に浸透するように電解液を注入する必要があった。
これは以下のような理由による。すなわち、通常は、電
流を通電する封口体と外装容器との間は、正極板と負極
板との間に介在せしめられたセパレータで電気的に隔離
されている。すなわち、封口体は集電接続部を介して正
極板に接続されており、また、外装容器は負極板と溶接
接続されており、正極板と負極板との間はセパレータを
介して電気的に隔離されている。
【0012】この状態で、大電流、大電圧を印加する
と、正極板と負極板との間に印加された過電圧により、
両者の間のセパレータにしみ込んでいる電解液中の水の
電気分解が起こる。例えば正極板側の封口体にプラスの
溶接電極、負極板側の外装容器にマイナスの溶接電極を
あてて、大電流、大電圧を印加した場合、負極板表面で
は、 2H++2e‐→H2↑ の反応が生じる。
【0013】一方正極板表面では、 H2O→1/2O2↑+2H++2e‐ となり、この水の電気分解反応により、正極板と負極板
との間には、電流が流れる。この電流により封口板と集
電接続部の溶接点に溶接電流が流れ、両者間を溶接接続
することができる。このため、この溶接法では、溶接工
程に先立ち電解液をあらかじめ注液しておくことが必須
要件であった。
【0014】しかし、この溶接工程では、封口体下面と
集電体とが直接溶接される接点において発熱すること
で、内部の電解液が、外装容器内面と封口体とを組み込
んだガスケット外周の間を通って、外部へ噴出するとい
う問題があった。また、アルカリ蓄電池の場合、溶接工
程では、通電時に水素ガスと酸素ガスが正負極表面から
発生する。その結果、発生したガスが上方に抜け出てい
く際に、電解液がガスによって押し上げられ、電極体の
上部にあふれだす、「ふきあがり」現象が発生する。こ
のとき、外装容器開口部と封口体のガスケットとの間の
すきまに電解液をかみこんでしまうことになる。さらに
ひどい場合は、電解液が外装容器からあふれでてしまう
ことになる。そのまま電池ケースをかしめて封口して
も、封口体とガスケットの隙間から、または外装容器と
封口体との隙間から電解液が這い上がる現象‐電解液の
クリーピング現象が発生することになる。
【0015】このように、電解液を介して溶接電流を流
すいわゆる直接溶接法を用いる場合には、セパレータが
電解液が十分含浸している状態で電極間に通電する必要
がある。
【0016】一方で、電解液が通電時に噴出すれば、電
解液量にばらつきが生じ、電池特性を低下させる原因と
なる。また噴出した電解液によって外装容器の封口体近
傍が腐蝕されるという問題もあった。
【0017】さらにまた、正極および負極表面からガス
が発生するため、ガスによる電解液のふきあがり現象を
防ぐには、発生したガスを効率良く逃がすための間隙も
必要であるため、電解液は多すぎないようにしなければ
ならなかった。
【0018】このように、電極体を外装容器に収納した
後、集電体に溶接された集電リードを封口体下面に接触
させた状態で外装容器の開口部を封口体で密閉し、その
後、外装容器と封口体との間に電流を流すことにより、
集電リードと封口体との接触部分を溶接するため、電解
液はセパレータに十分に浸透していなければならない反
面、通電時の発熱により、電解液が開口部とガスケット
の隙間からあふれたり、また、電気分解により発生した
ガスが電解液を押し上げ、電解液があふれるという問題
があった。
【0019】本発明は前記実情に鑑みてなされたもので
あって、電解液を介して溶接電流を流し、外装容器又は
他方極の端子と、正極および負極の対応する一方とを直
接又は集電体を介して、溶接する方法、例えば封口体と
集電体とを溶接する方法において、溶接工程における、
電解液のふきあがり現象によるあふれを抑制するととも
に、封口体表面への電解液のクリーピングを低減し、信
頼性が高く歩留まりの高い蓄電池を提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1では、外装容器と、前記外装容器内に
配置せしめられた正および負の電極と、これら正および
負の電極間に充填せしめられた電解液とを具備し、前記
外装容器が、前記正または負の電極の一方に電気的に接
続されて一方極の端子を構成し、前記外装容器の開口部
が、ガスケットを介して、前記外装容器と電気的に絶縁
され、他方極の端子を構成する封口体で封口されると共
に、前記外装容器の周壁に縮径部が形成された蓄電池に
おいて、前記ガスケットが、前記外装容器の開口部の内
壁に沿って配設せしめられ、前記縮径部よりも内方で前
記外装容器の内壁に当接せしめられていることを特徴と
する。
【0021】かかる構成によれば、ガスケットが、前記
外装容器の開口部の内壁に沿って配設せしめられ、前記
縮径部よりも内方で前記外装容器の内壁に当接せしめら
れているため、外装容器の内壁とガスケットとで気密に
シールされ、通電時においても、このガスケットによ
り、内壁に沿った電解液の噴き上がりが良好に阻止せし
められる。このため、電解液量にばらつきが生じ、電池
特性を低下させることもなく、また噴出した電解液によ
って封口体近傍が腐蝕されるという問題もなく、長寿命
で信頼性の高い蓄電池を提供することが可能となる。
【0022】望ましくは、前記ガスケットは、前記外装
容器の縮径部に相当する領域に縮径部を具備し、前記外
装容器の内方に広がり、先端が前記外装容器の内壁に当
接するように構成されたスカート部を具備してなる筒状
体からなることを特徴とする。
【0023】かかる構成によれば、ガスケットを、先端
が前記外装容器の内壁に当接するように構成されたスカ
ート部を具備してなる筒状体で構成しているため、外装
容器の内壁とガスケットとで気密にシールされ、通電時
においてもこのガスケットにより、内壁に沿った電解液
の噴き上がりを良好に阻止することができる。
【0024】また本発明の第2の蓄電池では、外装容器
と、前記外装容器内に配置せしめられた正および負の電
極と、これら正および負の電極間に充填せしめられた電
解液とを具備し、前記外装容器が、前記正または負の電
極の一方に電気的に接続されて一方極の端子を構成し、
前記外装容器の開口部が、ガスケットを介して、前記外
装容器と電気的に絶縁され、他方極の端子を構成する封
口体で封口されると共に、前記外装容器の周壁に縮径部
が形成された蓄電池において、前記ガスケットが、前記
外装容器の開口部の内壁に沿って配設せしめられ、前記
ガスケットの内方の先端が、前記外装容器の縮径部の中
心よりも外方に位置していることを特徴とする。
【0025】かかる構成によれば、通電時においては、
外装容器の開口部で外装容器から内方に向けて加圧する
ことにより、前記ガスケットは圧縮され外装容器に密着
する。従って、外装容器の開口部は、外装容器内壁とガ
スケットとで気密にシールされ、このガスケットによ
り、内壁に沿った電解液の噴き上がりを良好に阻止する
ことができる。そして、嵌めにより、外装容器の開口を
封止するに際して、ガスケットは外装容器の縮径部の中
心よりも上方に位置しているため、嵌めによる力がガス
ケットを大きく押圧し変位させることなく、封止が完了
する。したがってガスケットの変位による変形のために
隙間が生じたりすることもなく良好な封止がなされ、高
効率で信頼性の高い蓄電池を形成することが可能とな
る。また、外装容器をかしめて封口する工程において
も、ガスケットの変位による変形のために集電体が変位
せしめられたりすることもなく、より正しい水平状態を
維持でき、確実な押圧が可能となり、かしめに際して
も、ガスケットの変位により、溶接点に不均一な応力が
かかることも無く、溶接点のはずれをなくし、歩留まり
の向上をはかることが可能となる。
【0026】望ましくは、前記正および負の電極からな
る電極体と、前記封口体との間には、前記正および負の
電極の一方と封口体とを接続する集電体を挿通するよう
に形成された絶縁板が配設され、前記ガスケットは前記
絶縁板と当接することなく、自由端を構成していること
を特徴とする。
【0027】かかる構成によれば、ガスケットは絶縁板
と当接しておらず、封止工程においても、ガスケットが
絶縁板に押圧せしめられて大きく変形されることなく、
封止が完了する。したがってガスケットの変位による変
形のために隙間が生じたりすることもなく良好な封止が
なされ、高効率で信頼性の高い蓄電池を形成することが
可能となる。
【0028】本発明の第3では、一方極の端子を兼ねる
外装容器内に、正および負の電極からなる電極体を配置
するとともに、これら正および負の電極間に電解液を充
填する工程と、前記正および負の電極の一方に一端が当
接するように集電体を配置する工程と、前記外装容器の
開口部近傍を、絞り加工などにより、縮径せしめて縮径
部を形成する縮径部形成工程と、前記外装容器の開口部
の内壁に沿って配設せしめられ、前記縮径部よりも内方
で前記外装容器の内壁に当接せしめるように構成された
ガスケットを装着する工程と、前記外装容器の前記開口
部にガスケットを介して封口体を当接させるとともに、
外装容器の内壁に前記ガスケットの先端を当接せしめ
て、前記ガスケットと前記外装容器の内壁との間で密閉
空間を形成しつつ、前記外装容器と前記封口体との間で
通電し、前記封口体と前記集電体との溶接を行う直接溶
接工程と、前記溶接工程の後に、前記開口部を気密的に
封止する工程とを含むことを特徴とする。
【0029】かかる構成によれば、ガスケットが、前記
外装容器の開口部の内壁に沿って配設せしめられ、前記
縮径部よりも内方で前記外装容器の内壁に当接せしめら
れるため、外装容器の内壁とガスケットとで気密にシー
ルされ、通電時においても、このガスケットにより、内
壁に沿った電解液の噴き上がりが良好に阻止せしめられ
る。このため、電解液量にばらつきが生じ、電池特性を
低下させることもなく、また噴出した電解液によって封
口体近傍が腐蝕されるという問題もなく、長寿命で信頼
性の高い蓄電池を提供することが可能となる。
【0030】望ましくは、前記ガスケットは、前記外装
容器の縮径部に相当する領域に縮径部を具備し、前記外
装容器の内方に広がり、先端が前記外装容器の内壁に当
接するように構成されたスカート部を具備してなる筒状
体からなり、前記直接溶接工程は、前記外装容器の前記
開口部にガスケットを介して封口体を当接させるととも
に、外装容器の内壁に前記ガスケットの先端を当接せし
めて、前記ガスケットと前記外装容器の内壁との間で密
閉空間を形成しつつ、前記外装容器と前記封口体との間
で通電し、前記封口体と前記集電体との溶接を行う工程
であることを特徴とする。
【0031】かかる構成によれば、ガスケットを、先端
が前記外装容器の内壁に当接するように構成されたスカ
ート部を具備してなる筒状体で構成しているため、外装
容器の内壁とガスケットとで気密にシールされ、通電時
においてもこのガスケットにより、内壁に沿った電解液
の噴き上がりを良好に阻止することができる。
【0032】本発明の第4では、一方極の端子を兼ねる
外装容器内に、正および負の電極からなる電極体を配置
するとともに、これら正および負の電極間に電解液を充
填する工程と、前記正および負の電極の一方に一端が当
接するように集電体を配置する工程と、前記外装容器の
開口部近傍を、絞り加工などにより、縮径せしめて縮径
部を形成する縮径部形成工程と、前記外装容器の開口部
に、ガスケットを装着する工程と、前記ガスケットの外
壁が前記外装容器の内壁に当接するように、前記外装容
器を前記縮径部よりも開口部側で内側に加圧することに
より前記ガスケットと前記外装容器の前記開口部との間
で密閉空間を形成し、前記外装容器と前記封口体との間
で通電し、前記封口体と前記集電体との溶接を行う直接
溶接工程と、前記溶接工程の後に、前記開口部を気密的
に封止する封止工程とを含むことを特徴とする。
【0033】かかる構成によれば、通電時においては、
外装容器の開口部で外装容器から内方に向けて加圧しつ
つ通電することにより、前記ガスケットは圧縮され、外
装容器は、外装容器の内壁とガスケットとで気密にシー
ルされ、このガスケットにより、内壁に沿った電解液の
噴き上がりを良好に阻止しながら溶接を行うことができ
る。
【0034】望ましくは、前記封止工程は、嵌め加工工
程を含み、前記ガスケットの内方の先端は少なくとも前
記縮径部の中心よりも外側に位置していることを特徴と
する。
【0035】かかる構成によれば、嵌めにより、外装容
器の開口を封止するに際して、ガスケットは外装容器の
縮径部の中心よりも上方に位置しているため、嵌めによ
る力がガスケットを大きく押圧し変位させることなく、
封止が完了する。したがってガスケットの変位による変
形のために隙間が生じたりすることもなく良好な封止が
なされ、高効率で信頼性の高い蓄電池を形成することが
可能となる。また、外装容器をかしめて封口する工程に
おいても、より正しい水平状態を維持でき、確実な押圧
が可能となり、かしめに際しても、ガスケットの変位に
より、溶接点に不均一な応力がかかることも無く、溶接
点のはずれをなくし、歩留まりの向上をはかることが可
能となる。
【0036】本発明の第5では、一方極の端子を兼ねる
外装容器内に、正および負の電極からなる電極体を配置
するとともに、これら正および負の電極間に電解液を充
填する工程と、前記正および負の電極の一方に一端が当
接するように集電体を配置するとともに、前記電極体上
に、前記集電体を挿通する挿通穴を有する絶縁板を載置
する工程と、前記外装容器の開口部に、ガスケットを装
着する工程と、前記ガスケットが、縮径部よりも開口側
で、前記ガスケットの下端(内方端)が前記絶縁板に当
接すると共に、前記絶縁板の外周が前記外装容器の内壁
に当接するように、前記外装容器の開口部近傍を、絞り
加工などにより、縮径せしめて縮径部を形成する縮径部
形成工程と、前記絶縁板および前記ガスケットと前記外
装容器の前記開口部との間で密閉空間を形成し、前記外
装容器と前記封口体との間で通電し、前記封口体と前記
集電体との溶接を行う直接溶接工程と、前記溶接工程の
後に、前記開口部を気密的に封止する工程とを含むこと
を特徴とする。
【0037】かかる構成によれば、前記外装容器を内方
に押圧しながら通電するなどの方法により、前記絶縁板
および前記ガスケットと前記外装容器の前記開口部との
間で密閉空間を形成し、前記外装容器と前記封口体との
間で通電しているため、外装容器の内壁と絶縁板とガス
ケットとで気密にシールされ、外装容器の内壁に沿った
電解液の噴き上がりを絶縁板とガスケットとで良好に阻
止しながら溶接を行うことができる。
【0038】また、外装容器の外側から加圧しながら通
電する際、集電体と封口体とが接触した状態となるよう
に外装容器の開口部に封口体を配置することができ、外
装容器と封口体との間に溶接電流を流すようにしている
ので、直接溶接法を用いる場合にも、溶接時に接触部を
加圧することが可能となる。これにより、「溶接ちり」
の発生を伴うことなく、良好に溶接されるようになる。
【0039】さらにまた、外装容器の外側から加圧しな
がら通電する際、この加圧力は、ガスケットが5〜50
%程度圧縮される程度の力であることが望ましい。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明をニッケル−水素蓄
電池に適用した場合について図面を参照しつつ詳細に説
明する。 実施形態1 図1乃至5は、本発明の第1の実施形態のニッケル−水
素蓄電池の製造工程を示す説明図である。
【0041】このニッケル−水素蓄電池は、図5に示す
ように、負極側端子を構成する外装容器16の開口部
が、ガスケット19を介して、この外装容器16と電気
的に絶縁され、他方極の端子を構成する封口体で封口さ
れている蓄電池において、前記ガスケット19が、外装
容器16の開口部の内壁に沿って配設せしめられ、外装
容器16の縮径部16aよりも内方で広がり、縮径部1
6aよりも内方で外装容器16の内壁に当接せしめられ
ていることを特徴とする。
【0042】次にこのニッケル−水素蓄電池の製造方法
について詳細に説明する。 1.電極体の作製 本実施形態のニッケル−水素蓄電池は図1に封口体装着
前の状態を示すように、外装容器16としての金属缶内
に、ニッケル正極板11と水素吸蔵合金負極板12とを
備えている。ニッケル正極板11は、パンチングメタル
からなる極板芯体の表面にニッケル焼結多孔体を形成し
た後、化学含浸法により水酸化ニッケルを主体とする活
物質をニッケル焼結多孔体内に充填して作製される。一
方、水素吸蔵合金負極板12は、パンチングメタルから
なる極板芯体の表面に水素吸蔵合金からなるペースト状
負極活物質を充填し、乾燥させた後、所定の厚みになる
まで圧延して作製される。
【0043】これらのニッケル正極板11と水素吸蔵合
金負極板12との間にポリオレフィン製の不織布からな
るセパレータ13を介在させて渦巻状に巻回して渦巻状
電極群を作製する。この渦巻状電極群の上端面には、ニ
ッケル正極板11の極板芯体であるパンチングメタルの
端部が露出し、また、下端面には水素吸蔵合金負極板1
2の極板芯体であるパンチングメタルの端部が露出して
いる。そして、この渦巻状電極群の上端面に露出する正
極芯体に多数の開口を有する円板状の集電体14を溶接
するとともに、下端面に露出する負極芯体に多数の開口
を有する円板状の負極集電体(図示せず)を溶接して、
渦巻状電極体10を作製する。
【0044】2.ニッケル−水素蓄電池の作製 ニッケル−水素蓄電池を組み立てるに際しては、まず、
上述の電極体10を鉄にニッケルメッキを施した有底筒
状の外装容器(底面の外面は負極外部端子となる)16
内に収納し、電極体10の中心部に形成された空間部
に、図示しない溶接電極を挿入して、水素吸蔵合金負極
板12に溶接された負極集電体を外装容器16の内底面
にスポット溶接した。この後、上述した集電体14の本
体部が正極集電体としての集電リードの直径上に位置す
るように載置するとともに、集電体本体部14と正極と
をスポット溶接した。そして外装容器16の外周側に溝
入れ加工を施して環状溝としての縮径部16aを形成し
た(図1)。
【0045】このようにして、電極体10と集電体14
を配置した後、外装容器16内に30質量%の水酸化カ
リウム(KOH)水溶液からなる電解液を注入する。
【0046】そしてこの後、外装容器16の開口部の内
壁に沿って配設せしめられ、外装容器16の縮径部16
aよりも内方で広がり、縮径部16aよりも内方で外装
容器16の内壁に先端が当接せしめられてなるスカート
部19Sを備えたガスケット19を装着し、さらに封口
キャップ20aと封口体本体20bとからなる封口体を
装着する(図2)。
【0047】ここで封口体20は、底面に円形状の下方
突出部を形成してなる封口体本体部20bと、正極キャ
ップ(正極外部端子)20aと、これら封口体本体部お
よび正極キャップ間に介在されるスプリングと弁板から
なる弁体を備えており、封口体本体部20bの中央には
ガス抜き孔20cが形成されている。
【0048】このようにして封口体を配置した後、正極
キャップ(正極外部端子)20aの上面に一方の溶接電
極W1を配置するとともに、外装容器16の底面(負極
外部端子)の下面に他方の溶接電極W2を配置した。こ
の後、これらの一対の溶接電極W1,W2間、および外
装容器の開口端縁16bの回りから、2×106N/m2
の圧力を加えながら、これらの溶接電極W1,W2間に
電池の放電方向に24Vの電圧を印加し、3KAの電流
を約15msecの時間流す通電処理を施した。この通
電処理により、封口体20の底面と集電体14の溶接面
の突起(図示せず)との接触部分が溶接(第2溶接)さ
れて、溶接部が形成される。なお、ここで溶接電流は電
池の放電方向に流したが、充電方向でもよいことはいう
までもない。ただ、充電方向に流した場合、過充電とな
る危険がある。このため、溶接電流を電池の放電方向に
流すのが望ましく、過充電を防止することができる。
【0049】このように図2に示すように、前記外装容
器16の外側から圧力Pを印加しつつ、一対の溶接電極
W1,W2間および、外装容器の開口端縁16bの回り
から2×106N/m2の圧力を印加しながら、これらの
溶接電極W1,W2間に電圧を印加して、通電処理を施
すことにより、内部欠陥のない溶接強度に優れた溶接部
を形成することができるようになる。(図4は要部拡大
図である。)
【0050】ここで、集電体と封口体との接触部分を溶
接するに際し、十分な溶接電流をながすことができる。
そして、ガスケット19は外装容器16の開口部の内壁
に沿って配設せしめられ、外装容器16の縮径部16a
よりも内方で広がり、縮径部16aよりも内方で外装容
器16の内壁に先端が当接せしめられてなるスカート部
19Sを具備しているため、外装容器16の開口部周辺
への電解液の漏れを防止することができる。
【0051】ついで、図3に示すように、外装容器16
の開口端縁16bを内方にかしめて電池を封口すること
により、半完成の電池とした。この後、図4に示すよう
に、この半完成の電池を一対の割型A1,A2内に配置
するとともに、封口体20の上部にプレス機に連結され
たパンチPを配置した。ついで、プレス機を駆動してパ
ンチPを下降させて、封口体20の封口部(外装容器1
6の開口端縁16b)をパンチPにより加圧して、封口
体20を外装容器16内に押し込んだ。
【0052】これにより、ガスケット19の下端(内方
端)は前記外装容器の内壁に当接した状態で環状溝16
aは押しつぶされる。これにより、図5に示すように、
公称容量6.5Ahの円筒形ニッケル−水素蓄電池を作
製した。
【0053】比較例 図11に示したような従来のガスケットを用いた方法に
より、溶接を行い、他の構成は、前記実施例と全く同様
にして円筒形ニッケル−水素蓄電池を作製した。
【0054】3.試験結果 上述のようにして作製した電池を用いて、溶接結果およ
び組み立てた電池のクリーピング試験結果を示す。クリ
ーピング試験は組み立てた電池を0.2Itで8時間充
電した後、45℃雰囲気下で2週間放置したのちに封口
体とガスケット又は外装容器とガスケットとのすきまか
ら電解液が這い出してきていないかを目視およびフェノ
ールフィオフタレイン溶液による示色試験にて確認し
た。その結果を次表に示す。
【0055】
【0056】本発明の減圧注液法を用いた電池は溶接時
の液あふれやガスケットへの電解液のまわりこみが10
0個中2個(2%)であり、ほとんどなかった。これに
対し、比較例の方法で形成した電池は全数溶接時のふき
あがりによる液あふれやガスケットへの電解液のまわり
こみが100個中100個(100%)確認された。
【0057】又2週間の放置後のクリーピング試験で
は、本発明の注液法を用いた電池ではクリーピングがほ
とんど確認されなかったのに対し、比較例では9割以上
にはクリーピングが確認された。なお、前記実施形態で
はガスケットが外装容器の内壁に当接しているため、外
装容器と電極体の正極板との接触防止のための絶縁ワッ
シャは不要であるが、集電体の下方に集電リード挿通穴
を有するドーナッツ状の絶縁板からなる絶縁ワッシャを
設けてもよい。
【0058】実施形態2 また、本発明の第2の実施形態として、図7に示すよう
にガスケット29が、前記外装容器16の開口部の内壁
に沿って配設せしめられ、ガスケット29の内方(下
方)の先端が、前記外装容器の縮径部の中心よりも外方
(上方)に位置していることを特徴とする。
【0059】そして通電時においては、ガスケットは図
6に示すように外装容器の開口部で外装容器から内方に
向けて圧縮する(P)ことにより、外装容器の内壁とガ
スケットとで気密にシールされるようにしたものであ
る。なおここでは、電極体を外装容器に収納した後、絶
縁ワッシャ15すなわち、外装容器16の内壁に当接す
るドーナッツ状の絶縁板15を配置し、この後集電体1
4を載置している。図6はこの通電時の状態を示す図で
ある。このように加圧しつつ通電することにより、ガス
ケットが圧縮され、気密にシールすることになり、内壁
に沿った電解液の噴き上がりを良好に阻止することがで
きる。
【0060】そして、嵌めにより、図7に示すように、
外装容器の開口が封止される。このとき、ガスケットは
外装容器の縮径部の中心よりも上方に位置しているた
め、嵌めによる力がガスケットを大きく押圧し変位させ
ることなく、封止が完了し、図8に示すような蓄電池が
形成される。したがってガスケットの変位による変形の
ために隙間が生じたりすることもなく良好な封止がなさ
れ、高効率で信頼性の高い蓄電池を形成することが可能
となる。また、外装容器をかしめて封口する工程におい
ても、ガスケットの変位による変形のために集電体が変
位せしめられたりすることもなく、より正しい水平状態
を維持でき、確実な押圧が可能となり、かしめに際して
も、ガスケットの変位により、溶接点に不均一な応力が
かかることも無く、溶接点のはずれをなくし、歩留まり
の向上をはかることが可能となる。なお、絶縁ワッシャ
15は外装容器と電極体の正極板が接触しないように形
成できれば、省略してもよい。かかる構成によれば、部
品点数が低減される。
【0061】実施形態3 また、本発明の第3の実施形態として、図9に示すよう
にガスケット39が、前記外装容器16の開口部の内壁
に沿って配設せしめられ、ガスケット39の内方の先端
39Sが、外装容器16の縮径部16aよりも開口側
で、集電体を挿通する挿通穴を有し電極体10上に載置
された絶縁ワッシャ15に当接すると共に、前記絶縁ワ
ッシャ15の外周が前記外装容器の内壁に当接するよう
構成されていることを特徴とする。
【0062】製造に際しては、前記第1の実施形態と同
様に、外装容器16内に、正および負の電極からなる電
極体10を配置するとともに、これら正および負の電極
間に電解液を充填する。
【0063】そして、前記正極に一端が当接するように
集電体14を配置するとともに、前記電極体10上に、
前記集電体を挿通する挿通穴を有する絶縁ワッシャ15
を載置する。
【0064】この後、前記外装容器の開口部に、ガスケ
ット39を装着し、前記ガスケットが、縮径部よりも開
口側で、前記ガスケットの下端(内方端)が前記絶縁板
に当接すると共に、前記絶縁板の外周が前記外装容器の
内壁に当接するように、前記外装容器の開口部近傍を絞
り加工して、縮径せしめて縮径部を形成する。
【0065】そして、図9に示すように、絶縁ワッシャ
15および前記ガスケット39と前記外装容器16の前
記開口部との間で密閉空間を形成し、前記外装容器下面
と前記封口体20との間で通電し、前記封口体と前記集
電体14との溶接を行う。望ましくは外装容器を内方に
押圧しながら通電する。
【0066】そして最後に、前記開口部を気密的に封止
する。この方法によっても、絶縁ワッシャ15および前
記ガスケット39と前記外装容器16の前記開口部との
間で密閉空間を形成し、前記外装容器16下面と前記封
口体20との間で通電しているため、外装容器16の内
壁と絶縁ワッシャ15とガスケット39とで気密にシー
ルされ、外装容器16の内壁に沿った電解液の噴き上が
りを絶縁ワッシャ15とガスケット39とで良好に阻止
しながら溶接を行うことができる。
【0067】なお、上述した実施の形態および変形例に
おいては、封口体を正極端子とし、外装容器を負極端子
とした例について説明したが、封口体を負極端子とし、
外装容器を正極端子としてもよい。
【0068】また前記実施形態では集電体を介して溶接
したが、集電体なしに直接電極と封口体とが溶接される
構造にも適用可能であることはいうまでもない。
【0069】また、前記実施例では外装容器を金属缶で
構成した、ニッケル水素電池について説明したが、ニッ
ケル水素電池に限定されることなく、ニッケルーカドミ
ウム電池や、リチウム電池、固体電解質電池など他の電
池にも適用可能であることはいうまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の蓄電
池によれば、ガスケットが、前記外装容器の開口部の内
壁に沿って配設せしめられ、前記縮径部よりも内方で前
記外装容器の内壁に当接せしめられているため、外装容
器の内壁とガスケットとで気密にシールされ、通電時に
おいても、このガスケットにより、内壁に沿った電解液
の噴き上がりが良好に阻止せしめられる。このため、電
解液量にばらつきが生じ、電池特性を低下させることも
なく、また噴出した電解液によって封口体近傍が腐蝕さ
れるという問題もなく、長寿命で信頼性の高い蓄電池を
提供することが可能となる。
【0071】また、本発明の方法によれば、通電時にお
いては、前記ガスケットは外装容器の開口部で外装容器
から内方に向けて圧縮しつつ通電することにより、外装
容器の内壁とガスケットとで気密にシールされ、このガ
スケットにより、内壁に沿った電解液の噴き上がりを良
好に阻止しながら溶接を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の蓄電池の製造工程を
示す図。
【図2】本発明の第1の実施形態の蓄電池の製造工程を
示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態の蓄電池の製造工程を
示す図。
【図4】本発明の第1の実施形態の蓄電池の製造工程を
示す図。
【図5】本発明の第1の実施形態の蓄電池の製造工程を
示す図。
【図6】本発明の第2の実施形態の蓄電池の製造工程を
示す図。
【図7】本発明の第2の実施形態の蓄電池の製造工程を
示す図。
【図8】本発明の第2の実施形態の蓄電池の製造工程を
示す図。
【図9】本発明の第3の実施形態の蓄電池の製造工程を
示す図。
【図10】従来例の蓄電池の製造工程を示す図。
【図11】従来例の蓄電池の製造工程を示す図。
【符号の説明】
9…ガスケット、10…電極体、11…正極板、12…
負極板、13…セパレータ、14…集電体、15…絶縁
ワッシャ、16…外装容器(負極外部端子)、16a…
溝部、17…封口体、17a…蓋、17b…正極キャッ
プ(正極外部端子)、19…ガスケット、29…ガスケ
ット、39…ガスケット、W1,W2…溶接電極、A
1,A2…割型、P…パンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H011 AA17 CC06 CC08 DD13 DD15 DD26 FF03 GG02 HH02 JJ04 5H022 AA04 BB01 BB03 BB19 BB24 BB28 CC08 CC12 CC16 KK03 KK08 5H028 AA01 AA07 BB01 BB03 BB04 BB05 BB15 BB17 CC05 CC08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装容器と、前記外装容器内に配置せし
    められた正および負の電極と、これら正および負の電極
    間に充填せしめられた電解液とを具備し、前記外装容器
    が、前記正または負の電極の一方に電気的に接続されて
    一方極の端子を構成し、前記外装容器の開口部が、ガス
    ケットを介して、前記外装容器と電気的に絶縁され、他
    方極の端子を構成する封口体で封口されると共に、前記
    外装容器の周壁に縮径部が形成された蓄電池において、 前記ガスケットが、前記外装容器の開口部の内壁に沿っ
    て配設せしめられ、前記縮径部よりも内方で前記外装容
    器の内壁に当接せしめられていることを特徴とする蓄電
    池。
  2. 【請求項2】 前記ガスケットは、前記外装容器の縮径
    部に相当する領域に縮径部を具備し、前記外装容器の内
    方に広がり、先端が前記外装容器の内壁に当接するよう
    に構成されたスカート部を具備してなる筒状体からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓄電池。
  3. 【請求項3】 外装容器と、前記外装容器内に配置せし
    められた正および負の電極と、これら正および負の電極
    間に充填せしめられた電解液とを具備し、前記外装容器
    が、前記正または負の電極の一方に電気的に接続されて
    一方極の端子を構成し、前記外装容器の開口部が、ガス
    ケットを介して、前記外装容器と電気的に絶縁され、他
    方極の端子を構成する封口体で封口されると共に、前記
    外装容器の周壁に縮径部が形成された蓄電池において、 前記ガスケットが、前記外装容器の開口部の内壁に沿っ
    て配設せしめられ、前記ガスケットの内方の先端が、前
    記外装容器の縮径部の中心よりも外方に位置しているこ
    とを特徴とする蓄電池。
  4. 【請求項4】 前記正および負の電極からなる電極体
    と、前記封口体との間には、前記正および負の電極の一
    方と封口体とを接続する集電体を挿通するように形成さ
    れた絶縁板が配設され、 前記ガスケットは前記絶縁板と当接することなく、自由
    端を構成していることを特徴とする請求項3に記載の蓄
    電池。
  5. 【請求項5】 一方極の端子を兼ねる外装容器内に、正
    および負の電極からなる電極体を配置するとともに、こ
    れら正および負の電極間に電解液を充填する工程と、 前記正および負の電極の一方に一端が当接するように集
    電体を配置する工程と、 前記外装容器の開口部近傍を、縮径せしめて縮径部を形
    成する縮径部形成工程と、 前記外装容器の開口部の内壁に沿って配設せしめられ、
    前記縮径部よりも内方で前記外装容器の内壁に当接せし
    めるように構成されたガスケットを装着する工程と、 前記外装容器の前記開口部にガスケットを介して封口体
    を当接させるとともに、外装容器の内壁に前記ガスケッ
    トの先端を当接せしめて、前記ガスケットと前記外装容
    器の内壁との間で密閉空間を形成しつつ、前記外装容器
    と前記封口体との間で通電し、前記封口体と前記集電体
    との溶接を行う直接溶接工程と、 前記溶接工程の後に、前記開口部を気密的に封止する封
    止工程とを含むことを特徴とする蓄電池の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ガスケットは、前記外装容器の縮径
    部に相当する領域に縮径部を具備し、前記外装容器の内
    方に広がり、先端が前記外装容器の内壁に当接するよう
    に構成されたスカート部を具備してなる筒状体からな
    り、 前記直接溶接工程は、前記外装容器の前記開口部にガス
    ケットを介して封口体を当接させるとともに、外装容器
    の内壁に前記ガスケットの先端を当接せしめて、前記ガ
    スケットと前記外装容器の内壁との間で密閉空間を形成
    しつつ、前記外装容器と前記封口体との間で通電し、前
    記封口体と前記集電体との溶接を行う工程であることを
    特徴とする請求項5に記載の蓄電池の製造方法。
  7. 【請求項7】 一方極の端子を兼ねる外装容器内に、正
    および負の電極からなる電極体を配置するとともに、こ
    れら正および負の電極間に電解液を充填する工程と、 前記正および負の電極の一方に一端が当接するように集
    電体を配置する工程と、 前記外装容器の開口部近傍を、縮径せしめて縮径部を形
    成する縮径部形成工程と、 前記外装容器の開口部に、ガスケットを装着する工程
    と、 前記ガスケットの外壁が前記外装容器の内壁に当接する
    ように、前記外装容器を前記縮径部よりも開口部側で内
    側に加圧することにより前記ガスケットと前記外装容器
    の前記開口部との間で密閉空間を形成し、前記外装容器
    と前記封口体との間で通電し、前記封口体と前記集電体
    との溶接を行う直接溶接工程と、 前記溶接工程の後に、前記開口部を気密的に封止する封
    止工程とを含むことを特徴とする蓄電池の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記封止工程は、嵌め加工工程を含み、
    前記ガスケットの内方の先端は少なくとも前記縮径部の
    中心よりも外側に位置していることを特徴とする請求項
    7に記載の蓄電池の製造方法。
  9. 【請求項9】 一方極の端子を兼ねる外装容器内に、正
    および負の電極からなる電極体を配置するとともに、こ
    れら正および負の電極間に電解液を充填する工程と、 前記正および負の電極の一方に一端が当接するように集
    電体を配置するとともに、前記電極体上に、前記集電体
    を挿通する挿通穴を有する絶縁板を載置する工程と、 前記外装容器の開口部に、ガスケットを装着する工程
    と、 前記ガスケットが、縮径部よりも開口側で、前記ガスケ
    ットの下端(内方端)が前記絶縁板に当接すると共に、
    前記絶縁板の外周が前記外装容器の内壁に当接するよう
    に、前記外装容器の開口部近傍を、縮径せしめて縮径部
    を形成する縮径部形成工程と、 前記絶縁板および前記ガスケットと前記外装容器の前記
    開口部との間で密閉空間を形成し、前記外装容器と前記
    封口体との間で通電し、前記封口体と前記集電体との溶
    接を行う直接溶接工程と、 前記溶接工程の後に、前記開口部を気密的に封止する封
    止工程とを含むことを特徴とする蓄電池の製造方法。
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KR20110038645A (ko) * 2008-06-11 2011-04-14 에버레디 배터리 컴퍼니, 인크. 전기 화학 전지용 저 증기 투과율을 지닌 클로저 어셈블리
WO2023209247A3 (de) * 2022-04-29 2024-03-28 Varta Microbattery Gmbh Energiespeicherzelle und herstellungsverfahren

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