JPH09288138A - 短絡検出回路 - Google Patents
短絡検出回路Info
- Publication number
- JPH09288138A JPH09288138A JP8099833A JP9983396A JPH09288138A JP H09288138 A JPH09288138 A JP H09288138A JP 8099833 A JP8099833 A JP 8099833A JP 9983396 A JP9983396 A JP 9983396A JP H09288138 A JPH09288138 A JP H09288138A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- short circuit
- resistor
- solenoid valve
- fuse
- route
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ツェナーダイオードと発光ダイオードにより短
絡を検出する。 【解決手段】抵抗，ツェナーダイオード，発光ダイオー
ドを追加して短絡を検出する。
絡を検出する。 【解決手段】抵抗，ツェナーダイオード，発光ダイオー
ドを追加して短絡を検出する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はヒューズを介して電
源を供給する電磁弁回路に関する。
源を供給する電磁弁回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来電磁弁を開閉させようとする時は、
図３に示すように制御盤の電源ＡとＢよりヒューズ１と
リレー接点２を介して供給される。
図３に示すように制御盤の電源ＡとＢよりヒューズ１と
リレー接点２を介して供給される。
【０００３】ヒューズの目的は、ヒューズで分岐された
回路が短絡時に過電流が流れ、その過電流でヒューズを
溶断し回路と電流から切り離す。
回路が短絡時に過電流が流れ、その過電流でヒューズを
溶断し回路と電流から切り離す。
【０００４】ところが電磁弁の設置場所によってはケー
ブルが長くなり、ケーブルの末端で短絡するとケーブル
自体の抵抗のため、ヒューズを切る程の過電流が流れな
いことがある。また、短絡が抵抗０〔Ω〕（完全短絡）
で短絡せずにある抵抗をもって短絡した場合（不完全短
絡）にも同様に、ヒューズを切る程の過電流が流れない
ことがある。そのため、短絡が起きて電磁弁の開閉操作
が不能になっても、これを検出することができないとい
う改善すべき点があった。
ブルが長くなり、ケーブルの末端で短絡するとケーブル
自体の抵抗のため、ヒューズを切る程の過電流が流れな
いことがある。また、短絡が抵抗０〔Ω〕（完全短絡）
で短絡せずにある抵抗をもって短絡した場合（不完全短
絡）にも同様に、ヒューズを切る程の過電流が流れない
ことがある。そのため、短絡が起きて電磁弁の開閉操作
が不能になっても、これを検出することができないとい
う改善すべき点があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は従来の
ヒューズでは検出できない程度の短絡電流が流れた場合
の短絡事故を検出することにある。
ヒューズでは検出できない程度の短絡電流が流れた場合
の短絡事故を検出することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】ツェナーダイオードの特
性を図２に示す。
性を図２に示す。
【０００７】順方向特性とは、通常のダイオードの順方
向特性と同様電圧がかかれば導通する特性を持つ。
向特性と同様電圧がかかれば導通する特性を持つ。
【０００８】逆方向特性とは、順方向特性と逆の向きに
電圧をかけた場合に、ある一定値（降伏電圧：Ｖｚ）ま
では不導通の特性を持ち、その値を超えると導通する特
性である。
電圧をかけた場合に、ある一定値（降伏電圧：Ｖｚ）ま
では不導通の特性を持ち、その値を超えると導通する特
性である。
【０００９】この特性に注目し、図１に示すように電磁
弁に電源を供給するルート（ルートＣ）の片側に抵抗を
入れ、この抵抗と並列のルート（ルートＤ）にツェナー
ダイオードと発光ダイオードを直列に接続する。抵抗値
は、定格負荷時には抵抗での電圧降下がＶｚを超えない
様に、また短絡時にはＶｚを超える様に選定する。
弁に電源を供給するルート（ルートＣ）の片側に抵抗を
入れ、この抵抗と並列のルート（ルートＤ）にツェナー
ダイオードと発光ダイオードを直列に接続する。抵抗値
は、定格負荷時には抵抗での電圧降下がＶｚを超えない
様に、また短絡時にはＶｚを超える様に選定する。
【００１０】上記により電磁弁回路に短絡が発生する
と、発光ダイオードが点灯し短絡を検出できる。
と、発光ダイオードが点灯し短絡を検出できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１に実施例を示す。
【００１２】電磁弁３は、制御盤の電源（ＡとＢ）より
ヒューズ１と電磁弁を開閉するためのリレー接点２を介
して電源が供給される。抵抗６，ツェナーダイオード
４，発光ダイオード５は図に示すようにリレー接点２と
電磁弁３の間に抵抗６と並列に接続される。
ヒューズ１と電磁弁を開閉するためのリレー接点２を介
して電源が供給される。抵抗６，ツェナーダイオード
４，発光ダイオード５は図に示すようにリレー接点２と
電磁弁３の間に抵抗６と並列に接続される。
【００１３】そこで通常時（短絡が起きていない時）は
式１により抵抗６にかかる電圧は１Ｖとなる。これは、
ツェナーダイオードの降伏電圧Ｖｚ＝２〔Ｖ〕より低い
電圧であるためルートＤの方からは電流は流れず、ルー
トＣを通って電流が流れる。短絡が起きた場合は流れる
電流が過電流となり、ヒューズ１の設定値５Ａ以上の時
はヒューズが溶断して短絡がヒューズ１で検知できる。
式１により抵抗６にかかる電圧は１Ｖとなる。これは、
ツェナーダイオードの降伏電圧Ｖｚ＝２〔Ｖ〕より低い
電圧であるためルートＤの方からは電流は流れず、ルー
トＣを通って電流が流れる。短絡が起きた場合は流れる
電流が過電流となり、ヒューズ１の設定値５Ａ以上の時
はヒューズが溶断して短絡がヒューズ１で検知できる。
【００１４】しかし、電磁弁の設置場所によっては長く
敷設したケーブルの末端で短絡した場合やある抵抗をも
って短絡した場合（不完全短絡）はヒューズ１を溶断す
る程の過電流が流れないケースがある。
敷設したケーブルの末端で短絡した場合やある抵抗をも
って短絡した場合（不完全短絡）はヒューズ１を溶断す
る程の過電流が流れないケースがある。
【００１５】不完全短絡を例にとると、２０〔Ω〕の抵
抗をもって不完全短絡した場合、式２により、全体の電
流は３.３３〔Ａ〕で流れている。ヒューズ１の設定値
は５〔Ａ〕なのでヒューズ１は溶断せず短絡を検出でき
ない。ところが、全体の電流が３.３３〔Ａ〕流れてい
れば、抵抗６の所には式３より３３.３〔Ｖ〕の電圧が
かかっており、ツェナーダイオード４の降伏電圧の設定
値２〔Ｖ〕よりも高い値なのでルートＤの方を通る様に
なる。すると発光ダイオードが点灯し短絡が検出するこ
とができる。
抗をもって不完全短絡した場合、式２により、全体の電
流は３.３３〔Ａ〕で流れている。ヒューズ１の設定値
は５〔Ａ〕なのでヒューズ１は溶断せず短絡を検出でき
ない。ところが、全体の電流が３.３３〔Ａ〕流れてい
れば、抵抗６の所には式３より３３.３〔Ｖ〕の電圧が
かかっており、ツェナーダイオード４の降伏電圧の設定
値２〔Ｖ〕よりも高い値なのでルートＤの方を通る様に
なる。すると発光ダイオードが点灯し短絡が検出するこ
とができる。
【００１６】
【数１】 Ｖ２＝Ｖ０−Ｖ１＝１００−９９＝１〔Ｖ〕 Ｖ１＝Ｖ０×(Ｒ１／(Ｒ１＋Ｒ２))より Ｖ１＝１００×(１０００／(１０００＋１０)) ＝９９〔Ｖ〕 …（数１） ただし、 Ｖ０：電源Ａの電圧〔Ｖ〕 Ｒ１：電磁弁３の抵抗〔Ω〕 Ｒ１＝Ｗ／Ｉ2＝１０／０.１2＝１０００〔Ω〕 Ｉ：通常時に全体に流れる電流〔Ａ〕 Ｗ：電磁弁の容量〔Ｗ〕 Ｒ２：抵抗６の抵抗〔Ω〕 Ｖ１：電磁弁３にかかる電圧〔Ｖ〕 Ｖ２：抵抗６にかかる電圧〔Ｖ〕
【００１７】
【数２】 Ｉ＝Ｖ０／(Ｒ３＋Ｒ２)より Ｉ＝１００／(２０＋１０)＝３.３３〔Ａ〕 …（数２） Ｖ０：電源Ａの電圧〔Ｖ〕 Ｒ３：不完全短絡の抵抗〔Ω〕 Ｒ２：抵抗６の抵抗〔Ω〕 Ｉ：不完全短絡時の電流〔Ａ〕
【００１８】
【数３】 Ｅ＝Ｒ２×Ｉより Ｅ＝１０×３.３３＝３３.３〔Ｖ〕 …（数３） Ｒ２：抵抗６の抵抗〔Ω〕 Ｉ：不完全短絡時の電流〔Ａ〕 Ｅ：抵抗６の両端の電圧〔Ｖ〕
【００１９】
【発明の効果】本発明により電磁弁における短絡を発光
ダイオードの点灯により感知することができる。
ダイオードの点灯により感知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の回路図。
【図２】ツェナーダイオードの特性図。
【図３】従来技術による回路図。
１…ヒューズ、２…リレー接点、３…電磁弁、４…ツェ
ナーダイオード、５…発光ダイオード、６…抵抗、Ａ，
Ｂ…電源、Ｃ，Ｄ…ルート。
ナーダイオード、５…発光ダイオード、６…抵抗、Ａ，
Ｂ…電源、Ｃ，Ｄ…ルート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今野 功 茨城県日立市大みか町五丁目２番１号 株 式会社日立製作所大みか工場内
Claims (1)
- 【請求項１】短絡時の保護用のヒューズと電磁弁の開閉
用のリレー接点と現場に設置している電磁弁からなる回
路において、上記リレー接点と上記電磁弁との間に抵抗
を有し上記抵抗と並列にツェナーダイオードと発光ダイ
オードとを備えた経路を有したことを特徴とする短絡検
出回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8099833A JPH09288138A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 短絡検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8099833A JPH09288138A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 短絡検出回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09288138A true JPH09288138A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14257826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8099833A Pending JPH09288138A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 短絡検出回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09288138A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100380093B1 (ko) * | 2000-12-27 | 2003-04-11 | 현대자동차주식회사 | 전류 과부하 테스트 방법 |
| KR100408875B1 (ko) * | 2001-06-04 | 2003-12-11 | 김재영 | 시퀀스 제어회로 개발장비의 단락사고 방지용 전원공급장치 |
| US7046157B2 (en) * | 2003-11-17 | 2006-05-16 | Relcom, Inc. | Short circuit detector for shield conductor in a fieldbus network |
| EP2053741A1 (fr) * | 2007-10-26 | 2009-04-29 | Crouzet Automatismes | Dispositif de commutation électrique statique auto-protégé |
| CN111077476A (zh) * | 2020-01-02 | 2020-04-28 | 湖南金泰环保科技有限公司 | 一种设备短路或漏电故障点的检测方法 |
-
1996
- 1996-04-22 JP JP8099833A patent/JPH09288138A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100380093B1 (ko) * | 2000-12-27 | 2003-04-11 | 현대자동차주식회사 | 전류 과부하 테스트 방법 |
| KR100408875B1 (ko) * | 2001-06-04 | 2003-12-11 | 김재영 | 시퀀스 제어회로 개발장비의 단락사고 방지용 전원공급장치 |
| US7046157B2 (en) * | 2003-11-17 | 2006-05-16 | Relcom, Inc. | Short circuit detector for shield conductor in a fieldbus network |
| EP2053741A1 (fr) * | 2007-10-26 | 2009-04-29 | Crouzet Automatismes | Dispositif de commutation électrique statique auto-protégé |
| FR2923103A1 (fr) * | 2007-10-26 | 2009-05-01 | Crouzet Automatismes Soc Par A | Dispositif de commutation electrique statique auto-protege |
| CN111077476A (zh) * | 2020-01-02 | 2020-04-28 | 湖南金泰环保科技有限公司 | 一种设备短路或漏电故障点的检测方法 |
| CN111077476B (zh) * | 2020-01-02 | 2022-03-08 | 湖南金泰环保科技有限公司 | 一种设备短路或漏电故障点的检测方法 |
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