JPH09287761A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH09287761A
JPH09287761A JP8098650A JP9865096A JPH09287761A JP H09287761 A JPH09287761 A JP H09287761A JP 8098650 A JP8098650 A JP 8098650A JP 9865096 A JP9865096 A JP 9865096A JP H09287761 A JPH09287761 A JP H09287761A
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JP
Japan
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condensed water
outdoor
heat exchanger
air conditioner
drain
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JP8098650A
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English (en)
Inventor
Masahiro Hirai
正宏 平井
Masayoshi Yasuda
正義 保田
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Marelli Corp
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Calsonic Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2339/00Details of evaporators; Details of condensers
    • F25B2339/04Details of condensers
    • F25B2339/041Details of condensers of evaporative condensers

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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝縮水振り掛け方式により凝縮水を処理する
ものであって、蒸発性能の向上を図り、室外側ユニット
が若干傾斜して設置されるような場合においても所定の
蒸発性能を発揮し得る「空気調和装置」を提供する。 【解決手段】 空気調和装置の凝縮水蒸発手段24は、
室外側熱交換器7の上方に配置されドレンホース4から
の凝縮水を貯溜する室外側上部ドレンパン35と、室外
側上部ドレンパン35内の凝縮水を室外側熱交換器7の
空気通過面側から当該室外側熱交換器7の上方に導くド
レンガイド45と、を有する。このドレンガイド45
は、室外側熱交換器7の空気通過面の幅寸法より小さい
幅寸法を有し、かつ、空気通過面の幅方向の略中央部分
に位置させてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凝縮水を蒸発させ
て処理するいわゆるノンドレン機構を備えた空気調和装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和装置から発生する凝縮
水は、空気調和装置を設置する場所によっては、空気調
和装置自体がこれを蒸発処理しなければならないことが
ある。例えば、高層階のマンションのベランダ等に空気
調和装置が設置されている場合には、凝縮水をたれ流す
と、下層階の住人に迷惑が掛かる虞れがあることから、
空気調和装置自体が凝縮水を蒸発処理する必要がある。
【0003】従来から行なわれている凝縮水を蒸発処理
する手段としては、例えば、超音波振動子を利用して凝
縮水を霧状とし、これをファンにより外部に放散させる
ようにしたもの(特開平6−331,161号公報、特
開平1−260,254号公報等参照)、回転する帯状
の吸水性フィルターにより吸い上げた凝縮水を熱交換器
からの熱風を利用して蒸発させるようにしたもの(特開
平2−259,341号公報等参照)、凝縮水を室外側
熱交換器に振り掛け、その熱を利用して蒸発させるよう
にしたもの(特開昭49−43,429号公報、特開昭
49−45,548号公報等参照)等がある。
【0004】このような凝縮水の蒸発処理手段の内、超
音波振動子や吸水性フィルターを利用するものは、装置
が高価なものとなるのみでなく、空気調和装置の冷房性
能を低下させる虞れもあり、実用性に乏しいという不具
合がある。
【0005】一方、凝縮水振り掛け方式は、前2者に比
し、コスト的に有利で、実用的にも優れたものである。
【0006】図7は、凝縮水振り掛け方式の空気調和装
置を示すものである。この空気調和装置は、室内側ユニ
ット1に設けられた室内側熱交換器2から滴下された凝
縮水を室内側ドレンパン3により受け、該室内側ドレン
パン3内の凝縮水をドレンホース4により室外側ユニッ
ト5内に設けた滴下ノズル11に導く。そして、この凝
縮水を、滴下ノズル11から、室外側ユニット5内に設
けた室外側熱交換器7の上部に滴下させ、室外側熱交換
器7の熱により凝縮水を蒸発させ、室外側ファン8によ
り外部に放散させるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】室外側ユニット5が鉛
直方向に正しく設置されている場合には、図8(A)に
示すように、凝縮水は、滴下ノズル11から略均等に滴
下して、室外側熱交換器7のほぼ全面に拡がるように浸
透していく。
【0008】しかしながら、室外側ユニット5が傾斜し
て設置された場合には、意図した箇所に凝縮水が流れ
ず、蒸発力が低下する虞れがある。つまり、同図(B)
に示すように、滴下ノズル11も傾斜するので滴下位置
が片方に偏ってしまい、室外側熱交換器7のほぼ全面に
凝縮水を拡散させることができない。このため、凝縮水
の浸透面積は正しく設置されている場合に比べて格段に
小さくなり、蒸発力不足を招くという不具合があった。
この不具合を解消して凝縮水を確実に蒸発させるために
は、室外側ユニット5を鉛直方向に正しくかつ慎重に設
置しなければならず、設置作業が煩雑になる。また、同
図(C)に示すように、前後方向に傾斜して配置された
場合には、滴下ノズル11から滴下した凝縮水が室外側
熱交換器7に掛からない虞も生じ得る。
【0009】また、そもそも、熱交換器7の上面には補
強や他の部材への取り付けのためにブラケットが設けら
れているので、凝縮水を放熱フィンに直接滴下させにく
い構造であり、蒸発性能の向上にも自ずと限界があっ
た。
【0010】本発明は、このような従来技術の課題に鑑
みてなされたものであり、凝縮水振り掛け方式により凝
縮水を処理するものであって、蒸発性能の向上を図り、
室外側ユニットが若干傾斜して設置されるような場合に
おいても所定の蒸発性能を発揮し得る空気調和装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、室内側ユニットに設けら
れた室内側熱交換器からの凝縮水を室内側ドレンパンに
より受け、該室内側ドレンパン内の凝縮水をドレンホー
スにより室外側ユニットに導き、該室外側ユニットに設
けられた凝縮水蒸発手段により前記凝縮水を蒸発させる
ようにした空気調和装置において、前記凝縮水蒸発手段
は、前記室外側ユニット内に設けられた室外側熱交換器
の上方に配置され前記ドレンホースからの凝縮水を貯溜
する室外側上部ドレンパンと、前記室外側上部ドレンパ
ン内の凝縮水を前記室外側熱交換器の空気通過面側から
当該室外側熱交換器の上方に導くドレンガイドと、を有
すること特徴とする空気調和装置である。
【0012】かかる構成によれば、熱交換器の真上から
凝縮水を滴下させて振り掛ける方式に比べて、凝縮水を
意図した箇所、例えば放熱フィンなどに直接かつ確実に
供給でき、長期にわたり安定的に凝縮水を蒸発させるこ
とができ、その蒸発性能も十分なものとなる。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記ドレンガイ
ドは、前記室外側熱交換器の前記空気通過面の幅寸法よ
り小さい幅寸法を有し、かつ、前記空気通過面の幅方向
の略中央部分に位置させたことを特徴とする。
【0014】かかる構成によれば、滴下により振り掛け
る方式に比べて、凝縮水を室外側熱交換器のほぼ全面に
均一に供給でき、この点からも蒸発性能が十分なものと
なる。しかも、室外側ユニットが若干傾斜して設置され
るような場合であっても、凝縮水が室外側熱交換器の上
方中央部に導かれるので、凝縮水の浸透面積は鉛直方向
に沿って正しく設置されている場合とほぼ等しく、所定
の蒸発性能が発揮される。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、前記凝縮
水蒸発手段は、前記室外側熱交換器の熱により蒸発され
ずに流下した凝縮水を集める室外側下部ドレンパンをさ
らに有することを特徴とする。
【0016】かかる構成によれば、室外側熱交換器の表
面に供給された凝縮水が完全に蒸発されない場合であっ
ても、これを室外側下部ドレンパンが貯溜するようにし
ているので、凝縮水が不必要に外部に漏れることがな
い。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、前記凝縮
水蒸発手段は、前記室外側下部ドレンパン内の凝縮水を
直接あるいは一旦ドレンタンクに貯溜し、ポンプにより
前記室外側上部ドレンパンに戻すようにしたことを特徴
とする。
【0018】かかる構成によれば、凝縮水は凝縮水蒸発
手段を循環して流れることになり、凝縮水の蒸発性能が
さらに高められることになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る空気調和装
置の実施の形態を示す外観図、図2は、同実施の形態の
内部構成を示す概略説明図、図3は、図2のA−A線に
沿う概略断面図、図4は、同実施の形態の凝縮水蒸発手
段を構成するドレンガイドを示す斜視図、図5は、室外
側熱交換器上での凝縮水の浸透状態を示す概念図、図6
(A)は、ドレンガイドの取り付け状態を概念的に示す
図、同図(B)は、同実施の形態の作用の説明に供する
図である。なお、以下の説明に当たっては、図7および
図8に示す部材と共通する部材には同一符号を使用する
ことがある。
【0020】本実施の形態の空気調和装置20は、図1
に示すように、室内Rに設けられた室内側ユニット1
と、屋外に設けられた室外側ユニット5とを有してい
る。この空気調和装置20は、窓の桟に取り付けた取付
装置10の支持台に室外側ユニット5を設置するように
した窓掛け方式と称されるものである。窓掛け方式は、
省スペース化を図ることができること、および使用者自
らが据付可能なこと等の特徴を備え、室外側ユニット5
をこの形態で据え付ける場合には、凝縮水を下方にたれ
流すことはできず、いわゆるノンドレン機構を室外側ユ
ニット5に備える必要がある。
【0021】図2に示すように、室内側ユニット1は、
発泡スチロールなどからなる断熱材が内周面に張られた
ケーシング21内に、室内側熱交換器2と、室内側フア
ン(クロスフローファン)22と、室内側熱交換器2か
ら滴下された凝縮水を受ける室内側ドレンパン3が設け
られている。
【0022】室外側ユニット5は、ケーシング23内
に、コンプレッサ6と、室外側熱交換器7と、室外側フ
ァン(クロスフローファン)8と、ファン駆動用モータ
9の他に、凝縮水蒸発手段24が設けられている。
【0023】ケーシング23内は、室外側熱交換器7お
よび室外側ファン8を配置する上部室25と、コンプレ
ッサ6およびファン駆動用モータ9を配置する下部室2
6との上下2室に区画されている。室外側熱交換器7と
の間で熱交換する冷却風の通路を形成するため、上部室
25内には上部スクロール27と、下部スクロール28
とが設けられている。下部スクロール28によって、ケ
ーシング23内が上部室25と下部室26とに区画され
ている。下部室26はコンプレッサ6やモータ9が配置
されて比較的高温になるが、ケーシング23の適宜箇所
にグリル29を設け、ファンの負圧によって風を吸い込
みコンプレッサ6等を冷却する。
【0024】図3にも示すように、ケーシング23の前
面には空気流入口30が上部室25内に臨むように開口
され、この空気流入口30に近接して室外側熱交換器7
が配置されている。室外側ファン8の回転に伴って空気
流入口30から上部室25内に取り込まれた空気は、室
外側熱交換器7内を流れる冷媒との間で熱交換を行った
後に、ケーシング23の一側面に開口した空気流出口3
1から外部に放出される。
【0025】上部スクロール27の上面側には、前記室
内側ドレンパン3からドレンホース4を通って導かれた
凝縮水を貯溜する室外側上部ドレンパン35が一体的に
設けられている。また、下部スクロール28の上面側に
は、蒸発されずに落下した凝縮水を集めると共に空気流
入口30や空気流出口31を通って侵入した雨水などを
捕捉する室外側下部ドレンパン36が一体的に設けられ
ている。さらに、下部室26には、グリル29を通って
侵入した雨水などを捕捉するドレンタンク37が設けら
れている。そして、室外側下部ドレンパン36は、ドレ
ンタンク37とパイプ40により連通され、該ドレンタ
ンク37内に貯溜された凝縮水や雨水は、ポンプPによ
りパイプ41を通って室外側上部ドレンパン35に戻さ
れるようになっている。
【0026】図示する実施の形態における凝縮水蒸発手
段24は、上述した室外側上部ドレンパン35と、室外
側上部ドレンパン35内の凝縮水を室外側熱交換器7の
空気通過面側から当該室外側熱交換器7の上方に導くド
レンガイド45とを有している。特に、ドレンガイド4
5は、室外側熱交換器7の空気通過面の幅寸法より小さ
い幅寸法を有し、かつ、空気通過面の幅方向の略中央部
分に取り付けられている。
【0027】凝縮水蒸発手段24をさらに詳述すれば、
ドレンガイド45は、図4に示すように、上部ドレンパ
ン35の底部に開設された流出孔46に連通する流入口
47と、この流入口47から流下した凝縮水を室外側熱
交換器7の表面に供給する流出口48とを有している。
このドレンガイド45は、室外側熱交換器7の空気通過
面のうち空気吹出面側に配置されている。したがって、
凝縮水は、室外側熱交換器7の表面に、空気吹出面の側
から供給される。
【0028】室外側熱交換器7は、図5に拡大して示す
ように、冷媒が流れる冷媒管49と、当該冷媒管49が
挿通される複数の伝熱フィン50とを備えている。そし
て、ドレンガイド45の流出口48の下端縁48aは、
放熱フィン50に連なるように当該放熱フィン50の端
部50aに当接され、あるいは、放熱フィン50の上面
に当接されており、凝縮水が途中でこぼれることなく室
外側熱交換器7の表面に確実に供給されるようにしてあ
る。
【0029】ドレンガイド45の幅寸法は、室外側熱交
換器7の空気通過面の幅寸法の約25%以下が好まし
い。また、図6(A)に示すように、ドレンガイド45
は、室外側熱交換器7上方の略中央部分に配置されてい
る。
【0030】なお、図示例では、室外側熱交換器7の空
気通過面のうち空気吹出面側にドレンガイド45を設け
てあるが、空気通過面である空気吸込面側に設け、凝縮
水を空気吸込面の側から供給するようにしてもよい。
【0031】次に、作用を説明する。エアコンスイッチ
をオンし、コンプレッサ6を駆動すると、図2におい
て、コンプレッサ6から吐出された高温高圧の冷媒は、
まず室外側熱交換器7に導かれ、ここにおいて室外空気
と熱交換されて冷却される。そして、この室外側熱交換
器7により液化された冷媒は、図外の膨張弁により低温
低圧状態とされた後に、室内側熱交換器2に導かれ、こ
こで室内空気と熱交換され、室内空気を冷却する。この
結果、室内側熱交換器2においては、室内空気中に含ま
れている水分が該熱交換器の表面に凝縮され、室内側ド
レンパン3に滴下する。
【0032】この凝縮水は、室内側ドレンパン3からド
レンホース4により室外側上部ドレンパン35に導か
れ、凝縮水蒸発手段24により蒸発される。つまり、図
6(A)に示すように、室外側上部ドレンパン35に導
かれた凝縮水は、この室外側上部ドレンパン35の流出
孔46からドレンガイド45に流下し、このドレンガイ
ド45の流出口48を通って、室外側熱交換器7の空気
吹出面側から当該室外側熱交換器7の上方中央部に導か
れる。
【0033】図5に概念的に示すように、室外側熱交換
器7に導かれた凝縮水は、伝熱フィン50に付着して幅
方向に拡がる。この凝縮水はさらに、伝熱フィン50と
冷媒管49との微小隙間を通って下位側の伝熱フィン5
0に伝わったり、伝熱フィン50の端部から下位側の伝
熱フィン50に落下したりして、下位側の伝熱フィン5
0においても幅方向に拡がる。この結果、凝縮水は、室
外側熱交換器7のほぼ全面にわたって浸透していく。そ
して、室外側熱交換器7の表面は比較的高温になってい
るので、この熱によって、浸透した凝縮水は加熱されて
蒸発する。
【0034】室外側ファン8は、クロスフローファンに
より構成されているために、室外側熱交換器7から吐出
される高温空気は、風量の割りには風速が低くなる。し
たがって、伝熱フィン50などに付着した凝縮水が室外
側下部ドレンパン36に飛散する量は少なく、多量に蒸
発されることになる。
【0035】この凝縮水蒸発手段24によって蒸発され
ない凝縮水は、室外側下部ドレンパン36よりパイプ4
0を通ってドレンタンク37に導かれ、ポンプPにより
パイプ41を通って室外側上部ドレンパン35に戻さ
れ、再度凝縮水蒸発手段24によって蒸発される。
【0036】本実施の形態にあっては、凝縮水を室外側
熱交換器7の空気通過面側から当該室外側熱交換器7の
上方に導くようにしてあるので、熱交換器の真上から凝
縮水を滴下させて振り掛ける方式に比べると、熱交換器
7の上面にブラケットが存在していても凝縮水を意図し
た箇所に、例えば放熱フィン50などに直接かつ確実に
供給でき、蒸発性能が向上する。
【0037】また、ドレンガイド45は、室外側熱交換
器7の幅寸法より小さく、かつ、幅方向の略中央部分に
設けてあるので、滴下による振り掛け方式に比べて、凝
縮水を室外側熱交換器7のほぼ全面に均一に供給でき、
この点からも蒸発性能が向上する。
【0038】しかも、図6(B)に示すように、室外側
ユニット5が若干傾斜して設置されるような場合であっ
ても、凝縮水はドレンガイド45を通って室外側熱交換
器7の上方中央部に導かれることになる。このため、凝
縮水の浸透面積は鉛直方向に沿って正しく設置されてい
る場合とほぼ等しくなるので、所定の蒸発性能が発揮さ
れる。また、室外側ユニット5の傾斜がある程度許容さ
れるので、室外側ユニット5の据え付け作業が簡単にな
る。
【0039】本発明は、上述した発明の形態のみに限定
されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲
内において種々改変することができる。
【0040】例えば、上述した発明の形態では、室外側
上部ドレンパン35とドレンガイド45とを別体にして
あるが、両者を一体的に形成してもよい。また。ドレン
ガイド45の流出口48の端面を、室外側熱交換器7の
位置決め部材として用いてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明は、室外側上部ドレンパン内の凝縮水を、ドレンガイ
ドを通して、室外側熱交換器の空気通過面側から当該室
外側熱交換器の上方に導くようにしたので、熱交換器の
真上から凝縮水を滴下させる方式に比べて、凝縮水を意
図した箇所、例えば放熱フィンなどに直接かつ確実に供
給でき、長期にわたり安定的に凝縮水を蒸発させること
ができ、その蒸発性能を十分に向上させることが可能と
なる。
【0042】また、請求項2に記載の発明は、ドレンガ
イドは室外側熱交換器の空気通過面の幅寸法より小さい
幅寸法を有し、かつ、空気通過面の幅方向の略中央部分
に位置させたので、滴下方式に比べて、凝縮水を室外側
熱交換器のほぼ全面に均一に供給でき、この点からも蒸
発性能を十分に向上させることができる。しかも、室外
側ユニットが若干傾斜して設置されるような場合であっ
ても、凝縮水が室外側熱交換器の上方中央部に導かれる
ので、凝縮水の浸透面積は鉛直方向に沿って正しく設置
されている場合とほぼ等しく、所定の蒸発性能を発揮さ
せることが可能となる。また、室外側ユニットの傾斜が
ある程度許容されるので、室外側ユニットの据え付け作
業を容易に行い得る。
【0043】また、請求項3に記載の発明によれば、凝
縮水が不必要に外部に漏れることを防止できる。
【0044】また、請求項4に記載の発明は、凝縮水を
上部室外側ドレンパンに戻すようにしたので、より高蒸
発性能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空気調和装置の実施の形態を示
す外観図である。
【図2】 同実施の形態の内部構成を示す概略説明図で
ある。
【図3】 図2のA−A線に沿う概略断面図である。
【図4】 同実施の形態の凝縮水蒸発手段を構成するド
レンガイドを示す斜視図である。
【図5】 室外側熱交換器上での凝縮水の浸透状態を示
す概念図である。
【図6】 図6(A)は、ドレンガイドの取り付け状態
を概念的に示す図、同図(B)は、同実施の形態の作用
の説明に供する図である。
【図7】 従来の空気調和装置の内部構成を示す概略説
明図である。
【図8】 図8(A)〜(C)は、従来の空気調和装置
の不具合例の説明に供する図である。
【符号の説明】
1…室内側ユニット 2…室内側熱交換器 3…室内側ドレンパン 4…ドレンホース 5…室外側ユニット 7…室外側熱交換器 24…凝縮水蒸発手段 35…室外側上部ドレンパン 36…室外側下部ドレンパン 37…ドレンタンク 45…ドレンガイド P…ポンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内側ユニット(1) に設けられた室内側
    熱交換器(2)からの凝縮水を室内側ドレンパン(3) によ
    り受け、該室内側ドレンパン(3) 内の凝縮水をドレンホ
    ース(4) により室外側ユニット(5) に導き、該室外側ユ
    ニット(5) に設けられた凝縮水蒸発手段(24)により前記
    凝縮水を蒸発させるようにした空気調和装置において、 前記凝縮水蒸発手段(24)は、 前記室外側ユニット(5) 内に設けられた室外側熱交換器
    (7)の上方に配置され前記ドレンホース(4) からの凝縮
    水を貯溜する室外側上部ドレンパン(35)と、 前記室外側上部ドレンパン(35)内の凝縮水を前記室外側
    熱交換器(7) の空気通過面側から当該室外側熱交換器
    (7) の上方に導くドレンガイド(45)と、を有することを
    特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記ドレンガイド(45)は、前記室外側熱
    交換器(7) の前記空気通過面の幅寸法より小さい幅寸法
    を有し、かつ、前記空気通過面の幅方向の略中央部分に
    位置させたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和
    装置。
  3. 【請求項3】 前記凝縮水蒸発手段(24)は、前記室外側
    熱交換器(7) の熱により蒸発されずに流下した凝縮水を
    集める室外側下部ドレンパン(36)をさらに有することを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和装
    置。
  4. 【請求項4】 前記凝縮水蒸発手段(24)は、前記室外側
    下部ドレンパン(36)内の凝縮水を直接あるいは一旦ドレ
    ンタンク(37)に貯溜し、ポンプ(P) により前記室外側上
    部ドレンパン(35)に戻すようにしたことを特徴とする請
    求項3に記載の空気調和装置。
JP8098650A 1996-04-19 1996-04-19 空気調和装置 Withdrawn JPH09287761A (ja)

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Cited By (5)

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