JPH09287631A - 減衰器 - Google Patents

減衰器

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Publication number
JPH09287631A
JPH09287631A JP8098871A JP9887196A JPH09287631A JP H09287631 A JPH09287631 A JP H09287631A JP 8098871 A JP8098871 A JP 8098871A JP 9887196 A JP9887196 A JP 9887196A JP H09287631 A JPH09287631 A JP H09287631A
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JP
Japan
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valve
pilot
chamber
pressure
oil chamber
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Application number
JP8098871A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Maeda
裕幸 前田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 部品点数と加工費を削減し組立作業性を向上
する。 【解決手段】 高圧側主油室7a又は7bの圧力が導か
れる副油室31の圧力が設定圧可変手段44による設定
圧を越えると該副油室の圧力をパイロット通路36を介
して低圧側主油室7b又は7aに逃がすパイロット弁3
5と、副油室の圧力と高圧側主油室の圧力との差圧によ
り両主油室を連通する主油路19を開閉する主弁18と
を備えた減衰器6において、主弁18が配設されるハウ
ジング17と、パイロット弁35が配設されるパイロッ
トキャリア16とを備え、パイロットキャリア16にパ
イロット弁35を収容する弁室41に連通する導入室1
6c及びパイロット通路36に連通する導出室16eを
設け、該導出室から導入室に貫通する縦孔16hをパイ
ロット弁移動方向に形成し、該縦孔の導出室16e側開
口を開閉する板弁51を導出室に配置し、板弁51をば
ね52により閉方向へ付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、減衰力を可変制御
できるようにした減衰器(減衰力可変式油圧緩衝器)に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や自動二輪車等の車両に用いられ
る減衰器としては、走行条件等によって減衰力を可変制
御できるものが提案されている。この種の減衰器とし
て、例えば、本出願人が先に出願した特願平7−289
002号に記載されたものがあり、これは図9に示す構
造を有している。
【0003】この減衰力可変式の減衰器100は、以下
のように構成されている。シリンダ101内をピストン
102により、上,下主油室103,104に画成し、
該両主油室103,104を連通する主油路102bを
開閉する主弁105を配設する。そして、該主弁105
に高圧側主油室の圧力を作用させる副油室102aに逆
止弁102cを介して上記上,下主油室103,104
を連通させるとともに、該副油室102a内の圧力を逃
がすパイロット通路102dをパイロット弁106で開
閉可能とし、かつ該パイロット弁106の閉方向付勢力
をリニアソレノイド107で調節可能としてある。
【0004】上記パイロット通路102dは、チェック
弁108,109を介してそれぞれ下主油室104,上
主油室103に連通している。パイロット通路102d
のチェック弁108を介して下主油室104に連通する
部分には縦向きに穿孔された縦孔102eが形成され、
チェック弁109を介して上主油室103に連通する部
分には横向きに穿孔された横孔102fが形成されてい
る。
【0005】また、パイロット弁106は、パイロット
キャリア110の軸芯部分に弁室111を凹設し、該弁
室111内に弁体112を上下にスライド可能に配設す
るとともに、該弁体112をこれの弁軸112aに装着
されたプランジャ113を介してリニアソレノイド10
7により下向きに付勢するように構成されている。
【0006】この減衰力可変式の減衰器100では、走
行条件等に応じて上記リニアソレノイド107の励磁力
を制御することにより、パイロット弁106によるパイ
ロット通路102dの開閉、ひいては主弁105の開閉
が制御され、その結果、作動油が主弁105と主油路1
02bの弁座との間隙を通って流れる際の減衰力が可変
制御されるようになっている。
【0007】ここで断線等により上記リニアソレノイド
107への電力供給が停止されると、弁体112は付勢
ばね112cの付勢力により、プラジャ113の上端面
113aが外ケ−ス115の上端部に配設されたストッ
パ115aの凸部115bに当接するまで上昇する。こ
の場合、弁体112の円盤部112bの外周面により上
記パイロット通路102dが閉じられる。
【0008】一方、パイロットキャリア110には上記
円盤部112bによりパイロット通路102dが閉じら
れた場合の、副油室102aの圧力を所定圧に調整する
ための圧力調整弁120が設けられている。該圧力調整
弁120は、上記弁室111の円盤部112bより下側
部分と上記パイロット通路102dとを連通する連通孔
120a内にボ−ル120bを配設し、該ボ−ル120
bを付勢ばね120cで閉方向に付勢した構造のもので
ある。
【0009】そして、パイロット通路102dが閉じら
れ副油室102a内の圧力が圧力調整弁120の設定圧
を越えるとボ−ル120bが付勢ばね120cの付勢力
に抗して連通孔120aを開口し、作動油をパイロット
通路102dに逃がす。ら油圧の低い側の主油室に流入
する。このようにして副油室102aの圧力が圧力調整
弁120の設定圧に保持され、故障等によりソレノイド
107か非励磁状態になっても一定の減衰力が得られ
る。
【0010】
【本発明が解決しようとする課題】ところが、上記減衰
器100では、圧力調整弁120が、パイロットキャリ
ア110に横穴(連通孔120a)を形成し、該横穴に
ボ−ル120bと付勢ばね120cを配設し、プラグ1
20を螺挿する構造となっており、このように部品点数
が多いという問題があり、しかも連通孔120aの開口
面積が不足する場合には、圧力調整弁120が2箇所以
上において必要となり、部品点数が多く、構造が複雑化
するという問題がある。
【0011】さらにまた連通孔120aが横穴であるこ
とから、加工方向、ひいては加工工数が多くなり、ま
た、予め圧力調整弁120をサブ組みしなければなら
ず、組立作業性が低いという問題もある。
【0012】本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ
たものであって、部品点数を削減することができ、横穴
を廃止できて加工費を削減することができ、組立作業性
を向上できる減衰力可変式油圧緩衝器を提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、高圧
側主油室7a又は7bの圧力が導かれる副油室31と、
該副油室31の圧力が設定圧可変手段44による設定圧
を越えると開いて該副油室31の圧力をパイロット通路
36を介して低圧側主油室7b又は7aに逃がすパイロ
ット弁35と、上記副油室31の圧力と高圧側主油室の
圧力との差圧により両主油室を連通する主油路19を開
閉する主弁18とを備えた減衰器6において、上記主弁
18が配設されるハウジング17と、上記パイロット弁
35が配設されるパイロットキャリア16とを備え、上
記パイロットキャリア16にパイロット弁35を収容す
る弁室41に連通する導入室16c及び上記パイロット
通路36に連通する導出室16eを設け、該導出室16
eから上記導入室16cに貫通する縦孔16hをパイロ
ット弁移動方向に形成し、該縦孔16hの導出室16e
側開口を開閉する板弁51を導出室16eに配置し、該
板弁51をばね52により閉方向へ付勢したことを特徴
としている。
【0014】請求項2の発明は、請求項1において、上
記板弁51aと上記ばね52aとが一体形成されている
こことを特徴としている。
【0015】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、上記パイロットキャリア16を、パイロット弁35
を収容する弁室41を有するキャリア本体16Aと、パ
イロット弁16Bで開閉されるパイロット孔41aを有
し、キャリア本体16Aとハウジング17とで挟持され
るパイロットシート16Bとの二分割構造とし、上記導
入室16cを、キャリア本体16Aに凹設された凹部1
6aとパイロットシート16Bとで形成したことを特徴
としている。
【0016】請求項4の発明は、請求項1又は2におい
て、上記パイロットキャリア16を、パイロット弁35
を収容する弁室41を有するキャリア本体16Aと、パ
イロット弁16Bで開閉されるパイロット孔41aを有
し、キャリア本体16Aとハウジング17とで挟持され
るパイロットシート16Bとの二分割構造とし、上記導
入室16cを、パイロットシート16Bに凹設された凹
部とキャリア本体16Aとで形成したことを特徴として
いる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照しつつ説明する。図1〜図5は請求項1〜3の発
明の一実施形態(第1実施形態)による減衰器(減衰力
可変式油圧緩衝器)を説明するための図であり、図1は
上記緩衝器が採用された懸架装置の模式図、図2は断面
側面図、図3は一部断面平面図、図4はパイロット弁部
分を示す図、図5はばね付き板弁の斜視図である。
【0018】図1において、1は本実施形態緩衝器が採
用された懸架装置であり、該懸架装置1は、車輪2が軸
支されたサスペンションアーム3を車体4により上下揺
動自在に枢支し、該アーム3と車体4との間にコイルス
プリング5,及び緩衝器6を介設した構造のものであ
る。
【0019】上記緩衝器6は、下端部が上記サスペンシ
ョンアーム3に連結されたシリンダ7内をピストン9に
より上,下主油室7a,7bに画成してなり、該ピスト
ン9に接続されたピストンロッド10の上端部が上記車
体4に連結されている。そして、上記車輪2の上下動に
よりピストン9がシリンダ7内を相対的に上下移動する
ことにより所定の減衰力が発生するようになっている。
【0020】また、上記ピストン9のシリンダ7に対す
る相対移動速度や位置、及び車両の走行速度,操舵角,
加減速度等の走行条件を示すデータを検出するセンサ1
1と、上記走行条件に応じて上記緩衝器6の減衰特性を
予め設定されたパターンに基づいて制御する制御装置
(コントローラ)12とが設けられている。ここで上記
減衰力特性としてユーザーの好みのものを手動スイッチ
等により上記制御装置12に適宜入力するようにしても
良い。なお、13は上記制御装置12と緩衝器6とを接
続する電気配線である。
【0021】上記ピストン9は、図2に示すように、上
端にピストンロッド10が一体形成され、下端が開口し
た筒状の外ケース14と、この外ケース14内に下端開
口から順に装填された上ボディ15,パイロットキャリ
ア16,及び下ボディ(ハウジング)17とを備えてお
り、該下ボディ17を外ケース14の下端開口内に螺挿
することにより一体化されている。
【0022】上記パイロットキャリア16は、図2に示
すように、パイロット弁35を収容する弁室41を有す
るキャリア本体16Aと、パイロット弁35で開閉され
る開口溝(パイロット孔)41aを有し、該キャリア本
体16Aと下ボディ17とで挟持される略円盤状のパイ
ロットシート16Bとの二分割構造となっている。そし
て上記該キャリア本体16A,及びこれの蓋プレート1
6C,及びパイロットシート16Bは、図3に示す固定
ボルト60によって下ボディ17に共締め固定されてい
る。
【0023】上記下ボディ17の軸芯にはスライド穴1
7aが形成されており、該スライド穴17a内には主弁
18が上下にスライド可能に装填されている。また、該
下ボディ17及び上記外ケース14には、上記下主油室
7bと上主油室7aとを連通する開口19a,連通孔1
9b,開口19cからなる主油路19が形成されてお
り、上記開口19aは、上記主弁18が下降位置にある
時に閉じ、上昇位置にある時に開くようになっている。
【0024】上記主弁18は、上部に凹室18aを有
し、下部が略きのこ形に形成された略棒状のものであ
り、その外周面にテーパ状に形成されたシール面18b
が上記開口19aの周縁(弁座)に当接するよう構成さ
れており、該主弁18のシール面18bより下側部分に
上記下主油室7bの圧力が上向き(開方向)に作用す
る。また、上記主弁18の上記シール面18bより上方
には段部18cが上記下側部分より大径に形成されてお
り、この段部18cに上記主油路19を介して上主油室
7aの圧力が上向き(開方向)に作用するようになって
いる。
【0025】上記主弁18の上部の凹室18aの上端部
内には、樹脂製又は金属製で筒状のダンプリング22の
下端部が相対的に上下スライド可能に挿入されており、
該ダンプリング22の内側に突出するように形成された
上端フランジ22aは上記パイロットキャリア16の下
面に当接している。また上記凹室18aの底部にはスペ
ーサ26が配設されている。上記ダンプリング22の上
端フランジ22aと上記底部のスペーサ26内に形成さ
れた穴18dの底面との間には、該スペーサ26を介在
させて該ダンプリング22を上記パイロットキャリア1
6下面に押圧固定するとともに、上記主弁18を下向き
に付勢する二重コイルバネ23が縮装されている。
【0026】上記二重コイルバネ23は、上記スペーサ
26を挟んで直列に重ねられた大,小コイルバネ24,
25で構成されている。該大コイルバネ24の下端は、
上記スペーサ26のフランジ26aに上方から当接して
おり、上記小コイルバネ25の上端はスペーサ26の内
底に、また、その下端は主弁18の穴18dにそれぞれ
当接している。ここで主弁18の全閉状態では、上記ス
ペーサ26のフランジ26aの下面と凹室18aの底面
との間には若干の隙間が開くように上記コイルバネ寸法
が設定されている。
【0027】このようにして、上記主弁18の凹室18
a,穴18d,上記ダンプリング22,及び上記パイロ
ットキャリア16の下面で囲まれた空間が副油室31と
なっている。そして上記穴18d内は、共通油孔32か
ら分岐油孔30,39を介して上主油室7a,下主油室
7bに連通しており、これらの油孔の分岐部にはボール
チェック弁33が配設されている。また、上記スペーサ
26には、上記穴18d内と上記凹室18a内とを連通
する連通孔26bが形成されている。これにより上記副
油室31内に、上記上主油室7a又は下主油室7bのい
ずれか高い圧力が導入されるようになっている。
【0028】上記副油室31はパイロット弁35を介し
て弁室41からパイロット通路36に連通している。該
パイロット通路36は、上記パイロット弁35の弁室4
1を、キャリア本体16Aの上面に環状に凹設された環
状凹溝16k及び同じく上面に半径方向外方に延びるよ
う凹設された横凹溝16fとからなる溝状通路に連通さ
せ、上記環状凹溝16kから上記上主油室7a,下主油
室7bに連通する第1,第2縦孔16g,16pをピス
トン移動軸と平行に延びるよう分岐形成した構成のもの
である。なお、上記第1,第2縦孔16g,16pはそ
れぞれ一対ずつ形成されており、その個数は要求される
通路面積に応じて適宜設定される。また上記環状凹溝1
6k,横凹溝16fの上面開口は上記蓋プレート16C
により閉塞されている。
【0029】上記パイロットシート16Bの上記第2縦
孔16pに対向する部分には分岐穴16mが円弧状に切
欠き形成され、下ボディ17には該分岐穴16mの両端
部を上記下主油室7bに連通させる貫通孔17g,17
gが形成されている。上記分岐穴16mの上記第2縦孔
16p部分にはボール38が配設されており、これによ
り弁室41から下主油室7b方向にのみ作動油の流れを
許容する逆止弁が構成されている。
【0030】上記パイロットシート16Bの上記第1縦
孔16gに対向する部分には切欠16dが略半円状に形
成されており、該切欠16dの上記第1縦孔16g部分
にはボール37が配設されており、これにより弁室41
から上主油室7a方向にのみ作動油の流れを許容する逆
止弁が構成されている。
【0031】上記弁室41は、図4に示すように、キャ
リア本体16Aの軸芯部分に形成された貫通穴16rの
下端開口にパイロットシート16Bのバルブシート部1
6bを当接させて形成されており、バルブシート部16
bの反パイロット弁側には凹部16iが形成され、該凹
部16iにより、上記主弁18の移動に伴って容積が変
化するダンピング室54を構成するダンプリング22の
主弁軸と直角方向の位置決めを行うように構成されてい
る。
【0032】また上記弁室41の底壁、即ち上記バルブ
シート部16bの上面には環状の開口溝(パイロット
孔)41aが形成され、下面には3つの略楕円状の凹溝
41bが形成されており、該凹溝41b及び上記開口溝
41aを介して上記弁室41と副油室31とが連通可能
となっている。
【0033】上記パイロット弁35は、上記弁室41内
に弁体42を上下にスライド可能に配設し、該弁体42
をこれの弁軸42dに装着されたプランジャ43を介し
てリニアソレノイド44により下向きに付勢するように
構成されている。上記弁体42は、円盤部42aの下面
に環状の凸部42bを一体形成するとともに、該弁体4
2の下面側から上面側に連通する3つの略楕円状の貫通
穴42cを形成した構造のものである。該弁体42の上
昇により、上記凸部42bと上記開口溝41aの周縁部
(弁座)との間に隙間が生じ、該隙間を通って作動油が
流れる。
【0034】上記リニアソレノイド44は、励磁される
とその励磁力に対応した下向きの力をプランジャ43を
介して上記弁体42に付与するものであり、上記励磁力
を制御することにより、上記パイロット弁35の開き始
める副油室31の内圧が変化するようになっており、設
定圧可変手段として機能する。なお、上記励磁力は電気
配線13を介してソレノイド44に伝達される電圧の大
きさによって制御される。
【0035】ここで上記リニアソレノイド44への電力
供給が停止されると、弁体42は付勢ばね16yの付勢
力により、プランジャ43の上端面43aが上記外ケー
ス14の上端部に配設されたストッパ44bの凸部44
aに当接するまで上昇する。この場合、上記円盤部42
aの外周面により上記パイロット通路36の横凹溝16
fが閉じられる。なお、上記電力供給停止時には弁体4
2の上面外周縁を蓋プレート16Cの下面内周縁に当接
させるようにしても良い。
【0036】一方、上記パイロットキャリア16には、
上記円盤部42aにより横凹溝16fが閉じられた場合
の、副油室31の圧力を所定圧に調整するための圧力調
整弁50が設けられている。この圧力調整弁50は以下
の構造を有している。
【0037】キャリア本体16Aのパイロットシート側
に弁室41に連通する一対の底凹溝16aを凹設し、該
底凹溝16aとパイロットシート16Bとで囲まれた空
間を弁室41に連通する導入室16cとする。またキャ
リア本体16Aの反パイロットシート側に形成された上
記環状凹溝16kと蓋プレート16Cで囲まれた空間を
導出室16eとし、該導出室16eと上記弁室41とを
上記一対の横凹溝16fで連通させる。
【0038】さらに上記底凹溝16aと上記環状凹溝1
6kとを連通する縦孔16hをパイロット弁移動方向に
貫通形成し、上記導出室16eに上記縦孔16hの導出
室側開口を開閉する板弁51を配置し、該板弁51をば
ね52により閉方向に付勢する。
【0039】ここで上記板弁51及びばね52は、図5
〜図7に示すように各種の構造のものが採用できる。図
5に示すものは、円環状の板弁51aに4つのばね52
aを斜め上向きに一体形成したものであり、ばね52a
の先端は斜め外方下向きに折り曲げられている。この例
では、ばね52aと板弁51aとが一体形成されている
ので、部品点数が少なく構造が簡単であり、またプレス
成形等により容易に形成でき、かつ組み付けが簡単であ
る。
【0040】図6に示すものは、円環状の板弁51b
と、ウェブワッシャと呼ばれる環状のばね52bとで構
成されており、該ばね52bは、平面から見ると円環状
で、かつ側面から見ると凹部と凸部が交互に折曲形成さ
れている。また図7に示すものは、環状の板弁52b
と、コイルばね52cとで構成されている。
【0041】図6,図7のものは、構造が簡単でかつ板
弁51b,ばね52b,52cの何れも市販品を採用す
ることができ、低コストである。
【0042】上記主弁18の上端面、主弁18のスライ
ド穴17aの内面,上記パイロットシート16Aの底
面,及び上記凹室18a内にスライド自在に挿入された
上記ダンプリング22で囲まれた空間はダンピング室5
4となっており、該ダンピング室54の容積は、上記主
弁18の上下移動、つまり該主弁18の開度に伴って変
化するようになっている。
【0043】そして上記主弁18の凹室18aと上記ダ
ンプリング22の外周面との間隙でもってオリフィス5
3が形成されている。これにより上記主弁18の開度の
変化に伴ってダンピング室54の容積が変化すると、作
動油が上記オリフィス53を介して副油室31とダンピ
ング室54との間を流動し、この際に主弁18に働く主
弁減衰力が発生する。このようにして上記主弁18の振
動を抑制するダンピング機構が構成されている。
【0044】次に、上記緩衝器6の動作について説明す
る。路面の凸部等により上記車輪2が突き上げられ緩衝
器6が圧縮状態となると、ピストン9が図1,図2の下
方に相対的に押されることとなり、下主油室7bが昇圧
して高圧側主油室となり、作動油が分岐油孔31からチ
ェック弁33,共通油孔32を通って副油室31に導入
され、該副油室31も昇圧する。
【0045】上記パイロット弁35は、その弁体42に
よりリニアソレノイド44で設定された付勢力でもって
開口溝41aを閉じているが、この場合に上記副油室3
1の内圧により上記弁体42に作用する開方向力が上記
付勢力を越えると弁体42が開口溝41aを開き、作動
油は開口溝41a,貫通孔42cから、パイロット通路
36の第1縦孔16g,ボール逆止弁37,切欠16d
を通って上主油室7aに流動する。
【0046】上記パイロット弁35の開により副油室3
1の内圧が低下し、主弁18は下主油室7bの圧力によ
り押し上げられ、これにより主油路19の開口19aが
開き、作動油は下主油室7bから上主油室7aに流動
し、この際にダンパ減衰力が発生する。そして、上,下
主油室7a,7bの差圧が所定値以下になると、主弁1
8が二重コイルばね23及び副油室31内の圧力により
戻されて、主油路19を閉じる。以上の動作を繰り返し
ながらピストン9が相対的に下降する。
【0047】車輪2が下降し、緩衝器6が伸長する場合
には、ピストン9は上向きに相対的に引かれる。このた
め、上主油室7aが昇圧して高圧側主油室となり、その
圧力は主油路19から主弁19の分岐油孔30,チェッ
ク弁33,共通油孔32を通って副油室31に導入され
る。該副油室31の内圧による開方向力が、リニアソレ
ノイド44の付勢力による閉方向力を越えるとパイロッ
ト弁35が開き、作動油はパイロット通路36の第2縦
孔16p,ボール逆止弁38,分岐切欠16m,貫通孔
17gを通って下主油室7bに流れる。このため、副油
室31が減圧し、主弁18の段部18cに作用する上主
油室7aの圧力と副油室31の圧力との差圧により主弁
18が上昇して主油路19が開く。そのため上主油室7
aから下主油室7bへ作動油が流れ、この際にダンパ減
衰力が発生し、また両主油室7a,7bの差圧が所定値
以下になると主油路19が閉じ、以上の動作を繰り返し
ながらピストン9は上昇する。
【0048】ここで断線等により上記リニアソレノイド
44への電力供給が停止されると、パイロット弁35の
弁体42は付勢ばね16yの付勢力により、プランジャ
43の上端面43aが上記外ケース14の上端部に配設
されたストッパ44bの凸部44aに当接するまで上昇
する。そして上記円盤部42aの外周面により上記パイ
ロット通路36の横凹溝16fが閉じられる。
【0049】そして、例えば、上主油室7aの油圧より
下主油室7bの油圧が大きい場合には、該下主油室7b
の油圧が、副油室31,弁室41から圧力調整弁50の
導入室16cに作用し、該油圧がばね52の設定力を越
えると、導出室16eに配置された板弁51がばね52
の付勢力に抗して縦孔16hを開き、副油室31の作動
油が縦孔16hから導出室16eを経てパイロット通路
36に入り、ここから逆止弁37を経て上主油室7aに
流動する。
【0050】このようにして副油室31の圧力が圧力調
整弁50の設定圧に保持され、主弁18が副油室31の
圧力に対応した分だけ開口19aを開き、下主油室7b
の作動油が主油路19を通って上主油室7aに流入し、
この際にダンパ減衰力が発生する。そして、上,下主油
室7a,7bの差圧が所定値以下になると、主弁18が
二重コイルばね23及び副油室31内の圧力により戻さ
れて、主油路19を閉じる。以上の動作を繰り返しなが
らピストン9が相対的に下降する。これにより、断線時
等においても、圧力調整弁50の設定圧に応じた減衰力
特性が得られる。
【0051】上述の動作を行う本実施形態において、リ
ニアソレノイド44の故障時に作動する圧力調節弁50
を、キャリア本体16Aのパイロットシート側に形成し
た導入室16cと、反パイロットシート側に形成した導
出室16eとを、パイロット弁移動方向に貫通形成した
縦孔16hで連通し、該縦孔16hを板弁51で開閉す
るとともに、該板弁51をばね52で閉方向に付勢する
構成としたので、パイロット弁移動方向と直角方向に明
けた横孔にボール,付勢ばねを挿入し、プラグで閉塞す
る上述の先願構造に比較して、部品点数が少なくて済む
とともに構造が簡単である。
【0052】また組立作業においては、板弁51,ばね
52を他の部品と同様に順次重ねていくことにより組立
が可能であり、上記ボール等を横孔内に挿入するものの
ように予めサブアッシーする必要もなく組立作業性が高
い。
【0053】また上述の先願構造では、作動油通路の開
口面積が不足する場合には、上記ボール,付勢ばね,プ
ラグを複数組必要とし、さらに部品点数が増加するとと
もに組立工数が増加するが、本実施形態構造では、開口
面積を増加した場合にも板弁,ばねは1組で済み、この
点でも有利である。
【0054】また圧力調整弁50を構成する縦孔16
h、及びパイロット通路36を構成する第1,第2縦孔
16g,16pの何れもピストン移動方向に孔明け加工
されたものであり、パイロットキャリア16の孔明け加
工方向が1種類となり、上記先願構造のように横孔加工
を必要とするものに比べて加工時の手間が少なくて済
む。
【0055】また、上主油室用のボール逆止弁37,及
び下油室用ボール逆止弁38を、第1縦孔16g,第2
縦孔16pとパイロットシート16Bとの間にボールを
介在させる構成としたので、上記ボールが該ピストン9
の組立作業時に落下することはなく、組立作業性を向上
できる。
【0056】ここで、上記ボール37,38まわりの組
立は、図2と上下逆の状態で行われ、まず蓋プレート1
6C上にパイロット弁35が収容されたキャリア本体1
6Aを重ね、該キャリア本体16Aの第1,第2縦孔1
6g,16pにボール37,38を配置し、これにパイ
ロットシート16Bを被せ、主弁18等が装着された下
ボディ17を重ね、固定ボルト60で共締め固定する。
なお、上記固定ボルト60を予め挿入しておくことによ
り、該ボルト60が組立のガイドとなる。そして上記組
立体をピストン9の外ケース14内に螺挿する。
【0057】また上述の先願構造では、一体型のパイロ
ットキャリアに凹設された弁室の穴底にパイロット弁で
開閉される開口溝(パイロット孔)を形成し、かつ該開
口溝の周縁のバルブシート面を高精度に仕上げるように
していたので、加工が困難であり、加工コスト上昇の原
因となっていた。これに対し、本実施形態では、パイロ
ットキャリア16をキャリア本体16Aとパイロットシ
ート16Bの二分割構造とし、パイロット弁で開閉する
開口溝41aをパイロットシート16Bのバルブシート
部16bの上に凸の表面に形成し、かつ該表面をバルブ
シート面としたので、開口溝41aの加工が容易であ
り、かつバルブシート面の加工を平面研削のような簡単
な加工方法で簡便に行うことができ、加工コストを低減
できる。
【0058】また二分割構造としたので、パイロットシ
ート16Bに複雑な形状部分を集中させ、かつ該パイロ
ットシート16Bを、焼結,精密プレス等によって一体
的に形成することも可能であり、これにより製造コスト
をさらに軽減できる。
【0059】さらにまた、パイロットシート16Bの反
パイロットバルブ側に凹部16iを形成し、該凹部16
iにより、上記ダンピング室54を構成するダンプリン
グ22の主弁軸と直角方向の位置決めを行うように構成
したので、組立時に上記凹部16iがダンプリング22
の位置決めガイドとなり、組立性を向上できる。
【0060】なお、上記実施形態では、キャリア本体1
6Aのパイロットシート側部分に底凹溝16aを凹設す
ることにより導入室16cを形成したが、この導入室1
6cは、パイロットシート16Bに凹溝を凹設すること
により形成しても良く、このようしたのが請求項4の発
明である。なお、この構造は図示していない。
【0061】また、上記実施形態では、副油室31,主
弁18,パイロット弁35,ソレノイド44等からなる
減衰力可変機構を、ピストン9内に配設した場合を説明
したが、本発明では減衰力可変機構を必ずしもピストン
9内に配設する必要はない。例えば、上記主油室7a,
7bを連通する主通路をシリンダの外側に形成し、該通
路に上記減衰力可変機構を配設しても良い。
【0062】図8は主通路に減衰力可変機構を配設した
減衰器を概念的に示す図であり、図中、図1と同一符号
は同一又は相当部分を示し、また実線,破線はそれぞれ
圧縮時,伸び時の作動油の流れを示す。また符号7dは
主通路,7eは余剰油の貯留室、200は上記副油室3
1,主弁18,パイロット弁35,ソレノイド44等か
らなる減衰力可変機構、201はベースバルブである。
【0063】圧縮時には、下主油室7bが高圧側主油室
となり、作動油は実線で示すように、下主油室7bから
ピストン9内の逆止弁を通って上主油室7aに移動し、
ピストンロッド10の進入容積に応じた量の作動油が減
衰力可変機構200を通ってベースバルブ201の下側
室7cから貯留室7eに移動する。
【0064】また伸び時には、上主油室7aが高圧側主
油室となり、作動油は破線で示すように、上主油室7a
から減衰力可変機構200を通ってベースバルブ201
の下側室7cに移動し、ベースバルブ201内の逆止弁
を通って下主油室7bに流入し、またピストンロッド容
積に応じた量の作動油が貯留室7eから補充される。
【0065】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に係る減
衰器によれば、パイロットキャリアに弁室に連通する導
入室及び上記パイロット通路に連通する導出室を設け、
該導出室から上記導入室に貫通する縦孔をパイロット弁
移動方向に形成し、該縦孔の導出室側開口を開閉する板
弁を導出室に配置し、該板弁をばねにより閉方向へ付勢
したので、ボール,付勢ばね,プラグで構成された圧力
調整弁に比べて、部品点数を削減することができるとと
もに、構造が簡単で、かつ組立作業を容易化できる効果
がある。
【0066】また導出室から上記導入室に貫通する縦孔
をピストン移動方向に形成したので、該縦孔の孔明け加
工方向が他のドリル孔と同じとなり、横穴加工を必要と
する構造に比べて加工の手間を軽減できる効果がある。
【0067】請求項2の発明によれば、板弁とばねとを
一体形成したので、部品点数を削減することができ、し
かも構造及び組み付けが簡単であり、製造コストを低減
できる効果がある。
【0068】請求項3の発明によれば、パイロットキャ
リアをキャリア本体とパイロットシートとの二分割構造
としたので、複雑な溝形状部分を上記パイロットシート
に集中させ、かつ該パイロットシートを焼結,精密プレ
ス等によって一体的に形成することが可能であり、該パ
イロットシートの製造コストを削減できる。
【0069】また二分割構造にしたので、平面度が必要
なバルブシート面を上記パイロットシートの表面に形成
でき、一体型パイロットキャリアの弁室の底面にバルブ
シート面を形成する構造に比較して加工が容易であり、
平面研削のような簡単な加工方法で簡便に製造でき、加
工コストを低減できる効果がある。
【0070】また二分割構造とし、導入室を、キャリア
本体に凹設された凹部とパイロットシートとで形成した
ので、導入室の構造が簡単であり、容易に製造すること
ができ安価に提供することができる。
【0071】請求項4の発明によれば、上記凹部をパイ
ロットシートに凹設するようにしたので、該パイロット
シートを上述の焼結,精密プレス等によって形成するこ
とにより、上記導入室をより一層容易に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜3の発明の一実施形態に係る減衰力
可変式油圧緩衝器が採用された懸架装置の模式図であ
る。
【図2】上記実施形態緩衝器の断面側面図(図3のII-I
I 線断面図) である。
【図3】上記実施形態緩衝器の蓋プレートを取り外した
状態の平面図である。
【図4】上記実施形態緩衝器のパイロット弁部分を示す
図である。
【図5】上記実施形態緩衝器の板弁,ばねの1例を示す
斜視図である。
【図6】上記実施形態緩衝器の板弁,ばねの変形例を示
す斜視図である。
【図7】上記実施形態緩衝器の板弁,ばねの他の変形例
を示す斜視図である。
【図8】上記実施形態緩衝器の変形例を示す概念図であ
る。
【図9】本出願人が先に提案した減衰力可変式油圧緩衝
器の断面側面図である。
【符号の説明】
6 緩衝器(減衰器) 7 シリンダ 7a,7b 上,下主油室 9 ピストン 16 パイロットキャリア 16a 底凹溝(凹部) 16A キャリア本体 16B パイロットシート 16c 導入室 16e 導出室 16h 縦孔 17 下ボディ(ハウジング) 18 主弁 19 主油路 31 副油室 35 パイロット弁 36 パイロット通路 41 弁室 41a 開口溝(パイロット孔) 44 ソレノイド(設定圧可変手段) 51,51a,51b 板弁 52 52a,52b,52c ばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧側主油室の圧力が導かれる副油室
    と、該副油室の圧力が設定圧可変手段による設定圧を越
    えると開いて該副油室の圧力をパイロット通路を介して
    低圧側主油室に逃がすパイロット弁と、上記副油室の圧
    力と高圧側主油室の圧力との差圧により両主油室を連通
    する主油路を開閉する主弁とを備えた減衰器において、
    上記主弁が配設されるハウジングと、上記パイロット弁
    が配設されるパイロットキャリアとを備え、上記パイロ
    ットキャリアにパイロット弁を収容する弁室に連通する
    導入室及び上記パイロット通路に連通する導出室を設
    け、該導出室から上記導入室に貫通する縦孔をパイロッ
    ト弁移動方向に形成し、該縦孔の導出室側開口を開閉す
    る板弁を導出室に配置し、該板弁をばねにより閉方向へ
    付勢したことを特徴とする減衰器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記板弁とばねとが
    一体形成されていることを特徴とする減衰器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、上記パイロッ
    トキャリアを、パイロット弁を収容する弁室を有するキ
    ャリア本体と、パイロット弁で開閉されるパイロット孔
    を有し、キャリア本体とハウジングとで挟持されるパイ
    ロットシートとの二分割構造とし、上記導入室を、キャ
    リア本体に凹設された凹部とパイロットシートとで形成
    したことを特徴とする減衰器。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、上記パイロッ
    トキャリアを、パイロット弁を収容する弁室を有するキ
    ャリア本体と、パイロット弁で開閉されるパイロット孔
    を有し、キャリア本体とハウジングとで挟持されるパイ
    ロットシートとの二分割構造とし、上記導入室を、パイ
    ロットシートに凹設された凹部とキャリア本体とで形成
    したことを特徴とする減衰器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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