JPH09286118A - インクジエットプリンタのインク残量検出装置 - Google Patents

インクジエットプリンタのインク残量検出装置

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JPH09286118A
JPH09286118A JP10073196A JP10073196A JPH09286118A JP H09286118 A JPH09286118 A JP H09286118A JP 10073196 A JP10073196 A JP 10073196A JP 10073196 A JP10073196 A JP 10073196A JP H09286118 A JPH09286118 A JP H09286118A
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ink
liquid chamber
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amount detecting
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JP10073196A
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Motoshi Kishi
素志 岸
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジやキャリッジ等に駆動電
極を配置したり、配線したりすることなく、インク残量
を検出することができるインクジェットプリンタのイン
ク残量検出装置を提供する。 【解決手段】 ヘッドドライバ32によって、インク残
量検出用液室24Aの両側に位置するインク液室24,
24よりインクを噴射させることで、液室24Aの両側
の22側壁を変形させ、インク噴射孔27bを通じて所
定回数だけインクが噴射せしめる。その所定回数の噴射
後、コンパレータCOMによってインク残量検出用液室
24Aの両側壁22,22の駆動電極28A,28A間
の電位差を設定電圧と比較して、残量インクの有無を検
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタのインク残量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクが供給されるインク液
室と、該インク液室を構成し、かつ分極された圧電部で
少なくとも一部が構成された側壁と、前記圧電部に駆動
電界を発生するために前記側壁に形成された駆動電極と
を備え、前記駆動電極より印加される駆動電界を受け
て、圧電厚みすべり効果により前記側壁が変形し、前記
インク液室のインクに圧力を与えてインクを噴射し、印
字を行うインクジェットプリンタは知られている。
【0003】そして、このようなインクジェットプリン
タにおいて、インク残量検出が行われているが、そのイ
ンクの残量検出は、インクタンク内に2つの電極を配置
し、2つの電極間の電気抵抗からインクの有無を検出し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにしてインク残量を検出するようにすると、インクタ
ンク内に、本来必要としない電極を特別に配置しなけれ
ばならず、また、そのような電極を配置すると、インク
タンクから、該インクタンクが装着される部分の制御基
板への配線が必要であった。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、インクカートリッジやキャリッジ等に駆動電極を配
置したり、配線したりすることなく、インク残量を検出
することができるインクジェットプリンタのインク残量
検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、イン
クが供給されるインク液室と、該インク液室を構成し、
該インク液室を構成し、該インク液室内のインクに圧力
変動を与える圧力発生素子を有する側壁と、前記圧力発
生素子に駆動電力を供給するために前記側壁に形成され
た駆動電極とを備え、前記駆動電極より印加される駆動
電力を受けて、前記圧力発生素子によりインク液室のイ
ンクに圧力変動を与えてインクを噴射し、印字を行うイ
ンクジェットプリンタのインク残量検出装置であって、
前記インク液室とは別に設けられ前記インク液室に連通
するインク残量検出用液室と、該インク残量検出用液室
よりインクを噴射させる噴射駆動手段と、該噴射駆動手
段を制御して所定回数だけインク残量検出用液室よりイ
ンクを噴射させる噴射制御手段と、該噴射制御手段より
の信号を受け、所定回数のインク噴射の終了後、上記イ
ンク残量検出用液室内の電気抵抗の変動に基づいて残量
インクの有無を検出するインク残量検出手段とを備える
構成とする。
【0007】請求項1の発明によれば、インクの残量検
出時には、噴射制御手段によって噴射駆動手段が制御さ
れ、インク残量検出用液室より所定回数だけインクが噴
射せしめられる。所定回数の噴射終了後、インク残量検
出手段によってインク残量検出用液室内の電気抵抗の変
動に基づいてインクの有無が検出される。
【0008】請求項2の発明は、請求項1のインクジェ
ットプリンタのインク残量検出装置において、前記圧力
発生素子が、分極された圧電部で少なくとも一部が構成
され、前記駆動電極より印加される駆動電界を受けて変
形し、前記インク液室の容積を変化させることにより当
該液室内のインクに圧力変動を与えるものである。
【0009】請求項2の発明によれば、分極された圧電
部で少なくとも一部が構成された圧力発生素子が、駆動
電極より印加される駆動電界を受けて変形せしめられ、
前記インク液室の容積を変化させるので、当該液室内の
インクに圧力変動が与えられる。
【0010】請求項3の発明は、請求項2のインクジェ
ットプリンタのインク残量検出装置において、さらに、
前記圧力発生素子は、前記インク液室を構成する側壁を
なし、前記駆動電極は、該側壁の両側面の少なくとも一
部に形成されたものであり、前記インクジェットプリン
タは、印字に関与せず、各インク液室の間に位置し前記
側壁にて構成される非噴射室を有するものであり、前記
インク残量検出用液室は、前記非噴射室のうちの少なく
とも1つである。
【0011】請求項3の発明によれば、印字に関与せ
ず、各インク液室の間に位置し前記側壁にて構成される
非噴射室のうちの少なくとも1つがインク残量検出用液
室とされ、印字に関与しない非噴射室を利用してインク
残量が検出されるようにされ、インク液室による通常の
印字の際には何ら問題を生じない。
【0012】請求項4の発明は、請求項3のインクジェ
ットプリンタのインク残量検出装置において、前記噴射
駆動手段が、インク残量検出用液室の両側に位置するイ
ンク液室よりインクを噴射させることで、インク残量検
出用液室の両側壁を変形させ、インクを噴射させるもの
である請求項4の発明によれば、インク残量検出用液室
の両側に位置するインク液室よりインクを噴射させるこ
とで、インク残量検出用液室の両側壁を変形させ、イン
ク残量検出用液室内のインクが噴射せしめられる。
【0013】請求項5の発明は、請求項3又は4のイン
クジェットプリンタのインク残量検出装置において、前
記インク残量検出手段が、インク残量検出用液室の内壁
に形成された2つの駆動電極間の電位差を検出すること
により、インクの有無を検出するものである。
【0014】請求項5の発明によれば、インク残量検出
手段によって、インク残量検出用液室の駆動電極間の電
位差を検出することにより、インク残量検出用液室内の
インク、従ってインクジェットプリンタのインク残量の
有無が検出される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】インクジェットプリンタの全体構成を示す
図1において、インクジェットプリンタ1はフレーム2
を有し、円筒形状のプラテンローラ3が回転可能に配置
されている。プラテンローラ3は、給紙カセット又は手
差し給紙部から供給された記録紙4を印字ヘッド5に対
面させながら搬送するものであり、紙送り機構の一部を
構成している。
【0017】上記プラテンローラ3の上側には、記録紙
4をプラテンローラ3に密着させるプレッシャローラ6
が設けられている。プラテンローラ3にはプラテンギヤ
3aが一体的に設けられ、該プラテンギヤ3aが紙送り
モータ7(図4参照)によって回転駆動され、それによ
ってプラテンローラ3が回転するように構成されてい
る。尚、上記プラテンギヤ3は、記録紙4を1枚づつプ
ラテンローラ3に給紙するための給紙ギヤ列(図示せ
ず)にも駆動力を伝達するように構成されている。
【0018】上記プラテンローラ3の前方には、キャリ
ッジ11が設けられている。キャリッジ11は、上記印
字ヘッド5及び該印字ヘッド5に供給するためのインク
を収容するインクカートリッジ12がそれぞれ交換可能
に搭載され、プラテンローラ3の軸線と平行に設けられ
たキャリッジ軸13に沿って移動可能に構成されてい
る。これによって、上記印字ヘッド4は、プラテンロー
ラ3の軸線に沿って往復移動せしめられる。
【0019】上記フレームの右側裏面には、キャリッジ
11を駆動するキャリッジ駆動モータ14が配設されて
いる。キャリッジ駆動モータ14は、ベルト15を介し
てキャリッジ11を駆動するものであり、ステップモー
タあるいはDCモータが使用される。また、ベルト15
に沿って、プラテンローラ3側には、目盛が付されてい
るテープ状の位置ゲージ16が配設されている。
【0020】また、上記プラテンローラ3の左側には、
印字ヘッド5の回復機構が配設されている。このような
回復機構が設けられているのは、インクジェット式の印
字ヘッド5は、使用中に内部に気泡が発生したり、吐出
面上にインクの液滴が付着したりする等の原因により吐
出不良を起こすので、これを良好な吐出状態に回復させ
るためである。回復機構としては、印字ヘッド5内の不
良インクを吸引するパージ装置17、印字ヘッド5のノ
ズル面をワイピングするワイピング部材を有するワイピ
ング装置18等が採用されている。
【0021】また、上記印字ヘッド5は、図2に示すよ
うに、液室下壁21から一体的に立設され分極された圧
電部で少なくとも一部が構成された液室側壁22と、該
液室側壁22の上側に接着固定されるカバープレート2
3とを備え、液室下壁21、液室上壁となるカバープレ
ート23と、左右の液室側壁22,22によって区画さ
れて、印字のための噴射されるインクが供給されるイン
ク液室24が多数溝状に形成されている。尚、本実施例
では、圧電部は図2において紙面下向き方向に分極され
ている。各インク液室24は、液室下壁の後端部に近い
ところで浅くなっている。カバープレート23には、イ
ンク導入口25、それに接続したマニホールド26が形
成されている。そして、各インク液室24の上面がカバ
ープレート23で覆われることにより、各インク液室2
4の後端部がマニホールド26、インク導入口25を介
して、インク供給源であるインクカートリッジ12に接
続される。液室下壁21及びカバープレート23の前面
にはノズルプレート27が接着固定され、該ノズルプレ
ート27には各インク液室24に対応してノズル孔27
aが形成されている。
【0022】各インク液室24の液室側壁22には、該
液室側壁22の圧電部に分極方向とほぼ直交する駆動電
界を発生させるために駆動電極28A,28Bが設けら
れている。基板29には、各インク液室24に対応した
導電パターン30が形成され、該導電パターン30と駆
動電極28A,28Bとはワイヤボンディングによって
導線31で接続されている。そして導電パターン30
は、図3に示すように、インク噴射を駆動制御するヘッ
ドドライバ32が連係されている。そして、前記駆動電
極28Aにより印加される電界を受けて、圧電厚み滑り
効果により前記液室側壁22が変形し、前記インク液室
24のインクに圧力を与えてインクを噴射するようにな
っている。尚、駆動電極28Bは接地されている。
【0023】また、図4に示すように、上記キャリッジ
駆動モータ14及び紙送りモータは、それぞれモータド
ライバ33A,33Bを介して、記録紙4の有無を検出
するペーパセンサ34及びキャリッジ11の原点位置を
検出する原点センサ35よりの信号に基づいて、操作パ
ネル36からの操作信号により、第1の制御手段37
(ワンチップマイコン)によって駆動制御される。この
第1の制御手段37は、印字タイミング信号等を第2の
制御手段38(G/A)に送り、ヘッドドライバ32を
介して印字ヘッド5を駆動するようになっている。
【0024】第2の制御手段38は、キャリッジ11の
移動量を検出するエンコーダセンサ39、イメージメモ
リ40及び、セントロインタフェース41を介してホス
トコンピュータ42に連係されている。また、RAM4
3,ROM44とアドレスバス及びデータバスを介して
連係されている。
【0025】そして、インク液室24からインク液滴を
噴射するためには、当該インク液室24に対応する特定
の駆動電極28Aに対し電圧を印加し、他の駆動電極2
8Aを接地すると、液室側壁22には互いに対向する方
向の電界が発生し、液室側壁22が圧電厚み滑り効果に
より、公知のようにそれぞれ反対方向に傾斜変形して両
者が「く」字形をなし(図5参照)、インク液室24の
容積が減少し、インク液室24内のインクがインク液滴
となり、ノズル孔27aから噴射される。
【0026】次に、特定の駆動電極28Aへの電圧の印
加が除去されると、インク液室24の容積状態が減少状
態から自然状態へと変化してインク液室24の容積が増
大することとなり(図6参照)、その結果、インク液室
24の圧力が減少する。この圧力減少によって、インク
液室24内にインクカートリッジ12からマニホールド
26を介してインクが供給される。
【0027】尚、上記の駆動方法以外に、以下の方式に
よりインク液滴を噴射することが可能である。まず、駆
動電極28Aに電圧を印加し、液室側壁をそれぞれ外方
に「く」字形をなすように変形させる。すると、インク
液室24の容積が増大され、それに伴う負圧によりイン
ク液室24にインクが供給される。その後、駆動電極2
8Aへの電圧の印加が除去されると、側壁22の弾性力
によりインク液室24の容積状態が増大状態から自然状
態へと変化してインク液室24内の圧力が増大する。そ
の結果、インク液室24内のインクがインク液滴とな
り、ノズル孔27aから噴射される。尚、この場合、圧
電部は図2において紙面上向き方向に分極されている必
要がある。
【0028】前記印字ヘッド5とヘッドドライバ32
を、インク残量検出との関係で、図7に基づいて説明す
る。
【0029】各インク液室24(図7においてはCh
1,Ch2,Ch3,・・・)に臨む両液室側壁22,
22の壁面の駆動電極28B,28Bは全て接地されて
いる。そして、2つのインク液室24,24(図7にお
いてはCh1,Ch2)の間に、インク残量検出用液室
24Aが形成され、該液室24Aの両側の液室側壁2
2,22に駆動電極28A,28Aが形成されている。
このインク残量検出用液室24Aに臨む駆動電極28
A,28Aは、他のインク液室24,24間、例えば、
図7におけるCh2,Ch3の間に位置する室に臨む駆
動電極28A,28Aと同様に、ヘッドドライバ32に
連係されている。
【0030】ヘッドドライバ32は、2つのトランジス
タPNP1,NPN1、PNP2,NPN2、PNP
3,NPN3を有するドライバDr1,Dr2,Dr3
と、該ドライバDr1,Dr2,Dr3と駆動電極28
A,28Aとの間に介設された抵抗R1,R2,R3
と、インク残量検出手段としてのコンパレータCOMと
を有する。そして、各ドライバDr1,Dr2,Dr3
の2つのトランジスタPNP1,NPN1、PNP2,
NPN2、PNP3,NPN3が、印字のためのインク
を噴射するインク噴射室24,24(Ch1,Ch2に
対応)間に位置する、インク残量検出用液室24Aの駆
動電極28A,28Aに連係されている。そのインク残
量検出用液室24Aにインク残量検出用のインク噴射孔
27bが形成される。このインク噴射孔27bの開孔方
向は、記録紙の方向にインク液滴が飛ばない方向に向け
られている。尚、各ドライバDr1,Dr2,Dr3の
トランジスタPNP1〜3はインク噴射時にONし、ト
ランジスタNPN1〜3は非インク噴射時にONするよ
うに制御されるものである。
【0031】また、ヘッドドライバ32においてドライ
バDr1のトランジスタPNP1とドライバDr2のト
ランジスタNPN2をONとすることで、ドライバDr
2に抵抗R2を介して連係されるインク残量検出用液室
24A内の一方の駆動電極28Aの電位がコンパレータ
COMの+側に印加され、該コンパレータCOMが、−
側に印加されている比較電圧(設定電圧)と比較して、
インク残量検出用液室24Aの電位が比較電圧よりも大
きい場合は、電気抵抗が大きくインク残量がないものと
判断してコンパレータCOMがHレベルの信号を出力
し、小さい場合は電気抵抗が小さくインク残量があるも
のと判断してコンパレータCOMがLレベルの信号を出
力するようになっている。即ち、前記液室24Aの駆動
電極28A,28A間の電位差(電気抵抗)を検出する
ことにより、インクの有無が検出される。
【0032】続いて、上記ヘッドドライバを利用してイ
ンク残量検出を行うための具体的な制御の流れを、図8
に沿って説明する。
【0033】スタートすると、まず、キャリッジ11が
移動せしめられて、印字ヘッド5がインク残量検出のた
めに予め設定されたメンテナンス位置に移動せしめられ
(ステップS1)、インク残量検出のための噴射カウン
ト数(例えば6000回)が設定される(ステップS
2)。尚、ここで、噴射カウント数を6000回に設定
しているのは、本例においては、インク残量検出用液室
24Aの大きさが幅97μ、高さ230μ、長さ113
7μであり、インク噴射孔27bを通じての1回当たり
のインク噴射量が38plであることから、インク残量
検出用液室24A内にインクがなくなるのは、約600
0回噴射すればよいとの考えから、噴射カウント数は6
000回に設定されている。
【0034】その設定後、インク残量検出用のインク噴
射孔27bが形成されている液室24Aの両側のインク
液室24,24(具体的には図7におけるch1,ch
2)よりインクを噴射させる(ステップS3)。つま
り、インク液室24,24を同時駆動することにより、
インク残量検出用液室24Aを構成する側壁22,22
を変形させて圧力変動を生じさせ、ノズル噴射孔27b
よりインク液滴を噴射する。本実施例の場合、インク残
量検出用液室24Aはその容積を自然状態から増大、そ
して自然状態へと変化させることによりインク液滴の噴
射を行う。これによって、それの間に位置する液室24
Aにおいてもインク噴射孔27bを通じてインクの噴射
が行われる(噴射駆動手段)。
【0035】この噴射終了後、ステップS2で設定され
た噴射カウント数を1だけ減算し(ステップS4)、そ
れから、噴射カウント数が正であるか否かを判定する
(ステップS5)。
【0036】正であれば、所定の噴射カウント数の噴射
を行っておらず、まだ噴射する必要があるので、ステッ
プS3にまで戻り、ステップS3〜S5の処理を繰り返
す(噴射制御手段)。その一方、正でなければ、所定の
噴射カウント数だけの噴射が終了しているので、ヘッド
ドライバ32においてドライバDr1のトランジスタP
NP1とドライバDr2のトランジスタNPN2をON
とし(ステップS6)、コンパレータCOMの出力が、
HレベルであるかLレベルであるかを判定し(ステップ
S7)、Lレベルであれば電流が流れていることからイ
ンク残量があると判断されるので、そのまま終了し、H
レベルであれば、インク残量がないと判断されるので、
その旨を、例えば操作パネル36に設けられた表示部
(図示せず)において表示し(ステップS8)、終了す
る。
【0037】前記実施の形態においては、インク残量検
出用液室24Aを、印字のためにインクを噴射するイン
ク液室24,24間に設け、特別な配線等を不要として
いるが、インク残量検出用液室を設けるのはその部分に
限られることはなく、印字ヘッド5の他の部分に別途設
けるようにしても、同様にインク残量の検出ができるの
は勿論である。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように、噴射
制御手段によって、インク液室のうち特定のインク液室
より所定回数だけインクが噴射せしめ、その後、インク
残量検出手段によって上記特定のインク室内の電気抵抗
によりインクの有無を検出するようにしているので、簡
単にインク残量を検出することができる。
【0039】請求項2の発明は、分極された圧電部で少
なくとも一部が構成された圧力発生素子が、駆動電極よ
り印加される駆動電界を受けて変形し、インク液室の容
積が変化するようにしているので、当該液室内のインク
に簡単に圧力変動を与えることが可能となる。
【0040】請求項3の発明は、インク液室間に位置す
る、印字を行わない非噴射室をインク残量検出用液室と
しているので、インク残量検出手段を設けたことによっ
て、通常の印字の際に何ら問題を生じることがないし、
特別な配設を施す必要もない。
【0041】請求項4の発明は、インク残量検出用液室
の両側に位置するインク液室よりインクを噴射させるこ
とで、インク残量検出用液室の両側壁を変形させ、イン
ク残量検出用液室内のインクを噴射するようにしている
ので、特別な駆動手段を用いることなく、インク残量検
出用液室内のインクを噴射することができる。
【0042】請求項5の発明は、インク残量検出手段に
よって、インク残量検出用液室の内壁に形成された2つ
の駆動電極間の電位差を検出することによりインクの有
無を検出するようにしているので、簡単にインク残量を
検出することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタの斜視図
である。
【図2】本発明に係る印字ヘッドの説明図である。
【図3】本発明に係る基板とヘッドドライバとの関係を
示す図である。
【図4】本発明に係る制御系のブロック図である。
【図5】インク噴射動作の説明図である。
【図6】インク噴射動作の説明図である。
【図7】ヘッドドライバと各インク液室の駆動電極との
関係を示す図である。
【図8】制御の流れを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 5 印字ヘッド 22 側壁 24 インク液室 24A インク残量検出用液室 27b インク残量検出用インク噴射孔 28A,28B 駆動電極 32 ヘッドドライバ COM コンパレータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクが供給されるインク液室と、該イ
    ンク液室を構成し、該インク液室を構成し、該インク液
    室内のインクに圧力変動を与える圧力発生素子を有する
    側壁と、前記圧力発生素子に駆動電力を供給するために
    前記側壁に形成された駆動電極とを備え、前記駆動電極
    より印加される駆動電力を受けて、前記圧力発生素子に
    よりインク液室のインクに圧力変動を与えてインクを噴
    射し、印字を行うインクジェットプリンタのインク残量
    検出装置であって、 前記インク液室とは別に設けられ前記インク液室に連通
    するインク残量検出用液室と、 該インク残量検出用液室よりインクを噴射させる噴射駆
    動手段と、 該噴射駆動手段を制御して所定回数だけインク残量検出
    用液室よりインクを噴射させる噴射制御手段と、 該噴射制御手段よりの信号を受け、所定回数のインク噴
    射の終了後、上記インク残量検出用液室内の電気抵抗の
    変動に基づいて残量インクの有無を検出するインク残量
    検出手段とを備えることを特徴とするインクジェットプ
    リンタのインク残量検出装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力発生素子は、分極された圧電部
    で少なくとも一部が構成され、前記駆動電極より印加さ
    れる駆動電界を受けて変形し、前記インク液室の容積を
    変化させることにより当該液室内のインクに圧力変動を
    与えるものであるところの請求項1記載のインクジェッ
    トプリンタのインク残量検出装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記圧力発生素子は、前記イン
    ク液室を構成する側壁をなし、前記駆動電極は、該側壁
    の両側面の少なくとも一部に形成されたものであり、 前記インクジェットプリンタは、印字に関与せず、各イ
    ンク液室の間に位置し前記側壁にて構成される非噴射室
    を有するものであり、前記インク残量検出用液室は、前
    記非噴射室のうちの少なくとも1つであるところの請求
    項2記載のインクジェットプリンタのインク残量検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記噴射駆動手段は、インク残量検出用
    液室の両側に位置するインク液室よりインクを噴射させ
    ることで、インク残量検出用液室の両側壁を変形させ、
    インクを噴射させるものであるところの請求項3記載の
    インクジェットプリンタのインク残量検出装置。
  5. 【請求項5】 前記インク残量検出手段は、インク残量
    検出用液室の内壁に形成された2つの駆動電極間の電位
    差を検出することにより、インクの有無を検出するもの
    であるところの請求項3又は4記載のインジェットプリ
    ンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014524857A (ja) * 2011-10-24 2014-09-25 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. インクジェットプリントヘッド装置、流体噴射装置、及びその方法

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