JPH09285911A - 金属シース切断方法 - Google Patents

金属シース切断方法

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Publication number
JPH09285911A
JPH09285911A JP12650996A JP12650996A JPH09285911A JP H09285911 A JPH09285911 A JP H09285911A JP 12650996 A JP12650996 A JP 12650996A JP 12650996 A JP12650996 A JP 12650996A JP H09285911 A JPH09285911 A JP H09285911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cut
locally
cutting
cable core
rigidity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12650996A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Kanjo
博久 官上
Takaharu Shinozaki
隆治 篠崎
Fumio Sakamoto
文雄 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP12650996A priority Critical patent/JPH09285911A/ja
Publication of JPH09285911A publication Critical patent/JPH09285911A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルコアを傷付けないで容易に金属シー
スの切断が行い得ること。 【解決手段】 螺旋状に波付けした金属シースの山部に
沿って、切れ目6を作る。次に、さらに弯曲に切って切
れ目6を局部的に大きな幅として、局部的剛性低下部10
を、帯状残部に形成する。次に、この剛性低下部10を作
業工具11にて持ち上げて、ケーブルコア1から遊離して
から、切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力ケーブルの
波付き金属シースを切断する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、螺旋状に波付けした
金属シース31をケーブルコア32に被覆して成る電力ケー
ブル33の端部から、金属シース31の端部を除去するた
め、軸心Lに直交する切断ライン34にて、金のこ等で切
断して、その先の部位31aを引抜いて、除去していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上述の切断方法では、図8と図9に示す如く、(螺旋状
に波付けした)金属シースの谷部31bの部分を必ず一回
だけ切断せねばならない。従って、(図9に示すよう
に)切断刃35により、内部のケーブルコア32に傷Gを付
ける虞があった。本発明の目的は、このようなケーブル
コアの損傷を防止して、能率良く確実に金属シースを切
断する方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するため、螺旋状に波付けした金属シースの山
部に沿って1周以上に及ぶ切れ目を作ると共に、該切れ
目によって形成される帯状残部の途中に、局部的剛性低
下部を作り、その後、該剛性低下部を作業工具にて持ち
上げてケーブルコアから局部的に遊離し、その遊離した
剛性低下部を切断工具で切断する方法である。
【0005】また、1周以上に及ぶ切れ目を作る際に、
又はその後に、帯状残部の途中の幅寸法が局部的に減少
するように、カットして局部的剛性低下部を作る。ある
いは、1周以上に及ぶ切れ目を作り、その後、帯状残部
の途中に多数のくし目を形成して局部的剛性低下部を作
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を詳説する。図1に於て、電力ケーブルの一部を
示し、ケーブルコア1に、螺旋状に波付けした山部2と
谷部3を有する薄肉の金属シース4を被覆して構成され
ており、まず、ドリルにて螺旋の1ピッチ(1P)以上
離れた位置で、かつ上記山部2に孔5,5を明ける。図
1では2ピッチ(2P)の間隔に穿孔している。このと
きケーブルコア1にドリルの先端が当たって傷を付けな
いよう注意を払う。
【0007】次に、上述の1方の孔5から他方の孔5
へ、山部2に沿って螺旋状に電動シャーカッターやシー
スカッター等の(電動)作業工具にて切断して、1周以
上(360 °以上)に及び切れ目6を作る(切開する)と
共に、この切れ目6によって帯状残部7を形成する。
【0008】つまり、図1と(その−拡大断面図を
示す)図2に於ては、上記帯状残部7の幅寸法Bは波付
けした金属シース4の1ピッチ(1P)より僅かに小さ
な寸法(略等しい寸法)となる。また、上記切れ目6は
図1に例示したように2周乃至それ以上(720 °以上)
にわたって切断形成するのが望ましく、十分に長い帯状
残部7が形成されて、後述の工程の作業が容易となる。
【0009】その後、前述の(電動)作業工具にて、図
3に示す如くカットして局部的剛性低下部10を作る。即
ち、帯状残部7の途中の幅寸法が局部的に(図3と図4
に符号B′にて示した略寸法まで)減少するように、切
断(カット)する(幅狭化加工を施す)。図3のように
円弧状に切断(カット)するのが望ましい。
【0010】その次に、図5の(イ)に示すように、食
切りニッパー等の作業工具11にて、局部的剛性低下部10
を矢印F方向へ持ち上げると、ケーブルコア1から局部
的にこの局部的剛性低下部10が遊離して、図5の(ロ)
中の実線(又は2点鎖線)まで塑性変形する(山折りす
る)。そこで、この遊離した剛性低下部10───山折り
部───を、金切りバサミや電動ニッパー等の切断工具
12にて切断する(軸方向切断工程)。
【0011】図5の(イ)から(ロ)のように、局部的
剛性低下部10が山折り(塑性変形)され、ケーブルコア
1から遊離状となっているので、切断工具12を簡単に、
かつ、ケーブルコア1を傷付けずに、差込んで軸方向の
切断作業が可能である。
【0012】上述の方法は、図3から明らかな如く、切
れ目6が局部的に幅広になるように切開されることで、
幅狭の局部的剛性低下部10が形成されたが、これに代わ
る他の方法としては、図6に示すように、切れ目6を形
成しても良い。
【0013】即ち、図6に於て、(ケーブルコアは図示
省略したが)図1で説明した第1回目の切れ目6を作る
際に、局部的に弯曲部6a,6aが形成されるように、
作業工具を進めてゆけば、帯状残部7の途中の幅寸法が
局部的に減少した剛性低下部10を一工程にて作ることが
できる。
【0014】図3と図6のいずれに於ても、局部的に小
さい幅寸法B′の局部的剛性低下部10をまず形成してい
るが、その理由は、螺旋状に波付けした金属シース4
は、その山部2に沿ってスパイラル(螺旋)状の切れ目
6を切開したとしても、図2に示すように、中立軸(X
−X)に関して、断面係数が大きく、容易には上方へ山
折り(持ち上げ)できないからである。さらに詳しく説
明すると、図4に於て、局部的剛性低下部10はその中立
軸(X−X)に対する断面係数が著しく小さいことが判
る。つまり、局部的剛性低下部10の断面は、小さな略一
文字型として中立軸(X−X)にほとんど一致し、断面
係数が極めて小さく、その後の山折り工程(図5の
(イ)の工程)に於て、矢印F方向への塑性加工が軽く
手作業にて行い得ることとなる。
【0015】そして、図7は実施の別の形態を示し、ま
ず(図1で述べたように)1周以上に及ぶ切れ目6を作
った後に、帯状残部7の途中に多数のくし目13…を形成
して、残りの幅寸法を符号B′にて示すように狭くし
て、局部的剛性低下部10を作る。その後は、図5に示し
たような作業工具11を用いれば、くし目13…の部分は上
方へ折り易く、かつ、狭い幅寸法B′のみが残っている
ので、容易に山折り(持ち上げ塑性加工)が可能とな
る。その後は、図5の(ロ)と同様にして、切断工具12
にて幅方向に切断できる。なお、図5の(ロ)のように
軸方向に切断(分断)した後は、金属シース4の端部側
の短筒状部位をケーブルコア1から、引抜けば良い。
【0016】
【実施例】本発明に係る方法では、特に図2から図4の
ように、幅寸法をBからB′に減少させて、局部的剛性
低下部10を形成する工程にある。そこで、図2と図4、
及び図1と図3に於て、波山ピッチをP,シース肉厚を
t,谷部の深さをdとして、P=25mm,t=1mm,d=
5mmの金属シース(大サイズのCSZVケーブルの代表
的なサイズ)の場合、次の表1のような剛性───中立
軸(X−X)に関する曲げ剛性───となる。但し、図
2に示したようにθが90°で幅寸法Bが約24mmの場合を
基準───100 %───として、百分率にて各々の曲げ
剛性を示す。
【0017】
【表1】
【0018】この表1から、例えば、B′=6.2mm まで
切欠けば、図2の場合の 2.1%まで、著しく小さく出来
て、図5の(イ)から(ロ)のように、山折り(矢印F
方向への塑性加工)が容易となることが、判る。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述の構成により、次のような
著大な効果を奏する。
【0020】 金属シース4の山部2に切れ目を作
り、かつ、山部2側から切断して局部的剛性低下部10を
作るので、その際、ケーブルコア1に傷を付ける心配が
ない。 局部的剛性低下部10を作って後に、持ち上げる(山
折りする)ので、作業工具11にて極めて楽に、ケーブル
コア1からシース4を遊離状態(図5の(ロ)参照)と
出来て、次工程に於ける切断工具12によるケーブルコア
1の傷付きが無く、迅速な切断作業が可能となる。 シース4を捩る必要がなく、作業工具12をシース4
とケーブルコア1の間隙部に差込んで、軸方向の切断作
業が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す説明図である。
【図2】図1の−拡大断面図である。
【図3】局部的剛性低下部を作る工程を説明する図であ
る。
【図4】図3の−拡大断面図である。
【図5】本発明の方法に於ける持ち上げ(山折り)工程
及び軸方向切断工程を示す断面説明図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す説明図である。
【図7】本発明の別の実施の形態を示す説明図である。
【図8】従来の方法の説明図である。
【図9】従来の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ケーブルコア 2 山部 4 金属シース 6 切れ目 7 帯状残部 10 局部的剛性低下部 11 作業工具 12 切断工具 13 くし目 B 幅寸法 B′ 幅寸法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状に波付けした金属シースの山部に
    沿って1周以上に及ぶ切れ目を作ると共に、該切れ目に
    よって形成される帯状残部の途中に、局部的剛性低下部
    を作り、その後、該剛性低下部を作業工具にて持ち上げ
    てケーブルコアから局部的に遊離し、その遊離した剛性
    低下部を切断工具で切断することを特徴とする金属シー
    ス切断方法。
  2. 【請求項2】 1周以上に及ぶ切れ目を作る際に、又は
    その後に、帯状残部の途中の幅寸法が局部的に減少する
    ように、カットして局部的剛性低下部を作る請求項1記
    載の金属シース切断方法。
  3. 【請求項3】 1周以上に及ぶ切れ目を作り、その後、
    帯状残部の途中に多数のくし目を形成して局部的剛性低
    下部を作る請求項1記載の金属シース切断方法。
JP12650996A 1996-04-22 1996-04-22 金属シース切断方法 Pending JPH09285911A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12650996A JPH09285911A (ja) 1996-04-22 1996-04-22 金属シース切断方法

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JP12650996A JPH09285911A (ja) 1996-04-22 1996-04-22 金属シース切断方法

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JPH09285911A true JPH09285911A (ja) 1997-11-04

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JP12650996A Pending JPH09285911A (ja) 1996-04-22 1996-04-22 金属シース切断方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102218566A (zh) * 2010-12-24 2011-10-19 北京遥测技术研究所 一种半刚性电缆零件的加工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102218566A (zh) * 2010-12-24 2011-10-19 北京遥测技术研究所 一种半刚性电缆零件的加工方法

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