JPH09285510A - 医療補助用杖 - Google Patents

医療補助用杖

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JPH09285510A
JPH09285510A JP8122238A JP12223896A JPH09285510A JP H09285510 A JPH09285510 A JP H09285510A JP 8122238 A JP8122238 A JP 8122238A JP 12223896 A JP12223896 A JP 12223896A JP H09285510 A JPH09285510 A JP H09285510A
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JP
Japan
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cane
armpit
spring
head
support
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Pending
Application number
JP8122238A
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English (en)
Inventor
Tominori Murakami
富範 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 杖本体の上端部に脇保持台を有し、かつ該脇
保持台の下方に所定間隔あけて握部を有する医療補助用
杖を用い、該患者が歩行する際に、脇の下の擦れ傷を防
止でき、また段差部分や階段の歩行を容易にできる医療
補助用杖を提供する。 【解決手段】 杖本体の上端部に脇保持台を有し、かつ
該脇保持台の下方に所定間隔あけて握部を有する医療補
助用杖において、該脇保持台を杖本体に軸支し、該脇保
持台を該軸支部を中心にして回動若しくは回転自在とし
た手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、松葉杖等の医療補
助用杖に係り、より詳細には、患者が歩行する際に、脇
の下の擦れ傷を防止でき、また段差部分や階段の歩行を
容易にできる医療補助用杖に関する。
【0002】
【従来の技術】医療補助用杖には、所謂、上方がV字状
に形成された松葉杖が多く用いられている。この松葉杖
は、図4に示すように、杖本体41が松葉状で、その上
端部に脇保持台42を有し、この脇保持台42の下方に
所定間隔あけて握部43を有し、その下端部に杖頭44
を備え、一般的には、アルミニウム製パイプや木製棒材
で形成してある。そして、この種の松葉杖は、例えば、
足を骨折した場合に用い、患者(杖使用者)が、脇を杖
本体41の上端部に形成されている脇保持台42に載
せ、この脇保持台42の下方に設けられている握部43
を握り、身体の体重を脇保持台42にかけながら歩行す
ることで、前記骨折等した足を保護しながら歩行訓練を
することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような医
療補助用杖の場合、次のような課題がある。 歩行するに際し、該歩行地が平坦地であればよい
が、特に、坂道や階段の場合、杖にかかる患者の重心位
置が変化するため、該患者が杖に対する力のかかり具合
を調整する必要がある。 患者が、握部43を握り、脇保持台42に脇を当て
て、体重を杖にかけて歩行するため、脇保持台42によ
り脇の下部分が擦れて、擦れ傷ができる。そのため、こ
のような杖を使用することが難しくなる。 また、握部43が丸棒体で形成されているので、手
首に多くの力がかかり、該手首が疲れやすくなる。
【0004】ところで、このような課題に鑑み、『杖本
体と、この杖本体の下端部に形成されている杖頭との間
に、スプリングを取り付け、該杖本体に対して杖頭を伸
縮自在にした医療補助用杖』が提案されている(実開昭
55−72931号、実開平6−7518号公報参
照)。そして、この医療補助用杖の場合、坂道や階段を
歩行する際、スプリングによって、高さ変化を吸収する
ことができることから、楽な歩行ができる。しかし、脇
保持台による患者の脇の下の擦れ傷の防止や、握部を握
って保持することによる手首の疲れの軽減については、
解消できない。
【0005】本発明は、このような課題に対処して創作
したものであって、その目的とする処は、杖本体の上端
部に脇保持台を有し、かつ該脇保持台の下方に所定間隔
あけて握部を有する医療補助用杖を用い、該患者が歩行
する際に、脇の下の擦れ傷を防止でき、また段差部分や
階段の歩行を容易にできる医療補助用杖を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、上記課題を解決
するための手段としての本発明の請求項1の医療補助用
杖は、前記脇保持台を杖本体に軸支し、該脇保持台を該
軸支部を中心にして回動若しくは回転自在としてなるこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2の医療補助用杖は、前記請求項1
の杖において、前記脇保持台が、円筒もくしく角筒等の
筒状体からなることを特徴とする。請求項3の医療補助
用杖は、前記請求項1の杖において、前記握部が、上面
が平坦状の棒体からなることを特徴とする。更に請求項
4の医療補助用杖は、前記請求項1〜3のいずれか杖に
おいて、前記杖本体が、下端部に杖頭を有し、該杖本体
と杖頭との間にスプリングを設け、該杖長を伸縮自在と
してなることを特徴とする。
【0008】ここで、前記杖は、杖本体が松葉状に形成
されている松葉杖、あるいは杖本体が一本の棒体からな
り、該棒体の上端部に水平に脇保持台と握部を設けた形
態の杖を含む。主として足の骨折等をした際の足の保
護、訓練のために使用する医療補助用杖をいうが、一般
的なステッキ代わりの歩行補助用杖を含む。前記杖本体
と脇保持台の軸支は、松葉杖の場合は、杖本体のV字状
枠を連結軸で連結すると共に、該固定軸に脇保持台を回
動(本明細書において回転を含む)自在に取り付けた構
成としている。しかし、単に、両持ち保持した構成とし
てもよい。また前記棒体からなる杖の場合は、回動自在
に片持ち保持した構成とすることが好ましい。更に、前
記杖本体は、通常、筒体からなり、該筒体に杖頭が挿入
され、該杖頭がスプリングによって移動して、杖長が伸
縮自在の形態となるようにしている。なお、杖頭を多筒
とし、これをスプリングにより長さ調整できる形態とし
てもよい。
【0009】そして、本発明の医療補助用杖は、従来の
医療補助用杖と同じく、杖使用者(患者)が、これを使
用して歩行には、脇の下を杖本体の上端部に形成されて
いる脇保持台に載せ、この脇保持台の下方に設けられて
いる握部を握り、身体の体重を脇保持台にかけながら歩
行する。この場合、歩行に合わせて杖を握った側の腕
が、前後・上下に動くと共に、患者の脇の下部分も動く
が、該脇の下と脇保持台が密着した状態にあり、かつ該
脇保持台が軸支部を中心にして回動自在に取り付けられ
ているため、該脇の下と脇保持台が同じ方向に同じ回動
しながら歩行できる。また、杖は、スプリングが杖本体
と杖頭間に設けてあるので、杖頭にかかる力によって、
杖長を変化させながら歩行できる。
【0010】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1の医療補助用杖によれば、杖使用者が歩行す
る際、脇の動きに応じて前記脇保持台が回動若しくは回
転するので、該杖使用者の脇の下部分が、該脇保持台に
よって擦れことがなく、従って、擦れ傷の発生を防止で
きるという効果を有する。
【0011】請求項2の医療補助用杖によれば、前記脇
保持台が、円筒もくしく角筒等の筒状体からなるので、
杖使用者の脇を安定状態で保持できると共に、該脇の動
きに応じて、スムーズに回動し、前記擦れ傷の発生の防
止効果をいっそう良好にさせることができるという効果
を有する。また、請求項3の医療補助用杖によれば、前
記握部が、上面が平坦状に形成さているので、握り易
く、腕全体にかかる力を軽減することができ、手首や腕
の疲れ状態を軽減できるという効果を有する。更に、請
求項4の医療補助用杖によれば、前記スプリングが杖本
体と杖頭間に設け、杖頭にかかる力によって、杖長を変
化させながら歩行でき、杖使用者の脇の動きを少なくで
きることから、前記効果をいっそう良好にさせることが
できるという効果を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明を具体化した好ましい実施の形態について説明する。
ここに、図1〜図3は、本発明の実施形態を示し、図1
は正面図、図2は縦断面図、図3は脇保持部の斜視図
と、握部の平面図、斜視図である。
【0013】本実施形態の医療補助用杖は、図1〜図2
に示すように、松葉杖であって、その杖本体1は、杖軸
部2と、この杖軸部2の上端部に形成されたV字状枠3
を備えている。杖軸部2は、外筒4と内筒5、および杖
頭6からなる。外筒4はV字状枠3の下部に連接され、
外筒4と内筒5はスプリング7を介して接続され、また
内筒5と杖頭6はスプリング8を介して接続されてい
る。内筒5は外筒4に上端側が挿入されていて、スプリ
ング7により下方向に付勢され、また杖頭6は内筒5に
上端側が挿入されていて、スプリング8により下方向に
付勢されている。ここで、V字状枠3、外筒4、内筒5
は、一般的には、アルミニウム製パイプ、棒体、ステン
レス製パイプ、あるいは木製棒体からなる。杖頭6は、
その下端部がゴム等の弾性材でカバーされている。
【0014】V字状枠3の左右枠3a,3bの上端部間
に脇保持台9が軸支されている。この枠保持台9は、杖
使用者(患者)の脇部分を保持する台で、図3(a)に
示すように、円筒あるいは角筒からなり、左右枠3a,
3bを連結する連結軸10に装着され、連結軸10の回
りを回動自在の構成としている。また、左右枠3a,3
bの中間部間には、握部11を連結、固定している。こ
の握部11は、図3(b)に示すように、上端面が平坦
状の棒体(あるいは板体)からなり、細幅部11aと広
幅部11bを備え、細幅部11aが握り部分を形成し、
広幅部11bが手載部を形成している。ここで、枠保持
台9および握部11は、V字状枠3と同じく、アルミニ
ウム製パイプ、棒体、ステンレス製パイプ、あるいは木
製棒体からなる。
【0015】本実施形態の医療補助用杖は、杖使用者
(患者)が、脇の下を杖本体1のV状状枠3に形成され
ている脇保持台9に載せると共に、握部11の細幅部1
1aを握り、かつ広幅部11bに手を載せて保持し、身
体の体重を脇保持台9にかけながら歩行すると、歩行に
合わせて杖を握った側の腕が、前後・上下に動くと共
に、患者の脇の下部分も動くが、該脇の下と脇保持台9
が密着した状態にあり、かつ脇保持台9が連結軸10の
回りを回動するため、該脇の下と脇保持台9が同じ方向
に同じ回動することになる。従って、杖使用者の脇の下
部分が、脇保持台9によって擦れことがなく、擦れ傷の
発生を防止できる。また、坂道や階段等においては、ス
プリング7,8によって内筒5と杖頭6が、それぞれ杖
下端方向に付勢されているので、杖と地面との高さ変化
が、杖頭6にかかる力によって、杖長を変化させながら
歩行できる。
【0016】ところで、本発明は、上述した実施形態に
限定されるものでなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
内で変形実施できる形態を含む。因みに、前述した実施
形態においては、松葉杖の形態で説明したが、杖本体が
一本の棒体からなり、該棒体の上端部に水平に脇保持台
と握部を設けた形態のステッキ状の杖であってもよいこ
とは当然である。また、前記脇保持台として、円筒の形
態で説明したが、両端に軸を設け、この軸を杖本体に回
動自在に取り付けた形態等、杖本体に対して回動自在の
形態であれば、この構成に限られるものでない。また、
前記握部は、図3(c)に示すように、上端面が平坦状
面(緩やかな曲面状面を含む)11cからなる断面逆三
角形状としてもよい。この構成の場合、該握部を握り易
くできると共に、平坦面状面11cによって、手首の広
い範囲で杖を保持する形態となるので、杖使用者の疲れ
をいっそう軽減できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す医療補助用杖の正面図
である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図3(a)は脇保持部の斜視図、図3(b)は
握部の平面図、図3(c)は握部の上端面が平坦状面か
らなる形態の斜視図である。
【図4】従来例の医療補助用杖の正面図である。
【符合の説明】
1・・・杖本体 2・・・杖軸部 3・・・V字状枠 3a,3b・・・V字状枠3の左右枠 4・・・外筒 5・・・内筒 6・・・杖頭 7・・・スプリング 8・・・スプリング 9・・・脇保持台 10・・・連結軸 11・・・握部 11a・・・細幅部(握り部分) 11b・・・広幅部(手載部) 11c・・・平坦状面 41・・・杖本体 42・・・脇保持台 43・・・握部 44・・・杖頭

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杖本体の上端部に脇保持台を有し、かつ
    該脇保持台の下方に所定間隔あけて握部を有する医療補
    助用杖において、該脇保持台を杖本体に軸支し、該脇保
    持台を該軸支部を中心にして回動若しくは回転自在とし
    てなることを特徴とする医療補助用杖。
  2. 【請求項2】 前記脇保持台が、円筒もくしく角筒等の
    筒状体からなる請求項1に記載の医療補助用杖。
  3. 【請求項3】 前記握部が、上端面が平坦状面の棒体あ
    るいは板体からなる請求項1に記載の医療補助用杖。
  4. 【請求項4】 前記杖本体が、下端部に杖頭を有し、該
    杖本体と杖頭との間にスプリングを設け、杖長を伸縮自
    在としてなる請求項1〜3のいずれかに記載の医療補助
    用杖。
JP8122238A 1996-04-19 1996-04-19 医療補助用杖 Pending JPH09285510A (ja)

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JP8122238A JPH09285510A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 医療補助用杖

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JP8122238A JPH09285510A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 医療補助用杖

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008010346A1 (fr) * 2006-07-18 2008-01-24 Hideo Hosaka Béquille
US7743778B1 (en) * 2009-04-24 2010-06-29 Christine Ann Byrne, legal representative Cane with integral urination aid
CN112315749A (zh) * 2020-11-17 2021-02-05 广东国士健科技发展有限公司 一种家庭医疗康复用支撑器

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WO2008010346A1 (fr) * 2006-07-18 2008-01-24 Hideo Hosaka Béquille
US7743778B1 (en) * 2009-04-24 2010-06-29 Christine Ann Byrne, legal representative Cane with integral urination aid
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