JPH09285491A - ファスナーテープ、その使い捨ておむつへの取付構造及び当該ファスナーテープを用いた使い捨ておむつ - Google Patents
ファスナーテープ、その使い捨ておむつへの取付構造及び当該ファスナーテープを用いた使い捨ておむつInfo
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- JPH09285491A JPH09285491A JP8131204A JP13120496A JPH09285491A JP H09285491 A JPH09285491 A JP H09285491A JP 8131204 A JP8131204 A JP 8131204A JP 13120496 A JP13120496 A JP 13120496A JP H09285491 A JPH09285491 A JP H09285491A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 紙おむつに使用するファスナーテープの強度
を高め、製造工程を簡略化するとともに、安価に提供す
る。 【解決手段】 シート状の支持体11を折り曲げるとと
もに、当該折り曲げられた支持体11の表面に粘着剤層
12を形成して、固定部10を設ける。また、固定部1
0の折り曲げられた支持体11をさらに外側に折り曲げ
可能にして、重なり合った支持体11の内面同士を、接
着剤層13により接着する。さらに支持体11の裏面に
は、支持体11が重なり合っていない領域において、粘
着剤層21を形成してファスナー部20を設け、ファス
ナーテープAを作製する。固定部10の折り曲げられた
支持体11をさらに外側に折り曲げて、紙おむつ1を挟
むようにして粘着剤層12を紙おむつ1に貼り合わせ、
ファスナーテープAを紙おむつ1に固定する。
を高め、製造工程を簡略化するとともに、安価に提供す
る。 【解決手段】 シート状の支持体11を折り曲げるとと
もに、当該折り曲げられた支持体11の表面に粘着剤層
12を形成して、固定部10を設ける。また、固定部1
0の折り曲げられた支持体11をさらに外側に折り曲げ
可能にして、重なり合った支持体11の内面同士を、接
着剤層13により接着する。さらに支持体11の裏面に
は、支持体11が重なり合っていない領域において、粘
着剤層21を形成してファスナー部20を設け、ファス
ナーテープAを作製する。固定部10の折り曲げられた
支持体11をさらに外側に折り曲げて、紙おむつ1を挟
むようにして粘着剤層12を紙おむつ1に貼り合わせ、
ファスナーテープAを紙おむつ1に固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファスナーテープ及
び当該ファスナーテープを用いた使い捨ておむつに関す
る。具体的には、使い捨ておむつを乳児等の身体にフィ
ットさせるためのファスナーテープの構造及びその固定
方法に関する。
び当該ファスナーテープを用いた使い捨ておむつに関す
る。具体的には、使い捨ておむつを乳児等の身体にフィ
ットさせるためのファスナーテープの構造及びその固定
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】乳児等の身体の大きさに合せて、いわゆ
る使い捨ておむつの大きさを調整し、使い捨ておむつを
乳児等の身体にフィットさせて装着している。この時、
使い捨ておむつにファスナーテープを設け、乳児等の身
体に合わせた後に、ファスナーテープにより適当な大き
さになるようにして、乳児等の身体に固定していた。
る使い捨ておむつの大きさを調整し、使い捨ておむつを
乳児等の身体にフィットさせて装着している。この時、
使い捨ておむつにファスナーテープを設け、乳児等の身
体に合わせた後に、ファスナーテープにより適当な大き
さになるようにして、乳児等の身体に固定していた。
【0003】図6は従来例のファスナーテープ51を用
いた使い捨ておむつ52を示す概略説明図、図7はファ
スナーテープ51と使い捨ておむつ52の接続部分を示
す拡大説明図であって、ファスナーテープ51は、ポリ
エチレンフィルムなどからなる支持体53の片面に粘着
剤層54が形成されており、ファスナーテープ51の一
部が、使い捨ておむつ52の背面側の外面に貼り合わさ
れ、残りのファスナーテープ51は、フリーの状態とな
ったファスナー部55となっている。また、使い捨てお
むつ52とファスナーテープ51との接続強度を高める
ため、別な支持体57上に粘着剤層58が形成されたリ
リーステープ56を、ファスナーテープ51とY字状を
なすようにその端部をファスナーテープ51に接着さ
せ、使い捨ておむつ52の背面側においてリリーステー
プ56の粘着剤層58を使い捨ておむつ52の内面に貼
り合わせている。
いた使い捨ておむつ52を示す概略説明図、図7はファ
スナーテープ51と使い捨ておむつ52の接続部分を示
す拡大説明図であって、ファスナーテープ51は、ポリ
エチレンフィルムなどからなる支持体53の片面に粘着
剤層54が形成されており、ファスナーテープ51の一
部が、使い捨ておむつ52の背面側の外面に貼り合わさ
れ、残りのファスナーテープ51は、フリーの状態とな
ったファスナー部55となっている。また、使い捨てお
むつ52とファスナーテープ51との接続強度を高める
ため、別な支持体57上に粘着剤層58が形成されたリ
リーステープ56を、ファスナーテープ51とY字状を
なすようにその端部をファスナーテープ51に接着さ
せ、使い捨ておむつ52の背面側においてリリーステー
プ56の粘着剤層58を使い捨ておむつ52の内面に貼
り合わせている。
【0004】この使い捨ておむつ52において、使用前
にあっては、ファスナーテープ51のファスナー部55
が、リリーステープ56の支持体57背面に仮着された
状態となっており、ファスナー部55の粘着剤層54が
保護されている。使用時にあっては、このファスナー部
55をリリーステープ56から剥がし、乳児の大きさに
合せて使い捨ておむつ52をフィットさせ、使い捨てお
むつ52の前面側のフロンタル部59に貼り合わせて、
使い捨ておむつ52を装着する。
にあっては、ファスナーテープ51のファスナー部55
が、リリーステープ56の支持体57背面に仮着された
状態となっており、ファスナー部55の粘着剤層54が
保護されている。使用時にあっては、このファスナー部
55をリリーステープ56から剥がし、乳児の大きさに
合せて使い捨ておむつ52をフィットさせ、使い捨てお
むつ52の前面側のフロンタル部59に貼り合わせて、
使い捨ておむつ52を装着する。
【0005】しかしながら、このような構成にあって
は、ファスナーテープ51とリリーステープ56との2
つの構成部分を必要とするため、材料コストが高くつい
ていた。また、ファスナーテープ51とリリーステープ
56とを貼り合わせなければならず、使い捨ておむつ5
2の製造工程が面倒なものになっており、採算性が悪か
った。
は、ファスナーテープ51とリリーステープ56との2
つの構成部分を必要とするため、材料コストが高くつい
ていた。また、ファスナーテープ51とリリーステープ
56とを貼り合わせなければならず、使い捨ておむつ5
2の製造工程が面倒なものになっており、採算性が悪か
った。
【0006】さらに、リリーステープ56の端部をファ
スナーテープ51に貼り合わせる構造となっているた
め、固定安定性が悪く、両者の貼り合わせ部分で破れた
り、剥がれたりするなどの破損が生じやすかった。
スナーテープ51に貼り合わせる構造となっているた
め、固定安定性が悪く、両者の貼り合わせ部分で破れた
り、剥がれたりするなどの破損が生じやすかった。
【0007】また、図示はしないがリリーステープとフ
ァスナーテープの重ね合わせ部分を多くして、リリース
テープとファスナーテープを貼り合わせて一体とした別
なタイプのものも存在するが、この場合にあっても、フ
ァスナーテープとリリーステープとを貼り合わせる工程
が必要で、採算性を向上できなかった。
ァスナーテープの重ね合わせ部分を多くして、リリース
テープとファスナーテープを貼り合わせて一体とした別
なタイプのものも存在するが、この場合にあっても、フ
ァスナーテープとリリーステープとを貼り合わせる工程
が必要で、採算性を向上できなかった。
【0008】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、使い捨てお
むつに使用するファスナーテープの強度を高め、製造工
程を簡略化するとともに、安価に提供することにある。
れたものであり、その目的とするところは、使い捨てお
むつに使用するファスナーテープの強度を高め、製造工
程を簡略化するとともに、安価に提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のファスナーテー
プは、使い捨ておむつを着用者に固定するためのファス
ナーテープであって、テープ状をした支持体をいずれか
一方の端部から当該支持体の一部を重ね合わせるように
折り曲げて、前記折り曲げた支持体の端部から、当該折
り曲げた支持体を外側に折り曲げ可能にして前記重ね合
わされた支持体の内面同士を貼り合わせるとともに当該
重ね合わされた支持体の外面に粘着剤層を形成した固定
部を設け、前記支持体の残る端部において、前記支持体
の内面側に粘着剤層を形成したファスナー部を設けたこ
とを特徴としている。
プは、使い捨ておむつを着用者に固定するためのファス
ナーテープであって、テープ状をした支持体をいずれか
一方の端部から当該支持体の一部を重ね合わせるように
折り曲げて、前記折り曲げた支持体の端部から、当該折
り曲げた支持体を外側に折り曲げ可能にして前記重ね合
わされた支持体の内面同士を貼り合わせるとともに当該
重ね合わされた支持体の外面に粘着剤層を形成した固定
部を設け、前記支持体の残る端部において、前記支持体
の内面側に粘着剤層を形成したファスナー部を設けたこ
とを特徴としている。
【0010】また、本発明のファスナーテープの使い捨
ておむつへの取付構造は、請求項1に記載したファスナ
ーテープの前記固定部において、前記支持体の内面同士
が貼り合わされた部分を使い捨ておむつの外面に貼り合
わせるとともに、前記支持体の内面同士が貼り合わされ
ていない部分を使い捨ておむつの内面に貼り合わせるこ
とを特徴としている。
ておむつへの取付構造は、請求項1に記載したファスナ
ーテープの前記固定部において、前記支持体の内面同士
が貼り合わされた部分を使い捨ておむつの外面に貼り合
わせるとともに、前記支持体の内面同士が貼り合わされ
ていない部分を使い捨ておむつの内面に貼り合わせるこ
とを特徴としている。
【0011】さらに、本発明の使い捨ておむつは、ファ
スナーテープを用いた使い捨ておむつにおいて、ファス
ナーテープが請求項2に記載の取付構造により取付けら
れており、かつ、ファスナーテープの前記ファスナー部
が前記固定部の背面に再剥離可能に貼着されてなること
を特徴としている。
スナーテープを用いた使い捨ておむつにおいて、ファス
ナーテープが請求項2に記載の取付構造により取付けら
れており、かつ、ファスナーテープの前記ファスナー部
が前記固定部の背面に再剥離可能に貼着されてなること
を特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
ファスナーテープAを示す斜視図、図2は当該ファスナ
ーテープAをロール状に巻回した状態を示す斜視図であ
って、ファスナーテープAは、図2に示すようなロール
状に巻回された長尺状のファスナーテープAを、適当な
幅に裁断することにより、図1に示すようなファスナー
テープAを得ることができる。
ファスナーテープAを示す斜視図、図2は当該ファスナ
ーテープAをロール状に巻回した状態を示す斜視図であ
って、ファスナーテープAは、図2に示すようなロール
状に巻回された長尺状のファスナーテープAを、適当な
幅に裁断することにより、図1に示すようなファスナー
テープAを得ることができる。
【0013】ファスナーテープAは、いわゆる使い捨て
となった使い捨ておむつ1に固定するための固定部10
と、乳児等に装着した際に、乳児等の身体の大きさに合
せて使い捨ておむつ1の大きさを調整するためのファス
ナー部20とから構成されている。ポリエチレン、ポリ
プロピレンやポリエチレンテレフタレートなどのプラス
チックフィルムなどからなる支持体11が、その一部を
重ね合わせるようにして折り曲げられて、固定部10が
形成されており、折り曲げられた支持体11の外面に
は、ほぼその全面にわたって粘着剤が塗布された粘着剤
層12が形成されている。この粘着剤層12は、後に使
い捨ておむつ1に固定されるため、適度な粘着(接着)
強度を有するものが好ましい。
となった使い捨ておむつ1に固定するための固定部10
と、乳児等に装着した際に、乳児等の身体の大きさに合
せて使い捨ておむつ1の大きさを調整するためのファス
ナー部20とから構成されている。ポリエチレン、ポリ
プロピレンやポリエチレンテレフタレートなどのプラス
チックフィルムなどからなる支持体11が、その一部を
重ね合わせるようにして折り曲げられて、固定部10が
形成されており、折り曲げられた支持体11の外面に
は、ほぼその全面にわたって粘着剤が塗布された粘着剤
層12が形成されている。この粘着剤層12は、後に使
い捨ておむつ1に固定されるため、適度な粘着(接着)
強度を有するものが好ましい。
【0014】また、折り曲げられた支持体11同士を重
ね合わせて、さらに外側に折り曲げ可能となるように、
接着剤層13によって貼り合わされている。この結果、
重なり合った支持体11の内面同士が容易に剥がれるこ
とがない。この接着剤層13は、支持体11の内面同士
を貼り合わせるためのものであり、両者を強固に接着で
きるものあれば特に材質は問われるものではなく、これ
以外にも適当な接着強度を有する粘着剤や接着性樹脂を
用いることができる、また、接着剤によらず、ヒートシ
ールなどにより、支持体11の内面同士を貼り合わせる
ことにしてもよい。
ね合わせて、さらに外側に折り曲げ可能となるように、
接着剤層13によって貼り合わされている。この結果、
重なり合った支持体11の内面同士が容易に剥がれるこ
とがない。この接着剤層13は、支持体11の内面同士
を貼り合わせるためのものであり、両者を強固に接着で
きるものあれば特に材質は問われるものではなく、これ
以外にも適当な接着強度を有する粘着剤や接着性樹脂を
用いることができる、また、接着剤によらず、ヒートシ
ールなどにより、支持体11の内面同士を貼り合わせる
ことにしてもよい。
【0015】ファスナー部20は固定部10に連続して
形成されており、折り曲げられた側と反対側の支持体1
1の端部の支持体11が重なり合っていない領域におい
て、粘着剤が塗布された別な粘着剤層21が形成されて
いる。この粘着剤層21は、使用前にあっては、固定部
10の裏面に貼り合わされており、使用時には再び剥が
されてフロンタル部に貼り合わせられるために、支持体
11と繰り返し、貼り合わせたり剥がしたりすることが
できるような粘着特性を有するものが望ましい。
形成されており、折り曲げられた側と反対側の支持体1
1の端部の支持体11が重なり合っていない領域におい
て、粘着剤が塗布された別な粘着剤層21が形成されて
いる。この粘着剤層21は、使用前にあっては、固定部
10の裏面に貼り合わされており、使用時には再び剥が
されてフロンタル部に貼り合わせられるために、支持体
11と繰り返し、貼り合わせたり剥がしたりすることが
できるような粘着特性を有するものが望ましい。
【0016】このファスナーテープAは、次のようにし
て作製することができる。まず、図3に示すように、シ
ート状の支持体11の表面(図3では上側に示され、折
り曲げた際には外面となる。)に、その端部から、例え
ば、支持体11の幅(ファスナーテープAの長さに相当
する。以下同じ。)の約2/5程度の領域に、ゴム系や
アクリル系などの粘着剤を塗布して、粘着剤層12を形
成する。
て作製することができる。まず、図3に示すように、シ
ート状の支持体11の表面(図3では上側に示され、折
り曲げた際には外面となる。)に、その端部から、例え
ば、支持体11の幅(ファスナーテープAの長さに相当
する。以下同じ。)の約2/5程度の領域に、ゴム系や
アクリル系などの粘着剤を塗布して、粘着剤層12を形
成する。
【0017】次に、支持体11の裏面(図3では下側に
示され、折り曲げた際には内面となる。)において、前
記粘着剤層12が形成された端部とは反対側の端部か
ら、折り曲げた支持体11と接触しないように、例え
ば、支持体11の幅の約1/5程度の領域に、ゴム系や
アクリル系などの粘着剤を塗布して、粘着剤層21を形
成する。
示され、折り曲げた際には内面となる。)において、前
記粘着剤層12が形成された端部とは反対側の端部か
ら、折り曲げた支持体11と接触しないように、例え
ば、支持体11の幅の約1/5程度の領域に、ゴム系や
アクリル系などの粘着剤を塗布して、粘着剤層21を形
成する。
【0018】さらに、支持体11の裏面には、支持体1
1表面に形成された粘着剤層12とほぼ連続する位置
に、粘着剤層12と重ならないようにして、支持体11
の幅の約1/5程度の領域にゴム系やアクリル系の接着
剤(粘着剤)などを塗布して、接着剤層13を形成す
る。なお、当該接着剤層13は、必ずしも当該位置に設
ける必要もなく、また、支持体11を折り曲げた際に重
なり合った支持体11の内面同士を貼り合わせることが
できる位置に形成すればよく、また、部分的に、例えば
すじ状に接着剤層13を形成して内面同士を貼り合わせ
るようにしてもよい。このとき、支持体11を折り曲げ
た後に支持体11を再度折り曲げ可能に、折り曲げられ
た支持体11の全面が貼り合わせられないよう、接着剤
層13を形成する必要がある。
1表面に形成された粘着剤層12とほぼ連続する位置
に、粘着剤層12と重ならないようにして、支持体11
の幅の約1/5程度の領域にゴム系やアクリル系の接着
剤(粘着剤)などを塗布して、接着剤層13を形成す
る。なお、当該接着剤層13は、必ずしも当該位置に設
ける必要もなく、また、支持体11を折り曲げた際に重
なり合った支持体11の内面同士を貼り合わせることが
できる位置に形成すればよく、また、部分的に、例えば
すじ状に接着剤層13を形成して内面同士を貼り合わせ
るようにしてもよい。このとき、支持体11を折り曲げ
た後に支持体11を再度折り曲げ可能に、折り曲げられ
た支持体11の全面が貼り合わせられないよう、接着剤
層13を形成する必要がある。
【0019】このように粘着剤層12、粘着剤層21及
び接着剤層13を形成した支持体11を、前記接着剤層
13の端部の位置で、支持体11表面の粘着剤層12が
外側に位置するように折り曲げ、折り曲げられた支持体
11の内面を接着剤層13に貼り合わせ、図2に示すよ
うにロール状に巻回したファスナーテープAを作製す
る。その後、このロール状に巻回されたファスナーテー
プAを所定幅で裁断することにより、図1に示すファス
ナーテープAを作製することができる。
び接着剤層13を形成した支持体11を、前記接着剤層
13の端部の位置で、支持体11表面の粘着剤層12が
外側に位置するように折り曲げ、折り曲げられた支持体
11の内面を接着剤層13に貼り合わせ、図2に示すよ
うにロール状に巻回したファスナーテープAを作製す
る。その後、このロール状に巻回されたファスナーテー
プAを所定幅で裁断することにより、図1に示すファス
ナーテープAを作製することができる。
【0020】このファスナーテープAは、図4に示すよ
うにして使い捨ておむつ1に固定される。つまり、固定
部10の支持体11の内面同士が貼り合わされた領域
を、使い捨ておむつ1背面側の外面に貼り合わせる。ま
た、残る固定部10を、内側に折り曲げて、使い捨てお
むつ1背面側の内面に貼り合わせ、ファスナーテープA
を使い捨ておむつ1に固定する。一方、ファスナー部2
0も、図5に示すように内側に折り曲げ、粘着剤層21
を固定部10の支持体11の裏面に仮着する。このと
き、必要に応じて、粘着剤層21が仮着される固定部1
0の支持体11の裏面に離型剤層を設けてもよく、この
ように離型剤層を設ければ、容易にファスナー部20を
剥がしたり、くっ付けたりすることができる。
うにして使い捨ておむつ1に固定される。つまり、固定
部10の支持体11の内面同士が貼り合わされた領域
を、使い捨ておむつ1背面側の外面に貼り合わせる。ま
た、残る固定部10を、内側に折り曲げて、使い捨てお
むつ1背面側の内面に貼り合わせ、ファスナーテープA
を使い捨ておむつ1に固定する。一方、ファスナー部2
0も、図5に示すように内側に折り曲げ、粘着剤層21
を固定部10の支持体11の裏面に仮着する。このと
き、必要に応じて、粘着剤層21が仮着される固定部1
0の支持体11の裏面に離型剤層を設けてもよく、この
ように離型剤層を設ければ、容易にファスナー部20を
剥がしたり、くっ付けたりすることができる。
【0021】このファスナーテープAにあっては、上述
したように一枚のシート状の支持体11から作製するこ
とができるので、部品点数を減らすことができ、コスト
を削減することができる。また、製造工程が簡単にな
り、ファスナテープをより安価に提供でき、使い捨てお
むつの製造コストを削減できる。
したように一枚のシート状の支持体11から作製するこ
とができるので、部品点数を減らすことができ、コスト
を削減することができる。また、製造工程が簡単にな
り、ファスナテープをより安価に提供でき、使い捨てお
むつの製造コストを削減できる。
【0022】また、ファスナー部20の粘着剤層12の
厚さを調整することにより、ファスナーテープAの厚さ
をファスナーテープAの全幅に渡って、ほぼ均一にでき
る。このため、ロール状に巻回した場合にも、安定した
形状のものを得ることができる。
厚さを調整することにより、ファスナーテープAの厚さ
をファスナーテープAの全幅に渡って、ほぼ均一にでき
る。このため、ロール状に巻回した場合にも、安定した
形状のものを得ることができる。
【0023】さらに、支持体11を折り曲げて使い捨て
おむつ1をはさみ込み、使い捨ておむつ1に固定してい
るので、固定部分が容易に剥がれず、また、破損しにく
い構造となる。
おむつ1をはさみ込み、使い捨ておむつ1に固定してい
るので、固定部分が容易に剥がれず、また、破損しにく
い構造となる。
【0024】しかも、固定部10は、支持体11が重ね
合わせられ、支持体11の内面同士が接着剤層13で貼
り合わされているため、強固な構造になり、ファスナー
テープAを安定に使い捨ておむつ1に固定することがで
きる。
合わせられ、支持体11の内面同士が接着剤層13で貼
り合わされているため、強固な構造になり、ファスナー
テープAを安定に使い捨ておむつ1に固定することがで
きる。
【0025】本発明は上記実施例に限られるのは言うま
でもなく、例えば、ファスナー部20の支持体11端部
に粘着剤が塗布されていない把持部(図示せず)を設け
ることにしてもよい。このような把持部を設けると、把
持部を掴んでファスナー部20を簡単に剥がすことがで
き、また、粘着剤が指に付着しないので、より一層使い
易いものになる。
でもなく、例えば、ファスナー部20の支持体11端部
に粘着剤が塗布されていない把持部(図示せず)を設け
ることにしてもよい。このような把持部を設けると、把
持部を掴んでファスナー部20を簡単に剥がすことがで
き、また、粘着剤が指に付着しないので、より一層使い
易いものになる。
【0026】
【発明の効果】本発明のファスナーテープによれば、使
い捨ておむつを着用者に固定するためのファスナーテー
プであって、テープ状をした支持体をいずれか一方の端
部から当該支持体の一部を重ね合わせるように折り曲げ
て、前記折り曲げた支持体の端部から、当該折り曲げた
支持体を外側に折り曲げ可能にして前記重ね合わされた
支持体の内面同士を貼り合わせるとともに当該重ね合わ
された支持体の外面に粘着剤層を形成した固定部を設
け、前記支持体の残る端部において、前記支持体の内面
側に粘着剤層を形成したファスナー部を設けているの
で、一つの構成部品から作製することができ、また、2
つの部品を貼り合わせるという工程を無くせるため、フ
ァスナーテープの製造工程を簡単にできる。したがっ
て、ファスナーテープを安価に作製でき、使い捨ておむ
つの製造コストを安価にできる。
い捨ておむつを着用者に固定するためのファスナーテー
プであって、テープ状をした支持体をいずれか一方の端
部から当該支持体の一部を重ね合わせるように折り曲げ
て、前記折り曲げた支持体の端部から、当該折り曲げた
支持体を外側に折り曲げ可能にして前記重ね合わされた
支持体の内面同士を貼り合わせるとともに当該重ね合わ
された支持体の外面に粘着剤層を形成した固定部を設
け、前記支持体の残る端部において、前記支持体の内面
側に粘着剤層を形成したファスナー部を設けているの
で、一つの構成部品から作製することができ、また、2
つの部品を貼り合わせるという工程を無くせるため、フ
ァスナーテープの製造工程を簡単にできる。したがっ
て、ファスナーテープを安価に作製でき、使い捨ておむ
つの製造コストを安価にできる。
【0027】また、ファスナー部の粘着剤層の厚さを調
整することにより、ファスナーテープの全体の厚さをほ
ぼ均一にすることができ、ファスナーテープをロール状
に巻回した場合にも、安定した形状になり、その保管時
や輸送時に安定した積載が可能になる。
整することにより、ファスナーテープの全体の厚さをほ
ぼ均一にすることができ、ファスナーテープをロール状
に巻回した場合にも、安定した形状になり、その保管時
や輸送時に安定した積載が可能になる。
【0028】さらに、固定部において支持体の内面同士
が貼り合わされていない部分を折り曲げることにより、
おむつを固定部で挟むようにしてファスナーテープを簡
単におむつに固定することができる。
が貼り合わされていない部分を折り曲げることにより、
おむつを固定部で挟むようにしてファスナーテープを簡
単におむつに固定することができる。
【0029】また、使い捨ておむつへの固定部分におい
て支持体を折り曲げた構造にできるので、固定部分が容
易に破損せず、丈夫な使い捨ておむつにできる。
て支持体を折り曲げた構造にできるので、固定部分が容
易に破損せず、丈夫な使い捨ておむつにできる。
【0030】したがって、このようなファスナーテープ
を用い、当該ファスナーテープの固定部において、支持
体の内面同士が貼り合わされた部分を使い捨ておむつの
外面に貼り合わせるとともに、前記支持体の内面同士が
貼り合わされていない部分を使い捨ておむつの内面に貼
り合わせることにより、丈夫な使い捨ておむつを安価に
提供できる。
を用い、当該ファスナーテープの固定部において、支持
体の内面同士が貼り合わされた部分を使い捨ておむつの
外面に貼り合わせるとともに、前記支持体の内面同士が
貼り合わされていない部分を使い捨ておむつの内面に貼
り合わせることにより、丈夫な使い捨ておむつを安価に
提供できる。
【図1】本発明のファスナーテープを示す斜視図であ
る。
る。
【図2】同上のファスナーテープがロール状に巻回され
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図3】同上のファスナーテープを作製するための支持
体を示す側面図である。
体を示す側面図である。
【図4】同上のファスナーテープを、ファスナー部を開
いた状態で、使い捨ておむつに固定した状態を示す一部
破断した説明図である。
いた状態で、使い捨ておむつに固定した状態を示す一部
破断した説明図である。
【図5】同上のファスナーテープを、ファスナー部を閉
じた状態で、使い捨ておむつに固定した状態を示す一部
破断した説明図である。
じた状態で、使い捨ておむつに固定した状態を示す一部
破断した説明図である。
【図6】従来例のファスナーテープを用いた使い捨てお
むつを示す説明図である。
むつを示す説明図である。
【図7】同上のファスナーテープと使い捨ておむつの貼
り合わせ部分を示す拡大説明図である。
り合わせ部分を示す拡大説明図である。
A ファスナーテープ 1 使いすておむつ 10 固定部 11 支持体 12 粘着剤層 13 接着剤層 20 ファスナー部 21 粘着剤層
フロントページの続き (72)発明者 前田 和久 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 使い捨ておむつを着用者に固定するため
のファスナーテープであって、 テープ状をした支持体をいずれか一方の端部から当該支
持体の一部を重ね合わせるように折り曲げて、前記折り
曲げた支持体の端部から、当該折り曲げた支持体を外側
に折り曲げ可能にして前記重ね合わされた支持体の内面
同士を貼り合わせるとともに当該重ね合わされた支持体
の外面に粘着剤層を形成した固定部を設け、前記支持体
の残る端部において、前記支持体の内面側に粘着剤層を
形成したファスナー部を設けたことを特徴とするファス
ナーテープ。 - 【請求項2】 請求項1に記載したファスナーテープの
前記固定部において、 前記支持体の内面同士が貼り合わされた部分を使い捨て
おむつの外面に貼り合わせるとともに、前記支持体の内
面同士が貼り合わされていない部分を使い捨ておむつの
内面に貼り合わせることを特徴とするファスナーテープ
の使い捨ておむつへの取付構造。 - 【請求項3】 ファスナーテープを用いた使い捨ておむ
つにおいて、 ファスナーテープが請求項2に記載の取付構造により取
付けられており、かつ、ファスナーテープの前記ファス
ナー部が前記固定部の背面に再剥離可能に貼着されてな
ることを特徴とする使い捨ておむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8131204A JPH09285491A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | ファスナーテープ、その使い捨ておむつへの取付構造及び当該ファスナーテープを用いた使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8131204A JPH09285491A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | ファスナーテープ、その使い捨ておむつへの取付構造及び当該ファスナーテープを用いた使い捨ておむつ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09285491A true JPH09285491A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=15052485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8131204A Pending JPH09285491A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | ファスナーテープ、その使い捨ておむつへの取付構造及び当該ファスナーテープを用いた使い捨ておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09285491A (ja) |
-
1996
- 1996-04-25 JP JP8131204A patent/JPH09285491A/ja active Pending
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