JPH09284714A - 圧縮記録画像再生装置 - Google Patents

圧縮記録画像再生装置

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JPH09284714A
JPH09284714A JP9801896A JP9801896A JPH09284714A JP H09284714 A JPH09284714 A JP H09284714A JP 9801896 A JP9801896 A JP 9801896A JP 9801896 A JP9801896 A JP 9801896A JP H09284714 A JPH09284714 A JP H09284714A
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潔 福井
Toshihisa Nakai
敏久 中井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像の1フレーム毎を複数のエリアに分割
し、所定フレーム周期で複数のエリアの全てを少なくと
も1度はフレーム内予測符号化して圧縮記録した圧縮画
像データを、使用者の指定に応じた任意のフレームから
再生する際に、指定されたフレームから正しい復号化動
画像を得る。 【解決手段】 指定された画像でフレーム内予測符号化
が行われる所定フレーム周期を読み出し、再生開始を指
定されたフレームの所定フレーム周期分前のフレームを
圧縮画像データの読み出し開始位置に設定し、読み出し
た圧縮画像データを復号化すると共に、復号化されてい
る動画像のフレーム番号を監視し、そのフレーム番号が
上記読み出し開始位置のフレーム番号と一致したとき復
号化画像の出力を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧縮記録画像再生
装置に関し、例えば、圧縮記録された動画像を使用者の
指定に従って任意のフレームから再生するものに適用し
得る。
【0002】
【従来の技術】従来、MPEG(moving picture exper
ts group)等の動画像圧縮用の高能率符号化方式では、
圧縮効率を高めるためにフレーム間予測符号化が取り入
れられている。フレーム間予測符号化は動画像のフレー
ム間の相関が高いという性質を利用し、1つ前のフレー
ムの画像から現在のフレームの画像を予測し、それらの
差分データ(予測誤差データ)を符号化圧縮する方式で
ある。
【0003】しかし、シーンチェンジの直後の画像は直
前の画像との相関がほとんどないので、フレーム間予測
の効果はほとんど得られない。そこで、MPEG等の動
画像圧縮符号化方式では、フレーム相関の高いフレーム
ではフレーム間予測符号化を行い、シーンチェンジ直後
等のフレーム相関が低いフレームではフレーム内予測符
号化を用いるといったように、2つの予測法を適宜切替
えて符号化を行っている。このようにフレーム単位で予
測方法を切替える符号化方法を第1の符号化方法とす
る。
【0004】ところが、このような符号化方法を用いて
圧縮記録された動画像を任意のフレームから再生する場
合、再生を開始する最初のフレームがフレーム内予測符
号化されたものでなければ、しばらくの間無意味な画像
が表示されてしまう問題が生じる。
【0005】例えば、動きのない背景を背に人物を撮影
したような画像では、長時間にわたってほとんど同じ映
像が連続するため、第1フレームだけフレーム内予測が
行われた後は、フレーム間予測が継続的に実行される。
そして、こうしたフレーム内予測誤差データをほとんど
もたないでフレーム間予測誤差データが大半を占める圧
縮画像を再生する場合、最初のシーンから再生する場合
は問題ないが、途中から再生したような場合には、次に
フレーム内予測による予測誤差データが得られるまでに
かなりの時間がかかってしまい、その間無意味な画像が
表示され続けてしまう。
【0006】この問題を解決するため、上記第1の符号
化方法を用いて圧縮記録された動画像を、使用者の指定
に従って再生する際に、使用者により指定された再生位
置に対し、再生位置に最も近い位置に記録されているフ
レーム内予測符号化により圧縮されたフレームの画像を
再生し、これを再生初期画像とすることにより、速やか
な実質再生を実現する圧縮記録画像の対話型再生方式が
提案されている(特公平5−85111号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記圧縮記
録画像の対話型再生方式において、シーンチェンジが少
ないためにフレーム内予測符号化がほとんど選択されて
いない動画像の再生を行うと、使用者の指定した再生開
始位置と実質再生開始位置が大きくずれてしまう。この
問題は、シーンチェンジ以外にも適当な間隔で、フレー
ム内予測符号化を織り交ぜつつ符号化を行うことにより
解決できる。ところが一般に、フレーム内予測による予
測誤差データはフレーム間予測による予測誤差データと
比べて非常に大きい。このため、フレーム内予測符号化
が行われたフレームの圧縮画像データ量は、1フレーム
当たりの平均圧縮画像データ量と比べて非常に大きくな
る。
【0008】また、1つのフレームの画像を再生するに
は、当然そのフレームの全ての圧縮画像データの復号が
終了するのを待つ必要がある。従って、圧縮画像を再生
するには、1フレーム当たりの最大圧縮画像データ量を
復号するのにかかる時間分の遅延が生じる。この遅延時
間を小さくすることのできる符号化方法として、次の方
法が提案されている。
【0009】すなわち、1フレームを複数のエリアに分
割し、予測方法の選択及び符号化は分割されたエリア毎
に独立して行い、分割されたエリアのうち一定数のエリ
アの予測方法をフレーム内予測にする。さらに、フレー
ム内予測を行うエリアをフレーム毎に移動させ、P(定
数)フレーム毎にフレーム内の全エリアでフレーム内予
測が行われるようにする。
【0010】図2はこの符号化方法を説明するものであ
り、1フレームを4つのエリアに分割し、4フレーム毎
(P=4)にフレーム内の全エリアでフレーム内予測が
行われるようにする例である。第iフレームでは#1の
エリアでフレーム内予測符号化を行い、他の3つのエリ
アではフレーム間予測符号化を行う(図2(A))。第
i+1フレームでは#2のエリアで(図2(B))、第
i+2フレームでは#3のエリアで(図2(C))、第
i+3フレームでは#4のエリアで(図2(D))それ
ぞれフレーム内予測符号化を行い、第i+4フレームで
は再び#1のエリアでフレーム内予測符号化を行う(図
2(E))。
【0011】このように、各エリアは4フレーム周期で
フレーム内予測符号化される。こうすることにより、フ
レーム内の各エリアは全てPフレーム毎にフレーム内予
測符号化が行われるにも拘らず、各フレームで生じる符
号量の変動は小さくなり(平均化され)、1フレーム当
たりの最大符号量を小さくすることができる。このよう
な符号化方法を第2の符号化方法とする。
【0012】しかし、この第2の符号化方法を用いた場
合、フレーム内予測のみを用いて符号化されたフレーム
はなくなるので、第1の符号化方法について上述した圧
縮記録画像の対話型再生方式は適用できなくなる。
【0013】このように第2の符号化方法で圧縮記録さ
れた動画像を途中から再生する場合、1度もフレーム内
予測符号化が行われていないエリアは予測誤差データし
か復号され得ないので、無意味な画像が復号される。フ
レーム内の全てのエリアでフレーム内予測符号化が行わ
れ、意味がある画像が表示されるのは、再生を開始して
からPフレーム後である。このように、上記第2の符号
化方法を用いて圧縮記録された画像データに対し、使用
者の指定に従って任意のフレームから画像の再生を行う
と、再生位置からPフレーム間無意味な画像が表示され
てしまう問題があった。
【0014】そのため、動画像の1フレーム毎を複数の
エリアに分割し、その複数のエリアについてフレーム内
予測符号化又はフレーム間予測符号化し、所定フレーム
周期で複数のエリアの全てを少なくとも1度はフレーム
内予測符号化して圧縮記録した圧縮画像データを、使用
者の指定に応じた任意のフレームから再生する際に、指
定されたフレームから正しい復号化動画像を得ることが
できる圧縮記録画像再生装置が望まれている。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、この発明に係る圧縮記録画像再生装置は、動画像の
1フレーム毎を複数のエリアに分割し、その複数のエリ
アについてフレーム内予測符号化又はフレーム間予測符
号化し、所定フレーム周期で複数のエリアの全てを少な
くとも1度はフレーム内予測符号化して圧縮記録した圧
縮画像データを、使用者の指定に応じた任意のフレーム
から再生する圧縮記録画像再生装置において、指定され
た画像でフレーム内予測符号化が行われる所定フレーム
周期を読み出す符号化周期読み出し手段と、再生開始を
指定されたフレームの所定フレーム周期分前のフレーム
を圧縮画像データの読み出し開始位置に設定する読み出
し開始位置設定手段と、読み出した圧縮画像データを復
号化する復号化手段と、復号化されている動画像のフレ
ーム番号を監視し、そのフレーム番号が上記読み出し開
始位置のフレーム番号と一致したとき復号化画像の出力
を開始させる出力制御手段とを設けるようにした。
【0016】また、次の発明に係る圧縮記録画像再生装
置は、動画像の1フレーム毎を複数のエリアに分割し、
その複数のエリアについてフレーム内予測符号化又はフ
レーム間予測符号化し、所定フレーム周期で複数のエリ
アの全てを少なくとも1度はフレーム内予測符号化して
圧縮記録した圧縮画像データを、使用者の指定に応じた
任意のフレームから再生する圧縮記録画像再生装置にお
いて、読み出した圧縮画像データを復号化する復号化手
段と、その復号化手段への圧縮画像データの入力を、少
なくとも1度フレーム内予測符号化が行われたエリアの
みに制限する入力制御手段と、全てのエリアで復号化が
開始された時点から復号化画像の出力を開始させる出力
制御手段とを設けるようにした。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態について説明する。
【0018】〔第1の実施形態〕図1は、この発明によ
る圧縮記録画像再生装置の第1の実施形態の構成を示す
ブロック図である。この装置は、タイトル入力端子T01
及び再生開始フレーム入力端子T02の2つの入力端子
と、復号化画像出力端子T03を持っており、使用者が2
つの入力端子に、再生したい画像のタイトル(T01)及
び再生を開始したいフレーム番号(T02)を入力するこ
とにより、所望の復号化画像データが復号化画像出力端
子T03から得られるようになされている。
【0019】タイトル入力端子T01は、記憶装置読み出
しインターフェース101に接続されており、この記憶
装置読み出しインターフェース101は入力されたタイ
トルに従って読み出すべき圧縮画像データを選択する。
符号化周期読み出し回路102は、記憶装置読み出しイ
ンターフェース101を通じて、読み出しを指定された
圧縮画像データでフレーム内予測符号化が行われている
フレーム周期Pを読み取る。読み出し開始フレーム計算
回路103では、このフレーム周期Pと再生開始フレー
ム入力端子T02で指定された再生開始フレーム番号から
読み出しを開始するフレーム番号を計算し、記憶装置読
み出しインターフェース101に伝える。次いで、記憶
装置読み出しインターフェース101は読み出し開始フ
レーム計算回路103で計算された読み出し開始フレー
ムから圧縮画像データを読み出し、復号化回路104で
読み出された圧縮画像データを復号化する。
【0020】復号化回路104と復号化画像出力端子T
03の間にはアンドゲート106が設けられており、復号
化画像データの出力タイミングが制御される。アンドゲ
ート106はフレーム番号監視回路105から出力開始
のゲート信号が入力されるとゲートを開き、復号化画像
データの出力を開始する。ここで、フレーム番号監視回
路105は圧縮画像データから現在復号化されている画
像のフレーム番号を監視する回路である。
【0021】このような構成において、使用者がタイト
ル入力端子T01を通して再生を指定した画像は、上述し
た第2の符号化方法を用いて圧縮されているものとし
て、動作を説明する。
【0022】すなわち、使用者はまずタイトル入力端子
T01に再生したい画像のタイトルを、再生開始フレーム
入力端子T02に再生を開始したいフレーム番号を入力す
る。
【0023】記憶装置読み出しインターフェース101
は、タイトル入力端末T01に入力された画像のタイトル
に従って、読み出すべき圧縮画像データを選択する。符
号化周期読み出し回路102では、記憶装置読み出しイ
ンターフェース101を通じて、読み出す圧縮画像デー
タでフレーム内予測符号化が行われるフレーム周期Pを
読み取り、読み出し開始フレーム計算回路103に伝え
る。読み出し開始フレーム計算回路103は、記憶装置
読み出しインターフェース101に指示を与え、再生開
始フレーム入力端子T02で指定された再生開始フレーム
のPフレーム前の圧縮画像データから読み出しを開始さ
せる。
【0024】読み出された圧縮画像データは復号化回路
104に入力され復号化される。この時点で復号化回路
104から出力される復号化画像は、部分的にしかフレ
ーム内予測符号化が行われておらず、フレーム間予測符
号化しか行われていないエリアではフレーム間予測誤差
のみで画像が構成されるので、意味のない画像になって
いる。この無意味な画像の表示を避けるため、復号化回
路104と復号化画像出力端子T03の間にアンドゲート
106が設けられている。このアンドゲート106はフ
レーム番号監視回路105とも接続されており、フレー
ム番号監視回路105がアンドゲート106の開閉を制
御する。フレーム番号監視回路105は、読み出された
圧縮画像データのフレーム番号を監視しており、現在復
号化されている画像のフレーム番号が、使用者が再生開
始を指定したフレーム番号と一致したときに出力開始を
示すゲート信号をアンドゲート106に送る。アンドゲ
ート106はこのゲート信号を受けることによりゲート
を開き、出力を開始する。
【0025】上述した第2の符号化方法では、Pフレー
ム毎にフレーム内の全エリアでフレーム内予測符号化が
行われる。従って、Pフレーム復号化して指定されたフ
レームまで達した時点では、フレーム内の全エリアで意
味のある画像が復号されているので、その画像を再生初
期画像とすることにより無意味な画像を表示することな
く、指定されたフレームから表示を開始することができ
る。
【0026】このような構成によれば、前記第2の符号
化方法を用いて圧縮記録した動画像データを任意のフレ
ームから再生する場合、復号開始後の始めのPフレーム
は無意味な画像が表示されることが予め分かっており、
この第1の実施形態では、指定されたフレームのPフレ
ーム前から復号を開始しているので、指定されたフレー
ムでは正しい復号化動画像を得ることができる。この画
像を再生初期画像として表示を開始することにより、再
生開始後に無意味な画像が表示されることなく、指定さ
れたフレームから表示することができる。
【0027】〔第2の実施形態〕図3は、この発明によ
る圧縮記録画像再生装置の第2の実施形態の構成を示す
ブロック図である。この装置は、タイトル入力端子T01
及び再生開始フレーム入力端子T02の2つの入力端子
と、復号化画像出力端子T03を持っており、使用者が2
つの入力端子に、再生したい画像のタイトル(T01)及
び再生を開始したいフレーム番号(T02)を入力するこ
とにより、所望の復号化画像データが復号化画像出力端
子T03から得られるようになされている。
【0028】タイトル入力端子T01は、記憶装置読み出
しインターフェース101に接続されており、この記憶
装置読み出しインターフェース101は入力されたタイ
トルに従って読み出すべき圧縮画像データを選択する。
符号化周期読み出し回路102は、記憶装置読み出しイ
ンターフェース101を通じて、読み出しを指定された
圧縮画像データでフレーム内予測符号化が行われている
フレーム周期Pを読み取る。読み出し開始フレーム計算
回路103では、このフレーム周期Pと再生開始フレー
ム入力端子T02で指定された再生開始フレーム番号から
読み出しを開始するフレーム番号を計算し、記憶装置読
み出しインターフェース101に伝える。次いで、記憶
装置読み出しインターフェース101は読み出し開始フ
レーム計算回路103で計算された読み出し開始フレー
ムから圧縮画像データを読み出しを開始する。
【0029】読み出された圧縮画像データは復号制御部
207、復号化回路104の前段に設けられたアンドゲ
ート208及びフレーム番号監視回路105に入力され
る。復号制御部207は予測方法監視回路207a、復
号化開始情報テーブル207b及び復号ON/OFF制
御回路207cより構成されている。復号ON/OFF
制御回路207cはエリア毎に復号化するか否かの制御
を行う回路で、復号化開始情報テーブル207b及び復
号化回路104の前段に設けられたアンドゲート208
に接続されている。復号化開始情報テーブル207bに
はエリア毎にそのエリアの復号化を開始したか開始して
いないかを示すフラグが用意されており、復号ON/O
FF制御回路207cはそのフラグを参照して、復号化
回路104への圧縮画像データの入力を制御する。予測
方法監視回路207aはエリア毎の予測方法を監視する
回路で、各エリアで用いられている予測方法に従って、
復号化開始情報テーブル207bの内容を更新する。
【0030】復号化回路104の前段に設けられたアン
ドゲート208は、圧縮画像データの復号化回路104
への入力の制御に用いられる。復号ON/OFF制御回
路207cが復号化開始情報テーブル207bの情報に
従い、エリア毎にアンドゲート208の開閉を制御す
る。フレーム番号監視回路105は読み出された圧縮画
像データから現在復号化されている画像のフレーム番号
を監視する回路で、復号化回路104と復号化画像出力
端子T03の間に設けられたアンドゲート106に接続さ
れており、復号化画像データの出力タイミングを制御す
る。アンドゲート106はフレーム番号監視回路105
から出力開始のゲート信号が入力されるとゲートを開
き、復号化画像データの出力を開始する。
【0031】このような構成において、使用者がタイト
ル入力端子T01を通して再生を指定した画像は、上述し
た第2の符号化方法を用いて圧縮されているものとし
て、この第2の実施形態の動作を説明する。
【0032】すなわち、使用者はまずタイトル入力端子
T01に再生したい画像のタイトルを、再生開始フレーム
入力端子T02に再生を開始したいフレーム番号を入力す
る。
【0033】記憶装置読み出しインターフェース101
は、タイトル入力端末T01に入力された画像のタイトル
に従って、読み出すべき圧縮画像データを選択する。符
号化周期読み出し回路102では、記憶装置読み出しイ
ンターフェース101を通じて、読み出す圧縮画像デー
タでフレーム内予測符号化が行われるフレーム周期Pを
読み取り、読み出し開始フレーム計算回路103に伝え
る。読み出し開始フレーム計算回路103は、記憶装置
読み出しインターフェース101に指示を与え、再生開
始フレーム入力端子T02で指定された再生開始フレーム
のPフレーム前の圧縮画像データから読み出しを開始さ
せる。
【0034】読み出された圧縮画像データは復号制御部
207、復号化回路104の前段に設けられたアンドゲ
ート208及びフレーム番号監視回路105に入力され
る。復号制御部207ではエリア毎に復号化するか否か
を制御する。まず、予測方法監視部207aで各エリア
の予測方法を調べ、フレーム内予測符号化が選択されて
いると、復号化開始情報テーブル207bの該当するフ
ラグをONにする。ただし、復号化開始情報テーブル2
07bの各フラグは復号化開始前に全てOFFにしてお
く。復号ON/OFF制御回路207cはこのテーブル
を参照し、フラグがONになっているエリアのデータが
読み出されている間、アンドゲート208にゲート信号
を送る。アンドゲート208はゲート信号が入力される
とゲートを開き、復号化回路104に圧縮画像データが
入力されて、復号化が行われる。従って復号化回路10
4は復号ON/OFF制御回路に許可されたエリアのみ
を復号化する。
【0035】復号化回路104から出力される復号化画
像は、しばらくの間(読み出し開始後Pフレームの間)
フレーム内の一部のエリアしか復号化されていないの
で、フレーム全体の画像を作ることはできない。そこ
で、復号化回路104と復号化画像出力端子T03の間に
アンドゲート106が設けられている。このアンドゲー
ト106はフレーム番号監視回路105とも接続されて
おり、フレーム番号監視回路105がアンドゲート10
6の開閉を制御する。フレーム番号監視回路105は、
読み出された圧縮画像データのフレーム番号を監視して
おり、現在復号化されている画像のフレーム番号が、使
用者が再生開始を指定したフレーム番号と一致したとき
に出力開始を示すゲート信号をアンドゲート106に送
る。アンドゲート106は、このゲート信号を受けるこ
とによりゲートを開き、出力を開始する。
【0036】上述した第2の符号化方法では、Pフレー
ム毎にフレーム内の全エリアでフレーム内予測符号化が
行われる。従って、Pフレーム復号化して指定されたフ
レームまで達した時点では、フレーム内の全エリアで復
号が開始されており、その時点の画像を再生初期画像と
することにより、無意味な画像を表示することなく指定
されたフレームから表示を開始することができる。
【0037】このような構成によれば、上述した第1の
実施形態の効果に加えて、少なくとも1度はフレーム内
予測符号化されたエリアのみ復号化するようにしたこと
により、復号開始時の無意味な画像が復号されるエリ
ア、すなわちフレーム内予測符号化が行われていないエ
リアの復号化を省略することができ、その分復号化回路
の処理が軽減できる。
【0038】〔第3の実施形態〕図4は、この発明によ
る圧縮記録画像再生装置の第3の実施形態の構成を示す
ブロック図である。この装置はタイトル入力端子T01及
び再生開始フレーム入力端子T02の2つの入力端子と、
復号化画像出力端子T03を持っており、使用者が2つの
入力端子に、再生したい画像のタイトル(T01)及び再
生を開始したいフレーム番号(T02)を入力することに
より、所望の復号化画像データが復号化画像出力端子T
03から得られるようになされている。
【0039】タイトル入力端子T01は記憶装置読み出し
インターフェース101に接続されており、この記憶装
置読み出しインターフェース101は入力されたタイト
ルに従って読み出すべき圧縮画像データを選択する。符
号化周期読み出し回路102は、記憶装置読み出しイン
ターフェース101を通じて、読み出しを指定された圧
縮画像データでフレーム内予測符号化が行われているフ
レーム周期Pを読み取る。読み出し開始フレーム計算回
路103では、このフレーム周期Pと再生開始フレーム
入力端子T02で指定された再生開始フレーム番号から読
み出しを開始するフレーム番号を計算し、記憶装置読み
出しインターフェース101に伝える。次いで、記憶装
置読み出しインターフェース101は読み出し開始フレ
ーム計算回路103で計算された読み出し開始フレーム
から圧縮画像データを読み出しを開始する。読み出され
た圧縮画像データは復号制御部307及び復号化回路1
04の前段に設けられたアンドゲート208に入力され
る。
【0040】復号制御部307は予測方法監視回路20
7a、復号化開始情報テーブル307b及び復号ON/
OFF制御回路207cで構成されている。復号ON/
OFF制御回路207cは、エリア毎に復号化するか否
かの制御を行う回路で、復号化開始情報テーブル307
b及び復号化回路104の前段に設けられたアンドゲー
ト208に接続されている。復号化開始情報テーブル3
07bにはエリア毎にそのエリアの復号化を開始したか
否かを示すフラグが用意されており、復号ON/OFF
制御回路207cはその情報を参照して、復号化回路1
04への圧縮画像データの入力を制御する。予測方法監
視回路207aはエリア毎の予測方法を監視する回路
で、各エリアで用いられている予測方法に従って、復号
化開始情報テーブル207bの内容を更新する。
【0041】復号化回路104の前段に設けられたアン
ドゲート208は圧縮画像データの復号化回路104へ
の入力の制御に用いられる。復号ON/OFF制御回路
207cが復号化開始情報テーブル307bのフラグに
従い、エリア毎にアンドゲート208の開閉を制御す
る。復号化回路104と復号化画像出力端子T03の間に
はアンドゲート106が設けられており、復号化画像デ
ータの出力タイミングが制御される。このアンドゲート
106は復号制御部307の復号化開始情報テーブル3
07bとの接続されており、復号化開始情報テーブル3
07bから出力開始のゲート信号が入力されるとゲート
を開き、復号化画像データの出力を開始する。
【0042】このような構成において、使用者がタイト
ル入力端子T01を通して再生を指定した画像は、上述し
た第2の符号化方法を用いて圧縮されているものとし
て、動作を説明する。すなわち、使用者はまずタイトル
入力端子T01に再生したい画像のタイトルを、再生開始
フレーム入力端子T02に再生を開始したいフレーム番号
を入力する。
【0043】記憶装置読み出しインターフェース101
は、タイトル入力端末T01に入力された画像のタイトル
に従って、読み出すべき圧縮画像データを選択する。符
号化周期読み出し回路102では、記憶装置読み出しイ
ンターフェース101を通じて、読み出す圧縮画像デー
タでフレーム内予測符号化が行われるフレーム周期Pを
読み取り、読み出し開始フレーム計算回路103に伝え
る。読み出し開始フレーム計算回路103は、記憶装置
読み出しインターフェース101に指示を与え、再生開
始フレーム入力端子T02で指定された再生開始フレーム
のPフレーム前の圧縮画像データから読み出しを開始さ
せる。読み出された圧縮画像データは復号制御部307
及び復号化回路104の前段に設けられたアンドゲート
208に入力される。
【0044】復号制御部307ではエリア毎に復号化す
るか否かを制御する。まず、予測方法監視部207aで
各エリアの予測方法を調べ、フレーム内予測符号化が選
択されていると、復号化開始情報テーブル307bの該
当するフラグをONにする。ただし、復号化開始情報テ
ーブル307bの各フラグは復号化開始前に予め全てO
FFにしておく。復号ON/OFF制御回路207cは
このテーブルを参照し、フラグがONになっているエリ
アのデータが読み出されている間、アンドゲート208
にゲート信号を送る。アンドゲート208はゲート信号
が入力されるとゲートを開き、復号化回路104に圧縮
画像データが入力されて復号化が行われる。従って、復
号化回路104は復号ON/OFF制御回路207cに
許可されたエリアのみを復号化する。
【0045】復号化回路104から出力される復号化画
像は、しばらくの間(読み出し開始後Pフレームの間)
フレーム内の一部のエリアしか復号化されていないの
で、フレーム全体の画像を作ることはできない。そこ
で、復号化回路104と復号化画像出力端子T03の間に
アンドゲート106が設けられている。このアンドゲー
ト106は復号制御部307の復号化開始情報テーブル
307bとも接続されており、復号化開始情報テーブル
307bがアンドゲート106の開閉を制御する。復号
化開始情報テーブル307bは、各エリアの復号化開始
を示すフラグが全てONになると、出力開始を示すゲー
ト信号をアンドゲート106に送る。これは、復号化開
始情報テーブル307bの全てのフラグのアンドをとっ
たものをアンドゲート106に接続することにより実現
できる。アンドゲート106はこのゲート信号を受け取
ると、ゲートを開き出力を開始する。
【0046】この第3の実施形態の場合、フレーム内の
全てのエリアでフレーム内予測符号化画像が復号化され
てから復号化画像を出力しているので、その復号化画像
を再生初期画像とすることにより、無意味な画像を表示
することなく、表示を開始することができる。また第2
の符号化方法では、全てのエリアでフレーム内予測符号
化が行われるまでにPフレーム間要するが、この第3の
実施形態では、再生開始を指定されたフレームのPフレ
ーム前から圧縮画像データを読み出しているので、復号
化画像データはちょうど指定されたフレームから出力さ
れる。
【0047】このような構成によれば、上述した第2の
実施形態の効果に加えて、復号化開始情報を元に復号化
画像の出力タイミングを制御することにより、フレーム
番号の監視を省略することができ、その分全体としてシ
ステム構成を簡略し得る。
【0048】〔第4の実施形態〕図5は、この発明によ
る圧縮記録画像再生装置の第4の実施形態の構成を示す
ブロック図である。この装置はタイトル入力端子T01及
び再生開始フレーム入力端子T02の2つの入力端子と、
復号化画像出力端子T03を持っており、使用者が2つの
入力端子に、再生したい画像のタイトル(T01)及び再
生を開始したいフレーム番号(T02)を入力することに
より、所望の復号化画像データが復号化画像出力端子T
03から得られるようになされている。
【0049】タイトル入力端子T01及び再生開始フレー
ム入力端子T02は記憶装置読み出しインターフェース1
01に接続されている。記憶装置読み出しインターフェ
ース101は入力されたタイトルに従って読み出すべき
圧縮画像データを選択し、選択した圧縮画像データの指
定されたフレームから読み出しを開始する。読み出され
た圧縮画像データは復号制御部307及び復号化回路1
04の前段に設けられたアンドゲート208に入力され
る。
【0050】復号制御部307は予測方法監視回路20
7a、復号化開始情報テーブル307b及び復号ON/
OFF制御回路207cで構成されている。復号ON/
OFF制御回路207cは、エリア毎に復号化するか否
かの制御を行う回路で、復号化開始情報テーブル307
b及び復号化回路104の前段に設けられたアンドゲー
ト208に接続されている。復号化開始情報テーブル3
07bにはエリア毎にそのエリアの復号化を開始したか
否かを示すフラグが用意されており、復号ON/OFF
制御回路207cはその情報を参照して、復号化回路1
04への圧縮画像データの入力を制御する。予測方法監
視回路207aはエリア毎の予測方法を監視する回路
で、各エリアで用いられている予測方法に従って、復号
化開始情報テーブル207bの内容を更新する。
【0051】復号化回路104の前段に設けられたアン
ドゲート208は圧縮画像データの復号化回路104へ
の入力の制御に用いられる。復号ON/OFF制御回路
207cが復号化開始情報テーブル307bのフラグに
従い、エリア毎にアンドゲート208の開閉を制御す
る。復号化回路104と復号化画像出力端子T03の間に
はアンドゲート106が設けられており、復号化画像デ
ータの出力タイミングが制御される。このアンドゲート
106は復号制御部307の復号化開始情報テーブル3
07bとも接続されており、復号化開始情報テーブル3
07bから出力開始のゲート信号が入力されるとゲート
を開き、復号化画像データの出力を開始する。
【0052】このような構成において、使用者がタイト
ル入力端子T01を通して再生を指定した画像は、上述し
た第2の符号化方法を用いて圧縮されているものとし
て、動作を説明する。すなわち使用者はまずタイトル入
力端子T01に再生したい画像のタイトルを、再生開始フ
レーム入力端子T02に再生を開始したいフレーム番号を
入力する。
【0053】記憶装置読み出しインターフェース101
は、タイトル入力端末T01に入力された画像のタイトル
に従って、読み出すべき圧縮画像データを選択し、再生
開始フレーム入力端子T02で指定されたフレームから圧
縮画像データを読み出す。読み出された圧縮画像データ
は復号制御部307及び復号化回路104の前段に設け
られたアンドゲート208に入力される。復号制御部3
07ではエリア毎に復号化するか否かを制御する。
【0054】まず、予測方法監視部207aで各エリア
の予測方法を調べ、フレーム内予測符号化が選択されて
いると、復号化開始情報テーブル307bの該当するフ
ラグをONにする。ただし、復号化開始情報テーブル3
07bの各フラグは復号化開始前に予め全てOFFにし
ておく。復号ON/OFF制御回路207cはこのテー
ブルを参照し、フラグがONになっているエリアのデー
タが読み出されている間、アンドゲート208にゲート
信号を送る。アンドゲート208はゲート信号が入力さ
れるとゲートを開き、復号化回路104に圧縮画像デー
タが入力されて復号化が行われる。従って、復号化回路
104は復号ON/OFF制御回路207cに許可され
たエリアのみを復号化する。
【0055】復号化回路104から出力される復号化画
像は、しばらくの間(読み出し開始後Pフレームの間)
フレーム内の一部のエリアしか復号化されていないの
で、フレーム全体の画像を作ることはできない。そこ
で、復号化回路104と復号化画像出力端子T03の間に
アンドゲート106が設けられている。このアンドゲー
ト106は復号制御部307の復号化開始情報テーブル
307bとも接続されており、復号化開始情報テーブル
307bがアンドゲート106の開閉を制御する。復号
化開始情報テーブル307bは、各エリアの復号化開始
を示すフラグが全てONになると、出力開始を示すゲー
ト信号をアンドゲート106に送る。これは、復号化開
始情報テーブル307bの全てのフラグのアンドをとっ
たものをアンドゲート106に接続することにより実現
できる。アンドゲート106はこのゲート信号を受け取
ると、ゲートを開き出力を開始する。
【0056】このような構成によれば、フレーム内の全
てのエリアでフレーム内予測符号化画像が復号化されて
から復号化画像を出力しているので、その復号化画像を
再生初期画像とすることにより、無意味な画像を表示す
ることなく、表示を開始することができる。また復号開
始時の無意味な画像が復号されるエリア(フレーム内予
測符号化が行われていないエリア)の復号化を省くこと
により、復号化回路の処理が軽減され、その分上述した
第1〜第3の実施形態に比較してシステム構成を格段的
に簡略化できる。
【0057】〔他の実施形態〕上述の第1〜第4の実施
形態では、第2の符号化方法として、図2について上述
したように、1フレームを4つのエリアに分割し、各フ
レーム毎に1つのエリアについてフレーム内予測符号化
し、分割数に応じた4フレーム毎にフレーム内の全ての
エリアをフレーム内予測符号化するようにした。
【0058】これに代え、例えば4つのエリアに分割し
た各フレーム毎に2つのエリアでフレーム内予測符号化
するようにし、2フレーム毎にフレーム内の全エリアを
フレーム内予測符号化するようにしても良い。またさら
にこれに代え、2フレーム毎に1つのエリアについてフ
レーム内予測符号化し、8フレーム毎にフレーム内の全
てのエリアをフレーム内予測符号化するようにしても良
い。すなわちフレームの分割数とフレーム内の全エリア
がフレーム内予測符号化されるフレーム周期は、一致す
る必要はなく、要はフレーム内予測符号化されるフレー
ム周期に応じて読み出し開始位置を変更すれば、上述の
実施形態と同様の効果を実現できる。
【0059】
【発明の効果】上述のように、この発明によれば、指定
された画像でフレーム内予測符号化が行われる所定フレ
ーム周期を読み出し、再生開始を指定されたフレームの
所定フレーム周期分前のフレームを圧縮画像データの読
み出し開始位置に設定し、読み出した圧縮画像データを
復号化すると共に、復号化されている動画像のフレーム
番号を監視し、そのフレーム番号が読み出し開始位置の
フレーム番号と一致したとき復号化画像の出力を開始さ
せることにより、動画像の1フレーム毎に複数のエリア
に分割し、その複数のエリアについてフレーム内予測符
号化又はフレーム間予測符号化し、所定フレーム周期で
複数のエリアの全てを少なくとも1度はフレーム内予測
符号化して圧縮記録した圧縮画像データを、使用者の指
定に応じた任意のフレームから再生する際に、指定され
たフレームから正しい復号化動画像を得ることができる
圧縮記録画像再生装置を実現できる。
【0060】また、次の発明によれば、さらに復号化へ
の圧縮画像データの入力を、少なくとも1度フレーム内
予測符号化が行われたエリアのみに制限するようにした
ことにより、使用者の指定に応じた任意のフレームから
再生する際に、指定されたフレームから正しい復号化動
画像を得ることができる圧縮記録画像再生装置を実現で
きることに加えて、復号化の負担を軽減できる。
【0061】また、次の発明によれば、読み出した圧縮
画像データを復号化すると共に、その復号化への圧縮画
像データの入力を、少なくとも1度フレーム内予測符号
化が行われたエリアのみに制限し、全てのエリアで復号
化が開始された時点から復号化画像の出力を開始させる
ようにしたことにより、動画像の1フレーム毎に複数の
エリアに分割し、その複数のエリアについてフレーム内
予測符号化又はフレーム間予測符号化し、所定フレーム
周期で複数のエリアの全てを少なくとも1度はフレーム
内予測符号化して圧縮記録した圧縮画像データを、使用
者の指定に応じた任意のフレームから再生する際に、指
定されたフレームから正しい復号化動画像を得ることが
できる圧縮記録画像再生装置を実現できる。
【0062】また、次の発明によれば、さらに指定され
た画像でフレーム内予測符号化が行われる所定フレーム
周期を読み出し、再生開始を指定されたフレームの所定
フレーム周期分前のフレームを圧縮画像データの読み出
し開始位置に設定することにより、復号開始時の無意味
な画像が復号されるエリアの復号化を省くことができ、
復号化の処理が軽減され、構成を簡略化できる圧縮記録
画像再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】この発明の前提となる動画像の圧縮記録方法の
説明に供する略線図である。
【図3】第2の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】第3の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】第4の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
101…記憶装置読み出しインターフェース、102…
符号化周期読み出し回路、103…読み出し開始フレー
ム計算回路、104…復号化回路、105…フレーム番
号監視回路、106、208…アンドゲート、207、
307…復号制御部、207a…予測方法監視回路、2
07b、307b…復号化開始情報テーブル、207c
…復号ON/OFF制御回路、T01…タイトル入力端
子、T02…再生開始フレーム入力端子、T03…復号化画
像出力端子。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像の1フレーム毎を複数のエリアに
    分割し、当該複数のエリアについてフレーム内予測符号
    化又はフレーム間予測符号化し、所定フレーム周期で上
    記複数のエリアの全てを少なくとも1度はフレーム内予
    測符号化して圧縮記録した圧縮画像データを、使用者の
    指定に応じた任意のフレームから再生する圧縮記録画像
    再生装置において、 指定された画像でフレーム内予測符号化が行われる上記
    所定フレーム周期を読み出す符号化周期読み出し手段
    と、 再生開始を指定されたフレームの上記所定フレーム周期
    分前のフレームを上記圧縮画像データの読み出し開始位
    置に設定する読み出し開始位置設定手段と、 読み出した上記圧縮画像データを復号化する復号化手段
    と、 復号化されている動画像のフレーム番号を監視し、当該
    フレーム番号が上記読み出し開始位置のフレーム番号と
    一致したとき復号化画像の出力を開始させる出力制御手
    段とを備えることを特徴とする圧縮記録画像再生装置。
  2. 【請求項2】 上記復号化手段への上記圧縮画像データ
    の入力を、少なくとも1度フレーム内予測符号化が行わ
    れた上記エリアのみに制限する入力制御手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の圧縮記録画像再生装
    置。
  3. 【請求項3】 動画像の1フレーム毎を複数のエリアに
    分割し、当該複数のエリアについてフレーム内予測符号
    化又はフレーム間予測符号化し、所定フレーム周期で上
    記複数のエリアの全てを少なくとも1度はフレーム内予
    測符号化して圧縮記録した圧縮画像データを、使用者の
    指定に応じた任意のフレームから再生する圧縮記録画像
    再生装置において、 読み出した上記圧縮画像データを復号化する復号化手段
    と、 当該復号化手段への上記圧縮画像データの入力を、少な
    くとも1度フレーム内予測符号化が行われた上記エリア
    のみに制限する入力制御手段と、 全ての上記エリアで復号化が開始された時点から復号化
    画像の出力を開始させる出力制御手段とを備えることを
    特徴とする圧縮記録画像再生装置。
  4. 【請求項4】 指定された画像でフレーム内予測符号化
    が行われる上記所定フレーム周期を読み出す符号化周期
    読み出し手段と、 再生開始を指定されたフレームの上記所定フレーム周期
    分前のフレームを上記圧縮画像データの読み出し開始位
    置に設定する読み出し開始位置設定手段とを備えること
    を特徴とする請求項3に記載の圧縮記録画像再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2007026536A1 (ja) * 2005-08-31 2007-03-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 動画受信装置

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