JPH0928408A - スポーツシューズのソール構造 - Google Patents

スポーツシューズのソール構造

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JPH0928408A
JPH0928408A JP20910795A JP20910795A JPH0928408A JP H0928408 A JPH0928408 A JP H0928408A JP 20910795 A JP20910795 A JP 20910795A JP 20910795 A JP20910795 A JP 20910795A JP H0928408 A JPH0928408 A JP H0928408A
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義国 高本
Riyouta Shinayama
亮太 品山
Shinji Isobe
真志 磯部
Masanobu Inohara
正信 井ノ原
Akira Kataoka
暁 片岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直線およびカーブの双方を走り易くしたスポ
ーツシューズのソール構造を提供する。 【解決手段】 左足用のシューズLにおけるミッドソー
ル1の少なくとも前足部の一部が、非装着状態におい
て、足の外側OUTから内側INへ行くに従い肉厚が大
きくなるように形成されている。一方、右足用のシュー
ズRのミッドソール1は、少なくとも前足部の一部が、
非装着状態において、足の内側INから外側OUTへ行
くに従い肉厚が大きくなるように形成されている。前記
肉厚の大きい厚肉部10の方が、前記肉厚の薄い薄肉部
11よりも、圧縮荷重によって大きく圧縮変形するよう
に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陸上競技の特に2
00m〜10,000m走に適したスポーツシューズの
ソール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】200m〜10,000m走などのよう
なトラック競技では、直線とカーブの双方を走る。カー
ブでは遠心力が働くから、直線と異なりカーブの外側へ
のキック力を増大させる必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カーブの外側
へのキック力が大きくなるようにして、カーブを走り易
くしたシューズは開発されていない。したがって、本発
明の目的は、直線およびカーブの双方を走り易くしたス
ポーツシューズのソール構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成を実施形態に示す図1を用いて説明す
る。第1発明のスポーツシューズのソール構造は、ミッ
ドソール1の少なくとも前足部の一部が非装着状態にお
いて、一方の側部11から他方の側部10に行くに従い
肉厚が大きくなるように形成され、かつ、前記肉厚の大
きい厚肉部10の方が、前記肉厚の薄い薄肉部11より
も、圧縮荷重によって大きく圧縮変形するように設定さ
れている。
【0005】第2発明のスポーツシューズのソール構造
は、左足用のシューズLにおけるミッドソール1の少な
くとも前足部の一部が、非装着状態において、足の外側
OUTから内側INへ行くに従い肉厚が大きくなるよう
に形成されている。一方、右足用のシューズRのミッド
ソール1は、少なくとも前足部の一部が、非装着状態に
おいて、足の内側INから外側OUTへ行くに従い肉厚
が大きくなるように形成されている。前記肉厚の大きい
厚肉部10の方が、前記肉厚の薄い薄肉部11よりも、
圧縮荷重によって大きく圧縮変形するように設定されて
いる。
【0006】つぎに、本発明の原理について説明する。
カーブを走る場合は、走行時の姿勢がカーブの内側に傾
くので、カーブの内側の荷重(鉛直方向)が大きくな
り、一方、カーブの外側の荷重(鉛直方向)が小さくな
る。ここで、陸上のトラック競技では、反時計回りに走
るので、図1の左足用のシューズLについては、足の外
側OUTに大きな荷重が加わり、一方、右足用のシュー
ズRについては足の内側INに大きな荷重が加わる。し
たがって、カーブを走る際には、図2(a)のように、
薄肉部11の荷重が大きくなり、一方、厚肉部10の荷
重が小さくなると考えてよいから、厚肉部10の圧縮変
形が小さくなり、そのため、ミッドソール1のバンク形
状が保たれるので、キック力Fによるカーブ外側への分
力Fxが生じ、その結果、走り易くなる。一方、直線コ
ースを走る場合は、図2(b)のように、足の内側から
外側にわたってミッドソール1に等分布荷重が加わると
考えてよい。ここで、本発明は、厚肉部10の方が薄肉
部11よりも圧縮荷重によって大きく圧縮変形するの
で、本図に示すように、ミッドソール1がフラットな形
状になるから、直線部分も走り易い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。図1〜図3は第1実施形態を示
す。図1は一足のスポーツシューズL,Rを後方から見
た前足部の断面図である。この図において、1はミッド
ソール、2はアウタソール、3はアッパー、4はインナ
ソール、5はソックライナである。なお、アウタソール
2には、陸上競技用のスパイクを設けてもよい。
【0008】左足用のシューズLにおける前足部のミッ
ドソール1は、シューズを足に装着していない非装着状
態(無負荷状態)において、足の外側OUTから内側I
Nに行くに従い肉厚が徐々に大きくなるように形成され
ている。一方、右足用のシューズRにおける前足部のミ
ッドソール1は、非装着状態において、足の内側INか
ら外側OUTに行くに従い肉厚が徐々に大きくなるよう
に形成されている。つまり、左右のシューズL,Rは、
共に、トラックの内側から外側へ行くに従い肉厚が徐々
に大きくなるように形成されている。なお、互いに同一
の構造であるため、以下の説明では主に右足用のシュー
ズRの構造についてのみ説明する。
【0009】前足部のミッドソール1は、全体がテーパ
形状で、たとえばEVA(エチレン・ビニール・アセテ
ート)の発泡体からなり、硬質部12,軟質部14およ
び中間硬度部13が一体に形成されてなる。硬質部12
は、薄肉部11の端から厚肉部10へ行くに従い徐々に
薄くなっており、断面が三角形になっている。一方、軟
質部14は、厚肉部10の端から薄肉部11へ行くに従
い徐々に薄くなっており、断面が三角形になっている。
したがって、厚肉部10の方が薄肉部11よりも平均硬
度が小さな値に設定されており、そのため、図2(b)
に示す等分布の圧縮荷重が加わった場合には、つまり、
直線を走る場合には、厚肉部10の方が大きく圧縮変形
して、フラットな形状になる。
【0010】図1において、前記硬質部12および軟質
部14の上には、つまり、ミッドソール1の上層部に
は、薄肉部11から厚肉部10にわたって前記中間硬度
部13が形成されている。この中間硬度部13が上層部
に設けられていることによって、薄肉部11から厚肉部
10にわたってミッドソール1の表面の硬度が一定にな
るので、足の裏面に対する当たりに違和感が生じにく
い。
【0011】また、軟質部14の厚肉部10側には切欠
部14aが形成されていることで、圧縮荷重によって厚
肉部10が薄肉部11よりも大きく圧縮変形するように
設定されている。ところで、EVAの発泡体では、一般
に硬度を39度よりも小さくするのが難しい。したがっ
て、本実施形態のソール構造のように、硬度を変化させ
ると共に、切欠部14aを形成することによって、厚肉
部10の変形量が調節し易くなる。
【0012】短距離用では、前記バンク形状のミッドソ
ール1を図3の前足部15のうち、少なくとも一部、た
とえば踏みつけ部に設ければよい。一方、長距離用で
は、前記バンク形状のミッドソール1を前面にわたって
設ける。
【0013】図1の硬質部12の硬度は55〜70
(度)、中間硬度部13の硬度は45〜55(度)、軟
質部14の硬度は30〜45(度)程度に設定するのが
好ましく、たとえば、硬質部12を58度、中間硬度部
13を51度、軟質部14を39度に設定する。なお、
薄肉部11から厚肉部10にわたって、硬度を徐々に小
さくしてもよい。また、硬質部12、中間硬度部13お
よび軟質部14を互いに異なる材質で形成すれば、硬度
を変化させ易い。
【0014】なお、本明細書において、「厚肉部10の
方が薄肉部11よりも硬度が小さな値に設定されてい
る」とは、前述のように、平均硬度が小さいということ
を含み、図4のように、厚肉部10と薄肉部11とで表
面の硬度が同じでも、硬質部12を薄肉部11において
厚くなるように形成し、軟質部14を厚肉部10におい
て厚くなるように形成した場合を含む。
【0015】また、「硬度」とは、粘弾性体の硬度をい
い、したがって、「硬度が小さい」とはヤング率が小さ
いことを意味する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一方の側部から他方の側部に行くに従い、ミッドソール
の肉厚が大きくなるように形成され、かつ、厚肉部の方
が薄肉部よりも圧縮荷重によって大きく圧縮変形するか
ら、直線部分を走る際には厚肉部が大きく圧縮されて、
ミッドソールがフラットな形状に変化し、一方、カーブ
を走る際には、カーブの内側の薄肉部への荷重が大きく
なって、厚肉部が差程圧縮されないので、ミッドソール
のバンク形状が保たれるから、カーブを走り易くなる。
【0017】また、ミッドソールの硬度を厚肉部と薄肉
部とで変化させれば、本発明の実現が容易になる。
【0018】さらに、硬度を変化させると共に、厚肉部
に切欠部を形成すれば、本発明の実現が更に容易にな
る。
【0019】また、ミッドソールの上層部に一定の硬度
の層を設ければ、足の裏面に対する当たりに違和感が生
じにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す一足のスポーツシ
ューズを後方から見た断面図である。
【図2】ミッドソールの形状の変化を示す断面図であ
り、(a)はカーブを走った場合を示し、(b)は直線
を走った場合を示す。
【図3】ミッドソールの平面図である。
【図4】第2実施形態を示すミッドソールの断面図であ
る。
【符号の説明】
1:ミッドソール 10:厚肉部 11:薄肉部 L:左足用のシューズ R:右足用のシューズ IN:内側 OUT:外側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井ノ原 正信 神戸市中央区港島中町7丁目1番1 株式 会社アシックス内 (72)発明者 片岡 暁 神戸市中央区港島中町7丁目1番1 株式 会社アシックス内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッドソールの少なくとも前足部の一部
    が無負荷状態において、一方の側部から他方の側部に行
    くに従い肉厚が大きくなるように形成され、かつ、前記
    肉厚の大きい厚肉部の方が、前記肉厚の薄い薄肉部より
    も、圧縮荷重によって大きく圧縮変形するように設定さ
    れたスポーツシューズのソール構造。
  2. 【請求項2】 左足用のシューズのミッドソールは、少
    なくとも前足部の一部が、非装着状態において、足の外
    側から内側へ行くに従い肉厚が大きくなるように形成さ
    れ、 右足用のシューズのミッドソールは、少なくとも前足部
    の一部が、非装着状態において、足の内側から外側へ行
    くに従い肉厚が大きくなるように形成され、 前記肉厚の大きい厚肉部の方が、前記肉厚の薄い薄肉部
    よりも、圧縮荷重によって大きく圧縮変形するように設
    定されたスポーツシューズのソール構造。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2において、 前記厚肉部の方が前記薄肉部よりも硬度が小さな値に設
    定されていることで、圧縮荷重によって大きく圧縮変形
    するように設定されているスポーツシューズのソール構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記厚肉部に切欠部が形成されていることで、圧縮荷重
    によって厚肉部が薄肉部よりも大きく圧縮変形するよう
    に設定されているスポーツシューズのソール構造。
  5. 【請求項5】 請求項1もしくは2において、 前記ミッドソールの上層部には、厚肉部から薄肉部にわ
    たって一定の硬度の層を設け、ミッドソールの下層部に
    ついては、厚肉部の方が前記薄肉部よりも硬度が小さな
    値に設定されていることで、圧縮荷重によって大きく圧
    縮変形するように設定されているスポーツシューズのソ
    ール構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001072161A1 (en) * 2000-03-27 2001-10-04 Moohong Enterprise Co Soccer shoes
US6430847B2 (en) 1999-01-07 2002-08-13 Adidas International B.V. Asymmetric shoes
KR20040047050A (ko) * 2002-11-29 2004-06-05 (주)팩터스 코리아 타격밸런스 유지를 위한 운동화 바닥창
KR101278671B1 (ko) * 2010-07-08 2013-06-25 포-시앙 수에 골프화

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TWI426873B (zh) * 2010-07-08 2014-02-21 Po Hai Shiue 高爾夫球鞋結構

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