JP3795301B2 - 陸上用スパイクシューズの硬質靴底 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明のバックグラウンド】
発明の分野:
本発明は、陸上競技の短距離種目や助走に際し、瞬発的なスピードを要求される走り幅跳び等の種目に用いられる陸上用スパイクシューズの硬質靴底に関するものである。
従来技術の説明:
トラック競技において疾走する際には、足の踵が着地しないようにして、前傾姿勢を保ち、瞬発的なスピードを高めている。このような観点から、靴底の裏面に補強リヴを設けた硬質靴底が種々開発されている。その一例を図6(a)に示す。
【0002】
図6(a)は特開平8−336403号に開示された硬質靴底の縦断面図である。
この図に示すように、硬質靴底200の踏まず部201には、補強リヴ202が一体に成形されている。この補強リヴ202は、踏まず部201を補強して、該踏まず部201が湾曲しないようにすることで、着地時に足の踵の落ち込み防止を図っている。
【0003】
しかし、以下に説明するように、前記従来技術では踵の落ち込みを十分に防止し得ない。
図6(b)は、前記従来技術において、踵が落ち込む様子を示す模式図である。この図においては、着地後に荷重W1が加わる直前の硬質靴底200の状態を実線で示しており、一方、着地後に荷重W1が加わった直後の硬質靴底200の状態を二点鎖線で示している。
点Oのまわりの踏付部203と踏まず部201とがなす角θ1は、荷重W1が負荷される前後において、略同じ値となる。
踏まず部201が完全な剛体であると仮定し、今、荷重W1が踏まず部201に作用すると、前記角θ1が変化しないので、踏付部203が二点鎖線で示すように、上向きに凸となるように湾曲する。そのため、踏まず部201が全く屈曲しないにもかかわらず、後端204が下方に下がって、踵の落ち込みを招く。
【0004】
また、実開平6−24505号に記載された靴底も、踏まず部に補強リヴを設けているが、前記特開平8−336403号と同様に、踵の落ち込みを十分に防止し得ない。
【0005】
一方、実公昭52−50917号の靴底は、踏付部に補強リヴを設けている。しかし、この従来技術は踏まず部に補強リヴを設けていないので、踵の落ち込みを殆ど防止し得ない。また、踏付部全体に均等に補強リヴを設けているので、足の趾節関節のスムースな曲がりが妨げられるから、これがスピードの低下する要因となる。
【0006】
【発明の概要】
したがって、本発明の目的は、陸上用スパイクシューズの硬質靴底において、前傾姿勢を保ち易くするために、踵の落ち込みを防止すると共に、スムースな足指の屈曲を許容することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、樹脂の非発泡体を主材料とする陸上用スパイクシューズの硬質靴底であって、少なくとも踏付部から踏まず部にわたって足の底面を支持する板状の靴底本体部と、該靴底本体部の裏面に設けた補強リヴとを備え、前記靴底本体部の裏面における足の中足趾節関節の前後にわたって、靴底の前後方向への屈曲を抑制する前リヴ群および後リヴ群を設けている。
前記後リヴ群は、着地時に足の踵が落ち込む方向に靴底が屈曲するのを防止するように、前記中足趾節関節の位置から後方に向って延びている。
前記前リヴ群は、前記中足趾節関節と趾節関節との間の前記靴底の前後方向への屈曲を防止するように、前記中足趾節関節から趾節関節まで延びている。
前記靴底は、前後方向への屈曲に対する単位幅当たりの平均曲げ剛性が、前記前リヴ群によって、前記趾節関節の前方の部分よりも前記2種類の関節の間の部分の方が大きな値に設定されている。
【0008】
本発明において、「靴底の前後方向への屈曲」とは、靴底の長手方向に対し横方向に沿った水平軸線を中心にして靴底が屈曲することを意味し、かかる屈曲は、通常、着地から離地の間に足が自然に屈曲するのに伴って生じる。
また、本発明において、「リヴ群」とは、複数本のリヴやハニカム状に形成されたリヴなどを意味する。
「単位幅当たりの平均曲げ剛性」とは、前記前後方向に対する靴底の曲げ剛性を当該曲げ剛性を呈した部分の靴底の幅で除した値をいう。
なお、陸上用スパイクには、一般に、スパイクを取り付けるための座(スパイク装着部)や、商標を表示するための凸部があるが、これらの座や凸部にリヴが交差する場合も本発明に含まれる。
【0009】
【発明の効果】
本発明によれば、着地後に踵が落ち込もうとすると、後リヴ群により踏まず部の屈曲が抑制され、一方、前リブ群により踏付部の湾曲が抑制される。そのため、踵の落ち込みを十分に防止することができる。
また、前リヴ群は前記2種類の関節の間を補強しており、趾節関節よりも前方の部分については曲げ剛性が小さく設定されている。そのため、趾節関節およびその前方においては足の指が屈曲し易いから、足指のスムースな屈曲を許容することができる。
【0010】
本発明の好ましい実施例においては、前記中足趾節関節のうち第1中足趾節関節付近を通って前後方向に長く形成された第1補強リヴと、前記中足趾節関節のうち第5中足趾節関節付近を通って前後方向に長く形成された第2補強リヴとを設け、これらの第1および第2補強リヴが前記前リヴ群および後リヴ群の少なくとも一部を構成しているのが好ましい。
このように左右に補強リヴを設けることにより、靴底が足の左右においてバランス良く前後方向に屈曲する。
【0011】
本発明の更に好適な実施例においては、前記中足趾節関節の付近から後方に遠ざかるに従い前記第1および第2補強リヴの断面係数が概ね徐々に小さくなるように設定する。一方、前記中足趾節関節の付近から前方に遠ざかるに従い前記断面係数が概ね徐々に小さくなるように設定する。
このように断面係数の変化を設定することにより、踵の落ち込み防止効果を増大させることができると共に、軽量化と足指のスムースな屈曲を図ることができる。
【0012】
なお、「断面係数が概ね徐々に小さく」とは、補強リヴに意匠用の溝や凸部を設けたために断面係数の変化が若干不連続になったり、あるいは、断面係数が逆に若干大きくなったりすることを含む意味である。
【0013】
本発明の別の好適な実施例においては、前記靴底本体部に、足の内側の踏まず部に沿って巻き上がる巻上部を一体に形成し、前記巻上部には前記後リヴ群に連なる第3補強リヴを設けるのが好ましい。
このように第3補強リヴを設けることにより、接地後の回内動作を抑制でき、これによって、進行方向に真っ直ぐに蹴り出すことが可能となって、パワーロスを抑制することができる。しかも、リヴを底面から側面に連続させることによって巻上部を補強したので、シューズが差程重くならない。
【0014】
【実施例の説明】
本発明は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかしながら、実施例および図面は単なる図示および説明のためのものである。本発明の範囲は請求の範囲に基づいて定めなければならない。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
【0015】
以下、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
まず、実施例の説明に先立って、足の骨格について簡単に説明する。
図5(a)に示すように、足の骨格は、アーチFaの前方に、中足趾節関節MPおよび趾節関節Fを備えている。図5(b)に示すように、前記中足趾節関節MPおよび趾節関節Fは、それぞれ、5本の指に存在する。前記中足趾節関節MPのうち、第1中足趾節関節MP1 は母趾球に対応する位置に存在する。一方、中足趾節関節MPのうち、第5中足趾節関節MP5 は小趾球に対応する位置に存在する。走行時においては、図5(a)の前記中足趾節関節MPを中心として足が矢印Bのように回転して屈曲し、かつ、前記趾節関節Fにおいて足が若干屈曲し、更に、図5(b)の趾節関節Fの前方の小さな関節Fsにおいて足が小さく屈曲する。
【0016】
図1(a)に示す硬質靴底1は、たとえばポリアミドなどの熱可塑性樹脂の非発泡体により一体に成形されている。本硬質靴底1の上方Uには、足の甲を包むのに適したアッパー(図示せず)が固着される。図1(b)に示すように、前記硬質靴底1は、靴底本体部2、補強リヴ31,32,33,33Aおよびスパイク装着部41,42,43が一体に成形されてなる。
【0017】
前記靴底本体部2は、踏付部22から踏まず部23および踵部24にわたって設けられ、足の底面を支持する。前記靴底本体部2の裏面には、前記補強リヴ31,32,33,33Aおよびスパイク装着部41,42,43が一体に成形されている。
なお、靴底本体部2の内側11および外側10には、それぞれ図1(a)および図2(a)に示すように、足の側面に沿って巻き上がった巻上げ部25が一体に成形されている。
【0018】
前記スパイク装着部41,42,43のうち、第1スパイク装着部41は、第1中足趾節関節MP1 (図5(b))に相当する位置に設けられ、一方、第2スパイク装着部42は、第5中足趾節関節MP5 (図5(b))に相当する位置に設けられている。その他のスパイク装着部43は、前記中足趾節関節MPよりも前方Bの部分に設けられている。
なお、各第1スパイク装着部41,42,43には、金属製などのスパイクが固定される。
【0019】
前記補強リヴ31,32,33,33Aのうち、第1補強リヴ31は、前記第1スパイク装着部41を介して、前記第1中足趾節関節MP1 の前後に連なるように前後方向に長く形成されている。一方、前記補強リヴ31,32,33,33Aのうち、第2補強リヴ32は、前記第2スパイク装着部42を介して、前記第5中足趾節関節MP5 の前後に連なるように、前後方向に長く形成されている。本実施例では、前記第1および第2補強リヴ31,32は、ともに、硬質靴底1の前端の近傍から後端まで形成されている。なお、その他の補強リヴ33,33Aも硬質靴底1の前後方向に長く形成されている。前記内側11の巻上部25には前記第1補強リブ31に連なる第3補強リヴ33Aが一体に形成されて、この巻上部25を補強している。
【0020】
前記各補強リヴ31,32,33,33Aは、図3(a)に示すように、断面形状が概ね半球状に形成されている。なお、各補強リヴ31,32,33,33Aには、図3(b)に示すような意匠用の溝34を設けてもよい。また、各補強リヴ31…には、図3(c)に示すように、靴底本体部2の上面側に凹溝2aを設けてもよい。
【0021】
図1(b)に示すように、前記第1補強リヴ31は、概ね、第1スパイク装着部41の付近において、つまり、第1中足趾節関節MP1 の付近において幅W(図3(a)が最も広く、第1スパイク装着部41から前方および後方に遠ざかるに従い幅が狭くなる。また、前記第2補強リヴ32は、概ね第2スパイク装着部42の付近において、つまり、第5中足趾節関節MP5 の付近において幅W(図3(a))が最も広く形成されており、第2スパイク装着部42から前方および後方に遠ざかるに従い幅が狭くなる。
【0022】
図2(b)に示すように、前記第2補強リヴ32は概ね第2スパイク装着部42の付近において、つまり、第5中足趾節関節MP5 の付近において高さH(図3(a))が最も高くなっており、第2スパイク装着部42から前方および後方に遠ざかるに従い高さが低くなる。
なお、図1(b)の第1補強リヴ31も、前記第2補強リヴ32と同様に、概ね、第1スパイク装着部41の付近において、つまり、第1中足趾節関節MP1 の付近において高さH(図3(a))が最も高くなっており、第1スパイク装着部41から前方および後方に遠ざかるに従い高さが低くなる。
【0023】
第1および第2補強リヴ31,32は、前述のように形成されていることで、中足趾節関節MPの付近から後方に遠ざかるに従い、その断面係数が概ね徐々に小さくなっており、また、中足趾節関節MPの付近から前方に遠ざかるに従い、その断面係数が概ね徐々に小さくなっている。
【0024】
前記各補強リヴ31,32,33,33Aは、中足趾節関節MPよりも前方の部分が前リヴ群3Fを構成しており、一方、中足趾節関節MPよりも後方の部分が後リヴ群3Bを構成している。
【0025】
前記後リヴ群3Bは、硬質靴底1の前後方向への屈曲を抑制して、図4に示す着地時に荷重W1が加わった際に、踵部24が下方へ落ち込むのを防止する。一方、前記前リヴ群3F(図1(b)は、図5(a)の前記趾節関節Fと中足趾節関節MPとの間で、硬質靴底1の踏付部22が図6(b)の二点鎖線のように湾曲するのを抑制する。
【0026】
前述のように、前記前リヴ群3Fが形成されていることにより、前後方向Bの単位幅(左右方向の幅)当たりの曲げ剛性は、図4の前記趾節関節Fの前方の部分15よりも前記2種類の関節F,MPの間の部分16の方が大きな値に設定されている。すなわち、前記前方15の部分は屈曲し易く、一方、前記部分16は屈曲しにくくなっている。
【0027】
このように形成されていることで、硬質靴底1が関節F,MPの間の部分16において湾曲しにくいから、着地後に荷重W1が加わった際に、点Oにおいて硬質靴底1が変形しにくくなるので踵部24が落ち込むのを防止し得る。一方、疾走時には、硬質靴底1が図5(a),(b)の趾節関節Fや、趾節関節Fの前方の小さな関節Fsの動きに伴ってスムースに屈曲するから、走り易さが損なわれない。
【0028】
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、硬質靴底は熱可塑性樹脂の非発泡体を主材料とすればよく、たとえば金属網や強化繊維などで補強してもよい。
また、補強リヴの断面形状としては矩形にしてもよい。
また、補強リヴは靴底本体部とは別の素材を埋め込んだり、あるいは、靴底本体部2よりもヤング率の大きな材料で靴底本体部と一体に形成してもよい。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例を示す硬質靴底を内側から見た側面図、図1(b)は硬質靴底の底面図である。
【図2】図2(a)は硬質靴底を外側から見た側面図、図2(b)は図1(b)のIIb−IIb線断面図である。
【図3】図3(a)、図3(b)および図3(c)は、それぞれ、補強リヴの横断面図である。
【図4】図4は硬質靴底に荷重が加わった際の様子を示す断面図である。
【図5】図5(a)は足の骨格を示す側面図、図5(b)は足の骨格を示す平面図である。
【図6】図6(a)は従来の硬質靴底を示す断面図、図6(b)は同硬質靴底の変形の様子を示す模式図である。
【符号の説明】
1:硬質靴底
2:靴底本体部
3F:前リヴ群
3B:後リヴ群
22:踏付部
23:踏まず部
31:第1補強リヴ
32:第2補強リヴ
33:第3補強リヴ
F:趾節関節
MP:中足趾節関節
【発明のバックグラウンド】
発明の分野:
本発明は、陸上競技の短距離種目や助走に際し、瞬発的なスピードを要求される走り幅跳び等の種目に用いられる陸上用スパイクシューズの硬質靴底に関するものである。
従来技術の説明:
トラック競技において疾走する際には、足の踵が着地しないようにして、前傾姿勢を保ち、瞬発的なスピードを高めている。このような観点から、靴底の裏面に補強リヴを設けた硬質靴底が種々開発されている。その一例を図6(a)に示す。
【0002】
図6(a)は特開平8−336403号に開示された硬質靴底の縦断面図である。
この図に示すように、硬質靴底200の踏まず部201には、補強リヴ202が一体に成形されている。この補強リヴ202は、踏まず部201を補強して、該踏まず部201が湾曲しないようにすることで、着地時に足の踵の落ち込み防止を図っている。
【0003】
しかし、以下に説明するように、前記従来技術では踵の落ち込みを十分に防止し得ない。
図6(b)は、前記従来技術において、踵が落ち込む様子を示す模式図である。この図においては、着地後に荷重W1が加わる直前の硬質靴底200の状態を実線で示しており、一方、着地後に荷重W1が加わった直後の硬質靴底200の状態を二点鎖線で示している。
点Oのまわりの踏付部203と踏まず部201とがなす角θ1は、荷重W1が負荷される前後において、略同じ値となる。
踏まず部201が完全な剛体であると仮定し、今、荷重W1が踏まず部201に作用すると、前記角θ1が変化しないので、踏付部203が二点鎖線で示すように、上向きに凸となるように湾曲する。そのため、踏まず部201が全く屈曲しないにもかかわらず、後端204が下方に下がって、踵の落ち込みを招く。
【0004】
また、実開平6−24505号に記載された靴底も、踏まず部に補強リヴを設けているが、前記特開平8−336403号と同様に、踵の落ち込みを十分に防止し得ない。
【0005】
一方、実公昭52−50917号の靴底は、踏付部に補強リヴを設けている。しかし、この従来技術は踏まず部に補強リヴを設けていないので、踵の落ち込みを殆ど防止し得ない。また、踏付部全体に均等に補強リヴを設けているので、足の趾節関節のスムースな曲がりが妨げられるから、これがスピードの低下する要因となる。
【0006】
【発明の概要】
したがって、本発明の目的は、陸上用スパイクシューズの硬質靴底において、前傾姿勢を保ち易くするために、踵の落ち込みを防止すると共に、スムースな足指の屈曲を許容することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、樹脂の非発泡体を主材料とする陸上用スパイクシューズの硬質靴底であって、少なくとも踏付部から踏まず部にわたって足の底面を支持する板状の靴底本体部と、該靴底本体部の裏面に設けた補強リヴとを備え、前記靴底本体部の裏面における足の中足趾節関節の前後にわたって、靴底の前後方向への屈曲を抑制する前リヴ群および後リヴ群を設けている。
前記後リヴ群は、着地時に足の踵が落ち込む方向に靴底が屈曲するのを防止するように、前記中足趾節関節の位置から後方に向って延びている。
前記前リヴ群は、前記中足趾節関節と趾節関節との間の前記靴底の前後方向への屈曲を防止するように、前記中足趾節関節から趾節関節まで延びている。
前記靴底は、前後方向への屈曲に対する単位幅当たりの平均曲げ剛性が、前記前リヴ群によって、前記趾節関節の前方の部分よりも前記2種類の関節の間の部分の方が大きな値に設定されている。
【0008】
本発明において、「靴底の前後方向への屈曲」とは、靴底の長手方向に対し横方向に沿った水平軸線を中心にして靴底が屈曲することを意味し、かかる屈曲は、通常、着地から離地の間に足が自然に屈曲するのに伴って生じる。
また、本発明において、「リヴ群」とは、複数本のリヴやハニカム状に形成されたリヴなどを意味する。
「単位幅当たりの平均曲げ剛性」とは、前記前後方向に対する靴底の曲げ剛性を当該曲げ剛性を呈した部分の靴底の幅で除した値をいう。
なお、陸上用スパイクには、一般に、スパイクを取り付けるための座(スパイク装着部)や、商標を表示するための凸部があるが、これらの座や凸部にリヴが交差する場合も本発明に含まれる。
【0009】
【発明の効果】
本発明によれば、着地後に踵が落ち込もうとすると、後リヴ群により踏まず部の屈曲が抑制され、一方、前リブ群により踏付部の湾曲が抑制される。そのため、踵の落ち込みを十分に防止することができる。
また、前リヴ群は前記2種類の関節の間を補強しており、趾節関節よりも前方の部分については曲げ剛性が小さく設定されている。そのため、趾節関節およびその前方においては足の指が屈曲し易いから、足指のスムースな屈曲を許容することができる。
【0010】
本発明の好ましい実施例においては、前記中足趾節関節のうち第1中足趾節関節付近を通って前後方向に長く形成された第1補強リヴと、前記中足趾節関節のうち第5中足趾節関節付近を通って前後方向に長く形成された第2補強リヴとを設け、これらの第1および第2補強リヴが前記前リヴ群および後リヴ群の少なくとも一部を構成しているのが好ましい。
このように左右に補強リヴを設けることにより、靴底が足の左右においてバランス良く前後方向に屈曲する。
【0011】
本発明の更に好適な実施例においては、前記中足趾節関節の付近から後方に遠ざかるに従い前記第1および第2補強リヴの断面係数が概ね徐々に小さくなるように設定する。一方、前記中足趾節関節の付近から前方に遠ざかるに従い前記断面係数が概ね徐々に小さくなるように設定する。
このように断面係数の変化を設定することにより、踵の落ち込み防止効果を増大させることができると共に、軽量化と足指のスムースな屈曲を図ることができる。
【0012】
なお、「断面係数が概ね徐々に小さく」とは、補強リヴに意匠用の溝や凸部を設けたために断面係数の変化が若干不連続になったり、あるいは、断面係数が逆に若干大きくなったりすることを含む意味である。
【0013】
本発明の別の好適な実施例においては、前記靴底本体部に、足の内側の踏まず部に沿って巻き上がる巻上部を一体に形成し、前記巻上部には前記後リヴ群に連なる第3補強リヴを設けるのが好ましい。
このように第3補強リヴを設けることにより、接地後の回内動作を抑制でき、これによって、進行方向に真っ直ぐに蹴り出すことが可能となって、パワーロスを抑制することができる。しかも、リヴを底面から側面に連続させることによって巻上部を補強したので、シューズが差程重くならない。
【0014】
【実施例の説明】
本発明は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかしながら、実施例および図面は単なる図示および説明のためのものである。本発明の範囲は請求の範囲に基づいて定めなければならない。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
【0015】
以下、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
まず、実施例の説明に先立って、足の骨格について簡単に説明する。
図5(a)に示すように、足の骨格は、アーチFaの前方に、中足趾節関節MPおよび趾節関節Fを備えている。図5(b)に示すように、前記中足趾節関節MPおよび趾節関節Fは、それぞれ、5本の指に存在する。前記中足趾節関節MPのうち、第1中足趾節関節MP1 は母趾球に対応する位置に存在する。一方、中足趾節関節MPのうち、第5中足趾節関節MP5 は小趾球に対応する位置に存在する。走行時においては、図5(a)の前記中足趾節関節MPを中心として足が矢印Bのように回転して屈曲し、かつ、前記趾節関節Fにおいて足が若干屈曲し、更に、図5(b)の趾節関節Fの前方の小さな関節Fsにおいて足が小さく屈曲する。
【0016】
図1(a)に示す硬質靴底1は、たとえばポリアミドなどの熱可塑性樹脂の非発泡体により一体に成形されている。本硬質靴底1の上方Uには、足の甲を包むのに適したアッパー(図示せず)が固着される。図1(b)に示すように、前記硬質靴底1は、靴底本体部2、補強リヴ31,32,33,33Aおよびスパイク装着部41,42,43が一体に成形されてなる。
【0017】
前記靴底本体部2は、踏付部22から踏まず部23および踵部24にわたって設けられ、足の底面を支持する。前記靴底本体部2の裏面には、前記補強リヴ31,32,33,33Aおよびスパイク装着部41,42,43が一体に成形されている。
なお、靴底本体部2の内側11および外側10には、それぞれ図1(a)および図2(a)に示すように、足の側面に沿って巻き上がった巻上げ部25が一体に成形されている。
【0018】
前記スパイク装着部41,42,43のうち、第1スパイク装着部41は、第1中足趾節関節MP1 (図5(b))に相当する位置に設けられ、一方、第2スパイク装着部42は、第5中足趾節関節MP5 (図5(b))に相当する位置に設けられている。その他のスパイク装着部43は、前記中足趾節関節MPよりも前方Bの部分に設けられている。
なお、各第1スパイク装着部41,42,43には、金属製などのスパイクが固定される。
【0019】
前記補強リヴ31,32,33,33Aのうち、第1補強リヴ31は、前記第1スパイク装着部41を介して、前記第1中足趾節関節MP1 の前後に連なるように前後方向に長く形成されている。一方、前記補強リヴ31,32,33,33Aのうち、第2補強リヴ32は、前記第2スパイク装着部42を介して、前記第5中足趾節関節MP5 の前後に連なるように、前後方向に長く形成されている。本実施例では、前記第1および第2補強リヴ31,32は、ともに、硬質靴底1の前端の近傍から後端まで形成されている。なお、その他の補強リヴ33,33Aも硬質靴底1の前後方向に長く形成されている。前記内側11の巻上部25には前記第1補強リブ31に連なる第3補強リヴ33Aが一体に形成されて、この巻上部25を補強している。
【0020】
前記各補強リヴ31,32,33,33Aは、図3(a)に示すように、断面形状が概ね半球状に形成されている。なお、各補強リヴ31,32,33,33Aには、図3(b)に示すような意匠用の溝34を設けてもよい。また、各補強リヴ31…には、図3(c)に示すように、靴底本体部2の上面側に凹溝2aを設けてもよい。
【0021】
図1(b)に示すように、前記第1補強リヴ31は、概ね、第1スパイク装着部41の付近において、つまり、第1中足趾節関節MP1 の付近において幅W(図3(a)が最も広く、第1スパイク装着部41から前方および後方に遠ざかるに従い幅が狭くなる。また、前記第2補強リヴ32は、概ね第2スパイク装着部42の付近において、つまり、第5中足趾節関節MP5 の付近において幅W(図3(a))が最も広く形成されており、第2スパイク装着部42から前方および後方に遠ざかるに従い幅が狭くなる。
【0022】
図2(b)に示すように、前記第2補強リヴ32は概ね第2スパイク装着部42の付近において、つまり、第5中足趾節関節MP5 の付近において高さH(図3(a))が最も高くなっており、第2スパイク装着部42から前方および後方に遠ざかるに従い高さが低くなる。
なお、図1(b)の第1補強リヴ31も、前記第2補強リヴ32と同様に、概ね、第1スパイク装着部41の付近において、つまり、第1中足趾節関節MP1 の付近において高さH(図3(a))が最も高くなっており、第1スパイク装着部41から前方および後方に遠ざかるに従い高さが低くなる。
【0023】
第1および第2補強リヴ31,32は、前述のように形成されていることで、中足趾節関節MPの付近から後方に遠ざかるに従い、その断面係数が概ね徐々に小さくなっており、また、中足趾節関節MPの付近から前方に遠ざかるに従い、その断面係数が概ね徐々に小さくなっている。
【0024】
前記各補強リヴ31,32,33,33Aは、中足趾節関節MPよりも前方の部分が前リヴ群3Fを構成しており、一方、中足趾節関節MPよりも後方の部分が後リヴ群3Bを構成している。
【0025】
前記後リヴ群3Bは、硬質靴底1の前後方向への屈曲を抑制して、図4に示す着地時に荷重W1が加わった際に、踵部24が下方へ落ち込むのを防止する。一方、前記前リヴ群3F(図1(b)は、図5(a)の前記趾節関節Fと中足趾節関節MPとの間で、硬質靴底1の踏付部22が図6(b)の二点鎖線のように湾曲するのを抑制する。
【0026】
前述のように、前記前リヴ群3Fが形成されていることにより、前後方向Bの単位幅(左右方向の幅)当たりの曲げ剛性は、図4の前記趾節関節Fの前方の部分15よりも前記2種類の関節F,MPの間の部分16の方が大きな値に設定されている。すなわち、前記前方15の部分は屈曲し易く、一方、前記部分16は屈曲しにくくなっている。
【0027】
このように形成されていることで、硬質靴底1が関節F,MPの間の部分16において湾曲しにくいから、着地後に荷重W1が加わった際に、点Oにおいて硬質靴底1が変形しにくくなるので踵部24が落ち込むのを防止し得る。一方、疾走時には、硬質靴底1が図5(a),(b)の趾節関節Fや、趾節関節Fの前方の小さな関節Fsの動きに伴ってスムースに屈曲するから、走り易さが損なわれない。
【0028】
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、硬質靴底は熱可塑性樹脂の非発泡体を主材料とすればよく、たとえば金属網や強化繊維などで補強してもよい。
また、補強リヴの断面形状としては矩形にしてもよい。
また、補強リヴは靴底本体部とは別の素材を埋め込んだり、あるいは、靴底本体部2よりもヤング率の大きな材料で靴底本体部と一体に形成してもよい。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例を示す硬質靴底を内側から見た側面図、図1(b)は硬質靴底の底面図である。
【図2】図2(a)は硬質靴底を外側から見た側面図、図2(b)は図1(b)のIIb−IIb線断面図である。
【図3】図3(a)、図3(b)および図3(c)は、それぞれ、補強リヴの横断面図である。
【図4】図4は硬質靴底に荷重が加わった際の様子を示す断面図である。
【図5】図5(a)は足の骨格を示す側面図、図5(b)は足の骨格を示す平面図である。
【図6】図6(a)は従来の硬質靴底を示す断面図、図6(b)は同硬質靴底の変形の様子を示す模式図である。
【符号の説明】
1:硬質靴底
2:靴底本体部
3F:前リヴ群
3B:後リヴ群
22:踏付部
23:踏まず部
31:第1補強リヴ
32:第2補強リヴ
33:第3補強リヴ
F:趾節関節
MP:中足趾節関節
Claims (6)
- 樹脂の非発泡体を主材料とする陸上用スパイクシューズの硬質靴底であって、
少なくとも踏付部から踏まず部にわたって足の底面を支持する板状の靴底本体部と、該靴底本体部の裏面に設けた補強リヴとを備え、
前記靴底本体部の裏面における足の中足趾節関節の前後にわたって、靴底の前後方向への屈曲を抑制する前リヴ群および後リヴ群を設け、
前記後リヴ群は、着地時に足の踵が落ち込む方向に靴底が屈曲するのを防止するように、前記中足趾節関節の位置から後方に向って延びており、
前記前リヴ群は、前記中足趾節関節と趾節関節との間の前記靴底の前後方向への屈曲を防止するように、前記中足趾節関節から趾節関節まで延びており、
前記靴底は、前記前後方向への屈曲に対する単位幅当たりの平均曲げ剛性が、前記前リヴ群が設けられていることによって、前記趾節関節の前方の部分よりも前記2種類の関節の間の部分の方が大きな値に設定されている陸上用スパイクシューズの硬質靴底。 - 請求項1において、
前記中足趾節関節のうち第1中足趾節関節付近を通って前後方向に長く形成された第1補強リヴと、
前記中足趾節関節のうち第5中足趾節関節付近を通って前後方向に長く形成された第2補強リヴとを備え、
これらの第1および第2補強リヴが前記前リヴ群および後リヴ群の少なくとも一部を構成している陸上用スパイクシューズの硬質靴底。 - 請求項2において、
前記第1および第2補強リヴは、高さを有しており、前記中足趾節関節の付近において最も高さが高くなるように形成されている陸上用スパイクシューズの硬質靴底。 - 請求項3において、
前記第1および第2補強リヴは、幅を有しており、前記中足趾節関節の付近において最も幅が広くなるように形成されている陸上用スパイクシューズの硬質靴底。 - 請求項4において、
前記第1および第2補強リヴは、それぞれ、前記靴底の前後方向への屈曲に対する断面係数を有しており、前記中足趾節関節の付近から後方に遠ざかるに従い前記断面係数が概ね徐々に小さくなるように形成され、かつ、前記中足趾節関節の付近から前方に遠ざかるに従い前記断面係数が概ね徐々に小さくなるように形成されている陸上用スパイクシューズの硬質靴底。 - 請求項1において、
前記靴底本体部には、足の内側の踏まず部に沿って巻き上がる巻上部が一体に形成され、前記巻上部には前記後リヴ群に連なる第3補強リヴを有する陸上用スパイクシューズの硬質靴底
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