JPH09284008A - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JPH09284008A
JPH09284008A JP9680996A JP9680996A JPH09284008A JP H09284008 A JPH09284008 A JP H09284008A JP 9680996 A JP9680996 A JP 9680996A JP 9680996 A JP9680996 A JP 9680996A JP H09284008 A JPH09284008 A JP H09284008A
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JP
Japan
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coupling
substrate
electrode
dielectric
base substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9680996A
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English (en)
Inventor
Takahiro Okada
貴浩 岡田
Hiroyuki Fujino
浩幸 藤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組立後の特性調整工数を低減することができ、
良好で安定なフィルタ特性を得ることができる誘電体フ
ィルタを提供する。 【解決手段】上面に誘電体同軸共振器1の結合を得るた
めの容量電極11、11、11が形成された結合基板1
0の下面であって、外部結合容量を得るための容量電極
12、12の間にアース電極13が形成され、ベース基
板30の上面であって、結合基板10のアース電極13
に対応する部分にアース電極32aが形成され、結合基
板10のアース電極13とベース基板30のアース電極
32aは半田により接続されている。ベース基板30の
アース電極32aはスルーホールにより下面のアース電
極32に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベース基板上に複
数の誘電体同軸共振器と該複数の誘電体同軸共振器を容
量結合するための結合基板を載置してなる誘電体フィル
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の誘電体フィルタとして、
例えば図3及び図4に示すような構造のものがある。図
3は誘電体フィルタの分解斜視図、図4は組立状態での
結合基板及びベース基板の断面図である。
【0003】この誘電体フィルタは、3段のバンドパス
フィルタとして構成されたものであり、上面及び下面に
入出力電極31、31及びアース電極32が形成された
ベース基板30上に、3個の誘電体同軸共振器1と、上
面に各誘電体同軸共振器1を結合する容量電極11、1
1、11及び下面に外部結合容量を得るための容量電極
12、12が形成された結合基板10とを載置するとと
もに、各誘電体共振器1は金属製の接続端子20を用い
て結合基板10にそれぞれ接続されている。通常、図示
しないが、上記誘電体フィルタを覆うように金属製のケ
ース(カバー)がベース基板30のアース電極32に半
田付けされる。
【0004】誘電体同軸共振器1は、誘電体ブロックの
対向する一対の端面を貫通して内面に内導体が形成され
た共振器孔が形成され、共振器孔の一方の開口面を除く
他の面には外導体が形成されている。
【0005】接続端子20は誘電体同軸共振器1と結合
基板10とを接続する接続手段であり、略円筒状に形成
された一端側を誘電体同軸共振器の共振器孔に圧入して
内導体に接続され、舌片状に形成された他端側を結合基
板10の容量電極11に半田付けして接続される。誘電
体同軸共振器1の外導体はベース基板30のアース電極
32及びケース(図示せず)に半田付けされ、結合基板
10の容量電極12はベース基板30の入出力電極31
に半田付けされて接続、固定されている。
【0006】ベース基板30の上面及び下面に形成され
た入出力電極31及びアース電極32は、それぞれ端面
または両主面の所定の箇所でスルーホールにより接続さ
れており、表面実装形の誘電体フィルタとして構成され
ている。
【0007】図5は、この誘電体フィルタの等価回路図
である。すなわち、このような構成の誘電体フィルタに
おいては、結合基板10の上面の隣接する容量電極11
間には、図4に示すように、各誘電体同軸共振器1を結
合する結合容量Ck、Ckが形成され、結合基板10の上
面の両側の容量電極11と下面の容量電極12との間に
は、入出力用の外部結合容量Ce,Ceが形成され、結合
基板10の上面の各容量電極11とベース基板30の下
面のアース電極32間には、浮遊容量Cs,Cs,Csが形
成される。
【0008】各浮遊容量Csは、バンドパス特性を得る
ためには、本来不要な容量であるが、実際の構成におい
ては必然的に生じるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の誘電体フィルタにおいては、結合基板10のベース
基板30への実装のばらつき等により、各浮遊容量Cs
の値が変動し、所望のフィルタ特性が得られないという
問題があった。すなわち、ベース基板30の厚み精度や
半田の量等のばらつきにより、結合基板10の上面に形
成された容量電極11とベース基板30の下面に形成さ
れたアース電極32との距離、相対的な位置がばらつ
き、浮遊容量Csが変動して、各誘電体同軸共振器1の
共振周波数が変化するため、フィルタ特性が変化する。
このため、従来は、組立後に個々の誘電体同軸共振器1
の共振周波数を調整して、所望のフィルタ特性を得てい
た。したがって、従来の誘電体フィルタにおいては、特
性調整工数が増えたり、調整ミス等により不良率が増加
するという問題があった。
【0010】そこで、本発明の目的は、結合基板の実装
のばらつきに左右されることなく、所定の浮遊容量を得
ることができ、よって、組立後の特性調整工数を低減す
ることができ、良好で安定なフィルタ特性を得ることが
できる誘電体フィルタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入出力電極及びアース電極が形成された
ベース基板と、前記ベース基板上に載置された複数の誘
電体同軸共振器と、前記ベース基板上に載置され、前記
誘電体同軸共振器を容量結合するための複数の容量電極
が形成された結合基板と、前記誘電体同軸共振器と前記
結合基板とを接続する接続手段を備えてなる誘電体フィ
ルタであって、前記結合基板の表面に前記複数の容量電
極を形成し、裏面にアース電極を形成し、該アース電極
と前記ベース基板に形成されたアース電極とを接続し、
前記各容量電極とアース間に生じる浮遊容量を所定の値
となるようにしたことを特徴とするものである。
【0012】上記の構成によれば、複数の誘電体同軸共
振器を結合する容量電極が形成された結合基板には、ア
ース電極が形成されているので、容量電極とアース間に
形成される浮遊容量を所定の値に精度よく形成すること
ができる。つまり、結合基板のみで浮遊容量を予め所定
の値となるように設定することができるので、結合基板
のベース基板への実装のばらつき等による浮遊容量の値
の変動を大幅に低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施例を示す
図面に基づいて説明する。以下の図において、従来例と
同一または相当する部分については同一符号を付す。
【0014】本発明の一実施例に係る誘電体フィルタの
構造を図1及び図2に示す。図1は誘電体フィルタの分
解斜視図、図2は組立状態での結合基板及びベース基板
の断面図である。
【0015】本実施例の誘電体フィルタにおいては、図
1及び図2に示すように、結合基板10の下面であっ
て、容量電極12、12の間にアース電極13が形成さ
れ、ベース基板30の上面であって、結合基板10のア
ース電極13に対応する部分にアース電極32aが形成
され、結合基板10のアース電極13とベース基板30
のアース電極32aは半田、導電性接着剤または導電ペ
ースト(図示せず)等により接続されている。ベース基
板30のアース電極32aはスルーホールにより下面の
アース電極32に接続されている。
【0016】上記以外の構成、すなわち、結合基板10
の下面にアース電極13が形成されていること、及びベ
ース基板30の上面に他のアース電極32と導通するア
ース電極32aが形成されていること以外の構成につい
ては、従来例の図3、図4及び図5で説明したものと同
様の構成であり、その説明を省略する。
【0017】本実施例の構成においては、各誘電体同軸
共振器1を結合する容量電極11、11、11が形成さ
れた結合基板10には、容量電極11形成面と対向する
下面にアース電極13が形成されており、各容量電極1
1とアース間に形成される各浮遊容量Csは各容量電極
11とアース電極13間の容量となるので、各浮遊容量
Csを所定の値に精度よく形成することができる。つま
り、各浮遊容量Csは結合基板10の厚み、材質、各容
量電極11及びアース電極13の形状、形成位置で決定
されるので、結合基板10のベース基板30への実装の
ばらつき例えば半田量(半田厚み)に左右されることな
く、各浮遊容量Csの値のばらつきを大幅に低減するこ
とができる。
【0018】したがって、組立後の共振周波数の調整工
数を大幅に低減でき、調整ミス等による不良を大幅に低
減することができるとともに、予め各浮遊容量Csを所
定の値に設定して最適な特性となるように設計・設定す
ることができ良好で安定なフィルタ特性を得ることがで
きる。
【0019】なお、上記実施例では、ベース基板30の
上面に形成されたアース電極32aはスルーホールによ
り下面のアース電極32に接続されているが、スルーホ
ールを形成することなく、アース電極32aをベース基
板30の上面のアース電極32に接続してもよい。
【0020】また、フィルタの段数すなわち誘電体同軸
共振器の数は上記実施例に限るものではなく、少なくと
も2段以上の段数であればよく、また、同一ベース基板
上に2個以上のフィルタを構成した、例えばアンテナ共
用器等にも本発明を適用することができることは勿論で
ある。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る誘電
体フィルタによれば、複数の誘電体同軸共振器を結合す
る容量電極が形成された結合基板には、アース電極が形
成されており、結合基板のみで浮遊容量を予め所定の値
となるように設定することができるので、結合基板のベ
ース基板への実装のばらつき等による浮遊容量の値の変
動を大幅に低減することができる。
【0022】したがって、組立後の共振周波数の調整工
数を大幅に低減でき、調整ミス等による不良を大幅に低
減することができ、よって、製造コストを大幅に低減す
ることができる。
【0023】さらに、予め各浮遊容量Csを所定の値に
設定して最適な特性となるように設計・設定することが
できるので、良好で安定なフィルタ特性を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る誘電体フィルタの分解
斜視図である。
【図2】図1に示す誘電体フィルタの組立状態での結合
基板及びベース基板の断面図である。
【図3】従来の誘電体フィルタの分解斜視図である。
【図4】図4に示す誘電体フィルタの組立状態での結合
基板及びベース基板の断面図である。
【図5】本発明の一実施例及び従来の誘電体フィルタの
等価回路図である。
【符号の説明】
1 誘電体同軸共振器 10 結合基板 11、12 容量電極 13 アース電極 20 接続端子 30 ベース基板 31 入出力電極 32、32a アース電極 Cs 浮遊容量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力電極及びアース電極が形成された
    ベース基板と、前記ベース基板上に載置された複数の誘
    電体同軸共振器と、前記ベース基板上に載置され、前記
    誘電体同軸共振器を容量結合するための複数の容量電極
    が形成された結合基板と、前記誘電体同軸共振器と前記
    結合基板とを接続する接続手段を備えてなる誘電体フィ
    ルタであって、 前記結合基板の表面に前記複数の容量電極を形成し、裏
    面にアース電極を形成し、該アース電極と前記ベース基
    板に形成されたアース電極とを接続し、前記各容量電極
    とアース間に生じる浮遊容量を所定の値となるようにし
    たことを特徴とする誘電体フィルタ。
JP9680996A 1996-04-18 1996-04-18 誘電体フィルタ Pending JPH09284008A (ja)

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