JPH0928365A - タバコの複素誘電率を測定する装置 - Google Patents
タバコの複素誘電率を測定する装置Info
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- JPH0928365A JPH0928365A JP8183768A JP18376896A JPH0928365A JP H0928365 A JPH0928365 A JP H0928365A JP 8183768 A JP8183768 A JP 8183768A JP 18376896 A JP18376896 A JP 18376896A JP H0928365 A JPH0928365 A JP H0928365A
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24C—MACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
- A24C5/00—Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
- A24C5/32—Separating, ordering, counting or examining cigarettes; Regulating the feeding of tobacco according to rod or cigarette condition
- A24C5/34—Examining cigarettes or the rod, e.g. for regulating the feeding of tobacco; Removing defective cigarettes
- A24C5/3412—Examining cigarettes or the rod, e.g. for regulating the feeding of tobacco; Removing defective cigarettes by means of light, radiation or electrostatic fields
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N22/00—Investigating or analysing materials by the use of microwaves or radio waves, i.e. electromagnetic waves with a wavelength of one millimetre or more
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R27/00—Arrangements for measuring resistance, reactance, impedance, or electric characteristics derived therefrom
- G01R27/02—Measuring real or complex resistance, reactance, impedance, or other two-pole characteristics derived therefrom, e.g. time constant
- G01R27/26—Measuring inductance or capacitance; Measuring quality factor, e.g. by using the resonance method; Measuring loss factor; Measuring dielectric constants ; Measuring impedance or related variables
- G01R27/2617—Measuring dielectric properties, e.g. constants
- G01R27/2635—Sample holders, electrodes or excitation arrangements, e.g. sensors or measuring cells
- G01R27/2658—Cavities, resonators, free space arrangements, reflexion or interference arrangements
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 タバコ加工産業の連続体に対する複素誘電率
の測定感度および測定精度を更に向上させることにあ
る。 【解決手段】 タバコが存在していなければ、第一ＨＦ
共振器および第二ＨＦ共振器の予め設定された異なる二
つの共振周波数の中間にある同じ周波数のＨＦ電磁界が
両方のＨＦ共振器に供給されるように、ＨＦ送信機およ
び／またはＨＦ共振器を制御できる制御・評価ユニット
を備え、タバコが存在していれば、両方のＨＦ共振器で
それぞれ受信されたＨＦ信号の振幅測定値を受け取り、
両方の振幅測定値の加算値と引算値に基づきタバコの複
素誘電率を求め、それぞれ一つのケースを有し、少なく
とも一方に共振周波数に対する同調装置を有する二つの
ＨＦ共振器を備えたＨＦ共振装置のタバコの存在による
離調を評価してタバコの複素誘電率を測定する装置にあ
って、ケース２，３はタバコ加工産業の連続体、特にシ
ガレット連続体１２を通すため、それぞれ一つの導入口
７，８と一つの排出口９，１１を有する。
の測定感度および測定精度を更に向上させることにあ
る。 【解決手段】 タバコが存在していなければ、第一ＨＦ
共振器および第二ＨＦ共振器の予め設定された異なる二
つの共振周波数の中間にある同じ周波数のＨＦ電磁界が
両方のＨＦ共振器に供給されるように、ＨＦ送信機およ
び／またはＨＦ共振器を制御できる制御・評価ユニット
を備え、タバコが存在していれば、両方のＨＦ共振器で
それぞれ受信されたＨＦ信号の振幅測定値を受け取り、
両方の振幅測定値の加算値と引算値に基づきタバコの複
素誘電率を求め、それぞれ一つのケースを有し、少なく
とも一方に共振周波数に対する同調装置を有する二つの
ＨＦ共振器を備えたＨＦ共振装置のタバコの存在による
離調を評価してタバコの複素誘電率を測定する装置にあ
って、ケース２，３はタバコ加工産業の連続体、特にシ
ガレット連続体１２を通すため、それぞれ一つの導入口
７，８と一つの排出口９，１１を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、タバコが存在し
ていなければ、第一ＨＦ共振器および第二ＨＦ共振器の
予め設定された異なる二つの共振周波数の中間にある同
じ周波数のＨＦ電磁界が両方のＨＦ共振器に供給される
ように、ＨＦ送信機および／またはＨＦ共振器を制御で
きる制御・評価ユニットを備え、タバコが存在していれ
ば、両方のＨＦ共振器でそれぞれ受信されたＨＦ信号の
振幅測定値を受け取り、両方の振幅測定値の加算値と引
算値に基づきタバコの複素誘電率を求め、それぞれ一つ
のケースを有し、少なくとも一方に共振周波数に対する
同調装置を有する二つのＨＦ共振器を備えたＨＦ共振装
置のタバコの存在による離調を評価してタバコの複素誘
電率を測定する装置に関する。
ていなければ、第一ＨＦ共振器および第二ＨＦ共振器の
予め設定された異なる二つの共振周波数の中間にある同
じ周波数のＨＦ電磁界が両方のＨＦ共振器に供給される
ように、ＨＦ送信機および／またはＨＦ共振器を制御で
きる制御・評価ユニットを備え、タバコが存在していれ
ば、両方のＨＦ共振器でそれぞれ受信されたＨＦ信号の
振幅測定値を受け取り、両方の振幅測定値の加算値と引
算値に基づきタバコの複素誘電率を求め、それぞれ一つ
のケースを有し、少なくとも一方に共振周波数に対する
同調装置を有する二つのＨＦ共振器を備えたＨＦ共振装
置のタバコの存在による離調を評価してタバコの複素誘
電率を測定する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ドイツ特許 PS 第 43 42 505号明細書に
より、上に述べたタイプの測定装置が開示されている。
この装置では、固体共振器を少なくとも半球状に導電性
材料で取り囲む第一部分と、交番電磁界を通す第二部分
がケースにある。両方のＨＦ共振器は、そのケースの導
電性部分が相互の影響に対して遮蔽を行い、電磁界を通
す部分が測定すべき材料に対向するように互いに位置決
めされている。これは、漏洩電磁界のみが外に向けて出
て往き、試料、例えばタバコに侵入し、これがタバコ加
工産業の連続体、例えばシガレット連続体のような小さ
くて早く移動する試料により感度と精度に悪影響を与え
ることを意味する。１本または２本分の使用長さのシガ
レットを連続的に裁断するこの種のシガレット連続体
は、糊付けされたシガレット紙で取り囲まれたタバコ繊
維の連続体で構成されている。シガレット連続体のタバ
コ材料の流れ（単位長さ当たりのタバコの量）は、少な
くとも大部分にわたりできる限り一定であるべきであ
る。シガレット連続体にタバコを詰めることを調整する
ため、先ず材料の流れを検出する必要がある。これに
は、目下（例えばベータ線あるいは赤外線の）輻射ビー
ムを使用し、このビームの減衰量が測定範囲内でタバコ
材料に対する目安となる。高周波でタバコ材料の流れを
測定することも周知である。材料の流れに依存する測定
信号を用いて、材料の流れが少なくとも近似的に一定と
なるように、シガレット紙ストライプでくるむ前に、タ
バコ連続体を形成することを制御している。これには、
材料の流れに依存する測定信号により、所謂トリマーな
いしはレベル調整器が、材料の流れの一定値を維持する
向きに、移動するタバコ連続体から多少のタバコを除去
するように調整する。これに相当する装置は、例えば米
国特許第 4 875 494号明細書に開示されている。
より、上に述べたタイプの測定装置が開示されている。
この装置では、固体共振器を少なくとも半球状に導電性
材料で取り囲む第一部分と、交番電磁界を通す第二部分
がケースにある。両方のＨＦ共振器は、そのケースの導
電性部分が相互の影響に対して遮蔽を行い、電磁界を通
す部分が測定すべき材料に対向するように互いに位置決
めされている。これは、漏洩電磁界のみが外に向けて出
て往き、試料、例えばタバコに侵入し、これがタバコ加
工産業の連続体、例えばシガレット連続体のような小さ
くて早く移動する試料により感度と精度に悪影響を与え
ることを意味する。１本または２本分の使用長さのシガ
レットを連続的に裁断するこの種のシガレット連続体
は、糊付けされたシガレット紙で取り囲まれたタバコ繊
維の連続体で構成されている。シガレット連続体のタバ
コ材料の流れ（単位長さ当たりのタバコの量）は、少な
くとも大部分にわたりできる限り一定であるべきであ
る。シガレット連続体にタバコを詰めることを調整する
ため、先ず材料の流れを検出する必要がある。これに
は、目下（例えばベータ線あるいは赤外線の）輻射ビー
ムを使用し、このビームの減衰量が測定範囲内でタバコ
材料に対する目安となる。高周波でタバコ材料の流れを
測定することも周知である。材料の流れに依存する測定
信号を用いて、材料の流れが少なくとも近似的に一定と
なるように、シガレット紙ストライプでくるむ前に、タ
バコ連続体を形成することを制御している。これには、
材料の流れに依存する測定信号により、所謂トリマーな
いしはレベル調整器が、材料の流れの一定値を維持する
向きに、移動するタバコ連続体から多少のタバコを除去
するように調整する。これに相当する装置は、例えば米
国特許第 4 875 494号明細書に開示されている。
【０００３】タバコ加工産業の他の連続体はシガレット
の他の喫煙材料、例えば合成喫煙材料、フィルタ材料、
あるいはシガリロまたは葉巻タバコである。
の他の喫煙材料、例えば合成喫煙材料、フィルタ材料、
あるいはシガリロまたは葉巻タバコである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、ド
イツ特許 PS 第 43 42 505号明細書の測定装置を更に発
展させ、タバコ加工産業の連続体に対する誘電率の測定
感度および測定精度を更に向上させることにある。
イツ特許 PS 第 43 42 505号明細書の測定装置を更に発
展させ、タバコ加工産業の連続体に対する誘電率の測定
感度および測定精度を更に向上させることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
により、タバコが存在していなければ、第一ＨＦ共振器
および第二ＨＦ共振器の予め設定された異なる二つの共
振周波数の中間にある同じ周波数のＨＦ電磁界が両方の
ＨＦ共振器に供給されるように、ＨＦ送信機および／ま
たはＨＦ共振器を制御できる制御・評価ユニットを備
え、タバコが存在していれば、両方のＨＦ共振器でそれ
ぞれ受信されたＨＦ信号の振幅測定値を受け取り、両方
の振幅測定値の加算値と引算値に基づきタバコの複素誘
電率を求め、それぞれ一つのケースを有し、少なくとも
一方に共振周波数に対する同調装置を有する二つのＨＦ
共振器を備えたＨＦ共振装置のタバコの存在による離調
を評価してタバコの複素誘電率を測定する装置にあっ
て、ケース２，３はタバコ加工産業の連続体、特にシガ
レット連続体１２を通すため、それぞれ一つの導入口
７，８と一つの排出口９，１１を有することによって解
決されている。
により、タバコが存在していなければ、第一ＨＦ共振器
および第二ＨＦ共振器の予め設定された異なる二つの共
振周波数の中間にある同じ周波数のＨＦ電磁界が両方の
ＨＦ共振器に供給されるように、ＨＦ送信機および／ま
たはＨＦ共振器を制御できる制御・評価ユニットを備
え、タバコが存在していれば、両方のＨＦ共振器でそれ
ぞれ受信されたＨＦ信号の振幅測定値を受け取り、両方
の振幅測定値の加算値と引算値に基づきタバコの複素誘
電率を求め、それぞれ一つのケースを有し、少なくとも
一方に共振周波数に対する同調装置を有する二つのＨＦ
共振器を備えたＨＦ共振装置のタバコの存在による離調
を評価してタバコの複素誘電率を測定する装置にあっ
て、ケース２，３はタバコ加工産業の連続体、特にシガ
レット連続体１２を通すため、それぞれ一つの導入口
７，８と一つの排出口９，１１を有することによって解
決されている。
【０００６】この発明による他の有利な構成は特許請求
の範囲の従属請求項に記載されている。
の範囲の従属請求項に記載されている。
【０００７】
【０００８】
【実施例】以下では、図面を参照して好適実施例に基づ
き、この発明をより詳しく説明する。図１と２はこの発
明の高周波（ＨＦ）共振装置１を示す。この共振装置１
には、二つのケース２と３の形状の二つの共振器があ
る。これ等のケースは、回転対称、この実施例では円筒
状に形成され、銅のような導電性材料で構成されてい
る。これ等のケースは他の回転対称な形状、あるいはこ
の形状からずれた形状、例えば多角形であってもよい。
高周波（ＨＦ）電磁界（マイクロ波）を取り込むため、
およびＨＦ電磁界をデカップリング（減結合）するた
め、図示していない周知のカップリングループを有する
同軸ケーブル４と６を使用する。ケース２と３には共振
周波数を調節する同調装置が設けてある。この同調装置
は、最も簡単な場合、金属ネジで形成されている。複素
誘電率を測定するためＨＦ共振装置１で行われる測定方
法はドイツ特許 PS 第 43 42 505号明細書に詳しく説明
されている。これに関してはその公開明細書を参照され
たい。この方法は複素誘電率Δεに対して以下の最終式
を与える。即ち、複素誘電率Δεの実数成分として、
き、この発明をより詳しく説明する。図１と２はこの発
明の高周波（ＨＦ）共振装置１を示す。この共振装置１
には、二つのケース２と３の形状の二つの共振器があ
る。これ等のケースは、回転対称、この実施例では円筒
状に形成され、銅のような導電性材料で構成されてい
る。これ等のケースは他の回転対称な形状、あるいはこ
の形状からずれた形状、例えば多角形であってもよい。
高周波（ＨＦ）電磁界（マイクロ波）を取り込むため、
およびＨＦ電磁界をデカップリング（減結合）するた
め、図示していない周知のカップリングループを有する
同軸ケーブル４と６を使用する。ケース２と３には共振
周波数を調節する同調装置が設けてある。この同調装置
は、最も簡単な場合、金属ネジで形成されている。複素
誘電率を測定するためＨＦ共振装置１で行われる測定方
法はドイツ特許 PS 第 43 42 505号明細書に詳しく説明
されている。これに関してはその公開明細書を参照され
たい。この方法は複素誘電率Δεに対して以下の最終式
を与える。即ち、複素誘電率Δεの実数成分として、
【０００９】
【外１】
【００１０】が、また複素誘電率の虚数成分として、
【００１１】
【外２】
【００１２】が得られる。ここで、Δは測定品の通過す
るケース２または３と対応する空のケースとの間の差を
意味する。空のケースを満たしている空気は約１の比誘
電率を有するので、Δε' とΔε''は良い精度でε' な
いしはε''の目安となる。
るケース２または３と対応する空のケースとの間の差を
意味する。空のケースを満たしている空気は約１の比誘
電率を有するので、Δε' とΔε''は良い精度でε' な
いしはε''の目安となる。
【００１３】量Ｆ1,Ｆ2,Ｆ10, Ｆ20を求めることは、図
３により空のケース２または３の共振曲線ｆ10, ｆ20お
よび材料の詰まっていまたは貫通しているケースの共振
曲線ｆ1,ｆ2 により行える。これ等の共振曲線は、二つ
のケース２と３の共振周波数ω10とω20が両方のケース
に印加するマイクロ波の動作周波数ωの僅かに下あるい
は上に調整されるように形成されている。材料の詰まっ
たケースでは二つの共振曲線の共振周波数が値Δωほど
低い周波数へ移動している。更に、共振周波数の振幅は
材料によりマイクロ波が減衰するので、値ΔＡほど低下
する。空のケースの値Ｆ10とＦ20（例えば同軸ケーブル
６から検出したマイクロ波の検波電圧）は共通の動作周
波数ωであって、ケースを同じように形成すると等しい
大きさになる。値Ｆ1 は、例えば材料の詰まったケース
２の同軸ケーブル６でのマイクロ波の検波電圧として検
出される。値Ｆ2 は、例えば材料の詰まったケース３の
同軸ケーブル６でのマイクロ波の検波電圧として検出さ
れる。
３により空のケース２または３の共振曲線ｆ10, ｆ20お
よび材料の詰まっていまたは貫通しているケースの共振
曲線ｆ1,ｆ2 により行える。これ等の共振曲線は、二つ
のケース２と３の共振周波数ω10とω20が両方のケース
に印加するマイクロ波の動作周波数ωの僅かに下あるい
は上に調整されるように形成されている。材料の詰まっ
たケースでは二つの共振曲線の共振周波数が値Δωほど
低い周波数へ移動している。更に、共振周波数の振幅は
材料によりマイクロ波が減衰するので、値ΔＡほど低下
する。空のケースの値Ｆ10とＦ20（例えば同軸ケーブル
６から検出したマイクロ波の検波電圧）は共通の動作周
波数ωであって、ケースを同じように形成すると等しい
大きさになる。値Ｆ1 は、例えば材料の詰まったケース
２の同軸ケーブル６でのマイクロ波の検波電圧として検
出される。値Ｆ2 は、例えば材料の詰まったケース３の
同軸ケーブル６でのマイクロ波の検波電圧として検出さ
れる。
【００１４】複素加算により値εを与える値ε' とε''
を求めることを、図４の回路装置に基づき説明する。マ
イクロ波発生器３１は逆作用を防止する周知のサーキュ
レータを介して高い周波数（主にギガヘルツの領域、例
えば約 6ギガヘルツ）のマイクロ波をケース２と３の同
軸ケーブル４に出力する。ケース内の材料のために影響
を受ける出力信号はサーキュレータ３３，３４を経由し
てマイクロ波ダイオード３６と３７に導入される。これ
等のダイオードは、例えばユーレットパッカード社、ド
イツ、ベブリング (Boebling), 71034のタイプ HP 847
2Bであり、周波数の高いマイクロ波を F1 あるいは F2
に相当する直流電圧信号に変換する。増幅器３８で増幅
されるケース２の直流電圧信号は、増幅器３９で増幅さ
れるケース３の直流電圧信号と同じように F1 と F2 の
差を形成する差動回路４１に導入される。差動回路４１
の出力信号は除算回路４２に達し、この除算回路４２に
は更に加算回路４３の出力信号が導入される。加算回路
４３の出力信号は一定信号Ｆ10とＦ20の和に相当する。
除算回路４２で差動回路４１の差信号と加算回路４３の
加算信号を割り算して形成された信号は、検査する材料
の複素誘電率εの実数成分ε' に相当する。
を求めることを、図４の回路装置に基づき説明する。マ
イクロ波発生器３１は逆作用を防止する周知のサーキュ
レータを介して高い周波数（主にギガヘルツの領域、例
えば約 6ギガヘルツ）のマイクロ波をケース２と３の同
軸ケーブル４に出力する。ケース内の材料のために影響
を受ける出力信号はサーキュレータ３３，３４を経由し
てマイクロ波ダイオード３６と３７に導入される。これ
等のダイオードは、例えばユーレットパッカード社、ド
イツ、ベブリング (Boebling), 71034のタイプ HP 847
2Bであり、周波数の高いマイクロ波を F1 あるいは F2
に相当する直流電圧信号に変換する。増幅器３８で増幅
されるケース２の直流電圧信号は、増幅器３９で増幅さ
れるケース３の直流電圧信号と同じように F1 と F2 の
差を形成する差動回路４１に導入される。差動回路４１
の出力信号は除算回路４２に達し、この除算回路４２に
は更に加算回路４３の出力信号が導入される。加算回路
４３の出力信号は一定信号Ｆ10とＦ20の和に相当する。
除算回路４２で差動回路４１の差信号と加算回路４３の
加算信号を割り算して形成された信号は、検査する材料
の複素誘電率εの実数成分ε' に相当する。
【００１５】増幅器３８と３９の出力信号から、加算回
路４４で加算信号が形成される。この加算信号は減算回
路４６に導入される。そこで、この信号は減算回路４３
から出力された信号により引き算される。減算回路４３
の出力信号は除算回路４７に導入され、この除算回路４
７で減算回路４６と減算回路４３の出力信号の商が形成
される。
路４４で加算信号が形成される。この加算信号は減算回
路４６に導入される。そこで、この信号は減算回路４３
から出力された信号により引き算される。減算回路４３
の出力信号は除算回路４７に導入され、この除算回路４
７で減算回路４６と減算回路４３の出力信号の商が形成
される。
【００１６】除算回路４７の出力信号は複素誘電率εの
虚数成分ε''に相当する。この複素誘電率εは複素加算
回路４８中でε' とε''から形成される。これ等の関係
式に相当する電気信号から、ケースを通過するシガレッ
ト連続体中の質量および／または湿気の値が推定でき
る。このため、ケース２と３にはそれぞれ一つの導入口
７と８および一つの排出口９と１１がある。シガレット
連続体１２は非導電性材料、例えば石英製の円管状案内
部１３中で矢印１５の向けてケース内を案内される。従
って、タバコの粒子、塵等がケースの中に入り、乱れを
惹起することを防止できる。金属のような導電性材料の
円管状の接続短管１４，１６はケース２と３の導入口や
排出口からＨＦ電磁界が相当な量漏れ出ることを防止す
る。
虚数成分ε''に相当する。この複素誘電率εは複素加算
回路４８中でε' とε''から形成される。これ等の関係
式に相当する電気信号から、ケースを通過するシガレッ
ト連続体中の質量および／または湿気の値が推定でき
る。このため、ケース２と３にはそれぞれ一つの導入口
７と８および一つの排出口９と１１がある。シガレット
連続体１２は非導電性材料、例えば石英製の円管状案内
部１３中で矢印１５の向けてケース内を案内される。従
って、タバコの粒子、塵等がケースの中に入り、乱れを
惹起することを防止できる。金属のような導電性材料の
円管状の接続短管１４，１６はケース２と３の導入口や
排出口からＨＦ電磁界が相当な量漏れ出ることを防止す
る。
【００１７】案内部１３とシガレット連続体１２をケー
スの中心軸１７に対して特に同軸に配置することによ
り、最適測定特性を与える対称構造が得られる。図５の
装置は、ケース２と３が例えば適当なセラミックス材料
の付加的な円筒状の誘電性共振器２１と２２を有し、こ
れ等の共振器２１と２２が図示していない間隔保持体に
よりそれ等の位置に固定されている点で、図１と図２の
装置とは異なる。案内部１３とシガレット連続体１２は
貫通穴２３と２４を通って共振器２１と２２を貫通す
る。共振器２１は、例えば共振周波数を調べるために、
本体に対して移動可能な部品２１a を有する。共振器２
２も同じように相対移動する部品を有する。
スの中心軸１７に対して特に同軸に配置することによ
り、最適測定特性を与える対称構造が得られる。図５の
装置は、ケース２と３が例えば適当なセラミックス材料
の付加的な円筒状の誘電性共振器２１と２２を有し、こ
れ等の共振器２１と２２が図示していない間隔保持体に
よりそれ等の位置に固定されている点で、図１と図２の
装置とは異なる。案内部１３とシガレット連続体１２は
貫通穴２３と２４を通って共振器２１と２２を貫通す
る。共振器２１は、例えば共振周波数を調べるために、
本体に対して移動可能な部品２１a を有する。共振器２
２も同じように相対移動する部品を有する。
【００１８】誘電性の共振器２１と２２により測定の感
度と精度を更に向上させることができる。
度と精度を更に向上させることができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による複
素誘電率測定装置により、タバコ加工産業の連続体に対
する測定の感度と精度を更に向上させることができる。
素誘電率測定装置により、タバコ加工産業の連続体に対
する測定の感度と精度を更に向上させることができる。
【図１】 二つのケースを有し、マイクロ波が印加する
この発明によるＨＦ共振装置の断面図、
この発明によるＨＦ共振装置の断面図、
【図２】 図１の共振装置を矢印Ａから見た矢視図、
【図３】 材料の詰まったあるいは材料の詰まっていな
い二つのケースに対する共振曲線のグラフ、
い二つのケースに対する共振曲線のグラフ、
【図４】 ケースを貫通する材料の誘電率の実数部と虚
数部を求める評価回路の模式ブロック図、
数部を求める評価回路の模式ブロック図、
【図５】 それぞれ一つの誘電性の固体共振器を有する
ＨＦ共振装置の断面図。
ＨＦ共振装置の断面図。
１ ＨＦ共振装置 ２，３ ケース ４，６ 導体（同軸ケーブル） ７，８ 導入口 ９，１１ 排出口 １２ シガレット連続体 １３ 案内部 １４，１６ 接続短管 １７ 中心軸 ２１，２２ 固体共振器 ２３，２４ 貫通穴 ３１ マイクロ波発生器 ３２，３３，３４ サーキュレータ ３６，３７ マイクロ波ダイオード ３８，３９ 増幅器 ４１ 差動回路 ４２，４７ 除算回路 ４３，４４，４８ 加算回路
Claims (7)
- 【請求項１】 タバコが存在していなければ、第一ＨＦ
共振器および第二ＨＦ共振器の予め設定された異なる二
つの共振周波数の中間にある同じ周波数のＨＦ電磁界が
両方のＨＦ共振器に供給されるように、ＨＦ送信機およ
び／またはＨＦ共振器を制御できる制御・評価ユニット
を備え、タバコが存在していれば、両方のＨＦ共振器で
それぞれ受信されたＨＦ信号の振幅測定値を受け取り、
両方の振幅測定値の加算値と引算値に基づきタバコの複
素誘電率を求め、それぞれ一つのケースを有し、少なく
とも一方に共振周波数に対する同調装置を有する二つの
ＨＦ共振器を備えたＨＦ共振装置のタバコの存在による
離調を評価してタバコの複素誘電率を測定する装置にお
いて、ケース（２，３）はタバコ加工産業の連続体、特
にシガレット連続体（１２）を通すため、それぞれ一つ
の導入口（７，８）と一つの排出口（９，１１）を有す
ることを特徴とする装置。 - 【請求項２】 前記共振器はそれぞれ好ましくは対称な
ケース（２，３）を有し、これ等のケースへＨＦ電界用
の導線（４）が通じていて、これ等のケースから測定信
号を取り出す導線（６）が出ていることを特徴とする請
求項１に記載の装置。 - 【請求項３】 前記ケースは回転対称、好ましくは円筒
状に形成され、導入口と排出口はケース（２，３）の中
心軸（１７）に同軸に配置されていることを特徴とする
請求項１または２に記載の装置。 - 【請求項４】 前記両方のケースには誘電性の固体共振
器（２１，２２）が配設されていることを特徴とする請
求項１〜３の何れか１項に記載の装置。 - 【請求項５】 固体共振器（２１，２２）には、シガレ
ット連続体（１２）用の貫通穴（２３，２４）があるこ
とを特徴とする請求項１〜４の何れか１項に記載の装
置。 - 【請求項６】 シガレット連続体（１２）に対して前記
ケース（２，３）と場合によって固体共振器（２１，２
２）とを貫通する閉じた円管状の案内部（１３）が設け
てあることを特徴とする請求項１〜５の何れか１項に記
載の装置。 - 【請求項７】 導電性材料、特に金属製の円管状接続短
管（１４，１６）は前記ケース（２，３）の導入口
（７，８）と排出口（９，１１）のところで円管案内部
（１３）を取り囲むことを特徴とする請求項１〜６の何
れか１項に記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
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