JPH09282591A - 交通管制方法及びシステム - Google Patents
交通管制方法及びシステムInfo
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- JPH09282591A JPH09282591A JP9644796A JP9644796A JPH09282591A JP H09282591 A JPH09282591 A JP H09282591A JP 9644796 A JP9644796 A JP 9644796A JP 9644796 A JP9644796 A JP 9644796A JP H09282591 A JPH09282591 A JP H09282591A
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- traffic
- area
- congestion
- intersections
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複数交差点を有する領域内の交通量を平準化さ
せて交通流を円滑にする交通管制方法及びシステムを提
供する。 【解決手段】各交差点に流入する車両の交通量を検出す
る検出器から得られる交通量を基に(1)領域で最も混
雑度の大きい交差点の手前の交差点に流入する車両の一
部を前記最も混雑度の大きい交差点を通過せずに前記領
域で最も混雑度の小さい交差点に誘導するよう制御する
こと、及び(2)領域で最も混雑度の大きい交差点に流
入し交差する車両の一部を最も混雑度の大きい交差点で
交差せずに領域で最も混雑度の小さい交差点に誘導し交
差するよう制御する。
せて交通流を円滑にする交通管制方法及びシステムを提
供する。 【解決手段】各交差点に流入する車両の交通量を検出す
る検出器から得られる交通量を基に(1)領域で最も混
雑度の大きい交差点の手前の交差点に流入する車両の一
部を前記最も混雑度の大きい交差点を通過せずに前記領
域で最も混雑度の小さい交差点に誘導するよう制御する
こと、及び(2)領域で最も混雑度の大きい交差点に流
入し交差する車両の一部を最も混雑度の大きい交差点で
交差せずに領域で最も混雑度の小さい交差点に誘導し交
差するよう制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数交差点を有す
る領域内の道路を通行する車両の交通流を制御する道路
交通管制方法及びシステムに関する。
る領域内の道路を通行する車両の交通流を制御する道路
交通管制方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】複数交差点を四方に有する領域内の道路
の交通流を制御する従来技術として、特開平5−28395号
公報に記載された技術がある。これは、非渋滞化交通制
御可能領域を設定し、この領域に進入する車両を抑制す
るため、この領域外で迂回路の指示あるいは信号制御を
行うというものである。
の交通流を制御する従来技術として、特開平5−28395号
公報に記載された技術がある。これは、非渋滞化交通制
御可能領域を設定し、この領域に進入する車両を抑制す
るため、この領域外で迂回路の指示あるいは信号制御を
行うというものである。
【0003】また、車両の誘導・配分を図る従来技術と
して、特開昭57−199100号公報に記載された技術があ
る。これは、道路地図が描かれ、道路沿いに設置された
誘導地図板に経路を表示し、各経路の交通量を輝度で示
すというものである。
して、特開昭57−199100号公報に記載された技術があ
る。これは、道路地図が描かれ、道路沿いに設置された
誘導地図板に経路を表示し、各経路の交通量を輝度で示
すというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−28395号公報には、特定領域内の交通制御について
は、何ら記載されていない。
5−28395号公報には、特定領域内の交通制御について
は、何ら記載されていない。
【0005】また、特開昭57−199100号公報記載の従来
技術は、誘導地図板上に各経路の交通量を表示するもの
であり、車両の進路についての情報は表示されないの
で、車両の進路はすべてドライバの判断に委ねられてい
る。従って、必ずしも交通量の少ない道路に車両が進む
とは限らないため、交通量が平準化するとは必ずしもい
えない。
技術は、誘導地図板上に各経路の交通量を表示するもの
であり、車両の進路についての情報は表示されないの
で、車両の進路はすべてドライバの判断に委ねられてい
る。従って、必ずしも交通量の少ない道路に車両が進む
とは限らないため、交通量が平準化するとは必ずしもい
えない。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記領域内の交
通量を平準化させて交通流を円滑にする交通管制方法及
びシステムを提供することにある。
通量を平準化させて交通流を円滑にする交通管制方法及
びシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、複数交差点を有する領域内の道路の交通流
を制御する道路交通管制方法において、前記各交差点に
流入する車両の交通量を検出する検出器から得られる交
通量を基に(1)前記領域で最も混雑度の大きい交差点
の手前の交差点に流入する車両の一部を前記最も混雑度
の大きい交差点を通過せずに前記領域で最も混雑度の小
さい交差点に誘導するよう制御すること、及び(2)前
記領域で最も混雑度の大きい交差点に流入し交差する車
両の一部を前記最も混雑度の大きい交差点で交差せずに
前記領域で最も混雑度の小さい交差点に誘導し交差する
よう制御することを特徴とする。
成するため、複数交差点を有する領域内の道路の交通流
を制御する道路交通管制方法において、前記各交差点に
流入する車両の交通量を検出する検出器から得られる交
通量を基に(1)前記領域で最も混雑度の大きい交差点
の手前の交差点に流入する車両の一部を前記最も混雑度
の大きい交差点を通過せずに前記領域で最も混雑度の小
さい交差点に誘導するよう制御すること、及び(2)前
記領域で最も混雑度の大きい交差点に流入し交差する車
両の一部を前記最も混雑度の大きい交差点で交差せずに
前記領域で最も混雑度の小さい交差点に誘導し交差する
よう制御することを特徴とする。
【0008】(1)上記領域で最も混雑度の大きい交差
点の手前の交差点に流入する車両の一部を前記領域で最
も混雑度の小さい交差点に誘導することにより、最も混
雑度の大きい交差点への流入が制限され、(2)上記領
域で最も混雑度の大きい交差点に流入し交差する車両の
一部を前記領域で最も混雑度の小さい交差点に誘導し交
差することにより、最も混雑度の大きい交差点での交差
が制限され、(3)また、その制限された車両は最も混
雑度の小さい交差点に誘導されるので、前記領域内の交
通量は平準化、その方向の交通流の通過容量を拡大でき
る。
点の手前の交差点に流入する車両の一部を前記領域で最
も混雑度の小さい交差点に誘導することにより、最も混
雑度の大きい交差点への流入が制限され、(2)上記領
域で最も混雑度の大きい交差点に流入し交差する車両の
一部を前記領域で最も混雑度の小さい交差点に誘導し交
差することにより、最も混雑度の大きい交差点での交差
が制限され、(3)また、その制限された車両は最も混
雑度の小さい交差点に誘導されるので、前記領域内の交
通量は平準化、その方向の交通流の通過容量を拡大でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を説明する前に、
実施例の説明で使用する用語を定義する。
実施例の説明で使用する用語を定義する。
【0010】交通量:道路の1地点を単位時間に通過す
る車両台数 信号周期:信号の繰り返し周期 スプリット:信号周期に対する各現示の時間比率。
る車両台数 信号周期:信号の繰り返し周期 スプリット:信号周期に対する各現示の時間比率。
【0011】オフセット:路線上にある、複数の信号機
を系統的に制御する場合の青開始時間のずれ 交通容量:道路の1地点を単位時間内に通過できる最大
の車両台数であり、信号制御パラメータ等により変動す
る。
を系統的に制御する場合の青開始時間のずれ 交通容量:道路の1地点を単位時間内に通過できる最大
の車両台数であり、信号制御パラメータ等により変動す
る。
【0012】混雑度:交差点流入口における交通量と交
通容量との比率。(この比率が1.0以上になるとその
流入口では交通流を捌くことができない。) 以下、図面を用いて本発明の原理並びに実施例を説明す
る。
通容量との比率。(この比率が1.0以上になるとその
流入口では交通流を捌くことができない。) 以下、図面を用いて本発明の原理並びに実施例を説明す
る。
【0013】図1は本発明の原理を説明する図である。
【0014】本発明は複数の交差点を四方に有する領域
101を交通制御の対象とし、この領域内の交通量の平
準化により、実効的に通過交通容量の拡大を図る。ま
ず、拡大図102に示すように各交差点Ii(i=1〜
n|n:交差点数)に流入する車両の交通量Qi1〜Q
i4を検出する。次に、各交差点Iiにおいては道路条
件,信号機の青時間設定が異なることにより交通容量が
それぞれ異なるため、それに応じて上記検出した交通量
Qi1〜Qi4を交通容量で除して正規化し、混雑度P
i1〜Pi4(図示せず)を求める。次に、各交差点I
iに流入する混雑度Pi1〜Pi4の大きさから、交差
する混雑度の和を交差点毎に求め、それが最大となる交
差点(IMax)とその回りの8つの交差点中で最小となる
交差点(IMin)を抽出する。
101を交通制御の対象とし、この領域内の交通量の平
準化により、実効的に通過交通容量の拡大を図る。ま
ず、拡大図102に示すように各交差点Ii(i=1〜
n|n:交差点数)に流入する車両の交通量Qi1〜Q
i4を検出する。次に、各交差点Iiにおいては道路条
件,信号機の青時間設定が異なることにより交通容量が
それぞれ異なるため、それに応じて上記検出した交通量
Qi1〜Qi4を交通容量で除して正規化し、混雑度P
i1〜Pi4(図示せず)を求める。次に、各交差点I
iに流入する混雑度Pi1〜Pi4の大きさから、交差
する混雑度の和を交差点毎に求め、それが最大となる交
差点(IMax)とその回りの8つの交差点中で最小となる
交差点(IMin)を抽出する。
【0015】図中103は交差点の拡大図で、例えば4
つの交差点内でIMaxとIMinが存在する場合を示す。こ
のときの交通制御はMax 交差点の手前の交差点で車両の
一部を分岐させ、その分岐の一部をMin 交差点に誘導す
るように誘導経路を指示(表示)することに加え、Max
交差点及び誘導経路上の交差点の信号機を制御するよう
にしたものである。これが本発明の特徴である。
つの交差点内でIMaxとIMinが存在する場合を示す。こ
のときの交通制御はMax 交差点の手前の交差点で車両の
一部を分岐させ、その分岐の一部をMin 交差点に誘導す
るように誘導経路を指示(表示)することに加え、Max
交差点及び誘導経路上の交差点の信号機を制御するよう
にしたものである。これが本発明の特徴である。
【0016】尚、ここでは、1つの道路で正逆の流れが
有る時には、大きい方向の流れに注目して議論を進めて
いる。この理由は、通常大きい方が流れれば、小さい方
は殆ど問題無く対応出来るからである。
有る時には、大きい方向の流れに注目して議論を進めて
いる。この理由は、通常大きい方が流れれば、小さい方
は殆ど問題無く対応出来るからである。
【0017】実は、正逆が拮抗して100%近い流れの
需要がある場合には、別特許(=型)に述べている、対策
が必要になる。
需要がある場合には、別特許(=型)に述べている、対策
が必要になる。
【0018】次に、本発明の一実施例について説明す
る。
る。
【0019】図2は、各交差点に流入する交通量の計測
データを入力して信号機及び表示装置を交通管制センタ
側にて制御するシステム図を示したものである。
データを入力して信号機及び表示装置を交通管制センタ
側にて制御するシステム図を示したものである。
【0020】交通管制センタ1では、入力装置13,演
算装置11,メモリ12,出力装置14を備えている。
算装置11,メモリ12,出力装置14を備えている。
【0021】センサーS11〜Sn4(n:交差点数)
では各交差点に流入する交通量Q11〜Qn4を計測し、
伝送装置2ではそれら交通量Q11〜Qn4を入力装置
13に送信する。入力装置13ではその送信されてくる
交通量Q11〜Qn4を入力する。演算装置11では、
交通量Q11〜Qn4とメモリ12に格納されているデ
ータとを基にMax交差点の手前の交差点に流入する車両
の一部をMin交差点へ誘導するための情報(誘導経路,
信号制御パラメータ等)を求める。出力装置14は、そ
の求められた情報を入力装置13に出力する。そして、
信号機L11〜Ln4及び表示装置H11〜Hn4はそ
の出力された情報を基に制御される。
では各交差点に流入する交通量Q11〜Qn4を計測し、
伝送装置2ではそれら交通量Q11〜Qn4を入力装置
13に送信する。入力装置13ではその送信されてくる
交通量Q11〜Qn4を入力する。演算装置11では、
交通量Q11〜Qn4とメモリ12に格納されているデ
ータとを基にMax交差点の手前の交差点に流入する車両
の一部をMin交差点へ誘導するための情報(誘導経路,
信号制御パラメータ等)を求める。出力装置14は、そ
の求められた情報を入力装置13に出力する。そして、
信号機L11〜Ln4及び表示装置H11〜Hn4はそ
の出力された情報を基に制御される。
【0022】図2に於いて、伝送装置2(図ではB11
からBn4)と、受信装置Cは物理的には同一の筐体
にあり、送受を多重化している場合も多い。
からBn4)と、受信装置Cは物理的には同一の筐体
にあり、送受を多重化している場合も多い。
【0023】ここに於いて、交通管制センタは、各地域
に分散配置された、交通管制装置でも良い。
に分散配置された、交通管制装置でも良い。
【0024】図3は本発明の実施例の処理の流れを示す
フロー図である。
フロー図である。
【0025】ここで述べた制御法は、組合わせを、簡略
化した方式であるが、総ての組合わせについて、検討し
た例を、図12に示す。
化した方式であるが、総ての組合わせについて、検討し
た例を、図12に示す。
【0026】図3の処理の流れを図4を用いて説明す
る。
る。
【0027】図4のfiの交差点は任意な交差点で有
る。各センサで検出した交通量を基にMax 交差点を抽出
する(ステップ301)。Max交差点を中心にMax交差点
を囲む9交差点内のMin交差点を抽出する(ステップ3
02)。次に、Max交差点に隣接する四方の1交差点を
i=1に設定し、各交差点への流入方向に関しj=1か
ら始める(303)。Max交差点と隣接する交差点から見
てMax交差点の方向を判断する(ステップ304)。左方
であればステップ305へ、前方であればステップ30
6へ、右方であればステップ307へ進む。ステップ3
05ではMin 交差点の方向を判断する。右方であればス
テップ308へ、前方であればステップ310へ進む。ス
テップ306でもMin 交差点の方向を判断する。右方で
あればステップ308へ、左方であればステップ309
へ進む。ステップ307でもMin 交差点の方向を判断す
る。左方であればステップ309へ、前方であればステ
ップ310へ進む。ステップ308では、右折誘導を
し、ステップ309では左折誘導をし、ステップ310
では直進誘導をする。次に、i=4でなければ(ステッ
プ311)、ステップ313へ進み、j=j+1とし、
ステップ304へ戻る。ステップ311でj=4と判断
されたならば、ステップ312へ進む。このステップで
はi=4か否かを判断する。i=4でなければ、i=i
+1とし(ステップ304)とし、ステップ304へ戻
る。i=4であれば処理を終了する。
る。各センサで検出した交通量を基にMax 交差点を抽出
する(ステップ301)。Max交差点を中心にMax交差点
を囲む9交差点内のMin交差点を抽出する(ステップ3
02)。次に、Max交差点に隣接する四方の1交差点を
i=1に設定し、各交差点への流入方向に関しj=1か
ら始める(303)。Max交差点と隣接する交差点から見
てMax交差点の方向を判断する(ステップ304)。左方
であればステップ305へ、前方であればステップ30
6へ、右方であればステップ307へ進む。ステップ3
05ではMin 交差点の方向を判断する。右方であればス
テップ308へ、前方であればステップ310へ進む。ス
テップ306でもMin 交差点の方向を判断する。右方で
あればステップ308へ、左方であればステップ309
へ進む。ステップ307でもMin 交差点の方向を判断す
る。左方であればステップ309へ、前方であればステ
ップ310へ進む。ステップ308では、右折誘導を
し、ステップ309では左折誘導をし、ステップ310
では直進誘導をする。次に、i=4でなければ(ステッ
プ311)、ステップ313へ進み、j=j+1とし、
ステップ304へ戻る。ステップ311でj=4と判断
されたならば、ステップ312へ進む。このステップで
はi=4か否かを判断する。i=4でなければ、i=i
+1とし(ステップ304)とし、ステップ304へ戻
る。i=4であれば処理を終了する。
【0028】max 交差点が隣接している場合について
は、後述のように対応する。従ってここでは、max交差
点とmin交差点が1つずつある4つの交差点に注目すれ
ばよい。図5は、図2に示したシステム図のAの部分に
おける制御ブロック図を示したものである。
は、後述のように対応する。従ってここでは、max交差
点とmin交差点が1つずつある4つの交差点に注目すれ
ばよい。図5は、図2に示したシステム図のAの部分に
おける制御ブロック図を示したものである。
【0029】各道路の交差点手前に設置されたセンサS
11〜Sn4は、それぞれ交差点の流入口の交通量Q1
1〜Qn4を検出する。そして、混雑度算出111では
センサから得られた流入口の交通量を予め設定されてい
る交通容量データ121を基に正規化し、交差点の流入
口の混雑度P11〜Pn4を算出する。
11〜Sn4は、それぞれ交差点の流入口の交通量Q1
1〜Qn4を検出する。そして、混雑度算出111では
センサから得られた流入口の交通量を予め設定されてい
る交通容量データ121を基に正規化し、交差点の流入
口の混雑度P11〜Pn4を算出する。
【0030】Max・Min交差点抽出112では、混雑度算
出部111で求めた混雑度P11〜Pn4を基にMax交
差点,Min交差点を抽出し、Max交差点,Min交差点の位
置を求める。そして、経路算出113では、Max交差点
の手前の交差点から、Min交差点への経路、あるいは、M
ax交差点の手前の交差点からMax交差点を通過しない経
路を経路テーブル122を用いて求める。
出部111で求めた混雑度P11〜Pn4を基にMax交
差点,Min交差点を抽出し、Max交差点,Min交差点の位
置を求める。そして、経路算出113では、Max交差点
の手前の交差点から、Min交差点への経路、あるいは、M
ax交差点の手前の交差点からMax交差点を通過しない経
路を経路テーブル122を用いて求める。
【0031】ここに於いて、同一交差点で正逆の流れに
ついては、大きい方向のみに注目し、以下で説明する。
即ち、本明細書に於いては、min 交差点とは、正側の流
れが小さい交通流をさす。
ついては、大きい方向のみに注目し、以下で説明する。
即ち、本明細書に於いては、min 交差点とは、正側の流
れが小さい交通流をさす。
【0032】そして、信号制御パラメータ算出部114
では、経路算出部113で求めた経路と混雑度算出部1
11で求めた混雑度を基に交差点の手前に設置された信
号機L11〜Ln4の信号制御パラメータ(信号周期,
スプリット,オフセット)を算出する。そして、信号制
御パラメータ設定115では、信号制御パラメータ算出
部114で求めた信号機L11〜L14の信号制御パラ
メータを設定する。そして、信号機L11〜L14はそ
の信号制御パラメータを基に信号制御される。進路指示
設定116では、経路算出部113で求めた経路を基に
交差点の手前に設置された表示装置H11〜Hn4に表
示する進路の情報を設定する。そして、表示装置H11
〜Hn4はその情報を基に制御される。
では、経路算出部113で求めた経路と混雑度算出部1
11で求めた混雑度を基に交差点の手前に設置された信
号機L11〜Ln4の信号制御パラメータ(信号周期,
スプリット,オフセット)を算出する。そして、信号制
御パラメータ設定115では、信号制御パラメータ算出
部114で求めた信号機L11〜L14の信号制御パラ
メータを設定する。そして、信号機L11〜L14はそ
の信号制御パラメータを基に信号制御される。進路指示
設定116では、経路算出部113で求めた経路を基に
交差点の手前に設置された表示装置H11〜Hn4に表
示する進路の情報を設定する。そして、表示装置H11
〜Hn4はその情報を基に制御される。
【0033】次に、図5に示した各部ごとについて詳説
する。
する。
【0034】最初に、センサS11〜Sn4について図
6を用いて説明する。
6を用いて説明する。
【0035】センサSi1〜Si4はそれぞれ交差点I
iの流入口Ri1〜Ri4に設置され、交差点Iiの流
入口Ri1〜Ri4を通過するそれぞれの車両の交通
量、例えば数分毎ないしは信号サイクル毎の車両の通過
台数を計測し、この結果を混雑度算出111に入力す
る。
iの流入口Ri1〜Ri4に設置され、交差点Iiの流
入口Ri1〜Ri4を通過するそれぞれの車両の交通
量、例えば数分毎ないしは信号サイクル毎の車両の通過
台数を計測し、この結果を混雑度算出111に入力す
る。
【0036】図6では、交差点直前のセンサーで交通量
を測定したが、より実時間性を保つために各九交差点の
直前の交差点の出口の交通流量などを用いて推定ないし
は算出しても良い。
を測定したが、より実時間性を保つために各九交差点の
直前の交差点の出口の交通流量などを用いて推定ないし
は算出しても良い。
【0037】次に、交通容量データ121について説明
する。
する。
【0038】交通容量データ121には、交差点Ii
(i=交差点数)の各流入口Ri1〜Ri4における交
通容量Oi1〜Oi4(図示せず)が各交差点毎に格納
されている。この交通容量Oi1〜Oi4は、各交差点
の流入口毎に飽和交通流率を調査して、各交差点の流入
口毎に設定しておく。または、天候,事故等の情報から
飽和交通流率データ121を更新,変更するようにして
も良い。こうすれば、天候等の環境変化に応じた正規化
交通量を求めることができる。
(i=交差点数)の各流入口Ri1〜Ri4における交
通容量Oi1〜Oi4(図示せず)が各交差点毎に格納
されている。この交通容量Oi1〜Oi4は、各交差点
の流入口毎に飽和交通流率を調査して、各交差点の流入
口毎に設定しておく。または、天候,事故等の情報から
飽和交通流率データ121を更新,変更するようにして
も良い。こうすれば、天候等の環境変化に応じた正規化
交通量を求めることができる。
【0039】次に、混雑度111について説明する。
【0040】交差点Iiの流入口の混雑度Pi1〜Pi
4は、センサSi1〜Si4から得た交通量Qi1〜Q
i4と交通容量データ121に格納されている交差点I
iの交通容量Oi1〜Oi4との比から求める。
4は、センサSi1〜Si4から得た交通量Qi1〜Q
i4と交通容量データ121に格納されている交差点I
iの交通容量Oi1〜Oi4との比から求める。
【0041】例えば、交差点Iiの流入口Rij(i=
1〜n|n:交差点数,j=1〜4)における混雑度P
ijは以下のように求める。
1〜n|n:交差点数,j=1〜4)における混雑度P
ijは以下のように求める。
【0042】(正規化交通量Pij)=(流入口Rij
の交通量)/(流入口Rijの交通容量Oij) そして、この求められた混雑度PijはMax・Min抽出部
112と信号制御パラメータ算出部114に出力する。
の交通量)/(流入口Rijの交通容量Oij) そして、この求められた混雑度PijはMax・Min抽出部
112と信号制御パラメータ算出部114に出力する。
【0043】次に、Max・Min交差点抽出112について
説明する。
説明する。
【0044】交差点Iiにおいて、流入口Rijの正規
化交通量がPijのとき、交差点Iiの混雑度を以下の
式で定義する。
化交通量がPijのとき、交差点Iiの混雑度を以下の
式で定義する。
【0045】(交差点Iiの混雑度)=Max{(混雑度
Pi1),(混雑度Pi3)}+Max{(混雑度Pi
2),(混雑度Pi4)} なお、この定義は、交差点の混雑度を表す定義の一例で
ある。
Pi1),(混雑度Pi3)}+Max{(混雑度Pi
2),(混雑度Pi4)} なお、この定義は、交差点の混雑度を表す定義の一例で
ある。
【0046】Max・Min交差点抽出部112では、混雑度
算出部111で求めた正規化交通量を基に上記式から各
交差点の混雑度を求める。そして、その式から求めた交
差点の混雑度が最も大きい交差点をMax交差点、混雑度
が最も小さい交差点をMin交差点とし、交差点I1〜I
n(図示せず)のうちでMax 交差点となる交差点(の位
置)と、Min交差点なる交差点(の位置)を経路算出1
13に出力する。
算出部111で求めた正規化交通量を基に上記式から各
交差点の混雑度を求める。そして、その式から求めた交
差点の混雑度が最も大きい交差点をMax交差点、混雑度
が最も小さい交差点をMin交差点とし、交差点I1〜I
n(図示せず)のうちでMax 交差点となる交差点(の位
置)と、Min交差点なる交差点(の位置)を経路算出1
13に出力する。
【0047】次に、経路算出113,経路テーブル12
2について図7を用いて説明する。図7は、Max交差点
とMin交差点とから、経路を算出するため使用する経路
テーブル122の一例を示す。
2について図7を用いて説明する。図7は、Max交差点
とMin交差点とから、経路を算出するため使用する経路
テーブル122の一例を示す。
【0048】図7に示したテーブルにはMax交差点の位
置とMin交差点の位置とから、Max 交差点の手前の交差
点からMin交差点への経路、あるいは、Max交差点の手前
の交差点からMax交差点を通過しない経路が予め設定さ
れている。
置とMin交差点の位置とから、Max 交差点の手前の交差
点からMin交差点への経路、あるいは、Max交差点の手前
の交差点からMax交差点を通過しない経路が予め設定さ
れている。
【0049】経路算出113では、Max・Min交差点抽出
112から入力したMax交差点,Min交差点の位置から、
経路テーブル122を用いて経路を求める。
112から入力したMax交差点,Min交差点の位置から、
経路テーブル122を用いて経路を求める。
【0050】説明の簡単化のために4つの交差点を対象
にしたときを例に挙げ、以下説明する。例えば、Max交
差点が交差点I1,Min交差点が交差点I2のとき、経
路は、交差点I2→交差点I3といった経路と、交差点
I4→交差点I3→交差点I2といった経路がテーブル
122から導き出される。ここで求めた経路は信号制御
パラメータ算出部114,進路指示設定116に出力す
る。
にしたときを例に挙げ、以下説明する。例えば、Max交
差点が交差点I1,Min交差点が交差点I2のとき、経
路は、交差点I2→交差点I3といった経路と、交差点
I4→交差点I3→交差点I2といった経路がテーブル
122から導き出される。ここで求めた経路は信号制御
パラメータ算出部114,進路指示設定116に出力す
る。
【0051】このように、Max交差点とMin交差点の位置
を求め、Max 交差点の手前の交差点からMin 交差点まで
の経路を求めるだけでよいので計算量が少なく、交通の
平準化を図る経路を求めることができる。
を求め、Max 交差点の手前の交差点からMin 交差点まで
の経路を求めるだけでよいので計算量が少なく、交通の
平準化を図る経路を求めることができる。
【0052】尚、上記に於いて、さらに、運転者の心理
を考慮した図12の様な決定案も考えられる。この方法
によると全体に流れがよりスムースに成ると思われる。
何故なら、MAX交差点を中心に全体の交通流が周辺で
回転することになるからである。又、左側通行である事
を考慮すると、最初は左の方が運転者に取って受け入れ
易いからである。
を考慮した図12の様な決定案も考えられる。この方法
によると全体に流れがよりスムースに成ると思われる。
何故なら、MAX交差点を中心に全体の交通流が周辺で
回転することになるからである。又、左側通行である事
を考慮すると、最初は左の方が運転者に取って受け入れ
易いからである。
【0053】次に、信号制御パラメータ算出114につ
いて図8を用いて説明する。
いて図8を用いて説明する。
【0054】図8は、信号制御パラメータを算出する処
理の流れを示すフロー図である。
理の流れを示すフロー図である。
【0055】まず、経路算出113から入力した経路を
基に信号制御パラメータを変更する交差点を求める。信
号制御パラメータを変更する交差点はMax 交差点と、経
路算出部113から入力した経路上の交差点とする(ス
テップ801)。
基に信号制御パラメータを変更する交差点を求める。信
号制御パラメータを変更する交差点はMax 交差点と、経
路算出部113から入力した経路上の交差点とする(ス
テップ801)。
【0056】次に、経路上の交差点の信号現示を設定す
る。これも入力した経路に従い設定する。例えば(図示
せず)、交差点I2→交差点I3といった経路と、交差
点I4→交差点I3→交差点I2といった経路が入力さ
れた場合、交差点I2では流入口R21に設置された信
号機L21には直進現示を設け、流入口R22に設置さ
れた信号機L22は左折現示を設ける。交差点I3では
流入口R34に設置された信号機L34には左折現示を
設け、交差点I4では流入口R43に設置された信号機
L43に右折現示、流入口R44に設置された信号機L
44に直進現示を設ける(ステップ802)。
る。これも入力した経路に従い設定する。例えば(図示
せず)、交差点I2→交差点I3といった経路と、交差
点I4→交差点I3→交差点I2といった経路が入力さ
れた場合、交差点I2では流入口R21に設置された信
号機L21には直進現示を設け、流入口R22に設置さ
れた信号機L22は左折現示を設ける。交差点I3では
流入口R34に設置された信号機L34には左折現示を
設け、交差点I4では流入口R43に設置された信号機
L43に右折現示、流入口R44に設置された信号機L
44に直進現示を設ける(ステップ802)。
【0057】次に、左折現示,直進現示,右折現示の矢
印現示のスプリットを求める。ここでは例えば0.2と
する(ステップ803)。
印現示のスプリットを求める。ここでは例えば0.2と
する(ステップ803)。
【0058】次に、各交差点の信号機の青信号スプリッ
トを求める。
トを求める。
【0059】これは、正規化交通量算出部111で求め
た各交差点の流入口の正規化交通量を基に求めることが
できる。例えば、流入口Rijに設置された信号機Li
jの青信号スプリットは、 (信号機Lijの青信号スプリット)=Max{Pij,Pi
j±2}/(Max{Pi1,Pi3}+Max{Pi2,Pi
4}) とし、もし信号機Lijが矢印信号をステップ802で
設けているときは、この求められた信号機Lijの青信
号スプリットから矢印現示スプリット0.2 を引いた値
が信号機Lijの青信号スプリットとする(ステップ8
04)。これら、求められた信号制御パラメータは信号
制御パラメータ設定115に出力する。
た各交差点の流入口の正規化交通量を基に求めることが
できる。例えば、流入口Rijに設置された信号機Li
jの青信号スプリットは、 (信号機Lijの青信号スプリット)=Max{Pij,Pi
j±2}/(Max{Pi1,Pi3}+Max{Pi2,Pi
4}) とし、もし信号機Lijが矢印信号をステップ802で
設けているときは、この求められた信号機Lijの青信
号スプリットから矢印現示スプリット0.2 を引いた値
が信号機Lijの青信号スプリットとする(ステップ8
04)。これら、求められた信号制御パラメータは信号
制御パラメータ設定115に出力する。
【0060】信号制御パラメータ算出114では、各流
入口の正規化交通量に応じて信号制御パラメータを算出
するので、交通状況にあった信号制御ができる。また、
矢印信号もステップ802で設定するので、効果的に車
両を誘導することができる。次に信号制御パラメータ設
定115について説明する。
入口の正規化交通量に応じて信号制御パラメータを算出
するので、交通状況にあった信号制御ができる。また、
矢印信号もステップ802で設定するので、効果的に車
両を誘導することができる。次に信号制御パラメータ設
定115について説明する。
【0061】信号制御パラメータ算出114で算出され
た制御パラメータを信号機毎に設定し、この信号制御パ
ラメータを出力装置14に出力する。そして、信号機L
11〜Ln4はこの信号制御パラメータを基に信号制御
されるのである。
た制御パラメータを信号機毎に設定し、この信号制御パ
ラメータを出力装置14に出力する。そして、信号機L
11〜Ln4はこの信号制御パラメータを基に信号制御
されるのである。
【0062】次に、進路指示設定115について説明す
る。
る。
【0063】経路算出113で求められた経路を基に各
表示装置H11〜Hn4に表示する進路指示を設定し、
この進路指示の情報を出力装置12に出力する。そし
て、表示装置H11〜Hn4はこの進路指示の情報を基
に制御されるのである。
表示装置H11〜Hn4に表示する進路指示を設定し、
この進路指示の情報を出力装置12に出力する。そし
て、表示装置H11〜Hn4はこの進路指示の情報を基
に制御されるのである。
【0064】なお、実施例では4交差点を有する井形状
の領域を対象にした場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。
の領域を対象にした場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。
【0065】また、管制センタのディスプレイあるいは
管制卓にMax交差点とMin交差点を表示して、司令員が信
号機の信号現示あるいは表示板の内容を指示しても良
い。
管制卓にMax交差点とMin交差点を表示して、司令員が信
号機の信号現示あるいは表示板の内容を指示しても良
い。
【0066】図9は本発明にかかる誘導装置を示す図で
ある。
ある。
【0067】同図(A)は同一方面行き車両の一部を時
分割で混雑度最小の交差点の方向へ誘導する例である。
また、同図(B)は複数レーンのうち一部のレーンへ進
入した車両を混雑度最小の交差点の方向へ誘導する例で
ある。
分割で混雑度最小の交差点の方向へ誘導する例である。
また、同図(B)は複数レーンのうち一部のレーンへ進
入した車両を混雑度最小の交差点の方向へ誘導する例で
ある。
【0068】尚、ここでは、1つの道路で正逆の流れが
有る時には、大きい方向の流れに注目して議論を進めて
いる。この理由は、通常大きい方が流れれば、小さい方
は殆ど問題無く対応出来るからである。実は、正逆が拮
抗して100%近い流れの需要がある場合には、別特許
(=型)に述べている、対策が必要になる。
有る時には、大きい方向の流れに注目して議論を進めて
いる。この理由は、通常大きい方が流れれば、小さい方
は殆ど問題無く対応出来るからである。実は、正逆が拮
抗して100%近い流れの需要がある場合には、別特許
(=型)に述べている、対策が必要になる。
【0069】次に、#型の最前の交差点がMAX交差点
で、MIN交差点が後方にある場合について考える。こ
の場合は、MAX交差点での交差を、図13(b)のよ
うに抑え、斜め後方の交差点で交差させる。この方法を
取ると、当初MAX交差点で渋滞が生じていたのが、確
実に減じられる。
で、MIN交差点が後方にある場合について考える。こ
の場合は、MAX交差点での交差を、図13(b)のよ
うに抑え、斜め後方の交差点で交差させる。この方法を
取ると、当初MAX交差点で渋滞が生じていたのが、確
実に減じられる。
【0070】次にmax 交差点が隣接する場合を考える。
【0071】クリチカルな交差点が(2ないし)4つと
も100%に近い、交通需要がある場合、図11による
と、その効果が、限定されるように思えるが、この場合
は、4つの交差点a,b,c,dがそれぞれ、1つずつ
含むように領域を分割すべきである。すなわち交差点が
図13のように並んでいると、できれば、
も100%に近い、交通需要がある場合、図11による
と、その効果が、限定されるように思えるが、この場合
は、4つの交差点a,b,c,dがそれぞれ、1つずつ
含むように領域を分割すべきである。すなわち交差点が
図13のように並んでいると、できれば、
【0072】この場合は、もとの 効果が大幅に改善される可能性が多い。この様に考える
と、#型のアプローチは、相当一般性があることが分か
る。
と、#型のアプローチは、相当一般性があることが分か
る。
【0073】次に、本発明の他の実施例を図10を用い
て説明する。
て説明する。
【0074】四方に複数交差点を有する領域1001を
制御するとき、井桁状の4交差点を1単位とした領域を
1002〜1005に分割する。ここで、分割した各領
域は一実施例で説明したように方法で制御する。なお、
分割する領域は予め設定しても良いし、各道路の交通量
に応じて分割する領域を設定しても良い。将来的には、
交通事情に応じて、#型の交差点の組みを求める方が、
全体の最適化に有利である。
制御するとき、井桁状の4交差点を1単位とした領域を
1002〜1005に分割する。ここで、分割した各領
域は一実施例で説明したように方法で制御する。なお、
分割する領域は予め設定しても良いし、各道路の交通量
に応じて分割する領域を設定しても良い。将来的には、
交通事情に応じて、#型の交差点の組みを求める方が、
全体の最適化に有利である。
【0075】更に、都市部では、渋滞要因になる交差点
は1箇所とは限らない訳であるが、その場合には、最大
渋滞交差点により、分割された4つの区域毎に改めて最
大渋滞交差点を求めることにより、逐次、問題を解く事
ができる。
は1箇所とは限らない訳であるが、その場合には、最大
渋滞交差点により、分割された4つの区域毎に改めて最
大渋滞交差点を求めることにより、逐次、問題を解く事
ができる。
【0076】分割方法については、まず市街で最高に混
雑する交差点に注目する、その交差点を構成する縦横2
つの路線によって市街を4分割し、分割された各部分
で、同じ様に最大交通量の交差点を求める。
雑する交差点に注目する、その交差点を構成する縦横2
つの路線によって市街を4分割し、分割された各部分
で、同じ様に最大交通量の交差点を求める。
【0077】また、最大渋滞交差点は時間帯,事故発生
などにより、動的に変化するものであるが、本方式を利
用して刻々、問題を解く事も可能である。
などにより、動的に変化するものであるが、本方式を利
用して刻々、問題を解く事も可能である。
【0078】更に、4つ以上の交差点が集中的に混雑す
る交差点の場合には、一方通行の組合わせを考えるなど
別の工夫が必要である。この場合は=型の工夫なども含
めて対策する必要がある。
る交差点の場合には、一方通行の組合わせを考えるなど
別の工夫が必要である。この場合は=型の工夫なども含
めて対策する必要がある。
【0079】こうすれば、広い領域を制御する場合であ
っても、計算量が少なく、領域における交通の平準化を
図ることができる。
っても、計算量が少なく、領域における交通の平準化を
図ることができる。
【0080】以上述べて来たケースでは、渋滞近辺の道
路の形状が#型であるとして、考えてきた。しかし、そ
の付近の形状が3つの交差点を結ぶケースも考えられ
る。
路の形状が#型であるとして、考えてきた。しかし、そ
の付近の形状が3つの交差点を結ぶケースも考えられ
る。
【0081】この場合も、#とほぼ同様に、ピークの交
差点の交通を他の2つの交差点でかばうことができる。
差点の交通を他の2つの交差点でかばうことができる。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、複数交差点を四方に有
する広い領域への最も需要の大きい交差点への流入を制
御することにより、領域内の交通量が平準化され、実効
的に通過交通容量が拡大され交通を円滑にできる。
する広い領域への最も需要の大きい交差点への流入を制
御することにより、領域内の交通量が平準化され、実効
的に通過交通容量が拡大され交通を円滑にできる。
【0083】1)道路交通では、道路網が複雑で、状態
及び制御のパラメータが多く、最適化を工夫無しに求め
ようとすると、組合わせの爆発で解が選らべない。
及び制御のパラメータが多く、最適化を工夫無しに求め
ようとすると、組合わせの爆発で解が選らべない。
【0084】2)状態をすべて知ろうとすると、検出器
の数が膨大になり、投資が困難である。
の数が膨大になり、投資が困難である。
【0085】3)従来の様に、単独交差点を制御対象に
すると自由度が無く、制御効果が出ない。
すると自由度が無く、制御効果が出ない。
【0086】この3つの事実を前提とした場合、本発明
は、都市内の最大混雑交差点の周囲4交差点に注目して
解くため、変数の数が大幅に少なくて済み、1)の問題
が解決できる。
は、都市内の最大混雑交差点の周囲4交差点に注目して
解くため、変数の数が大幅に少なくて済み、1)の問題
が解決できる。
【0087】同様に、センサーも上記交差点群に集中整
備すれば良いので、投資効果が高い。
備すれば良いので、投資効果が高い。
【0088】又、従来のように単独の交差点の信号パラ
メータでなく、4つの交差点を連動して、信号パラメー
タ及び案内を出すので、従来、図11に於いて、100
%を越える渋滞に成るような、交通需要でも、渋滞に至
らず、交通管制できる範囲が広がった。(図11)の連
係制御領域で渋滞を回避できる。
メータでなく、4つの交差点を連動して、信号パラメー
タ及び案内を出すので、従来、図11に於いて、100
%を越える渋滞に成るような、交通需要でも、渋滞に至
らず、交通管制できる範囲が広がった。(図11)の連
係制御領域で渋滞を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図。
【図2】本発明にかかる一実施例のシステム図。
【図3】本発明にかかる一実施例の処理のフローを示す
図。
図。
【図4】本発明にかかる一実施例の処理のフローの説明
に用いる図。
に用いる図。
【図5】本発明にかかる一実施例の制御ブロック構成図
を示す図。
を示す図。
【図6】交差点を示す図。
【図7】経路算出で使用するテーブルを示す図。
【図8】信号制御パラメータ算出の処理の流れを示すフ
ロー図。
ロー図。
【図9】本発明にかかる誘導装置を示す図。
【図10】本発明にかかる第1の実施例の利用について
説明する図。
説明する図。
【図11】本発明の効果を示す図。
【図12】本発明の他の実施例を説明する図。
【図13】本発明の他の実施例を説明する図。
1…交通管制センタ、11…演算装置、12…メモリ、
13…入力装置、14…出力装置、B11〜Bn4…伝
送装置、C11〜Cn4…受信装置。
13…入力装置、14…出力装置、B11〜Bn4…伝
送装置、C11〜Cn4…受信装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 孝義 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 佐野 豊 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内
Claims (10)
- 【請求項1】複数交差点を有する領域内の道路の交通流
を制御する道路交通制御方法において、 前記各交差点に流入する車両の交通量を検出する検出器
から得られる交通量を基に前記領域で最も混雑度の大き
い交差点の手前の交差点に流入する車両の一部を前記最
も混雑度の大きい交差点を通過させずに前記領域で最も
混雑度の小さい交差点の方向に誘導するよう制御するこ
とを特徴とする交通管制方法。 - 【請求項2】複数交差点を有する領域内の道路の交通流
を制御する交通管制システムにおいて、 前記各交差点に流入する交通量を検出する検出器と、 前記交通量を基に前記領域で最も混雑度の大きい交差点
の手前の交差点に流入する車両の一部を前記最も混雑度
の大きい交差点を通過させずに前記領域で最も混雑度の
小さい交差点に誘導するための情報を求める演算手段
と、 前記情報を表示する報知手段を備えたことを特徴とする
交通管制システム。 - 【請求項3】複数交差点を有する領域内の道路の交通流
を交通管制センタより制御する交通管制システムにおい
て、 前記各交差点に流入する車両の交通量を検出する検出器
から交通量を入力する入力手段と、前記交通量を基に前
記領域で最も混雑度の大きい交差点の手前の交差点に流
入する車両の一部を前記最も需要の大きい交差点を通過
させずに前記領域で最も混雑度の小さい交差点に誘導す
るための情報を求める演算手段と、 車両への報知手段あるいは前記各交差点に設置された信
号機に前記情報を出力する出力手段とを備えたことを特
徴とする交通管制システム。 - 【請求項4】複数交差点を有する領域内の交通流を交通
管制センタより制御する交通管制システムにおいて、 前記交通管制センタにあるディスプレイあるいは管制卓
に前記領域内で最も混雑度の大きい交差点と最も混雑度
の小さい交差点を示唆する表示をすることを特徴とする
交通管制システム。 - 【請求項5】交通管制センタより制御される誘導装置に
おいて、 制御対象領域で最も混雑度の大きい交差点の手前の交差
点に流入する同一方面行き車両の一部の車両を前記領域
で最も混雑度の小さい交差点の方向へ誘導する手段を備
えたことを特徴とする誘導装置。 - 【請求項6】6以上の交差点を有する領域内の交通流を
制御する交通管制方法において、 前記領域内から4交差点を有する領域を少なくとも1つ
抽出し、 前記4交差点を有する領域内の交通流を制御することを
特徴とする交通管制方法。 - 【請求項7】複数交差点を有する領域内の道路の交通流
を制御する道路交通制御方法において、 前記各交差点に流入する車両の交通量を検出する検出器
から得られる交通量を基に前記領域で最も混雑度の大き
い交差点に流入し交差する車両の一部を前記最も混雑度
の大きい交差点で交差させずに前記領域で最も混雑度の
小さい交差点の方向に誘導し交差するよう制御すること
を特徴とする交通管制方法。 - 【請求項8】複数交差点を有する領域内の道路の交通流
を制御する交通管制システムにおいて、 前記各交差点に流入する交通量を検出する検出器と、 前記交通量を基に前記領域で最も混雑度の大きい交差点
に流入し交差する車両の一部を前記最も混雑度の大きい
交差点で交差させずに前記領域で最も混雑度の小さい交
差点に誘導し交差するための情報を求める演算手段と、 前記情報を表示する報知手段を備えたことを特徴とする
交通管制システム。 - 【請求項9】複数交差点を有する領域内の道路の交通流
を交通管制センタより制御する交通管制システムにおい
て、 前記各交差点に流入する車両の交通量を検出する検出器
から交通量を入力する入力手段と、 前記交通量を基に前記領域で最も混雑度の大きい交差点
に流入し交差する車両の一部を前記最も需要の大きい交
差点で交差させずに前記領域で最も混雑度の小さい交差
点に誘導し交差するための情報を求める演算手段と、 車両への報知手段あるいは前記各交差点に設置された信
号機に前記情報を出力する出力手段とを備えたことを特
徴とする交通管制システム。 - 【請求項10】交通管制センタより制御される誘導装置
において、 制御対象領域で最も混雑度の大きい交差点に流入し交差
する同一方面行き車両の一部の車両を前記領域で最も混
雑度の小さい交差点の方向へ誘導し交差する手段を備え
たことを特徴とする誘導装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9644796A JPH09282591A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 交通管制方法及びシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9644796A JPH09282591A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 交通管制方法及びシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09282591A true JPH09282591A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14165284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9644796A Pending JPH09282591A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 交通管制方法及びシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09282591A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100564734B1 (ko) * | 2002-08-31 | 2006-03-27 | 학교법인 한양학원 | 최대 녹색신호 시간 설계방법 및 이를 실행하기 위한프로그램을 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체 |
JP2008305299A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 交通信号制御装置及び方法 |
JP2010061335A (ja) * | 2008-09-03 | 2010-03-18 | Kyosan Electric Mfg Co Ltd | 交通情報提供システム及び地域交通情報提供方法 |
CN102194314A (zh) * | 2010-03-08 | 2011-09-21 | 方福德 | 最大车流量方法及道路设施 |
CN103390354A (zh) * | 2012-05-10 | 2013-11-13 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 有效的路口自动驾驶协议 |
CN108573608A (zh) * | 2017-03-09 | 2018-09-25 | 孟卫平 | 交通信号的弦超模控制方法 |
CN116052451A (zh) * | 2023-01-10 | 2023-05-02 | 南京理工大学 | 井字形交叉口信号配时方法及系统 |
-
1996
- 1996-04-18 JP JP9644796A patent/JPH09282591A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100564734B1 (ko) * | 2002-08-31 | 2006-03-27 | 학교법인 한양학원 | 최대 녹색신호 시간 설계방법 및 이를 실행하기 위한프로그램을 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체 |
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CN116052451A (zh) * | 2023-01-10 | 2023-05-02 | 南京理工大学 | 井字形交叉口信号配时方法及系统 |
CN116052451B (zh) * | 2023-01-10 | 2024-04-05 | 南京理工大学 | 井字形交叉口信号配时方法及系统 |
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