JPH09282108A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH09282108A
JPH09282108A JP9381496A JP9381496A JPH09282108A JP H09282108 A JPH09282108 A JP H09282108A JP 9381496 A JP9381496 A JP 9381496A JP 9381496 A JP9381496 A JP 9381496A JP H09282108 A JPH09282108 A JP H09282108A
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JP
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sector
data
control unit
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buffer
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JP9381496A
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Hideto Takahashi
英人 高橋
Shoichi Miyazawa
章一 宮沢
Hitoshi Ogawa
仁 小川
Motoyasu Tsunoda
元泰 角田
Katsumi Yamamoto
克己 山本
Masatoshi Nishina
昌俊 仁科
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスク装置でホストコンピュータがアクセス
を要求したセクタに不良セクタが含まれている場合に非
順序に記憶媒体からデータを読み出し、または記憶媒体
へデータを書き込み、データ転送時間を短縮する。 【解決手段】ドライブI/F制御部218、バッファ制
御部213を設け、交替セクタを含む読み出し時は、記
憶媒体207から非順序に読み出し、バッファRAM2
17を介して、ホストコンピュータ219にはセクタア
ドレスの順番に転送する。また交替セクタを含む書き込
み時は、ホストコンピュータ219から順番に転送され
たデータを、バッファRAM217に介して、非順序に
記憶媒体207に書き込みを行う。また、アクセス中の
不良セクタと交替セクタの処理は不良セクタ管理部21
5によって行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの急激な
性能向上に伴い、データ記憶装置、特に磁気ディスク装
置に対して、高速アクセス転送が求められている。
【0003】高速アクセス転送を可能にする方法の一例
として、従来の技術では特開平4−319574号公報
に記載の方法がある。
【0004】図13は特開平4−319574号公報に
記載のディスク装置のブロック図である。同ディスク装
置はCPU1301、バッファRAM1302、ホスト
バスインタフェース1303、不揮発性メモリ130
4、ドライブコントローラ1305、リード/ライトコ
ントローラ1306、磁気ディスク(記憶媒体)137
から構成されている。以下に図14のフローチャートを
用いて同ディスク装置の読み出し動作について説明す
る。CPU1301は不揮発性メモリ1304の不良セ
クタの情報を検索(1400)し、ホストコンピュータ
1308が読み出しを要求したセクタ内に不良セクタの
有無を調べる(1401)。同検索の結果不良セクタが
あれば、ドライブコントローラ1305が交替セクタ領
域へシーク処理を行う(1402)。リード/ライトコ
ントローラ1306は目的の交替セクタのデータを読み
出す(1403)。同データをバッファRAM1302
に転送する(1404)。CPU1301とリード/ラ
イトコントローラ1306は図13内の1403から1
406までの動作を、すべての目的の交替セクタのデー
タを読み出すまで繰り返す。その後CPU1301はド
ライブコントローラ1306に正常セクタのあるヘッド
アドレスを通知する。同ドライブコントローラ1306
は正常セクタがある目的トラックヘシーク処理を行う
(1407)。リード/ライトコントローラ1306は
目的の正常セクタに対してデータを読み出し処理を行う
(1408)。そしてCPU1301は同データをバッ
ファRAM1302に格納する(1409)。CPU1
301とリード/ライトコントローラ1306は図14
の1408から1410までの動作をすべての目的セク
タのデータを読み出すまで繰り返す(1410)。そし
てすべての目的のデータがバッファRAMが格納された
ら、CPU1301バッファRAM1302のデータを
ホストバスインタフェース1303を介してホストコン
ピュータ1303へ転送する(1411)。(上記読み
出し動作を非順序読み出し動作とする) つぎに、図15のフローチャートを用いてディスク装置
の書き込み動作を説明する。CPU1301はホストコ
ンピュータ1308から書き込み要求されたすべてのデ
ータをバッファRAM1302に格納する(150
0)。そして、CPU1301は不良セクタの検索動作
を行う(1501)。検索の結果、ホストコンピュータ
1308が書き込みを要求したセクタ内に不良セクタが
あれば、ドライブコントローラ1305は交替セクタ領
域にシーク処理(1503)、リード/ライトコントロ
ーラ1306が同交替セクタにバッファRAM1302
の該当データを書き込む(1504)。そしてCPU1
301とリード/ライトコントローラ1306はすべて
の目的の交替セクタにデータを書き込むまで図15内の
1504から1507までを繰り返す。その後、ドライ
ブコントローラ1305は目的のトラックにシーク処理
(1508)、リード/ライトコントローラは目的の正
常セクタにバッファRAMに一時格納されている該当デ
ータを書き込む(1509),(1510)。そしてC
PU1301とリード/ライトコントローラ1306は
目的の正常セクタがすべて書き込まれるまで図15の1
509,1510の動作を繰り返す(書き込み動作を非
順序書き込み動作とする。)。上記方法では交替セクタ
から正常セクタへのヘッド移動が1回で済む。したがっ
て、ディスク装置のスループットが向上し、アクセス時
間が短縮できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−31957
4号公報の非順序読み出し動作では、以下の問題点があ
る。すなわち、(1)ホストコンピュータ記憶媒体間の
データ転送時間が長くなる。(2)高性能なCPUが必
要である。
【0006】(1)については、図14の1404と1
409のバッファRAMへのデータ転送で、ホストコン
ピュータが要求した1番目のセクタのデータがバッファ
RAM1303に格納されたら、同データをホストコン
ピュータ1308へ転送できる。また、その後のバッフ
ァRAMに格納されたデータもセクタアドレスの順番に
順次、ホストコンピュータへ転送できる。しかし、この
動作方式では、図14の1411の通り、データがすべ
てバッファRAM1303に格納された後、ホストコン
ピュータへデータ転送を開始するためデータ転送時間が
長くなる問題がある。
【0007】(2)については、図13のディスク装置
の構成では、バッファRAM1302はCPU1301
によって管理される。同管理は動作方式において複雑に
なる。なぜならば、図14の1404,1409によっ
て磁気ディスク1307から非順序にバッファRAM1
302に格納したデータを、CPU1301はセクタア
ドレスの順番にホストコンピュータへ転送する操作が必
要である1411。また、リード/ライトコントローラ
1403がセクタの処理を開始する前に、CPU130
1は不揮発性メモリ1304を検索し、同セクタが不良
セクタかあるいは交替セクタであるかを判断する動作1
406を行う。したがって、記載のディスク装置ではC
PUの操作が頻繁となり、高性能なCPUが必要とな
る。また、従来の技術の非順序書き込み動作も同様に問
題がある。
【0008】本発明の目的は、非順序読み出し動作、ま
たは非順序書き込み動作を実現するハードウェアアーキ
テクチャとその動作により、できるだけCPUの負荷を
少なく、データ転送時間を短縮させることにある。
【0009】更に、本発明の目的は、非順序読み出し動
作、非順序書き込み動作時を実現するハードウェアアー
キテクチャとその動作により、確実に該当のデータをバ
ッファRAMからホストコンピュータへ、または記憶媒
体へデータ転送を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】目的を達成するために、
本発明はディスク制御装置内に不良セクタ管理部、ドラ
イブインタフェース(I/F)制御部、バッファ制御部
を備えた。また不良セクタの交替用のセクタは、シリン
ダの最終トラックに複数配置された。またそれぞれのデ
ータセクタにはアドレスが割り付けられている。また同
アドレスはシリンダごとに先頭トラックの最初のセクタ
から最終トラックの最後のセクタまで通して番号が割り
付けされている。さらに、不良のセクタのアドレスとそ
れに対する交替処理をしたセクタのアドレスを記憶して
おく不揮発性メモリを備えた。また、不良セクタ管理部
は、同不揮発性メモリ上に格納されている情報を、デー
タ再生/記録時のアクセス前にロードし、情報を基にア
クセス中の不良のセクタ、及び交替したセクタの管理を
行う。またドライブI/F制御部はホストコンピュータ
が記憶/再生する要求したセクタをアクセスする際、セ
クタのアドレスが、ホストコンピュータが要求したセク
タのアドレスの範囲内であるかによって、アクセスする
セクタの特定を行なう手段を備えた。また同ドライブI
/F制御部は、一時データを格納するバッファRAMの
アドレスを、セクタの特定をしたアドレスによって算出
する手段を備えた。またバッファ制御部は一時バッファ
RAMに格納したデータが転送可能であることを示すフ
ラグを格納するRAMを持ち、同RAMはディスク制御
装置が一度にアクセス可能なセクタ数分の容量を備え
た。さらに同フラグは、データがバッファRAMに正常
に格納され、しかもデータの誤り検出、あるいはデータ
誤り訂正が終了し、ホストコンピュータへ転送可能な状
態である時、フラグを格納するRAMに設定され、また
データ記録時に、同フラグはデータがバッファRAMに
正常に格納され、記憶媒体へ転送可能な状態である時、
フラグを格納するRAMに設定される手段を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を用いて説明する。
【0012】図2は本発明を適用した、データ面サーボ
方式を採用したディスク装置201のシステム構成を示
すブロック図である。
【0013】ディスク装置201は、ディスク制御装置
210、信号処理装置203、モータドライバ204、
R/Wアンプ205、R/Wヘッド206、記憶媒体2
07、不揮発性メモリ220から構成される。
【0014】ディスク制御装置210は更に、CPU2
11、ホストインタフェース(ホストI/F)制御部2
12、バッファ制御部213、サーボ制御部214、不
良セクタ管理部215、ECC制御部216、バッファ
RAM217、ドライブインタフェース(ドライブI/
F)制御部218から構成されている。
【0015】以下、図3に示すIDレスフォーマット方
式を採用した場合のデータ読み出し動作を例に挙げ、各
ブロックの動作について説明する。
【0016】CPU211はホストコンピュータ219
からの命令(データの読み出し動作要求、転送開始スタ
ートアドレス、転送数)を受け取る。そしてCPU21
1は同命令より記憶媒体207のシリンダアドレス、ヘ
ッドアドレス、スタートセクタアドレス、エンドセクタ
アドレスを算出する。そして同CPU211はシリンダ
アドレスを基に不揮発性メモリ220内の不良セクタア
ドレスと交替セクタアドレスの検索を行う。CPU21
1は同検索より命令のセクタ内の正常セクタ数と交替セ
クタ数を算出する。不良セクタが存在すれば、同CPU
211は交替セクタがあるヘッドアドレスをサーボ制御
部214にシリンダアドレスと共に通知する。またCP
U211は不良セクタアドレス、交替セクタアドレスを
不良セクタ管理部215へ通知する。更に、CPU21
1はドライブI/F制御部218に読み出し動作要求、
スタートセクタアドレス、エンドセクタアドレス、転送
数、交替セクタ数、正常セクタ数を通知する。サーボ制
御部214は同シリンダ、ヘッドアドレスを基にモータ
ドライバ204に制御信号を入力する。同制御信号はモ
ータドライバ204がR/Wヘッド206を制御する信
号である。そしてR/Wヘッド206はシリンダ、ヘッ
ドアドレスのトラックに位置付けされる。サーボ制御部
214は信号処理装置より入力される図3のサーボデー
タ301を検出する。そしてサーボ制御部214は検出
したサーボデータ301より物理セクタアドレス(PA
DR)を算出する。サーボ制御部214はPADRを不
良セクタ管理部215へ入力する。不良セクタ管理部2
15はPADRより論理セクタアドレス(LADR)を
算出する。不良セクタ管理部215は算出したLADR
をドライブI/F制御部218に通知する。ドライブI
/F制御部218はスタートセクタアドレスとエンドセ
クタアドレスを基に、同LADRが目的のセクタアドレ
スであるか特定する。同制御部がセクタアドレスを特定
したならば、読み出しを開始する指示信号を信号処理装
置203に入力する。
【0017】R/Wヘッド206およびR/Wアンプ2
05を用いて記憶媒体207より読み出された信号は信
号処理装置203で、図3に示したPLO302に基づ
いて、読み出しデータに対する同期が取られ、クロック
とNRZデータとに弁別され、ドライブI/F制御部2
18に転送される。ここで同ドライブI/F制御部はセ
クタの特定に使用したLADRより、データを一時格納
するバッファRAM217のアドレスを算出し、同アド
レスをバッファ制御部213へ通知する。バッファRA
Mアドレスの算出により、ディスク制御装置210は非
順序に記憶媒体207からデータを読み出しても、同デ
ータはバッファRAM217上にはセクタアドレスの順
番に整列されて格納される。ドライブI/F制御部21
8は図3に示すDATA304をBS303に基づい
て、シリンダデータからパラレルデータに変換してバッ
ファ制御部213に転送する。バッファ制御部213に
転送したデータはバッファRAM217に格納される。
同時に同データはECC制御部216にも転送する。E
CC制御部216では読み出した同データに対する誤り
検出が行われる。誤りが検出されなかった場合には、E
CC制御部216はバッファ制御部213に同データが
ホストコンピュータ219に転送可能を示すフラグを通
知する。バッファ制御部はフラグ格納用RAM(以下T
AG RAMと呼ぶ。)にフラグを格納する。そして、
バッファRAM217からホストコンピュータ219へ
の転送はバッファRAM217上に整列されたデータの
順番に転送する必要があるため、バッファ制御部213
はフラグ格納用RAMのフラグの状態によって、ホスト
コンピュータ219へ転送するかを判断し、ホストI/
F制御部212を介して転送を行う。したがって、バッ
ファRAM217からホストコンピュータ219へのデ
ータ転送はすべてのデータが記憶媒体207から読み出
されなくても、バッファ制御部213は順番にフラグの
状態を監視し、フラグが設定されていたら、そのデータ
をホストコンピュータへ転送することが可能となる。
【0018】また、ドライブI/F制御部218はセク
タを交替セクタ数読み出したら、CPU211にヘッド
チェンジ要求を通知する。CPU211は同通知を受け
取り、正常なセクタの読み出しを行うため、ホストコン
ピュータ219の命令より算出したヘッドアドレスをサ
ーボ制御部214へ通知する。そして、記憶媒体207
上のR/Wヘッド206は同ヘッドアドレスにヘッドチ
ェンジし、ディスク制御装置は正常なセクタにアクセス
制御しデータ読み出し動作を行う。同様に、ドライブI
/F制御部218はセクタをCPU211によって設定
された正常セクタ数読み出したら、動作を終了する。
【0019】データ書き込み時はデータ読み出しとほぼ
逆の経路で転送されるため、ここでは省略する。データ
読み出し時との大きな違いを以下に説明する。
【0020】ホストコンピュータ219の要求したセク
タ内に不良セクタが存在する場合、ディスク制御装置2
10は正常なセクタを先に書き込み、すべて正常セクタ
の書き込みを終了した後交替用セクタにアクセスする。
【0021】また、書き込み時はホストコンピュータ2
19から、バッファRAM217にデータを一時格納す
る。そしてバッファRAM217に正常に格納されたな
らば、記憶媒体207上に転送可能となりフラグをセッ
トする。ドライブI/F制御部218はデータの同フラ
グが設定されたことを確認し、バッファRAM217よ
りデータを記憶媒体207へ転送する。したがって読み
出し時と同様にすべてのデータがバッファRAM217
に格納されなくても、セクタのフラグが設定されていた
ら記憶媒体207に転送できる。
【0022】その他、アクセスするセクタの特定動作等
は読み出し動作と同じである。
【0023】図4は記憶媒体207上のセクタアドレス
の割り付けを示す図である。本図は4面の記憶媒体20
7を持つ。記憶媒体207はそれぞれの面のR/Wヘッ
ド206によりアクセスが行われる。R/Wヘッド20
6はそれぞれに、HD407,HD408,HD40
9,HD410とヘッドアドレスが付けられている。セ
クタは物理セクタアドレスPADR403と論理セクタ
アドレスLADR404を持っている。PADR403
はHD407の先頭セクタがPADR=0となり、HD
410の最終セクタがPADR=1023となりシリン
ダ毎に通し番号が割り付けられている。そして、HD4
10に交替セクタエリア402を設けている。同交替セ
クタエリア402は、読み出し/書き込みが不可能にな
った不良セクタ401に対して交替処理を行う交替セク
タが複数含まれている。このように交替セクタを一箇所
に集めることで、ディスク制御装置はヘッドチェンジ1
回で交替セクタをまとめてアクセスする事が可能にな
る。
【0024】交替処理はPADR403とLADR40
4を用いて行う。セクタは通常不良セクタでなければ、
PADR403とLADR404は同一番号が付いてい
る。HD408のPADR=259が不良セクタの場
合、HD410のPADR=1018に交替処理を行う
と、HD410のPADR=1018はLADR=25
9となる。不良セクタのPADR403を不良セクタア
ドレス(DPADR)とする(例ではDPADR=25
9)。また不良セクタに対する交替セクタのPADRを
交替セクタアドレス(APADR)とする(例ではAP
ADR=1018)。同DPADRとAPADRは不揮
発性メモリ220に記憶されている。CPU211はホ
ストコンピュータ219よりアクセス要求された場合、
アクセスを行うシリンダ内に不良セクタがあるか、同不
揮発性メモリ220から同DPADRとAPADRをロ
ードし検索を行う。そして、CPU211はシリンダに
不良セクタがあれば、同DPADRとAPADRを不良
セクタ管理部215に通知する。不良セクタ管理部21
5はサーボ制御部214より入力されるPADR403
と同DPADRとAPADRによってLADR404を
求める。次に不良セクタ管理部215について図5を用
いて説明する。
【0025】図5は不良セクタ管理部215のブロック
図である。
【0026】不良セクタ管理部215は、不良セクタ管
理シーケンサ500、RAM501、アドレス生成回路
502、RAM制御回路503、ロジック回路504か
ら構成される。
【0027】不良セクタ管理シーケンサ500は同管理
部215の全体の制御を行なう。RAM501は不揮発
性メモリ220よりロードされた不良セクタアドレス
(DPADR)505、交替セクタアドレス(APAD
R)506を記憶する。アドレス生成回路502は同R
AM501のアドレス508を生成する。RAM制御回
路503は同RAM501のコントロール信号509を
生成する。ロジック回路504はサーボ制御部214よ
り入力されるPADR403とRAM501上の情報を
比較する比較器等が含まれる。動作については、まずサ
ーボ制御部214からPADR403が入力されると、
アドレス生成回路502を使ってDPADR505、A
PADR506の検索を行う。同検索は、同RAM50
1より上から順番に同DPADR505と同APADR
506をロジック回路504に入力し、同DPADR5
05とPADR403、同APADR506とPADR
403を比較して行なう。そしてロジック回路504は
DPADR505とPADR403が一致したら、PA
DR403のセクタは不良セクタと判断し、ドライブI
/F制御部218に不良セクタフラグ(DFLG)50
7を通知する。また同ロジック回路504はPADR4
03とAPADR506が一致したら、同PADR40
3のセクタが交替セクタと判断し、RAM501よりA
PADR506と同時に出力されたDPADR505を
LADR404としてドライブI/F制御部218に通
知する。また、同ロジック回路504はPADR403
と一致するDPADR505/APADR506がなけ
れば、正常セクタと判断しPADR403をLADR4
04としてドライブI/F制御部218に通知する。以
上の動作によって、同管理部215は不良セクタに対す
る処理、交替セクタのPADR403からLADR40
4の算出を行う。また、同管理部はアクセス制御中にC
PU211の介入なしに動作を実行することができる。
【0028】次に、アクセス制御のCPU211とドラ
イブI/F制御部218と、バッファ制御部213のア
ーキテクチャ及び動作フローについて、図1,図6,図
7,図8,図9,図10,図11,図12を用いて説明
する。
【0029】図6はCPU211の動作を示すフローチ
ャートである。CPU211はホストコンピュータ21
9からの命令を受け取る(601)。命令は読み出し操
作/書き込み操作623、アクセスを開始するスタート
アドレス624、転送セクタ数625である。CPU2
11はスタートアドレス624と転送セクタ数625よ
り、シリンダアドレス626、ヘッドアドレス627、
スタートセクタアドレス(Start SCT ADR)628、エ
ンドセクタアドレス(End SCT ADR)629を求める
(602)。そして、CPU211はアクセスを行うセ
クタ内に不良セクタがあるか、不揮発性メモリ220上
のDPADR505を検索し、交替(不良)セクタ数6
30を求める(603)。更に交替セクタ数630より
正常セクタ数631も求める(603)。次にCPU2
11は記憶媒体207にR/Wヘッド206を位置付け
るため、サーボ制御部214にアクセスを行うシリンダ
アドレス626、ヘッドアドレス627を通知する(6
07,609)。ヘッドアドレス627は読み出し操
作、書き込み操作、アクセスするセクタ内の不良セクタ
の有無による条件で異なる(604,605)。読み出
し操作で不良セクタがなければ、ホストコンピュータ2
19からの命令より求められたヘッドアドレス627を
サーボ制御部214に通知する(607)。不良セクタ
がある場合には先に不良セクタに対する交替セクタをま
とめて読み出すために、交替セクタエリア402がある
ヘッドアドレスを通知する(606)。書き込み操作の
場合は、不良セクタが有無に係らず正常セクタからアク
セスするので、CPU211は命令より算出したヘッド
アドレス627をサーボ制御部214へ通知する。そし
てCPU211はドライブI/F制御部218にStart
SCT ADR628,End SCT ADR629,正常セクタ数63
1,交替セクタ数630をレジスタの設定612、更に
バッファ制御部213にバッファRAMスタートアドレ
ス632と転送数625を設定する(613)。つぎ
に、CPU211は各制御部にシーケンサ開始フラグを
通知する(614)。その後のCPU211の動作は各
制御部から入力される割り込み通知によって行われる
(615)。読み出し操作時にドライブI/F制御部2
18よりCPU211へヘッドチェンジ要求の割り込み
が入力された場合、CPU211はホストコンピュータ
219の命令から算出したヘッドアドレスをサーボ制御
部へ通知する(620)。また、書き込み操作時にドラ
イブI/F制御部218よりヘッドチェンジ要求の割り
込みがCPU211へ入力された場合、CPU211は
交替エリアのあるヘッドアドレスをサーボ制御部214
へ通知する(621)。また、ある制御部でエラー等が
発生し異常終了の割り込みであれば617、CPU21
1は異常終了処理(ホストコンピュータへ命令が実行し
エラーが発生した事を通知する。)を行う(618)。
そして、CPU211は各制御部からの正常終了通知を
確認し終了となる(622)。以上がCPU211のア
クセス制御に関する動作である。
【0030】図1はドライブI/F制御部218のブロ
ック図である。ドライブI/F制御部218はドライブ
I/F制御シーケンサ100、アドレス比較回路10
3、フィールド長管理回路103、処理中断回路10
4、データ転送回路105、オフセット値算出回路10
1で構成されている。ドライブI/F制御シーケンサ1
00は同制御部218全体の制御を行う。アドレス比較
回路102はアクセス中のセクタがホストコンピュータ
219が要求したセクタかどうかの特定を行う。これは
不良セクタ管理部から入力されるLADR404によっ
て特定を行う。アドレス比較回路102は図7を用いて
後で説明する。フィールド長管理回路103は図3のデ
ータセクタ300の各フィールド長を計数する機能を持
っている。処理中断回路104はセクタ処理を一時的に
中断することを示すスプリットイネーブル(SPTE
N)107を生成し各回路に通知する。これはセクタ中
にサーボセクタが配置されている場合、サーボセクタ通
過中はセクタ処理を一時的に中断する必要があるからで
ある。データ転送回路105はデータ読み出し要求時、
信号処理装置203からバッファ制御部213へ、また
データ書き込み時は、バッファ制御部213から信号処
理装置203へデータ転送を行う。オフセット値算出回
路101はLADR404を基に読み出し時においてバ
ッファRAM217にデータを格納するバッファアドレ
スを求める情報(OFFSET)106を算出する。ま
た同回路101はデータ書き込み時でバッファRAM2
17に格納されているデータを指定するOFFSET1
06を算出する。同回路101はアドレス比較回路10
2と同様、図7を用いて説明する。
【0031】図7はアドレス比較回路とオフセット算出
回路のブロック図である。アドレス比較回路102はス
タートセクタアドレスレジスタ709、エンドセクタア
ドレスレジスタ710、比較器701,702、アンド
回路703によって構成される。二つのレジスタはCP
U211からのStart SCT ADR628とEnd SCT ADR62
9を格納する。比較器701,702は不良セクタ管理
部215より入力されるLADR404により、アクセ
ス中のセクタがホストコンピュータ219が要求したセ
クタであるかを特定する。アンド回路703は同比較器
701,702の結果よりCMP FLG700信号生
成する。本回路の動作について説明する。LADR40
4は比較器701のBポート706、比較器702のA
ポート707に入力される。そして比較器701にはA
ポート705よりStart SCT ADR628が入力される。
比較器701はLADR404がStart SCT ADR628
以上の値であるかを判断する。比較器702はLADR
404がEnd SCT ADR629以下の値であるかを判断す
る。そして二つの判定結果をアンド回路703に入力
し、CMP FLG700信号が生成される。LADR
404はCMP FLG700信号とアンド回路703
でマスクされ、比較結果が良ければオフセット値算出回
路101に入力される。またCMP FLG700はド
ライブI/F制御シーケンサに入力される。したがっ
て、回路動作によりLADR404を基にアクセスする
セクタを特定することが可能となる。
【0032】次にオフセット算出回路101について説
明する。
【0033】本回路はスタートセクタアドレスレジスタ
709と減算回路704で構成される。Start SCT ADR
628とアドレス比較回路102からのLADR404
を減算回路704に入力する。これにより、現在入力さ
れたLADR404のセクタがホストコンピュータ21
9が要求した何番目のセクタであるかを算出することが
できる。算出された値(OFFSET)106はバッフ
ァ制御部213に入力される。バッファ制御部213は
OFFSET106を基にバッファRAMのアドレスを
求める。したがって、ディスク制御装置はOFFSET
106によって、非順序にデータ読み出しを行ってもバ
ッファRAMには整列されてデータが格納される。ま
た、同OFFSET106により、書き込み時もバッフ
ァRAM217のデータを非順序に記憶媒体207へ転
送することが可能となる。
【0034】次に、図8,図9を用いてドライブI/F
制御部218のフローチャートを説明する。CPU21
1がドライブI/F制御部218に各レジスタを設定し
た後、ドライブI/F制御シーケンサ100はCPU2
11からのシーケンサ開始フラグの入力を待つ(80
1)。そして、同シーケンサ開始フラグ801がドライ
ブI/F制御シーケンサ100に入力されると、シーケ
ンサは動作を開始する(831)。まず、LADR40
4が不良セクタ管理部215より、アドレス比較回路1
02へ入力される(802)。また、ドライブI/F制
御シーケンサ100に不良セクタのアクセスを防ぐDF
LG507に入力される(802)。アドレス比較回路
102は上記で示した回路動作により、入力されたLA
DR404がホストコンピュータ219が要求したセク
タアドレスであるか判断を行う。同判断が違っていれ
ば、LADR404のセクタにはアクセス操作せずに、
次のLADR404の入力を待つ(802,804)。
またDFLG507がドライブI/F制御シーケンサ1
00に通知されると、同様に次のLADR404の入力
を待つ(802,803)。そして入力されたLADR
404がホストコンピュータが要求したセクタアドレス
と判断できれば、ドライブI/F制御シーケンサ100
はバッファ制御部213へデータ転送の要求を行う(8
05)。それと同時に、オフセット値算出回路101に
よって求められた、OFFSET106をバッファ制御
部213へ入力する(807)。つぎにドライブI/F
制御シーケンサ100はサーボ制御部214からのイン
デックスパルス/セクタパルス(IP/SP)を検出す
る(808)。同IP/SPは記憶媒体207上のセク
タの開始を示す信号である。そしてドライブI/F制御
部は218セクタ処理を行う(810)。そのあとのド
ライブI/F制御部218の動作は読み出し操作、書き
込み操作によって若干違うため、別々に説明する。
【0035】読み出し操作時は記憶媒体207上セクタ
からデータ304を読み出し、ドライブI/F制御部2
18内のデータ転送回路105を通して、バッファ制御
部213へ転送する。同時に、フィールド長管理回路1
03によってセクタのフィールド長を計数しセクタ処理
を終了する(811)。そして、ドライブI/F制御シ
ーケンサ100はセクタ処理中に発生したエラーを検出
する(812)。エラーがあればドライブI/F制御シ
ーケンサ100はCPU211に異常終了の通知をする
割り込み処理を行う(814)。そして、異常終了処理
815をしシーケンスが終了する(830)。セクタ処
理中にエラーがなければ812、ドライブI/F制御シ
ーケンサ100はセクタ転送数の確認を行う(817,
819,821)。交替セクタ転送数が”0”(82
1)でなければ、同制御部は再度交替セクタの処理を行
う。同交替セクタ転送数が”0”(821)であれば、
ドライブI/F制御シーケンサ100はCPU211へ
ヘッドチェンジ要求の割り込み処理822を行う。そし
て、同制御部218は動作により正常セクタのセクタ処
理を行う。ドライブI/F制御シーケンサ100は同セ
クタ処理終了後、正常セクタ数をデクリメント818
し、正常セクタ転送数が”0”(819)になったら、
CPU211にシーケンスが終了する割り込みをかけ8
32、データ読み出し操作を終了する(830)。
【0036】次に書き込み操作時のドライブI/F制御
部218の動作について説明する。書き込み操作は、シ
ーケンスがスタート831しIP/SPの検出808ま
での動作は説明の読み出し操作と同様のため省略する。
ドライブI/F制御シーケンサ100はIP/SP検出
808と同時にバッファ制御部からのTAG FLGの
通知の有無を判断する(818)。TAG FLGは読
み出し時にバッファRAM217に格納されたセクタデ
ータがホストコンピュータ219へ、または書き込み時
に記憶媒体207へデータ転送が可能であるかを示すフ
ラグである。詳細については次のバッファ制御部213
のアーキテクチャと動作フローの説明で示す。そして同
TAG FLGの通知がなければ813、データがバッ
ファRAM217に準備ができていないことになる。し
たがってドライブI/F制御シーケンサ100はCPU
211に異常終了することを割り込みをかけ814、異
常終了処理815を行いシーケンスを終了する。同TA
G FLGの通知があれば、ドライブI/F制御部21
8はセクタ処理を行い810、バッファ制御部213よ
り転送されたデータを記憶媒体207に書き込む。そし
て読み出し時と同様に、フィールド管理回路103によ
ってセクタのフィールド長を計数しセクタ処理を終了す
る(811)。同時にセクタ処理中にエラーが発生した
かを検出する。正常にセクタの処理が終了したならば、
ドライブI/F制御シーケンサ100は正常セクタ転送
数と交替セクタ転送数の確認を行う(823,825,
827)。正常セクタ転送数が”0”(823,82
7)でなければ、同制御部は書き込み動作を行う。正常
セクタ転送数が”0”827で、交替セクタ数が”0”
821でなければCPU211にヘッドチェンジ要求を
行い822、交替セクタの処理を行う。また、正常セク
タ数が”0”823、しかも交替セクタ数が”0”82
8であれば、すべてのセクタに書き込みが行われたこと
になりシーケンスが終了する(830)。以上がドライ
ブI/F制御部218のアーキテクチャとその動作フロ
ーである。
【0037】図10はバッファ制御部213の構成を示
す図である。以下に同制御部213のアーキテクチャに
ついて説明する。同制御部213は、バッファ制御シー
ケンサ1002、カウンタ回路1003、ホスト側転送
アドレス生成回路1004、ドライブ側アドレス生成回
路1005、バッファRAM制御回路1007、TAG
RAM1006、TAG制御回路1009、オフセッ
トスタック1008で構成されている。
【0038】バッファ制御シーケンサ1002は同制御
部213全体をコントロールする。ホスト側転送アドレ
ス生成回路1004、ドライブ側アドレス生成回路10
05はバッファRAM217のバッファアドレス(BU
FADR)1000を算出する。同BUFADR100
0はカウンタ回路1003より入力されるカウンタ値と
ドライブI/F制御部218より入力されるOFFSE
T106より算出する。バッファRAM制御回路100
7は、バッファRAM217に制御信号を生成する。オ
フセットスタック1008はドライブI/F制御部21
8より入力されるOFFSET106を一時格納するレ
ジスタである。そして、オフセットスタック1008の
OFFSET106はドライブ側アドレス生成回路10
05に入力される、また、OPPSET106はTAG
RAM1006にも入力される。これは同OFFSE
T106をTAG RAM1006のアドレスとして使
用するためである。TAG RAM1006は、バッフ
ァRAM217内に記憶しているデータが、読み出し時
はバッファRAM217からホストI/F制御部212
へ、書き込み時はバッファRAM217からドライブI
/F制御部218へ、転送可能であるかを示すフラグ
(TAG FLG1001)を格納するRAMである。
また、TAD RAM1006はディスク制御装置21
0が一度にアクセスできるセクタ数分だけ段数を持って
いる。TAG RAM制御回路1009はTAG RA
M1006の制御信号を生成する。また同TAG RA
M制御回路1009はTAG FLG1001をTAG
RAM1006に設定する。
【0039】同TAG FLG1001は読み出し時は
ECC制御部216から通知されるデータ誤り検出/訂
正終了フラグ(ECOKFLG)1010によって、書
き込み時は、バッファ制御シーケンサ1002からのド
ライブ転送許可フラグ(DTOKFLG)1011の通
知によって生成される。以下に同ECOKFLG101
0、同DTOKFLG1011について説明する。EC
C制御部216はバッファRAM217に格納している
データに誤りがあるか検出し、その誤りが小さいもので
あれば訂正も行う事ができる。そして、ECC制御部2
16は誤りがなければ、または誤りを検出したが正しく
訂正できればECOKFLG1010を生成し、TAG
RAM制御回路1009に通知する。同制御回路10
09はECOKFLG1010を受け取ると、バッファ
RAM217内のデータがホストコンピュータ219へ
転送可能と判断できる。そして、同TAG RAM制御
回路1009はTAG FLG1001をTAG RA
M1006に通知する。バッファ制御シーケンサは該当
の同TAG FLGの状態を判断し、バッファRAM2
17のデータをホストコンピュータ219へ転送する。
したがって動作によって誤ったデータをホストコンピュ
ータ219に転送することを防止できる。
【0040】またDTOKFLG1011はバッファ制
御シーケンサによって生成される。同DTOKFLG1
011はホストI/F制御部からバッファRAMへデー
タが転送中にパリティエラー等がなく、バッファRAM
に同データが格納された場合に生成される。そしてTA
G RAM制御回路1009がDTOKFLG1011
の通知を受け取り、TAG FLG1001を設定す
る。これにより、書き込み操作時にドライブI/F制御
部218はTAG FLG1001の通知を受け取り、
セクタのデータがバッファRAM217に準備ができて
いることを判断する。したがって記憶媒体207に確実
にセクタデータを書き込むことができる。
【0041】次に図11,図12を用いてバッファ制御
部213の動作フローについて説明する。バッファ制御
シーケンサ1002はCPU211からのシーケンス開
始フラグ通知を受け取り1101、シーケンサを開始す
る。以下、読み出し操作と書き込み操作では動作が違う
ため、別々に説明する。
【0042】読み出し操作時は、まずバッファ制御シー
ケンサ1002はドライブI/F制御部218からのデ
ータ転送要求とホストI/F制御部212からのデータ
転送要求を待つ1103。以下にドライブI/F制御部
218からデータ転送要求が入力された場合を説明す
る。
【0043】ドライブI/F制御部218よりデータ転
送要求の通知がバッファ制御シーケンサ1002に入力
され1103、同時にOFFSET106も入力される
1105。その時、バッファ制御シーケンサ1002は
OFFSET106をオフセットスタック1008に格
納する1105。次にドライブ側転送アドレス生成回路
1005はBUFADR1000を算出する1106。
同BUFADR1000はOFFSET106を基に算
出される。そしてバッファ制御シーケンサ1002とバ
ッファRAM制御回路1007はデータ格納操作をバッ
ファRAM217に対して行う1107。次にECC制
御部216よりECOKFLG1010の通知がTAG
RAM制御回路1009にあれば1108、TAG
RAM制御回路1009はオフセットスタック1008
内のOFFSET106をアドレスとしてTAG RA
M1006に入力する1109。そして、TAG RA
M制御回路1009がTAG FLG1001の設定操
作を行う1110。そしてバッファ制御シーケンサ10
02は再度ドライブI/F制御部218からのデータ転
送要求とホストI/F制御部212からのデータ転送要
求を待つ1103。この説明はドライブI/F制御部2
18からのデータ転送要求が通知された時の動作であ
る。
【0044】つぎにホストI/F制御部212からデー
タ転送要求が通知された際の動作について説明する。
【0045】ホストI/F制御部212からバッファ制
御シーケンサ1002にデータ転送要求の通知が入力さ
れると1103、まずカウンタ回路1003のカウント
値をアドレスとしてTAG RAM1006に入力する
1111。バッファ制御シーケンサ1002はTAG
FLG1001のロード操作要求の通知をTAG RA
M制御回路1009へ入力する。TAG RAM100
6よりアドレスによって指定されたTAG FLG10
01をバッファ制御シーケンサ1002に入力する11
12。バッファ制御シーケンサ1002はTAG FL
G1001の状態でホストI/F制御部212に転送す
るデータが現在転送可能であるか判断する1113。そ
こで転送ができない状態であれば、再度、バッファ制御
シーケンサ1002のシーケンスを戻し、各制御部から
のデータ転送要求通知を待つ1103。ホストI/F制
御部212へデータが転送可能であれば、バッファ制御
シーケンサ1002は次のシーケンスに移行する。つぎ
に、ホスト側転送アドレス生成回路1004はバッファ
RAM217のデータをホストI/F制御部212へ転
送するために、カウンタ値よりBUFADR1000を
求める1114。そして同BUFADR1000はバッ
ファRAM217へ入力される1114。そして、バッ
ファ制御シーケンサ1002はバッファRAM制御回路
1007にホストI/F制御部212にデータ転送操作
を要求する通知を送る。バッファRAM制御回路100
7はバッファRAM217に対してホスト側データ転送
操作1115を行う。それと同時にバッファ制御シーケ
ンサ1002はデータ転送中のエラーを検出する111
6。エラーを検出したら直ちにCPU211に割り込み
通知を送り1122、エラーが発生したことを知らせ
る。バッファ制御シーケンサ1002は異常終了112
3し終了1124する。転送エラーがなければ111
6、バッファ制御シーケンサ1002はCPU211に
よって設定された転送数をデクリメントする1117。
またカウンタ回路1003は次のホスト側転送のために
カウンタ値をインクリメントする1118。そして同転
送数が”0”1119になったらホストコンピュータ2
19が読み出しを要求したセクタをすべて転送したこと
になり、バッファ制御シーケンサ1002はCPU21
1に割り込みをかけて1120、正常に読み出し操作が
完了したことを通知する1121。また転送数が”0”
1119でなければ、バッファ制御シーケンサ1002
は各制御部からのデータ転送要求待ちシーケンスに移行
し1103、動作を転送数が”0”1119になるまで
繰り返す。
【0046】図12はバッファ制御部213の書き込み
動作を示すフローチャートである。バッファ制御シーケ
ンサ1002は、読み出し動作時と同様ドライブI/F
制御部218からのデータ転送要求またはホストI/F
制御部212からのデータ転送要求を待つ(112
5)。ドライブI/F制御部218よりバッファ制御シ
ーケンサ1002に転送要求の通知が入力され(112
5)、同時にOFFSET106も入力される。バッフ
ァ制御シーケンサ1002はOFFSET106をオフ
セットスタックレジスタに1008格納する(112
7)。そしてOFFSET106をアドレスとしてTA
G RAM1006に入力する(1128)。TAG
RAM制御回路1009はOFFSET106で指定し
たTAG FLG1001のロード操作を行う(112
9)。TAG FLG1001はバッファ制御シーケン
サ1002に通知される(1130)。バッファ制御シ
ーケンサ1002はTAG FLG1001の入力状態
1131で、ドライブI/F制御部218にデータを転
送するか判断する。そしてバッファ制御シーケンサ10
02がデータが転送可能と判断したら、次にデータをド
ライブI/F制御部218に転送するシーケンスに移行
する。まず、ドライブ側転送アドレス生成回路1005
はOFFSET106を受け取る。CPU211によっ
て設定されたバッファRAMスタートアドレス632と
OFFSET106よりBUFADR1000を算出す
る。それと同時に、バッファ制御シーケンサ1002は
バッファRAM制御回路1007にドライブI/F制御
部218への転送操作要求の通知を送る。バッファRA
M制御回路1007はバッファRAM217に対して、
ドライブI/F制御部218へのデータ転送操作を行う
1133。そしてバッファ制御シーケンサ1002は同
データ転送操作が終了したら、CPU211によって設
定された転送数633をデクリメントする1134。転
送数が”0”1135であれば、ドライブI/F制御部
218へのデータ転送が終了となる。転送数が”0”1
135でなければ、最初の上記二つの制御部からのデー
タ転送要求待ち1125のシーケンスに移行する。
【0047】次にホストI/F制御部212からのデー
タ転送要求通知がバッファ制御シーケンサ1002に入
力された際の動作について説明する。ホスト側転送アド
レス生成回路1004はデータをバッファRAM217
に格納するためBUFADR1000を算出する。同B
UFADR1000はバッファRAMスタートアドレス
632とカウンタ回路1003からのカウンタ値より算
出する。バッファ制御シーケンサ1002はバッファR
AM制御回路1007に転送操作要求の通知を送る。バ
ッファRAM制御回路1007はバッファ制御シーケン
サ1002の通知を受け、バッファRAM217に対し
てデータ転送動作を行う(1137)。しかしバッファ
制御シーケンサ1002が転送中にパリティエラーを発
生したことを検出1138すると、異常終了のシーケン
スに移行し、CPUに異常終了する事を通知する割り込
み処理を行う(1141)。バッファ制御シーケンサ1
002は転送中エラーを検出(1138)しなければ、
TAG FLG1001を設定するシーケンスに移行す
る(1139,1144)。バッファ制御シーケンサ1
002がバッファRAMアドレス算出1136に使用し
た同カウンタ値をTAG RAM1006にアドレスと
して入力する。同時に同シーケンサはDTOKFLG1
011をTAG RAM制御回路1009に通知する。
TAG RAM制御回路1009はDTOKFLG10
11を受け取り、TAG RAM1006のアドレス上
にTAG FLG1001を設定する操作を行う(11
44)。バッファ制御シーケンサ1002はカウンタ回
路1003に次のホスト側データ転送のためにカウンタ
値をインクリメント1140する通知をする。そして、
バッファ制御シーケンサは各制御部からのデータ転送要
求の通知を待つシーケンスに移行する1125。以上が
バッファ制御部書き込み動作である。
【0048】バッファ制御部213の構成とその動作に
よってCPU211の介入なしに、非順序にデータの読
み出し、および書き込みが可能となる。
【0049】また同制御部の構成とその動作により、バ
ッファRAM217にホストコンピュータが要求したす
べてのデータが一時格納されなくても、同データはホス
トコンピュータへ、または記憶媒体へ転送することが可
能となる。したがって、ディスク装置内のデータ転送時
間を短くする事ができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、ドライブI/F制御
部、バッファ制御部、不良セクタ管理部のハードウェア
アーキテクチャとその動作方式により、低性能のCPU
を使用しても、非順序読み出し、および非順序書き込み
アクセス制御に対応でき、しかもデータ転送時間を短く
することができる。
【0051】また本発明によれば、ドライブI/F制御
部、バッファ制御部のハードウェアアーキテクチャとそ
の動作方式により、同アクセス制御でも、確実にディス
ク装置内のデータ転送を管理することができる。
【0052】更に本発明によれば、特にIDレスフォー
マット(記憶媒体にセクタアドレス、不良セクタ/交替
セクタ情報等を記憶しないフォーマット)ディスク装置
に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のドライブI/F制御部のブロック図。
【図2】本発明のディスク装置のシステムのブロック
図。
【図3】本発明のフォーマット形式の説明図。
【図4】実施例のセクタアドレスの割り付けを示す説明
図。
【図5】実施例の不良セクタ管理部のブロック図。
【図6】実施例のCPUの動作フローチャート。
【図7】実施例のアドレス比較回路とオフセット値算出
回路のブロック図。
【図8】実施例のドライブI/F制御部の第一動作のフ
ローチャート。
【図9】実施例のドライブI/F制御部の第二動作のフ
ローチャート。
【図10】実施例のバッファ制御部のブロック図。
【図11】実施例のバッファ制御部の読み出し操作のフ
ローチャート。
【図12】実施例のバッファ制御部の書き込み操作のフ
ローチャート。
【図13】従来のディスク装置のブロック図。
【図14】従来のディスク装置の読み出し時の動作フロ
ーチャート。
【図15】従来のディスク装置の書き込み時の動作フロ
ーチャート。
【符号の説明】
201…ディスク装置、210…ディスク制御装置、2
11…CPU、213…バッファ制御部、215…不良
セクタ管理部、218…ドライブI/F制御部、219
…ホストコンピュータ。
フロントページの続き (72)発明者 角田 元泰 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 山本 克己 東京都小平市上水本町五丁目20番1号株式 会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 仁科 昌俊 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶面上データを格納するために複数のデ
    ータセクタと、データを記憶/再生するヘッドの位置決
    めを行うために情報を格納されている複数のサーボセク
    タとを備え、ホストコンピュータが再生を要求した上記
    複数のデータセクタ内に不良のセクタが含まれ、それに
    対して交替用のセクタに交替処理がなされている際に、
    先に上記交替用のセクタを再生し、その後、正常の上記
    セクタを再生するアクセス制御方式を備えたディスク装
    置において、上記アクセス制御を不良セクタ管理部、ド
    ライブインタフェース制御部、バッファ制御部を用いて
    実現することを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】記憶面上にデータを格納するために複数の
    データセクタと、データを記憶/再生するヘッドの位置
    決めを行うために情報を格納されている複数のサーボセ
    クタとを備えたディスク装置において、ホストコンピュ
    ータが記録を要求した上記複数のデータセクタ内に不良
    のセクタが含まれ、それに対して交替用のセクタに交替
    処理がなされている際に、先に該当する正常なセクタに
    記録し、その後、上記交替用のセクタを記録するアクセ
    ス制御方式を備え、同アクセス制御を不良セクタ管理
    部、ドライブインタフェース制御部、バッファ制御部を
    用いて実現することを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、上記交替用の
    セクタが、シリンダの最終トラック上に複数集められて
    いるディスク装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、上記ホストコンピュー
    タが記憶/再生を要求したデータを格納するセクタを特
    定するために、セクタごとにアドレスが付けられ、同ア
    ドレスはシリンダごとに先頭トラックの最初のセクタか
    ら最終トラックの最後にセクタまで通して番号が割り付
    けされているディスク装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2において、不良のセクタ
    のアドレスとそれに対する交替処理をしたセクタのアド
    レスを記憶しておく不揮発性メモリを備えたディスク装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1または2に記載の上記不良セクタ
    管理部は、請求項5に記載の上記不揮発性メモリ上に格
    納されている情報を、データ再生/記録時のアクセス前
    にロードし、上記情報を基にデータアクセス中の不良の
    セクタ、及び交替したセクタの管理を行うことを特徴と
    するディスク装置。
  7. 【請求項7】請求項1または2に記載のドライブインタ
    フェース制御部はホストコンピュータが記憶/再生する
    要求したセクタをアクセスする際、上記セクタのアドレ
    スが、ホストコンピュータが要求したセクタのアドレス
    の範囲内であるかによって、アクセスするセクタの特定
    を行なうディスク装置。
  8. 【請求項8】請求項1または2に記載のドライブインタ
    フェース制御部は、データ再生/記録時に、一時データ
    を格納するバッファRAMのアドレスを、請求項7に記
    載のセクタを特定した同アドレスによって算出するディ
    スク装置。
  9. 【請求項9】請求項1または2に記載のバッファ制御部
    はデータ再生/記録時に、一時バッファRAMに格納し
    たデータが転送可能であることを示すフラグを格納する
    RAMを持つディスク装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載のフラクを格納するRA
    Mはディスク装置が一度にアクセス可能なセクタ数分の
    容量を備えるディスク装置。
  11. 【請求項11】請求項9において、データ再生時に、請
    求項9に記載のデータ転送可能を示す上記フラグは、デ
    ータがバッファRAMに正常に格納され、しかもデータ
    の誤り検出、あるいはデータ誤り訂正が終了しホストコ
    ンピュータへ転送可能な状態である時、請求項9に記載
    の上記フラグを格納するRAMに設定されるディスク装
    置。
  12. 【請求項12】請求項9において、データ記録時に、請
    求項9に記載のデータ転送可能を示すフラグは、データ
    がバッファRAMに正常に格納され、記録媒体へ転送可
    能な状態である時、請求項9に記載の同フラグを格納す
    るRAMに設定されるディスク装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100454426C (zh) * 2005-04-12 2009-01-21 索尼株式会社 记录装置
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