JPH0928071A - 電磁ソレノイド - Google Patents

電磁ソレノイド

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JPH0928071A
JPH0928071A JP7176017A JP17601795A JPH0928071A JP H0928071 A JPH0928071 A JP H0928071A JP 7176017 A JP7176017 A JP 7176017A JP 17601795 A JP17601795 A JP 17601795A JP H0928071 A JPH0928071 A JP H0928071A
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JP
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coil
electromagnetic solenoid
spring
arrow
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JP7176017A
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English (en)
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Masaichi Hattori
政一 服部
Osamu Shoji
修 東海林
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/22Locking of the control input devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F7/00Magnets
    • H01F7/06Electromagnets; Actuators including electromagnets
    • H01F7/08Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
    • H01F7/121Guiding or setting position of armatures, e.g. retaining armatures in their end position
    • H01F7/124Guiding or setting position of armatures, e.g. retaining armatures in their end position by mechanical latch, e.g. detent
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F7/00Magnets
    • H01F7/06Electromagnets; Actuators including electromagnets
    • H01F7/08Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
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  • Electromagnets (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体部と共に可動するフレキシブルワイヤの
使用を止め、装置の小型化及びコストの低減化を実現で
きる電磁ソレノイドを提供する。 【解決手段】 励磁コイル30が接続されたコイル端子
33を有する電磁ソレノイド26の本体部27は、スト
ッパプレート25と共にケース22内を矢印X方向及び
反矢印X方向へ往復移動可能である。導電材製のコイル
スプリング36は、その一端部36aがコイル端子33
のスプリング受け部33aに圧接し、他端部36bがカ
バー23の内面に圧接していて、電磁ソレノイド26及
びストッパプレート25をロック位置方向へ付勢してい
る。コイルスプリング36は、外部の接続線が接続され
る外部接続部36cを有していて、このコイルスプリン
グ36を介して、電磁ソレノイド26の励磁コイル30
へ給電する構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、励磁コイルを備え
た本体部がベース部材に対して往復移動可能な構成の電
磁ソレノイドに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば自動車において
は、負荷の動作状態を切換えるために多数の電磁ソレノ
イドが利用されており、図19には、このような電磁ソ
レノイドを適用したシフトロック装置の主要部の構成が
示されている。尚、シフトロック装置は、一般的には、
オートマチックトランスミッションがパーキングポジシ
ョンにある状態で自動車のイグニッション回路が形成さ
れ且つフットブレーキが動作されたときにのみ電磁ソレ
ノイドの励磁コイルに通電されるように構成されてい
る。
【0003】図19において、ロックプレート1は、シ
フトポジション切換用の図示しないシフトレバーに設け
られたディテントノブの押圧操作及び押圧操作解除に応
じて、図19中の矢印B方向及び反矢印B方向に往復移
動されるものである。ベース部材2には、ストッパプレ
ート3が配設されており、ストッパプレート3は、その
一端に形成されたストッパ部3aが上記ロックプレート
1の矢印B方向への移動を阻止するロック位置(図19
(a)に示す位置)と、そのロックプレート1の移動を
許容したアンロック位置(図19(b)に示す位置)と
の間で矢印A方向及び反矢印A方向に往復移動可能なよ
うに構成されている。
【0004】ストッパプレート3には、電磁ソレノイド
4が固定状態で配設されている。電磁ソレノイド4は、
前記ストッパプレート3に固定された本体部5と、この
本体部5に軸方向へ往復移動可能に支持されたプランジ
ャ6とを備えている。
【0005】本体部5は、プラスチック製のボビン7
と、このボビン7に巻装された励磁コイル8と、ボビン
7に固定されたヨーク9及びコイル端子10と、ボビン
7とプランジャ8との間に介在された圧縮コイルばねか
らなる第1のばね部材11とを備えている。第1のばね
部材11は、プランジャ8に対して反矢印A方向のばね
力を作用させており、プランジャ8の先端部は、ヨーク
9を貫通し、反矢印A方向に突出しており、その突出し
た先端部にはカム部材12が固着されている。
【0006】カム部材12は、ストッパプレート3がロ
ック位置にあり且つプランジャ6がヨーク9に当接され
た状態(図19(a)に示す位置)において、そのカム
面がロックプレート1の先端部に下方から対向する位置
に存するようになっている。これにより、ロックプレー
ト1が矢印B方向へ移動されたときに、その先端部がカ
ム部材12のカム面に当接することに応じたカム作用に
よって、カム部材12に対して矢印A方向への移動力が
付与される構成となっている。
【0007】コイル端子10の一端部10aは、ボビン
7の下部から突出しており、励磁コイル8と電気的に接
続され、他端部10bは、ボビン7に形成された凹部の
底部から上向きに突出し、その凹部に嵌着されたコネク
タ13を介して柔軟性を有するフレキシブルワイヤ14
と電気的に接続されている。このように構成された状態
において、励磁コイル8に通電されると、プランジャ6
がヨーク9に対して吸着された状態、即ち、本体部5に
対するプランジャ6の移動が拘束された状態が保持され
るようになる。
【0008】また、ベース部材2に設けられたばね受け
部2aとストッパプレート3との間には、第2のばね部
材15が介在されており、常時において、ストッパプレ
ート3に対してロック位置方向(反矢印A方向)のばね
力を作用させている。
【0009】この場合、第2のばね部材15のばね力
は、上記第1のばね部材11のばね力より大きい値に設
定され、また、電磁ソレノイド4によるプランジャ6の
吸着保持力と第1のばね部材11のばね力との合力より
は小さくなるように設定されている。
【0010】さて、上記した構成において、図19
(a)に示す状態から、図示しないディテントノブの押
圧操作に応じてロックプレート1が作動方向(矢印B方
向)へ移動されたときには、そのロックプレート1の先
端部とカム部材12のカム面との当接に応じたカム作用
によって、カム部材12に対し矢印A方向の移動力が付
与されるようになり、その移動力がカム部材12に連結
されたプランジャ6に伝えられるようになる。
【0011】この時、電磁ソレノイド4の励磁コイル8
に対して通電されていた場合には、プランジャ6がヨー
ク9に吸着されるようになるため、本体部5に対するプ
ランジャ6の移動が拘束された状態を呈するようにな
る。この場合、上記したようにストッパプレート3及び
本体部5をロック位置方向(反矢印A方向)へ付勢する
第2のばね部材15のばね力は、電磁ソレノイド4によ
るプランジャ6の吸着保持力とプランジャ6をロック位
置方向(反矢印A方向)へ付勢する第1のばね部材11
のばね力との合力より小さいため、図19(b)に示す
ように、電磁ソレノイド4の全体及びストッパプレート
3が、第2のばね部材15のばね力に抗してアンロック
位置方向(矢印A方向)へ移動されることになる。
【0012】この結果、ディテントノブの押圧操作に伴
いロックプレート1が矢印B方向へ移動されたときにお
いて、ストッパプレート3がロックプレート1の移動軌
跡から退避した状態を保持するようになって、そのロッ
クプレート1の矢印B方向への移動を図19(b)のよ
うに許容するようになるから、ディテントノブの押圧操
作が有効化されることになる。
【0013】これに対して、ディテントノブの押圧操作
時点において電磁ソレノイド4が断電されていた場合に
は、電磁ソレノイド4のプランジャ6が本体部5に対し
て移動可能な状態となる。この場合、上記したようにプ
ランジャ6をロック位置方向(反矢印A方向)へ付勢す
る第1のばね部材11のばね力は、本体部5をロック位
置方向(反矢印A方向)へ付勢する第2のばね部材15
のばね力より小さいから、ディテントノブの押圧操作に
応じた移動力がカム部材12を通じてプランジャ6に伝
えられたときには、図19(c)に示すように、カム部
材12及びプランジャ6のみが第1のばね部材11のば
ね力に抗してアンロック位置方向(矢印A方向)へ移動
され、本体部5及びストッパプレート3はロック位置に
保持されたままとなる。
【0014】このため、ディテントノブの操作に伴いロ
ックプレート1が矢印B方向へ移動されたときにおい
て、ロックプレート1の先端部がストッパプレート3の
ストッパ部3aに当接するようになって、ロックプレー
ト1の移動が禁止されるようになるから、ディテントノ
ブのそれ以上の押圧操作が無効化される。
【0015】このような上記従来構成では、移動可能な
本体部5の励磁コイル8へ給電するために、接続線とし
てフレキシブルワイヤ14を用いていたが、本体部5の
移動に伴いフレキシブルワイヤ14も可動することにな
るため、フレキシブルワイヤ14が可動するためのスペ
ースが必要となる。また、接続線として屈曲耐久性が必
要であるため、柔軟性のあるフレキシブルワイヤ14が
必要となり、それが高価となる欠点があった。
【0016】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、フレキシブルワイヤを用いることな
く励磁コイルへの給電ができ、これに伴い小型化及びコ
ストの低減化を図り得る電磁ソレノイドを提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁ソレノイド
は、ベース部材と、ボビン及びこのボビンに巻装された
励磁コイルを備え前記ベース部材に対して所定方向へ往
復移動可能に設けられた本体部と、この本体部に軸方向
へ往復移動可能に配置されたプランジャと、前記本体部
に固定状態に設けられ前記励磁コイルの端部が接続され
るコイル接続部を有したコイル端子と、一端部が前記コ
イル端子に接触する状態でこのコイル端子と前記ベース
部材との間に配設され、他端部に外部接続用の外部接続
部を有した導電材製のばね部材とを具備する構成とした
ものである(請求項1)。
【0018】この場合、前記コイル端子は、前記ばね部
材の一端部を固定する固定部を有している構成としても
良い(請求項2)。
【0019】請求項1記載の電磁ソレノイドでは、励磁
コイルを備えた本体部がベース部材に対して往復移動可
能な構成でありながら、励磁コイルが接続されたコイル
端子とベース部材との間に配設された導電材製のばね部
材を通して励磁コイルへ給電する構成としているから、
外部からの接続線としては、固定状態にあるばね部材の
外部接続部に接続すればよく、したがって、本体部と共
に移動するコイル端子にフレキシブルワイヤを接続する
必要があった従来のものとは異なり、接続線の可動スペ
ースを不要とすることができると共に、断線の虞がない
ため、高価なフレキシブルワイヤを用いる必要をなくす
ことが可能になる。
【0020】請求項2記載の電磁ソレノイドでは、コイ
ル端子が有する固定部により、ばね部材の一端部を固定
する構成としたから、ばね部材とコイル端子との電気的
な接続を一層確実にすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車のシフトロ
ック装置に適用した第1実施例について図1乃至図14
を参照しながら説明する。図1乃至図3において、ロッ
クプレート21は、その長手方向(図1及び図3中の上
下方向)へ移動可能に設けられたもので、図示しないオ
ートマチックトランスミッション用のシフトレバーが有
する周知構成のディテントノブの押圧操作及び押圧操作
解除に応じて、図1及び図3中の矢印Y方向及び反矢印
Y方向へ往復移動される構成となっている。
【0022】側面が開口したケース22は、その側面開
口部がカバー23により閉鎖されるようになっており、
これらケース22及びカバー23により本発明のベース
部材を構成している。ケース22の上面には、上記ロッ
クプレート21が挿入されるガイド孔22a及びキャン
セルピン24が挿入される貫通孔22bが設けられてい
る。
【0023】ケース22内の底部には、ロックプレート
21の移動方向と直交した方向(図1及び図2中の矢印
X方向及び反矢印X方向)に往復移動可能なようにスト
ッパプレート25が設けられており、以下、その具体的
形状について図4乃至図6を参照しながら、また、適宜
図14も参照しながら説明する。
【0024】ストッパプレート25は、基本的には、矩
形状のプレート部25a、このプレート部25aの両側
(矢印X方向と直交した方向の両側)から立ち上がった
一対のウォール部25b、及びプレート部25aの端部
(前記反矢印X方向の端部)から延出されたアーム部2
5cの先端に立ち上がり状に設けられた矩形柱状のスト
ッパ部25dを一体に有した形状となっている。そし
て、ストッパプレート25は、ストッパ部25dをロッ
クプレート21の先端部に下方から対向させたロック位
置(図1、図2、及び図14(a)、(c)に示す各位
置)と、そのストッパ部25dをロックプレートの先端
部の移動軌跡から退避させたアンロック位置(図14
(b)、(d)に示す各位置)との間で往復移動可能な
構成となっている。
【0025】尚、ストッパプレート25におけるプレー
ト部25aの下面端部及びストッパ部25dの下面の各
中央部には、脚部25eが一直線状配置で突設されてお
り、これら脚部25eは、ケース22の底面中央部に矢
印X及び反矢印X方向へ延びるように形成されたガイド
溝22c(図1及び図3参照)内に摺動可能に挿入され
ている。また、ストッパプレート25におけるプレート
部25aの両側及びストッパ部25dの両側には、合計
4個のガイド用突片25fが突設されており、これらの
突片25fは、ケース22の対向側面に矢印X方向及び
反矢印X方向へ延びるように形成された一対のガイド用
リブ22d(図1乃至図3参照)に対して下方から摺接
するように配置されている。
【0026】さらに、ストッパプレート25におけるウ
ォール部25bの上端部及びプレート部25aにおける
アーム部25cとの接続部分には、後述する電磁ソレノ
イド26の固定に利用される合計3個のスリット25g
が一直線状配置で形成されていると共に、ウォール部2
5bの内壁面には、同じく上記電磁ソレノイド26の固
定に利用される一対の爪部25hが形成されている。
【0027】次に、電磁ソレノイド26の具体的構成に
ついて図7乃至図12を参照しながら説明する。電磁ソ
レノイド26は、ストッパプレート25に固定される本
体部27と、この本体部27に軸方向へ往復移動可能に
支持されたプランジャ28とを備えた構成となってい
る。本体部27は、プラスチック製のボビン29と、こ
のボビン29に巻装された励磁コイル30と、ボビン2
9に固定されたヨーク31、32及び一対のコイル端子
33と、ボビン29の周囲を覆うように設けられたヨー
ク兼用のケース34と、ボビン29とプランジャ28と
の間に介在された圧縮コイルばねからなるトリップスプ
リング35とを備えている。トリップスプリング35
は、プランジャ28に対し、これをヨーク32に押し付
ける方向(反矢印X方向)のばね力を作用させ、プラン
ジャ28の先端部は、ヨーク32を貫通して反矢印X方
向へ突出している。
【0028】また、図12に示すように、各コイル端子
33は、スプリング受け部33aと励磁コイル30の両
端が接続されるコイル接続部33bを有する形状をな
し、図11に示すように、ヨーク31と共にボビン29
にインサート成形されている。さらに、ボビン29は、
後述するコイルスプリング36(本発明でいうばね部材
に相当)が挿入される筒状のスプリングガイド部29a
を2個並列に有している。各スプリングガイド部29a
の底面において、コイル端子33のスプリング受け部3
3aが露出している。
【0029】このように構成された電磁ソレノイド26
にあって、励磁コイル30に通電されたときには、プラ
ンジャ28がヨーク32に吸着された状態、つまり本体
部27に対するプランジャ28の移動が拘束された状態
を保持されるようになる。尚、電磁ソレノイド26は、
例えば、オートマチックトランスミッションがパーキン
グポジションにある状態において自動車のイグニッショ
ン回路が形成され且つフットブレーキが動作されたとき
にのみ励磁コイル30に通電される構成となっている。
【0030】さらに、電磁ソレノイド26におけるケー
ス34の両側には、前記ストッパプレート25の両側に
形成された一対の爪部25hとそれぞれ係合される一対
の窓部34a(図8に一方のみ図示)が形成されてい
る。また、電磁ソレノイド26におけるヨーク32に
は、ストッパプレート25に形成された3個のスリット
25gとそれぞれ係合される合計3個の爪部32a(図
9及び図10参照)が形成されていると共に、上部中央
に反矢印X方向に向かうに従って傾斜下降する形状のカ
ム板32bが屈曲形成されている。
【0031】しかして、電磁ソレノイド26をストッパ
プレート25に固定する場合には、その電磁ソレノイド
26の本体部27をストッパプレート25のプレート部
25aに載置して、当該本体部27をストッパプレート
25のウォール部25bにて挟持するものであり、この
とき、本体部27側の窓部34aをストッパプレート2
5側の爪部25hと係合させることにより、電磁ソレノ
イド26の上方への抜止めを行うと共に、本体部27側
の爪部32aをストッパプレート25側のスリット25
gに嵌め込むことにより、電磁ソレノイド26の矢印X
及び反矢印X方向の位置決めを行うものである。尚、必
要に応じて、上記爪部32aを屈曲させることによりス
リット25gとの間に生ずる遊びを吸収し、以て電磁ソ
レノイド26の固定状態のがたつきを抑止するものであ
る。
【0032】また、上記電磁ソレノイド26のカム板3
2bは、ストッパプレート25がロック位置にある状態
(図1、図2、及び図14(a)、(c)に示す各位
置)において、前記キャンセルピン24の先端部に下方
から対向する位置に存するようになっている。
【0033】図1乃至図3に翻って、カバー23と電磁
ソレノイド26の各コイル端子33との間には、それら
の間に伸長方向のばね力を作用させるようにして導電材
製のコイルスプリング36が、ボビン29の各スプリン
グガイド部29a内に配設されており、これにより、ス
トッパプレート25は常時においてロック位置方向(反
矢印X方向)に付勢されている。各コイルスプリング3
6のコイル端子33側の一端部36aは、コイル端子3
3のスプリング受け部33aに圧接し、カバー23側の
他端部36bは、カバー23の内面に圧接していて、そ
の他端部36b側の直線状に形成された外部接続部36
cがカバー23を貫通して外部に突出している。しかし
て、外部接続部36cは、外部からの接続線である図示
しないプリント配線基板の配線パターンまたはリード線
に半田付けされるようになっており、コイルスプリング
36及びコイル端子33を介して、電磁ソレノイド26
の励磁コイル30に給電されるようになっている。
【0034】この場合、上記2個のコイルスプリング3
6の合計ばね力は、トリップスプリング35のばね力よ
り大きい値に設定され、また、電磁ソレノイド26によ
るプランジャ28の吸着保持力とトリップスプリング3
5のばね力との合力よりは小さくなるように設定されて
いる。
【0035】電磁ソレノイド26のプランジャ28の先
端部には、カム部材37が連結されている。このカム部
材37は、図13に示すように、前記ストッパプレート
25のストッパ部25dが入り込む凹部37aを有した
略「コ」字形状に形成されており、その上面には、反矢
印X方向に向かうに従って傾斜下降する形状のカム面3
7bが形成されている。
【0036】この場合、上記カム部材37は、ストッパ
プレート25がロック位置にあり且つプランジャ28が
ヨーク32に当接された状態(図1、図2、及び図14
(a)に示す位置)において、そのカム面37bが、前
記ロックプレート21の先端部に下方から対向する位置
に存するようになっている。これにより、ロックプレー
ト21が矢印Y方向へ移動されたときに、その先端部が
カム面37bに当接することに応じたカム作用によっ
て、カム部材37に対して矢印X方向への移動力が付与
される構成となっている。
【0037】また、カム部材37の両側には一対のガイ
ド用突片37cが突設されており、これら突片37c
は、ケース22の対向側面に矢印X及び反矢印X方向へ
延びるように形成された一対のガイド溝22e(図1乃
至図3参照)内に摺接移動可能に挿入されている。
【0038】次に、上記構成の作用について主に図14
を参照しながら説明する。ストッパプレート25は、コ
イルスプリング36のばね力により、電磁ソレノイド2
6の本体部27と共にロック位置(図14(a)、
(c)に示す各位置)方向へ付勢されているため、常時
において上記ロック位置に存することになる。また、カ
ム部材37は、トリップスプリング35のばね力によ
り、電磁ソレノイド26のプランジャ28と共にストッ
パプレート25のロック位置方向へ付勢されており、こ
れにより、そのカム面37bをロックプレート21の先
端部に対向させた位置に存するようになる(図14
(a)の状態)。
【0039】この状態から、図示しないディテントノブ
の押圧操作に応じてロックプレート21が作動方向(矢
印Y方向)へ移動されたときには、そのロックプレート
21の先端部とカム部材37のカム面37bとの当接に
応じたカム作用によって、カム部材37に対し矢印X方
向の移動力が付与されるようになり、その移動力が当該
カム部材37に連結されたプランジャ28に伝えられる
ようになる。
【0040】このようなディテントノブの押圧操作時点
において、電磁ソレノイド26の励磁コイル30に対
し、コイルスプリング36及びコイル端子33を介して
通電されていた場合には、プランジャ28がヨーク32
に吸着するようになるため、本体部27に対するプラン
ジャ28の移動が拘束された状態を呈するようになる。
この場合、本体部27を付勢するコイルスプリング36
のばね力は、電磁ソレノイド26によるプランジャ28
の吸着保持力とプランジャ28をロック位置方向へ付勢
するトリップスプリング35のばね力との合力より小さ
いため、上記のようなディテントノブの押圧操作に応じ
てプランジャ28に移動力が伝えられたときには、図1
4(b)に示すように、電磁ソレノイド26の全体及び
その電磁ソレノイド26の本体部27と固定された状態
にある前記ストッパプレート25が、コイルスプリング
36のばね力に抗してアンロック位置方向(矢印X方
向)へ移動されることになる。
【0041】この結果、ディテントノブの押圧操作に伴
いロックプレート21が矢印Y方向へ移動されたときに
おいて、ストッパプレート25がロックプレート21の
移動軌跡から退避した状態を保持するようになって、そ
のロックプレート21の矢印Y方向への移動を許容する
ようになるから、ディテントノブの押圧操作が有効化さ
れることになる。
【0042】これに対して、ディテントノブの押圧操作
時点において電磁ソレノイド26が断電されていた場合
(イグニッション回路が形成されていない場合、もしく
はフットブレーキが動作されていない場合)には、電磁
ソレノイド26のプランジャ28が本体部27に対して
移動可能な状態となる。この場合、プランジャ28をロ
ック位置方向へ付勢するトリップスプリング35のばね
力は、本体部27をロック位置方向へ付勢するコイルス
プリング36のばね力より小さいから、ディテントノブ
の押圧操作に応じた移動力が前述のようにカム部材37
を通じてプランジャ28に伝えられたときには、それら
カム部材37及びプランジャ28のみがトリップスプリ
ング35のばね力に抗してアンロック位置方向(矢印X
方向)へ移動され、本体部27が固定されたストッパプ
レート25はロック位置に保持されたままとなる。
【0043】このため、ディテントノブの操作に伴いロ
ックプレート21が矢印Y方向へ移動されたときにおい
て、図14(c)に示すように、ロックプレート21の
先端部がストッパプレート25のストッパ部25dに当
接するようになって、ロックプレート21の移動が禁止
されるようになるから、ディテントノブのそれ以上の押
圧操作が無効化される。
【0044】尚、何らかの事情により電磁ソレノイド2
6の励磁コイル30に通電できない状態でディテントノ
ブの押圧操作を有効化する場合には、キャンセルピン2
4を押し下げ操作した状態でディテントノブの押圧操作
を行えば良い。つまり、キャンセルピン24が押し下げ
られた状態では、そのキャンセルピン24の先端部と電
磁ソレノイド26のカム板32bとの当接に応じたカム
作用によって、電磁ソレノイド26に対し矢印X方向の
移動力が付与されるようになるため、図14(d)に示
すように、ストッパプレート25がアンロック位置へ移
動されるようになるから、ディテントノブの押圧操作が
有効化されるようになる。
【0045】このように、上記した本実施例にあって
は、励磁コイル30を備えた本体部27がケース22に
対して往復移動可能な構成でありながら、励磁コイル3
0が接続されたコイル端子33とカバー23との間に配
設された導電材製のコイルスプリング36を通して励磁
コイル30へ給電する構成としているから、外部からの
接続線としては、固定状態にあるコイルスプリング36
の外部接続部36cに接続すればよく、したがって、本
体部と共に移動するコイル端子にフレキシブルワイヤを
接続する必要があった従来のものとは異なり、接続線の
可動スペースを不要とすることができると共に、断線の
虞がないため、高価なフレキシブルワイヤを用いる必要
をなくし得ることができる。そして、これに伴い小型化
及びコストの低減化を実現することができる。
【0046】図15乃至図18には、上記第1実施例と
同様の効果を奏する本発明の第2実施例の要部が示され
ており、以下これについて第1実施例と異なる部分のみ
説明する。
【0047】図15及び図16に示すように、電磁ソレ
ノイド26において、ボビン38に設けられた筒状の各
スプリングガイド部39の下側壁部には、軸方向(矢印
X方向及び反矢印X方向)へ延びるようにスリット39
aが形成されている。また、図17に示すように、各コ
イル端子40は、スプリング受け部41と、励磁コイル
30の両端が接続されるコイル接続部42と、スプリン
グ受け部41のコイル接続部42とは反対側(図17中
下方)に切り起こしにより形成されたスプリング固定部
43とを有している。尚、スプリング固定部43は、下
方に直線状に延出した突片部43aと、その突片部43
aの両側に形成された一対のL字状の屈曲片部43bと
からなっている。
【0048】電磁ソレノイド26の本体部27を反矢印
X方向へ付勢するコイルスプリング44(本発明でいう
ばね部材に相当)のコイル端子40側の一端部44aに
は、径方向の外側へ突出するように直線状に形成された
コイル端子接続部44b(図18参照)が形成されてお
り、カバー23側の他端部には、図示はしないが、第1
実施例と同様にカバー23を貫通して外部に突出した直
線状の外部接続部が形成されている。
【0049】しかして、コイルスプリング44のコイル
端子接続部44bをスプリングガイド部39のスリット
39aを通してスプリング固定部43の一対の屈曲片部
43bにより形成された溝部43cに挿入し(図18参
照)、コイルスプリング44の一端部44aをコイル端
子40のスプリング受け部41に接触させると共に、コ
イル端子接続部44bをスプリング固定部43の突片部
43aに配置させたのち、コイル端子接続部44bを挟
むようして屈曲片部43bをかしめ、さらに、かしめた
部分を半田付けすることにより、コイルスプリング44
がコイル端子40に固定されるようになる。この場合、
半田付けの代わりに、フュージング(電気溶接)により
固定するようにしても良い。
【0050】このように、上記した第2実施例にあって
は、第1実施例と同様の効果を奏することに加えて、コ
イル端子40が有するスプリング固定部43により、コ
イルスプリング44のコイル端子接続部44bを固定す
る構成としたから、コイルスプリング44をコイル端子
40に固定することができ、両者の電気的な接続をより
確実なものとすることができる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1記載の発明によれば、励磁コイルを備えた本体部
がベース部材に対して移動可能な構成であるにも関わら
ず、励磁コイルが接続されたコイル端子とベース部材と
の間に配設された導電材製のばね部材を介して励磁コイ
ルへ給電する構成としているから、本体部の移動に伴う
接続線の可動スペースを不要とすることができると共
に、接続線が断線する虞がないことから高価なフレキシ
ブルワイヤを用いる必要がなくなり、よって、小型化及
びコストの低減化を実現することができるという効果を
奏する。
【0052】請求項2記載の発明によれば、導電材製の
ばね部材をコイル端子に対して固定状態とすることによ
り、ばね部材とコイル端子との電気的な接続を一層確実
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断側面図
【図2】横断平面図
【図3】縦断正面図
【図4】ストッパプレートを一部断面にして示す側面図
【図5】ストッパプレートの平面図
【図6】ストッパプレートの正面図
【図7】電磁ソレノイドの縦断側面図
【図8】電磁ソレノイドの側面図
【図9】電磁ソレノイドを一部断面にして示す平面図
【図10】電磁ソレノイドの正面図
【図11】電磁ソレノイドの背面図
【図12】コイル端子の平面図
【図13】カム部材の斜視図
【図14】作用を説明するために異なる状態にて示す縦
断側面図
【図15】本発明の第2実施例を示す電磁ソレノイドの
縦断側面図
【図16】電磁ソレノイドの背面図
【図17】コイル端子の平面図
【図18】励磁コイルをコイル端子に固定する方法を示
す図
【図19】従来例を異なる状態にて示す縦断側面図
【符号の説明】
図面中、22はケース(ベース部材)、23はカバー
(ベース部材)、26は電磁ソレノイド、27は本体
部、28はプランジャ、29はボビン、30は励磁コイ
ル、33はコイル端子、33bはコイル接続部、36は
コイルスプリング(ばね部材)、36cは外部接続部、
38はボビン、40はコイル端子、42はコイル接続
部、43はスプリング固定部(固定部)、44はコイル
スプリング(ばね部材)、44bはコイル端子接続部で
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材と、 ボビン及びこのボビンに巻装された励磁コイルを備え、
    前記ベース部材に対して所定方向へ往復移動可能に設け
    られた本体部と、 この本体部に軸方向へ往復移動可能に配置されたプラン
    ジャと、 前記本体部に固定状態に設けられ、前記励磁コイルの端
    部が接続されるコイル接続部を有したコイル端子と、 一端部が前記コイル端子に接触する状態で、このコイル
    端子と前記ベース部材との間に配設され、他端部に外部
    接続用の外部接続部を有した導電材製のばね部材とを具
    備したことを特徴とする電磁ソレノイド。
  2. 【請求項2】 前記コイル端子は、前記ばね部材の一端
    部を固定する固定部を有していることを特徴とする請求
    項1記載の電磁ソレノイド。
JP7176017A 1995-07-12 1995-07-12 電磁ソレノイド Pending JPH0928071A (ja)

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JP7176017A JPH0928071A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 電磁ソレノイド
US08/740,137 US5825270A (en) 1995-07-12 1996-10-22 Electromagnetic solenoid

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