JP3763699B2 - 押釦スイッチ - Google Patents

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    • H01H13/50Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member
    • H01H13/56Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force
    • H01H13/562Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force making use of a heart shaped cam
    • H01H13/568Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force making use of a heart shaped cam the contact also returning by some external action, e.g. interlocking, protection, remote control

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯機、食器洗浄機、乾燥機などの電源スイッチとして使用されるスイッチの構造に関し、特に自己復帰機能を有する押釦スイッチの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自己復帰機能を有する押釦スイッチの構造としては、特開平7−320590号がある。この従来の押釦スイッチの構造を図11乃至図14に示す。図11は押釦スイッチのロックした状態を示す一部を破断した平面図、図12は図11のロックカムとロックピンの関係を示す説明図、図13は押釦スイッチのソレノイド駆動時の状態を示す一部を破断した平面図、図14は図13のロックカムとロックピンの関係を示す説明図である。
【0003】
図において、枠体11は、鋼板などの金属板をプレス加工して形成されており、この枠体11にはACスイッチ部12およびソレノイド部13が並設され一体化されて取付られている。また、ACスイッチ部12の後方にはDCスイッチ部14が取り付けられている。
【0004】
スライド部材15は、前記ACスイッチ部12にスライド自在に設けられており、このスライド部材15が押し込み操作されることで前記ACスイッチ部12およびDCスイッチ部14のスイッチ回路がオンされる。このスライド部材15は、図示しない復帰ばねにより初期位置方向へ付勢されており、この初期位置においては、前記ACスイッチ部12およびDCスイッチ部14のスイッチ回路はオフとなっている。
【0005】
前記スライド部材15にはハートカム部16が設けられ、その中央部には突起状のロックカム16aが形成されている。このロックカム16aに後述するロックピンが摺動され、ロックカム面に係止することにより、前記スライド部材15を押し込んだ状態でロックするようになっている。
【0006】
ロックピン17は、丸棒の両端を直角に屈曲して形成され、その一端のロックピン支点17aは前記枠体11の図示しない孔に軸支されており、また他端のロックピン動作端17bは回動可能になっており、前記ハートカム部16のロックカム16aに摺動するように配設されている。
【0007】
駆動カム18は、その中央にカム突起部18aを有し、このカム突起部18aが前記枠体11に回動自在に軸支されている。この駆動カム18の一端部は、前記ソレノイド部13の鉄心13aに係合されて連結されており、前記ソレノイド部13の吸引力により前記駆動カム18が、前記カム突起部18aを支点にして回動駆動されるようになっている。また、前記駆動カム18の他端部は、前記スライド部材15のハートカム部16近傍に配置され、この先端部には山形の傾斜面18b、18cが設けられている。この駆動カム18は前記ACスイッチ部12と枠体11の間に配設されている。
【0008】
この従来の自己復帰機能を有する押釦スイッチの動作を説明すると、前記スライド部材15を押し込み操作すると、このスライド部材15は押し込み位置に保持される。この状態では、前記ロックピン17のロックピン動作端17bが前記ロックカム16aに係止され、前記スライド部材15が押し込み位置でロックされている。この状態から、前記ソレノイド部13が、図示しない外部の制御回路からの信号により励磁されると、このソレノイド部13の吸引力により前記鉄心13aを介して前記駆動カム18が、前記カム突起部18aを支点にして回転動作する。この時、回転動作した前記駆動カム18の先端部の傾斜面18bは、前記ロックピン17の長手方向(ロックピン17の移動方向と直交する方向)よりロックピン動作端17bに当接し、前記駆動カム18の先端部の傾斜面18bによりロックピン動作端17bが横方向(図において下方向)へ導かれ移動し、前記ハートカム部16のロックカム16aの係止部より外れ、ロックが解除されるものとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の自己復帰機能を有する押釦スイッチの構造においては、前記スライド部材15のロック状態では、前記ロックピン17のロックピン動作端17bは、前記ロックカム16aの係止部に保持されており、オートオフ時には、前記ソレノイド部13で駆動される前記駆動カム18の先端部の傾斜面18bで、前記ロックピン17のロックピン動作端17bが横方向に押されることにより、前記ロックカム18aから外れて解除される構成となっているため、前記ロックピン17と前記ロックカム16aとの摩擦が大きく、前記ロックピン17を解除するための力が大きくなってしまい、その結果、前記ソレノイド部13にかかる駆動電流が大きくなってしまうという問題があった。
【0010】
また、前記ロックピン17を横方向に押すことにより、前記ロックカム16aの係止部から強制的に解除させるため、磨耗が激しく、製品の高信頼性や長寿命化への妨げとなる可能性があった。
【0011】
また、前記ロックピン17を解除するのに、前記ソレノイド部13で駆動される前記駆動カム18の回動動作を利用していることから、前記駆動カム18が大型化してしまい、製品の小型化が難しいという問題があった。
【0012】
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、オートオフ時のロックピンとロックカムとの摩擦を小さくし、ロックピンを解除する力を小さくすることにより、ソレノイドの駆動電流の低減が図れ、かつ、駆動構造を簡略化することで製品の信頼性や寿命性を向上すると共に、製品の小型化が図れる自己復帰機能を有する押釦スイッチの構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では第1の手段として、スライド部材と、このスライド部材を一定位置にロックするロックピンと、このロックピンが摺動するロックカムを有するハートカム部とを備え、前記ハートカム部には、前記ロックカムと協同して前記ロックピンをロック位置に保持、あるいは解除する移動可能なストッパー部材を設け、該ストッパー部材は、前記ハートカム部のカム溝形成面に対して突出して設けられると共に前記ロックカムの突起の突出方向とは反対の方向に移動可能に設けられ、前記ロックピンをロック位置に保持する際には前記ストッパー部材が前記カム溝形成面より突出しており、前記ロックピンをロック位置から解除する際には前記ストッパー部材が前記ロックカムの突起の突出方向とは反対の方向に移動することを特徴とする。
【0014】
また、第2の手段として、スイッチ本体と、このスイッチ本体にスライド可能に設けられたスライド部材と、このスライド部材に一端が軸止され、他端が回動可能に設けられたロックピンと、前記スイッチ本体に設けられ、前記ロックピンの他端が摺動するハートカム部と、前記ロックピンのロックを解除させる駆動部材と、前記スライド部材を復帰方向に付勢する復帰ばねとを備え、前記ハートカム部には、前記ロックピンの摺動軌跡と、この摺動軌跡から外れる位置に移動可能な前記ストッパー部材が設けられ、前記ロックピンが前記ハートカム部の前記ロックカムと前記ストッパー部材とでロック位置に保持された後、前記駆動部材で前記ストッパー部材を前記ロックカムの突起の突出方向とは反対の方向に移動させて前記ロックピンのロックを解除させるように形成したことを特徴とする。
【0015】
また、第3の手段として、前記ロックカムの一端から前記ストッパー部材側の他端に向かうロックカム面は、前記一端から前記ストッパー部材側の他端に行くに従ってスライド部材の操作部側に近づくような傾斜面で形成されており、前記ロックピンをロック位置から解除する際には前記ロックピンが前記傾斜面に案内されて初期状態へ復帰することを特徴とする。
【0016】
また、第4の手段として、前記駆動部材はソレノイドから構成され、このソレノイドの吸引力により前記ストッパー部材を移動させることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1乃至図に示す。図1乃至図8は本発明の実施例である自己復帰機能を有する押釦スイッチの構造を示し、図1は本発明の押釦スイッチを示す一部を破断した平面図、図2は本発明の押釦スイッチを示す一部を破断した正面図、図3はスライド部材の手動操作時のハートカムとロックピンとの関係を示す説明図、図4はオートオフ時のハートカムとロックピンとの関係を示す説明図、図5はオートオフ時のロックカムおよびストッパー部材とロックピンとの関係の概略を示す斜視図、図6は同じく図5の概略を示す平面図、図7はストッパー部材とソレノイドとの連結状態を示す平面図、図8は図7の側面図である。
【0020】
これらの図において、枠体1は合成樹脂などの絶縁材で略箱状に形成されており、後述するハウジングの開口部を覆うように取付られている。
【0021】
スライド部材2は合成樹脂などの絶縁材で形成されており、その一端部にはスイッチ本体の外方へ突出する操作部2aが設けられている。この操作部2aの中央にはばね収納部2bが設けられ、このばね収納部2bには後述する復帰ばねが収納されるものとなっている。また、前記スライド部材2の他端部には、後述するロックピンの一端が軸支される軸孔2cが設けられ、ロックピンは前記スライド部材2と共にスイッチ本体内を移動できるように配設されている。また、前記スライド部材2の中央部には、図示しない接点駆動手段が設けられ、この接点駆動手段によりスイッチ本体のスイッチ回路部がオン、およびオフされるものとなっている。
【0022】
ハウジング3は合成樹脂などの絶縁材からなり、上面に開口部3aを有する略箱状に形成されている。このハウジング3の開口部3aには、図示しないスイッチ回路部が形成されている。また、前記ハウジング3の開口部3aには、前記スライド部材2がスライド自在となるように配設されており、前記スライド部材2の図示しない接点駆動手段によりスイッチ本体のスイッチ回路部が駆動されることで、スイッチ回路の切り替えが行われるものとなっている。
【0023】
また、前記ハウジング3の後端には、前記開口部3aとは反対側に開口された、後述する駆動部材が取り付けられる駆動部材取付部3bが設けられている。また、この駆動部材取付部3bの有底部側には小さな貫通孔からなる窓部3cが設けられ、この窓部3cを介して反対側、即ち前記開口部3a側には、スイッチ本体のロック機構を構成するハートカム部4が形成されている。
【0024】
前記ハートカム部4は、その中央に位置したハート状の突起からなるロックカム面4aを有するロックカム4bと、このロックカム4bの周囲に環状に設けられ、複数の斜面と段部を有するカム溝4cと、このカム溝4cの、後述するロックピンの摺動軌跡上に突出して設けられ、前記ロックカム4bの突起の突出方向とは反対の方向に移動可能なストッパー部材5とを備えている。このストッパー部材5は、前記ハートカム部4とは別体で形成されており、前記ハウジング3の駆動部材取付部3bに設けられた窓部3cに挿通される突部5aとこれより大きな基部5bとにより構成されている。前記ストッパー部材5の基部5bは、一枚の金属板片をコ字状に折り曲げることにより、上下に2段の平行部5cが設けられており、更にこの平行部5cを延出することにより左右に一対の舌片5dを形成して、後述するソレノイドの鉄芯との連結部を形成している。
【0025】
ロックピン6は、丸状の線材で両端を略コ字状に折り曲げて形成されており、その一端にはロックピン支点6aが、また、他端にはロックピン動作端6bが設けられている。前記ロックピン支点6aは、前記スライド部材2の軸孔2cに軸支されることによって、この軸孔2cを支点として前記ロックピン動作端6bが回動可能となるように配設されている。また、前記ロックピン動作端6bは、前記ハウジング3に設けられたハートカム部4のカム溝4cに係合され、前記スライド部材2の移動に伴って前記カム溝4c上を摺動するようになっている。
【0026】
駆動部材7は、内部に鉄芯7aを有するソレノイドからなり、前記鉄芯7aの先端には前記ストッパー部材5の基部5bが連結されている。ここで、前記ストッパー部材5の基部5bと前記ソレノイドとの連結について更に説明する。
図7、図8に示すように、前記鉄心7aは、前記基部5bの前記2段の平行部5c間に、前記ソレノイドの鉄芯7aの鍔部7bが配置され、前記左右の舌片5dによって脱落が防止されると共に、前記2段の平行部5cと4本の舌片5dによって形成された空間内に若干の遊びをもって連結される構造となっている。
【0027】
そして、前記ソレノイドが励磁されると、前記鉄芯7aと共に前記ストッパー部材5が吸引され移動するようになっている。この時、前記ストッパー部材5は、若干の遊びをもって鉄芯7aに連結されているので、前記ソレノイド内での前記鉄芯7aの遊びや、前記ソレノイドの取付姿勢のバラツキ等があっても、前記ストッパー部材5を前記窓部3c内に垂直にスムーズに移動させることができる。
【0028】
また、前記鉄芯7aには、前記ストッパー部材5が吸引された後、初期位置に復帰させるための復帰用のコイルばね8が取付けられている。この場合、前記ストッパー部材5の基部5bが前記ハウジング3の駆動部材取付部3bの有底部に当接することで、前記ストッパー部材5の位置規制を行っている。
【0029】
復帰ばね9は、線材をコイル状に巻回して形成されており、この復帰ばね9は、前記スライド部材2のばね収納部2bに収納されるもので、スイッチ本体にスライド可能に取り付けられた前記スライド部材2が、押し込み位置から、ロック解除された際、初期位置に復帰させるようになっている。
【0030】
次に、上述した本発明の自己復帰機能を有する押釦スイッチの動作について説明する。前記スライド部材2の操作部2aが押し込み操作されると、前記スライド部材2に前記ロックピン支点6aが軸支された前記ロックピン6も移動し、前記ロックピン6のロックピン動作端6bは、前記ハウジング3に設けられた前記ハートカム部4のカム溝4cに係合され、前記スライド部材2の移動に伴って前記カム溝4c上を摺動する。この時、前記ロックピン動作端6bは、前記ハートカム部4の前記カム溝4cを、図3に示すカム溝面4caからカム溝面4cbへと矢印の方向に移動し、その中間点であるカム溝面4ccの位置で前記ロックカム4bと前記ストッパー部材5との協同によりロックされる。この状態で前記スライド部材2が押し込み位置にロックされることとなり、スイッチ本体の図示しないスイッチ回路部がオン状態となる。
【0031】
この状態から、手動操作でスイッチ回路部をオフする場合には、更に操作部2aを押し込むことにより、前記ロックピン動作端6bは、前記カム溝4c上をカム溝面4ccからカム溝面4cdへと移動し、この時、前記ロックカム4bと前記ストッパー部材5の両方から外れることにより、図3に示すカム溝面4cdから矢印の方向に移動し、カム溝面4caの位置へと復帰する。この状態では初期状態となり、スイッチ本体の図示しないスイッチ回路部はオフ状態となっている。
【0032】
尚、カム溝面4cdからカム溝面4caへの移動途中において、操作者が誤って前記操作部2aを再度押し込むようなことがあっても、前記ストッパー部材5に前記ロックピン動作端6bが当接することがないように、前記カム溝4cdより高くて前記ストッパー部材5より低い寸法の案内壁4eが設けられている。(図3および図4)
【0033】
また、自動復帰(オートオフ)機能を動作させる場合には、外部の図示しない制御回路からの信号により、前記駆動部材7のソレノイドのコイルが励磁されることで、ソレノイドの吸引力により前記鉄芯7aが吸引され、この鉄芯7aと共に、この鉄芯7aに連結されている前記ストッパー部材5も吸引され移動する。従って、前記ストッパー部材5は、前記駆動部材7側、即ち、図4に示す前記ハートカム部4のカム溝4cの形成面と直交する方向の図示下面側へ吸引され移動することから、前記ロックピン動作端6bは、前記ストッパー部材5から外れることとなる。
【0034】
この時、前記ロックピン動作端6cが係止している前記ロックカム4bの前記ロックカム面4aは、図6に示すように前記ロックカム4bの一端から前記ストッパー部材5側の他端に行くに従って前記スライド部材2の操作部2a側に近づくような傾斜面4dで形成されており、即ち、この傾斜面4dは前記操作部2aが復帰する方向に傾斜されていることから、前記ロックピン動作端6bは、前記傾斜面4dに案内されて、図4に示すカム溝面4ccからカム溝面4ceへと移動し、矢印に沿ってカム溝面4caの位置、即ち初期状態へと復帰する。
【0035】
上述した、本発明の自己復帰機能を有する押釦スイッチの構造においては、前記ロックピン6の前記ロックピン動作端6bを、前記ハートカム部4に形成した前記ロックカム4bと移動可能な前記ストッパー部材5の協同によりロック位置に保持する構造とし、前記ストッパー部材5を移動させることによりロック解除を行う構造としたので、前記ロックピン動作端6bと前記ロックカム4bとの間に無理な力がかからないため摩擦が小さくなり、ロックを解除させる力も小さくできることから、前記駆動部材7にかかる起動電流を小さくできるものとなる。
【0036】
また、前記ロックカム4bのロックカム面4aに、前記ロックピン動作端6bを前記スライド部材2の操作部2a側へ案内させる傾斜面4dを設けたので、強制的に解除させる必要がなくなり、磨耗が軽減され、製品の信頼性や寿命性も向上される。
【0037】
また、前記ストッパー部材5は、前記駆動部材7に直接連結されていることから、駆動機構が簡略化できるため、製品の小型化が容易となる。
【0038】
図9および図10は本発明の参考例である自己復帰機能を有する押釦スイッの構造を示し、図9はオートオフ時のロックカムおよびストッパー部材とロックピンとの関係の概略を示す斜視図、図10は同じく図9の概略を示す平面図である。なお、図1乃至図8で説明した同一部品については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0039】
この場合、上記実施例との相違点は、ストッパー部材50の構成が一部異なっている点である。即ち、本発明の参考例である自己復帰機能を有する押釦スイッチのストッパー部材50の構成は、前記駆動部材7により移動される方向が相違しており、前記ストッパー部材50は、図10に矢印で示すように、前記ハートカム部4のカム溝4cの形成面と平行な方向へ吸引され移動するように構成されている。
【0040】
この場合、前記ストッパー部材50の移動方向に合わせて、前記ハウジング3に取り付けられる前記駆動部材7の取り付け位置を変えられることから、スイッチ本体の設計自由度が増加するものとなる。
【0041】
上述した、本発明の参考例である自己復帰機能を有する押釦スイッチの構造においても、前記ロックピン動作端6bと前記ロックカム4bとの間に無理な力がかからないため摩擦が小さくなり、ロックを解除させる力も小さくできることから、前記駆動部材7にかかる起動電流を小さくできるものとなる。また、前記ロックピン動作端6bを強制的に解除させる必要がなくなり、磨耗が軽減され、製品の信頼性や寿命性も向上され、駆動機構が簡略化できるため、製品の小型化が容易となる。
【0042】
尚、本発明の実施例では、上述したように前記ロックピン6を前記スライド部材2に軸支し、一方、前記ハートカム部4を前記ハウジング3に形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記ロックピン6を前記ハウジング3に軸支し、前記ハートカム部4を前記スライド部材2に設けても良く、この場合にも同様の効果が得られるのはもちろんである。
また、前記ハートカム部4の構造も、本発明の実施例に限らず、例えば、前記ロックカム4bの形状や、前記カム溝4cの形状など、本発明の権利範囲の中で色々変形が可能なことはもちろんである。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自己復帰機能を有する押釦スイッチは、ハートカム部に、ロックカムと協同してロックピンをロック位置に保持、あるいは解除する移動可能なストッパー部材を設けたことから、ロックピンとロックカムとの間に無理な力がかからないため摩擦が小さくなり、確実にロック解除が行えるものとなる。
【0044】
また、ハートカム部には、ロックピンの摺動軌跡と、この摺動軌跡から外れる位置に移動可能なストッパー部材が設けられ、ロックピンがハートカム部のロックカムとストッパー部材とでロック位置に保持された後、駆動部材でストッパーを移動させてロックピンのロックを解除させるように形成したことから、ロックを解除させる力を小さくすることができ、駆動部材にかかる起動電流を小さくすることができる。
【0045】
また、ロックカムの一端からストッパー部材側の他端に向かうロックカム面は、一端からストッパー部材側の他端にいくに従ってスライド部材の操作部側に近づくような傾斜面で形成されているため、強制的に解除させる必要がなくなり、磨耗が軽減され、製品の信頼性や寿命性が向上される。
【0046】
また、ストッパー部材は、ハートカム部のカム溝形成面と直交する方向に移動可能なようにハートカム部に形成されていることから、ハートカム部を大型化することなく、簡単な構造でロックピンのロック構造が得られる。
【0048】
また、駆動部材をソレノイドで構成し、このソレノイドの吸引力によりストッパー部材を移動させるため、簡易な構造で確実にロック解除ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例である自己復帰機能を有する押釦スイッチを示す一部を破断した平面図である。
【図2】本発明の同じく自己復帰機能を有する押釦スイッチを示す一部を破断した正面図である。
【図3】本発明の同じくスライド部材の手動操作時のハートカムとロックピンとの関係を示す説明図である。
【図4】本発明の同じくオートオフ時のハートカムとロックピンとの関係を示す説明図である。
【図5】本発明の同じくオートオフ時のロックカムおよびストッパー部材とロックピンとの関係の概略を示す斜視図である。
【図6】本発明の図5の概略を示す平面図である。
【図7】本発明のストッパー部材とソレノイドとの連結状態を示す平面図である。
【図8】本発明の図7の側面図である。
【図9】 本発明の参考例である自己復帰機能を有する押釦スイッチのオートオフ時のロックカムおよびストッパー部材とロックピンとの関係の概略を示す斜視図である。
【図10】本発明の図9の概略を示す平面図である。
【図11】従来の自己復帰機能を有する押釦スイッチのロックした状態を示す一部を破断した平面図である。
【図12】従来の図11のロックカムとロックピンの関係を示す説明図である。
【図13】従来の自己復帰機能を有する押釦スイッチのソレノイド駆動時の状態を示す一部を破断した平面図である。
【図14】従来の図13のロックカムとロックピンの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 枠体
2 スライド部材
2a 操作部
2b ばね収納部
2c 軸孔
3 ハウジング
3a 開口部
3b 駆動部材取付部
3c 窓部
4 ハートカム部
4a ロックカム面
4b ロックカム
4c カム溝
4ca,4cb,4cc,4cd,4ce カム溝面
4d 傾斜面
4e 案内壁
5 ストッパー部材
5a 突部
5b 基部
5c 平行部
5d 舌片
6 ロックピン
6a ロックピン支点
6b ロックピン動作端
7 駆動部材
7a 鉄芯
7b 鍔部
8 コイルばね
9 復帰ばね
50 ストッパー部材

Claims (4)

  1. スライド部材と、このスライド部材を一定位置にロックするロックピンと、このロックピンが摺動するロックカムを有するハートカム部とを備え、前記ハートカム部には、前記ロックカムと協同して前記ロックピンをロック位置に保持、あるいは解除する移動可能なストッパー部材を設け、該ストッパー部材は、前記ハートカム部のカム溝形成面に対して突出して設けられると共に前記ロックカムの突起の突出方向とは反対の方向に移動可能に設けられ、前記ロックピンをロック位置に保持する際には前記ストッパー部材が前記カム溝形成面より突出しており、前記ロックピンをロック位置から解除する際には前記ストッパー部材が前記ロックカムの突起の突出方向とは反対の方向に移動することを特徴とする押釦スイッチ。
  2. スイッチ本体と、このスイッチ本体にスライド可能に設けられたスライド部材と、このスライド部材に一端が軸止され、他端が回動可能に設けられたロックピンと、前記スイッチ本体に設けられ、前記ロックピンの他端が摺動するハートカム部と、前記ロックピンのロックを解除させる駆動部材と、前記スライド部材を復帰方向に付勢する復帰ばねとを備え、前記ハートカム部には、前記ロックピンの摺動軌跡と、この摺動軌跡から外れる位置に移動可能な前記ストッパー部材が設けられ、前記ロックピンが前記ハートカム部の前記ロックカムと前記ストッパー部材とでロック位置に保持された後、前記駆動部材で前記ストッパー部材を前記ロックカムの突起の突出方向とは反対の方向に移動させて前記ロックピンのロックを解除させるように形成したことを特徴とする請求項1記載の押釦スイッチ。
  3. 前記ロックカムの一端から前記ストッパー部材側の他端に向かうロックカム面は、前記一端から前記ストッパー部材側の他端に行くに従ってスライド部材の操作部側に近づくような傾斜面で形成されており、前記ロックピンをロック位置から解除する際には前記ロックピンが前記傾斜面に案内されて初期状態へ復帰することを特徴とする請求項1、または2記載の押釦スイッチ。
  4. 前記駆動部材はソレノイドから構成され、このソレノイドの吸引力により前記ストッパー部材を移動させることを特徴とする請求項2、または3記載の押釦スイッチ。
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