JPH09280385A - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JPH09280385A
JPH09280385A JP9116296A JP9116296A JPH09280385A JP H09280385 A JPH09280385 A JP H09280385A JP 9116296 A JP9116296 A JP 9116296A JP 9116296 A JP9116296 A JP 9116296A JP H09280385 A JPH09280385 A JP H09280385A
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正敏 岡野
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Naotake Tsuboi
直武 坪井
Makoto Okumura
誠 奥村
Koji Tanaka
孝治 田中
Takashi Tsuchiya
隆 土谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁座に関し、加工に高度で困難な作業を必要
とせずに、長期に亙って優れたシール耐久性を維持する
こと。 【解決手段】 全閉状態からロッド4が回動中心O1を
軸にQ方向に回転すると、偏芯部4aは、その軸心O2
が回動中心の回りに弧状に移動するように、偏芯回転す
る。これにより、弁体3がシートリング2から離間す
る。ロッドがQ方向に更に回転すると、切り欠き4cと
段付きキー5が係合して、弁体がロッドと一体的に回転
する。一方、全開状態からロッドがS方向に回転する
と、弁体はロッドと一体的に回転する。しかし、弁体が
全閉ストッパ部1bと当接した後は、ロッドが回転し続
けても、弁体は回転しない。その後ロッドがS方向に更
に回転すると、偏芯部4aは、段付きキー5をばね6に
抗して押し上げながら、偏芯回転し、弁体がシートリン
グに向けて移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バタフライ弁のよ
うな弁装置に関し、特にそのシール耐久性を向上させる
ための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バタフライ弁は、流路内での弁体の投影
面積が軸対称で流路抵抗が小さいので、仕切弁に代わっ
て用いられることが多い。従来の一般的なバタフライ弁
は、弁座にゴムを使用したものが多く、高温高圧な流体
が流れる流路中に用いるには不適であった。このため、
弁座に金属を使用したバタフライ弁が用いられるように
なった。金属製の弁座を有するバタフライ弁としては、
金属製のOリングをシール材として弁座部に採用したも
の、あるいは弁体の回転軸を流路の中心軸線から偏芯さ
せることによって閉弁状態中、勾配弁座面にシール圧を
加えて気密若しくは液密を保つ、いわゆるチルチング型
のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように金属製
の弁座を有するバタフライ弁は、弁座において気密若し
くは液密効果を得るために、弁体が弁座の所定の位置に
確実に着座する必要があり、このために弁体と弁座の加
工精度を非常に高いものにする必要があった。例えば、
金属Oリングを使用する弁座においては、閉弁時、弁体
外周が金属Oリングすなわち弁座の内径面に均一に接触
せねばならず、このためには弁体と金属Oリングの位置
関係に留意して高精度に製作する必要がある。
【0004】また、チルチング型においては、設計上
は、弁体と弁座との接触は全閉点のみであるはずだが、
実際には、上記回転軸の嵌合におけるガタが生じること
で、開き始めには必ず弁体と弁座とが擦り合う。また、
回転軸が偏芯していることから、全閉時に弁体に作用す
る圧力の不均衡が大きい。以上のことより、チルチング
型は、全閉時からの開トルクが過大で開弁しにくいこと
があり、特に高圧の流体のシールには不向きであった。
従って、本発明は、弁座の加工に高度で困難な作業を必
要とせずに、弁座が長期に亙って優れたシール耐久性を
維持することが可能なバタフライ弁を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の弁装置は、流体通路及び弁座を内部に有す
る弁箱と、前記弁箱に回動可能に設けられ弁体を支持す
る弁体支持軸とを備え、前記弁体支持軸の前記弁体を支
持する部分の軸心は、開弁動作の開始に伴って前記弁体
が前記弁座の軸心方向にほぼ沿って該弁座から離間する
ように、該弁体支持軸の回動の中心から偏芯している。
【0006】また、前記弁体支持軸の前記弁体を支持す
る部分には、凹部が形成されており、前記弁体には、弾
性力によって前記弁体支持軸の該弁体を支持する部分と
当接する向きに付勢され前記凹部と係合可能である、凸
部材が設けられており、前記弁体は、前記凹部と前記凸
部材とが係合したときに、前記弁体支持軸と一体的に回
動するようにしておくとよい。
【0007】上述の構造を有する弁装置において、開弁
する向きに弁体支持軸が回転すると、弁体支持軸の弁体
を支持する部分は、その軸心が弁体支持軸の回動の中心
の回りを弧状に動くような偏芯回転を行う。これによっ
て、弁体は、弁座の軸心方向にほぼ沿って該弁座から離
間するように移動する。また、弁体支持軸が回転し、前
記凸部材が弾性力によって凹部と係合すると、弁体は、
弁体支持軸と一体的に回転する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態すなわ
ち実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明す
るが、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものと
する。図1、図2及び図3は、本実施形態のバタフライ
弁30の縦断面であり、図4は、図1のバタフライ弁3
0をIV−IV線に沿って切断した場合の断面図であ
る。また、図5は、後述する弁座面の形状及び偏芯部4
aの軸心の偏芯について説明する図である。尚、本実施
形態のバタフライ弁の説明においては、図1を基準とし
て、図1の紙面に垂直な方向を“横方向”と定義し、参
照符号5により示されるキー等の設置側を“上方”と定
義し、後述する流体通路の上流側を“前方”、下流側を
“後方”と定義して、以下の全ての説明を行う。
【0009】図1において弁箱1は、実質的に円筒形の
部材であって、内部には流体通路1aが画成されてい
る。流体通路1aにおける流体の流れ方向は、図1にお
いて参照符号Rを付した矢印で示される。
【0010】弁箱1内に回動可能に配設された円形の弁
体3は、球面状の弁座面11を有する本体部と、ボス部
9とからなる。ボス部9は、弁体本体部の前部であって
流体通路1aのほぼ中心軸線上の位置に、図4に示され
るように、弁箱1内の流体通路1aを画成する壁部1d
に近接して左右に1つずつ合計2つ形成されている。弁
座面11は、金属等の剛体でつくられているので、一般
的な弁における弁座補修方法によってシール機能を発揮
するよう好適な形状に維持されている。弁体3は、図4
に示されるように、ボス部9を横方向に通るロッド4の
偏芯部4aにおいて、同ロッド4に対して回動可能に支
持されている。ボス部9と、同ボス部9を通る偏芯部4
aとの間には、図1〜3に示されるように、ジスクブッ
シュ10が配設されている。ジスクブッシュ10は、ボ
ス部9の偏芯部4aが通る穴に固定されている。
【0011】ロッド4は、図4に示されるように、偏芯
部4aと両端部4bとを有する。ロッド4は、両端部4
bにおいて弁箱1の両側に配設されたブッシュ13,1
4に支持されている。ブッシュ13,14は、流体通路
1aの中心軸線と横方向に交差する線上に配設されてい
る。ロッド4の一端は、弁箱1の側方に設けられた駆動
機19に接続しており、ロッド4は、駆動機19によっ
て回動されるようになっている。ロッド4の両端部4b
は、その軸心が直線上に整列しており、該軸心、すなわ
ち回動中心は、図1において参照数字O1で示される。
また、ボス部9を通る偏芯部4aの軸心は、図1におい
て参照数字O2で示される。すなわち、偏芯部4aの軸
心O2は、弁体3が全閉状態である図1において、両端
部4bの回動中心O1よりも距離mだけ下方に離間して
位置する。したがって、ロッド4が回転すると、偏芯部
4aは、両端部4bに対して偏芯回転するようになって
いる。
【0012】偏芯部4aのうちボス部9を通る部分に
は、後述する段付きキー5と係合可能な形状の切り欠き
4c(図1参照)が形成されている。切り欠き4cと段
付きキー5とが、バタフライ弁30の動作中どのように
係合するかは、後程説明する。弁体3が全閉状態である
図1において、ボス部9の上部に設けられた筒状の収容
部には、段付きキー5及びばね6が収容されている。段
付きキー5は、ボス部9及びジスクブッシュ10を貫通
して偏芯部4aに当接するように設けられている。段付
きキー5には、ばね6の一端が当接している。ばね6の
他端は、キャップ7と当接している。段付きキー5及び
ばね6は、ねじ式のキャップ7によって収容部から飛び
出さないように押さえられている。また、段付きキー5
は、ばね6の弾性力によって偏芯部4a側に付勢されて
いる。キャップ7には、ボルト20が貫通している。ボ
ルト20の一端は、キャップ7の偏芯部4a側の面から
突出している。偏芯部4aとは反対側のキャップ7の面
には、ボルト20の他端と螺合するナット21が配設さ
れている。このボルト20は、後述するように、段付き
キー5の動きを制限して弁体3の後退量を好適するもの
である。
【0013】図7は、ジスクブッシュ10の縦断面図で
ある。ジスクブッシュ10は、上述したように、ボス部
9と偏芯部4aとの間において、ボス部9内に固定的に
配設されている。偏芯部4aが通るジスクブッシュ10
の穴10aは、図7において2点鎖線で示される回動中
心O1を中心とする半円Aと、1点鎖線で示される軸心
O2を中心とする半円Bとが上記距離mだけ離間してい
る形状の断面を有する。
【0014】図1に示されるように、弁体3の上端部に
は、閉ストッパ面3aが形成されている。閉ストッパ面
3aは、弁箱1の流体通路1aを画成する上壁部に形成
された全閉ストッパ部1bと当接可能に設けられてい
る。
【0015】弁箱1とフランジ8との間には、弁体3と
当接して流体通路1a内の流体をシールするシートリン
グ2が配設されている。シートリング2は、その前面
が、弁箱1に形成された溝部内のガスケット16に当接
し、後面が、ガスケット15を備えたフランジ8と当接
するようにして、弁箱1とフランジ8との間に挟まれて
いる。フランジ8はボルト17により弁箱1に結合して
いる。シートリング2には、弁体3の弁座面11と当接
する弁座面12が形成されている。弁座面12は、弁座
面11と同様に金属等でよい剛体からつくられている。
【0016】図5に基づいて弁座面11及び弁座面12
の形状について説明する。弁座面11及び弁座面12
は、切頭半球体の外周勾配面に相当する環状の部分であ
る。弁座面11は、その前縁と後縁とを直線的に通る切
頭円錐体の外周勾配面から盛り上がった、切頭半球体の
外周勾配の凸面であり、弁座面12は、その前縁と後縁
とを直線的に通る切頭円錐体の外周勾配面から窪んだ、
切頭半球体の外周勾配の凹面である。尚、以下の説明
は、弁座面11の窪み方の勾配と、弁座面12の盛り上
がり方の勾配とがほぼ同一であるので、代表して弁座面
12についてのみ説明する。図5に示されるように、上
記切頭半球体は、その中心が流体通路の軸心に対して前
記軸心O2が交差する点上にあり、この点から弁座面1
2までの距離が参照符号Tで示される曲率半径である。
尚、上記の点は図面上では前述した軸心O2と同一に現
れるので、弁座面12の曲率中心を指すときにも、参照
符号O2を使用することとする。
【0017】次に、回動中心O1と曲率中心O2との位
置関係を説明する。図5において、参照符号hは、弁座
面12の環状の前縁を示し、参照符号iは、弁座面12
の環状の後縁を示す。二点鎖線eは、図5に示される縦
断面において前縁hと曲率中心O2とを結ぶ線であり、
一点鎖線fは、図5に示される縦断面において後縁iと
曲率中心O2とを結ぶ線の延長線である。本実施形態の
回動中心O1は、上述したように曲率中心O2から距離
mだけ離間していることに加え、曲率中心O2の上方に
おいて二点鎖線eと一点鎖線fとにより挟まれた範囲g
に位置するようになっている。また、回動中心O1は、
図5において点線で示される流体通路の中心軸線上に位
置している。図5において曲率中心O2を通る三点鎖線
で示される、シートリング2の中心軸線は、上記流体通
路1aの中心軸線から距離mだけ偏芯している。
【0018】次に、本実施形態に係わるバタフライ弁3
0の動作について説明する。図1には、弁体3の全閉状
態が示されており、弁体3の前面には、弁体上流部にあ
る流体の圧力P1がシートリング2に向けて作用してい
る。この圧力によって、弁体3の弁座面11は、シート
リング2の弁座面12に圧着されており、流体をシール
している。また、弁体3の全閉状態では、段付きキー5
の上面は、前述したボルト20の一端と当接している。
全閉状態から弁体3を開弁する場合、まず、駆動機19
によって、ロッド4が、図1に矢印Qで示される方向に
回動中心O1を軸として回転する。この回転により、偏
芯部4aの軸心O2は、図1、図2及び図3に示す縦断
面において、回動中心O1から一定距離mの円弧状の軌
跡で動く。すなわち、軸心O2は、図2に示されるよう
に、前後方向に関しては回動中心O1よりも前方に動
き、上下方向に関しては回動中心O1に近付くように動
く。したがって、ロッド4の上記回転によって、偏芯部
4aの軸心O2が、回動中心O1よりも前進すると、ボ
ス部9において偏芯部4aに支持される弁体3も前進す
る。これによって、弁体3の弁座面11が、シートリン
グ2の軸心方向にほぼ沿って、同シートリング2の弁座
面12から離間して、弁座面における封止を解放する。
また、上述のように偏芯部4aが回転し始めると、段付
きキー5の下部が切り欠き4cと一部当接するようにな
るため、段付きキー5は、ばね6の弾性力によって偏芯
部4aに向けて動き、それによって段付きキー5の上面
は、ボルト20の一端と離間する。
【0019】そして、図2に示されるように、軸心O2
が、回動中心O1より前方に距離v、下方に距離wのと
ころに位置するまで、ロッド4が回転すると、ばね6の
弾性力によって偏芯部4aの切り欠き4cが段付きキー
5と係合する。尚、図2に示される回動中心O1と軸心
O2とが上下方向に離間する距離wは、弁体3が全閉で
ある図1に示された距離mよりも小さい。
【0020】図2に示される状態から、更にロッド4が
矢印Q方向に回転すると、図3に示すように、弁体3の
前面に設けられた開ストッパ面18が、弁箱1に設けら
れた全開ストッパ1cと当接し、弁体3は、全開状態と
なって、流体通路1a内において流体が上流部から下流
部へと流れる。以上のように、バタフライ弁30は、両
端部4bに対する偏芯部4aの偏芯を利用して、弁体3
を開弁動作させるため、操作力が少なくて済む。また、
本実施形態では、開ストッパ面18が全開ストッパ1c
に当接してから更に、駆動機19がロッド4にトルクを
かけ、同トルクによる開弁力が段付きキー5、弁体3及
び開ストッパ面18にかかるため、流体の流れ等による
弁体3のふらつきが防止される。
【0021】次に、図3に示される全開状態から、弁体
3を閉弁させる場合、駆動機19によりロッド4を矢印
S方向に回転させる。ロッド4は、弁箱1内に設けられ
たブッシュ13及びブッシュ14を支持体として回動中
心O1の回りに回転する。切り欠き4cと段付きキー5
とが係合しているため、ロッド4の偏芯部4aが回転す
ると、弁体3は、図3に示される状態から図2に示され
る状態まで、同偏芯部4aと一体的に回転する。そし
て、弁体3が図2に示される位置までくると、閉ストッ
パー面3aが全閉ストッパ部1bと当接するため、その
後更にロッド4が矢印S方向に回転しても、弁体3は回
転しない。全閉ストッパ部1bによって弁体3が停止し
た後、更にロッド4が矢印S方向に回転すると、軸心O
2が回動中心O1を軸に弧状に動き、ジスクブッシュ1
0の穴10aが上述したように延びているため、偏芯部
4aの動きによって弁体3に作用する力は、シートリン
グ2の方向に好適に変換され、弁体3は、シートリング
2に近づくように後退する。また、この間、ロッド4の
回転に伴って偏芯部4aに形成された切り欠き4cの角
部が、ばね6の弾性力に抗して段付きキー5を上方に押
し上げるため、段付きキー5の上面は、ボルト20の一
端に近づく。そして、図1に示されるように、段付きキ
ー5の上面がボルト20の一端に当接すると、段付きキ
ー5の上方への動きが制限され偏芯部4aの矢印S方向
の回転も制限されることから、弁体3の前述した後退は
停止し、弁体3の弁座面11がシートリング2の弁座面
12に係合して流体通路1aの流体がシールされる。
尚、段付きキー5とボルト20との上記当接は、弁体3
が好適にシートリング2と係合した時点で行われるよう
に調節されているものとし、そのような調節は、ボルト
20が前述のように螺着されていることから、ボルト2
0を回すことで容易かつ正確に行えるようになってい
る。以上のことより、弁体3の動作中には、弁体3の弁
座面11がシートリング2の弁座面12と摺動すること
はほとんど無いので、弁体3とシートリング2との位置
関係を高精度に合わせる必要が無く、特別に精度のよい
加工も必要無い。また、上述のように摺動が少ないた
め、弁座面の損傷が少なくシール性が長期に亙って維持
される。さらに、ボルト20によって段付きキー5の動
きを制限することで、シールに必要な量以上に弁体3が
後退するのが防止されている。
【0022】尚、弁箱1、シートリング2及びフランジ
8は、図1に示すように別体でなくてもよく、図6に示
すようにシートリングは弁箱内の流体通路を画成する部
分の一部として形成されていてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明の弁装置によれば、弁体支持軸の弁体を支持する
部分の軸心は、開弁動作の開始に伴って前記弁体が弁座
の軸心方向にほぼ沿って該弁座から離間するように、該
弁体支持軸の回動の中心から偏芯しているので、弁体が
動作する際に弁体と弁座との摺動による過度の摩耗が防
止され、弁体及び弁座に関し、高いシール性が長期に亙
って維持されると共に、高精度の加工が必要なくなる。
【0024】また、請求項2に記載の弁装置によれば、
前記弁体支持軸の前記弁体を支持する部分には、凹部が
形成されており、前記弁体には、弾性力によって前記弁
体支持軸の該弁体を支持する部分と当接する向きに付勢
され前記凹部と係合可能である、凸部材が設けられてお
り、前記弁体は、前記凹部と前記凸部材とが係合したと
きに、前記弁体支持軸と一体的に回動するので、弁体
は、弁座から離間した状態で回転するため、請求項1に
記載の弁装置で奏する上記効果をより確実に奏するよう
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るバタフライ弁の全閉
状態の縦断面図である。
【図2】 図1のバタフライ弁の全閉直前あるいは開弁
直後の縦断面図である。
【図3】 図1のバタフライ弁の全閉状態の縦断面図で
ある。
【図4】 図1のIV−IV線によるバタフライ弁の断
面図である。
【図5】 弁座面の形状及び軸心の偏芯について説明す
る図である。
【図6】 シートリングが弁箱と一体であるバタフライ
弁の図1のIV−IV線による断面図である。
【図7】 ジスクブッシュの縦断面図である。
【符号の説明】
1…弁箱、1a…流体通路、2…シートリング(弁
座)、3…弁体、4…ロッド(弁体支持軸)、4a…偏
芯部(弁体支持軸の弁体を支持する部分)、4c…切り
欠き(凹部)、5…段付きキー(凸部材)、O1…回動
中心(回動の中心)、O2…軸心。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 誠 福岡県北九州市門司区中町1番14号 岡野 バルブ製造株式会社内 (72)発明者 田中 孝治 福岡県北九州市門司区中町1番14号 岡野 バルブ製造株式会社内 (72)発明者 土谷 隆 福岡県北九州市門司区中町1番14号 岡野 バルブ製造株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体通路及び弁座を内部に有する弁箱
    と、前記弁箱に回動可能に設けられ弁体を支持する弁体
    支持軸とからなる弁装置において、前記弁体支持軸の前
    記弁体を支持する部分の軸心は、開弁動作の開始に伴っ
    て前記弁体が前記弁座の軸心方向にほぼ沿って該弁座か
    ら離間するように、該弁体支持軸の回動の中心から偏芯
    していることを特徴とする弁装置。
  2. 【請求項2】 前記弁体支持軸の前記弁体を支持する部
    分には、凹部が形成されており、前記弁体には、弾性力
    によって前記弁体支持軸の該弁体を支持する部分と当接
    する向きに付勢され前記凹部と係合可能である、凸部材
    が設けられており、前記弁体は、前記凹部と前記凸部材
    とが係合したときに、前記弁体支持軸と一体的に回動す
    る、請求項1に記載の弁装置。
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