JPH09279744A - 床衝撃音制御床版構造 - Google Patents

床衝撃音制御床版構造

Info

Publication number
JPH09279744A
JPH09279744A JP9085396A JP9085396A JPH09279744A JP H09279744 A JPH09279744 A JP H09279744A JP 9085396 A JP9085396 A JP 9085396A JP 9085396 A JP9085396 A JP 9085396A JP H09279744 A JPH09279744 A JP H09279744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor slab
floor
block
support
impact sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9085396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3184453B2 (ja
Inventor
Hirobumi Kakimoto
博文 柿本
Osamu Kiso
木曽  治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayakawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Hayakawa Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hayakawa Rubber Co Ltd filed Critical Hayakawa Rubber Co Ltd
Priority to JP09085396A priority Critical patent/JP3184453B2/ja
Publication of JPH09279744A publication Critical patent/JPH09279744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3184453B2 publication Critical patent/JP3184453B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】特に63Hzや125Hzといった、低周波領
域の重量床衝撃音のレベルを減少させることである。こ
れと同時に床版としての強度、その他の安全性を確保す
ることである。長期使用に耐えることができ、コスト面
でも実用性があり、建築現場の作業性、工程に悪影響を
与えないような床版構造を提供することである。 【解決手段】複数の支柱によって保持されている床版構
造であって、隣り合った支柱の間において複数の床版ブ
ロック1が同一平面上に敷設されている。隣り合った支
柱の間の床版が、これら複数の床版ブロック1によって
形成されている。隣接する床版ブロック1の間に、それ
ぞれ少なくとも振動絶縁材料3A、3Bが介在してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床衝撃音制御床版
構造に関するものである。本発明は、建築物の床に広く
使用できるものであるが、特に居住区の床に好適であ
る。居住区の中でも、RC造のような剛構造でなく、木
造や鉄骨プレハブ造のような柔構造の建築物の床に、特
に適している。
【0002】
【従来の技術】従来、RC造のような剛構造の床におい
ては、床衝撃音の低減対策としては、重量床衝撃音につ
いては、床の床版厚を増す方法が一般的である。また、
軽量床衝撃音については、床の仕上材を柔らかくするこ
とにより解決している。柔構造の戸建住宅や低層アパー
ト等においては、軽量床衝撃音に対しては、床仕上材を
柔らかくすることで対応している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、柔構造の建
築物においては、重量床衝撃音に対しては全く対策がな
い。あるいは、例えば2階と直下の1階居室を別構造と
する方法が提案されている。しかし、これは工事費用等
の点でまったく実用性に欠けており、役に立たない。こ
のため、柔構造の建築物において、重量床衝撃音を減少
させるための、実用性のある対策方法が望まれている。
特に、発生音の周波数帯域が63Hzや125Hzの低
周波領域が、重量床衝撃音のレベルを決定づけるので、
重要である。しかし、こうした低周波領域については、
対策がないために、ハウスメーカーを始め、様々な業種
の技術者が、長期間にわたってあらゆる検討を行ってい
るが、解決手段を発見できないでいる。これに対して、
250Hz以上の領域の音は、遮音,吸音により、比較
的簡単に低減できるものである。
【0004】本発明の課題は、特に63Hzや125H
zといった、低周波領域の重量床衝撃音のレベルを減少
させることである。また、本発明の課題は、これと同時
に床版としての強度、その他の安全性を確保することで
ある。更に、本発明の課題は、長期使用に耐えることが
でき、コスト面でも実用性があり、建築現場の作業性、
工程に悪影響を与えないような床版構造を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の支柱に
よって保持されている床版構造であって、隣り合った支
柱の間において複数の床版ブロックが同一平面上に敷設
されており、隣り合った支柱の間の床版が、これら複数
の床版ブロックによって形成されており、かつ隣接する
前記床版ブロックの間にそれぞれ少なくとも振動絶縁材
料が介在していることを特徴とする、床衝撃音制御床版
構造に係るものである。
【0006】本発明者は、前記課題を解決するために、
様々な試行錯誤を繰り返した。この結果、最終的に、床
版それ自体を小片に分割して複数のブロックにし、隣接
する床版ブロックの間にそれぞれ少なくとも振動絶縁材
料を介在させることを想到した。この原理について発明
する。
【0007】従来、柔構造の床版構造において、例えば
鉄骨支柱の間に床版を渡して床を構成し、この上にモル
タル等を敷設して一体化し、床全体の重量を増大させる
ことによって、床全体の振動を小さくすることが常識で
あった。これは、重量の増大による振動の減衰の促進と
いう振動防止原理に立脚したオーソドックスな方法であ
る。しかし、本発明者の検討によれば、こうした方法で
は低周波数の振動は減衰させることができない。
【0008】これに対して、支柱間に張り渡された床版
それ自体を、複数のブロックに分割し、これら複数のブ
ロックを一体化して床版を構成すると共に、床版ブロッ
ク間に振動絶縁材料を介在させることは、従来の振動防
止方法とは原理的に異なっている。即ち、支柱間の床版
を複数のブロックに分割することによって、各床版ブロ
ックの寸法は、もとの分割前の床版の寸法に比べて著し
く小さくなる。これと同時に、隣接する床版ブロックの
間に振動絶縁材料を介在させて、各床版ブロックが隣接
する床版ブロックと一体に振動しないようにした。この
結果、床版ブロックの振動による発音周波数が著しく高
周波数側に移動するという知見を得た。こうした高周波
数側の振動は、通常の遮音材、吸音材によって容易に遮
断することができる。
【0009】このように、本発明によって、柔構造の床
構造を備えた住宅において長年待望され、かつ解決され
なかった、低周波側の重量床衝撃音について、初めて解
決が得られたのである。
【0010】そして、これらの床版ブロックを同一平面
上に固定して床版を構成することによって、床に必要な
剛性が得られ、しかも安全性も確保できること、更には
耐久性も充分あり、コスト面でも充分実用性があること
を確認した。また、現場作業性も良く、しかも乾式工法
故に、乾燥等を持たずに次工程に移れるメリットがあ
る。従来のALC等では、湿式工法による工程待ちが生
じたが、このような工程待ちは不要になる。
【0011】次に、本発明の各構成材を順次説明し、本
発明の作用を詳細に説明する。本発明で言う床版ブロッ
クとしては、コンクリート、モルタル、石膏、ALC等
の中空押出品等の無機質材;木材、集成材、合板等の木
質材;金属型鋼;ゴム:プラスチックFRP;木片セメ
ント;木毛セメント;ゴム;プラスチック;発泡体砂等
の粉粒体をバインダーと共に圧縮成型したもの;ハニカ
ム状物等が掲げられる。このブロックは荷重を受け持
ち、加振時に床版ブロックが他の床版ブロックとは独立
して振動することが必要である。
【0012】床の平面方向に見たとき、各床版ブロック
の縦、横の各一辺の寸法を、各々1.0m以下とするこ
とが好ましく、また、縦寸法と横寸法との和を1.5m
以下とすることが好ましく、面積を0.5m2 以下とす
ることが好ましい。これによって、発生音の周波数をよ
り一層高周波側へと移動させることができ、特に周波数
125Hz以下の低周波音が発生しにくくなる。しか
し、各床版ブロックの平面的寸法を小さくしすぎると、
各床版ブロックの固定に要するコストや、支持枠当のコ
ストが上昇するので、この観点からは、床版ブロックの
縦寸法および横寸法をそれぞれ0.1m以上とすること
が好ましく、縦寸法と横寸法との和を0.3m以上とす
ることが好ましく、面積を0.02mm2 以上とするこ
とが好ましい。
【0013】床版ブロックの厚さは、出来るだけ薄くす
ることが、作業性、重量、有効スペースの確保上で有利
である。従って、150mm以下とすることが好まし
く、100mm以下とすることが一層好ましい。床版ブ
ロック個々の形状は、特に制約はない。又、また、床版
ブロックは、中実であって良く、空隙部を有していても
良い。この空隙部は、床版ブロック内部に設けられてい
て良いし、床版ブロックの下側に設けられていて良い。
【0014】また、床版ブロックの下側面に肉付けを行
うことにより、床版全体としての剛性が増し、振動によ
る回転変形がしにくい構造となる。また、1つの床版内
における床版ブロックの各々の寸法や材質は、同寸法や
同材質である必要は無い。これを異なった寸法や材質の
組合せとすることにより、発生周波数の制御上、有利な
組合せとすることができる。従って、発生周波数、床版
の剛性、重量、設計厚みをコントロールすることによ
り、所望の床版とすることができる。
【0015】本発明においては、支柱に、床版ブロック
の底面を支持する支持枠を取り付け、支持枠によって、
各床版ブロックを支持することができる。この際、支持
枠に、床版ブロックの側面を位置決めするための位置規
制部を形成することによって、各床版ブロックを、位置
規制部の内側に設置するだけで容易に位置決めすること
ができるので、施工が容易になる。また、この位置規制
部の内部に生コンクリートないし生モルタルを打設し、
硬化することによって、床版ブロックを形成することが
できる。位置規制部を各床版ブロックの全周に設けた場
合には、特に床版ブロックの設置が容易になるので好ま
しい。
【0016】この態様においては、更に、支持枠と床版
部の底面および側面との間に、振動絶縁材料を介在させ
ることによって、支持枠と床版ブロックとの間での振動
の伝達を抑制することが一層好ましい。
【0017】こうした支持枠および位置規制部は、金
属、木材、プラスチック、補強無機質材等から成るもの
であり、各床版ブロックを所定位置に固定し、支持する
ものである。支持枠を構成する各々の各部材は、ボルト
止め、クギ止め、ホゾ、溶接等で互いに固定することが
好ましい。この支持枠中に各床版ブロックを設置するこ
とによって、床版を形成し、床版の剛性や安全性を確保
する。
【0018】また、本発明の他の態様においては、床版
ブロックを、それぞれ支持板によって支持し、床版ブロ
ックと支持板との間に振動絶縁材料を介在させる。こう
した支持板の材質は、金属、無機質、木質であって良
く、支持板の形状は、平板、波状、デッキプレートやキ
ーストンプレート状であってもよい。必要に応じて、各
支持板を支持枠によって保持できる。この場合には、各
支持板の寸法を小片化することにより、発生周波数の低
周波数への低下、高周波側への移行もしやすくなる。
【0019】また、各床版ブロックを、それぞれ支持板
によって支持した場合には、更に、支持板を支持するた
めの支持柱を支柱に対して取り付け、この支持柱と各床
版ブロックとの間に振動絶縁材料を介在させることがで
きる。
【0020】また、各床版ブロックを、それぞれ支持板
によって支持した場合には、各支持板に生モルタルまた
は生コンクリートのような無機質材料を流し込み、この
無機質材料を硬化させることによって、床版ブロックを
形成することができる。つまり、各支持板を型枠として
使用できる。この場合には、隣接する各床版ブロックを
貫通するように配筋を行うことにより、床版の圧縮応力
に対する抵抗力が一層向上する。
【0021】また、支持板と床版ブロックとの間に粘弾
性体を介在させることにより、拘束制振床版としての効
果が発揮され、各床版ブロックが、圧縮加重に対する抵
抗成分として働く。特に、支持柱の上面に対して支持板
を取り付け、支持柱の下面に対して支持板を取り付け、
支持柱および一対の支持板によって空洞部を形成し、こ
の空洞部内に各床版ブロックを収容し、床版ブロックと
各支持板との間に振動絶縁材料を介在させ、床版ブロッ
クと支持柱との間にも振動絶縁材料を介在させることが
できる。これによって、剛性が一層向上し、制振効果に
すぐれた床版とすることができる。これについては、図
13を参照しつつ、更に後述する。
【0022】この場合には、振動絶縁材料として、常温
反応硬化して架橋粘弾性体を形成する液状ゴムやウレタ
ンを使用することにより、優れた制振性能を付与でき、
接着剤としての効果も付与できる。従って、床版として
支持板を固定する工程を、省略することができる。
【0023】振動絶縁材料は、ゴム、プラスチック、繊
維、発泡体および紙状物からなる群より選ばれた一種以
上の材質が好ましい。この振動絶縁材料によって、隣接
する各床版ブロックの間、床版ブロックと支持枠との
間、床版ブロックと支持板との間、床版ブロックと位置
規制部との間について、直接接触によるびびり音、ガタ
ツキ音が発生することを防止し、かつ各部材が独立して
振動するようにできる。
【0024】図1〜図6は、それぞれ、本発明の床版構
造のパターンを例示するための模式的平面図である。た
だし、図1〜図6においては、支持枠、支持板等の細部
は図示省略してあり、かつそれぞれ一対の支柱間の1つ
の床版を示している。図1の床版構造においては、各床
版ブロック1Aはそれぞれ同じ面積の略正方形であり、
各床版構造ブロック1Aが碁盤目形状に配列されてい
る。図2の床版構造においては、床版ブロック1Aと、
ブロック1Aの2倍の長さおよび面積を有する長方形の
床版ブロック1Bと、ブロック1Aの3倍の長さおよび
面積を有する長方形の床版ブロック1Cとを組み合わせ
て床版を構成している。
【0025】図3の床版構造においては、略正方形の床
版ブロック1Aと、「く」の字形状をした、3個のブロ
ック1Aを集積した形態の床版ブロック1Dとを1:1
の個数で組み合わせ、床版を構成している。図4の床版
構造においては、直角三角形の床版ブロック1Eを2つ
組み合わせることによって長方形を構成し、かつ2個の
二等辺三角形状の床版ブロック1Fと2個の二等辺三角
形状の床版ブロック1Gを組み合わせることによってや
はり長方形を構成している。図5の床版構造において
は、3個の長方形状の床版ブロック1Hを組み合わせる
ことによって1枚の床版を構成している。図6の床版構
造においては、それぞれ長方形状の床版ブロック1Iを
3列×4列組み合わせることによって、全体として長方
形の床版を構成している。
【0026】次に、図7〜図13は、それぞれ、本発明
の床版構造の一部分を示した断面図である。図7の床版
構造においては、図示しない支柱上に外側支持枠2が設
置されており、複数の外側支持枠2の間に、複数列の内
側支持枠4が設けられている。各支持枠は、図示しない
支柱によって支持されている。外側支持枠2は、支持部
2bと、支持部2bに対して略垂直方向に延びる位置規
制部2aとを備えている。内側支持枠4は、一対の支持
部4aと、支持部4aに対して略垂直方向に延びる位置
規制部4bとを備えている。
【0027】各支持部2b上および4a上にそれぞれ各
床版ブロック1の底面が載置されており、各床版ブロッ
ク1の側面はそれぞれ位置規制部2a、4bによって規
制されている。支持部2bおよび位置規制部2aと床版
ブロック1との間には振動絶縁材料3Aが介在してお
り、両者は直接には接触していない。また、支持部4a
および位置規制部4bと床版ブロック1との間には振動
絶縁材料3Bが介在しており、両者は直接には接触して
いない。
【0028】図8の床版構造においては、外側支持枠2
Aは、支持部2bと、支持部2bに対して略垂直方向に
延びる位置規制部2aと、その上端から水平に延びる固
定部2cとを備えている。内側支持枠4Aは、一対の支
持部4aと、支持部4aに対して略垂直方向に延びる位
置規制部4bとを備えている。各支持部2b上および4
a上にそれぞれ各床版ブロック1の底面が載置されてお
り、各床版ブロック1の側面はそれぞれ位置規制部2
a、4bによって規制されている。床版部1の上面は固
定部2cによって上方から保持されている。固定部2
c、支持部2bおよび位置規制部2aと床版ブロック1
との間には、振動絶縁材料3Cが介在しており、支持部
4aおよび位置規制部4bと床版ブロック1との間に
は、振動絶縁材料3Bが介在している。
【0029】図9の床版構造においては、外側支持枠2
および内側支持枠4の構成は、図7に示したものと同様
のものである。ただし、本床版構造では、外側支持枠2
の縦方向寸法が、内側支持枠4の縦方向寸法よりも大き
くなっている。床版部6の内部には、空隙部6aが例え
ば3つごと設けられている。
【0030】図10の床版構造においては、外側支持枠
2Aおよび内側支持枠4は、図8に示したものと同様の
ものである。ただし、各床版ブロック7は、水平方向に
延びる直方体形状の本体7aと、本体7aの両端部から
下方へと延びる肉厚部分7bとを備えており、本体7a
の下側および肉厚部分7bの内側に空隙部8が形成され
ている。
【0031】図11の床版構造においては、外側支持枠
2Aは、図8に示したものと同じである。そして、外側
支持枠2の支持部2bの内側に、デッキプレート等の支
持板10が固定されており、支持板10の上側に床版ブ
ロック11が固定されている。こうした床版ブロック
は、生コンクリート等の硬化物からなるものである。各
ブロック11は、水平方向に延びる直方体形状の本体1
1aと、本体11aの両端部から下方へと延びる肉厚部
分11bとを備えており、本体11aの下側および肉厚
部分11bの内側に空隙部8が形成されている。
【0032】本実施例では、こうした肉厚部分11bお
よび空隙部8を、例えば3個設けている。隣り合うブロ
ック11の間は、振動絶縁材料12が介在している。本
実施例におけるように、生コンクリート等の打設および
硬化によって各ブロック11を形成する場合には、振動
絶縁材料12を挟んで隣り合う床版ブロック11に対し
て、配筋を施すことができ、これによって床版の圧縮荷
重に対する強度が一層向上する。
【0033】図12の床版構造においては、支柱上の支
持柱14と支持柱15とに対して、それぞれ支持板16
がクギ17によって取り付けられている。支持板16の
上に、支持柱14と15との間に床版ブロック1が設置
されている。この支持柱15は、各ブロック1を所定位
置に位置決めするための枠材としても機能している。支
持柱14、15とブロック1の側面との間には、それぞ
れ振動絶縁材料18Bが介在しており、支持板16とブ
ロック1の底面との間にも振動絶縁材料18Aが介在し
ている。
【0034】図13の床版構造においては、支柱上の支
持柱14と支持柱15とに対して、上側の支持板19A
と下側の支持板19Bとが、それぞれクギ17によって
取り付けられている。この結果、上側支持板19A、下
側支持板19Bおよび支持柱14、15の間に、空洞部
20が形成されており、この空洞部20の中に、床版ブ
ロック22が設置されている。ブロック22の側面と支
持柱14、15との間、ブロック22と支持板19A、
19Bとの間には、それぞれ振動絶縁材料23が介在し
ている。即ち、この振動絶縁材料23は、ブロック22
の全周を被覆している。
【0035】また、ブロック22と上側支持板との間お
よび下側支持板との間には、それぞれ、スペーサー21
が挟まれており、これによって各支持板とブロックとの
間の間隔が一定に保持される。このように空洞部内に床
版ブロック22を内蔵させる床版構造によれば、床面か
ら荷重が加わったときに、この荷重による衝撃が、床版
22に加わる前に振動絶縁材料23によって吸収され
る。しかも、このときの床版の動作は、振動を減衰させ
るのに最も適した動作をする。即ち、図13において最
も左側のブロック22上に荷重が加わったものとする
と、上側支持板19Aは下方向へと移動する。これによ
って、ブロック22および2層の振動絶縁材料23によ
って振動が吸収され、かつ下側の支持板19Bが下方向
へと少し向かって移動する。この過程で、各床版部22
が振動の吸収に寄与する。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明する。下記のようにして、各床版構造を作成した。 (実施例1) (1)床版サイズ:100mm厚×900幅×1800
mm長さの床版を3枚並べ、1800mm幅×2700
mm長さの床を作成した。 (2)寸法約300mm×300mmのブロックを、図
1に示すように18個並べ、1枚の床版を構成した。 (3)床版ブロックの材質は、床版用ALCを切断して
使用した。 (4)図7に示すような床版構造を採用した。厚さ2.
3mmの鉄材によって支持枠を構成した。 (5)振動絶縁材料として、床版ブロックと枠材とが接
する部分に2mm厚のブチルゴム未加硫シートを介在さ
せた。
【0037】(実施例2) (1)床版サイズ:100mm厚×900幅×1800
mm長さの床版を3枚並べ、1800mm幅×2700
mm長さの床を作成した。 (2)寸法約300mm×300mmのブロックを、図
1に示すように18個並べ、1枚の床版を構成した。 (3)ブロックの材質は、床版用ALCとゴム粉末をウ
レタンバインダーにて圧縮成型し、その上下を12mm
圧合板でサンドイッチして、厚さ100mmの床版ブロ
ックを作成した。このサンドイッチ床版ブロックを3個
配列し、一列とした。これと同時に、ALCからなる床
版ブロックを3個配列した。このサンドイッチ床版ブロ
ックの列とALCブロックの列とを交互に配置し、合計
6列設けることによって、図1に示す3列×6列の平面
的配置を構成した。 (4)図7に示すような床版構造を採用した。厚さ2.
3mmの鉄材によって支持枠を構成した。 (5)振動絶縁材料として、床版ブロックと支持枠との
間に、厚さ5mmのフェルトを介在させた。
【0038】(実施例3) (1)床版サイズは、100mm厚×900幅×180
0mm長さの床版を3枚並べ、1800mm幅×270
0mm長さの床を作成した。 (2)床版ブロックの平面配置は、図2に示すようにし
た。約300mm×900mmのブロック1Cを2個、
300×600mmのブロック1Bを4個、300mm
×300mmのブロック1Aを4個を組み合せて、1枚
の床版を構成した。 (3)床版ブロックとしては、床版用ALCを切断して
使用した。 (4)図7に示すような床版構造を採用した。厚さ2.
3mmの鉄材によって支持枠を構成した。 (5)振動絶縁材料として、床版ブロックと支持枠との
間に、3mm厚のEPTスポンジを介在させた。
【0039】(実施例4) (1)床版サイズは、100mm厚×900幅×180
0mm長さの床版を3枚並べ、1800mm幅×270
0mm長さの床を形成した。 (2)床版ブロックの平面配置は、図3に示すようにし
た。縦約450mm×横450mmの寸法で、四辺形の
一つの角を約300mm角に切り欠いた「く」の字形の
床版ブロック1Dを8個と、約300mm×300mm
の正方形の床版ブロック1Aを8個とを、組み合わせ
た。 (3)床版ブロックは、厚さ100mmコンクリートと
した。 (4)図8にに示す床版構造を採用した。厚さ2.3m
mの鉄材によって支持枠2A、4Aを作成した。支持枠
の下面に型枠を取り付け、ブロックを形成するべき成形
空間を形成し、この成形空間にコンクリートを打設し、
コンクリートを硬化させ、次いで、支持枠の下面にある
型枠を除去した。 (5)振動絶縁材料としては、支持枠とコンクリートブ
ロックとが接する部分に、コンクリート打設前に、生コ
ンクリートに対する接着性を有する厚さ2mmの再生ブ
チルゴム「スパンシール」(早川ゴム株式会社製)を張
りつけた。
【0040】(実施例5) (1)床版サイズは、100mm厚×900幅×180
0mm長さの床版を3枚並べ、1800mm幅×270
0mm長さの床を形成した。 (2)床版ブロックの平面配置は、図4に示すようにし
た。約600mm底辺×900mm高さの三角形の床版
ブロック1Eを4個と、約600mm底辺×450mm
高さの三角形の床版ブロック1Fを2個と、約900m
m底辺×約300mm高さの三角形の床版ブロック1G
を2個とを組み合わせた。 (3)床版ブロックは、厚さ100mmのコンクリート
によって形成した。 (4)図8に示す床版構造を採用した。厚さ2.3mm
の鉄材によって支持枠を形成し、支持枠によって仕切ら
れた各成形空間内に生コンクリートを打設し、各床版ブ
ロックを形成した。 (5)振動絶縁材料としては、支持枠のコンクリートブ
ロックと接する部分に、コンクリート打設前に、生コン
クリートと接着性を有する厚さ2mmの再生ブチルゴム
シートを貼付けた。
【0041】(実施例6) (1)床版サイズとして、60mm厚×900幅×18
00mm長さの床版を3枚並べ、1800mm幅×27
00mm長さの床を形成した。 (2)ブロックの平面配置は、実施例3と同じにした。 (3)床版ブロックとしては、厚さ60mmの中空押出
セメント版を切断し、図9に示す床版ブロック6を作成
し、使用した。 (4)図9に示す床版構造を採用した。厚さ2.3mm
の鉄材によって支持枠を形成した。この支持枠によって
仕切られた空間内に、中空押出セメント版ブロック6を
セットした。 (5)振動絶縁材料としては、床版ブロックと支持枠と
の間に、厚さ5mmのフェルトを介在させた。
【0042】(実施例7) (1)床版サイズとしては、100mm厚×900幅×
1800mm長さの床版を3枚並べ、1800mm幅×
2700mm長さの床を形成した。 (2)床版ブロックの平面配置は、図2に示すようにし
た。約300mm×900mmの床版ブロック1Cと、
300mm×600mmのブロック1Bと、300mm
×300mmのブロック1Aとを組み合わせた形状とし
た。 (3)床版ブロックとしては、図10に示す形態のもの
を使用した。ブロック7の周辺部に、厚さ100mmの
肉厚部分7bを設けた。この肉厚部分7bは、床版にお
いて小梁に相当する。ブロックの中央部の約250mm
角の部分は、厚さ50mmである。
【0043】(4)図10に示す床版構造を採用した。
厚さ2.3mmの鉄材によって支持枠を形成した。この
支持枠に型枠を取り付け、片枠によって仕切られた部分
の約300mm角毎に、その中央部に約250mm×2
50mm×50mmの発泡スチロールを取り付け、その
上にコンクリートを打設した。コンクリート硬化後に、
型枠と発泡スチロールとを除去し、中央凹状の箱状ブロ
ック7を形成した。 (5)振動絶縁材料としては、床版ブロックと支持枠と
の間に、生コンクリートと接着性を有する厚さ2mmの
再生ブチルゴム粘弾性体シートを介在させた。
【0044】(実施例8) (1)床版サイズとしては、100mm厚×900幅×
1800mm長さの床版を3枚並べ、1800mm幅×
2700mm長さの床を形成した。 (2)床版ブロックの平面配置は、図5に示すようにし
た。約600mm×900mmの床版構造ブロック1H
を3枚並べ、1枚の床版を構成した。 (3)床版ブロックとしては、コンクリートブロックを
使用した。 (4)図11に示す床版構造を採用した。厚さ2.3m
mの鉄材によって支持枠2Aを形成した。支持枠2Aに
よって仕切られた中にデッキプレート10をセットし、
デッキプレート10上に生コンクリートを打設し、これ
を硬化させた。 (5)振動絶縁材料としては、デッキプレートの突き合
わせ部に、厚さ10mmの加硫ゴムをセットし、ブロッ
ク間の振動絶縁を行った。
【0045】(実施例9) (1)床版サイズとしては、64mm厚×900幅×1
800mm長さの床版を3枚並べ、1800mm幅×2
700mm長さの床を形成した。 (2)床版ブロックの平面配置は、図6に示すようにし
た。約450mm×300mmの床版ブロック1Iを1
2枚並べ、1枚の床版を形成した。 (3)床版ブロックとしては、厚さ50mmのモルタル
板を使用した。
【0046】(4)図12に示すような床版構造を採用
した。12mm厚×450mm幅×900mm長さの合
板(支持板の一種)16と、断面寸法が50mm×50
mmの木材(支持柱の一種)14、15とによって、図
12に示す床版構造を形成した。 (5)振動絶縁材料としては、支持板16の上側面の全
面にわたって、厚さ2mmのブチルゴム未加硫シートを
貼り付け、床版ブロックの底面と支持板16との間の振
動絶縁を行った。木材14、15と床版ブロックとの間
は、厚さ3mmのEPTスポンジを介在させた。
【0047】(実施例10) (1)床版サイズとしては、80mm厚×900幅×1
800mm長さの床版を3枚並べ、1800mm幅×2
700mm長さの床を形成した。 (2)床版ブロックの平面配置は、図6に示すようにし
た。約450mm×300mmの床版ブロック12枚に
よって、1枚の床版を構成した。 (3)床版ブロックとしては、厚さ50mmのモルタル
版を使用した。
【0048】(4)図13に示す床版構造を採用した。
横断面の寸法が50mm×56mmである木材14、1
5によって支持枠を形成した。厚さ12mmの下側支持
板(合板)19Bを、木ネジ21によって固定した。床
版ブロックの設置部分に、常温硬化型液状ポリブタジエ
ンゴムを、厚さ約3mmとなるように注入した。直径3
mmφ×長さ30mmの加硫ゴムスペーサー21を少量
散布し、この上に床版ブロック22を収容した。このブ
ロック22上に、再び常温硬化型液状ポリブタジエンゴ
ムを注入し、直径3mmφ×長さ30mmの加硫ゴムス
ペーサーを少量散布し、その上に、上側支持板19A
(12mm厚の合板)を重ね、木ネジ17によって支持
柱に固定した。
【0049】(実施例11) (1)床版サイズとしては、80mm厚×900幅×1
800mm長さの床版を3枚並べ、1800mm幅×2
700mm長さの床を形成した。 (2)床版ブロックの平面配置は、図6に示すようにし
た。約450mm×300mmの床版ブロック12枚に
よって、1枚の床版を構成した。 (3)床版ブロックとしては、厚さ50mmのモルタル
版を使用した。
【0050】(4)図13に示すような床版構造を採用
した。横断面寸法が50mm×56mmである木材を支
持柱14、15とした。下側支持板19B(厚さ12m
mの合板)を、木ネジによって、支持柱14、15に対
して固定した。床版ブロックのセット部に、常温発泡硬
化型液状ポリブタジエンゴムを、厚さ約3mmとなるよ
うに注入し、直径3mmφ×長さ30mmの加硫ゴムス
ペーサー21を少量散布し、この上に床版ブロックを入
れた。この床版ブロック上に、再び少量の常温発泡硬化
型液状ポリブタジエンゴムを塗布して、この上に直径3
mmφ×30mm長さの加硫ゴムスペーサーを散布し、
この上に上側支持板19A(厚さ12mmの合板)を木
ネジによって固定し、床版ブロックの周囲を発泡体で固
着した。
【0051】(比較例1)床版サイズとしては、100
mm厚×600幅×1800mm長さの床版を4枚と、
厚さ100mm、幅300mm、長さ1800mmの床
版1枚とを並べ、その上に厚さ20mmのモルタルを敷
設し、1800mm幅×2700mm長さの床を形成し
た。床版としては、床版用ALCを使用した。
【0052】(試験方法)重量床衝撃音を「JIS−A
−1418」に準じて測定した。比較例1における重量
床衝撃音に対する各実施例の重量床衝撃音の改善量を、
各周波数毎に表1、表2に記載した。図14は、この試
験の概要を示す模式図であり、図15には打撃点を示
し、図16には受音点を示した。
【0053】図14においては、床版構造25上にバン
グマシン24を設置し、図15に示す位置で打撃を加え
た。26はマイクであり、27は精密騒音計であり、2
8は周波数分析器である。マイクの設置位置は、図16
に示した。これらの試験結果を表1、2に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】以下実施例及び比較例の結果より、本発明
の効果を述べる。実施例1は、床版を18ブロックに当
分に分割した例である。63Hz,125Hzにおける
重量床衝撃音は、比較例1と比べて大きく低減できてい
る。高周波側は、天井や吸音層との併用により改善でき
る領域であるので、床衝撃音レベルで2ランクの改善が
できることが判る。コスト面や安全で特に支障はなく、
実用性がある。
【0057】実施例2は、床版を実施例1と同様の18
ブロックに分割し、床版の短辺3ブロックづつをALC
ブロックと、サンドイッチブロックとを交互に用いた例
である。63Hz,125Hzの重量床衝撃音は、比較
例1と比べ各々14dB,13dBの低減できている。
これは床衝撃音レベルで2〜3ランクの改善ができるこ
とになり、実用性も充分ある。
【0058】実施例3は、床版を寸法の異なるALCブ
ロックにより10個に分割した例である。これも63H
z,125Hzで各々10dB,9dB改善できてお
り、床衝撃音レベルでも2ランク低減できる。又実用性
も充分である。
【0059】実施例4は、床版を図4に示すように分割
した例であり、かつ床版ブロックの材質をコンクリート
とした例である。63Hz,125Hzの改善量も各々
11dB,12dBであり、床衝撃音レベルで2ランク
低減できる。実用性も充分ある。
【0060】実施例5は、床版を三角形の組合せで8分
割した例である。ブロック材質はコンクリートである。
63Hz,125Hzの改善量は各々13dBであり、
大きな効果がある。床衝撃音レベルでも2ランク〜3ラ
ンク改善できることが判る。又、実用上も問題ない。
【0061】実施例6は、実施例3と同じようにして、
異なった寸法のブロックを組合せ、ブロック材質を中空
押出セメント版とした例である。1kHz以上は比較例
より悪くなっているものの63Hz,125Hzの低周
波域は非常に効果があり各々の改善量は何れも13dB
あり、床衝撃音レベルで2〜3ランク低減できることを
示している。又、中空である点と厚みが薄い為、軽量化
にも適している。又、実用性は充分である。
【0062】実施例7は、異なった寸法のブロックを組
合せ、ブロック材質も中央を薄く周辺を厚くした構造で
あり、周辺の厚みが小梁として剛性を向上させる効果も
ある。1kHz以上では、比較例よりも悪くなるもの
の、問題となる63Hz,125Hzでは、非常に有効
であり、各々改善量は15dB,14dBとなった。床
衝撃音レベルで3ランク改善できることが判る。又、実
用性も充分である。
【0063】実施例8は、床版を3分割し、片面をデッ
キプレート上にコンクリートを設けた例である。分割さ
れた部分の長辺にデッキプレートの厚みがある部分が形
成され、小梁としての働きがあり剛性のアップに有効で
ある。63Hz,125Hzでの改善量を各々8dB,
9dBであり、これも低減効果が高い、又、床衝撃音レ
ベルで2ランクの改善ができることが判る。実用性も充
分ある。
【0064】実施例9は、片面を板材として、仕切材と
して木材の角材を板材に固定した例である。又、ブロッ
ク材としてモルタル板50mm厚を設けた例である。
又、板材は1つの寸法を450mm×900mmとした
例である。63Hz,125Hzの改善量は各々9d
B,10dBであり、床衝撃音レベルでも2ランク改良
できることが判る。又、実用上も問題はない。
【0065】実施例10は、両面を板材とし分割された
ブロックをサンドイッチ状にはさんだ例である。又、ブ
ロック、仕切材、板材は各々常温反応硬化型液状ポリブ
タジエンゴムで振動絶縁と接続され、制振構造となった
例である。63Hz,125Hzでの改善量は15d
B,14dBであり、床衝撃音レベルで3ランクのみ改
善ができることが判る。又、実用上の問題もない。
【0066】実施例11は、両面を板材とし分割された
ブロックをサンドイッチにはさんだ例である。又、ブロ
ック、仕切材、板材は各々常温反応硬化型液状ポリブタ
ジエンゴムで硬化後は発泡体を形成するタイプを使用し
た例である。実施例10と同様、振動絶縁と接着の硬化
により制振構造となった例である。63Hz,125H
zでの改善量は各々14dB,15dBであり、床衝撃
音レベルで4ランクの改善ができることが判る。又、実
用上の問題もない。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により、重量
床衝撃音の衝撃音レベルの最大の支配要因となる63H
z,125Hzの音の発生量を制御するには、本発明が
極めて有効であることを実証した。しかも、本発明は、
コスト的にも上昇要因とはならず、低コストで重量床衝
撃音の低減ができることが明らかである。
【0068】更には、上記の考え方を展開することによ
り、振動する物体を小ブロック化することにより、従来
困っていた低周波音の放射音を制御することもできる。
この様な考え方は従来使用されておらず、工業上の利用
価値は大であり、長年待望されてきた課題を初めて解決
したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る床版構造における床版ブ
ロックの平面的配置の一例を示す平面図である。
【図2】本発明の実施例に係る床版構造における床版ブ
ロックの平面的配置の一例を示す平面図である。
【図3】本発明の実施例に係る床版構造における床版ブ
ロックの平面的配置の一例を示す平面図である。
【図4】本発明の実施例に係る床版構造における床版ブ
ロックの平面的配置の一例を示す平面図である。
【図5】本発明の実施例に係る床版構造における床版ブ
ロックの平面的配置の一例を示す平面図である。
【図6】本発明の実施例に係る床版構造における床版ブ
ロックの平面的配置の一例を示す平面図である。
【図7】本発明の実施例に係る床版構造の要部を示す断
面図である。
【図8】本発明の実施例に係る床版構造の要部を示す断
面図である。
【図9】本発明の実施例に係る床版構造の要部を示す断
面図である。
【図10】本発明の実施例に係る床版構造の要部を示す
断面図である。
【図11】本発明の実施例に係る床版構造の要部を示す
断面図である。
【図12】本発明の実施例に係る床版構造の要部を示す
断面図である。
【図13】本発明の実施例に係る床版構造の要部を示す
断面図である。
【図14】衝撃音の試験設備の概要を示す模式図であ
る。
【図15】床の打撃点を示す平面図である。
【図16】受音室の受音点を示す平面図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G、1
H、1I、6、7、11、22 床版ブロック 2、2A 外側支持枠 4 内側支持枠 2b、4a 支持部 2a、4b 位置規制部 2c 固定部 3A、3B、3C、12、18A、18B、23 振動
絶縁材料 4a 支持部 6a、8 空隙部 7b、11b 肉厚部分 10 支持板 14、15 支持柱 16、19A、19B 支持板 20 空洞部 21 スペーサー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の支柱によって保持されている床版
    構造であって、 隣り合った前記支柱の間において複数の床版ブロックが
    同一平面上に敷設されており、隣り合った前記支柱の間
    の床版がこれら複数の床版ブロックによって形成されて
    おり、かつ隣接する前記床版ブロックの間にそれぞれ少
    なくとも振動絶縁材料が介在していることを特徴とす
    る、床衝撃音制御床版構造。
  2. 【請求項2】 前記支柱に前記床版ブロックの底面を支
    持する支持枠が取り付けられており、この支持枠によっ
    て前記の各床版ブロックが支持されていることを特徴と
    する、請求項1記載の床衝撃音制御床版構造。
  3. 【請求項3】 前記支持枠に、前記床版ブロックの側面
    を位置決めするための位置規制部が形成されていること
    を特徴とする、請求項2記載の床衝撃音制御床版構造。
  4. 【請求項4】 前記支持枠と前記床版部の底面および側
    面との間に、前記振動絶縁材料が介在していることを特
    徴とする、請求項3記載の床衝撃音制御床版構造。
  5. 【請求項5】 前記床版ブロックがそれぞれ支持板によ
    って支持されており、かつ前記床版ブロックと前記支持
    板との間に前記振動絶縁材料が介在していることを特徴
    とする、請求項1または2記載の床衝撃音制御床版構
    造。
  6. 【請求項6】 前記支持板を支持するための支持柱が前
    記支柱に対して取り付けられており、かつこの支持柱と
    前記の各床版ブロックとの間に前記振動絶縁材料が介在
    していることを特徴とする、請求項5記載の床衝撃音制
    御床版構造。
  7. 【請求項7】 前記支持柱の上面に対して前記支持板が
    取り付けられており、かつ前記支持柱の下面に対して前
    記支持板が取り付けられており、前記支持柱および一対
    の前記支持板によって空洞部が形成されており、この空
    洞部内に前記の各床版ブロックが収容されており、この
    床版ブロックと前記の各支持板との間に前記振動絶縁材
    料が介在しており、かつ前記床版ブロックと前記の支持
    柱との間に前記振動絶縁材料が介在していることを特徴
    とする、請求項6記載の床衝撃音制御床版構造。
  8. 【請求項8】 前記床版ブロックと前記の各支持板との
    間にスペーサー粒子が介在していることを特徴とする、
    請求項7記載の床衝撃音制御床版構造。
  9. 【請求項9】 前記床版ブロックの内部に空隙部が形成
    されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか
    一つの請求項に記載の床衝撃音制御床版構造。
  10. 【請求項10】 前記振動絶縁材料が、ゴム、プラスチ
    ック、繊維、発泡体および紙状物からなる群より選ばれ
    た一種以上の材質からなることを特徴とする、請求項1
    〜9のいずれか一つの請求項に記載の床衝撃音制御床版
    構造。
  11. 【請求項11】 前記振動絶縁材料が、液状ポリマーの
    硬化物からなることを特徴とする、請求項1〜9のいず
    れか一つの請求項に記載の床衝撃音制御床版構造。
JP09085396A 1996-04-12 1996-04-12 柔構造建築物の床構造 Expired - Fee Related JP3184453B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09085396A JP3184453B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 柔構造建築物の床構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09085396A JP3184453B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 柔構造建築物の床構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09279744A true JPH09279744A (ja) 1997-10-28
JP3184453B2 JP3184453B2 (ja) 2001-07-09

Family

ID=14010140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09085396A Expired - Fee Related JP3184453B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 柔構造建築物の床構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3184453B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014084582A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Taisei Corp 床構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014084582A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Taisei Corp 床構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3184453B2 (ja) 2001-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6789645B1 (en) Sound-insulating sandwich element
KR102361506B1 (ko) 층간 차음용 단독 패널 제조방법
JP2002138597A (ja) 間仕切り壁構造
JP3791374B2 (ja) 遮音床および床下地パネル
FI89398C (fi) Foerfarande foer foerbaettring av ljudisoleringsfoermaogan hos en haolrumsfoersedd byggnadsplatta samt byggnadsplattekombination med god ljudisoleringsfoermaoga
JP3184453B2 (ja) 柔構造建築物の床構造
JP3477072B2 (ja) 建築物の床構造
KR100920200B1 (ko) 제진합판을 사용한 플라이우드패널 방식의 이중바닥 시스템
KR100546445B1 (ko) 건축물의 층간바닥구조
JPH08105192A (ja) 床部の防振兼遮音装置
JP3966302B2 (ja) 床構造体
JP4636075B2 (ja) 遮音床および床下地パネル
CN220954110U (zh) 一种装配式密肋内置的隔音楼板
JP3167926B2 (ja) 床版構造
JP3380722B2 (ja) 複合床版及び床
JP7544301B1 (ja) 床構造、床構造構築方法及びそれに用いられる板部材
KR100474132B1 (ko) 콘크리트 구조물의 방음·방진공법
CN202214846U (zh) 一种木结构和轻钢结构建筑楼板的隔音结构
JP4069942B2 (ja) 遮音床および床下地パネル
JPH09287228A (ja) 床 板
JP4028640B2 (ja) 床衝撃音の遮断構造とユニット建物
JPH10231566A (ja) 吸音板
JP2023016386A (ja) 耐火床下地構造及び耐火木製床ユニット
JPH0546422B2 (ja)
JPS639726Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees