JPH09287228A - 床 板 - Google Patents

床 板

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JPH09287228A
JPH09287228A JP9980896A JP9980896A JPH09287228A JP H09287228 A JPH09287228 A JP H09287228A JP 9980896 A JP9980896 A JP 9980896A JP 9980896 A JP9980896 A JP 9980896A JP H09287228 A JPH09287228 A JP H09287228A
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JP
Japan
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plate
concrete
metal plate
floor
metal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9980896A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Kishida
田 敏 浩 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のこの種の重量衝撃音性床は積載荷重を充
分に支持することが困難であり、耐火構造を充分に達成
出来ず、施工性が悪く、施工に長期間を要する等の問題
があった。 【解決手段】短辺方向両端部が上方に折曲がって起立縁
3が形成された長方形の金属板2の上に、長方形のコン
クリート系板1を載置し、該コンクリート系板1と金属
板2との4隅部に緩衝部材4を介在させることによっ
て、緩衝部材4が存在しない部分では該コンクリート系
板1と金属板2との間に空間5を形成した構造の床板で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨造、鉄筋コン
クリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、木造等の建物の
床に使用されるコンクリート系板と金属板とより構成さ
れる床板に係り、特に、階下への振動、音の伝達等を防
止出来、重量衝撃音性能に優れた床板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の重量衝撃音性能に優れた
建物の床構造としては、例えば図5(A),(B)に示
すような床構造が良く知られている。即ち、図5
(A),(B)に於いて、21はコンクリート製床であ
り、そのコンクリート製床21の上表面には、鋼板2
2,23の間に粘弾性樹脂24を介在させて積層して形
成したサンドイッチ状の複合板25が、一体的に積層さ
れて構成されている。また、前記コンクリート製床21
は、鉄筋コンクリート造、或いはデッキプレートの上に
コンクリートを打設したデッキプレート造で形成されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前述の図5
(A),(B)に示すような、コンクリート製床21の
上表面に鋼板22,23と粘弾性樹脂24とを複合した
複合板25を積層した床構造では、(A)断熱性が低
い、(B)コンクリートの打設及び養生に一定期間を要
する、(C)施工性が悪い等の問題があった。
【0004】本発明に係る床板は、前述の従来の多くの
問題点に鑑み開発された全く新しい技術であって、特に
ALC板、押出中空成形板或いは、PCコンクリート板
等のコンクリート系板と短辺方向両端部が夫々上方に折
れ曲がって形成された金属板とを組合せ、コンクリート
系板の少なくとも4隅部分を緩衝部材を介して金属板で
支持して構成した全く新しい床板の技術を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る床板は、前
述の従来の問題点を根本的に改善した技術であって、そ
の第1発明の要旨は、長方形のコンクリート系板の下面
に金属板が取付けられて構成された床板に於いて、前記
金属板の短辺方向両端部は夫々上方に折れ曲がってお
り、前記コンクリート系板と該金属板との間の少なくと
も4隅部分に緩衝部材が設けられていることを特徴とす
る床板である。
【0006】本発明に係る床板の第2発明の要旨は、前
記コンクリート系板と前記金属板との間の離反部分に圧
縮性材料が介在されて構成されていることを特徴とする
第1発明の床板である。
【0007】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る床板の一実
施例を具体的に説明すると、図1は本発明に係る床板の
斜視図、図2(A),(B)は図1の床板の側面図及び
短辺方向の断面説明図、図3(A),(B)は図1の床
板の平面図及び長辺方向の断面説明図、図4は他例の床
板の長辺方向の断面説明図、である。
【0008】図1乃至図3(A),(B)に於いて、1
は長方形のコンクリート系板であって、ALC板、中空
押出成形板、PCコンクリート板等より形成されてい
る。2は金属板であって、前記コンクリート系板1の下
方に配置され、前記コンクリート系板1とほぼ等しい巾
と長さとを持って形成されている。この金属板2の短辺
方向両端部は、夫々上方向に折れ曲がって起立縁3を形
成している。従って、前記コンクリート系板1は金属板
2の起立縁3の間に挿入することが出来るような寸法を
有している。
【0009】前記コンクリート系板1と前記金属板2と
の間の4隅部には、ゴム等の弾性体、バネ材等よりなる
緩衝部材4が介在されており、コンクリート系板1と金
属板2とは、この緩衝部材4を介して相互に接触されて
いる。従って、該緩衝部材4が存在しない部分では、コ
ンクリート系板1と金属板2とが離反されており、両者
間に上下の高さが2〜100mm程度の空間5が形成さ
れている。
【0010】前記実施例に於いて、緩衝部材4は金属板
2の4隅部或いはコンクリート系板1の4隅部に予め接
着剤等で固着しておくことが出来る。また、前記実施例
に於いては、緩衝部材4を金属板2とコンクリート系板
1との4隅部のみに設けたが、その外に、例えば金属板
2とコンクリート系板1との短辺の端部全体に亘って緩
衝部材4を設けることも可能である。
【0011】上記実施例に於いては、床板をコンクリー
ト系板1と金属板2とのみで構成したが、図4に示す如
く、これ等のコンクリート系板1と金属板2とで形成さ
れる空間5に圧縮性材料6を充填した新しい構造の床板
を構成することも可能である。
【0012】前記圧縮性材料6としては、ロックウー
ル、グラスウール、セラミックファイバー等の吸音材、
保温材が使用出来、かつこれ等の圧縮性材料6は、保温
性、耐火性及び吸音性に富む特性を有している。従っ
て、図4に示す床板は、前述の図1乃至図3(A),
(B)に示す床板よりも、吸音性、保温性、耐火性に富
む床板を構成することが出来る。
【0013】図4に示す床板に於いては、金属板2の長
辺方向の両端部が夫々徐々に段状に折れ曲がって、断面
の全体形状が舟底形状に形成されており、この両端部は
梁等の建物の躯体7の受部となるフランジ部2aを形成
すると共に、金属板2とコンクリート系板1とによって
空間5の体積が拡大されており、多量の緩衝部材4を空
間5に充填することが出来るように構成されている。
【0014】本発明に係る床板の敷設に当たっては、予
め平行に架設された梁等の建物の躯体7上に複数の金属
板2を並列して掛け渡し、金属板2の両端部を躯体7上
に当接する。次に、このように躯体7上に掛け渡された
各金属板2の中にコンクリート系板1を挿入し、該コン
クリート系板1の4隅部を、予め金属板2の4隅部に固
着されている緩衝部材4上に載置し、コンクリート系板
1の4隅部を緩衝部材4及び金属板2を介して躯体7で
支持し、これによって建物の床を構成することが出来
る。
【0015】更に、金属板2の短辺方向両端部には、上
方向に折れ曲がった起立縁3を設けたので、金属板2上
に載置されたコンクリート系板1の位置をこの起立縁3
によって規定することが出来る。上記実施例に於いて
は、建設現場に於いて、金属板2とコンクリート系板1
とを夫々別々に敷設して、現場で本発明の床板を構成さ
せたが、金属板2とコンクリート系板1とは予め工場等
に於いて、出荷する以前に金属板2の両端部とコンクリ
ート系板1の両端部とをビス等を介して相互に固定して
一組の床板として構成しておくことも可能である。
【0016】また、本発明に係る床板は、鉄骨造、鉄筋
コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、木造等の床
に広範囲に使用することが出来る。本発明に係る床板を
使用することによって、構成された床が特に、階下への
振動、音の伝達等を防止出来、極めて重量衝撃性能に優
れた床を構成することが出来る。
【0017】
【発明の効果】
(1)本発明の床板は、コンクリート系板と金属板とで
構成すると共に、両者間に所定の空間を形成したので、
重量衝撃音の伝播を防ぐことが出来る。(2)コンクリ
ート系板と金属板との少なくとも4隅部には、緩衝部材
を介在させて床板を構成したので、この床板を使用した
場合には、階下への振動、音の伝達等を防止出来る。
【0018】(3)金属板の端辺方向両端部を上方向に
折曲げて起立縁を形成したので、金属板上に載置された
コンクリート系板をこの両方の起立縁で規定することが
出来る。(4)コンクリート系板の下方に金属板が配置
されているので、コンクリート系板からの粉落ちを防止
することが出来る。(5)金属板とコンクリート系板と
の組合せよりなる床板を単に躯体上に敷き並べていくだ
けで床を構成することが出来るので、施工が極めて簡単
で作業性が良く経済的である。
【0019】(6)本発明の床板は金属板とコンクリー
ト系板とのみで組合わされているので、積載荷重を充分
に支持することが出来る。(7)耐火構造の床を構成す
ることが出来る。(8)金属板とコンクリート系板の間
に空間があるので断熱性が高い床を構成出来る。
【0020】(9)コンクリート等の打設及び養生期間
が不要であるために、短期間で施工することが出来、か
つ施工性が極めて優れている。(10)金属板とコンク
リート系板との間の空間に圧縮性材料を充填した場合に
は、より保温性、耐火性及び吸音性に富んだ床板を構成
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床板の斜視図である。
【図2】図2(A),(B)は図1の床板の側面図及び
短辺方向の断面説明図である。
【図3】図3(A),(B)は図1の床板の平面図及び
長辺方向の断面説明図である。
【図4】他例の床板の長辺方向の断面説明図である。
【図5】図5(A),(B)は従来の重量衝撃音性能に
優れた床構造の一部断面説明図である。
【符号の説明】
1 コンクリート系板 2 金属板 2a 上フランジ部 3 起立縁 4 緩衝部材 5 空間 6 圧縮性材料 7 躯体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長方形のコンクリート系板の下面に金属板
    が取付けられて構成された床板に於いて、前記金属板の
    短辺方向両端部は夫々上方に折れ曲がっており、前記コ
    ンクリート系板と該金属板との間の少なくとも4隅部分
    に緩衝部材が設けられていることを特徴とする床板。
  2. 【請求項2】前記コンクリート系板と前記金属板との間
    の離反部分に圧縮性材料が介在されて構成されているこ
    とを特徴とする請求項1の床板。
JP9980896A 1996-04-22 1996-04-22 床 板 Withdrawn JPH09287228A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102304928A (zh) * 2010-06-18 2012-01-04 柳忠林 用作6级人防地下室顶板的大跨度大荷载预应力槽型叠合板
JP2015155604A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社アヴェントハウス 床構造および床構造の組み立て方法
JP2016069844A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 大和ハウス工業株式会社 コンクリート床構造

Cited By (4)

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