JPH09279658A - 水洗トイレの便器自動洗浄装置に於ける 止水弁開閉手段 - Google Patents

水洗トイレの便器自動洗浄装置に於ける 止水弁開閉手段

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JPH09279658A
JPH09279658A JP11556696A JP11556696A JPH09279658A JP H09279658 A JPH09279658 A JP H09279658A JP 11556696 A JP11556696 A JP 11556696A JP 11556696 A JP11556696 A JP 11556696A JP H09279658 A JPH09279658 A JP H09279658A
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JP
Japan
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shutoff valve
toilet
opening
water shutoff
water
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JP11556696A
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English (en)
Inventor
Osami Taira
修実 平
Noboru Miyamoto
宮本  昇
Wataru Yoshida
渉 吉田
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TAIRA SYST KAIHATSU KIYOURIYOK
TAIRA SYST KAIHATSU KIYOURIYOKU KK
Sankyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
TAIRA SYST KAIHATSU KIYOURIYOK
TAIRA SYST KAIHATSU KIYOURIYOKU KK
Sankyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】水洗トイレの便器の自動洗浄化を促進すること
ができると共に、止水弁の開閉操作を確実に行うことの
できる水洗トイレの便器自動洗浄装置の止水弁開閉手段
を提供する。 【解決手段】水洗トイレの便器を洗浄するための信号を
発する制御手段と、上記制御手段より発せられた信号に
基づきロータンク内の止水弁を開閉操作して便器の洗浄
を行う止水弁開閉手段に於て、止水弁開閉手段は、止水
弁4を開閉操作する電磁装置11と電磁装置を覆うカバ
ー21によって構成され、カバー21は、ロータンク3
内に配設されているオーバーフローパイプ5に取り付け
られた箱状体であって、このカバーに形成される空気室
25内に電磁装置を収容するものであり、ロータンク内
に水が満たされた状態の時でも電磁装置を収容し得る容
積の空気室がカバー内に形成されるようにあらかじめ設
定しておくことによって、電磁装置と水との接触を防止
し、さらに、止水弁の本体部分に形成されたエア溜りに
詰め物をすることによって浮力が生じないように成され
た止水弁を開閉操作することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水洗トイレの便器自動
洗浄装置に於ける止水弁開閉手段に係り、さらに詳しく
は、水洗トイレの便器の自動洗浄化を促進することがで
きると共に、止水弁の開閉操作を確実に行うことのでき
る水洗トイレの便器の自動洗浄装置に於ける止水弁開閉
手段に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、水洗トイレは、トイレを使
用した人がその使用後にボタンやレバーを操作すること
によって便器に水を流し、この便器に流された水によっ
て便器の洗浄を行うものであるが、上記トイレを使用し
た人のボタンやレバーの操作による便器の洗浄は、人に
よってまちまちであるので、便器の洗浄に過不足が生じ
易いものであり、特に公共施設やデパート等の不特定多
数の人が利用する水洗トイレでは、その影響が顕著に現
れ、便器の洗浄に必要以上の水が使用されることによる
水の浪費、あるいは、便器の洗浄の不足や便器の洗浄を
忘れてしまうことによるトイレを快適に使用できない等
の不具合が生じており、これらの不具合を解消し、節水
と快適なトイレを提供するために水洗トイレの便器を自
動で洗浄することが提案され、実際に行われているもの
である。
【0003】そして、上記水洗トイレの便器を自動で洗
浄することは、個々の水洗トイレについて節水を行える
だけでなく、人口の集中する都市部での節水を促し、水
資源を無駄なく有効に使用することを可能とするもので
あり、加えて、水洗トイレの便器がその使用毎に洗浄さ
れることによって、衛生的かつ快適な状態にトイレが維
持され、トイレの清掃等の維持・管理が容易となるもの
であるので、新設される公共施設やデパート等の水洗ト
イレのみならず、既存の公共施設やデパート等の水洗ト
イレの便器の自動洗浄化が進められているものである。
【0004】ところで、上記水洗トイレの便器を自動で
洗浄するための水洗トイレの便器自動洗浄装置は、一般
的に、水洗トイレの便器を洗浄するための信号を発する
制御手段と、上記制御手段より発せられた信号に基づき
ロータンク内の止水弁を開閉操作して便器の洗浄を行う
止水弁開閉手段より成るものであり、上記止水弁開閉手
段としては、ロータンクの内部に配設して止水弁の開閉
操作を行うものと、ロータンクの外部に配設して止水弁
の開閉操作を行うものが提案され、実用化されているも
のであるが、上記ロータンクの外部に配設して止水弁の
開閉操作を行うものは、ロータンクの外部に止水弁開閉
手段を設置するためのスペースを確保しなければならな
いので、実際には、ロータンクの内部に配設して止水弁
の開閉操作を行う止水弁開閉手段が広く用いられている
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術による
と、水洗トイレの便器を自動洗浄することにより、節水
と快適なトイレの使用が可能となるものであるが、上記
水洗トイレの便器を自動洗浄するために用いられる水洗
トイレの便器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉手段をロ
ータンクの内部に配設して止水弁の開閉操作を行うもの
の場合、その設置スペースの確保は容易であるが、止水
弁開閉手段自身がロータンク内に貯留される水の中に没
するので、止水弁を開閉操作するための作動部を有する
止水弁開閉手段には優れた防水性が要求され、そのため
に、止水弁開閉手段がコスト高となり、水洗トイレの便
器の自動洗浄化の妨げになってしまうという不具合が生
じているものであった。
【0006】さらに、上記ロータンク内に配設された止
水弁は、所定の開度になると止水弁の本体部分に形成さ
れたエア溜りのために生じる浮力により浮き上がり、ロ
ータンク内の水が無くならなければ閉じない様に構成さ
れているものであるので、水洗トイレの便器自動洗浄装
置に於ける止水弁開閉手段による止水弁の開閉操作が確
実に行われない心配が生じているものであった。
【0007】
【発明の目的】よって、本発明の目的とする所は、上述
の如き従来の技術の有する問題点を解決するものであっ
て、水洗トイレの便器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉
手段のコストを低減することによって水洗トイレの便器
の自動洗浄化を促進することができると共に、止水弁の
開閉操作を確実に行うことのできる水洗トイレの便器自
動洗浄装置に於ける止水弁開閉手段を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に本
発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対応す
る添付図面に使用した符号を用いて説明すると、水洗ト
イレの便器を洗浄するための信号を発する制御手段1
と、上記制御手段1より発せられた信号に基づきロータ
ンク3内の止水弁4を開閉操作して便器の洗浄を行う止
水弁開閉手段2より成る水洗トイレの便器自動洗浄装置
であって、上記止水弁開閉手段2がロータンク3の内部
に配設される水洗トイレの便器自動洗浄装置に於ける止
水弁開閉手段に於て、上記止水弁4を開閉操作するため
の止水弁開閉手段2は、止水弁4を開閉操作する電磁装
置11と上記電磁装置11を覆うカバー21によって構
成され、上記カバー21は、ロータンク3内に配設され
ているオーバーフローパイプ5に取り付けられた上部2
2が密閉され、下部23に開口部24を有する箱状体で
あって、このカバー21の密閉された上部と22下部2
3の開口部24までの間に形成される空気室25内に上
記電磁装置11を収容するものであり、しかも、上記電
磁装置11と止水弁4との間に操作ロッド12を介在さ
せて止水弁4の開閉操作をカバー21の下部23に形成
された開口部24から行うと共に、カバー21の取付位
置及びカバー21内に形成される空気室25の容積をロ
ータンク3内に水が満たされた状態の時でも上記電磁装
置11を収容し得る容積の空気室25がカバー21内に
形成されるようにあらかじめ設定しておくことによっ
て、上記電磁装置11と水との接触を防止していること
を特徴とするものであって、さらに、上記止水弁開閉手
段2は、止水弁4の本体部分31に形成されたエア溜り
34に詰め物35をすることによって浮力が生じないよ
うに成された止水弁4を開閉操作することを特徴とする
水洗トイレの便器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉手段
である。
【0009】
【作用】本発明は、上記技術的手段より成り、水洗トイ
レの便器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉手段2が、止
水弁4を開閉操作する電磁装置11と上記電磁装置11
を覆うカバー21によって構成され、上記電磁装置11
が上記カバー21内に形成された空気室25内に収容さ
れて成るものであり、上記カバー21は、上部22が密
閉され、下部23に開口部24を有する箱状体であっ
て、このカバー21の密閉された上部22と下部23の
開口部24までの間に形成される空気室25は、ロータ
ンク3内に満たされた水の圧力とカバー21内の空気の
圧力とがバランスするところで所定の容積が維持される
ものであり、しかも、上記カバー21の取付位置及びカ
バー21内に形成される空気室25の容積がロータンク
3内に水が満たされた状態の時でも上記電磁装置11を
収容し得るようにあらかじめ設定されているので、上記
電磁装置11が常に空気室25内に存することとなり、
電磁装置11と水との接触が防止されるので、上記電磁
装置11に要求される防水性は低く、その結果、低コス
トで水洗トイレの便器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉
手段2を得ることができ、水洗トイレの便器の自動洗浄
化を促進することができるものである。
【0010】そして、上記水洗トイレの便器自動洗浄装
置に於ける止水弁開閉手段2を構成するカバー21は、
ロータンク3内に配設されているオーバーフローパイプ
5に取り付けられ、しかも、上記カバー21内に形成さ
れる空気室25内に収容された電磁装置11による止水
弁4の開閉操作は、カバー21の下部23に形成された
開口部24から操作ロッド12を介して行われるもので
あるので、ロータンク3内への水洗トイレの便器自動洗
浄装置に於ける止水弁開閉手段2の配設は非常に容易で
あり、大掛かりな配管工事等を伴わないので、新設、既
設を問わず簡単に水洗トイレの便器の自動洗浄化を行う
ことができるものである。
【0011】さらに、上記止水弁開閉手段2は、止水弁
4の本体部分31に形成されたエア溜り34に詰め物3
5をすることによって浮力が生じないように成された止
水弁4を開閉操作するものであるので、止水弁開閉手段
2によって止水弁4を開閉操作した際(止水弁を開とし
た際)の止水弁4の浮き上がりが防止され、止水弁4の
開閉操作を容易かつ確実に行うことができるものであ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づき詳
細に説明する。図1,図2に示した様に、本発明の水洗
トイレの便器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉手段2
は、水洗トイレの便器を洗浄するための信号を発する制
御手段1からの信号に基づきロータンク3内の止水弁4
を開閉操作して便器の洗浄を行うものであって、ロータ
ンク3の内部に配設された状態で止水弁4の開閉操作を
行い、止水弁4を開閉操作する電磁装置11と上記電磁
装置11を覆うカバー21によって構成されているもの
である。
【0013】そして、上記カバー21は、図3に示した
様に、上部22が密閉され下部23に開口部24を有す
る箱状体として形成され、このカバー21の密閉された
上部22と下部23の開口部24までの間に形成される
空気室25内に上記電磁装置11を収容するものであ
り、上記電磁装置11を収容したカバー21は、ロータ
ンク3内に配設されているオーバーフローパイプ5に取
り付けバンド26によって取り付け固定されていると共
に、下部23の開口部24の周囲に形成された脚部28
をロータンク3の底部6に当接させることによってその
全体を支えているものである。
【0014】そして、上記カバー21内に収容された電
磁装置11は、上記カバー21内にボルト17によって
固定された電磁装置固定ブラケット13を介してカバー
21内の空気室25内に収容されるものであり、しか
も、上記電磁装置11と止水弁4の間には、操作ロッド
12が介在しており、この操作ロッド12をカバー21
の下部23に形成された開口部24から延出して止水弁
4の開閉操作を行う様に構成されているものである。
【0015】さらに、上記操作ロッド12と止水弁4
は、止水弁4の開閉時の支点となる軸33と本体部分3
1との間に位置するアーム32を操作ロッド12の端部
15に配設された所定の間隔を有する一対のネジ14
a,14bで挟む様にして接続されており、操作ロッド
12と止水弁4との接続が容易に行える様に成されてい
ると共に、電磁装置11の直線的な往復運動Mが軸33
を支点として円弧状の軌跡を描く止水弁4の開閉動作R
に影響しない様に構成されているものであり、しかも、
上記操作ロッド12の端部15が止水弁4の開閉時の支
点となる軸33に近い部分で接続されていることによっ
て、操作ロッド12の小さな動きで、止水弁4を大きく
開閉させることができるので、電磁装置11に要求され
るストロークが短いものとなり、より安価に電磁装置1
1を得ることができるものである。
【0016】そして、上記カバー21の密閉された上部
22と下部23の開口部24までの間に形成される空気
室25は、ロータンク3内に満たされた水の圧力とカバ
ー21内の空気の圧力とがバランスするところで所定の
容積が維持され、しかも、上記カバー21の取付位置及
びカバー21内に形成される空気室25の容積がロータ
ンク3内に水が満たされた状態の時でも電磁装置11を
収容し得るようにあらかじめ設定されているものであ
る。
【0017】そして、その結果、上記カバー21内に収
容される電磁装置11は、カバー21内に形成される空
気室25内に常に存することとなり、電磁装置11が水
と直接的に接触することが防止されるので、上記電磁装
置11には高度な防水性が要求されず、低コストで水洗
トイレの便器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉手段2を
得ることができるものである。
【0018】さらに、上記カバー21をオーバーフロー
パイプ5に取り付け固定するための取り付けバンド26
及びカバー21内の空気室25に電磁装置11を収容す
るための電磁装置固定ブラケット13をカバー21に対
して取り付ける際には、それらの取り付けボルト27,
17をカバー21内に形成される空気室25内の喫水面
Fよりも下方に位置させることにより、ボルト穴に対す
る防水処置をする必要がなくなるものであり、また、本
実施例では、カバー21の下部22に形成される開口部
24を切欠き状に形成しており、これによって止水弁4
への水流の確保と、止水弁4へ操作ロッド12を接続す
る際の作業性の向上を両立させているものである。
【0019】そして、図4に示した様に、上記止水弁開
閉手段2によって開閉操作される止水弁4に対し、その
本体部分31に形成されたエア溜り34に樹脂や重り等
の詰め物35をし、止水弁4に浮力が生じないようにす
ることにより、止水弁開閉手段2によって止水弁4を開
閉操作した際(止水弁を開とした際)の止水弁4の浮き
上がりを防止でき、止水弁4を容易かつ確実に開閉操作
できるものである。
【0020】次に、上記構成に基づき本発明の水洗トイ
レの便器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉手段の作動を
説明する。上記水洗トイレの便器自動洗浄装置に於ける
止水弁開閉手段2は、水洗トイレの便器自動洗浄装置を
構成する制御手段1から発せられる信号に基づきロータ
ンク3内の止水弁4を開閉操作して便器の洗浄を行うも
のであるので、先ず、上記制御手段1から発せられる水
洗トイレの便器を洗浄するための信号について説明す
る。
【0021】上記制御手段1から発せられる水洗トイレ
の便器を洗浄するための信号は、図5に示した様な処理
を経て発せられるものであり、トイレや便器等に配設さ
れた人体検出センサー,便器水位検出センサー,便種判
定センサー(いずれも図示せず)等からの情報に基づい
てその処理が順次行われていくものである。
【0022】そして、上記制御手段1による情報の処理
過程をより詳しく説明すると、水洗トイレの便器自動洗
浄装置が作動状態になった時、最初に便器水位検出セン
サーにて便器の水位を検出し、正常ならば次の処理へ移
行し、異常ならば故障表示を行い、しかるべき処置を促
す。
【0023】次いで、上記便器水位検出センサーによる
便器の水位を検出結果が、正常であれば、人体検出セン
サーによる人体の検出を待ち受ける状態となり、人体を
検出した場合には次の処理へ、人体が検出されない場合
には最初の便器の水位の検出を行う処理へそれぞれ移行
する。
【0024】また、上記便器の水位の検出を行う処理に
続いて、芳香剤を放出する処理を加えることにより、所
定の時間間隔で芳香剤の放出を行うことができ、より快
適にトイレを使用することが可能となるものであり、こ
の場合には、所定の時間であれば芳香剤の放出を行い、
それ以外の時間であれば次の処理、即ち、人体の検出を
行う処理へ移行するものである。
【0025】そして、上記人体検出センサーが人体を検
出した場合には、使用者のプライバシーを守るための水
流の擬音を20秒間流し、その後、人体検出センサーに
よる人体の検出がされなくなった時、トイレの使用時間
と便種判定センサーのよって便種を判断し、小便のため
の小洗浄の信号、あるいは、大便のための大洗浄の信号
を止水弁開閉手段2へと発し、その後、また最初の便器
の水位の検出を行う処理へ移行するものであり、これら
の処理を繰り返し行うことにより、水洗トイレの便器の
自動洗浄が行われるものである。
【0026】そして、上記制御手段1から発せられた小
洗浄の信号、あるいは、大洗浄の信号に基づいて本発明
の水洗トイレの便器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉手
段2が作動するものであり、それぞれの信号に応じて止
水弁が開となる時間があらかじめ設定されており、この
設定された時間の間、水洗トイレの便器が洗浄されるこ
ととなるものである。
【0027】さらに、上記止水弁開閉手段2により開閉
操作される止水弁4は、その本体部分31に形成された
エア溜り34に詰め物35がされ、止水弁4に浮力が生
じないように成されていることにより、止水弁4が容易
かつ確実に開閉操作されるので、より自由に便器の洗浄
時間を設定することができ、より良い節水効果を得るこ
とができるものである。
【0028】また、上記使用者のプライバシーを守るた
めの水流の擬音にステレオ音を利用することにより、擬
音の違和感が解消されるものであり、さらに、上記小洗
浄、あるいは、大洗浄によって便器の洗浄が十分に行わ
れない場合のために、非接触の洗浄スイッチを設けるこ
とにより、より快適なトイレの使用が可能となるもので
ある。
【0029】そして、上記制御手段1によって、水流の
擬音を流すことと便器の自動洗浄を行うことが組み合わ
され、一連の動作として行われるれることにより、水洗
トイレでの水の使用量を低減することができ、特に女性
用トイレでの水の使用量を効果的に低減させることがで
きるので、不特定多数の人が利用する公共施設やデパー
トなどでの総合的な節水が可能となるものであり、水資
源を無駄なく有効に使用することができるものである。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によると次の
様な効果を奏する。即ち、請求項1によると、水洗トイ
レの便器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉手段が、止水
弁を開閉操作する電磁装置と上記電磁装置を覆うカバー
によって構成され、上記電磁装置が上記カバー内に形成
された空気室内に収容されていることにより、上記電磁
装置が水に接触することが防止され、しかも、その結
果、電磁装置自身に優れた防水性を与えなくても十分に
その使用に耐えられるので、低コストで水洗トイレの便
器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉手段を得ることがで
き、水洗トイレの便器の自動洗浄化を促進することがで
きるものである。
【0031】そして、上記水洗トイレの便器自動洗浄装
置に於ける止水弁開閉手段を構成するカバーは、ロータ
ンク内に配設されているオーバーフローパイプに取り付
けられ、しかも、上記カバー内に形成される空気室内に
収容された電磁装置による止水弁の開閉操作は、カバー
の下部に形成された開口部から操作ロッドを介して行わ
れるものであるので、ロータンク内への水洗トイレの便
器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉手段の配設は非常に
容易であり、大掛かりな配管工事等を伴わないので、新
設、既設を問わず簡単に水洗トイレの便器の自動洗浄化
を行うことができ、より一層、水洗トイレの便器の自動
洗浄化を促進することができるものである。
【0032】さらに、請求項2によると、上記止水弁開
閉手段は、止水弁の本体部分に形成されたエア溜りに詰
め物をすることによって浮力が生じないように成された
止水弁を開閉操作するものであるので、止水弁開閉手段
によって止水弁を開閉操作した際(止水弁を開とした
際)の止水弁の浮き上がりが防止され、止水弁の開閉操
作を容易かつ確実に行うことができるものである。
【0033】そして、請求項3によると、水流の擬音を
流すことと便器の自動洗浄を行うことが制御手段によっ
て一連の動作として行われ、この制御に基づいて止水弁
開閉手段が動作し、トイレの便器の洗浄が行われるの
で、トイレの使用者は、プライバシーを守るために不必
要な洗浄を行わず、よって、トイレでの水の使用量を低
減することができ、特に女性用トイレでの水の使用量を
効果的に低減させることができるので、不特定多数の人
が利用する公共施設やデパートなどでの総合的な節水が
可能となるものであり、水資源を無駄なく有効に使用す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水洗トイレの便器自動洗浄装置に於け
る止水弁開閉手段の構成を示す一部断面を含む正面図で
ある。
【図2】水洗トイレの便器自動洗浄装置の構成及びその
使用状態を示す構成図である。
【図3】水洗トイレの便器自動洗浄装置に於ける止水弁
開閉手段のカバーの斜視図である。
【図4】止水弁の縦断面図である。
【図5】水洗トイレの便器自動洗浄装置の制御手段での
処理を示した信号流れ図である。
【符号の説明】
1 制御手段 2 止水弁開閉手段 3 ロータンク 4 止水弁 5 オーバーフローパイプ 11 電磁装置 12 操作ロッド 21 カバー 22 カバーの上部 23 カバーの下部 24 開口部 25 空気室 31 止水弁の本体部分 34 エア溜り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水洗トイレの便器を洗浄するための信号
    を発する制御手段1と、上記制御手段1より発せられた
    信号に基づきロータンク3内の止水弁4を開閉操作して
    便器の洗浄を行う止水弁開閉手段2より成る水洗トイレ
    の便器自動洗浄装置であって、上記止水弁開閉手段2が
    ロータンク3の内部に配設される水洗トイレの便器自動
    洗浄装置に於ける止水弁開閉手段に於て、 上記止水弁4を開閉操作するための止水弁開閉手段2
    は、止水弁4を開閉操作する電磁装置11と上記電磁装
    置11を覆うカバー21によって構成され、上記カバー
    21は、ロータンク3内に配設されているオーバーフロ
    ーパイプ5に取り付けられた上部22が密閉され、下部
    23に開口部24を有する箱状体であって、このカバー
    21の密閉された上部22と下部23の開口部24まで
    の間に形成される空気室25内に上記電磁装置11を収
    容するものであり、しかも、上記電磁装置11と止水弁
    4との間に操作ロッド12を介在させて止水弁4の開閉
    操作をカバー21の下部23に形成された開口部24か
    ら行うと共に、カバー21の取付位置及びカバー21内
    に形成される空気室25の容積をロータンク3内に水が
    満たされた状態の時でも上記電磁装置11を収容し得る
    容積の空気室25がカバー21内に形成されるようにあ
    らかじめ設定しておくことによって、上記電磁装置11
    と水との接触を防止していることを特徴とする水洗トイ
    レの便器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉手段。
  2. 【請求項2】 上記止水弁開閉手段2は、止水弁4の本
    体部分31に形成されたエア溜34りに詰め物35をす
    ることによって浮力が生じないように成された止水弁4
    を開閉操作することを特徴とする請求項1記載の水洗ト
    イレの便器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉手段。
  3. 【請求項3】 上記水洗トイレの便器を洗浄するための
    信号を発する制御手段1は、トイレや便器に配設された
    複数のセンサーからの情報に基づいて水洗トイレの便器
    自動洗浄装置の制御を行うものであり、トイレの使用者
    を検出した時には、水流の擬音を所定の時間流し、次い
    で、トイレの使用者がその使用を終えた時、便の種類を
    判断し、小便のための小洗浄の信号、あるいは、大便の
    ための大洗浄の信号を止水弁開閉手段2へと発し、この
    水流の擬音を流すことと便器の自動洗浄を行うことを一
    連の動作として行うものであって、上記小洗浄の信号、
    あるいは、大洗浄の信号に応じて止水弁開閉手段2がロ
    ータンク3内の止水弁4を開閉操作して便器の洗浄を行
    うことを特徴とする請求項1,請求項2記載の水洗トイ
    レの便器自動洗浄装置に於ける止水弁開閉手段。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101009369B1 (ko) * 2008-11-03 2011-01-19 정상구 수세식변기용 절수기
JP2019151965A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 Toto株式会社 洗浄水タンク装置、及び、それを備えた水洗大便器

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