JP2000008464A - 水洗便器 - Google Patents
水洗便器Info
- Publication number
- JP2000008464A JP2000008464A JP10178347A JP17834798A JP2000008464A JP 2000008464 A JP2000008464 A JP 2000008464A JP 10178347 A JP10178347 A JP 10178347A JP 17834798 A JP17834798 A JP 17834798A JP 2000008464 A JP2000008464 A JP 2000008464A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trap
- water
- bowl
- pipe
- toilet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボウル内の水を排水するにあたり、水にトラ
ップを越えさせるための余分な水をボウルに供給する必
要がなく、節水効果の高い水洗便器を提供する。 【解決手段】 軟質材料にて形成され、ボウル７から排
出された水をトラップ部３へ導入するトラップ導入管２
を具備する。硬質材料にて形成され、起倒自在に配設さ
れたトラップ部３を具備する。軟質材料にて形成され、
トラップ部３から導出された水を排水するトラップ導出
管４を具備する。通常時にはトラップ部３にてボウル７
内の溜水の水面の高さを規制してボウル７内に溜水を確
保する。排水時にはトラップ部３を転倒させてボウル７
内の水面の高さ規制を解除して水を排水することができ
る。排水時に水がトラップを越えるための流水をボウル
７に供給する必要がなく、節水効果を高いものとするこ
とができる
ップを越えさせるための余分な水をボウルに供給する必
要がなく、節水効果の高い水洗便器を提供する。 【解決手段】 軟質材料にて形成され、ボウル７から排
出された水をトラップ部３へ導入するトラップ導入管２
を具備する。硬質材料にて形成され、起倒自在に配設さ
れたトラップ部３を具備する。軟質材料にて形成され、
トラップ部３から導出された水を排水するトラップ導出
管４を具備する。通常時にはトラップ部３にてボウル７
内の溜水の水面の高さを規制してボウル７内に溜水を確
保する。排水時にはトラップ部３を転倒させてボウル７
内の水面の高さ規制を解除して水を排水することができ
る。排水時に水がトラップを越えるための流水をボウル
７に供給する必要がなく、節水効果を高いものとするこ
とができる
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボウル内の水を少
ない流水量にて排水することができる水洗便器に関する
ものである。
ない流水量にて排水することができる水洗便器に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】水洗便器のボウル内の水を排水するにあ
たっては、従来はトラップ部が形成された排水管に接続
されたボウルに水洗便器に設置されたロータンクから流
水を供給し、排水管中の水の水面を上昇させることによ
り、水がトラップを越えるようにして、排水を行ってい
た。
たっては、従来はトラップ部が形成された排水管に接続
されたボウルに水洗便器に設置されたロータンクから流
水を供給し、排水管中の水の水面を上昇させることによ
り、水がトラップを越えるようにして、排水を行ってい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような方
法では、ボウル内の水を排水するためにはトラップを超
えさせるための余分な水を供給しなければならず、水の
使用量が大きくなるものであった。
法では、ボウル内の水を排水するためにはトラップを超
えさせるための余分な水を供給しなければならず、水の
使用量が大きくなるものであった。
【０００４】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、ボウル内の水を排水するにあたり、トラップを越
えさせるための余分な水をボウルに供給する必要がな
く、節水効果の高い水洗便器を提供することを目的とす
るものである。
あり、ボウル内の水を排水するにあたり、トラップを越
えさせるための余分な水をボウルに供給する必要がな
く、節水効果の高い水洗便器を提供することを目的とす
るものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
の発明は、軟質材料にて形成され、ボウル７から排出さ
れた水をトラップ部３へ導入するトラップ導入管２と、
硬質材料にて形成され、起倒自在に配設されたトラップ
部３と、軟質材料にて形成され、トラップ部３から導出
された水を排水するトラップ導出管４とを具備して成る
ことを特徴とするものである。
の発明は、軟質材料にて形成され、ボウル７から排出さ
れた水をトラップ部３へ導入するトラップ導入管２と、
硬質材料にて形成され、起倒自在に配設されたトラップ
部３と、軟質材料にて形成され、トラップ部３から導出
された水を排水するトラップ導出管４とを具備して成る
ことを特徴とするものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
する。
【０００７】図１は、本発明を洋式水洗便器１に適用し
た例を示すものである。
た例を示すものである。
【０００８】便器本体１４に形成されたボウル７の底部
には、ボウル７と排水管１５とを接続する便器排水口１
２が設けられている。
には、ボウル７と排水管１５とを接続する便器排水口１
２が設けられている。
【０００９】また便器本体１４内には、トラップ導入管
２、トラップ部３、及びトラップ導出管４にて構成され
る排水管１５が設けられている。ここでトラップ導入管
２は、軟質材料にて例えば蛇腹状に形成することによ
り、容易に変形可能に形成されたものを用いる。このト
ラップ導入管２の一端は便器排水口１２に接続され、他
端はトラップ部３の端部に接続されているものである。
またトラップ部３は硬質材料にてＵ字状の中空の管とし
て形成され、通常時は便器排水口１２よりも高い位置に
逆Ｕ字状に配設されるものであり、このときトラップ導
入管２に接続される側の端部が便器排水口１２側に配置
されると共に、トラップ導出管４に接続される側の端部
が便器排水口１２の反対側に配置されるものである。ま
たトラップ導出管４はトラップ導入管２と同様に、軟質
材料にて例えば蛇腹状に形成することにより、容易に変
形可能に形成されたものを用いる。このトラップ導出管
４の一端はトラップ部３の、トラップ導入管２に接続さ
れていない側の端部に接続されているものであり、また
トラップ導出管４の他端は便器の底部において、床面に
設けられた下水管等に通じる排水口１１に接続される。
従って通常時においては、排水管１５は便器排水口１２
から延設されて上方に向けて屈曲され、更に便器排水口
１２と反対方向に逆Ｕ字状に屈曲されされて下方ヘ向か
い、そのまま床面の排水口１１に接続された形状に配置
されている。
２、トラップ部３、及びトラップ導出管４にて構成され
る排水管１５が設けられている。ここでトラップ導入管
２は、軟質材料にて例えば蛇腹状に形成することによ
り、容易に変形可能に形成されたものを用いる。このト
ラップ導入管２の一端は便器排水口１２に接続され、他
端はトラップ部３の端部に接続されているものである。
またトラップ部３は硬質材料にてＵ字状の中空の管とし
て形成され、通常時は便器排水口１２よりも高い位置に
逆Ｕ字状に配設されるものであり、このときトラップ導
入管２に接続される側の端部が便器排水口１２側に配置
されると共に、トラップ導出管４に接続される側の端部
が便器排水口１２の反対側に配置されるものである。ま
たトラップ導出管４はトラップ導入管２と同様に、軟質
材料にて例えば蛇腹状に形成することにより、容易に変
形可能に形成されたものを用いる。このトラップ導出管
４の一端はトラップ部３の、トラップ導入管２に接続さ
れていない側の端部に接続されているものであり、また
トラップ導出管４の他端は便器の底部において、床面に
設けられた下水管等に通じる排水口１１に接続される。
従って通常時においては、排水管１５は便器排水口１２
から延設されて上方に向けて屈曲され、更に便器排水口
１２と反対方向に逆Ｕ字状に屈曲されされて下方ヘ向か
い、そのまま床面の排水口１１に接続された形状に配置
されている。
【００１０】また便器本体１４内には、トラップ部３を
起倒自在に支持するトラップ部支持装置８が配設されて
いる。このトラップ部支持装置８はモータ取付板１６、
モータ５、及びアーム６から構成されている。ここでモ
ータ取付板１６は、便器本体１４の底部から上方に向け
て立設されるものである。またモータ５はモータ取付板
１６に取付けて設けられ、このモータ５を作動させるこ
とにより、モータ５に接続されたアーム６を回動させる
ことができるものである。またアーム６はその一端がモ
ータ５に接続されると共に他端がトラップ部３に接続さ
れ、トラップ部３を支持するものである。このようにし
て構成されるトラップ部支持装置８は、通常時は図１に
示すようにトラップ部３が逆Ｕ字状に配設されるように
トラップ部３を支持するものである。そして排水時にボ
ウル７内へのロータンク等からの水の供給が開始される
と、それに連動してモータ５が作動し、アーム６を便器
排水口１２の反対側に回動させ、一定時間経過後にまた
モータ５が作動してアーム６を便器排水口１２側に回動
させて、アーム６を元の位置へと配置するものである。
ここでトラップ部３は、排水時にアーム６が便器排水口
１２の反対側に回動された際には図２（ｂ）に示すよう
に便器排水口１２の反対側に９０°転倒して、トラップ
導入管２に接続される側の端部がトラップ導出管４に接
続される側の端部よりも上方に位置する倒Ｕ字状になる
ように配置されているものであり、それに従ってトラッ
プ導入管２及びトラップ導出管４は変形され、トラップ
導入管２がほぼ水平に配置されると共にトラップ導出管
４が屈曲されることとなるようにする。従って排水時に
は配水管は便器排水口１２から水平方向に延設され、更
に倒Ｕ字状に下方に屈曲されて便器排水口１２ヘ向か
い、更に排水口１１へ向けて屈曲されて排水口１１に接
続された形状に配置されている。そして、一定時間経過
後にアーム６が便器排水口１２側に回動されて、トラッ
プ部３が元の位置に回復した際は、それに従ってトラッ
プ導入管２及びトラップ導出管４は変形されて元の形状
に回復し、配水管１５が通常時の形状に回復するもので
ある。
起倒自在に支持するトラップ部支持装置８が配設されて
いる。このトラップ部支持装置８はモータ取付板１６、
モータ５、及びアーム６から構成されている。ここでモ
ータ取付板１６は、便器本体１４の底部から上方に向け
て立設されるものである。またモータ５はモータ取付板
１６に取付けて設けられ、このモータ５を作動させるこ
とにより、モータ５に接続されたアーム６を回動させる
ことができるものである。またアーム６はその一端がモ
ータ５に接続されると共に他端がトラップ部３に接続さ
れ、トラップ部３を支持するものである。このようにし
て構成されるトラップ部支持装置８は、通常時は図１に
示すようにトラップ部３が逆Ｕ字状に配設されるように
トラップ部３を支持するものである。そして排水時にボ
ウル７内へのロータンク等からの水の供給が開始される
と、それに連動してモータ５が作動し、アーム６を便器
排水口１２の反対側に回動させ、一定時間経過後にまた
モータ５が作動してアーム６を便器排水口１２側に回動
させて、アーム６を元の位置へと配置するものである。
ここでトラップ部３は、排水時にアーム６が便器排水口
１２の反対側に回動された際には図２（ｂ）に示すよう
に便器排水口１２の反対側に９０°転倒して、トラップ
導入管２に接続される側の端部がトラップ導出管４に接
続される側の端部よりも上方に位置する倒Ｕ字状になる
ように配置されているものであり、それに従ってトラッ
プ導入管２及びトラップ導出管４は変形され、トラップ
導入管２がほぼ水平に配置されると共にトラップ導出管
４が屈曲されることとなるようにする。従って排水時に
は配水管は便器排水口１２から水平方向に延設され、更
に倒Ｕ字状に下方に屈曲されて便器排水口１２ヘ向か
い、更に排水口１１へ向けて屈曲されて排水口１１に接
続された形状に配置されている。そして、一定時間経過
後にアーム６が便器排水口１２側に回動されて、トラッ
プ部３が元の位置に回復した際は、それに従ってトラッ
プ導入管２及びトラップ導出管４は変形されて元の形状
に回復し、配水管１５が通常時の形状に回復するもので
ある。
【００１１】図１に示される本発明に係る水洗便器１の
動作を図２を示して説明する。図２（a）に示すよう
に、通常時はトラップ部３は便器排水口１２よりも上方
に逆Ｕ字状に配置され、排水管１５内の溜水９の水面の
高さがトラップ部３にて規制されているものであり、そ
れに従ってボウル７内の溜水９の水面の高さが排水管１
５内の水の水面の高さと同じになるように規制されてい
る。この状態でロータンク内の水をボウル７の開口部の
周縁に設けられたリム８からボウル７内に供給すると、
それに連動してトラップ部支持装置８のモータ５が作動
し、図２（ｂ）に示すように、トラップ部３が転倒す
る。するとトラップ部３によるボウル７内の水面の高さ
規制が解除され、ボウル７内の溜水９は便器排水口１２
から排水管１５を通じて排水され、またボウル７内に供
給された流水１０はボウル７内を洗浄した後、溜水９と
同様に便器排水口１２から排水管１５を通じて排水され
る。そして一定時間が経過したら、トラップ部支持装置
８のモータ５が作動して図２（ｃ）に示すようにトラッ
プ部３が通常の位置に回復し、再びボウル７内の水面の
高さが規制される。この時点でボウル７内に供給されて
いる流水１０はボウル７内に溜水９として溜められ、過
剰の水はトラップ部３を超えて排水口１１から排水され
る。
動作を図２を示して説明する。図２（a）に示すよう
に、通常時はトラップ部３は便器排水口１２よりも上方
に逆Ｕ字状に配置され、排水管１５内の溜水９の水面の
高さがトラップ部３にて規制されているものであり、そ
れに従ってボウル７内の溜水９の水面の高さが排水管１
５内の水の水面の高さと同じになるように規制されてい
る。この状態でロータンク内の水をボウル７の開口部の
周縁に設けられたリム８からボウル７内に供給すると、
それに連動してトラップ部支持装置８のモータ５が作動
し、図２（ｂ）に示すように、トラップ部３が転倒す
る。するとトラップ部３によるボウル７内の水面の高さ
規制が解除され、ボウル７内の溜水９は便器排水口１２
から排水管１５を通じて排水され、またボウル７内に供
給された流水１０はボウル７内を洗浄した後、溜水９と
同様に便器排水口１２から排水管１５を通じて排水され
る。そして一定時間が経過したら、トラップ部支持装置
８のモータ５が作動して図２（ｃ）に示すようにトラッ
プ部３が通常の位置に回復し、再びボウル７内の水面の
高さが規制される。この時点でボウル７内に供給されて
いる流水１０はボウル７内に溜水９として溜められ、過
剰の水はトラップ部３を超えて排水口１１から排水され
る。
【００１２】上記のように構成される水洗便器１では、
ボウル７内の溜水９を排水する際に、ボウル７内にトラ
ップを越えるための余分な水を供給する必要がなく、節
水効果が高いものである。またこのとき便器排水口１２
に開閉弁を設けなくてもボウル７内の溜水９を排水する
ことができ、開閉弁に紙や汚物等が挟まることによる封
水切れが生じることもなく、動作信頼性が高いものであ
る。またトラップ部３は蛇腹状に形成する必要がなく、
トラップ内に汚物が引っかかっることがなく、排水管１
５が詰まることを防止することができるものである。ま
たトラップ部３を硬質材料にて形成したので、トラップ
部支持装置８のアーム６との接続が容易であり、トラッ
プ部３を容易に支持することができるものであって、ト
ラップ部３をトラップ部支持装置８にて起倒させる際の
動作信頼性が高いものである。
ボウル７内の溜水９を排水する際に、ボウル７内にトラ
ップを越えるための余分な水を供給する必要がなく、節
水効果が高いものである。またこのとき便器排水口１２
に開閉弁を設けなくてもボウル７内の溜水９を排水する
ことができ、開閉弁に紙や汚物等が挟まることによる封
水切れが生じることもなく、動作信頼性が高いものであ
る。またトラップ部３は蛇腹状に形成する必要がなく、
トラップ内に汚物が引っかかっることがなく、排水管１
５が詰まることを防止することができるものである。ま
たトラップ部３を硬質材料にて形成したので、トラップ
部支持装置８のアーム６との接続が容易であり、トラッ
プ部３を容易に支持することができるものであって、ト
ラップ部３をトラップ部支持装置８にて起倒させる際の
動作信頼性が高いものである。
【００１３】図３は本発明の他の例を示すものである。
この図に示すものでは、便器本体１４内に、トラップ導
入管２、トラップ部３、及びトラップ導出管４にて構成
される排水管１５が設けられている。ここでトラップ導
入管２は、軟質材料にて例えば蛇腹状に形成することに
より、容易に変形可能に形成されたものを用いる。この
トラップ導入管２の一端は便器排水口１２に接続され、
他端はトラップ部３の端部に接続されているものであ
る。またトラップ部３は硬質材料にてＵ字状の中空の管
として形成され、通常時は便器排水口１２よりも高い位
置に逆Ｕ字状に配設されるものであり、このときトラッ
プ導出管４に接続される側の端部が、トラップ導入管２
に接続される側の端部から便器排水口１２側へ向かう方
向に対して横方向の位置に配置されるものである。また
トラップ導出管４はトラップ導入管２と同様に、軟質材
料にて例えば蛇腹状に形成することにより、容易に変形
可能に形成されたものを用いる。このトラップ導出管４
の一端はトラップ部３の、トラップ導入管２に接続され
ていない側の端部に接続されているものであり、またト
ラップ導出管４の他端は接続管１３に接続され、この接
続管１３は便器の底部において、床面に設けられた下水
管等に通じる排水口１１に接続される。従って通常時に
おいては、排水管１５は便器排水口１２から延設されて
上方に向けて屈曲され、更に横方向へ逆Ｕ字状に屈曲さ
れて下方へ向かい、そのまま床面の排水口１１に接続さ
れた形状に配置されている。また図示は省略している
が、図１に示すものと同様にトラップ部支持装置８を配
設し、トラップ部支持装置８にトラップ部３を起倒自在
に支持するものである。
この図に示すものでは、便器本体１４内に、トラップ導
入管２、トラップ部３、及びトラップ導出管４にて構成
される排水管１５が設けられている。ここでトラップ導
入管２は、軟質材料にて例えば蛇腹状に形成することに
より、容易に変形可能に形成されたものを用いる。この
トラップ導入管２の一端は便器排水口１２に接続され、
他端はトラップ部３の端部に接続されているものであ
る。またトラップ部３は硬質材料にてＵ字状の中空の管
として形成され、通常時は便器排水口１２よりも高い位
置に逆Ｕ字状に配設されるものであり、このときトラッ
プ導出管４に接続される側の端部が、トラップ導入管２
に接続される側の端部から便器排水口１２側へ向かう方
向に対して横方向の位置に配置されるものである。また
トラップ導出管４はトラップ導入管２と同様に、軟質材
料にて例えば蛇腹状に形成することにより、容易に変形
可能に形成されたものを用いる。このトラップ導出管４
の一端はトラップ部３の、トラップ導入管２に接続され
ていない側の端部に接続されているものであり、またト
ラップ導出管４の他端は接続管１３に接続され、この接
続管１３は便器の底部において、床面に設けられた下水
管等に通じる排水口１１に接続される。従って通常時に
おいては、排水管１５は便器排水口１２から延設されて
上方に向けて屈曲され、更に横方向へ逆Ｕ字状に屈曲さ
れて下方へ向かい、そのまま床面の排水口１１に接続さ
れた形状に配置されている。また図示は省略している
が、図１に示すものと同様にトラップ部支持装置８を配
設し、トラップ部支持装置８にトラップ部３を起倒自在
に支持するものである。
【００１４】そして排水時に、図３（ｂ）中に一点鎖線
で示すように、トラップ部支持装置８にてトラップ部３
を便器排水口１２の反対側に９０°転倒して、トラップ
導入管２に接続される側の端部とトラップ導出管４に接
続される側の端部が同じ高さに配置されるようにするも
のであり、それに従ってトラップ導入管２及びトラップ
導出管４は変形され、トラップ導入管２がほぼ水平に配
置されると共にトラップ導出管４が屈曲されることとな
るようにする。従って排水時には配水管は便器排水口１
２から水平方向に延設され、更に横方向にＵ字状に屈曲
されて便器排水口１２側ヘ向かい、更に排水口１１へ向
けて屈曲されて排水口１１に接続された形状に配置され
ている。
で示すように、トラップ部支持装置８にてトラップ部３
を便器排水口１２の反対側に９０°転倒して、トラップ
導入管２に接続される側の端部とトラップ導出管４に接
続される側の端部が同じ高さに配置されるようにするも
のであり、それに従ってトラップ導入管２及びトラップ
導出管４は変形され、トラップ導入管２がほぼ水平に配
置されると共にトラップ導出管４が屈曲されることとな
るようにする。従って排水時には配水管は便器排水口１
２から水平方向に延設され、更に横方向にＵ字状に屈曲
されて便器排水口１２側ヘ向かい、更に排水口１１へ向
けて屈曲されて排水口１１に接続された形状に配置され
ている。
【００１５】この図３に示すものでも、図１に示すもの
と同様に、通常時はトラップ部３は便器排水口１２より
も上方に逆Ｕ字状に配置され、排水管１５内の溜水９の
水面の高さがトラップ部３にて規制されているものであ
り、排水時にトラップ部３を転倒させることにより、ト
ラップ部３によるボウル７内の水面の高さ規制が解除さ
れ、ボウル７内の溜水９は便器排水口１２から排水管１
５を通じて排水され、またボウル７内に供給された流水
１０はボウル７内を洗浄した後、溜水９と同様に便器排
水口１２から排水管１５を通じて排水されるものであ
る。そして一定時間が経過したら、トラップ部３を通常
の位置に回復させて、再びボウル７内の水面の高さが規
制されるものである。従って、図３に示す水洗便器１で
は、図１に示すものと同様の効果を奏することができる
ものである。
と同様に、通常時はトラップ部３は便器排水口１２より
も上方に逆Ｕ字状に配置され、排水管１５内の溜水９の
水面の高さがトラップ部３にて規制されているものであ
り、排水時にトラップ部３を転倒させることにより、ト
ラップ部３によるボウル７内の水面の高さ規制が解除さ
れ、ボウル７内の溜水９は便器排水口１２から排水管１
５を通じて排水され、またボウル７内に供給された流水
１０はボウル７内を洗浄した後、溜水９と同様に便器排
水口１２から排水管１５を通じて排水されるものであ
る。そして一定時間が経過したら、トラップ部３を通常
の位置に回復させて、再びボウル７内の水面の高さが規
制されるものである。従って、図３に示す水洗便器１で
は、図１に示すものと同様の効果を奏することができる
ものである。
【００１６】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項１に記載の
発明は、軟質材料にて形成され、ボウルから排出された
水をトラップ部へ導入するトラップ導入管と、硬質材料
にて形成され、起倒自在に配設されたトラップ部と、軟
質材料にて形成され、トラップ部から導出された水を排
水するトラップ導出管とを具備するため、通常時にはト
ラップ部にてボウル内の溜水の水面の高さを規制してボ
ウル内に溜水を確保し、排水時にはトラップ部を転倒さ
せてボウル内の水面の高さ規制を解除して水を排水する
ことができるものであって、排水時に水がトラップを越
えるための流水をボウルに供給する必要がなく、節水効
果を高いものとすることができるものであり、またこの
とき便器排水口に開閉弁を設けなくてもボウル内の溜水
を排水することができ、また開閉弁に紙や汚物等が挟ま
ることによる封水切れが生じることもなく、動作信頼性
を高くすることができるものであり、またトラップ部は
蛇腹状に形成する必要がなく、トラップ内に汚物が引っ
かかっることがなくて、排水管が詰まることを防止する
ことができるものであり、また硬質材料にて形成された
トラップ部は容易に支持することができるものであっ
て、トラップ部を起倒させる際の動作信頼性を高くする
ことができるものである。
発明は、軟質材料にて形成され、ボウルから排出された
水をトラップ部へ導入するトラップ導入管と、硬質材料
にて形成され、起倒自在に配設されたトラップ部と、軟
質材料にて形成され、トラップ部から導出された水を排
水するトラップ導出管とを具備するため、通常時にはト
ラップ部にてボウル内の溜水の水面の高さを規制してボ
ウル内に溜水を確保し、排水時にはトラップ部を転倒さ
せてボウル内の水面の高さ規制を解除して水を排水する
ことができるものであって、排水時に水がトラップを越
えるための流水をボウルに供給する必要がなく、節水効
果を高いものとすることができるものであり、またこの
とき便器排水口に開閉弁を設けなくてもボウル内の溜水
を排水することができ、また開閉弁に紙や汚物等が挟ま
ることによる封水切れが生じることもなく、動作信頼性
を高くすることができるものであり、またトラップ部は
蛇腹状に形成する必要がなく、トラップ内に汚物が引っ
かかっることがなくて、排水管が詰まることを防止する
ことができるものであり、また硬質材料にて形成された
トラップ部は容易に支持することができるものであっ
て、トラップ部を起倒させる際の動作信頼性を高くする
ことができるものである。
【図１】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、
（ａ）はモータ取付板を省略した側面の断面図、（ｂ）
は背面の断面図である。
（ａ）はモータ取付板を省略した側面の断面図、（ｂ）
は背面の断面図である。
【図２】（ａ）乃至（ｃ）は、図１に示す実施の形態の
動作を示す、モータ取付板を省略した側面の断面図であ
る。
動作を示す、モータ取付板を省略した側面の断面図であ
る。
【図３】本発明の実施の形態の他の例を示すものであ
り、（ａ）は背面図、（ｂ）は側面の断面図である。
り、（ａ）は背面図、（ｂ）は側面の断面図である。
１ 水洗便器 ２ トラップ導入管 ３ トラップ部 ４ トラップ導出管 ７ ボウル
フロントページの続き (72)発明者 奥村 勝之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 中村 隆宏 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 松下 芳朗 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西川 眞 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Ｆターム(参考） 2D039 AB03 AD04
Claims (1)
- 【請求項１】 軟質材料にて形成され、ボウルから排出
された水をトラップ部へ導入するトラップ導入管と、硬
質材料にて形成され、起倒自在に配設されたトラップ部
と、軟質材料にて形成され、トラップ部から導出された
水を排水するトラップ導出管とを具備して成ることを特
徴とする水洗便器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10178347A JP2000008464A (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | 水洗便器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10178347A JP2000008464A (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | 水洗便器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000008464A true JP2000008464A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16046915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10178347A Withdrawn JP2000008464A (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | 水洗便器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000008464A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008086726A1 (fr) * | 2007-01-13 | 2008-07-24 | Zhenyu Lin | Wc permettant une réduction de la consommation d'eau |
| JP2008292065A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Toyo Eng Works Ltd | 貯水槽の貯水・排水装置 |
| CN101864801A (zh) * | 2010-06-30 | 2010-10-20 | 段鳗珊 | 高位多倍动态蓄水排污管 |
| WO2017038746A1 (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 株式会社Ｌｉｘｉｌ | 水洗式便器 |
-
1998
- 1998-06-25 JP JP10178347A patent/JP2000008464A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008086726A1 (fr) * | 2007-01-13 | 2008-07-24 | Zhenyu Lin | Wc permettant une réduction de la consommation d'eau |
| JP2008292065A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Toyo Eng Works Ltd | 貯水槽の貯水・排水装置 |
| CN101864801A (zh) * | 2010-06-30 | 2010-10-20 | 段鳗珊 | 高位多倍动态蓄水排污管 |
| WO2017038746A1 (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 株式会社Ｌｉｘｉｌ | 水洗式便器 |
| US10392790B2 (en) | 2015-08-31 | 2019-08-27 | Lixil Corporation | Flush toilet |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR20090096686A (ko) | 수세식 대변기 | |
| JP4697083B2 (ja) | 便器洗浄装置及び洗浄方法 | |
| JP4517978B2 (ja) | 便器洗浄装置 | |
| JP2020524235A (ja) | 可変式節水型洋式便器の汚水排出装置 | |
| JP4517975B2 (ja) | 便器洗浄装置 | |
| JP5299832B2 (ja) | 水洗大便器 | |
| JP2000008464A (ja) | 水洗便器 | |
| JP4857845B2 (ja) | 便器設備及び便器洗浄方法 | |
| JP2001262657A (ja) | 洗浄水ガイドおよびそれを備えるタンク装置、便器、便器装置 | |
| JP2002201690A (ja) | 補助封水供給機構を備えたトラップ装置 | |
| JPH0557080U (ja) | サイホン便器の排気機構 | |
| JP2020501046A (ja) | 洋式便器の臭気排出逆流封鎖装置 | |
| JPH0860730A (ja) | 水洗便器 | |
| KR200349308Y1 (ko) | 악취 제거기능을 겸비한 절수형 양변기 | |
| JP4517976B2 (ja) | 便器洗浄装置 | |
| JP2007046308A (ja) | 便器洗浄装置 | |
| KR100332634B1 (ko) | 수세식변기의 물공급장치 | |
| KR100815206B1 (ko) | 남성용 순환식 변기 세정장치 | |
| JP4411737B2 (ja) | 水洗便器の洗浄水吐出方法 | |
| JP2006028757A (ja) | 水道直圧式大便器 | |
| JP2905784B2 (ja) | 水洗トイレの脱臭装置 | |
| JPH11303174A (ja) | 便器給水装置 | |
| JP3630292B2 (ja) | サイホンジェット式水洗便器 | |
| KR200150862Y1 (ko) | 중수도를 이용하는 절수형 변기 | |
| JP2002266411A (ja) | 大便器装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050906 |