JPH0927913A - 符号化装置及びそれを備えたファクシミリ装置 - Google Patents

符号化装置及びそれを備えたファクシミリ装置

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JPH0927913A
JPH0927913A JP17515595A JP17515595A JPH0927913A JP H0927913 A JPH0927913 A JP H0927913A JP 17515595 A JP17515595 A JP 17515595A JP 17515595 A JP17515595 A JP 17515595A JP H0927913 A JPH0927913 A JP H0927913A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号の切れ目を判別し易くして、復号を容易
かつ迅速に処理し得るようにする。 【解決手段】 画データを構成する白黒の画素データの
ランレングスを、63画素までのターミネイティング値
と64の倍数からなるメイクアップ値に分割する(ステ
ップS6)。そして、ROM12内に記憶されたテーブ
ルデータに従って、出現頻度の高い所定のターミネイテ
ィング値は4ビット単位の中間符号(4ビットコード)
に、その他は8ビット単位の中間符号(8ビットコー
ド)に変換する(ステップS7、S9、S10)。ここ
で、4ビットコードと8ビットコードの上位4ビットと
は異なった符号となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、画データを構
成する白黒の画素データのランレングスが符号化される
ようにした符号化装置及びそれを備えたファクシミリ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 一般に、例えばファクシミリ装置にお
いて、受信画データ等を画像メモリに記憶する場合に
は、その画データをモディファイドハフマン方式(MH
方式)、モディファイドリード方式(MR方式)、或は
モディファイドMR方式(MMR方式)等の標準符号化
方式で符号化して、同データを圧縮した状態で記憶する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、この従来
のMH方式、MR方式及びMMR方式においては、画像
メモリから読み出した符号化データを復号する際に、符
号の切れ目が判別しにくいため、復号が面倒でその処理
に時間がかかるという問題があった。即ち、例えばMH
方式においては、画データを構成する白黒の画素データ
のランレングス(連続数)が所定の符号にて表される
が、その符号化データは、符号の切れ目に区切りを示す
符号が入れられることなく、1ライン分が連続して画像
メモリに記憶される。このため、符号の切れ目を検出す
るためには、符号を1ビットずつ順次確認しながら、当
該符号が何れのランレングスを表すものであるのかを逐
次判別する必要が生じ、その処理に時間がかかるもので
あった。
【0004】一方、前述した符号化方式以外に、画デー
タにおける各ランレングスを例えば8ビットという固定
ビット長の符号で表して画像メモリに記憶する方法もあ
る。この方法によれば、各ランレングスが常に固定ビッ
ト長の符号で表されるので、符号の切れ目を簡単に判別
することができ、復号処理を短時間で簡単に行うことが
できる。しかしながら、この方法においては、各ランレ
ングスを表すために常に固定ビット長分のデータ量が必
要となるため、データの圧縮率が低くて画像メモリの容
量が浪費されるという問題があった。
【0005】この発明の目的は、符号の切れ目が判別し
易くて、復号を容易かつ短時間に行うことができるとと
もに、データの圧縮率を極力高くできて、メモリ容量の
消費を抑えることができる符号化装置及びそれを備えた
ファクシミリ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1に記載の符号化装置の発明では、画デ
ータを構成する白黒の画素データのランレングスを固定
ビット長の符号に変換する変換手段を備え、その変換手
段は、出現頻度の高い所定のランレングスを出現頻度の
低いそれ以外のランレングスよりも短いビット長の符号
に変換するものである。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の符号化装置において、変換手段は、出現頻度の高い
所定のランレングスを4ビットの符号に変換し、それ以
外のランレングスを8ビットの符号に変換するものであ
る。
【0008】請求項3に記載の請求項1又は2に記載の
符号化装置を備えたファクシミリ装置の発明では、受信
された符号化データを白黒のランレングスに復号する第
1の復号手段と、その復号データを固定ビット長の符号
に変換する前記変換手段と、その固定ビット長の符号化
データを記憶する画像メモリと、画像メモリ内の符号化
データを読み出して白黒のランレングスに復号する第2
の復号手段とを備えたものである。
【0009】従って、請求項1に記載の発明では、画デ
ータを構成する白黒の画素データのランレングスは、固
定ビット長の符号に変換される。このため、この符号化
したデータをランレングスに復号する場合、各符号の境
界を簡単に判別することができ、各符号を固定ビット単
位で容易かつ短時間に復号することができる。
【0010】又、出現頻度の高い所定のランレングス
は、出現頻度の低いそれ以外のランレングスよりも短い
ビット長の符号に変換される。このため、符号化データ
を極力圧縮することができて、メモリ容量の消費を抑え
ることもできる。
【0011】請求項2に記載の発明では、出現頻度の高
い所定のランレングスを4ビットの符号に変換し、それ
以外のランレングスを8ビットの符号に変換する。この
ように符号化したデータをランレングスに復号する場合
には、例えば各符号を4ビット単位で読み出して、その
符号が4ビットの符号であるか否かを判断する。ここ
で、その符号が4ビットの符号でない場合には、さらに
4ビットを読み出して、8ビット単位で復号すれば良
い。このため、各符号の境界を簡単に判別することがで
きて、復号を容易かつ短時間に行うことができる。
【0012】又、出現頻度の高い所定のランレングス
は、4ビットの符号に変換される。このため、ランレン
グスをすべて8ビットの固定ビット長の符号に変換して
画像メモリに記憶する場合に比べて、データの圧縮率を
高くすることができて、メモリ容量の消費を抑えること
もできる。
【0013】通常、ファクシミリ装置では、画データが
受信されたとき、その画データをランレングスに復号し
て、各ラインデータにエラーがあるか否かのチェックを
行っている。ここで、請求項3に記載の発明では、第1
の復号手段による復号データに基づいて受信データのエ
ラーチェックをし、同時にその復号データを固定ビット
長の符号に変換して画像メモリに記憶させる。言い換え
れば、エラーチェックのために復号したデータを利用し
て固定ビット長の符号に変換してメモリに記憶するよう
にしているので、処理にムダが生じない。又、印字のた
めに画像メモリ内のデータを読み出して第2の復号手段
により復号するとき、その復号が短時間で容易にでき
て、印字動作を迅速かつスムーズに行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】 以下、この発明を具体化した一
実施形態を、図1〜図5に基づいて詳細に説明する。図
1に、この実施形態のファクシミリ装置の回路構成を示
す。CPU(中央処理装置)11は変換手段、第1の復
号手段及び第2の復号手段を構成し、このCPU11に
はROM(リードオンリメモリ)12及びRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)13が接続されている。ROM1
2は、装置全体の動作を制御するためのプログラム等を
記憶している。RAM13は、各種情報を一時的に記憶
する。NCU(ネットワークコントロールユニット)1
4は、ファクシミリ装置と電話回線との接続を制御す
る。モデム15は、送受信データの変調及び復調を行
う。
【0015】読取部16は、図示しない原稿台にセット
された原稿上の画像を光学的に読み取る。画像メモリ1
7は、受信された画データや読取部16で読み取られた
画データを、CPU11の制御により後述する中間符号
に変換した状態で記憶する。プリントバッファ18は、
画像メモリ17から読み出されて、CPU11の制御に
より復号された画データを、1ライン分(ラインデー
タ)毎に記憶する。記録部19は、プリントバッファ1
8に記憶されたラインデータに基づいて、記録紙上に印
字を行う。操作部20は、電話番号等を入力するダイヤ
ルキー、ファクシミリ動作を開始させるためのスタート
キー等の各種操作キーを備えている。
【0016】前記ROM12には、例えば図4及び図5
に示すように、画データを構成する白黒の各ランレング
スにそれぞれ対応して、MH符号及び中間符号がテーブ
ルデータとして記憶されている。図4はA4サイズの画
データに対応するテーブルデータであり、図5はB4サ
イズ以上の画データに対応するテーブルデータである。
これらテーブルデータは、画データのサイズに応じて必
要な方が選択される。尚、通信データのサイズに関する
情報は、画データの通信に先立って、発信側装置と受信
側装置との間でやり取りされるファクシミリ制御信号
(プロトコル)によって、発信側から受信側へと伝送さ
れる。又、中間符号とは、ランレングスを4ビット或い
は8ビットという2種類の固定ビット長の符号で表した
ものである。MH符号においては、出現頻度の高いラン
レングスほど短いビット長の符号で表すようにしている
が、図4及び図5より明らかなように、中間符号におい
ても、出現頻度の高いランレングスは4ビットという短
い方の符号で表し、それ以外のランレングスは8ビット
という長い方の符号で表すようにしている。本実施形態
では、A4サイズの画データについては、”1”〜”1
0”のランレングスを4ビットの中間符号で表し、B4
サイズ以上の画データについては、”1”〜”9”のラ
ンレングスを4ビットの中間符号で表すようにしてい
る。又、中間符号においても、MH符号の場合と同様
に、63画素までのランレングスをターミネイティング
符号で表し、64画素以上のランレングスをメイクアッ
プ符号とそれに続くターミネイティング符号とで表すよ
うにしている。更に、ROM12には、通信画データの
各ラインデータの末尾に付加されるEOL符号(ライン
終端符号)に対応する8ビットの中間符号が記憶されて
いるとともに、ラインデータがエラーラインである旨を
示す8ビットの中間符号(ERL符号とする)が記憶さ
れている。
【0017】次に、前記CPU11によって実行される
画データの受信時における処理動作を、図2のフローチ
ャートに従って説明する。さて、発信側からMH方式、
MR方式或はMMR方式にて符号化されている画データ
が送信されてきて、その画データが受信されると、原稿
1ページ分の受信画データの末尾に付加されているRT
C信号(制御復帰信号)が検出されたか否かが判別され
る(ステップS1〜S2)。RTC信号が検出されない
場合には、各ラインデータの末尾に付加されているEO
L信号(ライン終端信号)が検出されたか否かが判別さ
れる(ステップS3)。尚、RTC信号はEOL信号が
6つ連続してなるものであり、原稿1ページ分の受信画
データの最終ラインの末尾に付加されている。ここで、
EOL信号が検出されない場合には、符号化されている
受信データが、画データを構成する白黒の画素データの
ランレングスに復号される(ステップS4)。
【0018】次に、そのランレングスが“64”よりも
小さいか否かが判別される(ステップS5)。この判別
において、ランレングスが“64”以上の場合には、そ
のランレングスが“64”の倍数のメイクアップ値と、
余りのターミネイティング値とに分けられる(ステップ
S6)。そして、図4又は図5のテーブルデータに従っ
て、前記メイクアップ値がメイクアップ符号としての8
ビットの中間符号(8ビットコード)に変換される(ス
テップS7)。例えば、“64”というメイクアップ値
は、その値を“64”で割った商“1”に“64”を加
算した“65”という整数値を2進数化した中間符号
“01000001”で表され、“128”というメイ
クアップ値は、その値を“64”で割った商“2”に
“64”を加算した“66”という整数値を2進数化し
た中間符号“01000010”で表される。つまり、
メイクアップ値は、その値を“64”で割った商を“6
4”に加算した結果を2進数化した符号に変換される。
なお、加算される数値は“64”に限定されるものでは
ない。
【0019】一方、前記ステップS5において、ランレ
ングスが“64”よりも小さいと判断された場合には、
そのランレングスはターミネイティング値であると判断
される。次に、そのターミネイティング値が、例外エリ
アに属するか否かが判断される(ステップS8)。ここ
で、例外エリアとは、4ビットの中間符号に変換される
ランレングスの範囲のことである。即ち、例外エリア
は、受信データがA4サイズである場合には図4に示す
ように“1”〜“10”のランレングスの範囲となり、
受信データがB4サイズ以上である場合には図5に示す
ように“1”〜“9”のランレングスの範囲となる。
又、前記ステップS7の処理後ステップS8に移行し、
ステップS6で分割されたターミネイティング値につい
ても例外エリアに属するか否かが判断される。
【0020】ターミネイティング値が例外エリアに該当
する場合には、図4又は図5のテーブルデータに従っ
て、そのターミネイティング値がターミネイティング符
号としての4ビットの中間符号に変換される(ステップ
S9)。例えば、図4に示すように、受信データがA4
サイズである場合において“1”のターミネイティング
値はその値に“5”を加算した“6”という整数値を2
進数化した中間符号“0110”で表わされる。又、図
5に示すように、受信データがB4サイズ以上である場
合において“1”のターミネイティング値はその値に
“6”を加算した“7”という整数値を2進数化した中
間符号“0111”で表わされる。つまり、受信データ
がA4サイズである場合には、“1”〜“10”のター
ミネイティング値は、その値に“5”を加算した結果を
2進数化した中間符号に変換される。又、受信データが
B4サイズ以上である場合には、“1”〜“9”のター
ミネイティング値は、その値に“6”を加算した結果を
2進数化した中間符号にそれぞれ変換される。
【0021】ここで、例外エリアのターミネイティング
値をその値に“5”又は“6”という所定の数値を加算
した結果に基づいて符号化するのは、後述する中間符号
の復号時に、4ビットコードと8ビットコードの上位4
ビットとを確実に区別できるようにするためである。図
4及び図5より明らかなように、中間符号における4ビ
ットコードと8ビットコードの上位4ビットとは、違う
符号となっている。
【0022】一方、前記ステップS8において、ターミ
ネイティング値が例外エリアに該当しない場合には、図
4及び図5のテーブルデータに従って、そのターミネイ
ティング値がターミネイティング符号としての8ビット
の中間符号(8ビットコード)に変換される(ステップ
S10)。この場合には、ターミネイティング値はその
まま2進数化した符号に変換される。
【0023】そして、この符号化されたデータが画像メ
モリ17に記憶される(ステップS11)。その後、前
記ステップS2に戻って、ステップS2〜S11の動作
が繰り返し行われ、受信された符号化データが、復号さ
れた後に中間符号に順次変換されて画像メモリ17に記
憶される。
【0024】尚、発信側から送信されてくる符号化デー
タにおける各ラインデータは、その先頭が実際に白画素
であるか黒画素であるかにかかわらず、常に白画素のラ
ンレングスを表す符号で始まっている。つまり、発信側
において、ラインデータの先頭が実際には黒画素のラン
レングスで始まっている場合には、その黒ランの前に
“0”の白ランを表す符号が付加される。従って、前記
画像メモリ17には、常に白ランを表す符号を最初にし
て、白ランを表す符号と黒ランを表す符号とが交互に記
憶される。
【0025】そして、前記ステップS3の判別におい
て、EOL信号が検出された場合には、1ライン分のデ
ータの受信及び符号化処理が終了したと判断され、その
ラインがエラーラインか否かが判断される(ステップS
12)。このエラーラインか否かの判断は、例えば前記
ステップS4で復号されたランレングスの1ライン分の
合計、換言すれば1ライン分の画素データの合計数が、
規定量(A4の場合には1728、B4の場合には20
48)になったか否か等に基づいて行われる。エラーラ
インではないと判断された場合には、図4又は図5のテ
ーブルデータに従って、EOL符号が中間符号に変換さ
れて画像メモリ17に記憶される(ステップS13)。
図4及び図5に示すように、EOL符号は“64”とい
う整数を2進数化した“01000000”という8ビ
ットの中間符号に変換される。一方、エラーラインであ
ると判断された場合には、画像メモリ17に記憶された
エラーラインを無効化すべく、そのメモリ17における
アドレスがエラーラインの先頭に戻される(ステップS
14)。そして、受信ラインがエラーラインである旨を
示す中間符号としてのERL符号が画像メモリ17に記
憶される(ステップS15)。
【0026】その後、次のラインデータの受信及び符号
化処理に移行するべく、前記ステップS2に戻って、ス
テップS2〜S15の動作が行われる。一方、前記ステ
ップS2の判別において、RTC信号が検出された場合
には、原稿1ページ分のデータの受信及び符号化処理が
終了したと判断され、そのRTC符号が画像メモリ17
に記憶される(ステップS16)。つまり、EOL符号
を表す中間符号が6つ連続して記憶される。その後、次
ページのデータがあるか否かが判別される(ステップS
17)。次ページのデータがある場合には、次ページの
データの受信及び符号化処理に移行するべく、前記ステ
ップS2に戻って、ステップS2〜S17の動作が行わ
れ、次ページがない場合には、処理が終了される。
【0027】次に、前記CPU11によって実行される
画データの印字時における処理動作を、図3のフローチ
ャートに従って説明する。さて、この印字処理時には、
まず画像メモリ17に記憶された1ライン分が連続する
符号データが順次4ビット単位で読み出される(ステッ
プS18)。そして、読み出された符号が4ビットコー
ド(4ビットの中間符号)であるか否かが判断される
(ステップS19)。このとき、4ビットコードと8ビ
ットコードの上位4ビットとは異なる符号であるため、
読み出された符号が4ビットコードであるか否かを容易
かつ確実に判断できる。読み出された符号が4ビットコ
ードである場合には、記憶データのサイズに応じて、図
4又は図5に従って、その4ビットコードがランレング
スに復号される(ステップS20)。例えば、図4に示
すように、記憶データがA4サイズの場合において、
“0111”の中間符号は、それを10進数化した値
“7”から“5”を減算した“2”というランレングス
に変換される。又、図5に示すように、記憶データがB
4サイズ以上の場合において、“0111”の中間符号
は、それを10進数化した値“7”から“6”を減算し
た“1”というランレングスに変換される。
【0028】一方、前記ステップS19において、読み
出された符号が4ビットコードではないと判断された場
合には、8ビットコードであると判断されて、さらに連
続する4ビットの符号が読み出される(ステップS2
1)。そして、まずその8ビットコードがRTC符号で
あるか否かが判別され(ステップS22)、RTC符号
でない場合には、読み出された符号がERL符号である
か否かが判別される(ステップS23)。ここで、ER
L符号でない場合には、読み出された符号がEOL符号
であるか否かが判別される(ステップS24)。そし
て、EOL符号でない場合には、読み出された8ビット
の符号データが図4又は図5に従ってランレングスに復
号される(ステップS25)。
【0029】次に、このランレングスが“64”より小
さいか否かが判断される(ステップS26)。ここで、
前記ランレングスが“64”より小さい場合には、その
ランレングスがターミネイティング値であると判断され
る。画像メモリ17には、常に白ランを表す符号を最初
にして、白ランを表す符号と黒ランを表す符号とが交互
に記憶されており、復号されたランレングスがターミネ
イティング値の場合には、その度にランレングスの白黒
が転換される(ステップS27)。又、ステップS19
〜S20において、4ビットコードから復号されたラン
レングスも、ターミネイティング値として同様に処理さ
れる。そして、このランレングスのデータが、画像を形
成するための白又は黒のイメージデータに展開され、そ
のイメージデータがプリントバッファ18に転送されて
記憶される(ステップS28〜S29)。
【0030】一方、前記ステップS26において、ラン
レングスが“64”以上の場合には、そのランレングス
がメイクアップ値であると判断される。つまり、ここで
は、実際のランレングス中において、“64”の倍数分
が求められたことになる。その後、ステップS28に移
行して、前記と同様にランレングスがイメージデータに
展開される。尚、符号データがメイクアップ値に変換さ
れると、次の符号データはそのメイクアップ値に続くタ
ーミネイティング値であると判断され、それらメイクア
ップ値とターミネイティング値とで、白黒が同じ1つの
ランレングスとして処理がなされる。その後、前記ステ
ップS18に戻って、ステップS18〜S29の動作が
繰り返し行われる。
【0031】前記ステップS24の判別において、読み
出された符号がEOL符号である場合には、プリントバ
ッファ18から1ライン分のイメージデータが読み出さ
れて、記録部19により記録紙上に印字される(ステッ
プS30)。その後、次のラインの処理に移行するべ
く、前記ステップS18に戻る。
【0032】前記ステップS23の判別において、読み
出された符号がERL符号である場合には、所定のエラ
ー処理がなされる。例えば、そのエラーラインの部分の
直前のラインデータが繰り返して印字されたりする。
(ステップS31)。その後、次のラインの処理に移行
するべく、前記ステップS18に戻る。
【0033】さらに、前記ステップS22の判別におい
て、読み出された符号がRTC符号である場合には、次
ページのデータがあるか否かが判別される(ステップS
32)。次ページのデータがある場合には、前記ステッ
プS18に戻って、ステップS18〜S32の動作が行
われ、次ページがない場合には、処理が終了される。
【0034】以上のように、この実施形態のファクシミ
リ装置においては、符号化された画データを受信する
と、まずその受信画データを白黒のランレングスに復号
する。次に、このランレングスを4ビット又は8ビット
の固定ビット長からなる中間符号に変換してメモリ17
に記憶する。この際、出現頻度の高い所定のランレング
スには、短い4ビットコードを割り当てる。そして、画
像メモリ17内の中間符号を読み出してランレングスに
復号して記録を行う。このとき、各中間符号が4ビット
又は8ビットの固定ビット長で構成されているため、各
中間符号の境界を簡単に判別することができる。しか
も、各中間符号を4ビット又は8ビット単位で復号する
ことができる。このため、復号を容易かつ短時間に行う
ことができ、印字動作をスムーズかつ迅速に行うことが
できる。
【0035】しかも、中間符号はランレングスに基づい
た符号となっている。又、中間符号における4ビットコ
ードと8ビットコードの上位4ビットとが重複しないよ
うになっているので、読み出した符号が4ビットコード
であるのか8ビットコードの上位4ビットであるのかの
判別が容易である。従って、中間符号が、複数の固定ビ
ット長から構成されていても、各中間符号の境界を明確
に判別することができ、復号をより簡単かつ短時間で行
うことができる。
【0036】さらに、出現頻度の高い所定のランレング
スには、短い4ビットコードが割り当てられる。このた
め、ランレングスをそのまま8ビット単位の2進数の符
号に変換して、画像メモリ17に記憶する場合に比べて
データを圧縮することができて、画像メモリ17のメモ
リ容量の消費を抑えることもできる。
【0037】加えて、中間符号をターミネイティング符
号とメイクアップ符号とに分割するため、いっそうデー
タを圧縮することができて、画像メモリ17のメモリ容
量の消費を更に抑えることができる。
【0038】又、本実施形態では、受信された符号化デ
ータを復号し、その復号結果に基づいて各ラインデータ
のエラーチェックを行っている。そして、このとき復号
されたデータを中間符号に変換してメモリ17に記憶す
るようにしている。言い換えれば、エラーチェックのた
めに復号したデータを利用して中間符号に変換してメモ
リ17に記憶するようにしている。このため、受信され
た符号化データを復号して再度符号化するようにして
も、処理にムダが生じることがない。しかも、メモリ1
7に記憶されたデータは中間符号のデータであるので、
前述したように、そのデータを復号して印字する処理は
簡単かつ短時間にでき、その処理に要するCPU11の
負担を軽減できる。
【0039】つまり、近年のファクシミリ装置において
は、メモリ17に記憶されたデータの印字中に画データ
を受信するといったように、複数の処理を同時に並行し
て行うようなものがある。しかし、このような装置にお
いて、従来のようにMH符号等の標準符号化されたデー
タをメモリ17に記憶すると、そのメモリ17内のデー
タの印字及び受信データのエラーチェックのために、標
準符号化されたデータの復号処理を2つ同時に行わねば
ならず、その2つの復号処理に要するCPU11の負担
が大きくなる。
【0040】しかしながら、本実施形態では一方の復号
処理に要するCPU11の負担が軽くなるので、メモリ
17内のデータの印字と画データの受信との2つを並行
して行うような場合におけるCPU11の負担が軽くで
きる。その結果、CPU11として安価なものを使用す
ることが可能となる。
【0041】尚、この発明は、次のように変更して具体
化することも可能である。 (1) 前記実施形態では、受信データを符号化して画
像メモリ17に記憶する場合について説明したが、読取
部16で読み取られた画データを符号化して画像メモリ
17に記憶する場合についても、同様な符号化処理を行
うこと。
【0042】(2) 前記実施形態において、ランレン
グスにおけるターミネイティング値とメイクアップ値と
の区切りを63画素以外に変更すること。次に、上記実
施形態から把握できる技術的思想について以下に記載す
る。
【0043】(1) 請求項1又は2において、変換手
段は63画素までのランレングスをターミネイティング
値として符号に変換し、64画素以上のランレングスは
64の倍数のメイクアップ値と余りのターミネイティン
グ値とに分けて、それらメイクアップ値及びターミネイ
ティング値をそれぞれ符号に変換する符号化装置。
【0044】このようにすれば、いっそうデータを圧縮
することができて、メモリ容量の消費をさらに抑えるこ
とができる。 (2) 請求項2において、4ビットの符号と8ビット
の符号の上位4ビットとを異なる符号とした符号化装
置。
【0045】このようにすれば、符号を構成する4ビッ
トコードと8ビットコードの上位4ビットとが重複する
ことがなく、符号の復号時にそれが4ビットコードであ
るのか8ビットコードの上位4ビットであるのかの判別
が容易である。従って、符号が、複数の固定ビット長か
ら構成されていても、各符号の境界を明確に判別するこ
とができて、その復号を更に簡単かつ短時間で行うこと
ができる。
【0046】(3) 画データを構成する白黒の画素デ
ータのランレングスを固定ビット長の符号に変換し、そ
の符号は、出現頻度の高い所定のランレングスを出現頻
度の低いそれ以外のランレングスよりも短いビット長の
符号に変換する符号化方法。
【0047】(4) 前記(3)項において、出現頻度
の高い所定のランレングスを4ビットの符号に変換し、
それ以外のランレングスを8ビットの符号に変換する符
号化方法。
【0048】これらの符号化方法によれば、各符号の境
界を簡単に判別することができ、その復号を容易かつ短
時間に行うことができるとともに、データを極力圧縮す
ることができて、メモリ容量の消費を抑えることができ
る。
【0049】(5) 前記(3)項又は(4)項におい
て、63画素までのランレングスをターミネイティング
値として符号に変換し、64画素以上のランレングスは
64の倍数のメイクアップ値と余りのターミネイティン
グ値とに分けて、それらメイクアップ値及びターミネイ
ティング値をそれぞれ符号に変換する符号化方法。
【0050】この符号化方法によれば、いっそうデータ
を圧縮することができて、メモリ容量の消費をさらに抑
えることができる。 (6) 前記(4)項において、4ビットの符号と8ビ
ットの符号の上位4ビットとを異なる符号とした符号化
方法。
【0051】この符号化方法によれば、前記(2)項と
同様に、符号が複数の固定ビット長から構成されていて
も、各符号の境界を明確に判別することができて、その
復号を更に簡単かつ短時間で行うことができる。
【0052】
【発明の効果】 この発明は、以上のように構成されて
いるため、次のような優れた効果を奏する。請求項1及
び請求項2に記載の発明によれば、符号の境界を簡単に
判別し易く、復号を容易かつ短時間に行うことができ
る。又、データの圧縮率を極力高くできて、メモリ容量
の消費を抑えることができる。
【0053】請求項3に記載の発明によれば、受信され
た符号化データを復号して再度符号化しても、処理にム
ダが生じることはないとともに、画像メモリ内のデータ
の印字に際して、読み出したデータの復号が短時間で容
易にできて、印字動作を迅速かつスムーズに行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のファクシミリ装置を示すブロック回
路図。
【図2】受信時の処理動作を示すフローチャート。
【図3】記録時の処理動作を示すフローチャート。
【図4】A4サイズのデータに使用するテーブルデータ
を示す説明図。
【図5】B4サイズ以上のデータに使用するテーブルデ
ータを示す説明図。
【符号の説明】
11…変換手段、第1の復号手段及び第2の復号手段を
構成するCPU、17…画像メモリ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画データを構成する白黒の画素データの
    ランレングスを固定ビット長の符号に変換する変換手段
    を備え、その変換手段は、出現頻度の高い所定のランレ
    ングスを出現頻度の低いそれ以外のランレングスよりも
    短いビット長の符号に変換することを特徴とする符号化
    装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段は、出現頻度の高い所定の
    ランレングスを4ビットの符号に変換し、それ以外のラ
    ンレングスを8ビットの符号に変換する請求項1に記載
    の符号化装置。
  3. 【請求項3】 受信された符号化データを白黒のランレ
    ングスに復号する第1の復号手段と、その復号データを
    固定ビット長の符号に変換する前記変換手段と、その固
    定ビット長の符号化データを記憶する画像メモリと、画
    像メモリ内の符号化データを読み出して白黒のランレン
    グスに復号する第2の復号手段とを備えた請求項1又は
    2に記載の符号化装置を備えたファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111341330A (zh) * 2020-02-10 2020-06-26 科大讯飞股份有限公司 音频编解码方法、存取方法及其相关设备及存储装置

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