JP3159811B2 - 復調装置 - Google Patents

復調装置

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JP3159811B2 JP32529692A JP32529692A JP3159811B2 JP 3159811 B2 JP3159811 B2 JP 3159811B2 JP 32529692 A JP32529692 A JP 32529692A JP 32529692 A JP32529692 A JP 32529692A JP 3159811 B2 JP3159811 B2 JP 3159811B2
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は変調波を復調する復調装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、G3規格のフアクシミリ通信を行
うフアクシミリ装置の通信部分に用いられる変復調装置
においては、CCITT勧告T.4に準拠した伝送量を
圧縮するための符号化及び復号化に関した機能は搭載さ
れていなかつた。ここで、CCITT勧告T.4に準拠
した符号化法について説明する。
【0003】まず、MH符号化方式と呼ばれる1次元符
号化について説明する。画像原稿を伝送する場合、まず
横に1ライン分のデータを読みとる。そして、この1ラ
イン毎に符号化が行われる。なお、ライン間隔は3.8
5ライン/mm又は7.7ライン/mmである。また、1ラ
インの全データはA4原稿の場合、1728画素(白=
0,黒=1のビツト)と定められている。
【0004】1ラインのデータに着目すると、図5に示
す通り、白のビツト列と黒のビツト列の繰り返しとな
る。この白及び黒のビツト列毎に、それぞれのビツト数
(ランレングスと呼ばれる)を伝送するように符号化す
るのがMH方式である。符号の種類には、白と黒とにつ
いてメイクアツプ符号とターミネイテイング符号があ
る。メイクアツプ符号の例を図6に、メイクアツプ符号
の追加分を図7に、ターミネイテイング符号の例を図8
に示す。
【0005】64ビツト未満の白又は黒の場合、図8に
示すターミネイテイング符号のみで符号化される。64
ビツト以上のビツト列の場合は、メイクアツプ符号とタ
ーミネイテイング符号の組合わせで符号化される。図5
の場合、各画素の下に示したような符号に変換され伝送
される。すなわち、1728画素が31ビツトに圧縮さ
れたことになる。
【0006】以上のように符号化を行なつたデータは、
図3に示すように、1ライン毎にEOL(End Of Line:0
00000000001)毎の12ビツトが付加され、1ページの画
像信号の最後にRTCというEOLの連続6個の信号が
付加される。次に、MR符号化と呼ばれる1次元符号化
+2次元復号化について説明する。MH符号化に対し、
EOLの次にTagビツトが1ビツト付加される。Ta
gビツトが1の時は、その後の1ライン分のデータは1
次元符号化であることを示し、前に述べたように符号化
される。
【0007】Tagビツトが0の時は、次の1ライン分
のデータは2次元符号化を表し、直前の1ライン分のデ
ータを参照データとして、その画素からの相対値(変化
分)で符号化することにより、更にデータを圧縮する。
1次元符号化の割合は、2ライン中1ライン、又は4ラ
イン中1ラインである。従来、フアクシミリ装置は、図
9に示す構成を備えている。図9において、回線インタ
ーフエース部95から入力されたアナログ信号は、変復
調回路94で復調されてデイジタル信号に変換される。
この変復調回路94は、純粋に受信データの復調処理及
び送信データの変調処理を行うのみの構成であり、例え
ば復調データをそのままホストのMPU91に出力する
のみであつた。なお、92はMPU91の動作制御手順
等を記憶するROM、93はRAM、96は画像情報を
読み取るリーダ、画像情報等を出力するプリンタ及び操
作部等のI/Oである。
【0008】従つて、受信データから画像データを取り
出し、各符号をデコードして白又は黒のランレングスを
復号する作業は、すべてホストMPU91により処理さ
れていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例では、
ホストMPUは91は、画像データの受信中に各ライン
毎に符号化されたデータを復号化し、白又は黒のランレ
ングスに直して画像データに展開し、印字あるいはメモ
リに蓄積する等の処理を行なう必要があつた。従つて、
処理速度の高い高性能のMPUが必要となり、安価なM
PUが使用できないという欠点があつた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的として成されたもので、上述した課
題を解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、
変調波を復調する復調手段と、前記復調手段で復調され
たデータを白又は黒のランレングスにデコードするデコ
ード手段と、前記デコード手段でデコードされた白又は
黒を表わすデータをシリアル入力から入力可能なシリア
ルパラレル変換手段と、前記デコード手段でデコードさ
れた前記白又は黒を表わすデータを前記シリアルパラレ
ル変換手段がシリアル入力から入力して、前記デコード
手段でデコードされたランレングスの値だけ前記白又は
黒を表わすデータをシフトする様に前記デコード手段で
デコードされたランレングスの個数分のクロツクを前記
シリアルパラレル変換手段のシフトクロツク入力に出力
するクロツク出力手段と、前記シリアルパラレル変換手
段の出力を出力するパラレル出力手段と、前記シリアル
パラレル変換手段のパラレル出力ビツト数分のクロツク
が前記クロツク出力手段から出力される毎に所定の出力
を出力し、前記パラレル出力手段からデータが読み出さ
れると、前記所定の出力をリセツトする所定出力手段と
を備えることを特徴とする。
【0011】そして例えば、前記シリアルパラレル変換
手段はパラレル8ビツトの出力を有し、前記所定出力手
段は前記クロツク出力手段から出力されるクロツクを8
分周することを特徴とする。
【0012】また例えば、前記クロツク出力手段は、ク
ロツクをカウントするカウント手段を含み、前記デコー
ド手段でデコードされたランレングスの数のクロツクを
前記カウント手段がカウントするまでクロツクを出力す
ることを特徴とする
【0013】更に例えば、前記パラレル出力手段は、前
記シリアルパラレル変換手段のビツト数のクロツクが前
記クロツク出力手段から出力される毎に前記シリアルパ
ラレル変換手段の出力が書き込まれるレジスタを含むこ
とを特徴とする
【0014】
【作用】以上の構成において、クロツク出力手段は、デ
コード手段でデコードされたランレングスの個数分のク
ロツクをシリアルパラレル変換手段のシフトクロツク入
力に出力する。シリアルパラレル変換手段は、デコード
手段でデコードされた白又は黒を表わすデータをシリア
ル入力から入力して、デコード手段でデコードされたラ
ンレングスの値だけ、該白又は黒を表わすデータをシフ
トする。パラレル出力手段は、シリアルパラレル変換手
段の出力を出力する。 そして、所定出力手段は、シリア
ルパラレル変換手段のパラレル出力ビツト数のクロツク
がクロツク出力手段から出力される毎に所定の出力を出
し、前記パラレル出力手段からデータが読み出される
と、前記所定の出力をリセツトする。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳説する。図1は本発明に係る一実施例のフアクシミ
リ装置における復調部の特徴を最もよく表わす図面であ
る。図1に示す部分は上述した図9における変復調回路
94に相当する部分の一部に対応する部分であり、フア
クシミリ装置における他の部分は公知な構成を利用出来
るため、詳細説明を省略する。
【0016】図1において、101はG3規格でのフア
クシミリ通信時の符号化方式を選択するためのMH/M
R選択レジスタ、102は画像1ラインのデータビツト
数を設定するためのラインビツト設定レジスタ、103
は受信した画像データのエラーの有無を記憶するエラー
レジスタ、104はEOL検出器117がEOLコード
を検出した時にアキユムレータ105とラインビツト設
定レジスタ102の出力を比較するコンパレータであ
り、2つのデータが異つていた場合に、エラーレジスタ
103にエラー情報1を出力する。
【0017】105はアキユムレータ、111はAND
ゲート、112はORゲート、113はプリセツト入力
付のダウンカウンタ、116はMH符号のランレングス
及び白,黒をデコードするためのMHデコーダ、114
は発振器、110はANDゲート、10は8分周器、
106はセツトリセツトフリツプフロツプ、109は8
ビツトのシリアル−パラレル変換器、108は8ビツト
の出力レジスタである。
【0018】115はMHデコーダ116によつてデコ
ードされたランレングスデータを記憶し、出力するため
のランレングスレジスタ、124はセツトリセツトフリ
ツプフロツプ、118は116によつてデコードされた
ランレングスが白か黒かを記憶し、出力するためのW/
Bレジスタ、119はシフトレジスタ、120はCCI
TT勧告V.29、及びCCITT勧告V.27ter
の変調波を復調するための復調部、121はシフトレジ
スタ119のパラレル出力を8ビツト毎に記憶し、出力
するための出力レジスタ、122は復調部120から出
力されるデータクロツクを分周するための8分周器、1
23〜125はセツトリセツトフリツプフロツプであ
る。
【0019】以上の構成を備える本実施例における画像
信号送受信時の動作を以下説明する。まず、CCITT
勧告T.30に準拠した画像信号の送受信の一連の動作
例を図2を参照して説明する。図2は本実施例における
CCITT勧告T.30に準拠した画像信号の送受信の
一連の伝送制御手順を示す図である。
【0020】図2において、まず送信側が受信側を発呼
する。この被呼を検出した受信側は、自動着信後にCE
D信号(2100Hz)を送出し、DIS信号を出力す
る。DIS信号の中には受信側フアクシミリの能力に関
する情報(通信可能ビツトレート,記録幅能力等)が含
まれているが、受信側の符号化能力に関する情報も同時
に伝送される。
【0021】このDISを受信した送信側は、通信ビツ
トレート,記録幅,符号化方式等を決定し、DCS信号
として送出する。その後に、決定された通信速度のトレ
ーニング信号を送出し、引き続き、0の連続データであ
るTCF信号を送出する。受信側ではTCF信号をチエ
ツクしてエラー(1)の数がある程度より少なければ通
信可能と判断してCFR信号を出力する。
【0022】CFRを受信した送信側は、続いて送信す
べき画像信号を出力する。画像信号の送信フオーマツト
の例を図3に示す。画像信号の送信フオーマツトには、
メツセージとして、1次元符号化のみ(MH)の場合
と、1次元符号化+2次元符号化(MR)の場合の2通
りがある。まず、DCS信号によつてMH符号化が選択
された場合の本実施例の画像データの受信動作を説明す
る。
【0023】ホストMPUは、DCS信号を読みとり、
MH符号化を認識すると、図1のMH/MR選択レジス
タ101に1を書き込む。すると、MH/MR選択レジ
スタ101の出力はORゲート112の一方の出力に接
続されているため、112の出力は1に固定となる。ま
た、ホストMPUはラインビツト設定レジスタ102に
0を書き込む。
【0024】ここで、EOL検出部117及びシフトレ
ジスタ119の詳細図を図4に示す。シフトレジスタ1
19は13ビツトであり、左側12ビツトがEOL検出
器17に接続され、000000000001(EOL
コード)が検出された時に出力が1となる。図3に示す
画像データの最初のEOLが復調部120で復調されて
シフトレジスタ119に入力されると、EOL検出器1
17の出力が1となる。ORゲート112の出力は1の
ため、ANDゲート111の出力が1となり、アキユム
レータのリセツト入力が1となる。このため、アキユム
レータ105はリセツトされる。
【0025】同時に、コンパレータ104は、ラインビ
ツト設定レジスタ102のデータとアキユムレータ10
5の出力を比較する。ここで、ラインビツト設定レジス
タ102には、最初0が書き込まれているので比較結果
は等しくなり、出力も0となる。従つて、エラーレジス
タ103にも0が格納される。セツトリセツトフリツプ
フロツプ125は、EOL検出器117の出力が1にな
つた時にセツトされる。このため、ホストMPUはセツ
トリセツトフリツプフロツプ125の出力を監視してい
れば、EOLが検出されたことがわかる。ホストMPU
は、セツトリセツトフリツプフロツプ125の出力が最
初に1になつた後に、ラインビツト設定レジスタ102
にDCS信号によつて指示された1ラインについてのデ
ータビツト数をセツトする。例えば、A4の用紙の場
合、1,728である。
【0026】最初のEOL受信の後は、MH符号化され
た受信データがシフトレジスタ119に入力される。シ
フトレジスタ119のパラレル出力に接続されたMHデ
コーダ116によつて白及び黒のランレングスがデコー
ドされる。ランレングスの値がデコードされる毎に、M
Hデコーダ116のdec出力が立上り、W/B出力レ
ジスタ118には白のとき0、黒のとき1のデータが書
き込まれる。
【0027】同時に、ランレングスレジスタ115には
デコードした結果のランレングスが書き込まれ、ダウン
カウンタ113にはデコード結果のランレングスがプリ
セツト値として書込まれる。また、MHデコーダ116
の出力は、アキユムレータ105にも入力されており、
ランレングスがデコードされる毎にアキユムレータ10
5に加算される。
【0028】ホストMPUは、フリツプフロツプ124
の出力を監視して、その出力が1となつた時に、W/B
出力レジスタ118とランレングスレジスタ115の値
を読み出せば、白及び黒のランレングスを直接取り出す
ことができる。また、ダウンカウンタ113はデコード
されたプリセツト値がセツトされると、発振器114に
よつて発振されたクロツクをダウンカウントし、0にな
るまで1を出力するものとする。
【0029】このように構成することにより、ANDゲ
ート110よりプリセツト値の個数分のクロツクが出力
される。そのクロツクは、シリアルパラレル変換器10
9のシフトクロツクに入力される。このため、シリアル
パラレル変換器109のデータは、プリセツトの値、す
なわち、ランレングスの値だけシフトされる。そのと
き、図1に示されるように、シリアルパラレル変換器1
09のシリアル入力には、W/Bレジスタ118の出力
(白のとき0、黒のとき1)が接続されており、シリア
ルパラレル変換器109には最終的な画像データが再現
されることになる。
【0030】シリアルパラレル変換器109のシフトク
ロツクは、また8分周器107にも入力されており、8
ビツト毎にシリアルパラレル変換器109の出力は出力
レジスタ108に書き込まれ、同時にフリツプフロツプ
106の出力が1となる。従つて、ホストMPUはフリ
ツプフロツプ106の出力を監視し、この出力が1にな
つた時に出力レジスタ108のデータを読み出せば、同
時にフリツプフロツプ106の出力もリセツトされ0と
なる。すなわち、フリツプフロツプ106の出力が1に
なる毎に108のデータを読み出せば、ホストMPUは
画像データを直接得ることができる。
【0031】このように、1ラインのMH符号化された
データは順次デコードされ、ホストMPUに出力される
が、その間アキユムレータ105ではランレングスが全
て加算されている。そして、1ラインの最後にEOLが
受信されると、EOL検出器117の出力が立上る。従
つて、コンパレータ104はラインビツト設定レジスタ
102に設定された値と、アキユムレータ105により
前のEOLの後から加算してきたランレングスの合計を
比較する。そして、比較結果が等しい時には、受信デー
タにはエラーはないことになり、コンパレータ104の
出力は0となり、エラーレジスタ103には0がセツト
される。
【0032】もしも、アキユムレータ105の加算結果
がラインビツト設定レジスタ102の設定値と等しくな
い時は受信データにエラーがあつたことになる。その
時、コンパレータ104の出力は1となり、エラーレジ
スタ103には1がセツトされる。また、EOL検出器
117によりEOLが検出された時には、セツトリセツ
トフリツプフロツプ125も1にセツトされる。このた
め、ホストMPUは、セツトリセツトフリツプフロツプ
125の出力を監視しているのみでEOLの受信を知る
ことができる。
【0033】その時、エラービツトを読み出して、0で
あれば受信データはエラーなく正常に受信されたことが
わかる。このため、エラービツトが0の時には画像デー
タを正常に処理する。一方、エラービツトが1であつた
場合は、その1ラインの画像データに対応する受信デー
タに誤りが検出されたことになり、データ伝送途中に誤
りが生じたことになり、受信した画像データは使用せず
に前の1ラインをコピーする。あるいはそのラインはス
キツプする等の処理を行なえばよい。
【0034】以上説明したように本実施例によれば、ホ
ストMPUは、MH符号化された受信画像データについ
ては、特別の制御なしに直接画像データを得ることがで
き、1ライン毎の受信データエラーも確認することが可
能である。また、画像データの最後には、図3に示す通
り、EOLが6個連続したRTCと呼ばれるデータが送
出される。しかしながら本実施例においては、このRT
CデータにおけるRTCの検出も可能である。
【0035】図1のカウンタ126はクロツクが6個入
力されると、1を出力するカウンタである。このため、
EOL検出器117によりEOLが検出され、アキユム
レータがリセツトされると同時に、カウンタ126にも
クロツクが入力される。通常の場合、次のEOLが検出
される前にMHデコーダ116によつてあるランレング
スがデコードされ、ダウンカウンタ113から出力され
る。
【0036】このため、カウンタ126はリセツトさ
れ、ランレングスが検出されずに、EOLが6回連続す
ると、カウンタ126は1を出力することになる。従つ
て、ホストMPUはこの出力を監視するのみで、画像デ
ータの終了を知ることができる。次に、MR符号化(1
次元符号化+2次元符号化)の場合の受信動作を説明す
る。
【0037】図2に示す伝送制御手順において、MR符
号化が指示された場合は、受信側ホストMPUはMH/
MR選択レジスタ101に0を書き込んでおく。する
と、ORゲート112の一方の入力は0であるため、他
方の入力端子が1のとき、すなわち図4に示すシフトレ
ジスタ119の右端のビツトが1のときのみ112の出
力は1となる。
【0038】従つて、ANDゲート111の出力は、E
OLが検出され、次のビツトが1のとき、すなわち1次
元符号化のラインの前のEOLが検出された時に1とな
り、アキユムレータの内容がリセツトされる。次のEO
Lが検出された時には、MH符号化の場合と同様に、受
信データのエラーの有無に応じてコンパレータ104に
よりエラービツト103に1又は0がセツトされる。
【0039】その後は2次元符号化となるので、ホスト
MPUは従来通りの復号を行なう。そのためには復調部
120で復調された受信データを直接読み採る必要があ
る。その際には、シフトレジスタ119のシリアル出力
を復調部120からのデータクロツクで直接読み込むか
又はシフトレジスタ119から8ビツト毎に書き込まれ
る出力レジスタ121の値をセツトリセツトフリツプフ
ロツプ123の出力が1になる毎に読み出せばよい。
【0040】すなわち、本実施例によれば、MR符号化
である場合においても、一次元符号化部分についてラン
レングスのデコード及び画像データの復号、ライン毎の
エラーの有無のチエツクを行うことができる。また、R
TCについても、EOL+1が6回連続して受信される
ため、カウンタ126が1となり、上述同様に本実施例
で検出が可能である。
【0041】また、以上の説明においては、出力レジス
タ108や出力レジスタ121を8ビツト構成とした例
について説明したが、以上の例に限定されるものでは無
く、任意のビツト数でよい。その際、分周器107及び
分周器122の分周比及びシリアルパラレル変換器10
のビツト数をそのビツト数に合わせて変更すればよ
い。また、図3に示す1ライン中のフイルビツトは、1
ラインの最小伝送時間を保証するための0のビツト列で
あるため、MHデコーダ116によりデコードされるデ
ータはなく、影響はない。
【0042】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによつて達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。以上説明したように本実施
例によれば、上述した変復調装置を用いてフアクシミリ
装置を構成することにより、1次元復号化された画像デ
ータ受信時に、ホストMPUは白及び黒のランレングス
の値を読み取ることが可能となる。
【0043】また、白及び黒の画像データのビツト列と
して直接読み込むことも可能となる。更に1ライン毎の
受信データエラーについてもEOLが検出されたことを
示すあるビツトを監視して、EOLが検出される毎にエ
ラーを示すビツトをチエツクするだけで、確認が可能と
なる。更にまた、RTCの検出についてもそれを示すビ
ツトを監視するだけでよい。
【0044】以上のように、画像データ受信時にホスト
MPUのソフトウエア処理の負担が大幅に軽減されるた
め、他の処理を並列に行なつたり、より安価なMPUに
よつてフアクシミリ装置を構成できる効果がある。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、復
調装置において、クロツク出力手段はデコード手段でデ
コードされたランレングスの個数分のクロツクをシリア
ルパラレル変換手段のシフトクロツク入力に出力し、シ
リアルパラレル変換手段はデコード手段でデコードされ
た白又は黒を表わすデータをシリアル入力から入力し
て、デコード手段でデコードされたランレングスの値だ
け、該白又は黒を表わすデータをシフトし、パラレル
力手段はシリアルパラレル変換手段の出力を出力するこ
とにより、ランレングスからの展開の済んだ画像データ
を復調装置から出力することができる。更に、所定出力
手段は、シリアルパラレル変換手段のビツト数のクロツ
クがクロツク出力手段から出力される毎に所定の出力を
出力し、パラレル出力手段からデータが読み出される
と、前記所定の出力をリセツトするので、パラレル出力
手段から画像データを読み出すべきタイミングを簡明に
表わすことができる。又、装置の全体制御を司る制御用
コンピユータの負担が大幅に軽減されるため、制御用コ
ンピユータに高性能のものを使用する必要が無くなり、
装置を廉価に構成することが出来る。
【0046】更に、全体制御を司る制御用コンピユータ
の負担が大幅に軽減されることにより、他の処理を行う
こともでき、性能の良い装置を提供することのできる復
調装置とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の構成を示す図である。
【図2】本実施例におけるフアクシミリ通信における伝
送制御手順を示す図である。
【図3】本実施例の通信における画像信号の詳細構成を
示す図である。
【図4】図1に示すシフトレジスタSRの詳細構成を示
す図である。
【図5】1ラインの画素構成例を示す図である。
【図6】メイクアツプ符号を示す図である。
【図7】メイクアツプ符号(追加)を示す図である。
【図8】ターミネイテイング符号を示す図である。
【図9】一般的なフアクシミリ装置の構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
101 MH/MR選択レジスタ 102 ラインビツト設定レジスタ 103 エラーレジスタ 104 コンパレータ 105 アキユムレータ 108,121 出力レジスタ 109 シリアル−パラレル変換器 113 ダウンカウンタ 114 発振器 115 ランレングスレジスタ 116 MHデコーダ 117 EOL検出器 118 W/Bレジスタ 119 シフトレジスタ 120 復調部 122 分周器 126 カウンタ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調波を復調する復調手段と、 前記復調手段で復調されたデータを白又は黒のランレン
    グスにデコードするデコード手段と、 前記デコード手段でデコードされた白又は黒を表わすデ
    ータをシリアル入力から入力可能なシリアルパラレル変
    換手段と、 前記デコード手段でデコードされた前記白又は黒を表わ
    すデータを前記シリアルパラレル変換手段がシリアル入
    力から入力して、前記デコード手段でデコードされたラ
    ンレングスの値だけ前記白又は黒を表わすデータをシフ
    トする様に前記デコード手段でデコードされたランレン
    グスの個数分のクロツクを前記シリアルパラレル変換手
    段のシフトクロツク入力に出力するクロツク出力手段
    と、前記シリアルパラレル変換手段の出力を出力するパラレ
    ル出力手段と、 前記シリアルパラレル変換手段のパラレル出力ビツト数
    分のクロツクが前記クロツク出力手段から出力される毎
    に所定の出力を出力し、前記パラレル出力手段からデー
    タが読み出されると、前記所定の出力をリセツトする所
    定出力手段とを備えることを特徴とする復調装置。
  2. 【請求項2】 前記シリアルパラレル変換手段はパラレ
    ル8ビツトのパラレル出力を有し、 前記所定出力手段は前記クロツク出力手段から出力され
    るクロツクを8分周することを特徴とする請求項1記載
    の復調装置。
  3. 【請求項3】 前記クロツク出力手段は、クロツクをカ
    ウントするカウント手段を含み、前記デコード手段でデ
    コードされたランレングスの数のクロツクを前記カウン
    ト手段がカウントするまでクロツクを出力することを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の復調装置。
  4. 【請求項4】 前記パラレル出力手段は、前記シリアル
    パラレル変換手段のビツト数のクロツクが前記クロツク
    出力手段から出力される毎に前記シリアルパラレル変換
    手段の出力が書き込まれるレジスタを含むことを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の復調装
    置。
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