JPH09278633A - 整髪剤組成物 - Google Patents

整髪剤組成物

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JPH09278633A
JPH09278633A JP8088175A JP8817596A JPH09278633A JP H09278633 A JPH09278633 A JP H09278633A JP 8088175 A JP8088175 A JP 8088175A JP 8817596 A JP8817596 A JP 8817596A JP H09278633 A JPH09278633 A JP H09278633A
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JP
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poly
hair
acylalkyleneimine
modified silicone
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JP8088175A
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Kiyotake Tada
清竹 多田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)不揮発性油、及び(B)分子内に
式(1) 【化1】 (R1 はH、C1〜C22のアルキル基、シクロアルキル
基、アラルキル基又はアリール基、nは2又は3)で表
される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレ
ンイミン)のセグメントと、オルガノポリシロキサンの
セグメントとを有し、オルガノポリシロキサンのセグメ
ントの末端又は側鎖のSiの少なくとも1個にヘテロ原
子を含むアルキレン基を介して、前記式(1)で表され
る繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレンイ
ミン)のセグメントが結合してなり、該ポリ(N−アシ
ルアルキレンイミン)のセグメントとオルガノポリシロ
キサンのセグメントとの重量比が1/50〜20/1
で、分子量が500〜500,000であるポリ(N−
アシルアルキレンイミン)変性シリコーンを含有し、
(A)及び(B)の重量比が(A)/(B)=1/1〜
50/1である整髪剤組成物。 【効果】 べたつきがなく感触が良好で、しかもセット
性に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、べたつきがなく感
触が良好で、しかも毛髪のまとまり性等のセット力に優
れた整髪剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の整髪剤組成物のうち、油剤を主成
分として、毛髪のまとまり性やすべり等を付与するタイ
プのものは、配合される油剤による独特のべたつきがあ
り、感触の点で満足できるものではなかった。このた
め、感触を向上させる目的で、高重合メチルポリシロキ
サン等のジメチコーンを配合する試みもなされている
が、すべりやなめらかさ等の感触は向上するものの、油
剤によるべたつきを抑えることはできず、また洗髪残留
性の点でも問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、油剤によるべたつきがなく、しかも毛髪のまとまり
性等のセット力に優れた整髪剤組成物を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、不揮発性油と特定の
ポリ(N−アシルアルキレンイミン)変性シリコーンを
組合わせて用いれば、油剤のべたつきが抑えられるとと
もに、毛髪のまとまり性が良く、セット力に優れ、しか
も洗髪残留性の少ない整髪剤組成物が得られることを見
出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、次の成分(A)及び
(B): (A)不揮発性油、(B)分子内に式(1)
【0006】
【化3】
【0007】(式中、R1 は水素原子、炭素数1〜22
のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリ
ール基のいずれかを表し、nは2又は3である。)で表
される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレ
ンイミン)のセグメントと、オルガノポリシロキサンの
セグメントとを有し、オルガノポリシロキサンのセグメ
ントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個にヘ
テロ原子を含むアルキレン基を介して、前記式(1)で
表される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキ
レンイミン)のセグメントが結合してなり、該ポリ(N
−アシルアルキレンイミン)のセグメントとオルガノポ
リシロキサンのセグメントとの重量比が1/50〜20
/1で、分子量が500〜500,000であるポリ
(N−アシルアルキレンイミン)変性シリコーンを含有
し、成分(A)及び(B)の配合割合が、重量比で
(A)/(B)=1/1〜50/1である整髪剤組成物
を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いる成分(A)の不揮
発性油としては、任意の重量を採取し、105℃で1時
間乾燥したときの重量減少が3重量%以下のものが好ま
しい。具体的には、例えばセチルアルコール、ステアリ
ルアルコール、アラキンアルコール、ベヘニルアルコー
ル、カラナービルアルコール、オレイルアルコール、ヘ
キサデシルアルコール、ラウリルアルコール、イソステ
アリルアルコール、2−オクチルドデカノール等の直鎖
又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有する高級
アルコール類;流動パラフィン、スクアレン、スクアラ
ン、ワセリン、固形パラフィン等の炭化水素類;高級脂
肪酸エステル類(ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン
酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モ
ノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレ
イル、2−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、ミリスチン
酸オクチルドデシル、トリメチルヘキサニルトリメチル
ヘキサノエート、オレイン酸モノグリセリド、パルミチ
ン酸モノグリセリド、ベヘニン酸モノグリセリド、イソ
ステアリン酸モノグリセリド等の脂肪酸モノグリセリ
ド)、ラウリン酸モノエタノールアミド、ラウリン酸ジ
エタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミ
ド、ヤシ油脂肪酸ジエタノール3アミド、ラウリン酸モ
ノイソプロパノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノイソプロ
パノールアミド等のアルカノールアミド類、高級脂肪酸
類(ステアリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソス
テアリン酸、18−メチルイコサン酸、椰子油脂肪酸
等)、アルキル基又はアルケニル基を有する長鎖アミド
アミン等の油脂類;ミンクオイル、オリーブ油、ヒマシ
油、カカオ油、アボカド油等の動植物性油脂類などを挙
げることができる。
【0009】これらの不揮発性油のうち、特に流動パラ
フィン等の炭化水素や高級脂肪酸エステル類が好まし
い。
【0010】成分(A)の不揮発性油は1種又は2種以
上を組合わせて用いることができ、成分(A)として、
常温で液体状であるのが好ましい。不揮発性油は全組成
中に0.1〜50重量%配合するのが好ましく、特に1
〜30重量%、更に3〜20重量%配合すると、まとま
り性と感触のバランスが良くなり好ましい。
【0011】本発明で用いる成分(B)のポリ(N−ア
シルアルキレンイミン)変性シリコーンにおいて、式
(1)中、R1 で示されるシクロアルキル基としては炭
素数3〜6のものが挙げられ;アラルキル基としてはフ
ェニルアルキル、ナフチルアルキル等が挙げられ;アリ
ール基としてはフェニル、ナフチル、アルキル置換フェ
ニル等が挙げられる。前記オルガノポリシロキサンのセ
グメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個
に結合するヘテロ原子を含むアルキレン基としては、窒
素原子、酸素原子又はイオウ原子を1〜3個含む炭素数
2〜20のアルキレン基が挙げられ、その具体例として
は、式(2)
【0012】
【化4】
【0013】で表される基が挙げられる。また、ポリ
(N−アシルアルキレンイミン)のセグメントとオルガ
ノポリシロキサンのセグメントとの重量比は1/50〜
20/1、好ましくは1/40〜2/1であり、分子量
は500〜500,000、好ましくは1,000〜3
00,000である。
【0014】かかるポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)変性シリコーンの好ましい例としては、ポリ(N−
ホルミルエチレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−
アセチルエチレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−
プロピオニルエチレンイミン)変性シリコーン、ポリ
(N−n−オクタノイルエチレンイミン)変性シリコー
ン、ポリ(N−n−ドデカノイルエチレンイミン)変性
シリコーン、ポリ(N−ホルミルプロピレンイミン)変
性シリコーン、ポリ(N−アセチルプロピレンイミン)
変性シリコーン、ポリ(N−プロピオニルプロピレンイ
ミン)変性シリコーン、ポリ(N−n−オクタノイルプ
ロピレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−n−ドデ
カノイルプロピレンイミン)変性シリコーン等が挙げら
れる。
【0015】上記ポリ(N−アシルアルキレンイミン)
変性シリコーンは、公知の方法(特開平2−27682
4号公報、特開平4−85334号公報、特開平4−8
5335号公報、特開平5−112423号公報、特開
平7−133352号公報等)により得ることができ、
例えば以下の方法で合成される。まず、前記式(1)で
表される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキ
レンイミン)のセグメントは、式(3):
【0016】
【化5】
【0017】(式中、R2 は水素原子、炭素数1〜22
のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリ
ール基のいずれかを表し、nは2又は3である。)で表
される環状イミノエーテル化合物を開環重合することに
より得られる。式(3)で表される環状イミノエーテル
化合物は、以下に例示するような2−オキサゾリン類あ
るいは2−オキサジン類である。すなわち、2−オキサ
ゾリン、2−メチル−2−オキサゾリン、2−エチル−
2−オキサゾリン、2−プロピル−2−オキサゾリン、
2−ブチル−2−オキサゾリン、2−ペンチル−2−オ
キサゾリン、2−ヘプチル−2−オキサゾリン、2−オ
クチル−2−オキサゾリン、2−ノニル−2−オキサゾ
リン、2−デシル−2−オキサゾリン、2−ウンデシル
−2−オキサゾリン、2−ドデシル−2−オキサゾリ
ン、2−トリデシル−2−オキサゾリン、2−テトラデ
シル−2−オキサゾリン、2−ペンタデシル−2−オキ
サゾリン、2−ヘキサデシル−2−オキサゾリン、2−
ヘプタデシル−2−オキサゾリン、2−オクタデシル−
2−オキサゾリン、2−ノナデシル−2−オキサゾリ
ン、2−エイコシル−2−オキサゾリン、2−ヘンエイ
コシル−2−オキサゾリン、2−ドコシル−2−オキサ
ゾリン、2−ベンジル−2−オキサゾリン、2−フェニ
ル−2−オキサゾリン、2−ナフチル−2−オキサゾリ
ン、2−アンスリル−2−オキサゾリン、2−ピレニル
−2−オキサゾリン、2−ペリレニル−2−オキサゾリ
ン、2−シクロヘキシル−2−オキサゾリン、2−オキ
サジン、2−メチル−オキサジン、2−エチル−2−オ
キサジン、2−プロピル−2−オキサジン、2−ブチル
−2−オキサジン、2−ペンチル−2−オキサジン、2
−ヘキシル−2−オキサジン、2−ヘプチル−2−オキ
サジン、2−オクチル−2−オキサジン、2−ノニル−
2−オキサジン、2−デシル−2−オキサジン、2−ウ
ンデシル−2−オキサジン、2−ドデシル−2−オキサ
ジン、2−トリデシル−2−オキサジン、2−テトラデ
シル−2−オキサジン、2−ペンタデシル−2−オキサ
ジン、2−ヘキサデシル−2−オキサジン、2−ヘプタ
デシル−2−オキサジン、2−オクタデシル−2−オキ
サジン、2−ノナデシル−2−オキサジン、2−エイコ
シル−2−オキサジン、2−ヘンエイコシル−2−オキ
サジン、2−ドコシル−2−オキサジン、2−ベンジル
−2−オキサジン、2−フェニル−2−オキサジン、2
−ナフチル−2−オキサジン、2−アンスリル−2−オ
キサジン、2−ピレニル−2−オキサジン、2−ペリレ
ニル−2−オキサジン、2−シクロヘキシル−2−オキ
サジンなどが挙げられる。
【0018】これらの環状イミノエーテルは例えばLi
ebigs Ann.Chem.,p996〜p100
9(1974)に記載の方法によって作ることができ
る。これらの化合物は、開環重合のモノマーとして1種
のみを単独で用いてもよいし、2種以上を組合わせて用
いてもよい。
【0019】上記環状イミノエーテルを開環重合させる
重合開始剤は、例えばトルエンスルホン酸アルキルエス
テル、硫酸ジアルキルエステル、トリフルオロメタンス
ルホン酸アルキルエステル又はアルキルハライド等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。これら
開始剤は単独あるいは混合物で用いることができる。
【0020】これらの開始剤を用いて前記式(3)で表
される環状イミノエーテル化合物を開環重合させること
によりポリ(N−アシルアルキレンイミン)の分子鎖を
得ることができるが、この分子鎖は単独重合体鎖でも共
重合体鎖でもよく、該共重合体鎖はランダム共重合体鎖
でもブロック共重合体鎖でもよい。
【0021】上記ポリ(N−アシルアルキレンイミン)
の分子鎖の分子量は150以上、50,000以下が好
ましいが、更に好ましくは500以上、10,000以
下が適当である。分子量が150より小さいと、ポリ
(N−アシルアルキレンイミン)の性質を失い、また5
0,000より大きいと製造が困難になり、好ましくな
い。
【0022】本発明で用いるオルガノポリシロキサン
は、式(3)で表される環状イミノエーテル化合物を開
環重合させることにより生成する重合活性種と、これと
反応し得る官能基を有するオルガノポリシロキサンとを
反応させることにより得ることができる。
【0023】上記重合活性種と反応し得る官能基として
は、一級、二級又は三級アミノ基、メルカプト基、ヒド
ロキシル基、カルボキシレート基等が挙げられるが、中
でもアミノ基又はメルカプト基が好適である。分子内に
アミノ基又はメルカプト基を含有するオルガノポリシロ
キサンは分子量が300以上400,000以下が好ま
しいが、更に好ましくは800以上250,000以下
が適当であり、直鎖状であっても分岐鎖を有するもので
もよい。オルガノポリシロキサンの分子量が300より
小さいと、安定乳化物を得る上で好ましくなく、また、
400,000より大きいとゲル状となり反応しにくい
ため好ましくない。含有されるアミノ基又はメルカプト
基は主鎖及び側鎖の何れの部位に導入されていてもよ
い。
【0024】アミノ基又はメルカプト基を含有するオル
ガノポリシロキサンと、環状イミノエーテルのカチオン
重合で得たポリ(N−アシルアルキレンイミン)の反応
性末端との反応は以下のようにして行うことができる。
【0025】開始剤を極性溶媒、好適にはアセトニトリ
ル、バレロニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチ
レン、酢酸エチル、酢酸メチル等の単独溶媒、あるいは
必要に応じて他の溶媒との混合溶媒に溶かし、40〜1
50℃、好適には60〜100℃に昇温する。そこに上
記一般式(3)で表される環状イミノエーテルを一括投
入、あるいは反応が激しい場合には滴下し、重合を行
う。重合の進行はガスクロマトグラフィーなどの分析機
器でモノマーである環状イミノエーテルの残存量を定量
することにより追跡することができる。環状イミノエー
テルが消費され重合が終了しても、生長末端の活性種は
反応性を維持している。ポリマーを単離することなく、
引き続き、このポリマー溶液と分子内にアミノ基又はメ
ルカプト基を含有するオルガノポリシロキサンとを混合
し、5〜100℃、好ましくは20〜60℃の条件で反
応させる。混合割合は所望により適宜選ぶことができる
が、オルガノポリシロキサン中のアミノ基又はメルカプ
ト基1モルに対してポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)0.1〜1.3モル当量の割合で反応させるのが好
ましい。0.1モル当量より小さいと、変性率が小さい
ため本発明で意図するポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)の性質を付与させにくく、また、1.3モル当量よ
り多くは不要である。
【0026】以上の如き反応によって、ポリジメチルシ
ロキサンにポリ(N−アシルアルキレンイミン)セグメ
ントの付いたブロックコポリマー又はグラフトポリマー
を得ることができる。
【0027】成分(B)のポリ(N−アシルアルキレン
イミン)変性シリコーンは、成分(A)の不揮発性油の
べたつきを抑え、更にこれ自身でセット力を向上させる
こともできる。ポリ(N−アシルアルキレンイミン)変
性シリコーンは、べたつきを抑えるためには、全組成中
に0.01〜30重量%、特に0.1〜3重量%配合す
るのが好ましい。また、べたつきを抑えるとともにセッ
ト力を向上させるためには、全組成中に0.1〜30重
量%、特に1〜5重量%配合するのが好ましい。更に、
成分(A)と成分(B)の配合割合は、重量比で(A)
/(B)=1/1〜50/1、好ましくは3/1〜30
/1である。
【0028】本発明の整髪剤組成物には、前記成分のほ
か、化粧品原料として一般に使用される成分、例えばエ
タノール、イソプロピルアルコール、炭化水素等の揮発
性油;直鎖又は分岐アルキルベンゼンスルホン酸塩、エ
チレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドを付加し
たアルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩、オレフィン
スルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和
脂肪酸塩、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキ
シドを付加したアルキル又はアルケニルエーテルカルボ
ン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩エステル、アミノ酸型界面
活性剤、リン酸エステル系界面活性剤、スルホコハク酸
型界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、ベタイン
型両性界面活性剤、アルキルアミンオキシド、直鎖/若
しくは分岐鎖アルキル又はアルケニル四級アンモニウム
塩などのカチオン界面活性剤、ポリオキシアルキレンア
ルキル又はアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレン
アルキルフェニルエーテル、高級脂肪酸アルカノールア
ミド又はアルキレンオキシド付加物、多価アルコールと
脂肪酸のエステル、ソルビトールと脂肪酸のエステル、
ショ糖と脂肪酸のエステル、高級アルコールと糖のエー
テル等の界面活性剤;カラギーナン、ローカストビーン
ガム、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム等
の多糖系増粘剤;メチルパラベン、エチルパラベン等の
パラベン類;その他香料、色素、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、植物抽出エキス等を、本発明の効果を損わない範
囲で適宜配合することができる。
【0029】本発明の整髪剤組成物は、通常の方法に従
って製造することができる。また、エアゾール、非エア
ゾールのいずれの形態にもすることができ、ヘアフォー
ム、ヘアジェル、ヘアスプレー、セットローション、ヘ
アクリーム、ヘアブロー、ポンプミスト等の剤型とする
ことができる。
【0030】なお、本発明の整髪剤組成物をエアゾール
とする場合には、噴射剤とともに耐圧密閉容器に封入す
ればよいが、ここで用いられる噴射剤としては、通常用
いられる液化ガス、圧縮ガス等であればよく、具体的に
はジメチルエーテル、液化石油ガス、窒素ガス、炭酸ガ
ス等が挙げられる。フォーム状製品とする場合には、こ
れらの噴射剤のうち、液化石油ガス、ジメチルエーテル
が好ましく、これらを全組成中に3〜50重量%、特に
5〜25重量%配合するのが好ましい。
【0031】スプレー状製品とする場合において、ジメ
チルエーテル、液化石油ガス等の液化ガスを用いる場合
には、これらを全組成中に10〜70重量%、特に20
〜60重量%配合するのが好ましく、窒素ガス、炭酸ガ
ス等の圧縮ガスを用いる場合には、これらを全組成中に
0.01〜5重量%、特に0.1〜3重量%配合するの
が好ましい。
【0032】
【発明の効果】本発明の整髪剤組成物は、油剤によるべ
たつきがなく感触が良好で、毛髪のまとまり性等のセッ
ト力に優れ、しかも洗髪残留性も少ないものである。
【0033】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0034】実施例1 表1に示す組成の整髪剤組成物を常法により製造した。
得られた整髪剤組成物について、使用感、セット保持力
及び洗髪残留性を評価した。結果を表1に示す。
【0035】(評価方法) (1)使用感(ぱさつき、しっとり感、べたつき、ごわ
つき、なめらかさ):20cm/35gの毛髪束に整髪剤
組成物1gを塗布し、ドライヤーで乾燥した後の感触を
専門パネリストにより下記の基準で評価した。 ◎:未塗布毛より非常に良い。 ○:未塗布毛より良い。 △:未塗布毛とかわらない。 ×:未塗布毛より悪い。
【0036】(2)セット保持力:(1)と同一条件下
で塗布直後及び乾燥後の毛髪束のまとまり性を観察し、
下記の基準で評価した。 ○:塗布直後とかわらない。 △:塗布直後よりやや広がっている。 ×:塗布直後よりかなり広がっている。
【0037】(3)洗髪残留性:25cm/30gの毛髪
束を2つに分け、片方は何もせず、もう片方に整髪剤組
成物を塗布し、30分ドライヤー乾燥した後、シャンプ
ーする。これを5回くり返し行った後の毛髪の感触の差
を専門パネリストにより下記の基準で評価した。 ○:差がない。 △:やや異和感あり。 ×:異和感あり。
【0038】
【表1】
【0039】実施例2(ブロー剤) 下記成分を混合して、常法に従いブロー剤を製造した。
【0040】
【表2】 (成分) (重量%) イソステアリルアルコール 5.0 ポリ(N−アシルアルキレンイミン)変性シリコーン*4 0.5 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(28%) 0.3 香料 0.1 エタノール 10.0精製水 残量 計 100.0 *4:特開平7−133352号公報の合成例1により得られたもの。
【0041】実施例3(ヘアスプレー) 下記成分を混合して、常法に従いヘアスプレーを製造し
た。
【0042】
【表3】 (成分) (重量%) スクワラン 10.0 ポリ(N−アシルアルキレンイミン)変性シリコーン*5 1.0 香料 0.1 エタノール 38.9 液化石油ガス 25.0ジメチルエーテル 25.0 計 100.0 *5:特開平7−133352号公報の合成例3により得られたもの。
【0043】実施例4(ヘアクリーム) 下記成分を混合して、常法に従いヘアクリームを製造し
た。
【0044】
【表4】 (成分) (重量%) モノステアリン酸プロピレングリコール 10.0 ポリ(N−アシルアルキレンイミン)変性シリコーン*6 1.0 香料 0.1 ポリオキシエチレン(9)トリデシルエーテル 1.5精製水 残量 計 100.0 *6:特開平7−133352号公報の合成例1により得られたもの。
【0045】実施例5(ヘアジェル) 下記成分を混合して、常法に従いヘアジェルを製造し
た。
【0046】
【表5】 (成分) (重量%) オレイルアルコール 2.0 ポリ(N−アシルアルキレンイミン)変性シリコーン*7 0.1 香料 0.1 プロピレングリコール 2.0 キサンタンガム 0.5精製水 残量 計 100.0 *7:特開平7−133352号公報の合成例4により得られたもの。
【0047】実施例2〜5で得られた整髪剤組成物はい
ずれも、べたつきがなく感触が良好で、しかもセット性
に優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 79/02 LQZ C08L 79/02 LQZ 83/08 LRT 83/08 LRT

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B); (A)不揮発性油、(B)分子内に式(1) 【化1】 (式中、R1 は水素原子、炭素数1〜22のアルキル
    基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリール基のい
    ずれかを表し、nは2又は3である。)で表される繰り
    返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレンイミン)
    のセグメントと、オルガノポリシロキサンのセグメント
    とを有し、オルガノポリシロキサンのセグメントの末端
    又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個にヘテロ原子を
    含むアルキレン基を介して、前記式(1)で表される繰
    り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレンイミ
    ン)のセグメントが結合してなり、該ポリ(N−アシル
    アルキレンイミン)のセグメントとオルガノポリシロキ
    サンのセグメントとの重量比が1/50〜20/1で、
    分子量が500〜500,000であるポリ(N−アシ
    ルアルキレンイミン)変性シリコーンを含有し、成分
    (A)及び(B)の配合割合が、重量比で(A)/
    (B)=1/1〜50/1である整髪剤組成物。
  2. 【請求項2】 成分(B)のポリ(N−アシルアルキレ
    ンイミン)変性シリコーンにおいて、オルガノポリシロ
    キサンのセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少な
    くとも1個に結合するヘテロ原子を含むアルキレン基
    が、式(2) 【化2】 で表される基の中から選ばれるものである請求項1記載
    の整髪剤組成物。
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