JPH09278579A - 点火用線香とその製造法 - Google Patents

点火用線香とその製造法

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JPH09278579A
JPH09278579A JP8401196A JP8401196A JPH09278579A JP H09278579 A JPH09278579 A JP H09278579A JP 8401196 A JP8401196 A JP 8401196A JP 8401196 A JP8401196 A JP 8401196A JP H09278579 A JPH09278579 A JP H09278579A
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JP
Japan
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ignition
celluloid
incense stick
pts
component
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Pending
Application number
JP8401196A
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English (en)
Inventor
Kazuto Hanai
花井一人
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HANAI ENKATEN KK
Original Assignee
HANAI ENKATEN KK
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06CDETONATING OR PRIMING DEVICES; FUSES; CHEMICAL LIGHTERS; PYROPHORIC COMPOSITIONS
    • C06C9/00Chemical contact igniters; Chemical lighters

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 花火などの点火を必要とする物品に点火する
に都合のよい、風に消えない、点火用線香を提供する。 【解決手段】 木粉35〜40重量部と、発火金属粉4〜10
重量部と、セルロイド成分29〜50重量部とを主体とし、
成形および乾燥した成形組成物よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば花火の
点火などに用いる点火用線香とその製造法の技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば花火に点火する場合は、
火を付けたロウソク(通常のロウソク)や線香(煙の発
生を主体とした通常の線香)を用いていた。また、たば
こ用のライタ−を用いる場合もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
ロウソクの火は風が吹くと炎が消えてしまうため、その
都度火を付けなければならず面倒であった。線香の場合
は、着火時には炎が出るがその後すぐに炎が消え、温度
が低くなり、花火に着火させにくかった。また、ライタ
−の火は風が吹くと炎が揺れて花火に火をつけにくく、
かつ花火に火を付けるときに花火とライタ−を持つ手が
接近するので、火の付いた際に花火の火花が手に触れる
恐れがある。
【0004】そこで、本発明の第1の課題は前記した不
都合を解消せんとしたものであって、花火などの点火を
必要とする物品に点火するに都合のよい点火用線香を提
供することにある。
【0005】そして、本発明の第2の課題は、花火など
の点火を必要とする物品の点火に適し、製造し易い、点
火用線香の製造法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した第1の課題を達
成するために、請求項1の発明に係わる点火用線香は、
花火などの点火を必要とする物品の点火に適した線香で
あって、木粉と発火金属粉と、セルロイド成分を主体と
し成形および乾燥されてなることを特徴とする。
【0007】前記した第1の課題を達成するために、請
求項2の発明に係わる点火用線香は、請求項1の発明に
おいて、木粉35〜40重量部(以下、単に部と略記す
る。)と、。
【0008】前記した第2の課題を達成するために、請
求項3の発明に係わる点火用線香の製造法は、アセトン
にセルロイド成分を溶かしたセルロイド液に木粉と発火
金属粉を加えて混練して混練物となし、これを成形し乾
燥することを特徴とする。
【0009】そして、前記した第2の課題を達成するた
めの、請求項4の発明に係わる点火用線香の製造法は、
請求項3の発明において、セルロイド液がセルロイド成
分29〜50部と同部のアセトンに溶かした液であり、これ
に木粉35〜40部と発火金属粉4〜10部を加えて混練物と
なすことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1または請求項2の点火用
線香において、木粉は燃焼成分であり炎を生ずる。発火
性金属粉は発火温度を上げ、着火性を良くする作用をな
す。セルロイド成分は成形性に役立つとともに燃焼成分
となる。
【0011】請求項3または請求項4の点火用線香の製
造法においては予め用意したセルロイド液に木粉と発火
金属粉を加えて混練物となす。混合物は棒状などの所定
形状に成形する。乾燥は常温あるいはアセトンの着火し
ない温度にて行う。
【0012】本発明者の試験によれば上記した発明にお
いて、各成分の配合は次の理由により定められる。木粉
が35部より少ないと燃焼が早くなりすぎ、40部より多い
と、燃焼が遅くて火が切れる。発火金属粉が4部より少
ないと、発火しにくく、10部より多いと、温度が上がり
すぎ燃焼が早くなりすぎる。発火金属粉はアルミニウム
とマグネシウムを混合した金属粉が好ましい。ミノル化
成工業(有)製造のアルミニウムとマグネシウム1対1
の混合金属粉である商品名「マグナリウム」は好ましい
発火金属粉である。
【0013】セルロイド成分が29部より少ないと、成形
しにくく、50部より多いと、木粉および発火金属粉が混
ぜにくくなる。点火用線香の製造の際、セルロイド成分
はアセトンに溶かしたセルロイド液として用いられる。
セルロイド成分とアセトンの混合比(重量比)は1:1
程度が好ましい。
【0014】次に、本発明の実施例を、図面を参照して
説明する。まず、点火用線香1を得るための原料とし
て、90メッシュの木粉25部と発火金属粉3部と、セルロ
イド20部と、アセトン20部を各々用意する。本例の発火
金属粉はマグナリウムを用いた。セルロイド20部はアセ
トン20部に溶かしてセルロイド液とした後、この液に木
粉と発火金属粉の全量を入れ、混練し粘土様の混練物と
する。なお、混練物には着色剤、香料を加えてもよい。
【0015】混練物は棒状成形品を得る上下二つ割りの
成形型(図示せず。)に入れ、プレス圧縮し、そのまま
室内に放置してアセトンを除去し、乾燥させる。乾燥に
よりアセトンを除去した後は圧縮を解き、成形型より乾
燥した棒状の成形品を得る。なお、成形および乾燥は、
成形型より外した成形品を乾燥させてもよい。成形品は
そのまま点火用線香1(図2参照)の製品とすることも
できるが、使用し易くするために、図3に示すように手
持ち式のホルダ4を取付けた製品形態、あるいは図4に
示すように固定式のホルダ5を取付けた製品形態とする
ことができる。
【0016】すなわち、図3のホルダ4は不燃性材質の
筒体に点火用線香1を差し込んで手持ち式としたもので
ある。図4のホルダ5は不燃性材質の支持板の筒部に点
火用線香1を差し込んで固定式としてある。ホルダ4,
5を取付けた形態としたことにより点火用線香1は安全
に使用することができて都合がよい。
【0017】かくして、木粉25部と、マグナリウム3部
と、セルロイド20部とよりなり、成形および乾燥されて
なる棒状の点火用線香が形成される。この点火用線香1
は図1の断面図に示すように、木粉とセルロイドよりな
る可燃性の混練物2中にマグナリウム3の粒子が分散し
た組織よりなる。なお、製造時に加えられたアセトンは
乾燥工程において飛散除去されている。
【0018】本例配合の点火用線香自体は火付きがよ
く、ロウソク様に炎を出し煙を発して燃え、風が吹いて
炎が消えても再び炎を生じて燃える。この点火用線香は
一度、先端に火を付ければ炎を出して燃え続けるので、
花火などの点火を必要とする物品の点火用に適したもの
である。
【0019】
【発明の効果】請求項1または請求項2の点火用線香に
よれば、着火した場合に炎を出して燃えるので物品の点
火に都合がよい。また着火したこの点火用線香は風が吹
いても消えず、一時的に炎が消えても再度炎を出して燃
えるので点火用線香として好ましいものである。請求項
3または請求項4の点火用線香の製造法によれば、セル
ロイド液に木粉および発火金属粉を混合し、成形し、乾
燥すれば良いので、点火用線香を簡単に製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】点火用線香の断面図である。
【図2】点火用線香の斜視図である。
【図3】ホルダを取付けた点火用線香の正面図である。
【図4】他のホルダを取付けた点火用線香の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 点火用線香 2 混練物 3 発火金属粉

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 花火などの点火を必要とする物品の点火
    に適した線香であって、木粉と発火金属粉と、セルロイ
    ド成分を主体とし成形および乾燥されてなることを特徴
    とした点火用線香。
  2. 【請求項2】 木粉35〜40重量部と、発火金属粉4〜10
    重量部と、セルロイド成分29〜50重量部とよりなること
    を特徴とした請求項1記載の点火用線香。
  3. 【請求項3】 アセトンにセルロイド成分を溶かしたセ
    ルロイド液に木粉と発火金属粉を加えて混練して混練物
    となし、これを成形し乾燥することを特徴とした点火用
    線香とその製造法。
  4. 【請求項4】 セルロイド液がセルロイド成分29〜50重
    量部と同重量部のアセトンに溶かした液であり、これに
    木粉35〜40重量部と発火金属粉4〜10重量部を加えて混
    練物となすことを特徴とした請求項1記載の点火用線香
    の製造方法。
JP8401196A 1996-04-05 1996-04-05 点火用線香とその製造法 Pending JPH09278579A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000154130A (ja) * 1998-09-17 2000-06-06 Takeshi Namiki 香及び香様燃焼体

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JP2000154130A (ja) * 1998-09-17 2000-06-06 Takeshi Namiki 香及び香様燃焼体

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