JPH09277620A - 印刷装置並びに情報処理装置並びに印刷システム並びに印刷装置のデータ処理方法および印刷システムのデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷装置並びに情報処理装置並びに印刷システム並びに印刷装置のデータ処理方法および印刷システムのデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH09277620A
JPH09277620A JP8091426A JP9142696A JPH09277620A JP H09277620 A JPH09277620 A JP H09277620A JP 8091426 A JP8091426 A JP 8091426A JP 9142696 A JP9142696 A JP 9142696A JP H09277620 A JPH09277620 A JP H09277620A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリオーバーフローに起因する印刷不能状
態の発生を未然に回避して、限られたメモリ資源内でホ
ストから入力される複雑な印刷情報を確実に印刷するこ
とである。 【解決手段】 CPU12がRAM13上に格納される
中間コードメモリに対して1頁分の中間コード情報を蓄
積できたかどうかを判定し、該判定結果に基づいて中間
コードメモリに蓄積された所定バンド単位の中間コード
情報を第1のバンドメモリにイメージ展開させて中間コ
ードメモリに空き領域を確保する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定容量のメモリ
資源を備える印刷装置と情報処理装置とが所定の通信媒
体を介して通信可能な印刷装置並びに情報処理装置並び
に印刷システム並びに印刷装置のデータ処理方法および
印刷システムのデータ処理方法およびコンピュータが読
み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の印刷システムに適用されるペー
ジプリンタにおいては、ページ単位でデータを扱うた
め、1ページ分のビットマップメモリを備え、その上に
ホストコンピュータから送られてくる文書データをドッ
ト展開した後、印刷するという方法を用いる。
【0003】しかしながら、この方法では必ず最低1ペ
ージ分のビットマップメモリを持たなければならずコス
トアップになってしまうので、これに代わる方法とし
て、1ページを16程度のバンドに分割し、ホストコン
ピュータから送られてくる文章データを各バンド単位で
扱えるように中間コードに置き換えた後、各バンドの中
間コードを各バンド分のビットマップメモリの容量を有
するバンドメモリにドット展開した後、バンドメモリか
らドットデータを読み出して印刷するという方法が考え
られた。
【0004】このような方法を採用する場合、バンドメ
モリは最低2個備え、すなわち、一方のバンドメモリか
らドットデータを読み出して、印刷している間に、他方
のバンドメモリに次のバンド分のドットデータを展開す
る必要があるので、最低2バンド分のメモリが必要にな
る。
【0005】これにより、印刷情報処理に必要なメモリ
容量が図11に示すように最適化されることなる。
【0006】図11は、この種の印刷装置におけるメモ
リ資源の割り当て状態を示す図であり、(a)がバンド
単位に印刷情報展開する場合に対応し、(b)は1ペー
ジ分のビットマップメモリを用いて印刷情報を展開する
場合に対応する。
【0007】この図に示すように、トータルのメモリ容
量としては、1ページ分のビットマップメモリを用いる
方式が、図11の(b)に示すように600dpi,A
4サイズでトータル6.5MB必要とするのに対して、
中間コード+バンドメモリ方式では、図11の(a)に
示すように2MBと1/3以下で済むこととなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この中
間コード+バンドメモリ方式は、以下の問題点がある。
すなわち、中間コードメモリとしては、図11の(a)
のように600dpiのプリンタで1MBと制限してあ
るが、文章データが複雑でたくさんの中間コードを必要
とする場合や、1ページ全てがイメージデータ(すなわ
ち、A4サイズ600dpiで4MB)の場合等は、中
間コードメモリに1ページ分の中間コードを納め切れ
ず、オーバフローして印字できない。これを防ぐには、
メモリの容量を増やせばよいが、そうすると装置全体と
してメモリ資源に対するコストが高くなってしまう。
【0009】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第15の発
明の目的は、ホストより受信する印刷情報を所定バンド
単位に印刷するための中間コード情報を印刷装置のメモ
リ資源内に確保される領域に蓄積する際に、変換される
中間コード情報量が確保される領域を越える場合に、ホ
ストから受信する1ページ分の中間コード情報を全て蓄
積できるように中間コード情報を処理して空き領域を確
保することにより、メモリ資源を拡張することなく、メ
モリオーバフローに起因する印刷不能状態の発生を未然
に回避して、ホストから入力される複雑な印刷情報を確
実に印刷することができる印刷装置並びに情報処理装置
並びに印刷システム並びに印刷装置のデータ処理方法お
よび印刷システムのデータ処理方法およびコンピュータ
が読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介して情報処理装置と通信可能な
印刷装置において、前記情報処理装置から受信する頁単
位の印刷情報を所定バンド単位に所定の中間コード情報
に変換する第1の変換手段と、前記第1の変換手段によ
り変換された前記中間コード情報をメモリ資源の第1の
記憶領域に蓄積する第1の蓄積手段と、前記第1の変換
手段により変換された前記中間コード情報を所定バンド
単位にイメージデータに変換する第2の変換手段と、前
記第2の変換手段により変換された前記イメージデータ
を複数バンド分前記メモリ資源の第2の記憶領域に蓄積
する第2の蓄積手段と、前記第1の記憶領域に対して1
頁分の中間コード情報を蓄積できたかどうかを判定する
第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判定結果に基
づいて前記第1の記憶領域に蓄積された所定バンド単位
の中間コード情報を前記第2の変換手段により前記第2
の記憶領域にイメージ展開させて前記第1の記憶領域に
空き領域を確保する第1のメモリ制御手段とを設けたも
のである。
【0011】本発明に係る第2の発明は、前記第1のメ
モリ制御手段による空き領域の確保後、前記第1の判定
手段の判定結果に基づいて前記第1の記憶領域に蓄積さ
れた所定バンド単位の中間コード情報中でイメージデー
タを含まないバンドの中間コード情報を前記第2の変換
手段により前記第2の記憶領域にイメージ展開させる第
2のメモリ制御手段と、前記第2のメモリ制御手段によ
りイメージ展開された出力情報を所定の容量に圧縮して
圧縮出力情報を生成する圧縮手段と、前記圧縮手段によ
り生成された前記圧縮出力情報を前記第1の記憶領域に
蓄積させる第3のメモリ制御手段とを設けたものであ
る。
【0012】本発明に係る第3の発明は所定の通信媒体
を介して印刷装置と通信可能な情報処理装置において、
同一頁内でイメージデータを除いた印刷情報を前記印刷
装置に対して転送する転送手段と、前記転送手段による
データ転送後、前記印刷装置のメモリ資源に確保される
中間コード情報格納領域の空き容量を問い合せる問合せ
手段と、前記問合せ手段からの問い合せに対して前記印
刷装置から報告される空き容量と転送すべき前記イメー
ジデータのデータ容量とを比較判定して前記イメージデ
ータの転送容量を制御する転送制御手段とを設けたもの
である。
【0013】本発明に係る第4の発明は、前記転送制御
手段は、前記イメージデータのデータ容量が前記空き容
量を越えると判定した場合に、前記イメージデータを所
定容量に圧縮して前記イメージデータの転送容量を削減
するものである。
【0014】本発明に係る第5の発明は、所定の通信媒
体を介して情報処理装置と通信可能な印刷装置におい
て、前記情報処理装置から受信する頁単位の印刷情報を
所定バンド単位に所定の中間コード情報に変換する第1
の変換手段と、前記第1の変換手段により変換された前
記中間コード情報をメモリ資源の第1の記憶領域に蓄積
する第1の蓄積手段と、前記第1の変換手段により変換
された前記中間コード情報を所定バンド単位にイメージ
データに変換する第2の変換手段と、前記第2の変換手
段により変換された前記イメージデータを複数バンド分
前記メモリ資源の第2の記憶領域に蓄積する第2の蓄積
手段と、前記情報処理装置からの空き容量問い合わせに
応じて前記第1の変換手段による変換後の前記第1の記
憶領域の空き容量を前記情報処理装置に報告する報告手
段とを設けたものである。
【0015】本発明に係る第6の発明は、所定の通信媒
体を介して情報処理装置と印刷装置とが通信可能な印刷
システムにおいて、前記情報処理装置から受信する頁単
位の印刷情報を所定バンド単位に所定の中間コード情報
に変換する第1の変換手段と、前記第1の変換手段によ
り変換された前記中間コード情報をメモリ資源の第1の
記憶領域に蓄積する第1の蓄積手段と、前記第1の変換
手段により変換された前記中間コード情報を所定バンド
単位にイメージデータに変換する第2の変換手段と、前
記第2の変換手段により変換された前記イメージデータ
を複数バンド分前記メモリ資源の第2の記憶領域に蓄積
する第2の蓄積手段と、前記情報処理装置からの空き容
量問い合わせに応じて前記第1の変換手段による変換後
の前記第1の記憶領域の空き容量を前記情報処理装置に
報告する報告手段を備える印刷装置と、同一頁内でイメ
ージデータを除いた印刷情報を前記印刷装置に対して転
送する転送手段と、前記転送手段によるデータ転送後、
前記印刷装置のメモリ資源に確保される中間コード情報
格納領域の空き容量を問い合せる問合せ手段と、前記問
合せ手段からの問い合せに対して前記印刷装置から報告
される空き容量と転送すべき前記イメージデータのデー
タ容量とを比較判定して前記イメージデータの転送容量
を制御する転送制御手段とを備える情報処理装置とを有
するものである。
【0016】本発明に係る第7の発明は、前記転送制御
手段は、前記イメージデータのデータ容量が前記空き容
量を越えると判定した場合に、前記イメージデータを所
定容量に圧縮して前記イメージデータの転送容量を削減
するものである。
【0017】本発明に係る第8の発明は、所定の通信媒
体を介して情報処理装置と通信可能な印刷装置のデータ
処理方法において、前記情報処理装置から受信する頁単
位の印刷情報を所定バンド単位に所定の中間コード情報
に変換する第1の変換工程と、該変換された前記中間コ
ード情報をメモリ資源に確保される第1の記憶領域に蓄
積する第1の蓄積工程と、前記第1の記憶領域に蓄積さ
れた前記中間コード情報を所定バンド単位にイメージデ
ータに変換する第2の変換工程と、該変換された前記イ
メージデータをメモリ資源に確保される複数バンド分記
憶する第2の記憶領域に蓄積する第2の蓄積工程と、前
記第1の記憶領域に対して1頁分の中間コード情報を蓄
積できたかどうかを判定する第1の判定工程と、該判定
結果に基づいて前記第1の記憶領域に蓄積された所定バ
ンド単位の中間コード情報を前記第2の記憶領域にイメ
ージ展開させて前記第1の記憶領域に確保される空き領
域に継続する中間コード情報を蓄積する第3の蓄積工程
とを有するものである。
【0018】本発明に係る第9の発明は、前記空き領域
に対して継続する中間コード情報を蓄積した後、前記第
1の記憶領域に対して1頁分の中間コード情報を蓄積で
きたかどうかを判定する第2の判定工程と、該判定結果
に基づいて前記第1の記憶領域に蓄積された所定バンド
単位の中間コード情報中でイメージデータを含まないバ
ンドの中間コード情報をイメージ展開して前記第2の記
憶領域に蓄積させる第4の蓄積工程と、該イメージ展開
された出力情報を所定の容量に圧縮して圧縮出力情報を
生成する圧縮工程と、該生成された前記圧縮出力情報を
前記第1の記憶領域に蓄積させる第5の蓄積工程とを有
するものである。
【0019】本発明に係る第10の発明は、所定の通信
媒体を介して情報処理装置と印刷装置とが通信可能な印
刷システムのデータ処理方法において、転送すべき1頁
分の印刷情報中からイメージデータを除いた第1の印刷
情報を前記印刷装置に対して転送する第1の転送工程
と、前記情報処理装置から受信した前記第1の印刷情報
を所定バンド単位に所定の中間コード情報に変換する第
1の変換工程と、該変換された前記中間コード情報をメ
モリ資源に確保される第1の記憶領域に蓄積する第1の
蓄積工程と、該蓄積後、前記情報処理装置からの問い合
わせに応じて前記第1の記憶領域内の空き容量を前記情
報処理装置に報告する報告工程とを有するものである。
【0020】本発明に係る第11の発明は、前記印刷装
置から報告される空き容量と転送すべき前記イメージデ
ータのデータ容量とを比較判定する判定工程と、該判定
結果に基づいて前記イメージデータの転送容量を削減す
る削減工程と、該削減されたイメージデータを前記印刷
装置に転送する第2の転送工程とを有するものである。
【0021】本発明に係る第12の発明は、情報処理装
置から受信する頁単位の印刷情報を所定バンド単位に所
定の中間コード情報に変換する第1の変換工程と、該変
換された前記中間コード情報をメモリ資源に確保される
第1の記憶領域に蓄積する第1の蓄積工程と、前記第1
の記憶領域に蓄積された前記中間コード情報を所定バン
ド単位にイメージデータに変換する第2の変換工程と、
該変換された前記イメージデータをメモリ資源に確保さ
れる複数バンド分記憶する第2の記憶領域に蓄積する第
2の蓄積工程と、前記第1の記憶領域に対して1頁分の
中間コード情報を蓄積できたかどうかを判定する第1の
判定工程と、該判定結果に基づいて前記第1の記憶領域
に蓄積された所定バンド単位の中間コード情報を前記第
2の記憶領域にイメージ展開させて前記第1の記憶領域
に確保される空き領域に継続する中間コード情報を蓄積
する第3の蓄積工程とを含む、コンピュータが読むこと
ができるプログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0022】本発明に係る第13の発明は、前記空き領
域に対して継続する中間コード情報を蓄積した後、前記
第1の記憶領域に対して1頁分の中間コード情報を蓄積
できたかどうかを判定する第2の判定工程と、該判定結
果に基づいて前記第1の記憶領域に蓄積された所定バン
ド単位の中間コード情報中でイメージデータを含まない
バンドの中間コード情報をイメージ展開して前記第2の
記憶領域に蓄積させる第4の蓄積工程と、該イメージ展
開された出力情報を所定の容量に圧縮して圧縮出力情報
を生成する圧縮工程と、該生成された前記圧縮出力情報
を前記第1の記憶領域に蓄積させる第5の蓄積工程とを
含む、コンピュータが読むことができるプログラムを記
憶媒体に格納したものである。
【0023】本発明に係る第14の発明は、転送すべき
1頁分の印刷情報中からイメージデータを除いた第1の
印刷情報を印刷装置に対して転送する第1の転送工程
と、情報処理装置から受信した前記第1の印刷情報を所
定バンド単位に所定の中間コード情報に変換する第1の
変換工程と、該変換された前記中間コード情報をメモリ
資源に確保される第1の記憶領域に蓄積する第1の蓄積
工程と、該蓄積後、前記情報処理装置からの問い合わせ
に応じて前記第1の記憶領域内の空き容量を前記情報処
理装置に報告する報告工程とを含む、コンピュータが読
むことができるプログラムを記憶媒体に格納したもので
ある。
【0024】本発明に係る第15の発明は、前記印刷装
置から報告される空き容量と転送すべき前記イメージデ
ータのデータ容量とを比較判定する判定工程と、該判定
結果に基づいて前記イメージデータの転送容量を削減す
る削減工程と、該削減されたイメージデータを前記印刷
装置に転送する第2の転送工程とを含む、コンピュータ
が読むことができるプログラムを記憶媒体に格納したも
のである。
【0025】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
印刷装置を提供可能な印刷システムの構成を説明するブ
ロック図であり、該印刷システムは、パーソナルコンピ
ュータ等のホストコンピュータ1500とレーザビーム
プリンタ等のページプリンタ2500とが通信可能に構
成されている場合に対応する。
【0026】図1のホストコンピュータ1500におい
て、1000はデータ処理ユニットで、CPU1,RA
M2,ROM3,キーボードコントローラ(KBC)
5,CRTコントローラ(CRTC)6,メモリコント
ローラ(MC)7,プリンタコントローラ(PRTC)
8及びシステムバス4等を備え、CPU1はROM3ま
たは外部メモリ11からRAM2上にロードした各種の
プログラム(システムプログラム,アプリケーションプ
ログラム)等を実行してデータ処理を行うとともに、外
部メモリ11からRAM2上にロードされるプリンタド
ライバがプリンタ2500との通信処理,印刷情報転送
処理等を行う。
【0027】9はキーボードで、種々の情報を入力す
る。10は表示装置(CRT)で、アプリケーションの
画面,プリンタドライバの画面等の種々の画面情報を表
示する。なお、外部メモリ11,RAM2はシステムの
構成により、ユーザが任意にメモリ容量を拡張できるよ
うに構成されている。また、図示しない拡張バス、例え
ばPCIバス等を介して種々の制御ボードを装着して拡
張処理を行えるように構成されている。
【0028】図1のプリンタ2500において、200
0はホストコンピュータより送られてきた文章データを
解析し、ドットパターンに変換するコントローラであ
り、17は印刷部で、コントローラ2000より送られ
てきたドットパターンデータを印刷する。
【0029】また、コントローラ2000において、1
2はCPU、13はRAMであり、RAM13は更に図
11の(a)の如く中間コードメモリ501、第1バン
ドメモリ502、第2バンドメモリ503、ワークメモ
リその他のメモリ504に分けられる。
【0030】14はROMであり、さらに文字フォント
ROM141、CPU12のプログラムをストアしてあ
るプログラムROM142、データROM143,シス
テムバス22により構成される。
【0031】この様に構成された印刷システムのホスト
コンピュータ1500において、CPU1はRAM2上
に文章データを作成し、PRTC(プリンタコントロー
ラ)8を介して、双方向のデータ通信線21を通じて、
プリンタ2500に対して、以下図2に示すような印刷
情報(文章データ,画像データを含む)を送る。
【0032】図2は、図1に示したホストコンピュータ
1500からプリンタ2500に転送される印刷情報の
バンド分割状態を説明する模式図であり、(a)がホス
トコンピュータ1500からプリンタ2500に転送さ
れる印刷情報に対応し、(b)がバンド分割状態を示
す。
【0033】図2において、201〜204は直線描画
される着目点データで、該着目点データ201〜204
を描画すると、図示されるような直線が印刷される。2
05はイメージデータ、206は文字データで、例えば
「山田太郎」と入力された場合に対応する。221〜2
23は描画されるバンド領域を示す。
【0034】図3は、図2に示した印刷情報のデータ構
造の一例を示す図であり、図1に示したホストコンピュ
ータ1500からプリンタ2500に転送される印刷情
報(印刷制御コードを含む)に対応する。
【0035】301はヘッダコードで、フッタコード3
16までが実質的なデータとなる。302〜305は直
線描画命令で、直線描画命令302は着目点データ20
1と着目点データ202とを結ぶ直線のための命令であ
り、直線描画命令303は着目点データ202と着目点
データ203とを結ぶ直線のための命令であり、直線描
画命令304は着目点データ203と着目点データ20
4とを結ぶ直線のための命令であり、直線描画命令30
5は着目点データ204と着目点データ201とを結ぶ
直線のための命令である。
【0036】306は文字開始アドレス指定命令で、上
記文字データ206の印刷アドレスを指定する命令とし
て機能する。307は文字フォントの種類を指定する命
令で、プリンタ2500で使用可能なフォント種(明朝
等)を指定する。308は文字フォントのサイズを指定
する命令で、プリンタ2500で使用するフォントサイ
ズ(12ポイント等)を指定する。
【0037】309〜312は文字コードで、図2に示
した文字データ206に対応する。313はイメージ開
始アドレス指定命令で、図2に示したイメージデータ2
05の印刷開始アドレスを指定する命令として機能す
る。314はイメージのx方向の幅を指定する命令で、
図2に示したイメージデータ205のx方向の幅を指定
する命令として機能する。315はイメージデータで、
図2のイメージデータ205に対応する。なお、イメー
ジデータ205は、2値であっても多値のイメージデー
タであってもよい。
【0038】さて、データ通信線21を通じてホストコ
ンピュータ1500から送られてきた印刷情報(文章デ
ータと呼ぶ場合がある)は、プリンタ2500の入力部
15で受信される。受信されたデータは、CPU12に
よって順次バンド毎に中間コードに変換され、中間コー
ドメモリ501にストアされる。ここで、バンドという
考え方について説明する。
【0039】従来のように、プリンタ2500のRAM
12として、図11の(a)のように1ページ分のビッ
トマップメモリ(600dpiのプリンタの場合、A4
の用紙サイズで4MB)を有していれば、図3に示した
文章データを順次ビットマップメモリ505に展開して
いけばよいのであるが、本実施形態のプリンタ2500
は、RAM13の容量を減らすため、1本当たり512
ライン(600dpiで256KB)の容量を有する2
本のバンドメモリ502,503をRAM13上に確保
し、これをいわゆるダブルバッファとして用いて、すな
わち、片方のバンドメモリのドットデータを印刷部17
に送っている間に、もう一方のバンドメモリに次のバン
ド分のドットデータを展開し、これを交互に切り換える
方法を採用している。
【0040】しかしながら、この方法を用いると、例え
ば図3に示した直線描画命令303のように、複数のバ
ンドにまたがる描画命令にはそのままでは対応できな
い。
【0041】そこで、図3に示した印刷情報を、バンド
毎に図4に示すように中間コードに変換してからバンド
へ展開するという作業を行う必要がある。
【0042】図4は、図3に示した印刷情報に対する中
間コードのデータ構造を説明する図であり、印刷情報の
一部に対応する。
【0043】図において、401,406,417はバ
ンド開始コードで、対応するバンド終了コード405,
416,430により各バンド221,222,223
毎に各命令間に種々の描画命令が組み込まれる。
【0044】402〜404,407,408,41
8,419は直線描画命令で、直線描画命令402は、
図2の(b)に示す、着目点データ201から着目点デ
ータ202を結ぶ直線を描画するための命令として機能
する。直線描画命令403は、着目点データ202から
着目点データ210を結ぶ直線を描画するための命令と
して機能する。直線描画命令404は、着目点データ2
07から着目点データ201を結ぶ直線を描画するため
の命令として機能する。
【0045】直線描画命令407は、着目点データ21
0から着目点データ211を結ぶ直線を描画するための
命令として機能する。直線描画命令408は、着目点デ
ータ208から着目点データ207を結ぶ直線を描画す
るための命令として機能する。直線描画命令418は、
着目点データ211から着目点データ212を結ぶ直線
を描画するための命令として機能する。直線描画命令4
19は、着目点データ209から着目点データ208を
結ぶ直線を描画するための命令として機能する。
【0046】409は文字開始アドレス指定命令で、図
2の(a)に示した上記文字データ206のバンド22
1内における印刷アドレスを指定する命令として機能す
る。410は文字フォントの種類を指定する命令で、プ
リンタ2500で使用可能なフォント種(明朝等)を指
定する。411は文字フォントのサイズを指定する命令
で、プリンタ2500で使用するフォントサイズ(12
ポイント等)を指定する。412〜415はバンド描画
命令で、文字コード309〜312をバンド222内に
描画させる命令として機能する。
【0047】420は文字開始アドレス指定命令で、図
2の(a)に示した上記文字データ206のバンド22
3内における印刷アドレスを指定する命令として機能す
る。421は文字フォントの種類を指定する命令で、プ
リンタ2500で使用可能なフォント種(明朝等)を指
定する。422は文字フォントのサイズを指定する命令
で、プリンタ2500で使用するフォントサイズ(12
ポイント等)を指定する。423〜426はバンド描画
命令で、文字コード309〜312をバンド223内に
描画させる命令として機能する。
【0048】427はイメージ開始アドレス指定命令
で、図2に示したイメージデータ205をバンド223
内に描画させる開始アドレスを指定するための命令とし
て機能する。428はイメージのx方向の幅指定命令
で、図2に示したイメージデータ205のx方向の幅を
指定する命令として機能する。429はイメージデータ
で、バンド223内に描画される分のイメージデータに
対応する。
【0049】この図に示すように、図2の(b)に示し
たバンド221〜223において、例えば、直線描画命
令303は、図4でバンド毎の直線描画命令403,4
07,418等に置き換えられる。同様に、文字やイメ
ージ情報も、バンド毎に分割される。このように、中間
コードに変換された文章情報(印刷情報)は、通常ホス
トコンピュータ1500より送られる文章情報(図3に
示した印刷情報)よりも増えるし、どこまで増えるか
は、文章データの複雑度によっても異なる場合がある。
【0050】ただし、プリンタ2500内のRAM12
の容量は有限であるし、しかも1ページ分のビットマッ
プメモリを有する場合よりも増えてしまっては意味がな
い。そこで、本実施形態では、RAM12上に確保でき
る中間コードメモリの最大容量を1MBに設定してい
る。これは、例えば1ページ分全てイメージデータを入
力したとしても、後述するように1/4に圧縮してしま
えば、ストアできる容量であり、かつ1ページ分のビッ
トマップメモリを有する場合よりも、はるかにRAM容
量が少なくてすむ。一般的な文字中心の文章データの1
ページ分の容量が数十KBであるので、1MBあれば、
ほとんどの文章データをそのまま印刷できる容量であ
る。
【0051】このように構成された印刷システムにおい
て、本実施形態では、ホストコンピュータ等の上位装置
から文章データ(印刷情報)を入力し、ドットイメージ
に変換して頁単位に印刷するページプリンタであって、
その最低搭載RAM容量が、その頁プリンタの印刷する
用紙1頁分のドットイメージよりも少ない容量で印刷を
行う形式のページプリンタにおいて、ページ単位の文章
データを1ページを複数のバンドに分割して、各バンド
単位でドットイメージに変換することができるように、
その前段階として、受信した印刷情報をバンド毎に中間
コードに変換した後、前記中間コードをバンド単位に前
記ドットイメージに変換して印刷可能に構成されてい
る。
【0052】また、上記中間コード(バンド単位に分割
されたコードデータとイメージデータとを含む)は、前
記RAM13内の所定の容量(本実施形態では約1Mバ
イト)を有する領域にストアされ、前記所定容量は、ペ
ージプリンタの印刷する用紙1ページ分のドットイメー
ジ(例えばA4サイズで4MB)よりも少ないメモリ資
源で管理される。
【0053】さらに、RAM13内には、前記中間コー
ドをストアする所定容量を有する領域以外に、前記バン
ド1つ分のイメージデータをストア可能な容量分のバン
ドメモリ領域を複数(第1バンドメモリ501,第2バ
ンドメモリ502)有し、該バンドメモリ領域の、一方
は、中間コードをドットデータに変換した後、一時スト
アするために利用され、他方は、ストアされたドットデ
ータを印刷部17に送り出すためのバッファメモリとし
て利用される。
【0054】なお、CPU12はROM14のプログラ
ムROM142に記憶された制御プログラムまたは外部
メモリ20または図示しない記憶媒体からRAM13に
ロードされた制御プログラムを実行して各種判断および
各種メモリアクセス制御,各種ホスト通信処理を実行可
能に構成され、RAM13上の中間コードメモリ501
に1ページ分の中間コードデータを全て蓄積できるかど
うかを判定して、すなわち、ホストコンピュータ150
0から受信する1ページ分の印刷情報の中間コードデー
タ量が中間コードメモリ501のメモリ容量を越えると
判定した場合に、前記中間コードデータのうち、ページ
の先頭のバンドから順にドットデータに変換して、複数
のバンドメモリ領域内、1バンド分を残したバンド数分
ストアし、前記ドットデータへの変換を終了した中間コ
ード領域については空き領域を確保して、そのページの
次の文章データに対応する中間コードをストア可能に構
成されている。
【0055】また、CPU12が上記中間コードデータ
の先行ドットデータ化処理によっても、1ページ分の中
間コードデータ全てを前記中間コードメモリ501に蓄
積できるのに十分な空き領域を確保できないと判断した
場合は、前記中間コードメモリ501に蓄積された中間
コードデータのうち、イメージデータを含まない中間コ
ードで、最も容量の多い中間コードデータを蓄積してい
るバンド領域からドットデータに変換して、さらに残し
ておいた一方のバンドメモリにストアし、さらに、前記
ドットデータに対して可逆圧縮処理を施してデータ量を
削減する。
【0056】そして、この時点で、可逆圧縮処理を施し
たドットデータが、所定の第2の容量(本実施形態では
中間コードメモリ501の容量(1MB)の1/4とす
るので、64KBとなる)以下に減らないと判定した場
合には、一旦可逆圧縮処理したデータを伸長して元のド
ットデータに復元し、該復元されたドットデータに対し
て非可逆圧縮処理を施し、所定の第2の容量内にデータ
を削減した後、当該中間コードデータに対応するバンド
が蓄積されていた中間コードメモリ501に蓄積させ
る。
【0057】なお、可逆圧縮(伸張時には、元のデータ
に復元される)の方法としては、ランレングス法を始め
とする数多くの公知の方法があり、詳細の説明は省略す
る。一方、非可逆圧縮(伸張時には、所定に間引かれた
データとなる)の方法としては、具体的には、x方向,
y方向共1ドットの間引きを行うことにより、ドットデ
ータの容量を強制的に1/4にすることによって実現さ
れる方法であり、伸張する時は、x方向,y方向共2倍
に拡大し、元の大きさのドットパターン(画質は落ち
る)にする。また、上記以外の可逆圧縮方法,非可逆圧
縮方法による構成も本実施形態に含まれることは言うま
でもない。
【0058】これにより、最悪の場合でも、中間コード
メモリ501内に1ページ分のドットデータ(粗いドッ
トデータとして)を蓄積することが可能となる。
【0059】また、ホストコンピュータ1500とプリ
ンタ2500との通信により、ホストコンピュータ15
00が1ページ分の印刷情報をプリンタ2500に転送
する際に、イメージデータを除いた印刷情報を先行して
プリンタ2500に転送して、上記中間コードメモリ5
01への展開処理を実行させ、該実行後の中間コードメ
モリ501の空き領域を問い合わせコマンドをホストコ
ンピュータ1500からプリンタ2500に転送し、該
転送されるコマンドによりプリンタ2500のCPU1
2がRAM13上に確保される中間コードメモリ領域の
空き領域を調査し、該調査結果としての空き容量データ
をホストコンピュータ1500に報告する。そして、該
報告された空き容量と転送すべきイメージデータ量とを
CPU1が比較して、空き容量以下であると判定した場
合には、当該イメージデータをプリンタ2500に転送
し、空き容量以上であると判定した場合には、可逆また
は非可逆の圧縮処理をCPU1が行い、転送すべきイメ
ージデータの総量を空き領域以下としてからプリンタ2
500にイメージデータを転送して、印刷させるように
構成してもよい。
【0060】これにより、ホストコンピュータ1500
側のハード資源を有効に利用して、1ページ分の印刷情
報をプリンタ2500側で中間コードに全て変換できな
くなる、所謂データオーバフローの発生を予測しなが
ら、プリンタ2500にはデータ処理負担を強いること
なく、ホストコンピュータ1500で高速イメージ化し
たイメージデータとにより印刷情報を速やかに印刷する
ことが可能となる。
【0061】以下、本実施形態と第1〜第7の発明の各
手段との対応及びその作用について図1等を参照して説
明する。
【0062】第1の発明は、所定の通信媒体(インタフ
ェース,赤外線無線インタフェース,ネットワーク等)
を介して情報処理装置(ホストコンピュータ1500)
と通信可能な印刷装置(プリンタ2500)において、
前記情報処理装置から受信する頁単位の印刷情報を所定
バンド単位に所定の中間コード情報に変換する第1の変
換手段(CPU12がプログラムROM142に記憶さ
れた制御プログラムまたは外部メモリ20または外部記
憶媒体からRAM13上に読み出される制御プログラム
を実行して変換処理する)と、前記第1の変換手段によ
り変換された前記中間コード情報をメモリ資源(RAM
13)の第1の記憶領域(中間コードメモリ501)に
蓄積する第1の蓄積手段(CPU12がプログラムRO
M142に記憶された制御プログラムまたは外部メモリ
20または外部記憶媒体からRAM13上に読み出され
る制御プログラムを実行して蓄積処理する)と、前記第
1の変換手段により変換された前記中間コード情報を所
定バンド単位にイメージデータに変換する第2の変換手
段(CPU12がプログラムROM142に記憶された
制御プログラムまたは外部メモリ20または外部記憶媒
体からRAM13上に読み出される制御プログラムを実
行して変換処理する)と、前記第2の変換手段により変
換された前記イメージデータを複数バンド分前記メモリ
資源の第2の記憶領域(RAM13の第1のバンドメモ
リ502,第2のバンドメモリ503)に蓄積する第2
の蓄積手段(CPU12がプログラムROM142に記
憶された制御プログラムまたは外部メモリ20または外
部記憶媒体からRAM13上に読み出される制御プログ
ラムを実行して蓄積処理する)と、前記第1の記憶領域
に対して1頁分の中間コード情報を蓄積できたかどうか
を判定する第1の判定手段(CPU12がプログラムR
OM142に記憶された制御プログラムまたは外部メモ
リ20または外部記憶媒体からRAM13上に読み出さ
れる制御プログラムを実行して判定処理する)と、前記
第1の判定手段の判定結果に基づいて前記第1の記憶領
域に蓄積された所定バンド単位の中間コード情報を前記
第2の変換手段により前記第2の記憶領域にイメージ展
開させて前記第1の記憶領域に空き領域を確保する第1
のメモリ制御手段(CPU12がプログラムROM14
2に記憶された制御プログラムまたは外部メモリ20ま
たは外部記憶媒体からRAM13上に読み出される制御
プログラムを実行して制御する)とを設け、CPU12
が中間コードメモリ501に対して1頁分の中間コード
情報を蓄積できたかどうかを判定し、該判定結果に基づ
いて中間コードメモリ501に蓄積された所定バンド単
位の中間コード情報を第1のバンドメモリ502にイメ
ージ展開させて中間コードメモリ501に空き領域を確
保して、メモリ資源に割り当てられた第1の記憶領域で
は蓄積できない印刷情報を受信した場合でも、メモリ資
源内の第2の記憶領域を利用して、情報処理装置から受
信する印刷情報を所定の中間コード情報として1ページ
分蓄積可能とする。
【0063】第2の発明は、前記第1のメモリ制御手段
による空き領域の確保後、前記第1の判定手段の判定結
果に基づいて前記第1の記憶領域に蓄積された所定バン
ド単位の中間コード情報中でイメージデータを含まない
バンドの中間コード情報を前記第2の変換手段により前
記第2の記憶手段にイメージ展開させる第2のメモリ制
御手段(CPU12がプログラムROM142に記憶さ
れた制御プログラムまたは外部メモリ20または外部記
憶媒体からRAM13上に読み出される制御プログラム
を実行して制御する)と、前記第2のメモリ制御手段に
よりイメージ展開された出力情報を所定の容量に圧縮し
て圧縮出力情報を生成する圧縮手段(CPU12がプロ
グラムROM142に記憶された制御プログラムまたは
外部メモリ20または外部記憶媒体からRAM13上に
読み出される制御プログラムを実行して圧縮処理する)
と、前記圧縮手段により生成された前記圧縮出力情報を
前記第1の記憶領域に蓄積させる第3のメモリ制御手段
(CPU12がプログラムROM142に記憶された制
御プログラムまたは外部メモリ20または外部記憶媒体
からRAM13上に読み出される制御プログラムを実行
して制御する)とを設け、CPU12による空き領域の
確保後、中間コードメモリ501に蓄積された所定バン
ド単位の中間コード情報中でイメージデータを含まない
バンドの中間コード情報を第1のバンドメモリ502に
イメージ展開させたら、CPU12が該イメージ展開さ
れた出力情報を所定の容量に圧縮して圧縮出力情報を生
成し、該生成された前記圧縮出力情報を中間コードメモ
リ501に蓄積させ、中間コードメモリ501に蓄積さ
れたバンドの中間コード情報を第1のバンドメモリ50
2を介してイメージに展開して第1の記憶領域に蓄積し
ても、1ページ分の中間コード情報をすべて蓄積できな
い場合でも、中間コードメモリ501内に、情報処理装
置から受信する印刷情報を所定の中間コード情報とイメ
ージデータとを含めて1ページ分蓄積可能とする。
【0064】第3の発明は、所定の通信媒体(インタフ
ェース,赤外線無線インタフェース,ネットワーク等)
を介して印刷装置と通信可能な情報処理装置(ホストコ
ンピュータ1500)において、同一頁内でイメージデ
ータを除いた印刷情報を前記印刷装置(プリンタ250
0)に対して転送する転送手段(プリンタコントローラ
8がRAM2上に保持される印刷情報を転送する)と、
前記転送手段によるデータ転送後、前記印刷装置のメモ
リ資源に確保される中間コード情報格納領域の空き容量
を問い合せる問合せ手段(CPU1がROM3に記憶さ
れた制御プログラムまたは外部メモリまたは外部記憶媒
体からRAM2上にロードした制御プログラムを実行し
て問い合わせる)と、前記問合せ手段からの問い合せに
対して前記印刷装置から報告される空き容量と転送すべ
き前記イメージデータのデータ容量とを比較判定して前
記イメージデータの転送容量を制御する転送制御手段
(CPU1がROM3に記憶された制御プログラムまた
は外部メモリまたは外部記憶媒体からRAM2上にロー
ドした制御プログラムを実行して転送制御する)とを設
け、転送手段が同一頁内でイメージデータを除いた印刷
情報をプリンタ2500に対して転送し終えたら、CP
U1がプリンタ2500のメモリ資源(RAM13)に
確保される中間コード情報格納領域の空き容量を問い合
せ、該問い合せに対してプリンタ2500から報告され
る空き容量と転送すべき前記イメージデータのデータ容
量とを比較判定してCPU1が前記イメージデータの転
送容量を制御して、印刷装置のメモリ資源の空き容量に
応じて転送すべきイメージデータ量を事前に調整するこ
とを可能とする。
【0065】第4の発明は、CPU1は、前記イメージ
データのデータ容量が前記空き容量を越えると判定した
場合に、前記イメージデータを所定容量に圧縮して前記
イメージデータの転送容量を削減(可逆または非可逆圧
縮処理して削減する)して、印刷装置のメモリ資源の空
き容量でも転送すべきイメージデータを確実に蓄積する
ことを可能とする。
【0066】第5の発明は、所定の通信媒体(インタフ
ェース,赤外線無線インタフェース,ネットワーク等)
を介して情報処理装置と通信可能な印刷装置において、
前記情報処理装置から受信する頁単位の印刷情報を所定
バンド単位に所定の中間コード情報に変換する第1の変
換手段(CPU12がプログラムROM142に記憶さ
れた制御プログラムまたは外部メモリ20または外部記
憶媒体からRAM13上に読み出される制御プログラム
を実行して変換処理する)と、前記第1の変換手段によ
り変換された前記中間コード情報をメモリ資源の第1の
記憶領域に蓄積する第1の蓄積手段(CPU12がプロ
グラムROM142に記憶された制御プログラムまたは
外部メモリ20または外部記憶媒体からRAM13上に
読み出される制御プログラムを実行して蓄積処理する)
と、前記第1の変換手段により変換された前記中間コー
ド情報を所定バンド単位にイメージデータに変換する第
2の変換手段(CPU12がプログラムROM142に
記憶された制御プログラムまたは外部メモリ20または
外部記憶媒体からRAM13上に読み出される制御プロ
グラムを実行して変換処理する)と、前記第2の変換手
段により変換された前記イメージデータを複数バンド分
前記メモリ資源の第2の記憶領域に蓄積する第2の蓄積
手段(CPU12がプログラムROM142に記憶され
た制御プログラムまたは外部メモリ20または外部記憶
媒体からRAM13上に読み出される制御プログラムを
実行して蓄積処理する)と、前記情報処理装置からの空
き容量問い合わせに応じて前記第1の変換手段による変
換後の前記第1の記憶領域の空き容量を前記情報処理装
置に報告する報告手段(CPU12がプログラムROM
142に記憶された制御プログラムまたは外部メモリ2
0または外部記憶媒体からRAM13上に読み出される
制御プログラムを実行して報告処理する)とを設け、ホ
ストコンピュータ1500からの空き容量問い合わせに
応じてCPU12が中間コードへの変換後のRAM13
の中間コードメモリ501の空き容量をホストコンピュ
ータ1500に報告して、イメージデータ以外の印刷情
報に対する中間コード情報を記憶している第1の記憶領
域の空き容量を情報処理装置が認知することを可能とす
る。
【0067】第6の発明は、所定の通信媒体(インタフ
ェース,赤外線無線インタフェース,ネットワーク等)
を介して情報処理装置と印刷装置とが通信可能な印刷シ
ステムにおいて、前記情報処理装置から受信する頁単位
の印刷情報を所定バンド単位に所定の中間コード情報に
変換する第1の変換手段(CPU12がプログラムRO
M142に記憶された制御プログラムまたは外部メモリ
20または外部記憶媒体からRAM13上に読み出され
る制御プログラムを実行して変換処理する)と、前記第
1の変換手段により変換された前記中間コード情報をメ
モリ資源の第1の記憶領域に蓄積する第1の蓄積手段
(CPU12がプログラムROM142に記憶された制
御プログラムまたは外部メモリ20または外部記憶媒体
からRAM13上に読み出される制御プログラムを実行
して蓄積処理する)と、前記第1の変換手段により変換
された前記中間コード情報を所定バンド単位にイメージ
データに変換する第2の変換手段(CPU12がプログ
ラムROM142に記憶された制御プログラムまたは外
部メモリ20または外部記憶媒体からRAM13上に読
み出される制御プログラムを実行して変換処理する)
と、前記第2の変換手段により変換された前記イメージ
データを複数バンド分前記メモリ資源の第2の記憶領域
に蓄積する第2の蓄積手段(CPU12がプログラムR
OM142に記憶された制御プログラムまたは外部メモ
リ20または外部記憶媒体からRAM13上に読み出さ
れる制御プログラムを実行して蓄積処理する)と、前記
情報処理装置からの空き容量問い合わせに応じて前記第
1の変換手段による変換後の前記第1の記憶領域の空き
容量を前記情報処理装置に報告する報告手段(CPU1
2がプログラムROM142に記憶された制御プログラ
ムまたは外部メモリ20または外部記憶媒体からRAM
13上に読み出される制御プログラムを実行して報告処
理する)とを備える印刷装置と、同一頁内でイメージデ
ータを除いた印刷情報を前記印刷装置(プリンタ250
0)に対して転送する転送手段(プリンタコントローラ
8がRAM2上に保持される印刷情報を転送する)と、
前記転送手段によるデータ転送後、前記印刷装置のメモ
リ資源に確保される中間コード情報格納領域の空き容量
を問い合せる問合せ手段(CPU1がROM3に記憶さ
れた制御プログラムまたは外部メモリまたは外部記憶媒
体からRAM2上にロードした制御プログラムを実行し
て問い合わせる)と、前記問合せ手段からの問い合せに
対して前記印刷装置から報告される空き容量と転送すべ
き前記イメージデータのデータ容量とを比較判定して前
記イメージデータの転送容量を制御する転送制御手段
(CPU1がROM3に記憶された制御プログラムまた
は外部メモリまたは外部記憶媒体からRAM2上にロー
ドした制御プログラムを実行して転送制御する)とを備
える情報処理装置とを有し、ホストコンピュータ150
0からの空き容量問い合わせに応じてCPU12が前中
間コードへの変換後のRAM13の中間コードメモリ5
01の空き容量をホストコンピュータ1500に報告し
て、イメージデータ以外の印刷情報に対する中間コード
情報を記憶している中間コードメモリ501の空き容量
をCPU1が認知し、さらに、CPU1は、転送すべき
イメージデータのデータ容量が認知した空き容量を越え
ると判定した場合に、前記イメージデータを所定容量に
圧縮して前記イメージデータの転送容量を調整して、印
刷装置のメモリ資源の空き容量でも転送すべきイメージ
データを確実に蓄積することを可能とする。
【0068】第7の発明は、CPU1は、前記イメージ
データのデータ容量が認知した空き容量を越えると判定
した場合に、前記イメージデータを所定容量に圧縮して
前記イメージデータの転送容量を、例えば可逆または非
可逆圧縮処理して削減して、印刷装置のメモリ資源の空
き容量でも転送すべきイメージデータを確実に蓄積する
ことを可能とする。
【0069】以下、図3に示した文章データを入力し、
図4に示した中間コードに変換して印刷するまでの動作
を、図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0070】図5は、本発明に係る印刷装置のデータ処
理方法の一実施形態を示すフローチャートである。な
お、(1)〜(15)は各ステップを示し、各ステップ
は、プログラムROM142から読み出した制御プログ
ラムに対応し、該制御プログラムをコントローラ200
0のCPU12が実行する。
【0071】まず、ホストコンピュータ1500より文
章データを入力し、入力バッファ(RAM13上に確保
される)に入れる(1)。この文章データが終了コー
ド、すなわち、文章データの最後を示すものかどうかを
判定し(2)、終了コードであると判定された場合に
は、ステップ(13)へ進み、印刷処理を実行する。
【0072】なお、本実施形態において、印刷処理と
は、もしバンドメモリに既に最初のバンド分のドットデ
ータが展開されている場合にはそのまま、そうでない場
合は、先頭のバンドに相当する中間コードメモリから中
間コードを読み出し、相当するドットデータに変換した
後、バンドメモリにドットデータを展開した後、印刷部
17に対して印刷命令を出すとともに、前記バンドメモ
リからドットデータを印刷部17から送られてくる水
平,垂直同期信号に同期させて印刷部17へ送り出し、
用紙に印刷を行う動作を指す。
【0073】一方、ステップ(2)で、終了コードでな
いと判定された場合には、文章データを解析し、図4に
示したように、各バンド毎の中間コードに変換する
(3)。次いで、図1に示したRAM13中に確保され
る中間コードメモリ501の空き容量をチェックし
(4)、まだ空きがあると判定された場合には、ステッ
プ(1)へ戻り、次のデータを入力バッファへ入力す
る。
【0074】一方、ステップ(4)において、空きが無
いと判定された場合は、まず先頭のバンド分の中間コー
ドをドットデータに変換したかどうかを判定し(5)、
未変換であると判定された場合には、第1バンドメモリ
502へ展開し(14)、該展開を終了すると、前記先
頭のバンド分の中間コードのストアされていた領域を空
き領域として、次の分の文章データに対応する中間コー
ドをストアするため、ステップ(1)へ戻る。
【0075】そして、ステップ(4)において、もし、
それでも再び中間コードメモリ501の空き容量が無く
なったと判断された時は、既に、ステップ(14)で先
頭のバンドの中間コードをドット変換しているので
(5)、次にバンド毎の中間コードの内、ドットデータ
(イメージデータ)を含まないバンドがあるかどうかを
判定し(6)、イメージデータを含まないバンドがある
と判定された場合には、中間コードが最も多いバンドを
捜し出し、この中間コードを解析してドットパターンに
変換し、バンドメモリ502に展開する(7)。
【0076】ここで、イメージデータを含まないバンド
をまず選ぶ理由は、テキストデータやグラフィックデー
タは、一般に圧縮した場合に可逆圧縮でも高い圧縮率が
得られる可能性が高く、一方、イメージデータは、可逆
圧縮では一般に高い圧縮率が得られず、非可逆圧縮によ
り強制的に所望の圧縮率で圧縮する際にデータの品位が
落ちてしまう可能性があるからである。
【0077】次いで、バンドメモリ502に展開したデ
ータを可逆圧縮する(8)。なお、可逆圧縮の方法とし
ては、ランレングス法を始めとして数多くの公知の方法
がある。ここで、データを圧縮した結果の容量が、64
KB以内かどうかをチェックする(9)。
【0078】なお、上記判定のための容量を64KBと
したのは、すなわち、第1,第2バンドメモリ501,
502の容量が256KBであるので、1/4(64K
B)に圧縮できたかどうかをチェックすることになるか
らである。これは以下の理由による。600dpiのプ
リンタの1ページ分のドットパターンの容量が4MBで
あることは既に述べた。
【0079】一方、中間コードメモリ501の容量は1
MBであるから、各バンドのドットパターンを、1/4
に圧縮できれば、1ページ分のイメージデータを入力し
ても、対応できることになる。従って、ここでは1/4
の64KBをまず判断の目安とする。一般的に、文字パ
ターンや紙等のグラフィックスパターンは、白や黒の部
分が連続することが多いので、1/4以下に圧縮できる
場合が非常に多い。これに対して、ディザパターンや誤
差拡散法によるイメージデータは、可逆圧縮しにくい。
【0080】ステップ(9)で、もし、1/4以下に圧
縮できたと判断された場合は、中間コードメモリ501
に空きができているので、ステップ(12)へ進む。
【0081】一方、ステップ(9)で、もし、1/4以
下に圧縮できなかった場合は、再び伸長して(10)、
非可逆圧縮を行う(11)。これは具体的には、x方
向、y方向共1ドットおきに、ドットの間引きを行うこ
とにより、ドットデータの容量を強制的に1/4にする
ことによって実現される。伸長する時は、x方向,y方
向共2倍拡大すれば、もとの大きさのドットパターンに
なる(言うまでもなく、画質は落ちる)。
【0082】なお、圧縮されたドットパターンは、圧縮
されたことと、圧縮方法(可逆か非可逆か等)を示すフ
ラグを付けて、中間コードメモリに戻され(12)、次
のデータの入力のためにステップ(1)へ戻る。
【0083】ここで、図6を参照して上記中間コードデ
ータの圧縮処理について説明する。図6は、図4に示し
た中間コードデータの圧縮処理を説明する模式図であ
り、図11と同一のものには同一の符号を付してある。
【0084】図6において、中間コードメモリ501の
バンドnに対応する部分のメモリ容量が大きいので、こ
れを第2バンドメモリ503にドット展開し圧縮した
後、上記圧縮フラグを付けて中間コードメモリ501に
戻す。
【0085】一方、ステップ(6)で、中間コードにド
ットデータを含まないバンドが無いと判定された場合
は、64KBを越えて、かつ中間コードの最も多いバン
ドの中間コードを、第2バンドメモリ503にドット展
開して(15)、ステップ(8)以降の処理を実行す
る。
【0086】これは、1バンド当り64KBの容量以内
であれば、16バンドで1ページであるから1MBの中
間コードメモリ501のメモリ容量で1ページ分のドッ
トデータをストアできるからである。
【0087】それから先は、前述の中間コードにイメー
ジデータを含まない場合と処理は同じである。
【0088】このようにして、ステップ(2)におい
て、1ページ分のデータを、中間コードメモリ501に
展開し終えると、ステップ(13)で、CPU12は次
に中間コードメモリ501の最初のバンド分の中間コー
ドをドットパターンに変換し、第1バンドメモリ502
に展開してストアする。そして、該展開が終了したら、
印刷部17に印刷命令を出すと共に、バンドメモリ1の
ドットパターンを印刷部I/F16を介して印刷部17
へ送る。
【0089】一方、第1バンドメモリ502のドットパ
ターンを印刷部17へ送っている間に、CPU12は中
間コードメモリ501の次のバンド分のデータを読み出
し、圧縮されている場合は伸長してドットパターンに変
換し、バンドメモリ503に展開する。
【0090】そして、第1バンドメモリ502のドット
パターンを印刷部17へ送り終ると、CPU12は次に
第2バンドメモリ503(すでにこの時までに、ドット
パターン展開を終了している)からドットパターンを印
刷部17へ送り出し、その間に第1のバンドメモリ50
2へ次のバンド分のドットパターンデータを展開すると
いう動作を繰り返して、1ページ分の印刷を行うわけで
ある。
【0091】以下、本実施形態と第8,第9,第12,
第13の発明の各工程との対応及びその作用について図
5等を参照して説明する。
【0092】第8の発明は、所定の通信媒体(インタフ
ェース,赤外線無線インタフェース,ネットワーク等)
を介して情報処理装置と通信可能な印刷装置のデータ処
理方法において、前記情報処理装置から受信する頁単位
の印刷情報を所定バンド単位に所定の中間コード情報に
変換する第1の変換工程(図5のステップ(3))と、
該変換された前記中間コード情報をメモリ資源に確保さ
れる第1の記憶領域に蓄積する第1の蓄積工程(図5の
ステップ(3))と、前記第1の記憶領域に蓄積された
前記中間コード情報を所定バンド単位にイメージデータ
に変換する第2の変換工程(図5のステップ(13))
と、該変換された前記イメージデータをメモリ資源に確
保される複数バンド分記憶する第2の記憶領域に蓄積す
る第2の蓄積工程(図5のステップ(13))と、前記
第1の記憶領域に対して1頁分の中間コード情報を蓄積
できたかどうかを判定する第1の判定工程(図5のステ
ップ(4))と、該判定結果に基づいて前記第1の記憶
領域に蓄積された所定バンド単位の中間コード情報を前
記第2の記憶領域にイメージ展開させて前記第1の記憶
領域に確保される空き領域に継続する中間コード情報を
蓄積する第3の蓄積工程(図5のステップ(14))と
を実行して、メモリ資源に割り当てられた第1の記憶領
域では蓄積できない印刷情報を受信した場合でも、メモ
リ資源内の第2の記憶領域を利用して、情報処理装置か
ら受信する印刷情報を所定の中間コード情報として1ペ
ージ分蓄積可能とする。
【0093】第9の発明は、前記空き領域に対して継続
する中間コード情報を蓄積した後、前記第1の記憶領域
に対して1頁分の中間コード情報を蓄積できたかどうか
を判定する第2の判定工程(図5のステップ(4))
と、該判定結果に基づいて前記第1の記憶領域に蓄積さ
れた所定バンド単位の中間コード情報中でイメージデー
タを含まないバンドの中間コード情報をイメージ展開し
て前記第2の記憶領域に蓄積させる第4の蓄積工程(図
5のステップ(7))と、該イメージ展開された出力情
報を所定の容量に圧縮して圧縮出力情報を生成する圧縮
工程(図5のステップ(8)〜(11))と、該生成さ
れた前記圧縮出力情報を前記第1の記憶領域に蓄積させ
る第5の蓄積工程(図5のステップ(12))とを実行
し、第1の記憶領域に蓄積されたバンドの中間コード情
報を第2の記憶領域を介してイメージに展開して第1の
記憶領域に蓄積しても、1ページ分の中間コード情報を
すべて蓄積できない場合でも、第1の記憶領域内に、情
報処理装置から受信する印刷情報を所定の中間コード情
報とイメージデータとを含めて1ページ分蓄積可能とす
る。
【0094】第12の発明は、情報処理装置から受信す
る頁単位の印刷情報を所定バンド単位に所定の中間コー
ド情報に変換する第1の変換工程(図5のステップ
(3))と、該変換された前記中間コード情報をメモリ
資源に確保される第1の記憶領域に蓄積する第1の蓄積
工程(図5のステップ(3))と、前記第1の記憶領域
に蓄積された前記中間コード情報を所定バンド単位にイ
メージデータに変換する第2の変換工程(図5のステッ
プ(13))と、該変換された前記イメージデータをメ
モリ資源に確保される複数バンド分記憶する第2の記憶
領域に蓄積する第2の蓄積工程(図5のステップ(1
3))と、前記第1の記憶領域に対して1頁分の中間コ
ード情報を蓄積できたかどうかを判定する第1の判定工
程(図5のステップ(4))と、該判定結果に基づいて
前記第1の記憶領域に蓄積された所定バンド単位の中間
コード情報を前記第2の記憶領域にイメージ展開させて
前記第1の記憶領域に確保される空き領域に継続する中
間コード情報を蓄積する第3の蓄積工程(図5のステッ
プ(14))とを含む、コンピュータが読むことができ
るプログラムを格納した記憶媒体とするものである。す
なわち、後述する外部記憶媒体または内部の記憶資源に
図5に示す工程に対応するプログラムコードを記憶さ
せ、該プログラムコードを記憶した記憶媒体からCPU
12が読み出して実行する形態も本発明の実施形態に含
まれるものである。
【0095】第13の発明は、前記空き領域に対して継
続する中間コード情報を蓄積した後、前記第1の記憶領
域に対して1頁分の中間コード情報を蓄積できたかどう
かを判定する第2の判定工程(図5のステップ(4))
と、該判定結果に基づいて前記第1の記憶領域に蓄積さ
れた所定バンド単位の中間コード情報中でイメージデー
タを含まないバンドの中間コード情報をイメージ展開し
て前記第2の記憶領域に蓄積させる第4の蓄積工程(図
5のステップ(7))と、該イメージ展開された出力情
報を所定の容量に圧縮して圧縮出力情報を生成する圧縮
工程(図5のステップ(8)〜(11))と、該生成さ
れた前記圧縮出力情報を前記第1の記憶領域に蓄積させ
る第5の蓄積工程(図5のステップ(12))とを含
む、コンピュータが読むことができるプログラムを格納
した記憶媒体とするものである。すなわち、後述する外
部記憶媒体または内部の記憶資源に図5に示す工程に対
応するプログラムコードを記憶させ、該プログラムコー
ドを記憶した記憶媒体からCPU12が読み出して実行
する形態も本発明の実施形態に含まれるものである。以
上、本実施形態によれば、1ページ分のビットマップメ
モリをある場合のメモリ容量(約4.5MB=図11の
(b))よりもはるかに少ないメモリ容量(約2MB=
図1の(a))で、しかもどんなデータを入力しても印
刷ができる、極めてコストパフォーマンスの高いプリン
タを実現できる。
【0096】〔第2実施形態〕図7は、本発明に係る印
刷システムのデータ処理方法の一実施形態を示すフロー
チャートであり、図1に示したホストコンピュータ15
00側のデータ処理に対応する。なお、(1)〜(9)
は各ステップを示す。
【0097】図8,図9は、本発明に係る印刷システム
のデータ処理方法の一実施形態を示すフローチャートで
あり、図1に示したプリンタ2500側のデータ処理に
対応する。なお、(11)〜(25)は各ステップを示
す。
【0098】これらの図において、ホストコンピュータ
1のCPU1は、まず文章データの内、イメージデータ
以外のデータを、プリンタ2500に送る(1)。
【0099】これを受けて、プリンタ2500のCPU
12は、データを受けて、入力バッファに移し(1
1)、更に解析して、このデータが終了コードかどうか
を判定し(12)、終了コードであると判定した場合に
は、1ページ分のデータの入力が終了したことを示すの
で、ステップ(25)へ進み、と同様の印刷処理を実行
する。
【0100】なお、本実施形態において、印刷処理と
は、もしバンドメモリに既に最初のバンド分のドットデ
ータが展開されている場合にはそのまま、そうでない場
合は、先頭のバンドに相当する中間コードメモリから中
間コードを読み出し、相当するドットデータに変換した
後、バンドメモリにドットデータを展開した後、印刷部
17に対して印刷命令を出すとともに、前記バンドメモ
リからドットデータを印刷部17から送られてくる水
平,垂直同期信号に同期させて印刷部17へ送り出し、
用紙に印刷を行う動作を指す。
【0101】一方、ステップ(12)において、終了コ
ードでないと判定された場合は、該データが中間コード
メモリ501の空き容量を問い合わせコマンドであるか
どうかを判定し(13)、問い合わせコマンドであると
判定した場合は、中間コードメモリ501の空き容量を
ホストコンピュータ1500に、データ通信線21を介
して報告して(23)、ステップ(11)へ戻る。
【0102】一方、ステップ(13)において、上記問
い合わせコマンドでないと判定された場合には、さら
に、上記データが中間コードメモリ501をクリアする
コマンド(クリアコマンド)であるかどうかを判定し
(14)、クリアコマンドであると判定した場合には、
CPU12はRAM13上に確保される中間コードメモ
リをクリアして(24)、ステップ(11)へ戻る。
【0103】一方、ステップ(14)で、上記データが
文章データであると判定された場合には、第1実施形態
と同じように、データをバンド毎に中間コードに変換す
る(15)。そして、中間コードメモリ501の空き容
量があるかどうかを判定し(16)、空き容量がないと
判定した場合には、第1実施形態の場合と同じように、
中間コード容量の多いバンドからバンドメモリに展開し
て(17)、バンドメモリ502に展開したデータを可
逆圧縮する(18)。なお、可逆圧縮の方法としては、
ランレングス法を始めとして数多くの公知の方法があ
る。ここで、データを圧縮した結果の容量が、64KB
以内かどうかをチェックする(19)。
【0104】なお、64KBとするので、すなわち、第
1,第2バンドメモリ501,502の容量が256K
Bであるので、1/4に圧縮できたかどうかをチェック
することになる。これは以下の理由による。600dp
iのプリンタの1ページ分のドットパターンの容量が4
MBであることは既に述べた。
【0105】一方、中間コードメモリ501の容量は1
MBであるから、各バンドのドットパターンを、1/4
に圧縮できれば、1ページ分のイメージデータを入力し
ても、対応できることになる。従って、ここでは1/4
の64KBをまず判断の目安とする。一般的に、文字パ
ターンや紙等のグラフィックスパターンは、白や黒の部
分が連続することが多いので、1/4以下に圧縮できる
場合が非常に多い。これに対して、ディザパターンや誤
差拡散法によるイメージデータは、可逆圧縮しにくい。
【0106】ステップ(19)で、もし、1/4以下に
圧縮できたと判断された場合は、中間コードメモリ50
1に空きができているので、ステップ(22)へ進む。
【0107】一方、ステップ(19)で、もし、1/4
以下に圧縮できなかった場合は、再び伸長して(2
0)、非可逆圧縮を行う(21)。これは具体的には、
x方向、y方向共1ドットおきに、ドットの間引きを行
うことにより、ドットデータの容量を強制的に1/4に
することによって実現される。伸長する時は、x方向,
y方向共2倍拡大すれば、もとの大きさのドットパター
ンになる(言うまでもなく、画質は落ちる)。
【0108】なお、圧縮されたドットパターンは、圧縮
されたことと、圧縮方法(可逆か非可逆か等)を示すフ
ラグを付けて、中間コードメモリに戻され(22)、次
のデータの入力のためにステップ(11)へ戻る。
【0109】さて、ホストコンピュータ1500は、イ
メージデータ以外のデータを送り終った時点で(2)、
プリンタ2500に対して中間コードメモリ501の空
き容量を問い合わせる(3)。次いで、問い合わせた結
果のデータnが、これから送るイメージデータの容量m
よりも、多いかどうかを判定し(4)、多いと判定した
場合は、そのままイメージデータとプリンタ2500に
送り(8)、処理を終了する。
【0110】一方、ステップ(4)で、もし、各データ
nがイメージデータの容量mよりも少ないと判定された
場合は、さらに問い合わせた結果のデータnが、これか
ら送るイメージデータの容量(1/4)mよりも多いか
どうかを判定して(5)、多いと判定された場合は、ホ
ストコンピュータ1500内で、イメージデータを可逆
又は非可逆の圧縮方法により圧縮(例えば1/4に圧
縮)してから、圧縮フラグを付けてプリンタ2500に
圧縮したイメージデータを送り(9)、処理を終了す
る。これは、圧縮せずに送ると、プリンタ2500側で
必ず、第1実施形態のような中間コードメモリ501の
ドットパターン展開→圧縮→中間コードメモリ501へ
戻すという処理が行われ、相当の処理時間が必要となる
ので、ホストコンピュータ1500側であらかじめ圧縮
して送ることにより、このようなプリンタ2500側に
おけるデータ処理負担を回避しよう(ホストコンピュー
タ1500側で代替処理することにより回避)というも
のである。
【0111】一方、ステップ(5)で、データnが(1
/4)mよりも少ないと判定された場合は、イメージデ
ータを圧縮して送っても、上記プリンタ側での中間コー
ドメモリ501のドットパターン展開→圧縮→中間コー
ドメモリへ戻すという動作が必ず行われ、やはり時間が
かかるので、この場合は、中間メモリクリアコマンドを
プリンタ2500に送って(6)、ご破算にして、改め
てホスト側でイメージデータ以外のデータとイメージデ
ータを1ページ分のビットマップメモリに展開して、こ
れを1/4に圧縮し(可逆,非可逆)、圧縮フラグを付
けて、イメージデータとしてプリンタ2500に送り
(7)、処理を終了する。
【0112】上記第2実施形態によれば、あらかじめホ
スト側で中間コードメモリオーバを予測して動くので、
全体の印刷に要する時間を短縮できる。
【0113】以下、本実施形態と第10,第11,第1
4,第15の発明の各工程との対応及びその作用につい
て図7,図8等を参照して説明する。
【0114】第10の発明は、所定の通信媒体(インタ
フェース,赤外線無線インタフェース,ネットワーク
等)を介して情報処理装置と印刷装置とが通信可能な印
刷システムのデータ処理方法において、転送すべき1頁
分の印刷情報中からイメージデータを除いた第1の印刷
情報を前記印刷装置に対して転送する第1の転送工程
(図7のステップ(1))と、前記情報処理装置から受
信した前記第1の印刷情報を所定バンド単位に所定の中
間コード情報に変換する第1の変換工程(図8のステッ
プ(15))と、該変換された前記中間コード情報をメ
モリ資源に確保される第1の記憶領域に蓄積する第1の
蓄積工程(図8のステップ(15))と、該蓄積後、前
記情報処理装置からの問い合わせに応じて前記第1の記
憶領域内の空き容量を前記情報処理装置に報告する報告
工程(図8のステップ(23))とを実行して、イメー
ジデータ以外の印刷情報に対する中間コード情報を記憶
している第1の記憶領域の空き容量を情報処理装置が認
知することを可能とする。
【0115】第11の発明は、前記印刷装置から報告さ
れる空き容量と転送すべき前記イメージデータのデータ
容量とを比較判定する判定工程(図7のステップ(3)
〜(5))と、該判定結果に基づいて前記イメージデー
タの転送容量を削減する削減工程(図7のステップ
(7),(9))と、該削減されたイメージデータを前
記印刷装置に転送する第2の転送工程(図7のステップ
(7)〜(9))とを実行して、印刷装置のメモリ資源
の空き容量でも転送すべきイメージデータを確実に蓄積
することを可能とする。
【0116】第14の発明は、転送すべき1頁分の印刷
情報中からイメージデータを除いた第1の印刷情報を印
刷装置に対して転送する第1の転送工程(図7のステッ
プ(1))と、情報処理装置から受信した前記第1の印
刷情報を所定バンド単位に所定の中間コード情報に変換
する第1の変換工程(図8のステップ(15))と、該
変換された前記中間コード情報をメモリ資源に確保され
る第1の記憶領域に蓄積する第1の蓄積工程(図8のス
テップ(15))と、該蓄積後、前記情報処理装置から
の問い合わせに応じて前記第1の記憶領域内の空き容量
を前記情報処理装置に報告する報告工程(図8のステッ
プ(23))とを含む、コンピュータが読むことができ
るプログラムを格納した記憶媒体とするものである。す
なわち、後述する外部記憶媒体または内部の記憶資源に
図7,図8に示す工程に対応するプログラムコードを記
憶させ、該プログラムコードを記憶した記憶媒体からC
PU12が読み出して実行する形態も本発明の実施形態
に含まれるものである。
【0117】第15の発明は、前記印刷装置から報告さ
れる空き容量と転送すべき前記イメージデータのデータ
容量とを比較判定する判定工程(図7のステップ(3)
〜(5))と、該判定結果に基づいて前記イメージデー
タの転送容量を削減する削減工程(図7のステップ
(7),(9))と、該削減されたイメージデータを前
記印刷装置に転送する第2の転送工程(図7のステップ
(7)〜(9))とを含む、コンピュータが読むことが
できるプログラムを格納した記憶媒体とするものであ
る。すなわち、後述する外部記憶媒体または内部の記憶
資源に図7に示す工程に対応するプログラムコードを記
憶させ、該プログラムコードを記憶した記憶媒体からC
PU12が読み出して実行する形態も本発明の実施形態
に含まれるものである。
【0118】〔第3実施形態〕上記第1実施形態におい
て、中間コードメモリにオーバフローが発生した場合、
図5に示したステップ(7)のように、中間コードの多
いバンドの中間コードをバンドメモリに展開したが、一
般的にグラフィックデータや文字データは圧縮率が高い
ので、イメージ以外のデータで中間コードの多い中間コ
ードから優先して、バンドメモリに展開するように制御
してもよい。
【0119】〔第4実施形態〕上記第1,第2実施形態
ではイメージデータをバンド毎に可逆圧縮処理を行う場
合について説明したが、該各バンドの境界線で不連続線
が目立ってしまう恐れがある。従って、イメージデータ
については、そのイメージデータのあるバンド全てにつ
いて、一括して可逆圧縮した後、バンド毎の容量に分け
て中間コードメモリに戻すように制御していもよい。
【0120】〔第5実施形態〕上記各実施形態では、中
間コードメモリ501が一杯(フル状態)になった時点
で、中間コードの多いバンドから順に、ドットイメージ
データに変換して圧縮するという方法を用いたが、各バ
ンド用の中間コードを作成する際に、そのバンド用の中
間コードが一定容量を越えたら、圧縮したドットイメー
ジデータに置き換えるように制御してもよい。
【0121】以下、図10に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る印刷システムで読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0122】図10は、本発明に係る印刷システムで読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0123】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0124】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0125】本実施形態における図5,図9,図7,図
8に示す機能が外部からインストールされるプログラム
によって、ホストコンピュータにより遂行されていても
よい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメ
モリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワーク
を介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群
を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるも
のである。
【0126】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0127】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0128】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0129】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0130】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0131】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0132】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、第1の判定手段が第1の蓄積手段によ
り第1の記憶領域に対して1頁分の中間コード情報を蓄
積できたかどうかを判定し、該判定結果に基づいて第1
のメモリ制御手段が前記第1の記憶領域に蓄積された所
定バンド単位の中間コード情報を前記第2の変換手段に
より前記第2の記憶領域にイメージ展開させて前記第1
の記憶領域に空き領域を確保するので、メモリ資源に割
り当てられた第1の記憶領域では蓄積できない印刷情報
を受信した場合でも、メモリ資源内の第2の記憶領域を
利用して、情報処理装置から受信する印刷情報を所定の
中間コード情報として1ページ分蓄積することができ
る。
【0134】第2の発明によれば、前記第1のメモリ制
御手段による空き領域の確保後、前記第1の判定手段の
判定結果に基づいて第2のメモリ制御手段が前記第1の
記憶領域に蓄積された所定バンド単位の中間コード情報
中でイメージデータを含まないバンドの中間コード情報
を前記第2の変換手段により前記第2の記憶領域にイメ
ージ展開させたら、圧縮手段が該イメージ展開された出
力情報を所定の容量に圧縮して圧縮出力情報を生成し、
該生成された前記圧縮出力情報を第3のメモリ制御手段
が前記第1の記憶領域に蓄積させるので、第1の記憶領
域に蓄積されたバンドの中間コード情報を第2の記憶領
域を介してイメージに展開して第1の記憶領域に蓄積し
ても、1ページ分の中間コード情報をすべて蓄積できな
い場合でも、第1の記憶領域内に、情報処理装置から受
信する印刷情報を所定の中間コード情報とイメージデー
タとを含めて1ページ分蓄積することができる。
【0135】第3の発明によれば、転送手段が同一頁内
でイメージデータを除いた印刷情報を前記印刷装置に対
して転送し終えたら、問合せ手段が前記印刷装置のメモ
リ資源に確保される中間コード情報格納領域の空き容量
を問い合せ、該問い合せに対して前記印刷装置から報告
される空き容量と転送すべき前記イメージデータのデー
タ容量とを比較判定して転送制御手段が前記イメージデ
ータの転送容量を制御するので、印刷装置のメモリ資源
の空き容量に応じて転送すべきイメージデータ量を事前
に調整することができる。
【0136】第4の発明によれば、前記転送制御手段
は、前記イメージデータのデータ容量が前記空き容量を
越えると判定した場合に、前記イメージデータを所定容
量に圧縮して前記イメージデータの転送容量を削減する
ので、印刷装置のメモリ資源の空き容量でも転送すべき
イメージデータを確実に蓄積することができる。
【0137】第5の発明によれば、前記情報処理装置か
らの空き容量問い合わせに応じて報告手段が前記第1の
変換手段による変換後の前記第1の記憶領域の空き容量
を前記情報処理装置に報告するので、イメージデータ以
外の印刷情報に対する中間コード情報を記憶している第
1の記憶領域の空き容量を情報処理装置が認知すること
ができる。
【0138】第6の発明によれば、前記情報処理装置か
らの空き容量問い合わせに応じて報告手段が前記第1の
変換手段による変換後の前記第1の記憶領域の空き容量
を前記情報処理装置に報告して、イメージデータ以外の
印刷情報に対する中間コード情報を記憶している第1の
記憶領域の空き容量を情報処理装置が認知し、前記転送
制御手段は、前記イメージデータのデータ容量が前記空
き容量を越えると判定した場合に、前記イメージデータ
を所定容量に圧縮して前記イメージデータの転送容量を
調整するので、印刷装置のメモリ資源の空き容量でも転
送すべきイメージデータを確実に蓄積することができ
る。
【0139】第7の発明によれば、前記転送制御手段
は、前記イメージデータのデータ容量が前記空き容量を
越えると判定した場合に、前記イメージデータを所定容
量に圧縮して前記イメージデータの転送容量を削減する
ので、印刷装置のメモリ資源の空き容量でも転送すべき
イメージデータを確実に蓄積することができる。
【0140】第8の発明によれば、前記第1の記憶領域
に対して1頁分の中間コード情報を蓄積できたかどうか
を判定し、該判定結果に基づいて前記第1の記憶領域に
蓄積された所定バンド単位の中間コード情報を前記第2
の記憶領域にイメージ展開させて前記第1の記憶領域に
確保される空き領域に継続する中間コード情報を蓄積す
るので、メモリ資源に割り当てられた第1の記憶領域で
は蓄積できない印刷情報を受信した場合でも、メモリ資
源内の第2の記憶領域を利用して、情報処理装置から受
信する印刷情報を所定の中間コード情報として1ページ
分蓄積することができる。
【0141】第9の発明によれば、前記空き領域に対し
て継続する中間コード情報を蓄積した後、前記第1の記
憶領域に対して1頁分の中間コード情報を蓄積できたか
どうかを判定し、該判定結果に基づいて前記第1の記憶
領域に蓄積された所定バンド単位の中間コード情報中で
イメージデータを含まないバンドの中間コード情報をイ
メージ展開して前記第2の記憶領域に蓄積させ、該イメ
ージ展開された出力情報を所定の容量に圧縮して圧縮出
力情報を生成し、該生成された前記圧縮出力情報を前記
第1の記憶領域に蓄積させるので、第1の記憶領域に蓄
積されたバンドの中間コード情報を第2の記憶領域を介
してイメージに展開して第1の記憶領域に蓄積しても、
1ページ分の中間コード情報をすべて蓄積できない場合
でも、第1の記憶領域内に、情報処理装置から受信する
印刷情報を所定の中間コード情報とイメージデータとを
含めて1ページ分蓄積することができる。
【0142】第10の発明によれば、転送すべき1頁分
の印刷情報中からイメージデータを除いた第1の印刷情
報を印刷装置に対して転送し、前記情報処理装置から受
信した前記第1の印刷情報を所定バンド単位に所定の中
間コード情報に変換し、該変換された前記中間コード情
報をメモリ資源に確保される第1の記憶領域に蓄積し、
該蓄積後、前記情報処理装置からの問い合わせに応じて
前記第1の記憶領域内の空き容量を前記情報処理装置に
報告するので、イメージデータ以外の印刷情報に対する
中間コード情報を記憶している第1の記憶領域の空き容
量を情報処理装置が認知することができる。
【0143】第11の発明によれば、印刷装置から報告
される空き容量と転送すべき前記イメージデータのデー
タ容量とを比較判定し、該判定結果に基づいて前記イメ
ージデータの転送容量を削減し、該削減されたイメージ
データを前記印刷装置に転送するので、印刷装置のメモ
リ資源の空き容量でも転送すべきイメージデータを確実
に蓄積することができる。
【0144】第12の発明によれば、前記第1の記憶領
域に対して1頁分の中間コード情報を蓄積できたかどう
かを判定し、該判定結果に基づいて前記第1の記憶領域
に蓄積された所定バンド単位の中間コード情報を前記第
2の記憶領域にイメージ展開させて前記第1の記憶領域
に確保される空き領域に継続する中間コード情報を蓄積
する処理をプログラムとして記憶媒体に格納するので、
コンピュータが該記憶媒体に記憶されたプログラムを読
み出して実行することにより、メモリ資源に割り当てら
れた第1の記憶領域では蓄積できない印刷情報を受信し
た場合でも、メモリ資源内の第2の記憶領域を利用し
て、情報処理装置から受信する印刷情報を所定の中間コ
ード情報として1ページ分蓄積することができる。
【0145】第13の発明によれば、前記空き領域に対
して継続する中間コード情報を蓄積した後、前記第1の
記憶領域に対して1頁分の中間コード情報を蓄積できた
かどうかを判定し、該判定結果に基づいて前記第1の記
憶領域に蓄積された所定バンド単位の中間コード情報中
でイメージデータを含まないバンドの中間コード情報を
イメージ展開して前記第2の記憶領域に蓄積させ、該イ
メージ展開された出力情報を所定の容量に圧縮して圧縮
出力情報を生成し、該生成された前記圧縮出力情報を前
記第1の記憶領域に蓄積させる処理をプログラムとして
記憶媒体に格納するので、コンピュータが該記憶媒体に
記憶されたプログラムを読み出して実行することによ
り、第1の記憶領域に蓄積されたバンドの中間コード情
報を第2の記憶領域を介してイメージに展開して第1の
記憶領域に蓄積しても、1ページ分の中間コード情報を
すべて蓄積できない場合でも、第1の記憶領域内に、情
報処理装置から受信する印刷情報を所定の中間コード情
報とイメージデータとを含めて1ページ分蓄積すること
ができる。
【0146】第14の発明によれば、転送すべき1頁分
の印刷情報中からイメージデータを除いた第1の印刷情
報を印刷装置に対して転送し、前記情報処理装置から受
信した前記第1の印刷情報を所定バンド単位に所定の中
間コード情報に変換し、該変換された前記中間コード情
報をメモリ資源に確保される第1の記憶領域に蓄積し、
該蓄積後、前記情報処理装置からの問い合わせに応じて
前記第1の記憶領域内の空き容量を前記情報処理装置に
報告する処理をプログラムとして記憶媒体に格納するの
で、コンピュータが該記憶媒体に記憶されたプログラム
を読み出して実行することにより、イメージデータ以外
の印刷情報に対する中間コード情報を記憶している第1
の記憶領域の空き容量を情報処理装置が認知することが
できる。
【0147】第15の発明によれば、印刷装置から報告
される空き容量と転送すべき前記イメージデータのデー
タ容量とを比較判定し、該判定結果に基づいて前記イメ
ージデータの転送容量を削減し、該削減されたイメージ
データを前記印刷装置に転送する処理をプログラムとし
て記憶媒体に格納するので、コンピュータが該記憶媒体
に記憶されたプログラムを読み出して実行することによ
り、印刷装置のメモリ資源の空き容量でも転送すべきイ
メージデータを確実に蓄積することができる。
【0148】従って、メモリ資源を拡張することなく、
メモリオーバーフローに起因する印刷不能状態の発生を
未然に回避して、ホストから入力される複雑な印刷情報
を確実に印刷することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す印刷装置を提供可
能な印刷システムの構成を説明するブロック図である。
【図2】図1に示したホストコンピュータからプリンタ
に転送される印刷情報のバンド分割状態を説明する模式
図である。
【図3】図2に示した印刷情報のデータ構造の一例を示
す図である。
【図4】図3に示した印刷情報に対する中間コードのデ
ータ構造を説明する図である。
【図5】本発明に係る印刷装置のデータ処理方法の一実
施形態を示すフローチャートである。
【図6】図4に示した中間コードデータの圧縮処理を説
明する模式図である。
【図7】本発明に係る印刷システムのデータ処理方法の
一実施形態を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る印刷システムのデータ処理方法の
一実施形態を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る印刷システムのデータ処理方法の
一実施形態を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る印刷システムで読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【図11】この種の印刷装置におけるメモリ資源の割り
当て状態を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 8 プリンタコントローラ 12 CPU 13 RAM 14 ROM 1500 ホストコンピュータ 2500 プリンタ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介して情報処理装置と
    通信可能な印刷装置において、前記情報処理装置から受
    信する頁単位の印刷情報を所定バンド単位に所定の中間
    コード情報に変換する第1の変換手段と、前記第1の変
    換手段により変換された前記中間コード情報をメモリ資
    源の第1の記憶領域に蓄積する第1の蓄積手段と、前記
    第1の変換手段により変換された前記中間コード情報を
    所定バンド単位にイメージデータに変換する第2の変換
    手段と、前記第2の変換手段により変換された前記イメ
    ージデータを複数バンド分前記メモリ資源の第2の記憶
    領域に蓄積する第2の蓄積手段と、前記第1の記憶領域
    に対して1頁分の中間コード情報を蓄積できたかどうか
    を判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判
    定結果に基づいて前記第1の記憶領域に蓄積された所定
    バンド単位の中間コード情報を前記第2の変換手段によ
    り前記第2の記憶領域にイメージ展開させて前記第1の
    記憶領域に空き領域を確保する第1のメモリ制御手段と
    を具備したことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のメモリ制御手段による空き領
    域の確保後、前記第1の判定手段の判定結果に基づいて
    前記第1の記憶領域に蓄積された所定バンド単位の中間
    コード情報中でイメージデータを含まないバンドの中間
    コード情報を前記第2の変換手段により前記第2の記憶
    領域にイメージ展開させる第2のメモリ制御手段と、前
    記第2のメモリ制御手段によりイメージ展開された出力
    情報を所定の容量に圧縮して圧縮出力情報を生成する圧
    縮手段と、前記圧縮手段により生成された前記圧縮出力
    情報を前記第1の記憶領域に蓄積させる第3のメモリ制
    御手段とを具備したことを特徴とする請求項1記載の印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 所定の通信媒体を介して印刷装置と通信
    可能な情報処理装置において、同一頁内でイメージデー
    タを除いた印刷情報を前記印刷装置に対して転送する転
    送手段と、前記転送手段によるデータ転送後、前記印刷
    装置のメモリ資源に確保される中間コード情報格納領域
    の空き容量を問い合せる問合せ手段と、前記問合せ手段
    からの問い合せに対して前記印刷装置から報告される空
    き容量と転送すべき前記イメージデータのデータ容量と
    を比較判定して前記イメージデータの転送容量を制御す
    る転送制御手段とを具備したことを特徴とする情報処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記転送制御手段は、前記イメージデー
    タのデータ容量が前記空き容量を越えると判定した場合
    に、前記イメージデータを所定容量に圧縮して前記イメ
    ージデータの転送容量を削減することを特徴とする請求
    項3記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 所定の通信媒体を介して情報処理装置と
    通信可能な印刷装置において、前記情報処理装置から受
    信する頁単位の印刷情報を所定バンド単位に所定の中間
    コード情報に変換する第1の変換手段と、前記第1の変
    換手段により変換された前記中間コード情報をメモリ資
    源の第1の記憶領域に蓄積する第1の蓄積手段と、前記
    第1の変換手段により変換された前記中間コード情報を
    所定バンド単位にイメージデータに変換する第2の変換
    手段と、前記第2の変換手段により変換された前記イメ
    ージデータを複数バンド分前記メモリ資源の第2の記憶
    領域に蓄積する第2の蓄積手段と、前記情報処理装置か
    らの空き容量問い合わせに応じて前記第1の変換手段に
    よる変換後の前記第1の記憶領域の空き容量を前記情報
    処理装置に報告する報告手段とを具備したことを特徴と
    する印刷装置。
  6. 【請求項6】 所定の通信媒体を介して情報処理装置と
    印刷装置とが通信可能な印刷システムにおいて、前記情
    報処理装置から受信する頁単位の印刷情報を所定バンド
    単位に所定の中間コード情報に変換する第1の変換手段
    と、前記第1の変換手段により変換された前記中間コー
    ド情報をメモリ資源の第1の記憶領域に蓄積する第1の
    蓄積手段と、前記第1の変換手段により変換された前記
    中間コード情報を所定バンド単位にイメージデータに変
    換する第2の変換手段と、前記第2の変換手段により変
    換された前記イメージデータを複数バンド分前記メモリ
    資源の第2の記憶領域に蓄積する第2の蓄積手段と、前
    記情報処理装置からの空き容量問い合わせに応じて前記
    第1の変換手段による変換後の前記第1の記憶領域の空
    き容量を前記情報処理装置に報告する報告手段を備える
    印刷装置と、 同一頁内でイメージデータを除いた印刷情報を前記印刷
    装置に対して転送する転送手段と、前記転送手段による
    データ転送後、前記印刷装置のメモリ資源に確保される
    中間コード情報格納領域の空き容量を問い合せる問合せ
    手段と、前記問合せ手段からの問い合せに対して前記印
    刷装置から報告される空き容量と転送すべき前記イメー
    ジデータのデータ容量とを比較判定して前記イメージデ
    ータの転送容量を制御する転送制御手段とを備える情報
    処理装置とを有することを特徴とする印刷システム。
  7. 【請求項7】 前記転送制御手段は、前記イメージデー
    タのデータ容量が前記空き容量を越えると判定した場合
    に、前記イメージデータを所定容量に圧縮して前記イメ
    ージデータの転送容量を削減することを特徴とする請求
    項6記載の印刷システム。
  8. 【請求項8】 所定の通信媒体を介して情報処理装置と
    通信可能な印刷装置のデータ処理方法において、前記情
    報処理装置から受信する頁単位の印刷情報を所定バンド
    単位に所定の中間コード情報に変換する第1の変換工程
    と、該変換された前記中間コード情報をメモリ資源に確
    保される第1の記憶領域に蓄積する第1の蓄積工程と、
    前記第1の記憶領域に蓄積された前記中間コード情報を
    所定バンド単位にイメージデータに変換する第2の変換
    工程と、該変換された前記イメージデータをメモリ資源
    に確保される複数バンド分記憶する第2の記憶領域に蓄
    積する第2の蓄積工程と、前記第1の記憶領域に対して
    1頁分の中間コード情報を蓄積できたかどうかを判定す
    る第1の判定工程と、該判定結果に基づいて前記第1の
    記憶領域に蓄積された所定バンド単位の中間コード情報
    を前記第2の記憶領域にイメージ展開させて前記第1の
    記憶領域に確保される空き領域に継続する中間コード情
    報を蓄積する第3の蓄積工程とを有することを特徴とす
    る印刷装置のデータ処理方法。
  9. 【請求項9】 前記空き領域に対して継続する中間コー
    ド情報を蓄積した後、前記第1の記憶領域に対して1頁
    分の中間コード情報を蓄積できたかどうかを判定する第
    2の判定工程と、該判定結果に基づいて前記第1の記憶
    領域に蓄積された所定バンド単位の中間コード情報中で
    イメージデータを含まないバンドの中間コード情報をイ
    メージ展開して前記第2の記憶領域に蓄積させる第4の
    蓄積工程と、該イメージ展開された出力情報を所定の容
    量に圧縮して圧縮出力情報を生成する圧縮工程と、該生
    成された前記圧縮出力情報を前記第1の記憶領域に蓄積
    させる第5の蓄積工程とを有することを特徴とする請求
    項8記載の印刷装置のデータ処理方法。
  10. 【請求項10】 所定の通信媒体を介して情報処理装置
    と印刷装置とが通信可能な印刷システムのデータ処理方
    法において、転送すべき1頁分の印刷情報中からイメー
    ジデータを除いた第1の印刷情報を前記印刷装置に対し
    て転送する第1の転送工程と、前記情報処理装置から受
    信した前記第1の印刷情報を所定バンド単位に所定の中
    間コード情報に変換する第1の変換工程と、該変換され
    た前記中間コード情報をメモリ資源に確保される第1の
    記憶領域に蓄積する第1の蓄積工程と、該蓄積後、前記
    情報処理装置からの問い合わせに応じて前記第1の記憶
    領域内の空き容量を前記情報処理装置に報告する報告工
    程とを有することを特徴とする印刷システムのデータ処
    理方法。
  11. 【請求項11】 前記印刷装置から報告される空き容量
    と転送すべき前記イメージデータのデータ容量とを比較
    判定する判定工程と、該判定結果に基づいて前記イメー
    ジデータの転送容量を削減する削減工程と、該削減され
    たイメージデータを前記印刷装置に転送する第2の転送
    工程とを有することを特徴とする請求項10記載の印刷
    システムのデータ処理方法。
  12. 【請求項12】 情報処理装置から受信する頁単位の印
    刷情報を所定バンド単位に所定の中間コード情報に変換
    する第1の変換工程と、該変換された前記中間コード情
    報をメモリ資源に確保される第1の記憶領域に蓄積する
    第1の蓄積工程と、前記第1の記憶領域に蓄積された前
    記中間コード情報を所定バンド単位にイメージデータに
    変換する第2の変換工程と、該変換された前記イメージ
    データをメモリ資源に確保される複数バンド分記憶する
    第2の記憶領域に蓄積する第2の蓄積工程と、前記第1
    の記憶領域に対して1頁分の中間コード情報を蓄積でき
    たかどうかを判定する第1の判定工程と、該判定結果に
    基づいて前記第1の記憶領域に蓄積された所定バンド単
    位の中間コード情報を前記第2の記憶領域にイメージ展
    開させて前記第1の記憶領域に確保される空き領域に継
    続する中間コード情報を蓄積する第3の蓄積工程とを含
    む、コンピュータが読むことができるプログラムを格納
    したことを特徴とする記憶媒体。
  13. 【請求項13】 前記空き領域に対して継続する中間コ
    ード情報を蓄積した後、前記第1の記憶領域に対して1
    頁分の中間コード情報を蓄積できたかどうかを判定する
    第2の判定工程と、該判定結果に基づいて前記第1の記
    憶領域に蓄積された所定バンド単位の中間コード情報中
    でイメージデータを含まないバンドの中間コード情報を
    イメージ展開して前記第2の記憶領域に蓄積させる第4
    の蓄積工程と、該イメージ展開された出力情報を所定の
    容量に圧縮して圧縮出力情報を生成する圧縮工程と、該
    生成された前記圧縮出力情報を前記第1の記憶領域に蓄
    積させる第5の蓄積工程とを含む、コンピュータが読む
    ことができるプログラムを格納したことを特徴とする請
    求項12記載の記憶媒体。
  14. 【請求項14】 転送すべき1頁分の印刷情報中からイ
    メージデータを除いた第1の印刷情報を印刷装置に対し
    て転送する第1の転送工程と、情報処理装置から受信し
    た前記第1の印刷情報を所定バンド単位に所定の中間コ
    ード情報に変換する第1の変換工程と、該変換された前
    記中間コード情報をメモリ資源に確保される第1の記憶
    領域に蓄積する第1の蓄積工程と、該蓄積後、前記情報
    処理装置からの問い合わせに応じて前記第1の記憶領域
    内の空き容量を前記情報処理装置に報告する報告工程と
    を含む、コンピュータが読むことができるプログラムを
    格納したことを特徴とする記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記印刷装置から報告される空き容量
    と転送すべき前記イメージデータのデータ容量とを比較
    判定する判定工程と、該判定結果に基づいて前記イメー
    ジデータの転送容量を削減する削減工程と、該削減され
    たイメージデータを前記印刷装置に転送する第2の転送
    工程とを含む、コンピュータが読むことができるプログ
    ラムを格納したことを特徴とする請求項14記載の記憶
    媒体。
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