JPH09277554A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH09277554A
JPH09277554A JP11194496A JP11194496A JPH09277554A JP H09277554 A JPH09277554 A JP H09277554A JP 11194496 A JP11194496 A JP 11194496A JP 11194496 A JP11194496 A JP 11194496A JP H09277554 A JPH09277554 A JP H09277554A
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ink
cartridge
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Toyoki Sasaki
豊紀 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、カートリッジ装着部に対するイン
クカートリッジの装着に際して、エアーを外部に排出す
ることで、パージの回数を減少させて、インクジェット
ヘッドによる記録開始時間の短縮とパージの際に外部に
排出されるインクを減少させて経済的なものとすること
にある。 【解決手段】 本発明は、インクを収容した着脱自在の
インクカートリッジ30a〜30dを装着する際には、
インクカートリッジ30a〜30dのインク供給口40
に当接しながら嵌入される連結部材37を備えたカート
リッジ装着部31と、連結部材37を介して供給される
インクを被記録媒体に向かって吐出して記録を行なうイ
ンクジェットヘッド44a〜44dとを有し、インク供
給口40及び連結部材37の少なくとも一方には、イン
ク供給口40に連結部材37を嵌入させる際に進入する
エアーを排出するエアー抜き部42を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを収容した
インクカートリッジを有し、このインクカートリッジの
インクを用紙に吐出することで記録(印字)するインク
ジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等の通信装置やパーソ
ナルコンピュータ等の情報処理装置には、通常、文字や
図形からなるデータを視覚情報として記録するように、
これらのデータを用紙に印字可能な記録装置が接続され
ている。この記録装置には、インパクト方式や感熱方
式、インクジェット方式等の各種の印字方式が採用され
ているが、近年においては、静粛性に優れていると共に
各種材質の用紙に印字可能なインクジェット方式を採用
したインクジェット記録装置が多用されるようになって
いる。
【0003】上記のインクジェット記録装置は、インク
ジェットヘッドを 主走査しながら、インクカートリッ
ジからインクジェットヘッドに供給されたインクをノズ
ルから用紙に吐出させる(噴射させる)ことにより1バ
ンド分の印字(記録)を行った後、この用紙を1バンド
幅副走査するという印字処理を繰り返すことにより用紙
の全面に印字するようになっている。
【0004】このような、従来のインクジェット記録装
置は、図11に示すように、インクカートリッジ60
と、このインクカートリッジ60を着脱自在にして保持
するカートリッジ装着部材61とを有して構成されてい
る。インクカートリッジ60は、上端開口を上壁蓋62
Aで閉塞されてフォーム収容室63を区画するカートリ
ッジ本体62を有している。フォーム収容室63内には
インクを保持する多孔質部材64(フォーム)が収容さ
れている。カートリッジ本体62の側面壁62aの下部
には、フォーム収容室63内を外部に連通するインク供
給口65が一体形成されている。カートリッジ装着部材
61は、インクカートリッジ60のインクをインクジェ
ットヘッド66に供給するコネクタ67(連結部材)が
設けられている。コネクタ67は、複数のノズルを有す
るインクジェット66を保持しつつ、インク供給口65
内にシール部材69を介して弾接的に嵌入することこと
で、インクカートリッジ60をカートリッジ装着部材6
1に対して着脱自在にしている。また、コネクタ67に
は、この筒状部68内にインクカートリッジ60とイン
クジェットヘッド66とを連通するインク誘導孔71を
有しており、インク誘導孔71はフィルタ70で覆われ
て多孔質部材64のインクをインクジェットヘッド66
に供給自在としている。
【0005】そして、インクカートリッジ60をカート
リッジ装着部材61に装着し、インクジェットヘッド6
6による記録(印字)を開始する際には、インク供給口
65(フィルタ70)と多孔質部材65との間等にエア
ーが残存することに起因するインクジェットヘッド66
の各ノズル吐出(噴射)不良を防止する必要がある。こ
のため、インクジェットヘッド66にパージ装置(例え
ば、吸引ポンプ)を接続して、このパージ装置でインク
ジェットヘッド66を複数回パージ(吸引)すること
で、インクジェットヘッド66内(各ノズル内)やイン
ク誘導孔71内等に残留するエアーをインクとともに外
部に排出している。
【0006】
【発明を解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インクジェット記録装置では、カートリッジ装着部材6
1に対するインクカートリッジ60の装着は、インク供
給口65にシール部材69を介してコネクタ67を弾性
的に嵌入することにより行なわれる。従って、インク供
給口65をコネクタ67外に弾性的に嵌入すると、図1
1に示すように、コネクタ67(フィルタ70)と多孔
質部材64との間に圧縮されたエアーの溜まった空間E
が区画されることになる。この結果、この空間E内に残
留するエアーを外部に完全に排出するには、パージの回
数が多くなりインクジェットヘッドによる記録開始まで
に時間を要していた。また、パージ毎にエアーとともに
排出されるインクも多くなり不経済なものとなってい
た。
【0007】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、カートリッジ装着部に対するインクカート
リッジの装着に際して、連結部材とインク供給口との間
のエアーを外部に排出することで、パージの回数とパー
ジの際に外部に排出されるインクを減少させてることに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のインクジェット記録装置では、請求項1に
おいては、インクを収容した着脱自在のインクカートリ
ッジと、前記インクカートリッジを装着する際には、該
インクカートリッジに設けられたインク供給口に側周面
が当接しながら嵌入される連結部材を備えたカートリッ
ジ装着部と、前記連結部材を介して前記インクカートリ
ッジ内のインクが供給され、該インクを駆動信号に応じ
て被記録媒体に向かって吐出することで記録を行なうイ
ンクジェットヘッドとを有し、前記インク供給口及び前
記連結部材の少なくとも一方には、前記インク供給口に
前記連結部材を嵌入させる際に進入するエアーを排出す
るエアー抜き部が形成されているものである。これによ
り、インクカートリッジをカートリッジ装着部に装着す
る際に、インク供給口を連結部材に嵌入していっても、
連結部材とインクカートリッジ間に溜まるエアーをエア
ー抜き部を通して外部に排出して、連結部材を中間にエ
アーを残留させることなくインクカートリッジ内に直接
的接続できる。
【0009】請求項2においては、請求項1記載のもの
に、前記エアー抜き部は、前記インク供給口と前記連結
部材とが前記インクカートリッジを装着する際に当接す
る当接面を、外部に連通させるように形成されたエアー
孔であるものである。これにより、インクカートリッジ
をカートリッジ装着部に装着する際に、インク供給口を
連結部材に嵌入していくと、外部に連通するエアー孔を
通してエアーを外部に排出できるととに、エアー孔をイ
ンク供給口と連結部材との相対的な移動で遮断すること
で連結部材がインクカートリッジ内に接続された際には
インクが外部に漏洩することを防止できる。
【0010】請求項3においては、請求項2記載のもの
に、前記エアー抜き部は、前記インク供給口と前記連結
部材とが前記インクカートリッジを装着する際に当接す
る当接面の少なくも一方に、前記嵌入方向と同方向に形
成された溝部であるものである。これにより、インクカ
ートリッジをカートリッジ装着部に装着する際に、イン
ク供給口を連結部材に嵌入していくと、当接面と溝部と
の簡単な構成で外部に連通するエアー孔を形成して、こ
のエアー孔を通してエアーを外部に排出できるととに、
溝部をインク供給口と連結部材との相対的な移動で遮断
することで連結部材がインクカートリッジ内に接続され
た際にはインクが外部に漏洩することを防止できる。
【0011】請求項4においては、請求項1乃至請求項
3記載のものに、前記エアー抜き部は、等間隔で複数形
成されているものである。これにより、インク供給口を
連結部材に嵌入すると、等間隔に形成されたエアー抜き
部を通して、均一且つ早急にエアーを外部に排出するこ
とができる。
【0012】請求項5においては、請求項1記載のもの
に、前記インクカートリッジには、インクが保持された
多孔質部材が収容されているものである。これにより、
エアー抜き部でエアーを外部に排出しつつ、多孔質部材
との間にエアーを残留させることなく、連結部材を直接
に多孔質部材に接続できるので、多孔質部材に保持され
ているインクをインクジェットヘッドに確実に供給する
ことが可能となる。
【0013】請求項6においては、インクを収容した着
脱自在のインクカートリッジと、前記インクカートリッ
ジを装着する際には、該インクカートリッジに設けられ
たインク供給部の側周面が当接しながら嵌入するのを受
容する連絡部材を備えたカートリッジ装着部と、前記連
結部材を介して前記インクカートリッジ内のインクが供
給され、該インクを駆動信号に応じて被記録媒体に向か
って吐出することで記録を行うインクジェットヘッドと
を有し、前記インク供給部及び前記連結部材の少なくと
も一方には、前記連結部材に前記インク供給部を嵌入さ
せる際に進入するエアーを排出するエアー抜き部が形成
されているものである。これにより、インクカートリッ
ジをカートリッジ装着部に装着する際に、連結部材をイ
ンク供給口に嵌入していっても、連結部材とインクカー
トリッジ間に溜まるエアーをエアー抜き部を通して外部
に排出して、連結部材を中間にエアーを残留させること
なくインクカートリッジ内に直接的接続できる。
【0014】請求項7においては、請求項6記載のもの
に、前記エアー抜き部は、前記インク供給部と前記連結
部材とが前記インクカートリッジを装着する際に当接す
る当接面を、外部に連通させるように形成されたエアー
孔であるものである。これにより、インクカートリッジ
をカートリッジ装着部に装着する際に、連結部材をイン
ク供給口に嵌入していくと、外部に連通するエアー孔を
通してエアーを外部に排出できるととに、エアー孔をイ
ンク供給口と連結部材との相対的な移動で遮断すること
で連結部材がインクカートリッジ内に接続された際には
インクが外部に漏洩することを防止できる。
【0015】請求項8においては、請求項7記載のもの
に、前記エアー抜き部は、前記インク供給部と前記連絡
部材とが前記インクカートリッジを装着する際に当接す
る当接面の少なくとも一方に、前記嵌入方向と同方向に
形成された溝部であるものである。これにより、インク
カートリッジをカートリッジ装着部に装着する際に、連
結部材をインク供給口に嵌入していくと、当接面と溝部
との簡単な構成で外部に連通するエアー孔を形成して、
このエアー孔を通してエアーを外部に排出できるとと
に、溝部をインク供給口と連結部材との相対的な移動で
遮断することで連結部材がインクカートリッジ内に接続
された際にはインクが外部に漏洩することを防止でき
る。
【0016】請求項9においては、請求項6乃至請求項
8記載のものに、前記エアー抜き部は、等間隔で複数形
成されているものである。これにより、連結部材をイン
ク供給口に嵌入すると、等間隔に形成されたエアー抜き
部を通して、均一且つ早急にエアーを外部に排出するこ
とができる。
【0017】請求項10においては、請求項6記載のも
のに、前記インクカートリッジには、インクが保持され
た多孔質部材が収容されているものである。これによ
り、エアー抜き部でエアーを外部に排出しつつ、多孔質
部材との間にエアーを残留させることなく、連結部材を
直接に多孔質部材に接続できるので、多孔質部材に保持
されているインクをインクジェットヘッドに確実に供給
することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図10に基づいて以下に説明する。
【0019】図5において、7はインクジェット記録装
置であるプリンタであって、この本体フレーム8には、
ぞれぞれ複数(例えば、64個)のノズルを有する計4
個のインクジェットヘッド9a〜9d〔すなわち、ブラ
ックK,イエローY,シアンC,マゼンタMの各インク
を吐出(噴射)させるためのインクジェットヘッド9a
〜9d〕やメインテナンス機構RM,紙送り機構LM等
が内蔵されている。インクジェットヘッド9a〜9d
は、各ノズルの圧電素子を印加する駆動信号(駆動電
圧)に基づいて変位させることで、各インク(ブラック
K,イエローY,シアンC,マゼンタMの各インク)を
各ノズルから吐出(噴射)させるものである。本体フレ
ーム8の内部後方には円筒形状のプラテンローラ10が
回転自在に配置されている。プラテンローラ10は、図
示しない給紙カセットまたは手差し給紙部から供給され
た用紙11(被記録媒体)をインクジェットヘッド9a
〜9dに対向させながら搬送するものであり、紙送り機
構LMの一部をなす。プラテンローラ10は、この上側
に設けられ図示しないプレッシャーローラで用紙11が
密着されると共に、図示しないLFモータにより駆動さ
れて用紙11を副走査方向Yに紙送りするものである。
【0020】プラテンローラ10の前方には、インクジ
ェットヘッド9a〜9dを搭載したキャリッジ12が設
けられている。キャリッジ12は、インクジェットヘッ
ド9a〜9dにそれぞれ異なる色のインク(ブラック
K,イエローY,シアンC,マゼンタMの各インク)を
供給するために、各インクを収容した複数のインクカー
トリッジ30a〜30dを各インクジェットヘッド9a
〜9dに対応してそれぞれ着脱自在に搭載しており、プ
ラテンローラ10と並行に設けられたキャリッジ軸13
に沿って移動可能にされている。これにより、各インク
ジェットヘッド9a〜9dはプラテンローラ10に沿っ
て主走査方向Xに移動されるようになっている。
【0021】また、プリンタ7の本体フレーム8内の左
側には、キャリッジ12を駆動するCRモータ14が配
置されている。CRモータ14は、ベルト15を介して
キャリッジ12を駆動するものであり、ステップモータ
またはCDモータを使用する。プラテンローラ10の右
側には、インクジェットヘッド9a〜9dのメインテナ
ンス機構RMが配置されている。このメインテナンス機
構RMは、インクジェットヘッド9a〜9dの使用開
始、または使用中に内部にエアーが発生したり、吐出面
上にインクの液滴が付着する等の原因によりインクの吐
出(噴射)不良を防止するため、これらを良好な吐出
(噴射)状態に回復するものである。メインテナンス機
構RMとしては、印字(記録)の休止期間中にインクジ
ェットヘッド9a〜9dのそれぞれに対応して密着され
る密着部15a〜15dを有して、インクジェットヘッ
ド9a〜9dを覆って保護するキャップ15と、キャッ
プ15を開閉駆動させるシリンダ16と、キャップ15
の密着部15a〜15dに接続されてインクジェットヘ
ッド9a〜9d内のインクやエアー等をパージ(吸引)
するパージ装置17(例えば、吸引ポンプ)とからなる
ものが用いられる。
【0022】次に、図1および図6において、インクカ
ートリッジ30a〜30dは、キャリッジ12上に設け
られたカートリッジ装着部材31に対して着脱自在にさ
れており、カートリッジ装着部材31には複数のコネク
タ37(連結部材)が設けられている。各コネクタ37
の前部には、インクジェットヘッド9a〜9dが保持さ
れており、カートリッジ装着部材31に着脱自在に設け
られたインクカートリッジ30a〜30dは、各コネク
タ37を介してインクジェットヘッド9a〜9dに対し
て着脱自在にされている。
【0023】上記のインクカートリッジ30a〜30d
は、上端に開口する有底の空所が形成されたカートリッ
ジ本体32を有している。カートリッジ本体32の内部
は、上壁蓋32Aで閉塞されてフォーム収容室33が区
画されており、このフォーム収容室33内にはインクを
保持する多孔質部材35(フォーム)が収容されてい
る。カートリッジ本体32の側面壁32bの上部には、
大気連通孔32Bが形成されており、大気連通孔32B
はインクが消費されたときに、その消費量に相当する体
積分の空気をフォーム収容室33内に送り込むようにし
ている。また、カートリッジ本体32の側面壁32aの
下部には、前方側に向かって突出するインク供給口40
が一体形成されている。インク供給口40は、フォーム
収容室33内に開口する小径孔41Aに連続してカート
リッジ本体32外に開口する大径孔41Bを有してお
り、この大径孔41Bには、その内側周面41aにエア
ー抜き部42を構成する複数の溝部43が形成されてい
る。各溝部43は、インク供給口40の大径孔41Bの
開口端41bから底41cに向かいつつ、その途中まで
延びているとともに、相互に大径孔41Bの周方向に等
間隔を有して配置されている(例えば、相互に角度18
0度の等間隔を有して溝部43を2つ配置する。)。
【0024】各コネクタ37は、樹脂等の材料で成形さ
れたマニホールド部材38に配置されるシール部材39
を有している。マニホールド部材38は、断面凹形状の
保持部38Aからインク供給口40の延在方向に延びる
筒状部38Bを有している。そして、マニホールド部材
38の保持部38A内には、インクジェットヘッド9a
〜9dが嵌め込まれ、弾性接着剤等により保持部38A
とインクジェットヘッド9a〜9dとを相互に接着する
ことで、インクジェット9a〜9dを各コネクタ37で
それぞれ保持している。マニホールド部材38の筒状部
38B内には、インクジェットヘッド9a〜9dとフォ
ーム収容室33内とを連通自在とするインク誘導孔45
が形成されており、このインク誘導孔45はインクジェ
ットヘッド9a〜9dと保持部38Aとで区画されるイ
ンク誘導溝48に連通している。
【0025】上記のようにインクジェットヘッド9a〜
9dを保持した各コネクタ37は、筒状部38Bから突
出する鍔部38Cをカートリッジ装着部材31の前部3
1Aの取付孔47に挿入すると共に、この保持部38A
を前部31Aに形成された凹部31C内に嵌め込むこと
で、カートリッジ装着部材31の内部31Bに筒状部3
8Bが突出する状態で設けられている。そして、カート
リッジ装着部材31内に突出する筒状部38Bには、例
えばゴム等の弾性材で筒形状に形成されたシール部材3
9が筒状部38Bの外周に亘って形成された凹所46内
に弾接的に嵌め込まれて装着されている。尚、50はイ
ンク誘導孔45を覆うように取り付けられたフィルタで
ある。55はカートリッジ装着部材31の前部31Aに
取り付けられた保護カバーであって、各コネクタ37の
インクジェットヘッド9a〜9dの側面を覆うように前
方側の延びて、インクジェットヘッド9a〜9dの側面
に弾性接着剤等で接着されている。
【0026】上記の構成において、インクカートリッジ
30a〜30dを、各コネクタ37付きのカートリッジ
装着部材31に装着(セット)するには、図5に示すよ
うに、CRモータ14を回転することによりベルト15
を介してキャリッジ12を主走査することで、インクジ
ェットヘッド9a〜9dをキャップ15に対向させ、且
つメインテナンス機構RMのシリンダ16を駆動させる
ことにより、インクジェットヘッド9a〜9dをキャッ
プ15で覆うと共に、各密着部15a〜15dをインク
ジェットヘッド9a〜9dの各ノズル面に押し付けてパ
ージ装置17に接続されたカートリッジ装着部材31に
対して行なわれる。先ず、図6に示すように、インクカ
ートリッジ30a〜30dをカートリッジ装着部材31
の内部31Bに区画された複数の領域A〜D内に、各イ
ンク供給口40側からそれぞれ挿入する。
【0027】そして、各インクカートリッジ30a〜3
0bを、図2(a)に示すように、カートリッジ装着部
材31の前部31A側に押し込みつつ、インク供給口4
0を各コネクタ37のシール部材39を弾性変形しつつ
嵌め込むと、シール部材39の外側周面39aと大径孔
41Bの内側周面41aとが相互に気密に当接して当接
面51を形成する。このように、インク供給口40をシ
ール部材39外に弾性的に嵌め込むと、各コネクタ37
(フィルタ50)と多孔質部材35との間にエアーが溜
まる空間Eが区画されるとともに、空間Eは各溝部43
とシール部材39の外側周面39aとで、インクカート
リッジ30a〜30dの嵌入方向Fに当接面51を貫通
するように形成される複数のエアー孔52を通してカー
トリッジ本体32の外部に連通される。すなわち、エア
ー抜き部42は、インク供給口40を各コネクタ37の
シール部材39外に嵌め込んだ際に、各溝部43とシー
ル部材39の外側周面39aとで形成される複数のエア
ー孔52で構成される。
【0028】更に、インクカートリッジ30a〜30d
を、空間Eの容積を減少させるように、カートリッジ装
着部材31の前部31A側に嵌入していくと、空間E内
に溜まっていたエアーが多孔質部材35側に押されて
(圧縮されて)、図2(a)に示すように、各エアー孔
52を通して、カートリッジ本体32の外部に排出され
る。このように、インクカートリッジ30a〜30d
は、各コネクタ37とカートリッジ本体32の多孔質部
材35との間に区画される空間Eの容積を減少させつ
つ、このインク供給口40内にシール部材39を嵌入し
ていくことで、空間E内に溜まっていたエアーを各エア
ー孔52を通してカートリッジ本体32の外部に排出し
つつ、カートリッジ嵌着部材31の各領域A〜D内に挿
入されることになる。
【0029】そして、インクカートリッジ30a〜30
dのインク供給口40の各コネクタ37に対する嵌入が
進んでいくと、図2(b)に示すように、各溝部43の
大径孔41Bの底41c側の端部がシール部材39の外
側周面39aで覆われて、各エアー孔52と空間Eとの
連通が遮断される。次いで、各コネクタ37の筒状部3
8B(フィルタ50)が、図1に示すように、インク供
給口40の小径孔41Aを通過してフォーム収容室33
内の多孔質部材35に当接すると共に、シール部材39
が大径孔41Bの底41cに弾接して、各コネクタ37
と多孔質部材35間に形成された空間Eをなくした状態
でインクカートリッジ30a〜30dのカートリッジ装
着部材31への装着(セット)が完了される。これによ
り、各コネクタ37の筒状部38Bが、中間にエアーを
溜めることなく多孔質部材35に接続されるので、多孔
質部材35で保持される各インク(ブラックK、イエロ
ーY、シアンC、マゼンタMの各インク)がカートリッ
ジ本体32の外部に漏洩することなく、インク誘導孔4
5及びインク誘導溝48を通してインクジェットヘッド
9a〜9dの全チャンネルに供給されることになる。
【0030】ここで、インクカートリッジ30a〜30
dをカートリッジ装着部材31に装着する際に形成され
る空間Eに溜まるエアーを、ほぼ完全にカートリッジ本
体32の外部に排出するためには、エアー抜き部42の
各溝部43の嵌入方向Fへの長さを調整することにより
達成することができる。すなわち、インク供給口40内
に嵌入された各コネクタ37の筒状部38Bの先端が、
多孔質部材35に当接する時に、この空間Eと各エアー
孔52とを遮断できるように、各溝部43の長さを決定
すれば良い。
【0031】このように、インクカートリッジ30a〜
30dをカートリッジ装着部材31(キャリッジ12)
に装着した後に、インクジェットヘッド9a〜9dによ
る用紙11(被記録媒体)に対する印字(記録)を可能
とするために、パージ装置17により各インクジェット
ヘッド9a〜9d内を複数回パージ(吸引)する。すな
わち、インクジェットヘッド9a〜9d内のパージは、
パージ装置17を駆動することによりインクジェットヘ
ッド9a〜9d内を複数回パージ(吸引)して、インク
誘導孔45等に残留するエアー等をインクとともに外部
に排出して、インク誘導孔45やインクジェットヘッド
9a〜9d内をインクのみに充填する。
【0032】このとき、上述のように、インクカートリ
ッジ30a〜30dをカートリッジ装着部材31に装着
する際には、カートリッジ本体32の外部にエアーを排
出しつつ、各コネクタ37と多孔質部材35間に形成さ
れた空間Eをなくした状態で装着されているので、装着
に際して外部に排出されたエアーの分だけ、パージ装置
17によるパージの回数を減少させることができる。こ
の結果、パージ装置17によるパージの回数減少は、イ
ンクジェットヘッド9a〜9dによる記録開始時間を短
縮し、パージによりカートリッジ本体32の外部に排出
されるインク量を減少できて、経済的なものとなる。
【0033】尚、図1及び図2に示すインクジェット記
録装置において、エアー抜き部42は、インク供給口4
0を各コネクタ37のシール部材39に弾接的に嵌入し
た際に、大径孔41Bの各溝部43とシール部材39の
外側周面39aとで形成される各エアー孔52で構成す
るものを示したが、これに限定されるものでなく、図3
に示すように、シール部材39に複数の溝部43Aを形
成して構成したものであってもよい。この場合に、各溝
部43Aは、大径孔41Bの底41c側端からカートリ
ッジ装着部材31の前部31Aに向かいつつ、その途中
まで延びているとともに、相互に大径孔41Bの周方向
に等間隔を有して配置されている。
【0034】これにより、インクカートリッジ30a〜
30dをカートリッジ装着部材31に装着(セット)す
るために、インク供給口40を各コネクタ37のシール
部材39外に弾接的に嵌入していくと、各溝部43Aと
インク供給口40の内側周面40aとで複数のエアー孔
52(エアー抜き部42)が形成され、この各エアー孔
52で空間E内に溜まっているエアーをカートリッジ本
体32の外部に排出することで、各コネクタ37の筒状
部38Bを、中間にエアーを溜めることなく多孔質部材
35に接続することが可能となる。この結果、図1に示
すと同様に、インクカートリッジ30a〜30dをカー
トリッジ装着部材31へ装着するに際して、カートリッ
ジ本体32の外部に排出されたエアーの分だけ、パージ
装置17によるパージの回数を減少させることができる
ので、インクジェットヘッド9a〜9dによる記録開始
時間を短縮し、パージによりカートリッジ本体32の外
部に排出されるインク量を減少できて、経済的なものと
なる。
【0035】また、エアー抜き部42は、図4に示すよ
うに、インク供給口40の延在方向に直交する方向から
大径孔41B内とカートリッジ本体32とを連通する複
数のエアー孔152で構成したものであってもよい。こ
の場合に、各エアー孔152は、相互にインク供給口4
0の周方向に等間隔を有して配置する。
【0036】これにより、インクカートリッジ30a〜
30dをカートリッジ装着部材31に装着(セット)す
るために、インク供給口40を各コネクタ37のシール
部材39外に弾接的に嵌入する際に、各エアー孔152
で空間E内に溜まっているエアーをカートリッジ本体3
2の外部に排出することで、各コネクタ37の筒状部3
8Bを、中間にエアーを溜めることなく多孔質部材35
に接続することが可能となる。この結果、図1に示すと
同様に、インクカートリッジ30a〜30dをカートリ
ッジ装着部材31へ装着するに際して、カートリッジ本
体32の外部に排出されたエアーの分だけ、パージ装置
17によるパージの回数を減少させることができるの
で、インクジェットヘッド9a〜9dによる記録開始時
間を短縮し、パージによりカートリッジ本体32の外部
に排出されるインク量を減少できて、経済的なものとな
る。
【0037】上述した本実施形態においては、インクカ
ートリッジ30のインク供給口40にカートリッジ装着
部材31のコネクタ37(連結部材)を嵌入させるもの
について記述したが、これに限定されることなく、逆
に、カートリッジ装着部材31のコネクタ側を受け部と
して、インクカートリッジ側を嵌入させるような形態を
取っても良く、以下に図7及び図8、図5、図6に基づ
いて説明する。尚、図7及び図8において、図1および
図2と同一の符号は同一の構成を有するので、その説明
は省略する。
【0038】図7において、各インクカートリッジ30
a〜30dのカートリッジ本体32の側面壁32aの下
部には、前方側に向かって突出するインク供給口40が
一体形成されている。インク供給口40はフォーム収容
室33に開口するインク孔41Cが形成されていると共
に、その外側周面40aにエアー抜き部42を構成する
複数の溝部43が形成されている。各溝部43は、イン
ク供給口40の突出端からカートリッジ本体32の側面
壁32aに向かいつつ、その途中まで延びているととも
に、相互にインク供給口40の周方向に等間隔を有して
配置されている(例えば、相互に角度180度の等間隔
を有して溝部43を2つ配置する)。
【0039】また、インク装着部31の前部31Aに
は、各インクカートリッジ30a〜30dに向かって突
出する複数(4つ)の突出部160が一体形成されてお
り、各突出部60には前部31Aに形成された取付孔4
7が貫通している。
【0040】各コネクタ37は、図1に示すと同様にし
て、マニホールド部材38の保持部38A内にインクジ
ェットヘッド9a〜9dga嵌め込まれ、弾性接着材等
により保持部38Aとインクジェットヘッド9a〜9d
とを相互に接着することで、各インクジェットヘッド9
a〜9dを保持していると共に、この内部に形成された
インク誘導孔45がインク供給口40のインク孔41C
およびインクジェットヘッド9a〜9dと保持部材38
Aとで区画されるインク誘導溝48を通して、各インク
カートリッジ30a〜30dのフォーム室33と各イン
クジェットヘッド9a〜9dを連通自在にしている。
【0041】上記のようにインクジェットヘッド9a〜
9dを保持したコネクタ37は、筒状部38Bから突出
する鍔部38Cをカートリッジ装着部31の前部31
A、突出部60の取付孔47に挿入すると共に、保持部
38Aを前部31Aの凹部31C内に嵌め込むことで、
カートリッジ装着部材31に設けられている。そして、
カートリッジ装着部材31の各突出部160には、例え
ばゴム等の弾性材で筒形状に形成されたシール部材16
5が各コネクタ37の筒状部38Bの先端に当接するま
でその取付孔47に弾接的に嵌め込まれて装着されてい
る。
【0042】上記の構成において、インクカートリッジ
30a〜30dを、各コネクタ37付きのカートリッジ
装着部材31に装着(セット)するには、図5に示すよ
うに、CRモータ14を回転することによりベルト15
を介してキャリッジ12を主走査することで、インクジ
ェットヘッド9a〜9dをキャップ15に対向させ、且
つメインテナンス機構RMのシリンダ16を駆動させる
ことにより、インクジェットヘッド9a〜9dをキャッ
プ15で覆うと共に、各密着部15a〜15dをインク
ジェットヘッド9a〜9dの各ノズル面に押し付けてパ
ージ装置17に接続されたカートリッジ装着部材31に
対して行なわれる。先ず、図6に示すように、インクカ
ートリッジ30a〜30dをカートリッジ装着部材31
の内部31Bに区画された各領域A〜D内に、各インク
供給口40側からそれぞれ挿入する。
【0043】そして、各インクカートリッジ30a〜3
0dを、図8(a)に示すように、カートリッジ装着部
材31の前部31A側に押し込みつつ、各インク供給口
40を各突出部160内のシール部材165を弾性変形
しつつ嵌め込むと、シール部材165の内側周面165
aとインク供給口40の外側周面40aとが相互に気密
に当接して当接面166を形成する。このように、イン
ク供給口40をシール部材165内に弾性的に嵌め込む
と、各コネクタ37(フィルタ50)と多孔質部材35
との間にエアーが溜まる空間Eが区画されるとともに、
空間Eは各溝部43とシール部材165の内側周面16
5aとで、インクカートリッジ30a〜30dの嵌入方
向Fに当接面166を貫通するように形成される複数の
エアー孔170を通してカートリッジ本体32の外部に
連通される。すなわち、エアー抜き部42は、各インク
供給口40を各突出部160のシール部材165内に嵌
め込んだ際に、各溝部43とシール部材165の内側周
面165aとで形成される複数のエアー孔170で構成
される。
【0044】更に、インクカートリッジ30a〜30d
を、空間Eの容積を減少させるように、カートリッジ装
着部材31の前部31A側に嵌入していくと、空間E内
に溜まっていたエアーが多孔質部材35側に押されて
(圧縮されて)、図8(a)に示すように、各エアー孔
170を通して、カートリッジ本体32の外部に排出さ
れる。このように、インクカートリッジ30a〜30d
は、各コネクタ37とカートリッジ本体32の多孔質部
材35との間に区画される空間Eの容積を減少させつ
つ、このインク供給口40外にシール部材165を嵌入
していくことで、空間E内に溜まっていたエアーを各エ
アー孔170を通してカートリッジ本体32の外部に排
出しつつ、カートリッジ装着部材31の各領域A〜D内
に挿入されることになる。
【0045】そして、インクカートリッジ30a〜30
dのインク供給口40の各突出部160に対する嵌入が
進んでいくと、図8(b)に示すように、各溝部43の
カートリッジ本体32側の端部がシール部材165の内
側周面165aで覆われて、各エアー孔170と空間E
との連通が遮断される。次いで、各インク供給口40
が、図1に示すように、各コネクタ37の筒状部38B
に当接すると共に、シール部材165がカートリッジ本
体32の側面壁32aに弾接して、各コネクタ37と多
孔質部材35間に形成された空間Eをなくした状態でイ
ンクカートリッジ30a〜30dのカートリッジ装着部
材31への装着(セット)が完了させる。これにより、
各コネクタ37の筒状部38Bが、中間にエアーを溜め
ることなく多孔質部材35にインク供給口40を介して
接続されるので、多孔質部材35で保持されている各イ
ンク(ブラックK、イエローY、シアンC、マゼンタM
の各インク)がカートリッジ本体32の外部に漏洩する
ことなく、インク孔41C、インク誘導孔45及びイン
ク誘導溝48を通してインクジェットヘッド9a〜9っ
の全チャンネルに供給されることになる。
【0046】ここで、インクカートリッジ30a〜30
dをカートリッジ装着部材31に装着する際に形成され
る空間Eに溜まるエアーを、ほぼ完全にカートリッジ本
体32の外部に排出するためには、エアー抜き部42の
各溝部43の嵌入方向Fへの長さを調整することにより
達成することができる。すなわち、インク供給口40外
に嵌め込まれる各突出部160のシール部材165の先
端が、カートリッジ本体32の側面壁32aに当接する
時に、この空間Eと各エアー孔170とを遮断できるよ
うに、各溝部43の長さを決定すればよい。
【0047】このように、インクカートリッジ30a〜
30dをカートリッジ装着部材31(キャリッジ12)
に装着した後に、インクジェットヘッド9a〜9dによ
る用紙11(被記録媒体)に対する印字(記録)を可能
とするために、パージ装置17により各インクジェット
ヘッド9a〜9d内を複数回パージ(吸引)する。すな
わち、インクジェットヘッド9a〜9d内のパージは、
パージ装置17を駆動することによりインクジェットヘ
ッド9a〜9d内を複数回パージ(吸引)して、インク
孔41C、インク誘導孔45等に残留するエアー等をイ
ンクとともに外部に排出して、インク孔41C、インク
誘導孔45やインクジェットヘッド9a〜9d内をイン
クのみに充填する。
【0048】このとき、上述のように、インクカートリ
ッジ30a〜30dをカートリッジ装着部材31に装着
する際には、カートリッジ本体32の外部にエアーを排
出しつつ、各コネクタ37と多孔質部材35間に形成さ
れた空間Eをなくした状態で装着されているので、装着
に際して外部に排出されるエアーの分だけ、パージ装置
17によるパージの回数を減少させることができる。こ
の結果、パージ装置17によるパージの回数減少は、イ
ンクジェットヘッド9a〜9dによる記録開始時間を短
縮し、パージによりカートリッジ本体32の外部に排出
されるインク量を減少できて、経済的なものとなる。
【0049】尚、図7及び図8に示すインクジェット記
録装置において、エアー抜き部42は、インク供給口4
0を各突出部160のシール部材165内に弾接的に嵌
入した際に、各インク供給口40の各溝部43とシール
部材165の内側周面165aとで形成される各エアー
孔170で構成するものを示したが、これに限定される
ものでなく、図9に示すように、シール部材165の内
側周面165aに複数の溝部43Aを形成して構成した
ものであってもよい。この場合に、各溝部43Aは、各
突出部160の取付孔47端からカートリッジ装着部材
31の前面31A側に向かいつつ、その途中まで延びて
いるとともに、相互にインク供給口40の周方向に等間
隔を有して配置されている。
【0050】これにより、インクカートリッジ30a〜
30dをカートリッジ装着部材31に装着(セット)す
るために、インク供給口40を各突出部160のシール
部材165内に弾接的に嵌入していくと、各溝部43A
とインク供給口40の外側周面40aとで複数のエアー
孔170(エアー抜き部42)が形成され、この各エア
ー孔170で空間Eに溜まっているエアーをカートリッ
ジ本体32の外部に排出することで、各コネクタ37の
筒状部38Bを、中間にエアーを溜めることなくインク
供給口40を介して多孔質部材35に接続することが可
能となる。この結果、図7に示すと同様に、インクカー
トリッジ30a〜30dをカートリッジ装着部材31へ
装着するに際して、カートリッジ本体32の外部に排出
されたエアーの分だけ、パージ装置17によるパージの
回数を減少させることができるので、インクジェットヘ
ッド9a〜9dによる記録開始時間を短縮し、パージに
よりカートリッジ本体32の外部に排出されるインク量
を減少できて、経済的なものとなる。
【0051】また、エアー抜き部42は、図10に示す
ように、インク供給口40の延在方向に直交する方向か
ら各突出部160、シール部材165とを貫通する複数
のエアー孔170で構成したものであってもよい。この
場合に、各エアー孔170は、相互に突出部60の周方
向に等間隔を有して配置する。
【0052】これにより、インクカートリッジ30a〜
30dをカートリッジ装着部材31に装着(セット)す
るために、インク供給口40を各突出部160のシール
部材165内に弾接的に嵌入する際に、各エアー孔17
0で空間E内に溜まっているエアーをカートリッジ本体
32の外部に排出することで、各コネクタ37の筒状部
38Bを、中間にエアーを溜めることなくインク供給口
40を介して多孔質部材35に接続することが可能とな
る。この結果、図7に示すと同様に、インクカートリッ
ジ30a〜30dをカートリッジ装着部材31へ装着す
るに際して、カートリッジ本体32の外部に排出された
エアーの分だけ、パージ装置17によるパージの回数を
減少させることができるので、インクジェットヘッド9
a〜9dによる記録開始時間を短縮し、パージによりカ
ートリッジ本体32の外部に排出されるインク量を減少
できて、経済的なものとなる。
【0053】
【発明の効果】このように本発明のインクジェット記録
装置によれば、請求項1では、インクを収容するインク
カートリッジと、前記インクカートリッジのインク供給
部に側周面が当接されながら押し込まれて装着された連
結部材と、前記連結部材に設けられ、該連結部材を介し
て前記インクカートリッジのインクが供給されるインク
ジェットヘッドとを有し、前記インク供給部および前記
連結部材の少なくとも一方には、前記インク供給部に前
記連結部材を押し込む際に進入するエアーを排出するエ
アー抜き部が形成されているものである。これにより、
インクカートリッジをカートリッジ装着部に装着する際
に、インク供給口を連結部材に嵌入していっても、連結
部材とインクカートリッジ間に溜まるエアーをエアー抜
き部を通して外部に排出して、連結部材を中間にエアー
を残留させることなくインクカートリッジ内に直接的接
続できる。この結果、インクカートリッジをカートリッ
ジ装着部へ装着するに際して、外部に排出されたエアー
の分だけ、パージの回数を減少させることができるの
で、インクジェットヘッドによる記録開始時間を短縮
し、パージによりインクカートリッジの外部に排出され
るインク量を減少できて、経済的なものとなる。
【0054】請求項2では、請求項1記載のものに、前
記エアー抜き部は、前記インク供給口と前記連結部材と
が前記インクカートリッジを装着する際に当接する当接
面を、外部に連通させるように形成したエアー孔とした
ものである。これにより、請求項1記載の効果に加え
て、インクカートリッジをカートリッジ装着部に装着す
る際に、インク供給口を連結部材に嵌入していくと、外
部に連通するエアー孔を通してエアーを外部に排出でき
るととに、エアー孔をインク供給口と連結部材との相対
的な移動で遮断することで連結部材がインクカートリッ
ジ内に接続された際にはインクが外部に漏洩することを
防止できる。
【0055】請求項3では、請求項2記載のものに、前
記エアー抜き部は、前記インク供給口と前記連結部材と
が前記インクカートリッジを装着する際に当接する少な
くも一方に、前記嵌入方向と同方向に形成された溝部で
ある。これにより、請求項2の効果に加えて、インクカ
ートリッジをカートリッジ装着部に装着する際に、イン
ク供給口を連結部材に嵌入していくと、当接面と溝部と
の簡単な構成で外部に連通するエアー孔を形成して、こ
のエアー孔を通してエアーを外部に排出できるととに、
溝部をインク供給口と連結部材との相対的な移動で遮断
することで連結部材がインクカートリッジ内に接続され
た際にはインクが外部に漏洩することを防止できる。
【0056】請求項4では、請求項1記載のものに、前
記エアー抜き部は、等間隔で複数形成したものである。
これにより、請求項1の効果に加えて、インク供給口を
連結部材に嵌入すると、等間隔に形成されたエアー抜き
部を通して、均一且つ早急にエアーを外部に排出するこ
とができる。
【0057】請求項5では、請求項1記載のものに、前
記インクカートリッジには、インクが保持された多孔質
部材が収容されているものである。これにより、請求項
1の効果に加えて、エアー抜き部でエアーを外部に排出
しつつ、多孔質部材との間にエアーを残留させることな
く、連結部材を直接に多孔質部材に接続できるので、多
孔質部材に保持されているインクをインクジェットヘッ
ドに確実に供給することが可能となる。
【0058】請求項6では、インクを収容した着脱自在
のインクカートリッジと、前記インクカートリッジを装
着する際には、該インクカートリッジに設けられたイン
ク供給部の側周面が当接しながら嵌入するのを受容する
連絡部材を備えたカートリッジ装着部材を、前記連結部
材を介して前記インクカートリッジ内のインクが供給さ
れ、該インクを駆動信号に応じて被記録媒体に向かって
吐出することで記録を行うインクジェットヘッドを有
し、前記インク供給部及び前記連結部材の少なくとも一
方には、前記連結部材に前記インク供給部をを嵌入させ
る際に進入するエアーを排出するエアー抜き部が形成さ
れているものである。これにより、インクカートリッジ
をカートリッジ装着部材に装着する際に、連結部材をイ
ンク供給口に嵌入していっても、連結部材とインクカー
トリッジ間に溜まるエアーをエアー抜き部と通して外部
に排出して、連結部材を中間にエアーを残留させること
なくインクカートリッジ内に直接的接続できる。この結
果、インクカートリッジをカートリッジ装着部へ装着す
るに際して、外部に排出されたエアーの分だけ、パージ
の回数を減少させることができるので、インクジェット
ヘッドによる記録開始時間を短縮し、パージによりイン
クカートリッジの外部に排出されるインク量を減少でき
て、経済的なものとなる。
【0059】請求項7では、請求項6記載のものに、前
記エアー抜き部は、前記インク供給口と前記連結部材と
が前記インクカートリッジを装着する際に当接する当接
面を、外部に連通させるように形成したエアー孔とした
ものである。これにより、請求項6記載の効果に加え
て、インクカートリッジをカートリッジ装着部に装着す
る際に、連結部材をインク供給口に嵌入していくと、外
部に連通するエアー孔を通してエアーを外部に排出でき
るととに、エアー孔をインク供給口と連結部材との相対
的な移動で遮断することで連結部材がインクカートリッ
ジ内に接続された際にはインクが外部に漏洩することを
防止できる。
【0060】請求項8では、請求項7記載のものに、前
記エアー抜き部は、前記インク供給口と前記連結部材と
が前記インクカートリッジを装着する際に当接する少な
くも一方に、前記嵌入方向と同方向に形成された溝部で
ある。これにより、請求項7の効果に加えて、インクカ
ートリッジをカートリッジ装着部に装着する際に、連結
部材をインク供給口に嵌入していくと、当接面と溝部と
の簡単な構成で外部に連通するエアー孔を形成して、こ
のエアー孔を通してエアーを外部に排出できるととに、
溝部をインク供給口と連結部材との相対的な移動で遮断
することで連結部材がインクカートリッジ内に接続され
た際にはインクが外部に漏洩することを防止できる。
【0061】請求項9では、請求項6記載のものに、前
記エアー抜き部は、等間隔で複数形成したものである。
これにより、請求項6の効果に加えて、インク供給口を
連結部材に嵌入すると、等間隔に形成されたエアー抜き
部を通して、均一且つ早急にエアーを外部に排出するこ
とができる。
【0062】請求項10では、請求項6記載のものに、
前記インクカートリッジには、インクが保持された多孔
質部材が収容されているものである。これにより、請求
項6記載の効果に加えて、エアー抜き部でエアーを外部
に排出しつつ、多孔質部材との間にエアーを残留させる
ことなく、連結部材を直接に多孔質部材に接続できるの
で、多孔質部材に保持されているインクをインクジェッ
トヘッドに確実に供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置のインクカートリッジ
をカートリッジ装着部材に装着した状態を示す断面図で
ある。
【図2】図1におけるインクジェット記録装置のインク
カートリッジをカートリッジ装着部材に装着する手順を
示す要部拡大断面図である。
【図3】変形例におけるインクジェット記録装置のイン
クカートリッジをカートリッジ装着部材に装着する手順
を示す要部拡大断面図である。
【図4】第2の変形例におけるインクジェット記録装置
のインクカートリッジをカートリッジ装着部材に装着す
る手順を示す要部拡大断面図である。
【図5】インクジェット記録装置の要部斜視図である。
【図6】インクジェット記録装置のインクカートリッジ
をカートリッジ装着部材に挿入する状態を示す説明図で
ある。
【図7】第3の変形例におけるインクジェット記録装置
のインクカートリッジをカートリッジ装着部材に装着し
た状態を示す断面図である。
【図8】図7におけるインクジェット記録装置のインク
カートリッジをカートリッジ装着部材に装着する手順を
示す要部拡大断面図である。
【図9】第4の変形例におけるインクジェット記録装置
のインクカートリッジをカートリッジ装着部材に装着す
る手順を示す要部拡大断面図である。
【図10】第5の変形例におけるインクジェット記録装
置のインクカートリッジをカートリッジ装着部材に装着
する手順を示す要部拡大断面図である。
【図11】従来のインクジェット記録装置のインクカー
トリッジをカートリッジ装着部材に装着した状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
30a〜30d インクカートリッジ 31 カートリッジ装着部材 35 多孔質部材 37 コネクタ(連結部材) 40 インク供給口 44a〜44d インクジェットヘッド 42 エアー抜き部 43 溝部 50、166 当接面 52、170 エアー孔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを収容した着脱自在のインクカー
    トリッジと、 前記インクカートリッジを装着する際には、該インクカ
    ートリッジに設けられたインク供給口に側周面が当接し
    ながら嵌入される連結部材を備えたカートリッジ装着部
    と、 前記連結部材を介して前記インクカートリッジ内のイン
    クが供給され、該インクを駆動信号に応じて被記録媒体
    に向かって吐出することで記録を行なうインクジェット
    ヘッドとを有し、 前記インク供給口及び前記連結部材の少なくとも一方に
    は、前記インク供給口に前記連結部材を嵌入させる際に
    進入するエアーを排出するエアー抜き部が形成されてい
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記エアー抜き部は、前記インク供給口
    と前記連結部材とが前記インクカートリッジを装着する
    際に当接する当接面を、外部に連通させるように形成さ
    れたエアー孔であることを特徴とする請求項1記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記エアー抜き部は、前記インク供給口
    と前記連結部材とが前記インクカートリッジを装着する
    際に当接する当接面の少なくも一方に、前記嵌入方向と
    同方向に形成された溝部であることを特徴とする請求項
    2記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記エアー抜き部は、等間隔で複数形成
    されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記インクカートリッジには、インクが
    保持された多孔質部材が収容されていることを特徴とす
    る請求項1記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 インクを収容した着脱自在のインクカー
    トリッジと、 前記インクカートリッジを装着する際には、該インクカ
    ートリッジに設けられたインク供給部の側周面が当接し
    ながら嵌入するのを受容する連絡部材を備えたカートリ
    ッジ装着部と、 前記連結部材を介して前記インクカートリッジ内のイン
    クが供給され、該インクを駆動信号に応じて被記録媒体
    に向かって吐出することで記録を行うインクジェットヘ
    ッドとを有し、 前記インク供給部及び前記連結部材の少なくとも一方に
    は、前記連結部材に前記インク供給部を嵌入させる際に
    進入するエアーを排出するエアー抜き部が形成されてい
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記エアー抜き部は、前記インク供給部
    と前記連結部材とが前記インクカートリッジを装着する
    際に当接する当接面を、外部に連通させるように形成さ
    れたエアー孔であることを特徴とする請求項6に記載の
    インクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記エアー抜き部は、前記インク供給部
    と前記連絡部材とが前記インクカートリッジを装着する
    際に当接する当接面の少なくとも一方に、前記嵌入方向
    と同方向に形成された溝部であることを特徴とする請求
    項7記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記エアー抜き部は、等間隔で複数形成
    されていることを特徴とする請求項6乃至請求項8のい
    ずれかに記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記インクカートリッジには、インク
    が保持された多孔質部材が収容されていることを特徴と
    する請求項6記載のインクジェット記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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