JPH09277243A - プレテンション方式pc部材の型枠 - Google Patents

プレテンション方式pc部材の型枠

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JPH09277243A
JPH09277243A JP9288796A JP9288796A JPH09277243A JP H09277243 A JPH09277243 A JP H09277243A JP 9288796 A JP9288796 A JP 9288796A JP 9288796 A JP9288796 A JP 9288796A JP H09277243 A JPH09277243 A JP H09277243A
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明 仁多見
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慶一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型枠内のコンクリートに縦方向にプレストレ
ストを与える場合に生ずる横梁部の局部的破損を防止
し、脱型作業性に優れたプレテンション方式PC部材の
型枠を提供する。 【解決手段】 内側板18を含む型枠切出部17を型枠10か
ら切り出す。その型枠切出部17に腕部25を設け、この腕
部25を型枠10に枢着する。また、型枠切出部17の端部に
接合用鍔部17Aを設ける。この鍔部17Aにボルト用の接
合孔20を穿設する。型枠切出部17を回動して内側板18を
型枠位置から取り外し、脱型後、型枠切出部17を逆方向
に回動して型枠位置に復帰することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレテンション方
式PC部材の型枠に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のプレテ
ンション方式のPC(プレストレストコンクリート)部
材、例えば落石防護体であるプレハブPC覆いの主桁や
道路保護用シェッドの主桁等に用いられるPC桁は、図
8に示すように、フランジ部1とウェブ部2と横梁部3
とから構成され、PC鋼材4によりプレテンションが与
えられる。ところで、上記従来のPC桁をプレテンショ
ン方式によりコンクリート成型するには、先ず型枠にP
C鋼材4を配置して緊張力を加え、その後、型枠内にコ
ンクリートを打設して硬化後に緊張力を開放してコンク
リートにプレストレストを与え、このようにしてプレス
トレストを与えた後に脱型を行っていた。このため、緊
張力を開放してプレストレストを与えることによってコ
ンクリート成型品に圧縮力が働き、フランジ部1とウェ
ブ部2とがPC鋼材4の方向すなわち縦方向に収縮し、
図8のように横梁部3を複数有するものの場合、その圧
縮力により縦方向両側の横梁部3の内側面5が型枠に圧
接して脱型が困難となり、無理に脱型すると、横梁部3
の内側面5を損傷する問題がある。
【0003】このため、横梁部3の内側面5を長さ方向
に対して鋭角的に形成すれば、脱型を比較的スムーズに
行うことができるが、横梁部3の断面に構造上不要な部
分が増加するため、その部分が材料費のロスになるとい
う問題がある。
【0004】また、コンクリートが所定の強度に硬化し
た後、緊張装置により前記PC鋼材4を引張り保持した
状態で、PC桁を僅かに吊り上げ、該PC桁を型枠との
間にスペーサを介在することにより、前記横梁部3と型
枠との間に隙間を形成した後、前記緊張装置の引張力を
解除する方法も知られている。しかし、この方法では、
PC鋼材4を引張り保持した状態で、そのPC鋼材4に
抗してPC桁を吊り上げるため、この吊り上げ作業が煩
雑となり、また、比較的長いPC桁を均等に吊り上げる
には、クレーンなどの操作が難しいという問題がある。
【0005】さらに、この種の一体型の型枠を用いた場
合では、PC鋼材によるプレストレスト以外にもコンク
リートの硬化によりコンクリート成型品に縦方向の収縮
が生じ、この圧縮力により横梁部の内側面と型枠との間
に圧接を生じ、この圧接により脱型が困難になるという
問題があった。
【0006】そこで、本発明は、複数の横梁部を一側に
有するコンクリート成型品に、縦方向のプレストレスト
を与える場合において、横梁部の局部的破損を防止し、
脱型作業性に優れ、また、型枠の扱いが容易なプレテン
ション方式PC部材の型枠を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の横梁部を一側に有し、縦方向にプレテンションを与え
てなるPC部材を製造する型枠において、前記型枠の横
梁箇所の内側板を該型枠位置から取り外し可能に設けた
ものであり、コンクリート硬化後、内側板を型枠位置か
ら取り外すことにより、PC部材に収縮が生じても、横
梁部と型枠の内側板とに圧接が生じない。
【0008】請求項2の発明は、前記内側板を前記型枠
に回動可能に設けたものであり、内側板を回動して型枠
位置から取り外し、脱型後、内側板を逆方向に回動して
型枠位置に復帰する。
【0009】請求項3の発明は、前記内側板と型枠との
接合部にそれぞれ接合用鍔部を設けたものであり、接合
用鍔部により型枠への内側板の接合及び取外しを行う。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1乃至図3は本発明の第1実施例
を示し、上記図8と同一部分に同一符号を付し、図8に
示したPC部材たるPC桁の製作を例に説明すると、10
は鋼製のPC桁用型枠(以下、型枠という)であり、こ
の型枠10は、縦方向のフランジ成型部11と、ウェブ成型
部12と、横方向の横梁箇所たる3つ横梁成型部13,13,
13Aとから構成され、例えば前記PC桁が落石防護体の
屋根を構成するものであれば、前記横梁成型部13Aが山
側の横梁部3を形成し、図2中左の横梁成型部13が谷側
の横梁部3を形成する。また、前記フランジ成型部11
は、前記フランジ部1の下面を形成する下面部11Aを型
枠10に一体に備え、その下面部11Aの周囲に、型枠10と
別体の側板部14が着脱自在に設けられ、この例では山形
鋼14Aをボルト・ナットなどの固定部材14Bにより設け
ることにより側面部14を構成している。
【0011】前記ウェブ成型部12の底板15の左右には、
前記横梁成型部13,13位置に縦方向の切断部16,16が形
成され、この切断部16は対応する横梁成型部13,13より
長く形成されている。さらに、図1及び図3に示すよう
に、各切断部16の端部から上下方向に型枠10を切断して
型枠切出部17を形成し、この型枠切出部17は横梁形成部
13,13の縦方向両側の内側板18,18Aを備え、これによ
り少なくとも内側板18を含む型枠切出部17を形成してい
る。そして、前記内側板18,18Aが前記内側面5,5を
形成する。前記型枠10を上下方向に切断した切断部19
が、前記型枠切出部17と型枠10との接合箇所となり、こ
の接合箇所にそれぞれ接合用鍔部(以下、鍔部という)
10A,17Aを設けており、その鍔部10Aは型枠10に設け
られると共に、その鍔部17Aが型枠切出部17に設けられ
ている。また、前記鍔部10A,17Aに接合孔20を穿設
し、この接合孔20に、重なり合う前記鍔部10A,17Aを
締め付けて固定するボルト21が挿通され、このボルト21
にナット22が螺合され、これらボルト21及びナット22に
より固定部材23を構成している。前記型枠切出部17は前
記底板15に回動可能に設けられ、前記底板15の下面に取
付部24を一体に設けると共に、前記型枠切出部17の横方
向中央側下面に腕部25の基端を一体に設け、この腕部25
の先端を縦方向の枢軸26により前記取付部24に回動自在
に連結し、図2に示すように、1つの型枠切出部17に対
して、縦方向に一対の前記腕部25,25が設けられてい
る。そして、この例では前記横梁成型部13Aが固定成型
部となる。尚、前記横梁成型部13,13,13Aの横方向外
側には、外側板32を着脱可能に嵌め入れている。
【0012】しかして、プレテンション方式によりPC
桁を成型するには、先ず、図2に示すように、型枠10に
PC鋼線等のPC鋼材4を配置して常法により緊張力を
加える。この後、型枠10内にコンクリートを打設して前
記PC鋼材4に緊張力を加えた状態で該コンクリートが
硬化した後、前記山形鋼14Aを取り外し、さらに、固定
部材23を取り外す。そして、図1に示すように、枢軸26
を中心として、横方向両側の型枠切出部17を下方に回動
して型枠位置から取り外す。尚、この場合、前記山形鋼
14Aを下面部11Aに取付けた状態で、型枠切出部17を回
動してもよい。このようにして、横梁部3を形成する型
枠切出部17を型枠位置から取り外した後、PC鋼材4の
緊張力を開放して、PC部材27を吊り上げ脱型する。こ
の場合、PC部材27にプレストレストを与える前に、内
側板18,18Aを型枠位置から取り外すことにより、PC
鋼材4の緊張力を開放しても、横梁成型部13にPC部材
27の内側面5が圧接することなく、PC部材27を容易に
脱型することができる。そして、型枠10を組立てるに
は、型枠切出部17を上方に回動し、相互の鍔部10A,17
Aの接合孔20,20にボルト21を挿通し、該ボルト21にナ
ット22を締めて接合固定する。
【0013】このように本実施例では、請求項1に対応
して、複数の横梁部3,3,3を一側たる下部に有し、
縦方向にプレテンションを与えてなるPC部材27を製造
する型枠において、型枠切出部17を型枠10から切出すこ
とにより、前記型枠10の横梁箇所の内側板18を該型枠位
置から取り外し可能に設けたものであるから、コンクリ
ート硬化後、PC部材27に収縮が生じても、横梁部3と
型枠10の内側板18とが圧接することがなく、脱型をスム
ーズに行うことができ、脱型の際に横梁部3の内側面5
が摩擦等により傷付いたり、損傷したりすることがな
い。また、横梁部3の断面に構造上不要な部分を形成す
る必要がないため、材料費のロスが発生することがない
と共に、余分な部分により部材に死加重が増加すること
もない。
【0014】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、型枠10から型枠切出部17を切出すと共に、
この型枠切出部17を型枠10に回動可能に設けることによ
り、内側板18を型枠10に回動可能に設けたものであるか
ら、内側板18を回動して型枠位置から取り外し、脱型
後、内側板18を逆方向に回動して型枠位置に復帰するこ
とができ、型枠10から内側板18を分離することなく、回
動操作により取り外し及び復帰を行うものであるから、
型枠10の作業をスムーズに行うことができる。
【0015】さらに、このように本実施例では、請求項
3に対応して、内側板18を含む型枠切出部17と型枠10と
の接合部にそれぞれ接合用鍔部17A,10Aを設けたもの
であるから、接合用鍔部17A,10Aにより型枠10への内
側板18の接合及び取外しを簡便に行うことができる。
【0016】また、実施例上の効果として、底板15の横
方向両側の切断部16,16の間の部分は型枠10に残ってい
るから、PC部材27が収縮しても、型枠10の縦寸法が変
わることなく、型枠切出部17の回動復帰をスムーズに行
うことができる。また、取付部24により枢軸26を底板15
の下面から離した位置に設けたから、ウェブ部2外面か
らの型枠切出部17内面の引き離しもスムーズに行うこと
ができる。
【0017】図4は本発明の第2実施例を示し、上記第
1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、この例では、型枠切出部17の両
側鍔部17A,17Aを先端に向かって相互にハ字状をなす
ように、斜めに取付けた例を示し、それら鍔部17A,17
Aに対応して前記鍔部10A,10Aも型枠10に斜めに取り
付けられている。
【0018】そして、このように鍔部17A,10Aを斜め
に取付けることにより、型枠切出部17の下方回動の際
に、重なり合った鍔部17A,10Aが摺動することがな
く、また、上方回動による復帰の際もスムーズに位置合
わせすることができる。
【0019】図5及び図6は本発明の第3実施例を示
し、上記実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細
な説明を省略して詳述すると、前記横梁成型部13の底板
31を前記内側側板18とほぼ平行に切断して横梁切断部33
を形成し、前記下面部11Aを平面斜めに切断して下面切
断部34を形成し、ウェブ部12の外側板35を縦方向に切断
して縦切断部36を形成し、さらに、この縦切断部36と前
記横梁切断部33とを長さ方向切断部37により連結して型
枠切出部38を型枠10から切出している。また、前記型枠
切出部38の前記横梁切断部33箇所には鍔部17Bを設ける
と共に、前記下面切断部34及び縦切断部36箇所には鍔部
17Cを設け、図6に示すように、それら鍔部17B,17C
は縦方向両側に斜めに設けられ、これら鍔部17B,17C
に対応して、鍔部17B,17Cとほぼ同形の鍔部10B,10
Cを前記型枠10に設けている。
【0020】しかして、プレテンション方式によりPC
桁を成型するには、型枠10内にコンクリートを打設して
前記PC鋼材4に緊張力を加えた状態で該コンクリート
が硬化した後、鍔部17B,10B及び鍔部17C,10Cから
固定部材23を取り外し、型枠切出部38を斜め下方に引き
下げながら型枠10から引き抜いて取り外す。このように
して、内側面5付近を形成する型枠切出部38を型枠位置
から取外した後、PC鋼材4の緊張力を開放して、PC
部材27を吊り上げ脱型する。この場合、PC部材27にプ
レストレストを与える前に、内側板18を取り外すことに
より、PC鋼材4の緊張力を開放しても、内側板18にP
C部材27の内側面5が圧接することなく、PC部材27を
容易に脱型することができる。そして、型枠10を組立て
るには、型枠切出部38を型枠位置に差し込み、相互の鍔
部10B,17B及び鍔部10C,17Cの接合孔20,20の位置
決め孔19,19にボルト21を挿通し、該ボルト21にナット
22を締めて接合固定する。
【0021】このように本実施例では、請求項1に対応
して、複数の横梁部3,3,3を一側たる下部に有し、
縦方向にプレテンションを与えてなるPC部材27を製造
する型枠において、型枠切出部38を型枠10から切出すこ
とにより、前記型枠10の横梁箇所の内側板18を該型枠位
置から取り外し可能に設けたものであり、また、請求項
3に対応して、内側板18を含む型枠切出部38と型枠10と
の接合部にそれぞれ接合用鍔部17B,10B及び接合用鍔
部17C,10Cを設けたものであるから、接合用鍔部17
B,10B,17C,10Cにより型枠10への内側板18の接合
及び分解を簡便に行うことができる。
【0022】また、実施例上の効果として、内側面18に
連続する下面部11Aを平面斜めに切断して、型枠切出部
38を先端に向かって平面が幅狭いになる先細い形状に形
成したことにより、型枠10からの引き抜き及び差し込み
を容易に行うことができる。さらに、縦方向両側の鍔部
17B,17Cが相互に平面略ハ字状をなすため、鍔部10
B,10Cとの摺動抵抗なく引き抜くことができると共
に、差し込んで鍔部17B,10B,17C,10Cを合わせる
ことにより、型枠位置への位置決めも容易に行うことが
できる。
【0023】図7は本発明の第4実施例を示し、上記実
施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省
略して詳述すると、この例では、第3実施例で示した型
枠切出部38が前記底板15に回動可能に設けられ、前記底
板15の下面に取付部24を一体に設けると共に、前記型枠
切出部38の縦方向中央側下面に腕部25の基端を一体に設
け、この腕部25の先端を縦方向の枢軸26により前記取付
部24に回動自在に連結している。
【0024】そして、枢軸26を中心として、横方向両側
の型枠切出部38を下方に回動して型枠位置から取り外
し、型枠10を組立てるには、型枠切出部38を上方に回動
し、相互の鍔部10A,17Aの接合孔20,20にボルト21を
挿通し、該ボルト21にナット22を締めて接合固定する。
【0025】このように本実施例では、請求項2に対応
して、型枠10から型枠切出部38を切出すと共に、この型
枠切出部38を型枠10に回動可能に設けることにより、内
側板18を型枠10に回動可能に設けたものであるから、内
側板18を回動して型枠位置から取り外し、脱型後、内側
板18を逆方向に回動して型枠位置に復帰することがで
き、型枠10から内側板18を分離することなく、回動操作
により取り外し及び復帰を行うものであるから、型枠10
の作業をスムーズに行うことができ、また、請求項1及
び3に対応して、上記各実施例と同様な作用,効果を有
し、さらに、この例では、鍔部17B,17Cは縦方向両側
に斜めに設けられ、型枠切出部38が取外し時の回動方向
である下方に向かって鍔部17B,17Cの先端の間隔が広
がるように配置され、すなわち鍔部17B,17Cを先端に
向かって相互にハ字状をなすように設けたから、型枠切
出部38の下方回動の際に、重なり合った鍔部17B,10B
及び鍔部17C,10Cが摺動することがなく、また、上方
回動による復帰の際もスムーズに位置合わせすることが
できる。また、この例では、部分的に型枠10を切断して
型枠切出部38を形成するため、該型枠切出部38が軽量と
なるため、扱いが容易となる。
【0026】さらに、各実施例上の効果として、複数の
横梁成型部13,13,13Aを有するPC桁の型枠10におい
て、山側以外の横梁成型部13,13の内側板18,18を取り
外し可能に設けたから、山側の横梁成型部13Aの内側面
を取り外す必要がなく、例えばシェッドなどの屋根を構
成するPC桁等で、現場に合わせて谷側の長さを変え、
長さの異なるPC桁を形成するのに適したものとなる。
【0027】尚、本発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく、本発明の容易の範囲内において、種々の変
形実施が可能である。例えば、コンクリート成型品の形
状、寸法は適宜選定可能であり、また、横梁部の本数は
4本以上でもよい。さらに、実施例においては、図2
で、左,中の横梁成型部の内側板18,18を取り外し可能
としたが、左,右の横梁成型部の横梁成型部の内側板1
8,18Aを取り外し可能にしたり、中,右の横梁成型部
の内側板18A,18Aを取り外し可能にしたりしてもよ
く、すなわち固定成型部となる横梁成型部に対して、少
なくとも他の横梁成型部の前記固定成型部側の内側板を
取り外し可能に設ければよい。また、本発明の詳細な説
明では、型枠を切断して型枠切出部を形成すると説明し
たが、あらかじめ型枠切出部を除いて型枠を形成すると
共に、その型枠切出部を別個に形成して組み立てるよう
にしてもよいことは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、複数の横梁部を一側
に有し、縦方向にプレテンションを与えてなるPC部材
を製造する型枠において、前記型枠の横梁箇所の内側板
を該型枠位置から取り外し可能に設けたものであり、横
梁部の局部的破損を防止し、脱型作業性に優れ、また、
型枠の扱いが容易なプレテンション方式PC部材の型枠
を提供することを目的とする。
【0029】請求項2の発明は、前記内側板を前記型枠
に回動可能に設けたものであり、横梁部の局部的破損を
防止し、脱型作業性に優れ、また、型枠の扱いが容易な
プレテンション方式PC部材の型枠を提供することを目
的とする。
【0030】請求項3の発明は、前記内側板と型枠との
接合部にそれぞれ接合用鍔部を設けたものであり、横梁
部の局部的破損を防止し、脱型作業性に優れ、また、型
枠の扱いが容易なプレテンション方式PC部材の型枠を
提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す型枠の断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例を示す型枠の側面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例を示す平面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す型枠の要部の拡大側
面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す型枠の要部と型枠切
出部との斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す型枠切出部の断面図
である。
【図7】本発明の第4実施例を示す型枠の断面図であ
る。
【図8】PC桁の一部切欠き斜視図である。
【符号の説明】
3 横梁部 10 型枠 18 内側板 10A,10B,10C,17A,17B,17C 接合用鍔部 27 PC部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 慶一 新潟県見附市杉沢町3347番地 エヌピーシ ー株式会社内 (72)発明者 石塚 努 北海道帯広市西八条南29丁目5番地 帯広 コンクリート株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の横梁部を一側に有し、縦方向にプ
    レテンションを与えてなるPC部材を製造する型枠にお
    いて、前記型枠の横梁箇所の内側板を該型枠位置から取
    り外し可能に設けたことを特徴とするプレテンション方
    式PC部材の型枠。
  2. 【請求項2】 前記内側板を前記型枠に回動可能に設け
    たことを特徴とする請求項1記載のプレテンション方式
    PC部材の型枠。
  3. 【請求項3】 前記内側板と型枠との接合部にそれぞれ
    接合用鍔部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記
    載のプレテンション方式PC部材の型枠。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109571747A (zh) * 2018-11-23 2019-04-05 上海市政预制技术开发有限公司 一种折线先张法预应力双t梁施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109571747A (zh) * 2018-11-23 2019-04-05 上海市政预制技术开发有限公司 一种折线先张法预应力双t梁施工方法
CN109571747B (zh) * 2018-11-23 2021-07-06 上海市政预制技术开发有限公司 一种折线先张法预应力双t梁施工方法

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