JP2005213855A - 機械式鉄筋継ぎ手 - Google Patents

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【課題】簡単な構成で迅速・確実に異形鉄筋を連結することができ、作業現場に持って上がる部品点数が少ない、機械式の鉄筋継ぎ手を提供する。
【解決手段】鉄筋継ぎ手を筒状体を縦に2分割した形状の基部と蓋部とで構成し、この基部3と蓋部5とで異形鉄筋を挟み込んで固定する。基部3と蓋部5は蝶番構造7で連結し、蓋部5を半分で分離して鉄筋を1本ずつ固定できるようにする。横方向に配設される異形鉄筋を連結する鉄筋継ぎ手1においては、筒状体を縦に2分割した形状の基部3と蓋部5とでなる2つのスリーブを各々異形鉄筋の端部に固定し、これらスリーブ間の距離を調節可能なボルト15にて両スリーブを連結する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンクリート構造物の骨組みに用いられる異形鉄筋を連結する機械式鉄筋継ぎ手に関する。
コンクリート構造物の骨組みに用いられる鉄筋を連結する継ぎ手には、機械的な構造だけで鉄筋を連結する機械式(例えば、特許文献1)と、機械的な構造体に樹脂材などを注入して固定する化学式(例えば、特許文献2)がある。このうち機械式継ぎ手には、ねじ鉄筋と呼ばれる外周面に雄ねじ構造を付与した鉄筋を用い、内周面に雌ねじ構造を形成した継ぎ手を用いるものや、鉄筋の外周面に雄ねじ構造を有する金属パーツを被せて、雌ねじ構造を有する継ぎ手と螺合するようにしたものがある。
しかしながら、化学式継ぎ手の工法では樹脂材を混合したり注入容器に入れたりする手間がかかり、また硬化させるための時間が必要で天候にも工期が左右されるという面倒がある。また、機械式の継ぎ手でも、ねじ式のものは鉄筋の外周にねじ構造を形成するためにかなりの精度が必要であり、鉄筋自体の製造コストが高くなってしまう。大型の建造物には何千本もの鉄筋を使用するため、一本あたりの単価の差は僅かでも膨大な費用の増加となってしまう。
また、鉄筋の外周面に雄ねじ構造を有する金属パーツを被せるものは作業場に持って上がる部品点数が多くなってしまうという問題がある。前述のとおり大型の建造物では何千本もの鉄筋を連結する必要があり、特に高所の作業場に持って上がる部品点数が多くなると膨大な手間と労力がかかってしまう。
特開2003−239458号公報 特開平9−177249号公報
本発明が解決しようとする問題点は、ねじ鉄筋を用いることによるコストの増加と、作業現場に持って上がる部品点数が多くなることと、化学式継ぎ手を用いる場合の手間と工期である。そこで本発明は、簡単な構成で迅速・確実に異形鉄筋を連結することができ、作業現場に持って上がる部品点数が少ない、機械式の鉄筋継ぎ手を提供することにある。
本発明は、鉄筋継ぎ手を筒状体を縦に2分割した形状の基部と蓋部とで構成し、この基部と蓋部とで異形鉄筋を挟み込んで固定することを最も主要な特徴とする。
具体的には、本発明の鉄筋継ぎ手は、2本の異形鉄筋を連結するための機械式鉄筋継ぎ手であって、筒状体を縦に2分割した形状の基部と蓋部とを具え、直線上に配置した2本の鉄筋の継ぎ目を前記基部と蓋部とで挟み込んで前記異形鉄筋を連結固定することを特徴とする。
本発明の好適な実施例は、前記蓋部がその延在方向中央部において第1の蓋部と第2の蓋部とに分離しており、当該第1および第2の蓋部でそれぞれ1本ずつ前記鉄筋を固定するよう構成されている。
このような実施例の場合、鉄筋継ぎ手の内周面中央部に、前記異形鉄筋の切断部を収容する空洞が設けられていることが有効である。
本発明の別の実施例は、横方向に配設される2本の異形鉄筋を連結する鉄筋継ぎ手において、前記2本の異形鉄筋の端部にそれぞれ固定される2つのスリーブと、これらスリーブ間の距離を調節可能に連結するボルトとを有し、前記スリーブが、筒状体を縦に2分割した形状の基部と蓋部とを具えることを特徴とする。
本発明の鉄筋継ぎ手では、鉄筋継ぎ手の内周面に、前記異形鉄筋の筋を収容する複数の溝が設けられていることが有効である。
また、前記基部と蓋部とが蝶番構造で連結されていることが有効である。
また、前記基部と蓋部とはボルト−ナット構造により固定される構成であり、前記ボルトとナットに一方あるいは双方が前記鉄筋継ぎ手に取り付けられていることが有効である。
また、前記鉄筋継ぎ手の外側面に凹凸が設けられていることが有効である。
本発明の鉄筋継ぎ手は、筒状体を縦に分割した形状の基部と蓋部とで異形鉄筋を挟み込んで固定することで、簡単に作業を進めることができる。また、蓋部を第1および第2の蓋部に分離させることにより、連結すべき2本の異形鉄筋を一つずつ固定していくことが可能であり、作業性が向上する。また、継ぎ手内に異形鉄筋の切断部を収容する空洞を設けることにより、鉄筋の切断面にばらつきがあっても支障なく使用することが可能となる。また、基部と蓋部を蝶番構造で連結し、さらに基部と蓋部を固定するボルト−ナットを鉄筋継ぎ手に取り付けておくと、作業性が向上するとともに現場に持って上がる部品点数が少なくなる。また、鉄筋継ぎ手の外側面に凹凸を設けることにより、後に流し込まれるコンクリートと係合して建造物の構造が強化されるという利点がある。
本発明の別の実施例では、連結すべき2本の異形鉄筋の端部にそれぞれスリーブを固定し、両者の距離を調整可能にボルトで連結する構成を有するため、横方向に渡される鉄筋同士を好適に連結することができる。すなわち、筒状体を縦に2分割した基部と蓋部で構成されるスリーブで鉄筋を固定したもの同士をボルトで連結し、連結後さらにボルトを締めて両鉄筋を緊張状態とする。簡単な構成で異形鉄筋を水平方向に好適に連結することができる。
本発明を実施するための最良の形態を、添付の図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
図1は、本発明に係る鉄筋継ぎ手の第1実施例の構成を示す斜視図である。図1に示すように、本実施例の鉄筋継ぎ手1は、筒状体を2分割した形状の基部3と蓋部5とを具え、これらを蝶番構造7で開閉可能に連結して構成されている。基部3と蓋部5を閉じたときに重なる縁には適宜の箇所にボルト穴9が設けられており、鉄筋継ぎ手1を閉じた状態でボルトとナットにより強固に固定することができる。
鉄筋継ぎ手1の内周面には、所定間隔で異形鉄筋の筋を収容する複数の溝11が設けられており、これら溝11の幅は異形鉄筋の外周に設けられる筋ピッチのばらつきを吸収しうる寸法に決定される。すなわち、鉄筋継ぎ手1に異形鉄筋を挟んで閉じたときに鉄筋の筋がすべて溝11に収まり、且つ、閉じたときに鉄筋の遊びが最小限となるような幅に決定される。図1に示すように、本実施例の鉄筋継ぎ手1では長手方向の両端部から3本ずつ溝11が設けられている。ここで溝11の数は1本の異形鉄筋を固定するのに2本以上あれば何本でもよいが、あまりに少ないと鉄筋と継ぎ手との係合度に不安が残り、多すぎると継ぎ手を必要以上に長くする必要が生じるため、3〜4本程度が適当である。
鉄筋継ぎ手1の延在方向中央部には、鉄筋の切断部を収容する空洞13が形成される。すなわち、この鉄筋継ぎ手1で2本の異形鉄筋を連結すると継ぎ手1の中央部に鉄筋の切断面が位置することになるが、ここで鉄筋の切断部位にバリや曲がりが生じていると継ぎ手1がうまく閉まらなくなる可能性がある。そこで、本発明の継ぎ手1では継ぎ手1の中央部の溝を深くして空洞を形成し、ここに鉄筋の切断面のばらつきが納まるように構成している。
図2は、図1の鉄筋継ぎ手1を閉じた状態を示す斜視図である。図2に示すように、蝶番構造7を軸として基部3と蓋部5を閉じ、ボルト15とナット17を用いて強固に固定する。鉄筋継ぎ手1の外周面19には、鉄筋の連結後に流し込まれるコンクリートと係合して建造物の構造が強化されるよう適宜の凹凸が設けられている。
図3は、継ぎ手1で2本の異形鉄筋を連結した状態を示す部分断面図である。図3に示すように、異形鉄筋21には表裏に所定間隔で筋21aが設けられており、ものによって表裏の筋21aのズレ幅が異なっている。前述のとおり継ぎ手1の内周面に設けた溝11は適宜の幅をもたせており、異形鉄筋21の表裏の筋21aがずれていても溝11内に納まるよう構成されている。また、前述のように継ぎ手中央部には空洞13が設けられており、鉄筋21の切断面21bに加工によるバリや曲がりが生じている場合でも空洞13内に納まるよう構成されている。
なお、本実施例において蝶番構造7の構成は図示したものに限らず、他の開閉可能な構成としてもよい。また、ボルト穴9の形状、数、間隔も実施環境等に応じて適宜変更することができる。以下にその変更例を示す。
図4は、基部3と蓋部5との固定構造のバリエーションを示す部分斜視図である。図4(a)に示す例では、基部3側に設けたボルト穴にさらに六角形状の凹部23を設けて、ここにナット25が嵌合するよう構成している。鉄筋継ぎ手を閉じて固定する場合、ナット25を凹部23に嵌めこんで上からボルトを螺合させる。ナット25は凹部23内により回転が阻止されるので、ボルトを回転させて簡単に固定することが可能となる。なお、鉄筋継ぎ手の製造段階でナット25を接着剤等で継ぎ手に固着させてしまってもよい。作業現場に持って上がる部品点数が少なくなるとともに、固定作業が簡単になる。
図4(b)に示す例では、ボルト穴9の内側に雌ねじを形成して、ナットを不要としている。これにより作業現場に持って上がる部品点数を少なくすることができる。図4(c)に示す例では、基部3と蓋部5が重なる部分に切り込み27を設けて、ここに側方からボルト−ナットを嵌め込んで固定できるようにしている。ボルトをボルト穴9に通す作業が不要となり、固定作業を簡単に行うことができる。また、図4(c)に示すように、予めボルト−ナットを緩くとめた状態のものを用意しておき、現場で切り込み27に嵌めて締めるようにすれば、作業を簡便化することができる。
図5は、本願発明に係る機械式鉄筋継ぎ手の第2実施例の構成を示す斜視図である。図5に示す第2実施例の継ぎ手29は、図1に示す継ぎ手1の蓋部5を中央で分離させたような構成を有し、第1の蓋部31と第2の蓋部33とがそれぞれ別個独立して基部35に開閉可能に取り付けられている。この場合、蝶番構造37は2つの蓋部31、33を個別に開閉できるよう構成され、また、ボルト穴9も2つの蓋部31、33を個別に固定できるよう配設される。その他の構成は図1に示す鉄筋継ぎ手1とほぼ同様であり、これ以上の詳細な構成についての説明は省略する。
本実施例の鉄筋継ぎ手29は、連結する異形鉄筋を1本ずつ固定することができ、作業能率が飛躍的に向上するという利点を有する。例えば図5において基部35の手前側端部に片方の鉄筋を配置し、第1の蓋部31を閉じてボルトで固定する。この間は他方の鉄筋を配置または固定する必要はなく、後で他方の鉄筋を配置して第2の蓋部33で挟んで固定すればよい。したがって、例えば地上で多数の異形鉄筋を横たわらせたまま各鉄筋の一方の端部に継ぎ手29を固定しておき、作業現場まで上げて次々と継いでいくことが可能となる。この作業では、既に配置された継ぎ手29に異形鉄筋の空いている端部を次々と固定していくことで鉄筋構造を組み上げることができ、作業能率が飛躍的に向上する。
図6は、本願に係る機械式鉄筋継ぎ手の第3実施例の構成を示す斜視図である。本実施例の鉄筋継ぎ手39は、図1に示す基部3と蓋部5とを切り離し両サイドをボルトで固定するようにしている。すなわち、図6に示すように、基部41と蓋部43は同じ形状に構成され、各々が両サイドにボルト穴45を有する。このように鉄筋継ぎ手39を構成しても、基部41と蓋部43とで2本の異形鉄筋を挟み込んで連結することができる。本実施例の継ぎ手39は、基部41と蓋部43とにまったく同じ形状のものを用いることができ、基部と蓋部との形状が異なる場合よりも製造コストを低減できるという利点を有する。なお、基部41と蓋部43の固定構造は図4(a)〜(c)に示す例に変更してもよいことは自明である。
また、本実施例の鉄筋継ぎ手でも、蓋部43を2つに分割して異形鉄筋を一本ずつ固定できるようにしてもよい。この場合は図5に示す継ぎ手29のようにボルト穴45を4つ配置する方が好適である。
図7は、本願に係る鉄筋継ぎ手の第4実施例の構成を示す図であり、図7(a)に分解立面図を示し、図7(b)に組み立て図を示す。第4実施例の鉄筋継ぎ手47は、横方向に配設される異形鉄筋を連結するものであり、2つのスリーブ49、51と、これらスリーブを連結するジョイントニップル53とを具えている。スリーブ49、51は図6に示す継ぎ手39を半分で分割したような形状を有し、さらに、その連結側端部の内周面にジョイントニップル53と螺合する雌ねじ49a、51aが切られている。なお、図7(a)はスリーブ49、51の基部(または蓋部)のみを示すが、継ぎ手47はこれらに対応する蓋部(または基部)と組み合わせて用いられる。本実施例の鉄筋継ぎ手47を用いた作業では、各スリーブ49、51をそれぞれ異形鉄筋の端部に固定し、さらにスリーブ同士をジョイントニップル53で連結して2本の鉄筋を連結する。
スリーブ49、51には、異形鉄筋の筋を収容する溝11と、鉄筋の先端が納まる空洞13が設けられており、これらは図1に示す継ぎ手1の溝および空洞とほぼ同様の作用効果を有する。ジョイントニップル53は、両側へ延びる雄ねじ部55a、55bと、中央にある断面六角形のヘッド部55cとを具えている。ここで、雄ねじ部55a、55bはその螺旋が逆向きに構成されており、スリーブ49、51の雌ねじ49a、51aも各々雄ねじ55a、55bに対応する方向に切られている。
図7(a)に示すスリーブ49、51にそれぞれ異形鉄筋を固定し、ジョイントニップル53の両端部に両スリーブをあてがってジョイントニップル53を回転させる。雄ねじ55a、55bは逆方向に切られているため、ジョイントニップル53を回転させると両スリーブとニップルとが同時に咬み合い、スリーブ49とスリーブ51とが互いに近づく方向に引っ張られる。なお、ジョイントニップル53のヘッド部55cは断面六角形であるため、スパナ等を用いて強い力で回転させることができる。
水平方向に異形鉄筋を連結すると、通常はその重量により弛みが生じてしまう。本実施例の鉄筋継ぎ手47では、ジョイントニップル53を回転させることによりスリーブ間の距離を調整することができる。したがって、弛んだ箇所の継ぎ手47のジョイントニップル53を回転させて、弛んだ状態の鉄筋を緊張させることができる。
図8は、本発明に係る鉄筋継ぎ手の第5実施例の構成を示す斜視図であり、図8(a)にスリーブ57の分解図を示し、図8(b)に全体の組み立て図を示す。本実施例は図7に示す第4実施例のように、横方向に渡される異形鉄筋を連結するものであり、2つのスリーブで2本の異形鉄筋を固定してスリーブ間の距離を調整可能に長尺ボルトで連結するものである。
図8(a)に示すように、スリーブ57は基部59と蓋部61からなり、両者で異形鉄筋を挟み込んでボルト−ナットで固定する構成を有する。基部59の両サイドの長手方向中央部にはスリーブ57自身と同方向に延在するボルト通し穴59aが設けられている。一方、蓋部61の両サイドの長手方向両端部にも同様に、片側2つずつ計4つのボルト通し穴61aが設けられている。図8(b)に示すように、スリーブ57の基部59と蓋部61を接合させると、両部材のボルト通し穴59aと61aが一直線上に整列する。なお、内周面の溝などの構成は上述の第4実施例とほぼ同様とする。
横方向に連結されるべき2本の異形鉄筋の端部にそれぞれスリーブ57を固定して、図8(b)に示すように2本の長尺ボルト63で両スリーブを連結する。長尺ボルト63とナット65との螺合状態を調節することにより、スリーブ間の距離を調整することができる。したがって、横方向に延在する異形鉄筋の間隔を調整して弛みを除去することができる。
図9に、第6実施例に係るスリーブ69の構成を示す。図9に示すスリーブ69では、蓋部71側のみの両サイドにボルト通し穴73を設け、この蓋部71を基部75に固定するよう構成している。図8に示す鉄筋継ぎ手では組み立て時にボルト通し穴が不整合となる可能性があるが、本実施例の鉄筋継ぎ手69ではそのような心配がなくなるとともに、加工箇所を少なくして安価に製造することができる。
図10は、鉄筋継ぎ手の第7実施例の構成を示す斜視図である。図10に示すように、本実施例の鉄筋継ぎ手は、スリーブ77の基部79と蓋部81がそれぞれ両サイドにボルト通し穴を2分割した構成を有し、基部79と蓋部81を合体させることによりボルト通し穴83が完成されるようにしている。このスリーブ77では基部79と蓋部81にまったく同じ形状のものを用いることができ、製造コストや流通コストが低減する。また、ボルト通し穴83も一直線となるため長尺ボルトが通しづらいといった問題が生じることがない。
図11は、第7実施例のさらなる変形例を示す正面図である。上記の図10に示す例では基部79と蓋部81を固定するための穴85をボルト通し穴83の内側に設けているのに対し、図11(a)に示す例では、基部と蓋部を固定するためのボルト穴87を、2つのスリーブを連結するためのボルト通し穴89の外側に設けている。
図11(b)に示す例は上記の2例を組み合わせたような構成を有し、一対のボルト通し穴91のそれぞれ両脇にボルト穴93a、93bを設けて構成されている。この構成により強固に異形鉄筋および長尺ボルトを保持することができる。
本発明の実施例のいくつかについて図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施例に限定されるものではなく、本発明は他にも様々な実施例として実現することができる。特に、継ぎ手の内径や長さ、用いる素材の強度などは適用する実施環境に応じて適宜のものを採用することができる。
本発明の機械式鉄筋継ぎ手は、建造物などのコンクリート構造体の芯材として用いられる異形鉄筋を連結するのに適しており、縦方向に連設される異形鉄筋の連結のみならず、横方向に連接される異形鉄筋を連結したうえでその重量による弛みをとる目的にも適用することができる。
本発明に係る機械式鉄筋継ぎ手の構成を示す斜視図である(実施例1)。 図1に示す鉄筋継ぎ手1を閉じた状態を示す斜視図である(実施例1)。 図1に示す鉄筋継ぎ手1で鉄筋を連結した状態を示す部分断面図である(実施例1)。 継ぎ手の基部と蓋部との固定構造のバリエーションを示す部分斜視図である。 本発明に係る機械式鉄筋継ぎ手の構成を示す斜視図である(実施例2)。 本発明に係る機械式鉄筋継ぎ手の構成を示す分解斜視図である(実施例3)。 本発明に係る機械式鉄筋継ぎ手の構成を示す図である(実施例4)。 本発明に係る機械式鉄筋継ぎ手の構成を示す図である(実施例5)。 本発明に係る機械式鉄筋継ぎ手の構成を示す図である(実施例6)。 本発明に係る機械式鉄筋継ぎ手の構成を示す図である(実施例7)。 図10に示すスリーブの変形例の構成を示す正面図である。
符号の説明
1、29、39、47 鉄筋継ぎ手
3、35、41、75、79 基部
5、31、33、43、71、81 蓋部
7、37 蝶番構造
9、45 ボルト穴
11 溝
13 空洞
21 異形鉄筋
49、51、57、69、77 スリーブ
53 ジョイントニップル
59a、61a ボルト通し穴
63 長尺ボルト

Claims (8)

  1. 2本の異形鉄筋を連結するための機械式鉄筋継ぎ手であって、筒状体を縦に2分割した形状の基部と蓋部とを具え、直線上に配置した2本の鉄筋の継ぎ目を前記基部と蓋部とで挟み込んで前記異形鉄筋を連結固定することを特徴とする鉄筋継ぎ手。
  2. 請求項1に記載の鉄筋継ぎ手であって、前記蓋部がその延在方向中央部において第1の蓋部と第2の蓋部とに分離しており、当該第1および第2の蓋部でそれぞれ1本ずつ前記鉄筋を固定するよう構成されていることを特徴とする鉄筋継ぎ手。
  3. 請求項1または2に記載の鉄筋継ぎ手において、当該鉄筋継ぎ手の内周面中央部に、前記異形鉄筋の切断部を収容する空洞が設けられていることを特徴とする鉄筋継ぎ手。
  4. 横方向に配設される2本の異形鉄筋を連結する鉄筋継ぎ手において、前記2本の異形鉄筋の端部にそれぞれ固定される2つのスリーブと、これらスリーブ間の距離を調節可能に連結するボルトとを有し、前記スリーブが、筒状体を縦に2分割した形状の基部と蓋部とを具えることを特徴とする鉄筋継ぎ手。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の鉄筋継ぎ手において、当該鉄筋継ぎ手の内周面に、前記異形鉄筋の筋を収容する複数の溝が設けられていることを特徴とする鉄筋継ぎ手。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の鉄筋継ぎ手において、前記基部と蓋部とが蝶番構造で連結されていることを特徴とする鉄筋継ぎ手。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の鉄筋継ぎ手において、前記基部と蓋部とはボルト−ナット構造により固定される構成であり、前記ボルトとナットの一方あるいは双方が前記鉄筋継ぎ手に予め取り付けられていることを特徴とする鉄筋継ぎ手。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の鉄筋継ぎ手において、前記鉄筋継ぎ手の外側面に凹凸が設けられていることを特徴とする鉄筋継ぎ手。
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