JPH09276679A - 混練方法およびその装置 - Google Patents

混練方法およびその装置

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JPH09276679A
JPH09276679A JP8118329A JP11832996A JPH09276679A JP H09276679 A JPH09276679 A JP H09276679A JP 8118329 A JP8118329 A JP 8118329A JP 11832996 A JP11832996 A JP 11832996A JP H09276679 A JPH09276679 A JP H09276679A
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顯治 前田
Ichiu Yamada
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Akira Uchida
明 内田
Masaaki Miyata
雅章 宮田
Shinichi Igawa
慎一 井川
Hideto Karasawa
英人 唐澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被混練材料自体の断面形状を変化させながら
効率的に混練することができ、また、被混練材料の合流
工程と分割工程を繰り返すことにより混練することによ
って、混練のための効率化を大きく図ることができ、し
かも磨耗や損傷防止も合わせて図る。 【解決手段】 並行する複数の変形通路1、2の入口か
ら流動性のある被混練材料を加圧して送り込むことによ
って、その被混練材料の断面形状を連続的に変化させて
通すことにより混練する方法であり、その混練工程の途
中で、各変形通路1、2内を流れる被混練材料を合流さ
せる混合工程と、合流した被混練材料を分割して各変形
通路にそれぞれ流す分割工程と、各変形通路内を流れる
被混練材料が互いに合流するタイミングを相互にずらす
合流調整工程とを含むようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動性のある被混
練材料を、断面形状の変化した変形通路内を通すことに
よって混練する技術、特に、その被混練材料自体の断面
形状を変化させながら、合流と分割を繰り返すことによ
って混練する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、混練を必要とする材料には種々の
ものがある。その例は、食べ物として愛用されている
「うどん」や「そば」などの麺類の材料であり、その
他、練り製品の材料、さらにはモルタルやコンクリート
などを挙げることができる。
【0003】このように混練を必要とする被混練材料
は、混練するほど好ましい性状あるいは良好な性質や物
性をしめすことが多く、したがって、そのような被混練
材料の場合には、予め十分な混練作業を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の混練
方法について着目してみると、その混練方式によって腕
型、カイ型、ロール型等のミキサー(混練装置)があ
り、これらは機械的に行うため、いずれも多量の材料を
混練するのに適している。
【0005】しかし、こうした従来の混練装置では、そ
の混練する材料によっては確かに有効ではあるが、混連
に要するエネルギーや時間の観点から検討した場合、あ
まり効率的でないことが知られている。
【0006】例えば、赤尾洋二、新藤久和、アンヘル・
エルナンの研究報告である「混合システムの合成とその
最適層形成」{粉体工学会誌Vol.19、No.11
(1982)}には、最も早く完全混合状態に到達する
ような供給層(最適層)は、移動混合の基本モデルの折
り重ね操作により得られる層状混合物、すなわち、圧縮
して二分し、半分を上積みするという操作を繰り返して
得られる層状混合物に対応していると記載されている。
【0007】その点、昔から行われている手法、例え
ば、手打ちうどんや手打ちそばなどのように、練り材料
を圧縮して引き延ばし、それを折り返して積み重ね、さ
らに圧縮して引き延ばすという混練方法はきわめて効率
的であることが理解できる。仮に、その折り返しと圧縮
の工程を30回行うとしたら、2の30乗=10億回前
後も混練したことに相当する。ここで、もし、圧縮する
前に3層あるいは4層にした状態で圧縮する混練方法を
行うとしたら、上記の例では2の30乗に対応する数値
が3の30乗あるいは4の30乗となり、さらに効率が
よくなることが想定できる。
【0008】一方、前述のように、腕型、カイ型、ロー
ル型等の従来から多用されているミキサー(混練装置)
の場合、いずれも機械的に可動する部分が多いため、そ
の分、磨耗や損傷も発生しやすい。さらに、装置自体も
比較的高価になる。こうした点は、特に、被混連材料が
例えばモルタルやコンクリートなどのように、細骨材や
粗骨材等の粒子を含む場合に顕著である。
【0009】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、被混練材料自体の断面形状を変化させなが
ら効率的に混練することができ、また、被混練材料の合
流工程と分割工程、および合流するタイミングを調整す
る工程を繰り返すことにより混練することによって、混
練のための効率化を大きく図ることができ、しかも、直
接的な可動部分をなくすことによって磨耗や損傷防止も
合わせて図ることができる混練技術を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、並行する複数の変形通路があり、各変
形通路の断面形状はその入口から出口に向かって連続的
に変化しており、各変形通路の入口から流動性のある被
混練材料を加圧して送り込むことによって、その被混練
材料の断面形状を連続的に変化させて通すことにより混
練する方法であって、その混練工程の途中で、各変形通
路内を流れる被混練材料を合流させる混合工程と、合流
した被混練材料を分割して各変形通路にそれぞれ流す分
割工程と、各変形通路内を流れる被混練材料が互いに合
流するタイミングを相互にずらす合流調整工程とを含む
ようにしている。ここで、合流調整工程としては、変形
通路自体の長さを変えて、あるいはバイパス通路を設け
て変形通路の実質的な長さを変化させることによって、
その合流調整工程を行うようにすることができる。ま
た、各変形通路の少なくとも一つに、その変形通路の途
中において、被混練材料に混入すべき材料の一部を加圧
して送り込むことによって混練する方法を採用すること
もできる。一方、本発明の装置では、流動性のある被混
練材料を、断面形状の変化した変形通路内を通すことに
よって混練するための装置であって、変形通路を有する
装置本体と、その変形通路の入口側に接続され、その変
形通路内に被混練材料を加圧して送り込むための材料圧
送手段とを備え、装置本体は、並行配置された複数の変
形通路を含み、各変形通路は、その断面形状が入口から
出口に向かって連続的に変化しており、しかも、それら
各変形通路の入口と出口との間に、各変形通路を通る被
混練材料を合流させる合流手段と、合流した被混練材料
を分割して各変形通路に流す分割手段とがあり、さら
に、各変形通路の少なくとも一つが残りの変形通路の長
さと相違している構成とした。ここで、装置本体は、変
形通路の方向に直列に接続される複数個のエレメントと
からなり、各エレメントは、並行配置された複数の変形
通路を備え、それら各変形通路の入口と出口のうち、互
いに隣り合う一方のエレメントの出口に対して他方のエ
レメントとの入口が接続され、それら出口と入口の接続
部分に前記合流手段および分割手段が設けられている構
成とすることができる。また、変形通路の少なくとも一
つにバイパス通路を設けた構成とすることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付の図1〜図9を参照して説明する。図1
は、本発明に係る混練装置を示す概略構成図であり、図
2はその混練装置における装置本体のエレメントを示す
斜視図、図3はそのエレメントどうしの接続態様を示す
斜視図である。
【0012】まず、図1に示す混練装置Sの概略構成に
ついて説明すると、この例では、材料投入手段と、材料
圧送手段と、材料練り混ぜ手段とを備える。材料投入手
段は、いわゆるホッパー10からなり、例えば被混練材
料がコンクリートやモルタルの場合、それに必要な材料
を予め混合して適度な流動性を有するように調整したも
のを貯留し、材料圧送手段へ供給する。材料圧送手段
は、例えばコンクリート等の圧送用ポンプ20からな
り、材料練り混ぜ手段(装置本体30)に対し、被混練
材料を加圧して送り込む。
【0013】この材料練り混ぜ手段である装置本体30
は、同一構成のものを直列に接続した複数個(図では3
個)のエレメント31、31、31からなる。そして、
被混練材料はこの装置本体30の各エレメント内を連続
的に通過することで混練され、排出口34部分から排出
される。
【0014】各エレメント31の端部には、図2および
図3に示すように、隣り合うエレメント31、31どう
しを接続するためのフランジFが設けられており、それ
らフランジF、Fどうしをボルト止めすることにより直
列に接続される。したがって、各フランジFにはボルト
穴f1が多数設けられている。
【0015】各エレメントは、並行配置された複数(2
つ)の変形通路1、2を備え、それら各変形通路1、2
の入口と出口のうち、互いに隣り合う一方のエレメント
31の出口に対して他方のエレメント31の入口が接続
される。そして、それら出口と入口との接続部分に、被
混練材料の合流手段および分割手段がそれぞれ構成され
る。この状態を示したのが図3である。
【0016】すなわち、図示例においては、2つの変形
通路1、2の入口どうしおよび出口どうしはそれぞれ並
べられ、その端面側から見ると、入口どうしおよび出口
どうしはいずれも全体として矩形(正方形)の輪郭に形
成され、中央に仕切り3、4をそれぞれ設けたような形
状である。しかし、入口側の仕切り3と出口側の仕切り
4とは互いに90度交差する形態となるように配慮して
いる。
【0017】このように互いに直交する形態とするため
には、図示例のように同じ構成のエレメント31、31
を直列に接続して用いれば良い。これにより、互いに隣
り合うエレメント31、31どうしが接続された状態で
は、その接続部において、被混練材料の合流手段と分割
手段とが構成されることになる。
【0018】次に、変形通路1、2の具体的形状につい
て説明すると、各変形通路1、2は、その断面形状が入
口から出口に向かって連続的に変化している。その変化
の態様については、各変形通路1、2とも、その断面積
の大きさは入口から出口まで同じであり、断面の形状の
みが連続的に変化している。つまり、入口は縦長の長方
形であり、入口と出口の中間部分においては正方形にな
り、出口においては横長の長方形になるように形成され
ている。
【0019】したがって、各変形通路1、2を通る被混
練材料は、その断面形状が縦長の長方形から徐々に正方
形に変化させられ、そこからさらに横長の長方形に徐々
に変化させられることになる。そして、出口部分におい
ては横長の長方形が二つ上下に重なった形態となり、次
のエレメント31の入口部分において左右に二等分され
ることになる。被混練材料のこの変化状態が、本発明で
意味するところの合流と分割である。
【0020】ただし、第1の変形通路1と第2の変形通
路2とは、図示のようにその長さが相違している。すな
わち、第1の変形通路1は上方へ屈曲しており、第2の
変形通路2はほぼ真っ直ぐに延びている。その結果、第
1の変形通路1は第2の変形通路2よりも実質的に長く
なっている。したがって、出口側においては、第1の変
形通路1を流れる被混練材料は、第2の変形通路2を流
れる被混練材料よりも遅く到達し、互いに合流する際の
タイミングが相互にずれるように配慮している。
【0021】図4は4つの変形通路1、2、3、4を有
するエレメント40の例を示すものである。この例で
も、やはり接続用のフランジFをもつ端部側が全体とし
て正方形であるが、各変形通路1、2、3、4の入口側
および出口側は、縦に延びる3つの仕切り41、42、
43によって正方形を4つに縦割りした形態の細長い長
方形に形成されている。そして、入口側の長方形は縦長
であり、出口側の長方形は横に延びる3つの仕切り4
4、45、46の存在によって横長である。
【0022】各変形通路1、2、3、4のそれぞれの断
面形状の変化については、先の例で示したエレメント3
1の場合と基本的に同じである。ただ、4つの変形通路
のうち、少なくとも1つの変形通路の長さが、残りの変
形通路の長さと相違している。この例では、各変形通路
1、2、3、4の長さが全て相違したものを示してい
る。具体的には変形通路2が一番長く、次に変形通路
1、3の順であり、変形通路4が一番短く形成されてい
る。
【0023】図5は、図4で示す4つの変形通路を有す
る、同一構成のエレメント40、40を直列に接続した
例を示している。すなわち、各エレメント40、40の
端部には、隣り合うエレメント40、40どうしを接続
するためのフランジFが設けられており、それらフラン
ジF、Fどうしをボルト止めすることにより直列に接続
されている。したがって、各フランジFにはボルト穴f
1が多数設けられている。また、こうして接続された状
態では、その接続部において、被混練材料の合流手段と
分割手段とが構成されることになる。
【0024】このような構成の混練装置Sを用いた混練
方法について、その混練工程図を示す図6(a)、
(b)などを参照しながら以下に説明する。なお、ここ
では、エレメントを2個(2段)接続した場合における
被混練材料の断面の変化態様を、各エレメントの入口部
分、中間部分、出口部分の領域にそれぞれ着目してモデ
ル図的に示している。
【0025】図6(a)は、図3で示したように、2つ
の変形通路1、2を有するエレメント31を2個(2
段)接続した場合における被混練材料の断面の変化態様
を示すものである。この図から明確に理解できるよう
に、まず、圧送用ポンプ20によって加圧されて送り込
まれる被混練材料は、1段目のエレメント31によっ
て、入口部分でA、Bの二つに分割される。このときの
被混練材料の断面は共に縦長の長方形である。
【0026】次に、この1段目の中間部分においては、
被混練材料A、Bは共に正方形に変化し、さらに、1段
目の出口部分においては、共に横長の長方形に変化す
る。したがって、被混練材料A、Bは、縦長の長方形→
正方形→横長の長方形、と変化する過程において、対応
する変形通路1、2の内壁面によって連続的な圧縮作用
を受けつつその断面形状を変化させることになる。その
結果、被混練材料自体に、特に断面の径方向に対する連
続的な対流現象が発生し、これにより第1次の混練作用
が行われる。このときの対流現象については、変形通路
の内壁面と被混練材料との摩擦によっても生じる。
【0027】なお、この際、1段目の出口部分において
は、第1の変形通路1と第2の変形通路2の長さが異な
るため、両変形通路1、2内を流れる被混練材料が互い
に合流するタイミングに位相差が生じる。つまり相互に
ずれることになる。したがって、被混練材料は断面方向
だけでなく、流れ方向にも、すなわち前後方向にも混合
しあって混練されることになる。
【0028】次に、2段目のエレメント31の入口部分
においては、その仕切り3が1段目の出口部分の仕切り
4と交差しているため、1段目の出口部分から出てきた
被混練材料A、Bは、図示のようにA、BとA、Bの4
つに分割されたような形態となる。そして、各変形通路
1、2のそれぞれについて、被混練材料A、Bが流れる
ことになる。このとき、2段目の入口部分では、各変形
通路1、2内でそれぞれ上下に重なるように合流した
A、Bとなり、それらの断面形状は共に縦長の長方形と
なる。
【0029】次に、2段目の中間部分においては、被混
練材料A、Bは全体として正方形に変化させられ、出口
部分においては共に横長の長方形に変化させられる。こ
の2段目においても、被混練材料A、Bは、縦長の長方
形→正方形→横長の長方形、と変化する過程において、
対応する変形通路1、2の内壁面によって連続的な圧縮
作用を受けつつその断面形状を変化させることになる。
その結果、被混練材料自体に、特に断面の径方向に対す
る連続的な対流現象が発生し、これにより第2次の混練
作用が行われる。
【0030】もちろん、この2段目の出口部分において
も、その2段目のエレメント31における第1の変形通
路1と第2の変形通路2の長さが異なるため、両変形通
路1、2内を流れる被混練材料が互いに合流するタイミ
ングに位相差が生じ、したがって、被混練材料はここで
も断面方向だけでなく、流れ方向にも、すなわち前後方
向にも混合しあって混練されることになる。
【0031】3段目については、特に図示していない
が、この図6(a)において、被混練材料の2段目の出
口の断面形状を示す図中に仮想線x1を加えているよう
に、3段目の入口部分では、その仮想線x1部分から左
右に分割され、上下に重なるA、B、A、Bが合流す
る。以降は1段目、2段目と同様にして混練される。
【0032】図6(b)は、4つの変形通路を有するエ
レメントに対応する例を示すものである。その場合、1
段目および2段目に対応する各エレメントの入口は、共
に縦長の長方形が4つ並ぶような形態となるように仕切
っている。この例は、図4および図5で示したエレメン
ト40を用いたものに対応している。したがって、被混
練材料A、B、C、Dの断面形状は、2段目の出口部分
においては各層が横長の16層に重ね合わされることで
混練される。ここで、仮想線x3は3段目の分割線を示
している。
【0033】これらの各実施の形態から理解できるよう
に、変形通路の数と混練効率との関係については、仕切
り数が多いほど混練効率は良くなるが、仕切り数が多く
なれば、一つの変形通路内においても混練効率は飛躍的
に向上することになる。その理由として、例えば被混練
材料の断面形状を、縦長の長方形から横長の長方形に変
形させるとき、双方の長方形が細長いほど、被混練材料
自体の変形と圧縮作用に伴う流動範囲が大きくなるから
である。
【0034】その場合、各変形通路の長さを変えること
で、さらに前後方向にも混練作用が生じるので、各変形
通路の全てについて互いに長さを変えるようにするの
が、混練効率のさらなる向上を図る点で大変好ましいこ
とが理解できる。勿論、各変形通路の長さについては、
少なくとも一つの変形通路の長さが、他の変形通路の長
さと相違していればよい。
【0035】ただ、被混練材料の流動性の程度や粒径な
どによっては、入口部分を細分割しないほうが良い場合
もある。また、被混練材料の粘性や可塑性などに応じて
分割数や断面積の大きさを設定するのが好ましい。
【0036】また、被混練材料の断面形状の変化に着目
してみると、入口での高さ方向の寸法を、出口では1/
仕切り数に、また、入口での幅方向の寸法を、出口では
仕切り数倍になるよう連続的に変化させていることが理
解できる。
【0037】ところで、このように各変形通路内を流れ
る被混練材料相互の合流タイミングを変える(合流調整
工程を行う)ことによって、断面方向だけでなくいわゆ
る前後方向にも混練作用を発揮させるという観点からす
れば、上記の例のように各変形通路の長さを変えるとい
う考え方の他に、各変形通路の太さを変えたり、あるい
はバイパス通路を設けるという方法も考えられる。
【0038】図7は、バイパス通路を設けることによっ
て、合流調整工程を行う方法を概念図的に示したもので
ある。以下、この実施の形態について説明すると、直列
に連結された多数のエレメント50を備える混練装置S
には、バイパス通路51、52が設けられている。バイ
パス通路51は、1段目におけるエレメント50の変形
通路の一つと、3段目における変形通路の一つとを連絡
している。変形通路52は、2段目と4段目の変形通路
どうしを連絡している。
【0039】したがって、被混練材料がポンプ53によ
って1段目のエレメント50に加圧されて送り込まれる
と、その1段目のエレメント50の各変形通路を流れる
途中で、パイパス通路51のある変形通路を流れる被混
練材料が3段目のエレメント50の変形通路内に流れ込
む。また、2段目におけるエレメント50の変形通路を
流れる被混練材料は、バイパス通路52を通って4段目
のエレメント50の変形通路内に流れ込む。その結果、
各エレメント50のそれぞれの変形通路を流れる被混練
材料が前後して合流したり分割されたりすることにな
り、これにより合流調整工程が連続して行われる。
【0040】一方、混練装置への被混練材料の投入方法
について検討してみた場合、1段目のエレメント50の
入口のみからの圧入だけでなく、その入口以外の部分か
らも投入したほうが良い場合も考えられる。
【0041】図8は、そうした考え方を実施するのに好
適な混練装置を概念図的に示したものであり、図9はそ
こで用いられるエレメントの例を斜視図で示している。
これらの図から理解できるように、この例による混練装
置Sは、直列に複数接続されて用いられるエレメント6
0のうちの少なくとも一つのエレメント60が外部投入
管61を有している。そして、この外部投入管61に
は、材料投入ホッパー62内の材料を圧送用ポンプ63
により加圧して送り込むための材料圧送手段が接続され
ている。もちろん、装置本体30には、主たる被混練材
料が、ホッパー10を備える材料投入手段から、圧送用
ポンプ20によって加圧されて送り込まれるように構成
している。
【0042】前記外部投入管61をエレメント60に設
ける位置については、製作性の点から、図9に示すよう
に上部に位置する変形通路2の外側などが好適である。
また、その取付構造としては、両端にフランジ61a、
61bなどを設けて着脱式に構成しておくのが好適であ
る。なお、この図9に示すエレメント60は、4つの変
形通路1、2、3、4を有するエレメントの例を示して
いる。したがって、この例では、変形通路2内に材料を
投入する外部投入管を設けた例である。
【0043】なお、ここで用いることができるエレメン
ト60については、複数の変形通路を有するものであれ
ば、その変形通路の長さや太さの相違するもの、あるい
はバイパス通路を有するものなど、特に限定されないこ
とが理解できる。また、投入すべき材料についても、主
たる比混練材料と同種の材料あるいは必要に応じて異種
の材料を投入することも可能である。
【0044】なお、以上例示した実施の形態において
は、エレメントを3段(図1において3個)あるいは5
段設けた例を示しているが、必要に応じてそれ以上接続
する構成とすることは勿論である。その場合、ジョイン
ト用のエレメントを用いてその部分から湾曲させ、全体
として蛇行する形態となるように接続してもよい。その
ようにすれば、その分、長さを短く設計することでき
る。
【0045】また、実施の形態では、同一構成のエレメ
ントを複数接続するようにしたが、構成の異なる二種類
のエレメントを交互に、あるいは構成の異なる三種類以
上のエレメントを順次接続して用いるようにしても良
い。
【0046】さらに、実施の形態では、装置本体30は
エレメントを複数接続する構成としたが、初めから一体
物として構成することもできる。また、被混練材料とし
ては、適度な流動性を有するものであれば、モルタルや
コンクリート以外の種々のものに適用することが可能で
ある。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る混練方法に
よれば、混練工程の途中で、各変形通路内を流れる被混
練材料を合流させる混合工程と、合流した被混練材料を
分割して各変形通路にそれぞれ流す分割工程と、各変形
通路内を流れる被混練材料が互いに合流するタイミング
を相互にずらす合流調整工程とを含むようにしたので、
被混練材料に圧縮作用とそれに基づく変形作用、および
流動方向前後への混練作用を行わせることで、直接的な
可動部分を設けることなく、磨耗や損傷防止を図りなが
ら効率的に混練することができる。
【0048】特に、変形通路を並行する形態で複数配置
し、各変形通路の入口と出口との間で、各変形通路内を
流れる被混練材料を合流させる混合工程と、合流した被
混練材料を分割して各変形通路にそれぞれ流す分割工程
と、被混練材料が互いに合流するタイミングを相互にず
らす合流調整工程とを含むようにすることによって、被
混練材料自体の断面形状を変化させながら、合流工程と
分割工程および合流調整工程を繰り返すことで、混連の
ための効率化をさらに大きく図ることができる。
【0049】また、合流調整工程としては、変形通路自
体の長さを変えて、あるいはバイパス通路を設けて変形
通路の実質的な長さを変化させることによって、その合
流調整工程を行うようにすることができる。さらに、各
変形通路の少なくとも一つに、その変形通路の途中にお
いて、被混練材料に混入すべき材料の一部を加圧して送
り込むことによって混練する方法も採用することもでき
る。これにより混練に適した種々の混練形態を採ること
ができる。
【0050】一方、本発明に係る混練装置によれば、変
形通路を有する装置本体と、その変形通路の入口側に接
続され、その変形通路内に流動性のある被混練材料を加
圧して送り込むための材料圧送手段とを備え、装置本体
は、並行配置された複数の変形通路を含み、各変形通路
は、その断面形状が入口から出口に向かって連続的に変
化しており、しかも、それら各変形通路の入口と出口と
の間に、各変形通路を通る被混練材料を合流させる合流
手段と、合流した被混練材料を分割して各変形通路に流
す分割手段とがあり、さらに、各変形通路の少なくとも
一つが残りの変形通路の長さと相違した構成としてい
る。したがって、比較的単純な構造で、被混練材料を連
続的に効率良く行うことができる。しかも、磨耗や損傷
の少ない装置を提供することができる。特に、モルタル
やコンクリートの混練に用いた場合に好適である。
【0051】また、装置本体としては、変形通路の方向
に直列に接続される複数個のエレメントとからなり、各
エレメントは、並行配置された複数の変形通路を備え、
それら各変形通路の入口と出口のうち、互いに隣り合う
一方のエレメントの出口に対して他方のエレメントとの
入口が接続され、それら出口と入口の接続部分に前記合
流手段および分割手段が設けられている構成とすること
によって、各エレメントの製作性を良好にし、これによ
り装置本体全体についての製作性も良好にすることがで
きる。また、変形通路の少なくとも一つにバイパス通路
や外部投入管を設けた構成とすることによって、種々の
混練態様を行えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る混練装置の概略構成図である。
【図2】 装置本体のエレメントを示す斜視図である。
【図3】 装置本体のエレメント同士の接続態様を示す
斜視図である。
【図4】 エレメントの他の実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図5】 エレメント同士の接続態様を示す斜視図であ
る。
【図6】 被混練材料の断面形状の変化を示す工程図で
ある。
【図7】 他の実施の形態を示す概略構成図である。
【図8】 さらに他の実施の形態を示す概略構成図であ
る。
【図9】 エレメントの他の実施の形態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1、2、3、4、変形通路 S 混連装置 F フランジ f1 ボルト穴 10 ホッパー(材料投入手段) 20 圧送用ポンプ(材料圧送手段) 30 装置本体(材料練り混ぜ手段) 31、40、50、60 エレメント 41、42、43、44、45、46 仕切り 61 外部投入管 A、B、C、D 被混練材料
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 雅章 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 井川 慎一 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 唐澤 英人 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並行する複数の変形通路があり、各変形
    通路の断面形状はその入口から出口に向かって連続的に
    変化しており、各変形通路の入口から流動性のある被混
    練材料を加圧して送り込むことによって、その被混練材
    料の断面形状を連続的に変化させて通すことにより混練
    する方法であって、その混練工程の途中で、各変形通路
    内を流れる被混練材料を合流させる混合工程と、合流し
    た被混練材料を分割して各変形通路にそれぞれ流す分割
    工程と、各変形通路内を流れる被混練材料が互いに合流
    するタイミングを相互にずらす合流調整工程とを含むこ
    とを特徴とする混練方法。
  2. 【請求項2】 前記変形通路自体の長さを変えて、ある
    いはバイパス通路を設けて変形通路の実質的な長さを変
    化させることによって、前記合流調整工程を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の混練方法。
  3. 【請求項3】 前記各変形通路の少なくとも一つに、そ
    の変形通路の途中において、前記被混練材料に混入すべ
    き材料の一部を加圧して送り込むことを特徴とする請求
    項1あるいは2に記載の混練方法。
  4. 【請求項4】 流動性のある被混練材料を、断面形状の
    変化した変形通路内を通すことによって混練するための
    装置であって、前記変形通路を有する装置本体と、その
    変形通路の入口側に接続され、その変形通路内に被混練
    材料を加圧して送り込むための材料圧送手段とを備え、
    前記装置本体は、並行配置された複数の変形通路を含
    み、各変形通路は、その断面形状が入口から出口に向か
    って連続的に変化しており、しかも、それら各変形通路
    の入口と出口との間に、各変形通路を通る被混練材料を
    合流させる合流手段と、合流した被混練材料を分割して
    各変形通路に流す分割手段とがあり、さらに、各変形通
    路の少なくとも一つが残りの変形通路の長さと相違して
    いることを特徴とする混練装置。
  5. 【請求項5】 前記装置本体は、前記変形通路の方向に
    直列に接続される複数個のエレメントとからなり、各エ
    レメントは、並行配置された複数の変形通路を備え、そ
    れら各変形通路の入口と出口のうち、互いに隣り合う一
    方のエレメントの出口に対して他方のエレメントとの入
    口が接続され、それら出口と入口の接続部分に前記合流
    手段および分割手段が設けられていることを特徴とす
    る、請求項4に記載の混練装置。
  6. 【請求項6】 前記変形通路の少なくとも一つに、バイ
    パス通路を設けたことを特徴とする、請求項4あるいは
    5に記載の混練装置。
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