JPH09276466A - ボール発射装置 - Google Patents

ボール発射装置

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JPH09276466A
JPH09276466A JP9095196A JP9095196A JPH09276466A JP H09276466 A JPH09276466 A JP H09276466A JP 9095196 A JP9095196 A JP 9095196A JP 9095196 A JP9095196 A JP 9095196A JP H09276466 A JPH09276466 A JP H09276466A
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ball
balls
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distance
plate cam
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JP9095196A
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Hiroshi Sakurai
洋 桜井
Toshio Kishigami
寿夫 岸上
Hideo Sano
秀夫 佐野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のボールを安全に供給して操作できるよ
うにし、順次発射されるボールにより実戦的な練習が行
えるようにする。 【解決手段】 複数のボール12を収容してボール12
を1個づつ装置本体13のボール受け部21に供給する
ボールストッカ15と、一対の回転ロール16が備えら
れ装置本体13に対して任意の傾斜角度で傾斜するボー
ル発射台17と、回動することにより外周縁部40でボ
ール受け部21に供給されたボール12を一対の回転ロ
ール16の間に押し出すと共にボール12を押し出した
時に板面42により次に供給されるボール12の移動を
阻止してストッパとなる板カム39とを備え、ボールス
トッカ15に複数のボール12を収容することにより、
予め設定されたボール発射台17の傾斜角度及び回転ロ
ール16の回転数に応じて、板カム39に押し出された
ボール12を一対の回転ロール16により順次発射さ
せ、複数のボール12を安全に供給して操作できるよう
にし、順次発射されるボール12により実戦的な練習を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールを任意の角
度で発射するボール発射装置に関し、サッカーの練習や
訓練に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】サッカーの練習や訓練に、人が蹴る代わ
りにサッカーボールを所定の位置に発射するボール発射
装置が用いられている。図20に基づいて従来のボール
発射装置を説明する。図20には従来のボール発射装置
の全体構成を示してある。
【0003】図に示すように、ボール発射装置1は、一
対の回転ローラ2を備え、ボールガイド部3からサッカ
ーボールを供給することにより、一対の回転ローラ2間
にサッカーボールが挟持されて発射される。ボール発射
装置1には底部に車輪4が備えられ、車輪4を介して容
易に移動されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のボール発射装置
1は、サッカーボールを貯めることができないため、常
に人がボール発射装置1の近傍についてサッカーボール
を1個づつ人手によってボールガイド部3に供給する必
要があるが、回転ローラ2は高速度で回転しているた
め、安全の面において大人がサッカーボールを込める必
要があった。
【0005】また、実際にシュートやパス等で人が蹴る
サッカーボールは常に同じように出されるわけではな
く、その時々の状況によって異なるものである。しか
し、従来のボール発射装置1では、出されるサッカーボ
ールの状況が一定となっており、実戦的な練習に適用し
にくいものであった。
【0006】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、複数のボールを安全に供給して操作することができ
ると共に、実戦的な練習が行なえるボール発射装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、複数のボールを収容して前記ボール
を1個づつ装置本体のボール受け部に供給するボールス
トッカと、一対の回転ロールが備えられ前記装置本体に
対して任意の傾斜角度で傾斜するボール発射台と、前記
装置本体に回動自在に設けられ回動することにより外周
縁部で前記ボール受け部に供給された前記ボールを前記
一対の回転ロールの間に押し出すと共に前記ボールを押
し出した時に板面が前記ボールストッカと前記ボール受
け部との間に介在して前記ボールストッカから前記ボー
ル受け部への前記ボールの移動を阻止する板カムとを備
えたことを特徴とする。
【0008】ボールストッカに収容されて装置本体のボ
ール受け部に供給されたボールは、板カムの回動によっ
て外周縁部により一対の回転ロールの間に押し出され、
予め設定されたボール発射台の傾斜角度及び回転ロール
の回転数に応じてボールが発射される。板カムの回動に
よってボールが一対の回転ロールの間に押し出される際
には、板カムの板面によりボールストッカからボール受
け部へのボールの移動が阻止される。つまり、一対の回
転ロールの間へのボールの供給と、次に供給されるボー
ルのストッパとが板カムによって兼用されている。
【0009】そして、前記板カムは、前記装置本体側に
設けられたモータの正逆回転により、前記板面が前記ボ
ールストッカと前記ボール受け部との間に介在しない位
置と前記ボールを押し出す位置との間で回動され、前記
ボール発射台は、前記装置本体側に設けられたウォーム
の駆動により任意の角度に位置決め傾斜されることを特
徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のボール発射装置11は、
外観を表す図1に示すように、複数個(20個以上)の
サッカーボール(ボール)12を収容してボール12を
1個づつ装置本体13のボール受け部(カバー14に覆
われている)に供給する螺旋状のボールストッカ15を
備えている。装置本体13には、一対の回転ロールとし
ての回転ディスク16を備えたボール発射台17が設け
られており、ボール受け部に供給されたボール12は、
回転する一対の回転ディスク16の間に押し出されて発
射されるようになっている。
【0011】使用状況を表す図2に示すように、ボール
発射装置11は車輪18を介して所定の場所(例えばコ
ーナーキックが行われる位置)に設置される。そして、
ボール12の発射の角度・距離・方向やボール12の発
射時間間隔等を適宜設定してボール12を打ち出し、ボ
レーシュートやヘディングの練習、及びゴールキーパの
練習等が行えるようになっている。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいてボール発射装置11の
構成を詳細に説明する。図1には本発明の一実施例に係
るボール発射装置11の全体構成、図3にはボール発射
装置11の側面、図4には図3中のIV-IV 線矢視(平
面)、図5には図3中のV-V線矢視(正面)、図6には
ボール発射台17の支持状況、図7には回転ディスク1
6の詳細状況、図8には板カムの動作状況を示してあ
る。
【0013】図1及び図3乃至図5に示すように、ボー
ル発射装置11の装置本体13には車輪18が設けら
れ、任意の位置に移動自在となっている。装置本体13
にはフレーム19が立設され、フレーム19には螺旋状
の通路20からなるボールストッカ15が取り付けられ
ている。ボールストッカ15の螺旋状の通路20の最上
部からボール12を投入することにより、ボール12は
自重によって螺旋状の通路20に沿って下方に転がり落
ちるようになっている。ボールストッカ15の上部には
複数のパトライトPが設けられ、パトライトPの点灯パ
ターンや色を適宜設定することにより、ボール12の発
射タイミングやボール12の有無等が認識できるように
なっている。
【0014】装置本体13の中央部にはボール12が1
個載せられるボール受け部21が設けられ、ボールスト
ッカ15の螺旋状の通路20の最下部はボール受け部2
1に臨んでいる。つまり、ボールストッカ15に投入さ
れたボール12は、自重によって螺旋状の通路20に沿
って下方に転がり落ちて1個づつボール受け部21に供
給されるようになっている。
【0015】図1及び図3乃至図6に示すように、装置
本体13のボール受け部21の前方側(図3,4,6中
右側)にはボール発射台17が設けられており、ボール
発射台17はボール受け部21の部位で装置本体13の
幅方向(図4中上下方向、図5中左右方向)に延びる中
心軸S回りで回動自在に支持されている。即ち、装置本
体13のボール受け部21の両脇部位には支持フレーム
23がそれぞれ設けられ、支持フレーム23にはボール
発射台17の一対の基端部24が回動自在に支持されて
いる。
【0016】装置本体13には傾斜モータ25が設けら
れており、傾斜モータ25によりウォーム減速機26及
びカップリング27を介して回転軸28が駆動される。
ボール発射台17の一方の基端部24には取付金具29
が固定され、取付金具29は回転軸28に固定されて回
転自在となっている。つまり、傾斜モータ25の駆動に
より、回転軸28及び取付金具29を介してボール発射
台17の基端部24が回動されボール発射台17が傾斜
されるようになっている。ボール発射台17の他方の基
端部24にはポテンショメータ30が設けられ、ポテン
ショメータ30によってボール発射台17の傾斜状態が
検出される。
【0017】ボール発射台17の一対の基端部24同士
は台本体31で一体となり、台本体31の両脇部位には
一対の回転ディスク16が設けられている。一対の回転
ディスク16はそれぞれインバータモータ32によって
任意の回転数で回転されるようになっている。即ち、図
7に示すように、台本体31にはインバータモータ32
が固定され、インバータモータ32の出力軸33にはカ
ップリング34を介して回転軸35が取り付けられてい
る。回転軸35は軸受36により台本体31側に回転自
在に支持され、回転軸35には回転ディスク16が固定
されている。一対の回転ディスク16の間にはボールガ
イド37が設けられ、ボールガイド37はボール受け部
21の下方に延びて配されている。
【0018】ボール受け部21に供給されたボール12
は、ボールガイド37に沿って一対の回転ディスク16
の間に押し出されることにより、一対の回転ディスク1
6の回転によって発射されるようになっている。そし
て、傾斜モータ25の駆動によるボール発射台17の傾
斜角度、及び各インバータモータ32によるそれぞれの
回転ディスク16の回転数に応じて、ボール12の発射
角度・距離・方向が設定される。
【0019】尚、図中の符号で38は、装置本体13と
ボール発射台17の基端部24との間に設けられボール
発射台17の傾斜状態を支持するダンパである。
【0020】一方、装置本体13のボール受け部21の
後方(図3,4中左側)には板カム39の一端部位が装
置本体13の幅方向(図4中上下方向、図5中左右方
向)に延びる中心軸Q回りで回動自在に支持されてい
る。板カム39は外周縁部40が円弧状に下後方に延び
て形成され、図3に実線で示す状態から反時計回り方向
に略180度回動されるようになっている。板カム39
は、装置本体13に設けられたギヤードモータ41の正
逆回転により、ボールストッカ15の螺旋状の通路20
の最下部とボール受け部21との間に介在しない位置
(図3に実線で示した位置)と、ボール12を押し出す
位置(反時計回り方向に略180度回動された位置:図
3に二点鎖線で示した位置)との間で回動される。板カ
ム39が図3に二点鎖線で示した位置に回動されると、
即ち、ボール12を一対の回転ディスク16の間に押し
出した時に、板カム39が通路20の最下部とボール受
け部21との間に介在し、板カム39の板面42によっ
て次に送られるボール12のボール受け部21への移動
が阻止される。
【0021】図8に基づいて板カム39の動作を詳細に
説明する。図8(a)(b)(c) には板カム39の回動状態に
対するボール12の状況を示してある。図8(a) に示し
たように、板カム39が図3に実線で示した位置にある
場合、ボールストッカ15の螺旋状の通路20の最下部
からボール12がボール受け部21に1個供給され、ボ
ール検知リミットスイッチ43(図4参照)によってボ
ール受け部21へのボール12の供給が検知される。図
8(b) に示したように、この状態で板カム39がギヤー
ドモータ41の駆動により押し出し位置に回動すると、
外周縁部40によってボール受け部21のボール12が
ボールガイド37に沿って一対の回転ディスク16の間
に押し出される。同時に、図8(c) に示したように、板
面42によって次に送られるボール12のボール受け部
21への移動が阻止される。板カム39の回動端は、後
述する待機位置検出リミットスイッチ44及び送り出し
位置検出リミットスイッチ45によってそれぞれ検出さ
れる。
【0022】図3、図4に示したように、装置本体13
の後部には操作パネル46を有する制御装置47が設け
られている。図9に基づいて制御装置47を説明する。
図9には制御装置47の制御ブロックを示してある。
【0023】図9に示したように、制御装置47は操作
パネル46との間で情報が入出力されるようになってお
り、制御装置47にはポテンショメータ30、待機位置
検出リミットスイッチ44及び送り出し位置検出リミッ
トスイッチ45の検知情報が入力されるようになってい
る。制御装置47からは、左右のインバータモータ32
の駆動をそれぞれ制御して一対の回転ディスク16の回
転数を独立に制御するインバータ制御装置48L,48
R、傾斜モータ25の回転状態を制御してボール発射台
17の傾斜角度を制御する傾斜回転制御器49、及び、
ギヤードモータ41の回転駆動方向を制御して板カム3
9の回動状態を制御する回転方向切換器50に信号が出
力されるようになっている。
【0024】図10に基づいて操作パネル46を説明す
る。図10には操作パネル46の外観を示してある。
【0025】図10に示したように、操作パネル46の
球種設定部51では、距離及び角度(例えば−15度〜
45度)及びカーブの種類(例えば、左強,左中,
左弱,右弱,右中,右強の6種類)が操作者に
よって直接入力される。球種設定部51で設定した球種
は登録ボタン52を押す毎にその都度登録され、例えば
最大で9つの球種(登録数)を登録することができる。
また、番号ボタン53により所定の番号を表示させ、変
更・追加・削除を押すことにより球種設定部51で新た
に球種を設定することができる。設定確認部54では確
認ボタン55を押すことにより、現在選択されている番
号の球種が表示される。
【0026】また、球種送り部56では、切替スイッチ
57により自動・固定が切り替えられるようになってい
る。固定を選択した場合、発射ボタン58を押す度にそ
の時に表示されている番号の球種だけでボール12が発
射される。自動を選択した場合、発射ボタン58を押す
度にその時に表示されている番号で1から順番に繰り返
してボール12が発射される。例えば、登録数8で番号
5が選択されている場合、球種の登録は8種類である
が、番号1から番号5までの球種でボール12が順番に
繰り返して発射される。
【0027】例えば、距離10m、角度30度、左強カ
ーブを番号1とし、距離20m、角度35度、左弱カー
ブを番号2とし、更に、距離40m、角度45度、右弱
カーブを番号3として登録した場合、登録数は3とな
る。そして、番号2を選択すると共に切替スイッチ57
を自動に切り替えることにより、発射ボタン58を押す
度に、距離10m、角度30度、左強カーブのボール1
2と、距離20m、角度35度、左弱カーブのボール1
2が交互に発射される。また、番号3を選択すると共に
切替スイッチ57を固定に切り替えることにより、発射
ボタン58を押す度に、距離40m、角度45度、右弱
カーブのボール12だけが発射される。
【0028】尚、操作パネル46の符号で、59は登録
をキャンセルするボタン、60は準備完了ランプ、61
は異常ランプ、62は停止ボタン、63は非常停止ボタ
ンである。また、上述した例では発射ボタン58を押す
度に設定した状態の球種でボール12を発射させるよう
にしたが、連続発射ボタンを別途設け、この連続発射ボ
タンを一度押すことにより、条件がそろった時点で設定
した状態の球種で連続してボール12を発射させること
もできる。
【0029】図11乃至図15に基づいて制御装置47
による制御について具体的に説明する。図11にはイン
バータモータ32の駆動指令を設定する、即ち、回転デ
ィスク16の回転数を設定するブロック、図12には実
測飛距離と理論飛距離との関係を表すグラフ、図13に
はボール発射速度と回転ディスクの回転数との関係を表
すグラフ、図14には左右の回転ディスクの回転数を設
定するための表、図15には各種処理タスクの関係を表
すフローチャートを示してある。
【0030】図11に基づいて、操作パネル46で入力
された距離・角度・カーブ情報から回転ディスク16の
回転数を設定する手法の一例を説明する。
【0031】操作パネル46で入力された距離情報に基
づいて、図12に示したマップに応じて理論飛距離LT
を設定する。図12に示すように、実測飛距離Lと理論
飛距離LT の関係は、距離が長くなるにしたがって抵抗
等によって実測飛距離Lが短くなることが確認されてい
る(例えば実測飛距離L1 を境にして理論飛距離LT
短くなる)。このため、入力された距離(実測飛距離
L)に対して図12に基づいて理論飛距離LT を設定す
る。
【0032】次に、設定された理論飛距離LT 及び入力
された角度に基づいて理論発射速度VT を下式によって
演算する。 VT =K・(LT /sin θ・cos θ)1/2 ただし、LT は理論飛距離(m) 、VT は理論発射速度(k
m/h)、θ は発射角度(度)である。
【0033】演算された理論発射速度VT に基づいて、
図13に示したマップに応じての回転ディスク16の平
均回転数Nを設定する。図13に示すように、理論発射
速度VT と回転ディスク16の回転数(回転速度)との
関係は、理論発射速度がVPを境に異なる関数の関係に
なることが確認されている。このため、演算された理論
発射速度VT に対して図13に基づいて回転ディスク1
6の平均回転数Nを設定する。
【0034】次に、設定された回転ディスク16の平均
回転数N及び入力された〜のカーブ情報に基づい
て、図14に示した表に応じて左右の回転ディスク16
の回転数NL ,NR を演算する。即ち、の左強カーブ
が入力されている場合、左回転ディスク16の回転数を
平均回転数N−150とすると共に右回転ディスク16
の回転数を平均回転数N+150とし、右回転ディスク
16の回転数を相対的に速くして強い左カーブにする。
からの場合も同様に、カーブの方向及び強さに応じ
て左右の回転ディスク16の回転数に差をもたせて所望
のカーブの状態にする。
【0035】尚、上述した実施例では、常にカーブをつ
ける状態で説明ししたが、真っ直ぐにボール12を打ち
出すことができるようにした場合でも、左右の回転ディ
スク16の回転数に多少の差をもたせてボール12に回
転を与えることで、途中で失速する状態、所謂、フォー
クボール状態にならずにボール12を打ち出すことがで
きる。
【0036】このようにして、左右の回転ディスク16
の回転数NL ,NR が演算された後、周波数/回転数変
換式によって左右のインバータモータ32の周波数がそ
れぞれ演算される。これにより、操作パネル46で入力
された距離・角度・カーブの情報に基づいて、左右のイ
ンバータモータ32の周波数がそれぞれ設定される。
【0037】次に図15に基づいてボール発射装置11
の動作を説明する。
【0038】本装置に電源が投入されると、起動処理タ
スク71が実行され、その後停止処理タスク74及びボ
ール番号変更処理タスク75及び球種設定処理タスク7
6及び球種送り処理タスク77及び確認処理タスク78
が実行可能となる。異常処理タスク72及び非常停止処
理タスク73は電源投入と同時に実行可能となり、異常
処理指令、非常停止指令により実行可能となる。
【0039】起動処理タスク71では、電源が投入され
た際にボール発射装置11の初期化が行なわれる。ボー
ル発射装置11の初期化は、インバータモータ32のイ
ンバータ制御装置48L,48Rの初期化が行なわれ、
板カム39が待機位置に回動するようにギヤードモータ
41が駆動され、パトライトPが消灯される。また、ボ
ール発射台17の傾斜角度が原点(0度)に復帰される
ように傾斜モータ25が駆動される。その後、球種設定
部51の距離・角度・カーブのデホルト値、ボール番号
及び球種送り部56のデホルト値が出力される。例え
ば、距離を15m、角度を45度、右弱のカーブに設定
すると共に登録数及び番号を1にし、球種送りを固定に
する。
【0040】異常処理タスク72では、本装置に異常が
発生した場合、制御装置47で異常が検知され、所定の
パトライトPが点灯されてフェイル番号が表示され、球
種諸元表示が「−」とされ(カーブの表示は全ランプが
消灯)、発射モードがオフにされ、更に、確認モードが
解除される。
【0041】球種設定処理タスク76では、変更・追加
・削除のいずれかのボタンが押された後、設定されてい
る球種データが変更される。ボール番号のフラッシング
が開始され、球種データ処理タスク79、登録処理タス
ク80及びキャンセル処理タスク81が起動可能状態と
なる。尚、ボール番号のフラッシング停止条件は、登録
ボタン52が押された時、キャンセルボタン59が押さ
れた時、停止ボタン62が押された時、異常が検知され
た時、及び非常停止が検出された時である。
【0042】登録処理タスク80では、登録ボタン52
が押された後に登録が指令される。球種データ処理タス
ク79が停止し、データが登録される。変更時は、設定
された球種データが表示ボール番号エリアに格納され、
追加時は、設定された球種データが表示ボール番号エリ
アに格納されて表示ボール番号以降のデータが1ブロッ
クづつシフトされ登録数に1が加えられ、削除時は、表
示ボール番号エリアのデータが削除されて表示ボール番
号以降のデータが前詰めされ登録数から1が引かれる。
【0043】キャンセル処理タスク81では、キャンセ
ルボタン59が押された後にキャンセルが指令される。
球種データ処理タスク79が停止し、表示データがホー
ルドされているデータに戻される。
【0044】球種データ処理タスク79では、距離・角
度・カーブの値が入力される。距離の設定では、ボタン
の方向により距離が加減され(例えば、0mから80m
の範囲)、角度の設定ではボタンの方向により角度が加
減され(例えば−15度から45度の範囲)、カーブの
設定ではボタンの方向によりカーブの方向及び強弱が
からの間で選択される。
【0045】距離の設定時に、角度が0度から45度の
範囲に設定されている場合、距離の加減が行われ、1回
に加減される距離はその距離の長さによって設定され
る。例えば、1mから10mの範囲では1m単位で加減
され、11mから40mの範囲では5m単位で加減さ
れ、41mから80mの範囲では10m単位で加減され
る。また、距離の設定時に、角度が負の範囲に設定され
ている場合、距離の表示は強さの表示にされる(例え
ば、F1からF5)。
【0046】非常停止処理タスク73では、非常停止ボ
タン63が押された後に非常停止が検知される。非常停
止が検知されると、インバータモータ32の駆動を強制
停止し、所定のパトライトPが点灯され、発射モードが
オフにされ、確認モードが解除され、球種送りモードが
固定にされ、更に、球種設定モードが解除される。その
後、非常停止リセット処理タスク82が実行可能にな
る。非常停止リセット処理タスク82では、所定のパト
ライトPが消灯されると共に板カム39が待機位置に回
動するようにギヤードモータ41が駆動されて、非常停
止がリセットされる。
【0047】停止処理タスク74では、停止ボタン62
が押された後に、発射モードがオフにされ、確認モード
が解除され、球種送りが固定にされ、球種設定モードが
解除される。更に、インバータモータ32の駆動が強制
的に停止されて回転ディスク16の回転が止められ、板
カム39が待機位置に回動するようにギヤードモータ4
1が駆動され、ボール発射台17の角度が0度になるよ
うに傾斜モータ25が駆動される。
【0048】ボール番号変更処理タスク75では、番号
ボタンの方向によりボール番号が1づつ加減される。ま
た、球種送り処理タスク77では、球種送り部56の切
替スイッチ57の操作により固定もしくは自動が選択さ
れ、選択された側のランプが点灯される。ただし、球種
設定処理タスク76、停止処理タスク74及び非常停止
処理タスク73が起動されることにより固定モードにさ
れ、球種設定処理タスク76が作動中は切替スイッチ5
7の入力は無視される。
【0049】確認処理タスク78では、確認ボタン55
が押されることにより、設定されている角度に応じて傾
斜モータ25が駆動され、ボール発射台17が所定の傾
斜角度にされると共に、設定されている距離・カーブに
応じてインバータモータ32が駆動され、左右の回転デ
ィスク16が所定の回転数で回転される(発射諸元設
定)。発射諸元設定中は準備完了ランプ60が点滅さ
れ、発射諸元設定完了で準備完了ランプ60が点灯され
る。尚、停止ボタン62が押された時、異常が検知され
た時及び非常停止ボタン63が押された時には、確認信
号はオフにされる。
【0050】確認処理タスク78が終了した後、発射処
理タスク83が実行可能になる。
【0051】この発射処理タスク83では、発射ボタン
58を押す毎にボール12が1個発射される。準備完了
ランプ60が点灯されている時に、発射ボタン58が押
されると、所定のパトライトPが点灯し(例えば、3色
のパトライトPが3秒前から1秒前まで順次1秒毎に点
灯)、板カム39が押し出し位置に回動するようにギヤ
ードモータ41が駆動され、板カム39の外周縁部40
によってボール12が左右の回転ディスク16の間に押
しだされボール12が発射される。ボール12が発射さ
れた直後に、パトライトPが消灯されると共に板カム3
9が待機位置に回動するようにギヤードモータ41が駆
動される。
【0052】球種送りが、自動モードにあるか固定モー
ドにあるかが判断され、固定モードにあると判断された
場合、準備完了ランプ60が点灯されている時に、発射
ボタン58が押されると、前述と同一発射諸元でボール
12が発射される。
【0053】球種送りが自動モードにあると判断された
場合、次のボール番号で設定されている角度に応じて傾
斜モータ25が駆動され、ボール発射台17が所定の傾
斜角度にされると共に、設定されている距離・カーブに
応じてインバータモータ32が駆動され、左右の回転デ
ィスク16が所定の回転数で回転される(発射諸元再設
定)。発射諸元再設定中は準備完了ランプ60が点滅
し、発射諸元再設定完了で準備完了ランプ60が点灯す
る。前述同様に準備完了ランプ60が点灯されている時
に、発射ボタン58が押されると、再設定された諸元、
即ち、次のボール番号で設定されている発射諸元でボー
ル12が発射される。その後、順次次のボール番号で設
定されている発射諸元が設定され、準備完了ランプ60
が点灯した時に発射ボタン58が押されると、順次新た
な発射諸元でボール12が発射される。
【0054】次に、上述したボール発射装置11の動作
を、図16乃至図19に示した操作パネル46の表示状
況を参照して具体的に説明する。図16には電源投入時
の操作パネル46の表示状況、図17乃至図19には発
射諸元設定時の操作パネル46の表示状況を示してあ
る。
【0055】ボール発射装置11の電源を投入すること
により、インバータモータ32のインバータ制御装置4
8が初期化され、板カム39が待機位置に回動されると
共にボール発射台17の傾斜角度が0度にされる。ま
た、図16に示したように、操作パネル46における各
種設定状態がデホルト値にされる。例えば、デホルト値
が距離15m、角度が45度、右弱カーブでデータが1
個の場合、球種設定部51の距離が15と表示され、角
度が45と表示され、カーブがの右弱の部位が点灯す
る。また、登録数及び番号が1と表示され、球種送り部
56の固定のランプが点灯する。
【0056】例えば、距離10m、角度30度、左強カ
ーブを番号1とし、距離20m、角度35度、左弱カー
ブを番号2とし、更に、距離40m、角度45度、右弱
カーブを番号3として3種類の球種を設定する場合を説
明する。
【0057】変更ボタンを押して番号表示を点滅させ、
距離を10、角度を30と入力すると共にの左強カー
ブを点灯させる。この状態で登録ボタン52を押すこと
により、距離10m、角度30度、左強カーブが番号1
として登録される(図17の状態)。次に、追加ボタン
を押して番号表示を点滅させ、距離を20、角度を35
と入力すると共にの左弱カーブを点灯させる。この状
態で登録ボタン52を押すことにより、距離20m、角
度35度、左弱カーブが番号2として登録される(図1
8の状態)。更に、追加ボタンを押して番号表示を点滅
させ、距離を40、角度を45として入力すると共に
の右弱カーブを点灯させる。この状態で登録ボタン52
を押すことにより、距離40m、角度45度、右弱カー
ブが番号3として登録される(図19の状態)。そし
て、登録数が3と表示される。削除を行う場合は、該当
する番号を表示させて削除ボタンを押し、番号表示を点
滅させた後、登録ボタンを押すことによりデータが削除
される。
【0058】球種の設定が完了した後、ボールストッカ
15の螺旋状の通路20の最上部から所定個数のボール
12を投入することで、ボール12は自重により通路2
0に沿って転がり落ちる。最下部のボール12がボール
受け部21に供給され、残りのボール12は通路20内
に保持され、準備が完了する。準備が完了したら、番号
ボタンの操作により発射させる球種の番号を表示させ
(例えば2)、球種送りを選択する(例えば固定)。こ
の時、操作パネル46の表示状況は、図18に示したよ
うになっている。
【0059】設定確認部54の確認ボタン55を押すこ
とにより、番号2の発射諸元に基づいてボール発射装置
11が動作する。即ち、傾斜モータ25の駆動によりボ
ール発射台17が傾斜し、傾斜角度が35度に設定され
る。インバータモータ32の駆動により回転ディスク1
6が回転し、図11に示した制御ブロックに基づいて傾
斜角度35度でボール12が20mの距離で発射される
回転数に設定される。また、図14に示した表に基づい
て、弱い左のカーブとなるように左右の回転ディスク1
6の回転数に差を生じさせる。ボール発射台17及び左
右の回転ディスク16の回転数が所定の状態になると、
準備完了ランプ60が点灯する。
【0060】準備完了ランプ60が点灯した後、発射ボ
タン58を押すことにより、ボール12が発射される。
即ち、ギヤードモータ41の駆動により板カム39が図
3に二点鎖線で示した押し出し位置に回動し、外周縁部
40によってボール受け部21のボール12がボールガ
イド37に沿って一対の回転ディスク16の間に押し出
される。これにより、ボール12は所定の回転数で回転
する左右の回転ディスク16で挟まれ、ボール12が傾
斜角度35度、距離20m、左弱カーブで発射される。
この時、ボール12が発射される3秒前から1秒毎に色
の異なるパトライトPが順番に点灯し、ボール12の発
射タイミングが認識されるようになっている。
【0061】板カム39が図3に二点鎖線で示した位置
に回動されると、板カム39が通路20の最下部とボー
ル受け部21との間に介在し、板カム39の板面42に
よって次に送られるボール12のボール受け部21への
移動が阻止される。これにより、ボール12が連続して
ボール受け部21に供給されることがない。このよう
に、板カム39によってボール12の押し出し動作と、
次に供給されるボール12のストッパとを兼用している
ので、機構が極めて簡単で安価な構成になる。
【0062】ボール12が発射された後、ギヤードモー
タ41の逆転駆動により板カム39が待機位置に回動
し、通路20の最下部のボール12が自重によってボー
ル受け部21に転がり落ちる。待機位置検出リミットス
イッチ44により板カム39の待機位置への回動が検出
されると共に、ボール検知リミットスイッチ43により
ボール受け部21への新たなボール12の供給が検知さ
れると、準備完了ランプ60が点灯する。この状態で発
射ボタン58を押すことにより、再びボール12が傾斜
角度35度、距離20m、左弱カーブで発射される。固
定モードの場合、上述した要領で発射ボタン58を押す
毎に、傾斜角度35度、距離20m、左弱カーブでボー
ル12が発射される。このため、ヘディングやボレーシ
ュート等の練習で待機している場所への浮き球の供給
等、目的を絞った繰返し練習を行うことが可能になる。
【0063】同様にして、番号1及び固定モードを選択
することにより(図17参照)、発射ボタン58を押す
毎に、傾斜角度30度、距離10m、左強カーブでボー
ル12が発射される。また、番号3及び固定モードを選
択することにより(図19参照)、発射ボタン58を押
す毎に、傾斜角度45度、距離40m、右弱カーブでボ
ール12が発射される。
【0064】次に、球種送りを自動モードにした場合を
具体的に説明する。図19に示した操作パネルの状態
で、球種送り部56の切替スイッチ57の操作により自
動モードを選択した場合について説明する。この場合、
発射ボタン58を押す毎に、番号1、番号2、番号3の
球種順でボール12が発射される。
【0065】自動モードを選択して設定確認部54確認
ボタン55を押すことにより、先ず番号1で設定された
球種でボール12を発射する状態にボール発射装置11
が動作される。即ち、傾斜モータ25の駆動によりボー
ル発射台17が傾斜し、傾斜角度が30度に設定され
る。インバータモータ32の駆動により回転ディスク1
6が回転し、傾斜角度30度でボール12が10mの距
離で発射される回転数に設定される。また、強い左のカ
ーブとなるように左右の回転ディスク16の回転数に差
を生じさせる。ボール発射台17及び左右の回転ディス
ク16の回転数が番号1で設定された球種の状態になる
と、準備完了ランプ60が点灯する。準備完了ランプ6
0が点灯した後、発射ボタン58を押すことにより、板
カム39が押し出し位置に回動してボール12が左右の
回転ディスク16の間に押し出される。これにより、ボ
ール12は傾斜角度30度、距離10m、左強カーブで
発射される。
【0066】次に、番号2で設定された球種でボール1
2を発射する状態にボール発射装置11が動作される。
即ち、ボール発射台17の傾斜角度が35度に設定さ
れ、回転ディスク16が、傾斜角度35度でボール12
が20mの距離で発射される回転数に設定される。ま
た、弱い左のカーブとなるように左右の回転ディスク1
6の回転数に差を生じさせる。ボール発射台17及び左
右の回転ディスク16の回転数が番号2で設定された球
種の状態になると、準備完了ランプ60が点灯し、発射
ボタン58を押すことにより、板カム39によってボー
ル12が左右の回転ディスク16の間に押し出される。
これにより、ボール12は傾斜角度35度、距離20
m、左弱カーブで発射される。
【0067】次に、番号3で設定された球種でボール1
2を発射する状態にボール発射装置11が動作される。
即ち、ボール発射台17の傾斜角度が45度に設定さ
れ、回転ディスク16が、傾斜角度45度でボール12
が40mの距離で発射される回転数に設定される。ま
た、弱い右のカーブとなるように左右の回転ディスク1
6の回転数に差を生じさせる。ボール発射台17及び左
右の回転ディスク16の回転数が番号3で設定された球
種の状態になると、準備完了ランプ60が点灯し、発射
ボタン58を押すことにより、板カム39によってボー
ル12が左右の回転ディスク16の間に押し出される。
これにより、ボール12は傾斜角度45度、距離40
m、右弱カーブで発射される。
【0068】再び、番号1で設定された球種でボール1
2を発射する状態にボール発射装置11が動作され、以
後同様の動作を繰り返して3種類の球種のボール12を
順番に発射させる。このように、自動モードを選択した
場合、発射ボタン58を押す毎に、番号1乃至番号3の
球種順でボール12を発射させることができる。このた
め、異なった球種のボール12を発射させて様々な状況
に対応した状態のボール12の供給が行え、比較的実戦
に近い状態で練習を行うことが可能になる。
【0069】尚、上述した実施例では、3種類の球種を
設定した例を挙げて説明したが、図示のボール発射装置
11の場合、球種の設定は、最大で番号9までの9種類
の球種を設定することができる。また、表示部や表示形
態等を変更することにより、10種類以上の球種を設定
することも可能である。また、3種類の球種のボール1
2を順次繰り返して発射させるようにしたが、3種類の
内の2種類の球種のボール12を順次繰り返して発射さ
せることも可能である。また、番号9までの9種類の球
種の内(または10種類以上の球種の内)、任意の数の
球種のボール12を順次繰り返して発射させることも可
能である。
【0070】上述したボール発射装置11では、多数の
ボール12をボールストッカ15に貯めておき、発射ボ
タン58を押すことにより、板カム39の回動によって
ボール12を発射させることができる。また、距離・角
度・カーブの情報に基づいて球種を設定するようにした
ので、発射角度等に係わらず様々な球種でもって常に設
定した飛距離でボール12を発射させることができる。
また、球種を複数設定して記憶し、記憶された球種を選
択するようにしたので、使用条件や練習目的等に応じた
任意の球種を選択してボール12を発射させることがで
きる。また、1つの球種に固定して選択する固定モード
と、複数の球種で順次繰り返して選択する自動モードと
で、記憶された球種の選択を行うようにしたので、様々
な状況を想定した状態でボール12を発射させることが
できる。
【0071】また、上述したボール発射装置11では、
ギヤードモータ41の正逆転駆動によって板カム39を
回動させ、ボール12を一対の回転ディスク16の間に
押し出すようにしたので、ボール12の押し出し機構が
簡単で安価となり、泥や汚れに対しても動作が阻害され
ることがない。また、傾斜モータ25によりウォーム減
速機26を駆動してボール発射台17を傾斜させるよう
にしたので、安価でしかも精度良くボール発射台17の
傾斜角度を設定することが可能となる。また、常にボー
ル12に自転する回転を与えてボール12を発射させる
ようにしたので、ボール12を安定して飛翔させること
が可能となる。
【0072】
【発明の効果】本発明のボール発射装置は、複数のボー
ルを収容してボールを1個づつ装置本体のボール受け部
に供給するボールストッカと、一対の回転ロールが備え
られ装置本体に対して任意の傾斜角度で傾斜するボール
発射台と、回動することにより外周縁部でボール受け部
に供給されたボールを一対の回転ロールの間に押し出す
と共にボールを押し出した時に板面により次に供給され
るボールの移動を阻止してストッパとなる板カムとを備
えたので、ボールストッカに複数のボールを収容するこ
とにより、予め設定されたボール発射台の傾斜角度及び
回転ロールの回転数に応じて、板カムに押し出されたボ
ールを一対の回転ロールにより順次発射させることがで
きる。
【0073】この結果、複数のボールを安全に供給して
操作することができ、順次発射されるボールにより実戦
的な練習を行うことができる。また、ストッパを兼用し
た板カムによって一対の回転ロールの間へのボールの供
給を行っているので、泥や汚れ等に対しても作動が阻害
され難くしかも簡単な機構で、確実にボールの供給を行
うことが可能になる。また、ウォーム減速機によりボー
ル発射台の傾斜駆動を行うようにしたので、機構の簡素
化が図れると共にボール発射台の傾斜精度を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るボール発射装置の全体
構成図。
【図2】ボール発射装置の使用状況説明図。
【図3】ボール発射装置の側面図。
【図4】図3中のIV-IV 線矢視図。
【図5】図3中のV-V 線矢視図。
【図6】ボール発射台の支持状況説明図。
【図7】回転ディスクの詳細説明図。
【図8】板カムの動作状況説明図。
【図9】制御装置の制御ブロック図。
【図10】操作パネルの外観図。
【図11】回転ディスクの回転数を設定するための制御
ブロック図。
【図12】実測飛距離と理論飛距離との関係を表すグラ
フ。
【図13】ボール発射速度と回転ディスクの回転数との
関係を表すグラフ。
【図14】左右の回転ディスクの回転数を設定するため
の表図。
【図15】各種処理タスクの関係を表す動作フローチャ
ート。
【図16】電源投入時の操作パネルの表示状況説明図。
【図17】発射諸元設定時の操作パネルの表示状況説明
図。
【図18】発射諸元設定時の操作パネルの表示状況説明
図。
【図19】発射諸元設定時の操作パネルの表示状況説明
図。
【図20】従来のボール発射装置の全体構成図。
【符号の説明】
11 ボール発射装置 12 サッカーボール(ボール) 13 装置本体 15 ボールストッカ 16 回転ディスク 17 ボール発射台 20 通路 21 ボール受け部 25 傾斜モータ 26 ウォーム減速機 28 回転軸 32 インバータモータ 37 ボールガイド 39 板カム 40 外周縁部 41 ギヤードモータ 42 板面 46 操作パネル 47 制御装置 48 インバータ制御装置 49 傾斜回転制御器 50 回転方向切換器 P パトライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 秀夫 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱重 工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作 所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のボールを収容して前記ボールを1
    個づつ装置本体のボール受け部に供給するボールストッ
    カと、一対の回転ロールが備えられ前記装置本体に対し
    て任意の傾斜角度で傾斜するボール発射台と、前記装置
    本体に回動自在に設けられ回動することにより外周縁部
    で前記ボール受け部に供給された前記ボールを前記一対
    の回転ロールの間に押し出すと共に前記ボールを押し出
    した時に板面が前記ボールストッカと前記ボール受け部
    との間に介在して前記ボールストッカから前記ボール受
    け部への前記ボールの移動を阻止する板カムとを備えた
    ことを特徴とするボール発射装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記板カムは、前記
    装置本体側に設けられたモータの正逆回転により、前記
    板面が前記ボールストッカと前記ボール受け部との間に
    介在しない位置と前記ボールを押し出す位置との間で回
    動され、前記ボール発射台は、前記装置本体側に設けら
    れたウォーム減速機の駆動により任意の角度に位置決め
    傾斜されることを特徴とするボール発射装置。
JP9095196A 1996-04-12 1996-04-12 ボール発射装置 Withdrawn JPH09276466A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016516444A (ja) * 2013-11-08 2016-06-09 ボールレディ,インコーポレイテッド 伴侶動物(コンパニオンアニマル)用スマートペットケアシステム
JP2016519970A (ja) * 2013-05-21 2016-07-11 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァー フェーデルング デア アンゲバンテン フォルシュング エー ファー スポーツ用対象物を放出する放出装置
JP2017086510A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 秀男 村瀬 ボール発射装置
KR102025241B1 (ko) * 2019-04-04 2019-09-25 최유식 공 발사기
JP2020174947A (ja) * 2019-04-19 2020-10-29 共和技研株式会社 ボール発射装置

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JP2016519970A (ja) * 2013-05-21 2016-07-11 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァー フェーデルング デア アンゲバンテン フォルシュング エー ファー スポーツ用対象物を放出する放出装置
JP2016516444A (ja) * 2013-11-08 2016-06-09 ボールレディ,インコーポレイテッド 伴侶動物(コンパニオンアニマル)用スマートペットケアシステム
JP2017086510A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 秀男 村瀬 ボール発射装置
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