JP5435562B2 - 回転装置およびイオナイザ - Google Patents
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Description
また、このような回転装置を一体に搭載して除電・除塵能力を向上させたイオナイザを提供することにある。
イオン噴射部を回転させて噴射対象へ向ける回転装置であって、
イオン噴射部が搭載される回転テーブルと、
回転テーブルを回転駆動させるテーブル回転駆動源と、
テーブル回転駆動源の回転制御を行うテーブル回転制御部と、
噴射対象までの距離を検出する距離センサと、
回転テーブルのテーブル用回転軸と平行なセンサ用回転軸により回転するようになされ、距離センサが固定配線されるとともにこの距離センサを回転させる回転配線部と、
回転配線部を回転駆動させるセンサ回転駆動源と、
センサ回転駆動源の回転制御を行うセンサ回転制御部と、
これらテーブル回転制御部、距離センサ、および、センサ回転制御部が接続される中央処理部と、
を備え、
この中央処理部は、
センサ回転駆動源が回転配線部とともに距離センサを回転させる制御を行うようにセンサ回転制御部に指令する走査手段と、
距離センサが検出した噴射対象までの距離およびそのときの距離センサの位置に基づいて、距離センサから噴射対象までの距離と距離センサが噴射対象へ向かう角度とを算出する角度距離算出手段と、
距離センサから噴射対象までの距離と距離センサが噴射対象へ向かう角度とに基づいてイオン噴射部を噴射対象へ向けるための回転テーブルのテーブル回転角度を算出する回転角度算出手段と、
テーブル回転角度に基づいてテーブル回転駆動源が回転テーブルを回転させる制御を行うようにテーブル回転制御部に指令するテーブル回転手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の回転装置において、
センサ回転駆動源の回転駆動軸と連結され、距離センサのセンサ基準角度を検出する位置センサを備え、
距離センサが噴射対象へ向かう角度はセンサ基準角度0°に基づいて算出されることを特徴とする。
請求項1または請求項2に記載の回転装置において、
前記回転配線部に配置され、かつ前記中央処理部に接続される発光部を備え、
この発光部は走査中に点灯され、噴射対象の検出時に消灯して噴射対象の検出を通知することを特徴とする。
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の回転装置において、
前記中央処理部に接続され、回転テーブルの回転角度を指定する入力部と、
前記中央処理部に接続され、設定された回転角度を通知する表示部と、
を備え、
前記中央処理部は、
前記入力部を通じて設定された回転角度によりテーブル回転駆動源を回転させるように設定する設定手段と、
設定された回転角度を表示部が通知するように制御する表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の回転装置と、
イオン噴射部と、
を備え、前記中央処理部がイオン噴射部を制御するようになされているイオナイザであって、前記中央処理部は、
イオン噴射部から噴射対象までの距離を算出する噴射距離算出手段と、
噴射対象までの距離に応じてイオン噴射部のイオン噴射量を増減させるイオン制御手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明によれば、このような回転装置を一体に搭載して除電・除塵能力を向上させたイオナイザを提供することができる。
下ケース10は、堅牢な構造体により構成されている。
上ケース20は、下ケース10に取り付けられてケースとなる。
上ケース20の前方にはさらに入力部21、表示部22が設けられている。入力部21、表示部22は何れも中央処理部190に接続されている。
表示部22は、例えば、3つのLED等の発光体であり、入力部21での設定に応じて何れか一つを発光させるというものであり、±60°なら奥側、±45°なら中側、±30°なら手前側のLEDが点灯する、というものである。なお、これら表示箇所などは適宜変更することができる。
フィルタ40は、後述するが、赤外線により距離を検出する距離センサ100に不要な光を入れないようにする光学フィルタである。
テーブル用支持部50は、下ケース10の図示しない支持部により下側の複数箇所(本形態では例示的に3箇所)で回転可能に支持されており、先に説明したように、回転テーブル30を回転可能に支持する。
モータ側かさ歯車70は、テーブル回転用モータ80の回転駆動軸に軸支固定されている。
これらテーブル側かさ歯車60とモータ側かさ歯車70とは噛合しており、駆動力が伝達される。
テーブル回転用モータ80は、例えば高トルクのステッピングモータであり、後述するテーブル回転制御部170により駆動される。
これらのようなテーブル側かさ歯車60、モータ側かさ歯車70、テーブル回転用モータ80は、回転テーブル30を回転させるテーブル回転駆動源として機能する。
配線部用支持部100は、下ケース10の図示しない支持部により下側の複数箇所(本形態では例示的に2箇所)で回転可能に支持されており、先に説明したように、回転配線部90を支持する。
モータ側かさ歯車130は、センサ回転用モータ140の回転駆動軸に軸支固定されている。
これらセンサ側かさ歯車120とモータ側かさ歯車130とは噛合しており、駆動力が伝達される。
センサ回転用モータ140は、例えばステッピングモータであり、後述するセンサ回転制御部180により駆動される。なお、回転配線部90は軽量であるため、通常トルクのモータとすれば良い。
これらのようなセンサ側かさ歯車120、モータ側かさ歯車130、センサ回転用モータ140は、距離センサ110を回転させるセンサ回転駆動源として機能する。
センサ回転制御部180は、センサ回転用モータ140の回転制御を行う。例えばステッピングモータであるセンサ回転用モータ140へパルス信号を送って回転させる。
中央処理部190は、入力部21、表示部22、距離センサ110、位置センサ160,テーブル回転制御部170、および、センサ回転制御部180が接続されている。中央処理部190は後述するような各種の制御を行う。
詳しくは、中央処理部190はセンサ回転用モータ140が回転配線部90とともに距離センサ110を回転させる制御を行うようにセンサ回転制御部180に指令する(走査手段)。まず、距離センサ110が限界角度まで移動してから走査を開始する。距離センサ110の正面に噴射対象Gがない期間では、距離センサ110は中央処理部190へ検出信号を出力しないが、距離センサ110の正面に噴射対象Gが位置するときに距離センサ110は中央処理部190へ検出信号を出力する。
詳しくは、以下のようになる。まず、中央処理部190は距離センサ110が検出した噴射対象Gまでの距離およびそのときの距離センサ110の位置に基づいて、距離センサ110からの噴射対象Gまでの距離と距離センサ110が噴射対象Gへ向かう角度とを算出する(角度距離算出手段)。
M2=M1+L1cosθ1
続いて、正面から噴射対象Gまでの水平横方向の距離M3を算出する。M3は次式のようになる。
M3=L1sinθ1
θ2=−θ0+tan−1(M3/M2)
中央処理部190は、異常があるか否かを判断し(ステップS8)、異常があるならば停止する。また、異常がないならばステップS9へ進む。
このようにして回転テーブル30がテーブル回転角度θ2だけ回転するように回転駆動される。図示しないイオン噴射部が噴射対象へ向いてイオンが噴射されることとなる。
例えば、回転テーブル30を回転させるテーブル回転駆動源は、テーブル側かさ歯車60、モータ側かさ歯車70、テーブル回転用モータ80により構成されるものとして説明した。しかしながら、他のテーブル回転駆動源として、例えば、テーブル側かさ歯車60、モータ側かさ歯車70という歯車機構に代えて、モータ側かさ歯車70をウォームとし、テーブル側かさ歯車60をウォームホイールとするようにしても良い。
この発光部200は図9で示すように中央処理部190に接続される。発光部200は例えばLED部とドライバ部とであり、LED部を駆動するドライバ部が中央処理部190に接続される。この発光部200は先に説明した回転配線部90に搭載されており、フィルタ40から発光を確認することができる。この発光により噴射対象Gの検知を通知する。
先に距離M1と距離M2が算出されたが、これらを用いて噴射対象までの距離L2は次式のように算出することができる。
L2=(M2 2+M3 2)1/2
また、回転装置2に外付けのイオン噴射部230を取り付けるためI/F回路210を搭載するものとして説明した。しかしながら、回転装置2やイオン噴射部230が予め組み込まれた一体型のイオナイザ3であっても良い。この場合、I/F回路210を取り去った形態としても良い。
さらにまた、回転範囲を、例えば、−120°〜+120°というように広くして、扇風機のように回転させてより広い範囲の除電を行うような形態としても良い。
このようなイオナイザ3によれば角度に加えて距離に応じて噴射対象に到達するイオン量を調節するようにしたため、一定の効率が維持され、除電・除塵能力が確保される。
3:イオナイザ
10:下ケース
20:上ケース
21:入力部
22:表示部
30:回転テーブル
30a:テーブル用回転軸
40:フィルタ
50:テーブル用支持部
60:テーブル側かさ歯車
70:モータ側かさ歯車
80:テーブル回転用モータ
90:回転配線部
90a:センサ用回転軸
100:配線部用支持部
110:距離センサ
120:センサ側かさ歯車
130:モータ側かさ歯車
140:センサ回転用モータ
150:固定配線板
160:位置センサ
170:テーブル回転制御部
180:センサ回転制御部
190:中央処理部
200:発光部
210:I/F回路
220:ドライバ
230:イオン噴射部
Claims (5)
- イオン噴射部を回転させて噴射対象へ向ける回転装置であって、
イオン噴射部が搭載される回転テーブルと、
回転テーブルを回転駆動させるテーブル回転駆動源と、
テーブル回転駆動源の回転制御を行うテーブル回転制御部と、
噴射対象までの距離を検出する距離センサと、
回転テーブルのテーブル用回転軸と平行なセンサ用回転軸により回転するようになされ、距離センサが固定配線されるとともにこの距離センサを回転させる回転配線部と、
回転配線部を回転駆動させるセンサ回転駆動源と、
センサ回転駆動源の回転制御を行うセンサ回転制御部と、
これらテーブル回転制御部、距離センサ、および、センサ回転制御部が接続される中央処理部と、
を備え、
この中央処理部は、
センサ回転駆動源が回転配線部とともに距離センサを回転させる制御を行うようにセンサ回転制御部に指令する走査手段と、
距離センサが検出した噴射対象までの距離およびそのときの距離センサの位置に基づいて、距離センサから噴射対象までの距離と距離センサが噴射対象へ向かう角度とを算出する角度距離算出手段と、
距離センサから噴射対象までの距離と距離センサが噴射対象へ向かう角度とに基づいてイオン噴射部を噴射対象へ向けるための回転テーブルのテーブル回転角度を算出する回転角度算出手段と、
テーブル回転角度に基づいてテーブル回転駆動源が回転テーブルを回転させる制御を行うようにテーブル回転制御部に指令するテーブル回転手段と、
を備えることを特徴とする回転装置。 - 請求項1に記載の回転装置において、
センサ回転駆動源の回転駆動軸と連結され、距離センサのセンサ基準角度を検出する位置センサを備え、
距離センサが噴射対象へ向かう角度はセンサ基準角度0°に基づいて算出されることを特徴とする回転装置。 - 請求項1または請求項2に記載の回転装置において、
前記回転配線部に配置され、かつ前記中央処理部に接続される発光部を備え、
この発光部は走査中に点灯され、噴射対象の検出時に消灯して噴射対象の検出を通知することを特徴とする回転装置。 - 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の回転装置において、
前記中央処理部に接続され、回転テーブルの回転角度を指定する入力部と、
前記中央処理部に接続され、設定された回転角度を通知する表示部と、
を備え、
前記中央処理部は、
前記入力部を通じて設定された回転角度によりテーブル回転駆動源を回転させるように設定する設定手段と、
設定された回転角度を表示部が通知するように制御する表示制御手段と、
を備えることを特徴とする回転装置。 - 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の回転装置と、
イオン噴射部と、
を備え、前記中央処理部がイオン噴射部を制御するようになされているイオナイザであって、
前記中央処理部は、
イオン噴射部から噴射対象までの距離を算出する噴射距離算出手段と、
噴射対象までの距離に応じてイオン噴射部のイオン噴射量を増減させるイオン制御手段と、
を備えることを特徴とするイオナイザ。
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JPH06178235A (ja) * | 1992-12-04 | 1994-06-24 | Fujitsu General Ltd | テレビジョン受像機の回転装置 |
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