JPH09275611A - 架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部の製造方法 - Google Patents

架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部の製造方法

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JPH09275611A
JPH09275611A JP8080301A JP8030196A JPH09275611A JP H09275611 A JPH09275611 A JP H09275611A JP 8080301 A JP8080301 A JP 8080301A JP 8030196 A JP8030196 A JP 8030196A JP H09275611 A JPH09275611 A JP H09275611A
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JP
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crosslinked polyethylene
oil
polyethylene cable
prefabricated type
silicone oil
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JP8080301A
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Toshihito Watabe
俊仁 渡部
Hiroyuki Miyata
裕之 宮田
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続
部における、ストレスコーン4、4とエポキシモールド
ユニット5との界面と、前記ストレスコーン4、4と絶
縁体2との界面に形成された油膜(図示せず)を、速や
かに薄膜化することができ、また、高粘度の油を用いた
場合にも、これらの油膜の薄膜化が可能である架橋ポリ
エチレンケーブルのプレハブ型接続部の製造方法を提供
する。 【解決手段】 架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型
接続部の製造において、ケーブル1と、そのプレハブ型
接続部材と、油を、予め40〜70℃に加温しておき、
このプレハブ型接続部の組立てを行い、さらにこの組立
て後に、この架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接
続部を40〜90℃に加温する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架橋ポリエチレン
ケーブルの接続に用いられる架橋ポリエチレンケーブル
のプレハブ型接続部の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、架橋ポリエチレンケーブルのプ
レハブ型接続部の構造の例を示したものである。図中符
号1はケーブルであり、符号2はこのケーブル1の絶縁
体である。このケーブル1の導体は、中央の導体接続管
3で接続されている。ケーブル1の絶縁体2には導体接
続管3を挟んで、1対の、エチレンプロピレンゴム等か
らなる筒状のストレスコーン4、4が取り付けられ、こ
の1対のストレスコーン4、4にまたがるように、筒状
のエポキシモールドユニット5が設けられている。
【0003】このストレスコーン4、4の先端部は、テ
ーパー状に縮径されており、このテーパー部分が、エポ
キシモールドユニット5の内面のテーパー部分に嵌合す
るように挿入されている。また、各ストレスコーン4、
4の後方には、このストレスコーン4、4を前方に付勢
するためのストレスコーン圧縮装置6、6が設けられて
おり、ストレスコーン4、4がエポキシモールドユニッ
ト5に押しつけられるようになっている。
【0004】ところで、上述のストレスコーン4、4と
上述のエポキシモールドユニット5との界面であるエポ
キシモールドユニット側界面A、Aと、上述のストレス
コーン4、4と絶縁体2、2との界面である絶縁体側界
面B、Bには、油膜(図示せず)が形成されている。こ
れらの油膜は、一般にシリコーン油によって形成されて
いる。これらの油膜の膜厚は、ストレスコーン4、4後
方よりストレスコーン圧縮装置6、6によってかけられ
る圧力や、これらの油膜を形成するシリコーン油の粘度
によって変化する。また、製造してから、時間が経過す
るにつれて、ストレスコーン圧縮装置6、6よりかかる
圧力によって、徐々にこれらの油膜の膜厚は薄くなって
いき、ある程度のところでこの薄膜化は停止し、一定の
膜厚となると考えられる。
【0005】これらの油膜は、油止めと防水用であると
同時に、このプレハブ型接続部の電気的絶縁性能を向上
させる役割をもつ。この電気的絶縁性能を向上させるに
は、これらの油膜は、製造時より早期に薄膜化されてい
ることが望ましい。また、これらの油膜が、長期間に渡
って安定に存在することが、このプレハブ型接続部の電
気的絶縁性能の長期信頼性において、望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の油膜
を製造時より早期に薄膜化するには、一般に用いられて
いる、常温(15〜20℃:JIS K 0050)における粘度
が1000〜6000cst程度である中粘性シリコー
ン油より低粘度であり、その常温における粘度が100
〜500cst程度の低粘性シリコーン油を用いること
が考えられる。しかしながら、上述の低粘性シリコーン
油は、低分子量物質をより多く含むので、長期間この架
橋ポリエチレンケーブルを使用しているうちに、接触し
ているストレスコーン4、4を形成するエチレン−プロ
ピレンゴムに浸透していく場合があり、これらの油膜の
長期信頼性が得られないことがある。
【0007】また、逆に、さらにこれらの油膜の長期信
頼性を向上させるためには、上述の中粘性シリコーン油
よりも高粘度である、常温において30000〜600
00cst程度の粘度をもつ高粘性シリコーン油を用い
ればよいことになるが、このような高粘性シリコーン油
を用いた場合には、これらの油膜の薄膜化が困難であ
り、このため、特に、製造時より初期には、その良好な
電気的絶縁性能が得られないという問題があった。
【0008】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部にお
ける、ストレスコーン4、4とエポキシモールドユニッ
ト5との界面であるエポキシモールドユニット側界面
A、Aと、前記ストレスコーン4、4と絶縁体2、2と
の界面である絶縁体側界面B、Bに形成された油膜(図
示せず)を、その製造時より早期に、容易に薄膜化する
ことができ、また、高粘性シリコーン油を用いた場合に
も、これらの油膜の薄膜化が可能である架橋ポリエチレ
ンケーブルのプレハブ型接続部の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の架橋ポリエチレ
ンケーブルのプレハブ型接続部の製造方法においては、
予め架橋ポリエチレンケーブルと、プレハブ型接続部の
部材と、油を、40〜70℃に加温しておき、この架橋
ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部の組立てを行
うことを前記課題の解決手段とした。
【0010】この組立を行った後に、さらに、この架橋
ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部を40〜90
℃に加温することにより、そのストレスコーンとエポキ
シモールドユニットとの界面と、ストレスコーンと絶縁
体との界面とに形成された、油膜の薄膜化を、さらに促
進させることもできる。また、上述の架橋ポリエチレン
ケーブルのプレハブ型接続部の製造においては、常温に
おける粘度が1000〜30000cstであるシリコ
ーン油を用いることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の架橋ポリエチレンケーブ
ルのプレハブ型接続部の製造方法は、その作業温度を従
来より高く設定した方法である。すなわち、架橋ポリエ
チレンケーブルと、プレハブ型接続部の部材と、シリコ
ーン油を、予め40〜70℃に加温しておき、この架橋
ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部の組立てを行
う。
【0012】さらに、この組立を行った後、この架橋ポ
リエチレンケーブルのプレハブ型接続部を40〜90℃
に加温することによって、さらにそのストレスコーンと
エポキシモールドユニットとの界面と、ストレスコーン
と絶縁体との界面とに形成された、油膜の薄膜化を促進
することもできる。この組立て後に行う加温操作は、必
ずしも必須ではないが、特に高粘性シリコーン油を用い
た場合に、形成された油膜の薄膜化を促進するために
は、有効な方法である。上述の加温操作以外は、公知の
方法で製造することができる。
【0013】ところで、上述のシリコーン油は、ほぼニ
ュートン流体であるので、その粘度と温度の関係は、図
2に示したグラフのようになる。すなわち、温度が高い
程、その粘度は低下する。したがって、上述のように、
架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部の製造時
の作業温度を高く設定すれば、シリコーン油の粘度は低
下することになる。
【0014】したがって、中粘性シリコーン油を用いた
場合には、この中粘性シリコーン油によって形成された
上述の油膜をよりすばやく薄膜化することが可能である
と考えられ、このため、その架橋ポリエチレンケーブル
のプレハブ型接続部の初期の電気的絶縁性能を向上させ
ることができる。また、高粘性シリコーン油を用いた場
合にも、良好な膜厚をもつ油膜を得ることができる。こ
のように、上述の高粘性シリコーン油を用いて製造した
架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部において
は、さらに、その油膜の長期信頼性が向上するという効
果も得られる。
【0015】架橋ポリエチレンケーブルと、プレハブ型
接続部の部材と、シリコーン油を、予め加温する温度を
40〜70℃としたのは、40℃未満では、加温しない
場合との差がなく、70℃を越えると、その組立時の操
作性が低下するからである。また、架橋ポリエチレンケ
ーブルのプレハブ型接続部の組立てを行った後、この架
橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部を加温する
温度を40〜90℃としたのは、40℃未満では、加温
しない場合との差がなく、90℃を越えると、外部応力
によるケーブルの変形が生じ易くなるため好ましくな
い。
【0016】架橋ポリエチレンケーブルと、プレハブ型
接続部の部材を、加温する方法としては、バンドヒー
タ、リボンヒータ等をこれらに巻き付けることによって
行うことができるが、十分にこれらを加温できる方法で
あれば、これに限ることはない。このとき、架橋ポリエ
チレンケーブルの加温は、そのプレハブ型接続部の保護
金具内に納まる部分が十分に加温されていればよく、架
橋ポリエチレンケーブル全体を加温しなければならない
わけではない。また、架橋ポリエチレンケーブルのプレ
ハブ型接続部組立て前に、シリコーン油を加温する方法
としては、このシリコーン油中に投げ込みヒータを入れ
たり、恒温槽内でこのシリコーン油を加温する方法等を
とることができる。上述の架橋ポリエチレンケーブル
と、そのプレハブ型接続部の部材と、シリコーン油とを
加温する時間は、加温するものが、十分にその所定の温
度に達していればよく、加温方法や加温するものの大き
さ等によって異なるが、通常は1〜3時間程度で、十分
である場合が多い。
【0017】また、この架橋ポリエチレンケーブルのプ
レハブ型接続部の組立てを行った後、さらに、この架橋
ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部を加温する方
法としては、上述の方法と同様にして、バンドヒータ、
リボンヒータ等を巻き付けること等によって行うことが
できる。このときの加温時間は、シリコーン油によって
形成された油膜の薄膜化を促進するのに十分な時間であ
ればよい。この時間は、用いるシリコーン油の粘度や、
形成したい油膜の膜厚や、加温する架橋ポリエチレンケ
ーブルのプレハブ型接続部の大きさ等によってが変化す
るが、通常は1〜30時間、さらに望ましくは1〜10
時間の範囲で設定することができる。
【0018】上述の架橋ポリエチレンケーブルのプレハ
ブ型接続部の製造に用いるシリコーン油は、その常温に
おける粘度が1000〜30000cstである中粘性
シリコーン油および高粘性シリコーン油を用いることが
できる。特に、この範囲のうち、30000〜6000
0cstである高粘性シリコーン油を用いることができ
ることは、本発明の架橋ポリエチレンケーブルのプレハ
ブ型接続部の製造方法の特徴である。上述の中粘性シリ
コーン油および高粘性シリコーン油によって形成された
油膜の膜厚は、製造後初期より、1〜10μm、望まし
くは1〜5μmの範囲であることが好ましい。また、こ
の油膜の膜厚が、架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ
型接続部の製造後、長期間に渡って0.1〜2μmに保
たれていることが望ましい。
【0019】上述の加温条件で作業温度を高くすれば、
架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部の組立時
の操作性も良好であり、中粘性シリコーン油を用いた場
合には、この中粘性シリコーン油によって形成された油
膜を早期に薄膜化することが可能であり、この架橋ポリ
エチレンケーブルのプレハブ型接続部の初期の電気的絶
縁性能を向上させることができる。また、高粘性シリコ
ーン油を用いた場合にも、上述の範囲の良好な膜厚をも
つ油膜を得ることができ、このように、高粘性シリコー
ン油を用いた場合には、さらに、その油膜の長期信頼性
を向上させた、すなわち、その電気的絶縁性能の長期信
頼性を向上させた架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ
型接続部を製造することができる。
【0020】以下、図1に基づいて、具体的に、この架
橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部の製造方法
の一例について説明する。まず、接続する2本のケーブ
ル1の片端を口出ししたものと、プレハブ型接続部の部
材である導体接続管3、ストレスコーン4、4、エポキ
シモールドユニット5、ストレスコーン圧縮装置6、6
および保護金具7に、それぞれバンドヒータを巻き付
け、40〜70℃に加温する。また、常温における粘度
が1000〜30000cstであるシリコーン油の中
に、投げ込みヒータを入れて、40〜70℃に加温す
る。
【0021】これらが十分に加温されたら、プレハブ型
接続部を組み立てる。すなわち、2本のケーブル1、1
の導体部分を導体接続管3の両端部より、それぞれ挿入
して接続する。このケーブル1、1の絶縁体2、2と、
ストレスコーン4、4との接触部分に、上述のシリコー
ン油をそれぞれ塗布し、その上にストレスコーン4、4
を配する。このストレスコーン4、4と、エポキシモー
ルドユニット5との接触部分に、さらに上述のシリコー
ン油を塗布する。
【0022】つぎに、エポキシモールドユニット5を上
述の導体接続管3とストレスコーン4、4とを覆うよう
にして配置する。さらに、これらのストレスコーン4、
4の後部に、ストレスコーン圧縮装置6、6を配し、こ
れらのストレスコーン4、4を押すようにして固定す
る。最後に保護金具7を、エポキシモールドユニット5
とストレスコーン圧縮装置6、6を覆うようにしてかぶ
せて、プレハブ型接続部とする。このようにして組立て
たプレハブ型接続部に、バンドヒータを巻き付け、40
〜90℃に加温し、さらに、エポキシモールドユニット
側界面A、Aと絶縁体側界面B、Bに、シリコーン油に
よって形成された油膜(図示せず)の薄膜化を促進させ
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例を示して詳しく説明す
る。 (実施例1)図1のような構造の架橋ポリエチレンケー
ブルのプレハブ型接続部を、中粘性シリコーン油を用い
て、製造した。まず、接続する2本のケーブル1の片端
を口出ししたものと、プレハブ型接続部の部材である導
体接続管3、ストレスコーン4、4、エポキシモールド
ユニット5、ストレスコーン圧縮装置6、6および保護
金具7に、それぞれバンドヒータを巻き付け、40〜6
0℃に十分に加温した。また、常温における粘度が10
00cstであるシリコーン油の中に、投げ込みヒータ
を入れて、40〜60℃に十分に加温した。以下、上述
のようにしてこのプレハブ型接続部の組立を行った後、
再び、このプレハブ型接続部にバンドヒータを巻き付け
て、50〜70℃、24時間加温した。
【0024】(実施例2)実施例2の架橋ポリエチレン
ケーブルのプレハブ型接続部の製造方法において、実施
例1の架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部の
製造方法と異なるところは、常温においてその粘度が3
0000cstである高粘性シリコーン油を用いて製造
した点である。
【0025】(比較例)比較例の架橋ポリエチレンケー
ブルのプレハブ型接続部の製造方法において、実施例1
の架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部の製造
方法と異なるところは、その組立前と組立後の加温操作
を行わなかった点である。
【0026】このようにして、上述の架橋ポリエチレン
ケーブルのプレハブ型接続部を、それぞれいくつか製造
した。これらについて、所定時間放置後分解し、それぞ
れのエポキシモールドユニット側界面A、Aと絶縁体側
界面B、Bに付着した油の重量を測定して、これらの界
面に形成された油膜(図示せず)の、時間毎の膜厚の変
化を推定した。結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】表1の結果より、中粘性シリコーン油を用
いた実施例1と比較例を比べると、本発明に係る製造方
法によって製造した実施例1の方が、形成された油膜
が、早期に薄膜化されていることがわかる。また、実施
例2においては、高粘性シリコーン油を用いても、24
時間後では、比較例の油膜の膜厚よりも薄い油膜が得ら
れており、早期に薄膜化が可能であることがわかる。ま
た、長時間放置後でも、この油膜の安定性が保たれてい
ることが明かである。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の架橋ポリエ
チレンケーブルのプレハブ型接続部の製造方法は、架橋
ポリエチレンケーブルと、プレハブ型接続部の部材と、
油を、予め40〜70℃に加温しておき、この架橋ポリ
エチレンケーブルのプレハブ型接続部の組立てを行うこ
とにより、その作業温度を高く設定した方法であるの
で、常温における粘度が1000〜30000cstの
中粘性シリコーン油および高粘性シリコーン油を用いる
ことができ、中粘性シリコーン油を用いた場合には、こ
の中粘性シリコーン油によって形成された油膜を速やか
に薄膜化することが可能であり、その初期の電気的絶縁
性能を向上させた、架橋ポリエチレンケーブルのプレハ
ブ型接続部を製造することができる。
【0030】また、高粘性シリコーン油を用いても、良
好な膜厚をもつ油膜を得ることができ、このように、高
粘性シリコーン油を用いた場合には、この油膜の長期安
定性が向上し、すなわち、その電気的絶縁性能の長期信
頼性を向上させた架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ
型接続部を製造することができる。さらにこの組立て後
に、上述の架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続
部を40〜90℃に加温して、形成された油膜の薄膜化
を促進することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部
の一例を示す概略図である。
【図2】シリコーン油の温度と粘度の関係を示したグラ
フである。
【符号の説明】
2・・・絶縁体、4・・・ストレスコーン、5・・・エ
ポキシモールドユニット、A・・・エポキシモールドユ
ニット側界面、B・・・絶縁体側界面 ケーブル1 絶縁体2 導体接続管3 ストレスコーン4、4 エポキシモールドユニット5 ストレスコーン圧縮装置6、6 保護金具7 エポキシモールドユニット側界面A、A 絶縁体側界面B、B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋ポリエチレンケーブルと、プレハブ
    型接続部の部材と、油を、予め40〜70℃に加温して
    おき、架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部の
    組立てを行うことを特徴とする、架橋ポリエチレンケー
    ブルのプレハブ型接続部の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の架橋ポリエチレンケーブ
    ルのプレハブ型接続部の製造方法において、架橋ポリエ
    チレンケーブルのプレハブ型接続部の組立てを行った
    後、さらに、この架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ
    型接続部を40〜90℃に加温することを特徴とする、
    架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2記載の架橋ポリ
    エチレンケーブルのプレハブ型接続部の製造方法におい
    て、常温における粘度が1000〜30000cstで
    あるシリコーン油を用いることを特徴とする、架橋ポリ
    エチレンケーブルのプレハブ型接続部の製造方法。
JP8080301A 1996-04-02 1996-04-02 架橋ポリエチレンケーブルのプレハブ型接続部の製造方法 Pending JPH09275611A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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