JPH09275522A - 観賞装置 - Google Patents

観賞装置

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JPH09275522A
JPH09275522A JP8083723A JP8372396A JPH09275522A JP H09275522 A JPH09275522 A JP H09275522A JP 8083723 A JP8083723 A JP 8083723A JP 8372396 A JP8372396 A JP 8372396A JP H09275522 A JPH09275522 A JP H09275522A
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film
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JP8083723A
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English (en)
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Norikazu Yokonuma
則一 横沼
Kazuyuki Kazami
一之 風見
Hideomi Hibino
秀臣 日比野
Takashi Okutsu
尚 奥津
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影画像の天地方向を設定または変更するこ
とができる観賞装置の提供。 【解決手段】 磁気ヘッド7および磁気読み込み回路2
0がフィルム2の情報記録領域に記録された撮影画像の
天地方向に関する情報を読み取った場合にはその情報に
基づき、一方、撮影画像の天地方向に関する情報を読み
取らなかった場合には予め決められた天地方向に基づい
てモニタ画面の天地方向に対する映像の天地方向がCP
U22によってそれぞれ設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像済みフィルム
に形成された撮影画像をモニタ画面上で観賞可能な観賞
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許公報4,482,924号,同4,485,406
号および同4,506,3000号には、現像済みフィルムの画像
をCCD等の撮像装置で撮像し、撮像した画像をテレビ
画面等に映像として映し出す装置が開示されている。ま
た、米国特許公報4,965,627号には、磁気的にデータを
記録できる写真撮影用フィルムが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィルムに
形成された撮影画像は、撮影状況によっては必ずしもフ
ィルムの上下位置に撮影画像の天地がくるとは限らず、
フィルムの左右方向に天地がくることもある。上述した
磁気データを記録できるフィルムの場合には、フィルム
に撮影画像の天地方向を記録し、その天地方向に基づい
て、例えば撮像装置やフィルムを回転させる等して映像
の天地を変更することが可能である。しかしながら、フ
ィルムに天地情報が記録されていない場合、テレビ画面
上に映し出された映像で確認しながら天地を変更しなけ
ればならないという煩わしさがり、天地の判別しにくい
映像の場合には手数がかかるという欠点もある。また、
記録されている天地情報とは異なる方向を天地方向とし
たい場合でも、記録された天地情報を変更することがで
きなかった。
【0004】本発明の目的は、撮影画像の天地方向を設
定または変更することができる観賞装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明の実施の形態を示す
図1に対応付けて説明すると、請求項1による干渉装置
は、現像済みフィルム2に形成された撮影画像を撮像す
る撮像手段14,15と、撮像手段14,15により撮
像された画像をモニタ画面に映像として映し出すべく映
像信号を出力する映像信号出力手段16と、フィルム2
の情報記録領域に記録された撮影画像の天地方向に関す
る情報を読み取る読み取り手段7,20と、読み取り手
段7,20が撮影画像の天地方向に関する情報を読み取
った場合にはその情報に基づき、一方、読み取り手段
7,20が撮影画像の天地方向に関する情報を読み取ら
なかった場合には予め決められた天地方向に基づいて、
モニタ画面の天地方向に対する映像の天地方向を設定す
る制御手段22とを備えて上述の目的を達成する。請求
項2の発明は、請求項1に記載の観賞装置において、撮
影画像の天地方向の変更指示を出力する天地変更指示手
段23-2と、天地変更指示手段23-2の指示に基づい
て、前記記録領域の天地情報を書換える書換手段7、2
1とを備える。請求項3の発明は、請求項1または2に
記載の観賞装置において、フィルム2に形成された複数
の画像をモニタ画面に所定時間だけ順に映し出す検索モ
ードを指示するモード指示手段23-1と、モード指示
手段23-1の指示があった場合には映像の天地方向の
変更を禁止する禁止手段22とを具備する。請求項4の
発明は、請求項2または3に記載の観賞装置において、
前記記録領域が磁気記録媒体を有し、読み取り手段7,
20および書換手段7,20はそれぞれ磁気ヘッド7を
備える。
【0006】請求項1の発明では、制御手段22は、読
み取り手段7,20がフィルム2の情報記録領域に記録
された撮影画像の天地方向に関する情報を読み取った場
合には、その情報に基づきモニタ画面の天地方向に対す
る映像の天地方向を設定し、一方、読み取り手段7,2
0が撮影画像の天地方向に関する情報を読み取らなかっ
た場合には予め決められた天地方向に基づいてそれぞれ
モニタ画面の天地方向に対する映像の天地方向を設定す
る。請求項2の発明では、天地変更指示手段23-2に
よって撮影画像の天地方向が変更されたならば、その指
示に基づき前記記録領域の天地情報が書換手段7、21
によって書換えられる。請求項3の発明では、モード指
示手段23-1の指示によって、フィルム2に形成され
た複数の画像がモニタ画面に所定時間だけ順に映し出さ
れるとともに、映像の天地方向の変更が禁止される。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が発明の実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を参照して本発
明の実施の形態を説明する。図1は本発明に係る観賞装
置の実施の形態の全体構成を示す図である。1は本装置
に装填されるフィルムカートリッジであり、フィルム2
が巻回されるスプール軸を内蔵している。フィルム2に
は、各撮影駒の下部にその駒に関する撮影位置情報を記
憶するための磁気記録領域が設けられている。不図示の
カメラによって撮影されたフィルムは、例えばラボに持
込まれて現像された後に再びカートリッジ内に収容され
てユーザに返却される。カートリッジ1の上面には、内
部のフィルムが現像済みか否かをその位置によって表示
する表示機構1Aが設けられている。
【0009】3はカートリッジ1から引出されたフィル
ムを巻上げる巻上スプール、4は巻上スプールを回転さ
せる巻上モータ、5はカートリッジ1のスプール軸を回
転させてフィルムをカートリッジから送出したりカート
リッジ内に巻戻す送出/巻戻しモータであり、これらの
モータ4,5はモータ制御回路18を介してCPU22
に接続される。6はカートリッジ1の表示機構1Aの位
置に応じてオン・オフされる状態検出スイッチであり、
表示機構1Aが現像済みフィルムを表示している時には
オンし、まだ現像されていないフィルムを表示している
ときにはオフする。この状態検出スイッチ6のオン・オ
フ状態はCPU22に入力される。
【0010】7はフィルム2に設けられた磁気記録領域
に磁気的に記録された情報を読み取ったり、磁気記録領
域に情報を磁気的に記録する磁気ヘッドであり、磁気ヘ
ッド7によって読み取られた信号は、磁気読み込み回路
20で増幅、解読されてCPU22に入力される。一
方、磁気記録を行う際、CPU22は磁気記録回路21
を介して磁気ヘッド7を駆動する。8はフィルム給送に
伴ってフィルムの移動速度や移動距離を計測するフィル
ムエンコーダ、9および10はフィルムに穿設されたパ
ーフォレーションを検出するフォトインタラプタであ
り、これらの検出出力はCPU22に入力される。なお
フィルム2には、米国特許公報5,345,286号に開示され
たフィルムと同様に、各撮影駒の露光領域の両端にパー
フォレーションが1個づつ設けられている。
【0011】11はフィルムを照明する照明光源、12
は照明光源からの光を白色光に変換して拡散するととも
に、フィルム厚さ方向の位置を規定する圧板としても機
能する拡散板である。拡散板12およびフィルム2を透
過した光のうち開口26を通過した光のみが撮像レンズ
13を透過してCCD14上に結像される。これにより
フィルム2に形成された撮影画像がCCD14に投影さ
れることになる。27はCCD14を回転駆動するCC
D回転モータであり、モータ4および5と同様にモータ
制御回路18を介してCPU22に接続される。
【0012】15はCCD14が読み取った信号をビデ
オ信号に変換する撮像回路、16はビデオ信号を加工し
て所望の表示映像信号を生成する映像制御回路である。
映像制御回路16で生成された表示映像信号は、ビデオ
信号出力端子25を介して不図示のテレビあるいはビデ
オデッキに転送される。17は撮像レンズ13をその光
軸方向に駆動してピント調整を行ったり、撮像領域のズ
ーミングを行うAF/ズーム制御回路、19は照明光源
の点灯,消灯制御を行う照明制御回路である。これらの
回路15〜19はいずれもCPU22からの指令によっ
て作動する。CPU22にはまた、複数の操作スイッチ
から成る操作スイッチ群23(図2にも示す)と、磁気
ヘッド7にて読み取られた情報などを記憶するメモリ2
4とが接続される。
【0013】操作スイッチ群23は、フィルム2を所定
の時間毎に連続送りするスキャン送りスイッチ23-
1,スイッチが押される度にCCD14が90度回転す
るCCD回転スイッチ23-2,撮像レンズ13を望遠
側に駆動するためのズームアップスイッチ23-A,撮
像レンズ13を広角側に駆動するためのズームダウンス
イッチ23-B,フィルム2の巻上げを行わせるための
巻上げスイッチ23-C,フィルム2の巻戻しを行わせ
るための巻戻しスイッチ23-Dなどを含む。
【0014】図2および3は、撮像回路15から出力さ
れるビデオ信号および映像制御回路16から出力される
表示映像信号を説明する図であり、図2はカメラを通常
の向きで撮影(横位置撮影)した場合を、図3はカメラ
の向きを縦にして撮影(縦位置撮影)した場合である。
【0015】図2(a)のIAは、CCD上に投影され
るフィルムの領域(以下、イメージエリアと呼ぶ)を示
し、このイメージエリアIAの縦横比は開口26の縦横
比と等しい。なお、図に示す矢印Aは、巻上げまたは巻
戻し時のフィルム2の給送方向を示しており、この方向
がフィルム2の長手方向を表す。図2(a)からもわか
るように、イメージエリアIAは撮影駒Bの領域だけで
なくフィルムの画面外(撮影駒Bの外側の領域)も含ん
でおり(イメージエリアIAの上端および下端部分)、
映像制御回路16によってこの画面外に相当するビデオ
信号を電気的に処理して図2(b)のようにマスク(図
の斜線部分)する。なお、電気的にマスクする代りに、
図2(c)のようにマスク部材29を用いて画面外をマ
スクするようにしてもよい。図2(d)は、映像制御回
路16によりマスク部分に日付をスーパーインポーズし
た場合に出力される表示映像信号の映像である。
【0016】一方、図3(a)および図3(b)は、カ
メラで縦位置撮影された場合の撮影画像とイメージエリ
アIAとの関係および映像制御回路16から出力される
表示映像信号の映像を示す図である。図3(a)では人
物像M1が横向きに写し込まれており、図3(b)に示
すように表示映像信号の人物像M2も横向きになってい
る。図3(a)ではCCD14の上下はフィルム画面の
上下と一致していてイメージエリアIAはフィルム画面
に対して横長となっているが、図3(c)のようにCC
D14の上下とフィルム画面の左右とが一致するように
CCD14を90度回転した場合には、イメージエリア
IAはフィルム画面に対して縦長となる。この場合、映
像制御回路16から出力される表示映像信号の映像は図
3(d)のように画像の天地とテレビ画面の上下とが一
致し、映像の左右部分がマスク(斜線部分)される。
【0017】次に、図4〜図7のフローチャートに基づ
いてCPU22による制御の手順を説明する。図4〜図
7に示すプログラムは、ビデオ信号出力端子25とテレ
ビ(不図示)のビデオ信号入力端子とをケーブルにより
接続した状態で電源がオンされると起動される。ステッ
プS1では、観賞装置にフィルムカートリッジ1が装填
されたか否かを不図示の装填検知スイッチにより検知
し、カートリッジ1が装填されるとステップS2に進
む。ステップS2では、状態検出スイッチ6のオン・オ
フを判定し、オフ、つまりカートリッジ1内のフィルム
が現像されてないフィルムであればステップS1に戻
り、オン、つまり現像済みフィルムであればステップS
3に進む。
【0018】ステップS3では、モータ制御回路18を
介して送出/巻戻しモータ5をフィルム送出方向に回転
させ、フィルム2をカートリッジ1から送出させる。送
出されたフィルム2は、開口26の直後を通過して巻上
スプール3に導かれ、このときのフィルムの移動により
フィルムエンコーダ8が回転する。ステップS4では、
フィルムエンコーダ8の出力からフィルムの送出量を検
出し、フィルム2の先端が巻上スプール3に達したか否
かを判定する。ステップS4が肯定されるとステップS
5でモータ制御回路18により送出/巻戻しモータ5を
停止する。
【0019】ステップS6では、所定の撮影駒を開口2
6に位置出しすべくモータ制御回路18を介して巻上モ
ータ4を駆動し、巻上スプール3を巻上方向に回転させ
てフィルム2を巻上げる。ステップS7では、一方のフ
ォトインタラプタ9がフィルム2のパーフォレーション
を検出するのを待ち、検出されるとステップS8に進
む。位置出しすべき撮影駒は、フォトインタラプタ9が
パーフォレーションを検出した直後に開口26にさしか
かる。
【0020】ステップS8では、磁気読み込み回路20
を介して磁気ヘッド7を駆動し、位置出しすべき撮影駒
の磁気記録領域からその駒に関する磁気情報の読み込み
を開始する。これらの磁気情報は、撮影時に不図示のカ
メラによって記録されたものであり、例えば撮影画像の
天地に関する情報,撮影画角または焼増し時の縦横比
(プリントサイズ),撮影日付,撮影時刻,フィルム感
度,シャッタ速度,絞り値,撮影レンズの焦点距離,カ
メラの種類などを含む。磁気読み込み回路20は磁気ヘ
ッド7からの磁気信号を読み込み、磁気情報に変換して
CPU22に入力する。入力された磁気情報は、ステッ
プS9においてメモリ24に記憶される。
【0021】ステップS10では、他方のフォトインタ
ラプタ10がフィルム2のパーフォレーションを検出す
るまで待ち、検出されると巻上げ完了と判断し、磁気読
み込み回路20を停止してステップS11に進む。ステ
ップS11では、モータ制御回路18により巻上モータ
4を停止させる。位置出しすべき撮影駒は、フォトイン
タラプタ10がパーフォレーションを検出したときに開
口26に対して位置出しされている。ステップS12で
は、照明制御回路19により照明光源11を点灯させ
る。光源11の照明光は、拡散板12を介してフィルム
2を裏面から照明し、フィルム2を透過した光は撮像レ
ンズ13を介してCCD14に結像される。
【0022】ステップS13では、スキャン送りスイッ
チ23-1がオンされてスキャンモードが指示されてい
るか否かを判定する。スイッチ23-1がオンされてい
る場合にはステップS14へ進み、オフの場合にはステ
ップS18へ進む。ステップS14では、撮影画像の横
方向がイメージエリアIAの左右いっぱいとなるように
撮像レンズ13のズーム倍率(ズーム初期倍率1)を設
定する。このようにズーム倍率を設定することによっ
て、撮影画像の横方向がテレビ画面の左右いっぱいに映
し出され、当該撮影駒の前後の駒に映し込まれた画像ま
でテレビ画面に映し出されるおそれがない。ステップS
15では、ズーム倍率がステップS14で設定されたズ
ーム初期倍率1となるように撮像レンズ13を駆動す
る。
【0023】ステップS16では、ビデオ出力端子25
に接続されたテレビ画面に所定時間フィルム画像を映し
出すための表示時間待ちを行い、所定時間経過したなら
ばステップS17へ進む。ステップS17はフィルム2
の最終駒まで巻上げたか否かを判定するステップであ
り、ステップS16で所定時間フィルム画像を表示した
駒が最終駒であれば図7のステップS43へ進み、最終
駒でない場合にはステップS6へもどる。
【0024】一方、ステップS13からステップS18
へ進んだ場合には、メモリ24に記録されたフィルムの
磁気情報のうち当該撮影駒(開口26に位置出しされた
撮影駒)の情報を読み込む。ステップS19では、読み
込まれた情報に天地情報が有るか否かを判定する。天地
情報が有る場合にはステップS21へ進み、天地情報が
無い場合、すなわちフィルムに天地情報が記録されてい
ない場合には、ステップS20へ進んでフィルム画面の
予め決められた位置を天地位置と設定する。一般的には
図2(a)に示すような横位置撮影が多用されるので、
フィルム2の上側(パーフォレーション側)を天と設定
する。
【0025】ステップS21は、メモリ24の天地情報
またはステップS20で設定した天地情報に基づいて、
フィルム2に形成された撮影画像が横位置撮影(図2
(a)参照)か縦位置撮影(図3(c)参照)かを判定
するステップであり、横位置撮影である場合にはステッ
プS22へ進み、縦位置撮影である場合にはステップS
23へ進む。フィルムの撮影画像の縦横比とテレビ画面
の縦横比(イメージエリアIAの縦横比と同一)とは必
ずしも同じではなく、図2(a)に示すように横位置撮
影の場合には撮影画像の方が横長となる。そのため、ス
テップS22では、ステップS14と同様に、撮影画像
の横方向がイメージエリアIAの左右いっぱいとなるよ
うに撮像レンズ13のズーム倍率(ズーム初期倍率1)
を設定する。一方、図3(c)のように縦位置撮影の場
合には、後述するようにCCD14が90度回転される
ためイメージエリアIAは図に示すように縦長となり、
撮影画像の上下がテレビ画面の左右位置に映し出され
る。そのため、ステップS23では、撮影画像の横方向
(すなわち撮影画像の天地方向)がテレビ画面の上下い
っぱいに映し出されるように撮像レンズ13のズーム倍
率(ズーム初期倍率2)を設定する。
【0026】ステップS24では、ズーム倍率がステッ
プS22またはステップS23で設定されたズーム初期
倍率1または2となるように撮像レンズ13を駆動す
る。ステップS25では、メモリ24から読み込んだ天
地情報に基づいて撮影画像の天地とテレビ画面の上下と
が一致しているか否かを判定する。一致していればステ
ップS27(図6)へ進み、一致していない場合にはス
テップS26へ進んで、撮影画像の天地とテレビ画面の
上下とが一致するようにCCD14を回転した後にステ
ップS27へ進む。
【0027】ステップS27はCCD回転スイッチ23
-2がオフからオンに変化したか否かを判定するステッ
プであり、オフからオンに変化したならばステップS2
8からステップS34までの一連の処理を行った後にス
テップS35へ進み、オフまたはオンのままであればス
テップS28からステップS34までの処理をスキップ
してステップS35へ進む。ステップS28では、撮影
画像の天地位置が90度(例えば、反時計回りに90
度)回転した位置となるように天地情報を変更する。例
えば、図3(a)に示すような撮影画像であっても、撮
影時にパーフォレーションがある側を天とする天地情報
がフィルムに記録されている場合には、テレビ画面には
図3(b)のような映像が表示されている。しかし、C
CD回転スイッチ23-2が押されステップS28が実
行されると、撮影画像の図示左側が天と変更される。
【0028】ステップS29では、メモリ24に記録さ
れた天地情報をステップS28で変更された天地情報に
書換える。ステップS30では、変更された天地情報に
基づいてCCD14を90度回転した後にステップS3
1へ進む。ステップS31では、変更された天地情報に
基づいて、撮影画像の天地位置がテレビ画面の上下位置
と一致する横位置表示なのか、撮影画像の左右位置がテ
レビ画面の上下位置に一致する縦位置表示なのかを判定
する。横位置表示の場合には、ステップS32におい
て、撮影画像の横方向がイメージエリアIA(すなわち
テレビ画面)の左右いっぱいとなるように、撮像レンズ
13のズーム倍率をズーム初期倍率1に設定する。一
方、縦位置表示の場合には、ステップS33において、
撮影画像の横方向(すなわち撮影画像の天地方向)がテ
レビ画面の上下いっぱいに映し出されるように、撮像レ
ンズ13のズーム倍率をズーム初期倍率2に設定する。
ステップS34では、ズーム倍率がステップS32また
はステップS33で設定されたズーム初期倍率1または
2となるように撮像レンズ13を駆動する。
【0029】ステップS35はズームアップスイッチ2
3-Aがオンか否かを判定するステップであり、オンの
場合にはステップS36へ進んで撮像レンズ13を望遠
方向にズームアップし、オフの場合にはステップS37
へ進む。ステップS37では、ズームダウンスイッチ2
3-Bがオンされたか否かを判定し、オンの場合にはス
テップS38へ進み、オフの場合にはステップS40
(図7)へ進む。ステップS38では、撮像レンズ13
の倍率が前述した横位置または縦位置表示によるズーム
初期倍率1または2までズームダウンしているか否かを
判定し、ズーム初期倍率1または2までズームダウンし
ている場合にはステップS40へ進み、ズーム初期倍率
1または2までズームダウンしていない場合にはステッ
プS39へ進んでズーム初期倍率1または2まで撮像レ
ンズ13の倍率をズームダウンする。
【0030】ステップS40では操作スイッチ群23を
構成する巻上スイッチ23-Cがオンか否かを判定す
る。オフであればステップS42に進み、操作スイッチ
群23を構成する巻戻しスイッチ23-Dがオンか否か
を判定する。巻戻しスイッチ23-Dがオフであればス
テップS27に戻り、上述の処理を繰返す。巻上スイッ
チ23-CがオンされるとステップS41に進み、現在
位置出しされている撮影駒が最終駒か否かを判定する。
最終駒でなければステップS6に戻って上述の処理を繰
返し、最終駒であればステップS43に進む。巻戻しス
イッチ23-Dがオンされた場合もステップS43に進
む。
【0031】ステップS43では、照明制御回路19を
介して照明光源11を消灯させる。ステップS44で
は、撮像回路15を停止して撮像動作を終了する。ステ
ップS45では、モータ制御回路18を介して巻戻しモ
ータ5を巻戻し方向に回転させ、フィルム2の巻戻しを
開始する。
【0032】ステップS46では、メモリ24の内容を
読み出し、当該撮影駒(現在巻戻されている駒)に対し
て天地情報の変更が指示されているか否か、すなわちメ
モリ24の天地情報とフィルムに書込まれている天地情
報とが同一か否かを判定する。変更が指示されている場
合にはステップS47に進み、磁気記録回路21を介し
て磁気ヘッド7を駆動し、当該撮影駒に対応する磁気記
録領域に天地情報を記録する。その後、ステップS48
に進む。
【0033】ステップS46で天地情報の変更が指示さ
れていないと判定されると、ステップS47をスキップ
してステップS48に進む。ステップS48では、1駒
分の巻戻しが完了するまで待ち、完了すると磁気ヘッド
7の駆動を停止してステップS49に進む。ステップS
49では、フィルムエンコーダ8の出力を検知して全て
の駒の巻戻しが完了したか否かを判定する。フィルムエ
ンコーダ8が回転していればまだ巻戻しが完了していな
いと判断してステップS46に戻り、上述の処理を繰返
す。フィルムエンコーダ8が回転していなければ巻戻し
が完了したと判断してステップS50に進み、モータ制
御回路18を介して巻戻しモータ5の回転を停止させ
る。その後、処理を終了させる。
【0034】以上の実施の形態において、CCD14お
よび撮像回路15が撮像手段を、映像制御回路16が映
像信号出力手段を、磁気ヘッド7および磁気読み込み回
路20が読み取り手段を、CPU22が制御手段および
禁止手段を、CCD回転スイッチ23-2が天地変更指
示手段を、磁気ヘッド7および磁気記録回路21が書換
手段を、スキャン送りスイッチ23-1がモード指示手
段をそれぞれ構成する。
【0035】以上の説明では、テレビ画面が横長である
場合について説明したが、テレビ画面が横長の場合にも
同様に適用することができる。なお、上述した実施に形
態では、本装置を別設のテレビに接続し、テレビの画面
を利用して映像を映し出す例を示したが、例えば本装置
にモニタ装置が組込まれているものでもよい。また、撮
像レンズ13をズーミング駆動して撮影倍率を変更する
ようにしたが、いわゆるデジタルズームによって倍率を
変更するようにしてもよい。ズーミング光学系を駆動し
て倍率変更を行うようにした場合、画質を損うことがな
いという利点がある。さらに、縦位置撮影の場合にCC
D14を回転させているが、CCD14を回転させる代
りに、画像処理により映像を回転させるようにしてもよ
い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
読み取り手段がフィルムに記録された撮影画像の天地方
向に関する情報を読み取った場合にはその情報に基づ
き、一方、情報を読み取らなかった場合には予め決めら
れた天地方向に基づいてそれぞれモニタ画面の天地方向
に対する映像の天地が設定されるため、映像の天地とモ
ニタ画面の天地とを容易に一致させることができる。特
に、請求項2の発明では、書換手段によって天地情報の
書き換えができるので、撮影画像の天地方向を所望の方
向に変更することができる。また、本発明による装置で
天地情報を記録すれば、観賞時には自動的に記録された
天地情報に基づいて天地方向が設定されるため、例え
ば、天地情報を記録することができないカメラで撮影さ
れた画像であっても、一度天地情報を設定すれば常に正
しい天地方向で観賞することが可能となる。また、請求
項3の発明のように、映像の天地を変更することなく、
フィルムに形成された複数の画像をモニタ画面に所定時
間だけ順に映し出す検索モードを有するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る観賞装置の実施の形態の全体構成
を示す図。
【図2】撮像回路15から出力されるビデオ信号および
映像制御回路16から出力される表示映像信号を説明す
る図であり、横位置撮影の場合を示す。
【図3】図2と同様にビデオ信号および表示映像信号を
説明する図であり、縦位置撮影の場合を示す。
【図4】観賞装置の動作を示すフローチャート。
【図5】図4に続くフローチャート。
【図6】図5に続くフローチャート。
【図7】図6に続くフローチャート。
【符号の説明】
1 フィルムカートリッジ 2 フィルム 3 巻上スプール 4 巻上モータ 5 送出/巻戻しモータ 6 状態検出スイッチ 7 磁気ヘッド 8 フィルムエンコーダ 9,10 フォトインタラプタ 11 照明光源 12 拡散板 13 撮像レンズ 14 CCD 15 撮像回路 16 映像制御回路 17 AF/ズーム制御回路 18 モータ制御回路 19 照明制御回路 20 磁気読み込み回路 21 磁気記録回路 22 CPU 23 操作スイッチ群 23-1 スキャン送りスイッチ 23-2 CCD回転スイッチ 23-A ズームアップスイッチ 23-B ズームダウンスイッチ 23-C 巻上げスイッチ 23-D 巻戻しスイッチ 24 メモリ 25 ビデオ信号出力端子 26 開口 27 CCD回転モータ 29 マスク部材 B 撮影駒 IA イメージエリア
フロントページの続き (72)発明者 奥津 尚 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像済みフィルムに形成された撮影画像
    を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された画像をモニタ画面に映像
    として映し出すべく映像信号を出力する映像信号出力手
    段と、 前記フィルムの情報記録領域に記録された前記撮影画像
    の天地方向に関する情報を読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段が前記撮影画像の天地方向に関する情
    報を読み取った場合にはその情報に基づき、一方、前記
    読み取り手段が前記撮影画像の天地方向に関する情報を
    読み取らなかった場合には予め決められた天地方向に基
    づいて、前記モニタ画面の天地方向に対する前記映像の
    天地方向を設定する制御手段とを備えることを特徴とす
    る観賞装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の観賞装置において、 前記撮影画像の天地方向の変更指示を出力する天地変更
    指示手段と、 前記天地変更指示手段の指示に基づいて、前記記録領域
    の天地情報を書換える書換手段とを備えることを特徴と
    する観賞装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の観賞装置にお
    いて、 前記フィルムに形成された複数の画像を前記モニタ画面
    に所定時間だけ順に映し出す検索モードを指示するモー
    ド指示手段と、 前記モード指示手段の指示があった場合には前記映像の
    天地方向の変更を禁止する禁止手段とを具備することを
    特徴とする観賞装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の観賞装置にお
    いて、 前記記録領域は磁気記録媒体を有し、前記読み取り手段
    および書換手段はそれぞれ磁気ヘッドを備えることを特
    徴とする観賞装置。
JP8083723A 1996-04-05 1996-04-05 観賞装置 Pending JPH09275522A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006253795A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Nikon Corp デジタルカメラ

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JP2006253795A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Nikon Corp デジタルカメラ

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