JPH09274879A - 集束イオンビーム装置の加工位置補正方法 - Google Patents

集束イオンビーム装置の加工位置補正方法

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JPH09274879A
JPH09274879A JP8082334A JP8233496A JPH09274879A JP H09274879 A JPH09274879 A JP H09274879A JP 8082334 A JP8082334 A JP 8082334A JP 8233496 A JP8233496 A JP 8233496A JP H09274879 A JPH09274879 A JP H09274879A
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JP
Japan
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mark
ion beam
working
processing
sample
Prior art date
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JP8082334A
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English (en)
Inventor
Megumi Kawakami
恵 川上
Koji Iwata
浩二 岩田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集束イオンビーム加工装置の加工位置補正とし
て、加工位置の近くのイオンビームによる試料汚染,オ
ペレータの操作を少なく、加工位置のずれを補正する。 【解決手段】登録マークをマーク検出部12よりマーク
位置を検出することにより、加工位置ずれ量を算出し、
この加工位置ずれ量を加工位置補正部11へ供給し、イ
オンビーム制御部5でイオンビームの照射位置を補正す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FIB加工装置に
おいて、集束イオンビームの照射位置のずれ量、または
ステージ位置のずれ量を、ビーム照射位置の制御を行う
ことによって、加工位置補正を行うことに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のFIB加工装置の基本構成を図4
に示す。イオンを放出するイオン源部1,イオン源部1
から放出されるイオンビームを加速,集束,偏向するイ
オンビーム制御系2,試料を装着,移動する試料室部
3,二次電子や二次イオンを検出する二次粒子検出器
6,走査型イオン顕微鏡(Scaning Ion Microscope:略
してSIM)画像を表示するCRT8,画像メモリ,画
像処理部からなる画像制御部9,キーボードやマウスな
どの入力操作部10からなる。イオン源部1およびイオ
ンビーム制御系2には、それぞれそれらを制御するイオ
ン源制御部4およびイオンビーム制御部5が接続されて
いる。イオン源制御部4およびイオンビーム制御部5に
は、統括して制御するコンピュータ部7が接続されてい
る。
【0003】従来技術では、加工位置ずれを補正する機
能はない。
【0004】加工位置のずれを補正するには、加工中に
オペレータが加工中のSIM画像を観察することによ
り、加工位置がずれているかどうかを判断し、加工位置
がずれているようなら、加工を一時停止し、加工位置近
傍のSIM画像をCRT8上に表示し、現在加工されて
いた位置(CRT上に表示されているSIM像)と、設
定した加工位置の情報から、加工位置ずれ量を判断し、
キーボードや、マウスなどの入力部10より加工位置ず
れ量を入力する。入力された加工位置ずれ量をイオンビ
ーム制御部5へ設定することにより、イオンビーム照射
位置の制御を行い、加工位置ずれの補正を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法では、加
工位置の補正を行う度に加工位置の近くをイオンビーム
にて走査を行う。このことによって、試料面の加工位置
以外の部分を必要以上にイオンビームで汚染してしま
う。このことは、微細な部分の加工領域を加工する場合
大きな問題となる。また、加工中のSIM画像から、加
工位置のずれを判断するには、オペレータの経験等が必
要となり、経験のないオペレータには加工位置の補正を
行うことが困難である。また、加工を実行させたオペレ
ータが、補正を行う度に加工位置補正の操作を行わなけ
ればならないので、加工中にその場にいることが困難な
場合、加工位置のずれを補正することができない。
【0006】本発明の目的は、所望の加工位置の近くの
イオンビームによる試料汚染や、オペレータの操作(常
時介在し補正処理を行うことなど)を少なく、加工位置
ずれの少ない加工を実行することのできるFIB加工装
置の加工位置補正方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は加工位置ずれ補正用検出マークとして登録
した登録マーク位置を加工実行前に検出し、このマーク
位置を検出用マーク位置として記憶し、加工途中にこの
登録マークの位置検出を行い、記録されたマーク位置と
検出されたマーク位置から加工位置の位置ずれ量を算出
し、ビーム照射位置を制御する機能を設けた。
【0008】登録マーク位置を検出し、このマーク位置
を記録する。加工中にこのマーク位置を検出し、記録さ
れたマーク位置と検出されたマーク位置から加工位置の
ずれ量を算出し、この加工位置ずれ量からイオンビーム
照射を制御することにより、加工位置の補正処理を行
い、加工位置ずれの少ない加工を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1,図2を用
いて説明する。図1は、実施例で用いたFIB加工装置の
ブロック図である。本発明の実施例では、図4の従来装
置と比較すると、加工位置補正用マークの検出を行うマ
ーク検出部12,マーク検出部で検出されたマーク位置
から、加工位置ずれ量を算出し、イオンビーム制御部5
へ渡す情報を算出する加工位置補正部11が接続される
点が異なる。この二つの制御部より、加工位置補正用登
録マークの検出,加工位置補正が実行可能となる。これ
により、所望の加工位置の近くのイオンビームによる試
料汚染,オペレータの操作を少なく、加工位置の補正を
行う。
【0010】本実施例では、検出用の登録マーク102
(5μm×5μmの十字マーク)を加工を行う前に加工
領域101を含まない位置に加工し、検出用の登録マー
クとして、マークのおよその位置とともに登録する。加
工実行前に、この登録マークの加工設定可能領域100
内での正確な位置をマーク検出部12に画像制御部9か
らマーク位置の近くのSIM画像情報を供給することに
より検出し、登録マーク位置とし記録する。加工を開始
する。このとき、加工位置補正の開始を制御するため
に、ある一定時間または、設定された時間で加工補正制
御を開始させるためのタイマを設定する。タイマより加
工補正制御処理が起動されたら、加工を一時停止し、登
録された検出用マークの近くをイオンビームで走査し、
マーク位置の近くのSIM画像を得、その画像情報から
マーク位置を検出し、登録マーク位置の登録位置と、こ
のときのマーク検出位置を比較して加工位置のずれ量と
して、加工位置補正部12へこの加工位置のずれ量を供
給し、イオンビーム制御部へ設定するための設定量を算
出し、イオンビーム制御部5へ設定し、イオンビームの
照射位置を修正することにより加工位置補正を行う。補
正処理終了後、一時停止していた加工を再開し、再度タ
イマの設定を行う。
【0011】本実施例では、登録マークをFIB加工装
置で加工しているが、加工を行う試料上に既に存在する
場合そのマークを登録しても良い。また、加工するマー
クの形状もL字マークや、その他どのようなマークでも
検出可能であればよい。
【0012】マークの検出方法も、本実施例では、十字
マークのエッジ部分を検出して、そのエッジ部分の位置
から、マーク位置を検出しているが、この方法に限らず
画像処理によるマーク位置の検出も考えられる。
【0013】加工補正を開始させるための手段は、タイ
マによる時間軸での検出開始であるが、加工中のSIM
画像の輝度変化などの情報から判断して、加工補正制御
を開始しても良い。
【0014】加工位置の補正方法も、ビームの照射位置
の修正により補正しているが、ビームの照射位置の修正
より、ステージが補正に十分な微動が可能であればステ
ージを駆動しての加工位置補正法も考えられる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、所望の加工位置の近く
の集束イオンビームによる試料汚染,オペレータの介在
を少なく、加工を行うことが可能となるので、FIB加
工装置の加工位置の高精度化に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で用いたFIB加工装置のブロック図。
【図2】実施例の説明図。
【図3】実施例を説明するフローチャート。
【図4】従来技術のFIB加工装置のブロック図。
【符号の説明】
1…イオン源部、2…イオンビーム制御系、3…試料室
部、4…イオン源制御部、5…イオンビーム制御部、6
…二次粒子検出器、7…コンピュータ部、8…CRT、
9…画像制御部、10…入力部、11…加工位置補正
部、12…マーク検出部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオンビームを集束して試料上を走査し、
    上記試料から放出される二次電子や、二次イオンなどの
    二次粒子の強度を走査と同期して検出することにより顕
    微鏡像を得、上記顕微鏡像より加工位置を設定する機能
    を有する集束イオンビーム装置において、上記試料の加
    工中に起こる集束イオンビームの照射位置のずれ,ステ
    ージの位置ずれを検出し、補正する機能を有することを
    特徴とする集束イオンビーム装置の加工位置補正方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記集束イオンビーム
    の照射位置のずれ,ステージの位置ずれを検出するため
    のマークを登録する機能を有する集束イオンビーム装置
    の加工位置補正方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、上記登録する
    ためのマークを加工する機能を有する集束イオンビーム
    装置の加工位置補正方法。
JP8082334A 1996-04-04 1996-04-04 集束イオンビーム装置の加工位置補正方法 Pending JPH09274879A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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