JPH09274406A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09274406A
JPH09274406A JP8511496A JP8511496A JPH09274406A JP H09274406 A JPH09274406 A JP H09274406A JP 8511496 A JP8511496 A JP 8511496A JP 8511496 A JP8511496 A JP 8511496A JP H09274406 A JPH09274406 A JP H09274406A
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JP
Japan
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roll
heating
heating roll
transfer medium
elastic layer
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Application number
JP8511496A
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English (en)
Inventor
Kunimasa Aoshima
邦昌 青島
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写媒体に係わらずに安定した剥離機能を維
持しつつ、定着性能を向上させる。 【解決手段】 トナー像を転写した転写媒体を加熱・加
圧して定着する定着装置60を、円筒状の基体61bの
外周に少なくとも一層の弾性体層61cを被覆すると共
に加熱源61dを内蔵した加熱ロール61と、加熱ロー
ル61に圧接して転写媒体7をニップするニップ領域を
形成する加圧ロール62と、加圧ロール62を加熱ロー
ル61の弾性体層61cに対する圧接力を可変とする可
変圧接手段67と、ニップ領域の下流側に近接して加熱
ロール61に押接し、当該加熱ロール61の弾性体層6
1cを変形して歪みを生じさせてニップ領域の転写媒体
搬送方向幅を拡大する歪み付与手段65と、歪み付与手
段65と加熱ロール61との押圧力を加圧ロール62と
は独立して可変とする可変押圧手段66とから構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンタ、あるいはファクシミリ等の画像形成装
置に係り、特に像担持体に形成した未定着トナー像を転
写媒体上に転写した後、当該転写媒体を加熱・加圧する
ことで当該転写媒体上に固定するための定着装置を備え
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の複写機やプリンター等の画像形
成装置では、感光体ドラム等の像担持体の表面に画像情
報に応じて形成した未定着トナー像を転写媒体(以下、
単に転写用紙ともいう)に静電的に転写し、これを加熱
・加圧して定着することにより、所謂コピーを作成す
る。
【0003】図12は本発明が適用される画像形成装置
の一例としてのフルカラー複写機を説明する全体構成図
であって、10はスキャナー部、20は画像処理部、3
0は露光光学部(ROS光学部)、40は画像形成部、
50は転写媒体供給部、60は定着部である。また、1
0aはCCD等の光電変換器、11aは源画像である原
稿を載置する原稿台、30aはレーザー、31は光学走
査系、44は感光体、44aは帯電装置、44bはクリ
ーナー装置、44cは除電ランプ、45はロータリー現
像装置、46は転写装置、46aは転写コロトロン、4
6bは剥離コロトロン、46cは除電コロトロン、46
dは転写ドラム、46eは吸着装置、47はトナーディ
スペンス装置、48は電位計、51は転写媒体である転
写用紙を収納する用紙トレイ、52はピックアップロー
ル、53は送り出しロール、54は用紙搬送路、55は
レジロール、61は加熱ロール、62は加圧ロールであ
る。
【0004】同図において、このフルカラー複写機の構
成は、大きく分けて、原稿を読み取るスキャナー部1
0、読み取った原稿の画像データを処理する画像処理部
20、処理された画像データに従ってレーザーを駆動し
て感光体44に光ビームを照射する露光光学部30、そ
して再現画像を作成する画像形成部40、転写媒体供給
部50、定着部60とからなる。
【0005】原稿画像の複写を作成する際には、まず、
スキャナー部10では、原稿台11a上に載置された原
稿を露光ランプで照射し、その反射光をCCD10aで
受け、光電変換してデジタル信号として画像処理部20
に与える。画像処理部20は、上記画像に応じたデジタ
ル信号に色変換や階調補正等の画像処理を施して露光光
学部30に出力する。
【0006】露光光学部30は入力した画像信号に従っ
てレーザー30aを変調し、走査光学系31により画像
形成部40の感光体44の表面に静電潜像を形成する。
この形式のフルカラー複写機では、最初に黒の画像デー
タをレーザーに印加して黒に対応した静電潜像を形成す
る。感光体44は上記レーザー光による静電潜像の書込
みに先立って、帯電装置44aによってその表面に一様
な静電気が帯電される。
【0007】レーザー高の走査で感光体44に形成され
た静電潜像は矢印A方向に回転してロータリー現像装置
45の位置に達し、ロータリー現像装置45の矢印B方
向の回転で上記潜像位置に到来する黒(ブラック:B
k)の現像器Bkによりトナー現像され、トナー像とし
て顕像化される。現像されたトナー像は感光体44の回
転で転写コロトロン46aの位置において、用紙トレイ
51からピックアプロール52と送り出しロール52で
送り出されて用紙搬送路54をとおして搬送されてレジ
ロール55で待機し、転写コロトロン46aの位置に上
記トナー像が到来するタイミングで搬入される転写用紙
上に転写される。
【0008】なお、上記の用紙は、用紙搬送路54から
吸着装置46eで転写装置46の転写ドラム46d上に
巻付けされて転写コロトロン46aと感光体44の対向
位置に搬送される。担持した黒のトナー像を用紙に転写
後、感光体44はクリーナー装置44bにより残留トナ
ーが除去され、除電ランプ44cで表面の電荷を中和し
て次のイエロー画像の作像のために帯電装置44aで一
様な静電荷が帯電される。
【0009】一様な静電荷が帯電された感光体44は、
イエロー画像のデータで変調したレーザー光の走査で静
電潜像が形成される。この静電潜像はロータリー現像装
置45のイエロー現像器Yでイエロートナーでトナー現
像されて顕像化される。一方、転写装置46の転写ドラ
ム46dに吸着されている転写用紙は当該転写ドラム4
6dの回転で再び転写コロトロン46aの部位に回転し
てくる。
【0010】転写用紙が転写コロトロン46aの部位に
回転してきたとき、感光体44上に担持されたイエロー
のトナー像は先の黒のトナー像に重ねて転写される。以
下、同様にしてマゼンタ、サイアンの各トナー像の全て
が転写用紙に重ね転写されてフルカラーのトナー像が作
成される。全ての色のトナー像が転写された転写用紙は
剥離コロトロン46bで発生される剥離電界で転写ドラ
ム46dから剥離され、定着部60に渡されてその加熱
ローラ61と加圧ローラ62とを備えた定着装置により
加圧/加熱処理されてトナーが固定され、永久画像とし
て画像形成装置から排出される。
【0011】なお、ロータリー現像装置にはトナーディ
スペンス装置47が設置されており、各色のトナーの補
給を行う。上記構成の画像表示装置の定着装置として
は、内部に熱源を備えた加熱ローラとこの加熱ローラに
上記転写媒体を介して圧接し、所謂転写ニップを形成し
て転写媒体に転写された未定着トナー像を構成するトナ
ーを溶融圧着する図示した加圧ローラ、あるいは複数の
ローラ69a,69b,60cに架張して前記加熱ロー
ラ61と共に前記ニップ領域を形成する如く圧接すると
共に所定の角度で巻きけた耐熱性ベルトが用いられる。
【0012】図13は図12に示した画像表示装置の定
着部の一例を説明する模式図であって、61は加熱ロー
ル、62は加圧ロール、63は離型剤供給装置、63a
は離型剤塗布材、63bは離型剤容器、63cはフィル
タ、63dは循環ポンプ、63eは受け皿、64は加熱
ロールクリーナーである。同図において、加熱ロール6
1はロール軸に弾性体を被覆してなり、ロール軸に耐熱
弾性体を被覆した加圧ロール62とを圧接し、上記両弾
性体の歪みで両者の間に形成されるニップ領域にトナー
像を担持した転写用紙7を通過させることにより、トナ
ーが転写用紙に固定される。
【0013】加熱ロール61に被覆した弾性体の歪み量
は加圧ロールに被覆した弾性体のそれより大きく、その
歪みがロールの回転でニップ領域から開放されて元に戻
る瞬間にトナー面と微小なスリップ(マイクロスリッ
プ)を起こし、加熱ロール61の表面からのトナーの剥
離をアシストする。離型剤供給装置63は、当該加熱ロ
ール61の表面に摺接した離型剤塗布材63aに離型剤
容器63bからポンプ63dで汲み上げた離型剤を滴下
し、上記離型剤塗布材63aから加熱ロール61の表面
に供給する。
【0014】なお、余剰の離型剤は受け皿63eで受け
られ、離型剤容器63bに戻される。この離型剤は加熱
ロール61からの転写用紙7の剥離性を改善するために
供給される。離型剤供給装置は、図示したものに限ら
ず、ゴム製ロールや離型剤を蓄えたスポンジ状のロール
を加熱ロール61の表面に当接させる方式のものも知ら
れている。
【0015】近年、この種の画像表示装置は、装置全体
の小型化に伴い低消費電力化が求められている。特に、
定着装置は加熱エネルギー源に必要な電力消費が大きい
ため、この定着装置の低消費電力化が必要となる。その
ためには、より低温にて良好な定着性能を得ることが必
須であり、その具体的な手段としては加熱ロールや加圧
ロールの大径化、低硬度の加圧ロールや加圧ベルトを用
いた加圧部材等により広い定着ニップを形成することが
効果的である。
【0016】このことは複数色のトナーを用い、加熱ロ
ールの表面を耐熱性の弾性体で被覆したフルカラーの画
像表示装置における定着装置でも同様である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フルカラーの
画像表示装置では、多量のトナーにより画像形成するた
め、定着ニップの出口(定着ニップ下流端)において加
熱ロールの表面から転写媒体に定着されたトナーを剥離
することがモノクロの画像表示装置に比べて困難であ
る。
【0018】すなわち、良好な定着性能と転写媒体上に
定着されたトナー像を加熱ロールから剥離する良好な剥
離性能とを同時に達成することは困難である。そのた
め、従来から、加熱ロールの表面に当接する剥離爪等の
剥離部材や、エアーを用いた剥離手段などが考えられて
いるが、剥離爪では画像に爪跡を残す画質欠陥を招いた
り、加熱ロールの表面を損傷するという問題がある。
【0019】また、エアーを用いた剥離手段は、その装
置構成が大型化、複雑化することが避けられず、実用性
に乏しい。なお、特開昭58−134674号公報に
は、転写用紙の背面に一時的に加圧転接する部材を設
け、加圧ロールの周速度を加熱ロールのそれと僅かに異
ならせるようにした技術が開示されているが、この従来
技術による剥離効果は転写用紙の先端部にしか作用しな
いため、実質的効果は基体できない。
【0020】表面に弾性体を被覆した加熱ローラを用い
た定着装置(ソフトロールフューザ:SRF)では、加
熱ロールと加圧ロールとのニップにより加熱ロールの弾
性体に歪みを形成し、そのニップ開放時のマイクロスリ
ップ効果により剥離をアシストする効果がある。この構
成は剥離効果が高いが、定着機能と剥離機能とを同一の
ニップで両立させているため、それぞれのパラメータを
最適設計することができず、結果として大荷重化、大型
化、さらに様々な転写媒体への対応性が低い。
【0021】さらに、特開平5−150679号公報に
開示の従来技術では、幅広いニップが得られる耐熱ベル
ト架張型定着装置のベルト内面に剥離ロールを設けてい
るが、この技術でも定着機能と剥離機能とが各々連携し
ているため、それぞれのパラメータを最適設計すること
ができず、様々な転写媒体への対応性が低いという弱点
があると共に、ベルトのテンションに連動して荷重設定
のバラツキやベルト周長のバラツキ等で互いの機能に悪
影響を及ぼしかねない。
【0022】このように、画像表示装置、特にフルカラ
ーの画像表示装置では、安定した剥離機能を確保し、か
つ定着性能を向上させることは困難であった。本発明の
目的は、上記従来技術の諸問題を解消し、転写媒体に係
わらずに安定した剥離機能を維持しつつ、定着性能を向
上させた画像表示装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、単層また複数層の弾性体を被覆した加熱
ロールと、この加熱ロールに圧接して定着ニップを形成
するニップ形成手段と、上記定着ニップの下流側近傍に
配設した剛体もしくは加熱ロールの被覆部材より硬度の
大なる弾性体からなる歪み付与手段を加熱ロールに押接
して当該加熱ロールの弾性体に歪みを発生させる。
【0024】上記ニップ形成部材と歪み発生部材とは各
々独立して加熱ロールに圧接または押接可能とした。以
下、本発明の構成の理解を容易にするために、実施例の
符号を併記して説明する。すなわち、請求項1に記載の
第1の発明は、像担持体に形成したトナー像を転写媒体
に転写後、前記転写媒体を加熱・加圧して前記トナー像
を定着する定着装置を有する画像表示装置において、前
記定着装置60を、円筒状の基体61bの外周に少なく
とも一層の弾性体層61cを被覆すると共に加熱源61
dを内蔵した加熱ロール61と、前記加熱ロール61に
圧接して転写媒体7をニップするニップ領域を形成する
加圧ロール62と、前記加圧ロール62を前記加熱ロー
ル61の弾性体層61cに対する圧接力を可変とする可
変圧接手段67と、前記ニップ領域の下流側に近接して
前記加熱ロール61に押接し、当該加熱ロール61の弾
性体層61cを変形して歪みを生じさせて前記ニップ領
域の転写媒体搬送方向幅を拡大する歪み付与手段65
と、前記歪み付与手段65と前記加熱ロール61との押
圧力を前記加圧ロール62とは独立して可変とする可変
押圧手段66とから構成したことを特徴とする。
【0025】この構成により、加熱ロールロールと加圧
ロールとのニップを用いる定着装置において、転写媒体
の安定した剥離機能を維持しつつ、定着性能を向上させ
ることができる。また、請求項2に記載の第2の発明
は、像担持体に形成したトナー像を転写媒体に転写後、
前記転写媒体を加熱・加圧して前記トナー像を定着する
定着装置を有する画像表示装置であって、前記定着装置
60は、円筒状の基体61bの外周に少なくとも一層の
弾性体層61cを被覆すると共に加熱源61dを内蔵し
た加熱ロール61と、複数のロール69a,69b,6
9cに架張して前記加熱ロール61と共に転写媒体7を
ニップするニップ領域を形成する如く圧接すると共に前
記加熱ロール61に所定の角度で巻きけた耐熱性ベルト
69dから構成されたベルト装置69と、前記耐熱性ベ
ルト69dの前記加熱ロール61の弾性体層61cに対
する前記巻き付け角度を可変とする角度可変手段67
と、前記ニップ領域の下流側に近接して前記加熱ロール
61に押接し、当該加熱ロール61の弾性体層61cを
変形して歪みを生じさせて前記ニップ領域の転写媒体搬
送方向幅を拡大する歪み付与手段65と、前記歪み付与
手段65と前記加熱ロール61との押圧力を前記耐熱性
ベルト装置69とは独立して可変とする可変押圧手段6
6とから構成されたことを特徴とする。
【0026】この構成により、加熱ロールロールとベル
ト装置とのニップを用いる定着装置において、転写媒体
の安定した剥離機能を維持しつつ、定着性能を向上させ
ることができる。さらに、請求項3に記載の第3の発明
は、像担持体に形成したトナー像を転写媒体に転写後、
前記転写媒体を加熱・加圧して前記トナー像を定着する
定着装置を有する画像表示装置であって、前記定着装置
60は、円筒状の基体61bの外周に少なくとも一層の
弾性体層61cを被覆すると共に、加熱源61dを内蔵
した加熱ロール61と、前記加熱ロール61に圧接して
転写媒体をニップするニップ領域を形成する加圧ロール
62と、前記ニップ領域の下流側に近接して前記加熱ロ
ーラ61に押接し、当該加熱ロール61の弾性体層61
cを変形して歪みを生じさせて前記ニップ領域の転写媒
体搬送方向幅を拡大する歪み付与手段65と、前記定着
装置60の上流に設置して転写媒体の厚みを検出する厚
み検出手段71と、前記歪み付与手段65の前記加熱ロ
ール61との押圧力を前記加圧ロールとは独立して可変
とする可変押圧手段66と、前記加圧ロール62の前記
加熱ロール1の弾性体層1aに対する圧接力を可変とす
る可変圧接手段67と、前記厚み検出手段71の検出信
号に基づいて前記可変押圧手段66と前記可変圧接手段
67の少なくとも一方を制御する制御手段72とを備え
たことを特徴とする。
【0027】この構成により、加熱ロールロールと加圧
ロールとのニップを用いる定着装置において、転写媒体
の厚みが変化した場合も所定の転写ニップを形成でき、
安定した剥離機能を維持しつつ、定着性能を向上させる
ことができる。さらに、請求項4に記載の第4の発明
は、像担持体に形成したトナー像を転写媒体に転写後、
前記転写媒体を加熱・加圧して前記トナー像を定着する
定着装置を有する画像表示装置において、前記定着装置
60は、円筒状の基体61bの外周に少なくとも一層の
弾性体層61cを被覆すると共に、加熱源61dを内蔵
した加熱ロール61と、複数のロール69a,69b,
69cに架張して前記加熱ロール61と共に前記ニップ
領域を形成する如く圧接すると共に前記加熱ロール61
に所定の角度で巻きけた耐熱性ベルト69dから構成し
たベルト装置69と、前記耐熱性ベルト69dの前記加
熱ロール61の弾性体層61cに対する巻き付け角度を
可変とする角度可変手段67と、前記ニップ領域の下流
側に近接して前記加熱ロール61に押接し、当該加熱ロ
ーラ61の弾性体層61cを変形して歪みを生じさせて
前記ニップ領域の転写媒体搬送方向幅を拡大する歪み付
与手段65と、前記歪み付与手段65と前記加熱ロール
61との押圧力を前記耐熱性ベルト69dとは独立して
可変とする可変押圧手段67と、前記定着装置60の上
流に設置して転写媒体の厚みを検出する厚み検出手段7
1と、前記歪み付与手段65の前記加熱ロール61との
押圧力を前記耐熱性ベルト69dとは独立して可変とす
る可変押圧手段66と、前記耐熱性ベルト69dの前記
加熱ロール61の弾性体層61cに対する巻き付け角度
を可変とする角度可変手段67と、前記厚み検出手段7
1の検出信号に基づいて前記可変押圧手段66と前記角
度可変手段67の少なくとも一方を制御する制御手段7
2とを備えたことを特徴とする。
【0028】この構成により、加熱ロールロールとベル
ト装置とのニップを用いる定着装置において、転写媒体
の厚みが変化した場合も所定の転写ニップを形成でき、
安定した剥離機能を維持しつつ、定着性能を向上させる
ことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例の図面を参照して詳細に説明する。図1は本
発明による画像表示装置に備える転写装置の第1実施例
を説明する要部模式図、図2は図1の矢印F方向から見
た正面図であって、61は加熱ロール、61aは軸、6
1bは基体、61cは弾性体層、61dは加熱源、62
は加圧ロール、62aは軸、62bは基体、62cは弾
性体層、65は歪み付与手段、66は可変押圧手段、6
7は可変圧接手段、68は転写媒体ガイド、69はベル
ト装置、69a,69b,69cはロールである。
【0030】図1および図2において、加熱ロール61
は、軸61aで支持される円筒状の基体61bに外部か
らの荷重で比較的容易に弾性変形して歪みを生じる耐熱
性の弾性体層61cが被覆されている。この弾性体層の
材料としては、例えばシリコンゴムやフッ素ゴムが使用
される。なお、本実施例では、弾性体層61cを1層と
してあるが、2層またはそれ以上とすることもできる。
【0031】この加熱ロール61には、弾性体層表面の
離型性を保つために、前記図13で説明したような離型
剤供給装置が設けてあり、定着動作中は常時離型剤が供
給されている。加熱ロール61に圧接して定着ニップを
形成するニップ形成部材が設けられており、このニップ
形成部材として本実施例では軸62aで支持される円筒
形の基体62bに比較的柔らかい(低硬度の)シリコン
ゴムあるいは発泡シリコンゴムを被覆した加圧ロール6
2が用いられている。
【0032】上記加熱ロール61と圧接ロール62の間
に定着ニップが形成され、低荷重で幅(転写部材7の搬
送方向幅)の広い定着ニップを形成できる。しかし、こ
のような低荷重では、加熱ロール61の弾性体層61c
の表面に十分な歪みを形成することができないため、加
熱ロール61の表面と転写媒体7の表面のトナーとの剥
離性は良好とは言えない。
【0033】そこで、本実施例では、定着ニップの下流
側で、当該定着ニップに極めて近接した位置に歪み付与
手段65を設置している。この歪み付与手段65として
は、加熱ロール61の弾性体層61cよりも硬度の高い
ロールを用いる。例えば、SUS等の硬度の高い金属剛
体ロール、あるいは軸に加熱ロール61の弾性体層61
cよりも高い硬度の弾性体を被覆したロールを用いるこ
とができる。そして、この歪み付与手段65を構成する
ロールの径は加熱ロール61の径より小さくしてある。
【0034】歪み付与手段65を構成するロールは加熱
ロール61に押接して従動回転してニップ領域の下流で
当該加熱ロール61の弾性体層61cを変形させて歪み
をお越し、転写媒体7上のトナーが当該加熱ロール61
の表面から剥離する効果を助長する。さらに、上記歪み
付与手段65には、矢印H方向に回動させて加熱ロール
61との押接力を調整する可変押圧手段66が設けられ
ており、この可変押圧手段66によって加熱ロール61
の弾性体層61cに十分な歪みを形成する荷重が与えら
れる。
【0035】また、加圧ロール62には、当該加圧ロー
ル62を矢印I方向に回動させて加熱ロール61に対し
て圧接させるための荷重を与える可変圧接手段67が設
けてある。画像表示装置の転写部でトナー像を転写した
転写媒体7は転写媒体ガイド68に案内されて矢印G方
向から加熱ロール61と加圧ロール62のニップ領域に
搬入される。
【0036】加熱ロール61は矢印D方向に、また加圧
ロール62は矢印E方向に回転して転写媒体7をニップ
して加圧すると共に、加熱ロール61に内蔵した加熱ロ
ール源61dの熱でトナーを加熱して転写媒体7に固定
する。このとき、歪み付与手段65を加熱ロール61の
弾性体層61cに押接させることにより、当該弾性体層
61cの上記定着ニップ領域の下流部分を変形させて歪
みを起こさせる。これによって、定着ニップ領域が下流
側に実質的に拡大され、そのマイクロスリップ効果の増
大でトナーと加熱ロール61の剥離効果が増大する。
【0037】図3は本発明による画像表示装置に備える
転写装置の第1実施例の作用を説明する転写ニップ領域
の拡大模式図であって、図1と同一符号は同一部分に対
応する。同図において、加圧ロール62は加熱ロール6
1に対して可変圧接手段67により矢印E’方向に圧接
される。この圧接で定着ニップ領域NP1が形成され
る。
【0038】一方、歪み付与手段65は可変押圧手段6
6により、加熱ロール61に対して矢印J方向に押接さ
れる。この押接で加熱ロール61の弾性体層61cに変
形が起こされ、上記定着ニップ領域NP1の下流側をN
P2まで広げる。このニップ領域の拡大に伴って、上記
マイクロスリップ効果が増大し、安定した剥離機能を維
持しつつ、定着性能を向上させることがきる。
【0039】図4は本発明による画像表示装置に備える
転写装置の第2実施例を説明する要部模式図、図5は図
4の矢印F方向から見た正面図であって、69はベルト
装置、69a,69b,69cはロール、69dは耐熱
性ベルト、図1、図2と同一符号は同一部分に対応す
る。図4および図5において、加熱ロール61は、前記
実施例と同様に、軸61aで支持される円筒状の基体6
1bに外部からの荷重で比較的容易に弾性変形して歪み
を生じる耐熱性の弾性体層61cが被覆されている。
【0040】また、この加熱ロール61には、弾性体層
表面の離型性を保つために、前記図13で説明したよう
な離型剤供給装置が設けてあり、定着動作中は常時離型
剤が供給されている。本実施例では、加熱ロール61に
圧接して定着ニップを形成するために、複数のロール6
9a,69b,69cに架張した耐熱性ベルト69dか
らなるベルト装置69が使用されている。
【0041】このベルト装置69はロール69aを支点
としてロール69c側が可変圧接装置67’により矢印
M方向に揺動して耐熱性ベルト69dが所定の角度で加
熱ロール61に巻き付くことによって転写ニップを形成
する。上記耐熱性ベルト69dは例えばポリイミド等を
基材とした無端ベルトに転写媒体7の搬送性を良好にす
るための摩擦材料を塗布してなり、加熱ロールロール6
1の所定の角度で巻き付くように可変圧接装置67で矢
印M方向に押し付けられ、幅広い定着ニップを形成す
る。
【0042】画像表示装置の転写部でトナー像を転写し
た転写媒体7は転写媒体ガイド28に案内されて矢印G
方向から加熱ロール61とベルト装置69の間に形成さ
れたニップ領域に搬入される。加熱ロール61は矢印D
方向に、またベルト装置69は矢印L方向に回動して転
写媒体7をニップして加圧すると共に、加熱ロール61
に内蔵した加熱ロール源61dの熱でトナーを加熱して
転写媒体7に固定する。
【0043】このとき、可変押圧手段66により歪み付
与手段65を加熱ロール61の弾性体層61cに矢印J
方向に押接させることにより、当該弾性体層61cの上
記定着ニップ領域の下流部分を変形させて歪みを起こさ
せる。これによって、定着ニップ領域が下流側に実質的
に拡大され、そのマイクロスリップ効果の増大でトナー
と加熱ロール61の剥離効果が増大する。
【0044】図6は本発明による画像表示装置に備える
転写装置の第2実施例の作用を説明する転写ニップ領域
の拡大模式図であって、図4と同一符号は同一部分に対
応する。同図において、ベルト装置69は加熱ロール6
1に対して可変圧接手段67’により矢印L’方向に圧
接される。この圧接で定着ニップ領域NP1が形成され
る。
【0045】一方、歪み付与手段65は可変押圧手段6
6により、加熱ロール61に対して矢印J方向に押接さ
れる。この押接で加熱ロール61の弾性体層61cに変
形が起こされ、上記定着ニップ領域NP1の下流側をN
P2まで広げる。このニップ領域の拡大に伴って、上記
マイクロスリップ効果が増大し、安定した剥離機能を維
持しつつ、定着性能を向上させることがきる。
【0046】図7は本発明による画像表示装置に備える
転写装置の第3実施例を説明する要部模式図であって、
71は転写媒体の厚みを検出するための厚み検出手段、
72は制御装置、図1と同一符号は同一部分に対応す
る。本実施例は、前記図1で説明した定着装置に、転写
媒体の厚みに応じて歪み付与手段65の押接力と加圧ロ
ール61の圧接力とを制御して最適の転写ニップ領域を
形成するようにしたものである。なお、厚み検出手段7
1は光学的センサーあるいは機械的センサー、電気的セ
ンサー等が使用可能である。
【0047】同図において、加熱ロール61と加圧ロー
ル62で形成される転写ニップの上流に搬入される転写
媒体7の厚みを検出する厚み検出手段71を設置すると
共に、この厚み検出手段71の検出信号に基づいて可変
押圧手段66と可変圧接手段67を制御する制御手段7
2を設けている。この構成により、厚みの異なる転写媒
体7を用いた場合でも、当該転写媒体の厚みに応じて歪
み付与手段65の押接力と加圧ロール61の圧接力とを
制御して最適の転写ニップ領域を形成する。これによっ
て、高画質の画像形成が可能となる。
【0048】図8は本発明による画像表示装置に備える
転写装置の第4実施例を説明する要部模式図であって、
71は図7と同様の転写媒体の厚みを検出するための厚
み検出手段、72’は制御装置、図4と同一符号は同一
部分に対応する。本実施例は、前記図4で説明した定着
装置に、転写媒体の厚みに応じて歪み付与手段65の押
接力とベルト装置69の圧接力とを制御して最適の転写
ニップ領域を形成するようにしたものである。
【0049】同図において、加熱ロール61とベルト装
置69で形成される転写ニップの上流に搬入される転写
媒体7の厚みを検出する厚み検出手段71を設置すると
共に、この厚み検出手段71の検出信号に基づいて可変
押圧手段66と可変圧接手段67’を制御する制御手段
72’を設けている。この構成により、厚みの異なる転
写媒体7を用いた場合でも、当該転写媒体の厚みに応じ
て歪み付与手段65の押接力とベルト装置69の圧接力
とを制御して最適の転写ニップ領域を形成する。これに
よって、高画質の画像形成が可能となる。
【0050】次に、本発明による画像表示装置における
定着性能と剥離性能の関係について説明する。図9は定
着ニップ幅と最低定着温度の関係の説明図であって、横
軸に定着ニップ幅を、縦軸に最低定着温度を取って示
す。なお、この横軸、縦軸共相対値である。
【0051】同図において、定着ニップ幅に対する必要
最低定着温度は、転写媒体の厚みが変わっても、定着ニ
ップ幅が広くなる程低くなることを示している。この特
性にしたがって前記した可変押圧手段66と可変圧接手
段67,67’を制御することで良好な転写性能が得ら
れる。図10は定着ニップ幅と転写媒体に生じるシワ発
生率の関係の説明図であって、横軸に定着ニップ幅を、
縦軸にシワ発生率を取って示す。なお、この横軸、縦軸
共相対値である。
【0052】同図において、定着ニップ幅に対するシワ
発生率は、転写媒体の厚みが変わっても、定着ニップ幅
が広くなる程高くなることを示している。この特性にし
たがって前記した可変押圧手段66と可変圧接手段6
7,67’を制御することで良好な転写性能が得られ
る。図11はニップ押圧力に対する加熱ロールの弾性体
層の歪量の関係の説明図であって、横軸に定着ニップ押
圧力を、縦軸に加熱ロールの歪量を取って示す。なお、
この横軸、縦軸共相対値である。
【0053】同図において、実線は従来のロール/ロー
ルタイプ(加熱ロールと加圧ロールを用いたタイプ)の
場合の特性、点線は本発明による独立タイプ(転写機能
と剥離機能を別個にしたタイプ)の特性を示す。同図に
おいて、従来のロール/ロールタイプで必要な歪量は図
の以上であるのに対し、本発明で必要な歪量は図の
以上となる。
【0054】上記の図9、図10、図11に示した定着
特性において、例えば、剥離性能を充分に満足させると
転写媒体のシワを発生させてしまうという相反する特性
があることが分かる。このため、従来の定着ニップと加
熱ロールの歪とを同一のニップで形成する形式では、使
用できる転写媒体の種類に制限がある。
【0055】本発明では、前記した相反する幾つかの定
着特性に着目し、特に転写機能と剥離機能とを独立させ
ることで、それぞれの特性を満足させるようにしたもの
である。そのため、本発明では、定着ニップ形成部材と
加熱ロールの歪発生手段とを独立に配置したものであ
る。
【0056】すなわち、本発明は低硬度の加圧ロールあ
るいはベルトにて定着ニップを形成することにより、定
着ニップに圧力を低く押さえて良好な定着性能を得ると
共に、転写媒体のシワの発生を防止できる。また、定着
ニップ領域の下流側直後に独立して設ける歪み発生手段
としてのロールの外径を小さくすることができるため、
前記図11に示したように、同じ歪みで剥離性能が向上
し、シワの発生も防止される。
【0057】さらに、定着ニップ形成部材と歪み発生手
段とに、それぞれ独立した圧接手段と押圧手段とを持た
せることで、また、転写媒体の厚みを検出して定着ニッ
プ形成部材と歪み発生手段を制御する構成としたこと
で、例えば厚紙と薄紙といった様々な転写媒体の種類に
応じた最適の定着パラメータを設定でき、常に高品質の
画像表示を行うことができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定着ニップ領域の幅を広くできることで低温・低圧の定
着パラメータの設定で剥離性能を損なうことなく定着性
能を向上させることができる。また、多種の転写媒体を
使用可能となり、定着機能と剥離機能のそれぞれについ
て最適設計ができるので画像表示装置の小型化、低コス
ト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像表示装置に備える転写装置
の第1実施例を説明する要部模式図である。
【図2】 図1の矢印F方向から見た正面図である。
【図3】 本発明による画像表示装置に備える転写装置
の第1実施例の作用を説明する転写ニップ領域の拡大模
式図である。
【図4】 本発明による画像表示装置に備える転写装置
の第2実施例を説明する要部模式図である。
【図5】 図4の矢印F方向から見た正面図である。
【図6】 本発明による画像表示装置に備える転写装置
の第2実施例の作用を説明する転写ニップ領域の拡大模
式図である。
【図7】 本発明による画像表示装置に備える転写装置
の第3実施例を説明する要部模式図である。
【図8】 本発明による画像表示装置に備える転写装置
の第4実施例を説明する要部模式図である。
【図9】 定着ニップ幅と最低定着温度の関係の説明図
である。
【図10】 定着ニップ幅と転写媒体に生じるシワ発生
率の関係の説明図である。
【図11】 ニップ押圧力に対する加熱ロールの弾性体
層の歪量の関係の説明図である。
【図12】 本発明が適用される画像形成装置の一例と
してのフルカラー複写機を説明する全体構成図である。
【図13】 図12に示した画像表示装置の定着部の一
例を説明する模式図である。
【符号の説明】
10・・・・スキャナー部、10a・・・・CCD等の
光電変換器、20・・・・画像処理部、30・・・・露
光光学部(ROS光学部)、30a・・・・レーザー、
31・・・・光学走査系、40・・・・画像形成部、5
0・・・・転写媒体供給部、60・・・・定着部、11
a・・・・源画像である原稿を載置する原稿台、44・
・・・感光体、44a・・・・帯電装置、44b・・・
・クリーナー装置、44c・・・・除電ランプ、45・
・・・ロータリー現像装置、46・・・・転写装置、4
6a・・・・転写コロトロン、46b・・・・剥離コロ
トロン、46c・・・・除電コロトロン、46d・・・
・転写ドラム、46e・・・・吸着装置、47・・・・
トナーディスペンス装置、48・・・・電位計、51・
・・・転写媒体である転写用紙を収納する用紙トレイ、
52・・・・ピックアップロール、53・・・・送り出
しロール、54・・・・用紙搬送路、55・・・・レジ
ロール、61・・・・加熱ロール、62・・・・加圧ロ
ール、61・・・・加熱ロール、61a・・・・軸、6
1b・・・・基体、61c・・・・弾性体層、61d・
・・・加熱源、62・・・・加圧ロール、62a・・・
・軸、62b・・・・基体、62c・・・・弾性体層、
65・・・・歪み付与手段、66・・・・可変押圧手
段、67・・・・可変圧接手段、68・・・・転写媒体
ガイド、69はベルト装置、69a,69b,69cは
ロール、71・・・・厚み検出手段、72・・・・制御
装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に形成したトナー像を転写媒体
    に転写後、前記転写媒体を加熱・加圧して前記トナー像
    を定着する定着装置を有する画像形成装置であって、 前記定着装置は、円筒状の基体の外周に少なくとも一層
    の弾性体層を被覆すると共に加熱源を内蔵した加熱ロー
    ルと、前記加熱ロールに圧接して転写媒体をニップする
    ニップ領域を形成する加圧ロールと、前記加圧ロールを
    前記加熱ロールの弾性体層に対する圧接力を可変とする
    可変圧接手段と、前記ニップ領域の下流側に近接して前
    記加熱ロールに押接し、当該加熱ロールの弾性体層を変
    形して歪みを生じさせて前記ニップ領域の転写媒体搬送
    方向幅を拡大する歪み付与手段と、前記歪み付与手段と
    前記加熱ロールとの押圧力を前記加圧ロールとは独立し
    て可変とする可変押圧手段とから構成してなることを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体に形成したトナー像を転写媒体
    に転写後、前記転写媒体を加熱・加圧して前記トナー像
    を定着する定着装置を有する画像形成装置であって、 前記定着装置は、円筒状の基体の外周に少なくとも一層
    の弾性体層を被覆すると共に加熱源を内蔵した加熱ロー
    ルと、複数のロールに架張して前記加熱ロールと共に転
    写媒体をニップするニップ領域を形成する如く圧接する
    と共に前記加熱ロールに所定の角度で巻きけた耐熱性ベ
    ルトから構成されたベルト装置と、前記耐熱性ベルトの
    前記加熱ロールの弾性体層に対する前記巻き付け角度を
    可変とする角度可変手段と、前記ニップ領域の下流側に
    近接して前記加熱ロールに押接し、当該加熱ロールの弾
    性体層を変形してに歪みを生じさせて前記ニップ領域の
    転写媒体搬送方向幅を拡大する歪み付与手段と、前記歪
    み付与手段と前記加熱ロールとの押圧力を前記耐熱性ベ
    ルト装置とは独立して可変とする可変押圧手段とから構
    成してなることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体に形成したトナー像を転写媒体
    に転写後、前記転写媒体を加熱・加圧して前記トナー像
    を定着する定着装置を有する画像形成装置であって、 前記定着装置は、円筒状の基体の外周に少なくとも一層
    の弾性体層を被覆すると共に、加熱源を内蔵した加熱ロ
    ールと、前記加熱ロールに圧接して転写媒体をニップす
    るニップ領域を形成する加圧ロールと、 前記ニップ領域の下流側に近接して前記加熱ローラに押
    接し、当該加熱ロールの弾性体層を変形して歪みを生じ
    させて前記ニップ領域の転写媒体搬送方向幅を拡大する
    歪み付与手段と、 前記定着装置の上流に設置して転写媒体の厚みを検出す
    る厚み検出手段と、 前記歪み付与手段の前記加熱ロールとの押圧力を前記加
    圧ロールとは独立して可変とする可変押圧手段と、 前記加圧ロールの前記加熱ロール1の弾性体層に対する
    圧接力を可変とする可変圧接手段と、 前記厚み検出手段の検出信号に基づいて前記可変押圧手
    段と前記可変圧接手段の少なくとも一方を制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体に形成したトナー像を転写媒体
    に転写後、前記転写媒体を加熱・加圧して前記トナー像
    を定着する定着装置を有する画像形成装置であって、 前記定着装置は、円筒状の基体の外周に少なくとも一層
    の弾性体層を被覆すると共に、加熱源を内蔵した加熱ロ
    ールと、複数のロールに架張して前記加熱ロールと共に
    前記ニップ領域を形成する如く圧接すると共に前記加熱
    ロールに所定の角度で巻きけた耐熱性ベルトから構成し
    たベルト装置と、前記耐熱性ベルトの前記加熱ロールの
    弾性体層に対する巻き付け角度を可変とする角度可変手
    段と、前記ニップ領域の下流側に近接して前記加熱ロー
    ルに押接し、当該加熱ローラの弾性体層を変形して歪み
    を生じさせて前記ニップ領域の転写媒体搬送方向幅を拡
    大する歪み付与手段と、前記歪み付与手段と前記加熱ロ
    ールとの押圧力を前記耐熱性ベルトとは独立して可変と
    する可変押圧手段と、 前記定着装置の上流に設置して転写媒体の厚みを検出す
    る厚み検出手段と、 前記歪み付与手段の前記加熱ロールとの押圧力を前記耐
    熱性ベルトとは独立して可変とする可変押圧手段と、 前記耐熱性ベルトの前記加熱ロールの弾性体層に対する
    巻き付け角度を可変とする角度可変手段と、 前記厚み検出手段の検出信号に基づいて前記可変押圧手
    段と前記角度可変手段の少なくとも一方を制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003107944A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Konica Corp 画像形成装置
JP2009104019A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2010145619A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Kyocera Mita Corp 定着装置及び画像形成装置
JP2011048401A (ja) * 2010-12-07 2011-03-10 Ricoh Co Ltd ベルト定着装置
US8521065B2 (en) 2009-06-19 2013-08-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Fuser for image forming apparatus

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