JPH09274264A - 写真焼き付け装置 - Google Patents

写真焼き付け装置

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JPH09274264A
JPH09274264A JP8650796A JP8650796A JPH09274264A JP H09274264 A JPH09274264 A JP H09274264A JP 8650796 A JP8650796 A JP 8650796A JP 8650796 A JP8650796 A JP 8650796A JP H09274264 A JPH09274264 A JP H09274264A
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JP
Japan
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image
image pickup
data
photographing
density histogram
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Application number
JP8650796A
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English (en)
Inventor
Toshiki Kudo
俊樹 工藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 主要被写体を含む信号レベルを適正にして高
品質な写真焼き付けをすることができる写真焼き付け装
置を提供する。 【解決手段】 濃度ヒストグラム作成手段で得た濃度ヒ
ストグラムから主要被写体を含む信号レベルを検出して
露光量を制御するCPU38を備える写真焼き付け装置
であって、濃度ヒストグラムから頻度ピークを検出する
特徴検出手段と、透過原稿1の側縁部に記録してある撮
影情報を読み取る磁気ヘッド31と、磁気ヘッド31か
ら得られた撮影データ及び前記特徴抽出手段から得られ
た頻度ピークからCCDエリアセンサ35の蓄積時間を
算出する蓄積時間算出回路と、それにより算出した蓄積
時間で前記固体撮像素子を撮像するように制御する撮像
制御回路を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源により照明さ
れた透過原稿を焼き付ける写真焼き付け装置に関し、詳
しくは画質調整機能を有する写真焼き付け装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の写真焼付装置は、一般的な写真撮
影における被写体の3原色の平均反射率は略一定である
という経験則に基づいて写真原画の全面積の平均透過濃
度(LATD)を測定し、測定された平均透過濃度に基
づいて写真焼付における露光量を決定することによっ
て、印画紙のB、G、R各色感光層に与える露光量を一
定値に制御し、カラーバランスの良好な写真印画を作成
するようにしている(LATD制御法と呼ばれる)。斯
かるLATD制御法は、被写体において輝度分布や色の
分布に偏りがある場合に適正な写真印画を得難い。
【0003】斯かる現象に影響されずに適正な写真印画
を得るために、露光量補正方法が提案されている(特開
昭60−177337号公報)。斯かる露光量補正方法
は、複数の受光素子を配置して構成した固体撮像素子か
らなるイメージセンサを駆動回路で駆動し、この出力信
号をサンプルホールド回路によってサンプルホールドを
行い、その値をA/D変換器でデジタル化し、かつ当該
デジタル値のメモリへの書き込みをイメージセンサの駆
動速度に応じて行なう事で、イメージセンサの受光素子
数に対応する画素単位で画像情報を取り込み、A/D変
換器でデジタル化された当該デジタル値の各値を区間と
してイメージセンサの受光素子数に対応する画素単位で
なる画像情報としての濃度ヒストグラムを作成すること
により、当該画素毎の特性値を画面分割の形状に基づい
て適宜組み合わせることによって各分割領域の画像特性
値(例えば光学透過濃度や光学透過率など)を測定し、
その測定結果に基づいて露光量を決定するか、あるいは
LATD法で決定される露光量に対する露光補正量を決
定する方法を採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、電荷結合デバイ
ス等の固体撮像素子は、入射光の強度に対して直線的に
比例する出力を生ずるので、ダイナミックレンジが狭
く、これを広い範囲の入射光に対して応動させるため
に、素子の飽和に影響される上限及び暗電流等の雑音に
影響される下限の基準信号レベルを画像信号レベル回路
により判別し、画像情報信号が所定の信号レベルの範囲
内に収まるように蓄積時間設定回路により素子の電荷蓄
積時間を段階的に切り換えてダイナミックレンジを拡大
するようにしてある。従って、固体撮像素子の蓄積時間
は、一般に最短の蓄積時間で撮像した撮像信号の平均出
力又は最大出力に基づいて設定するようにしてある。
【0005】しかしながら、最大出力に基づいて蓄積時
間を設定すれば、飽和した撮像信号を得ることはない
が、コントラストが高く、比較的低い信号レベルに主要
被写体部分の出力を含む画像に対しては、主要被写体部
分の出力に重畳するノイズの割合が大きくなる。平均出
力に基づいて蓄積時間を設定すれば、コントラストが高
く、比較的高い信号レベルに主要被写体部分の出力を含
む画像に対しては、主要被写体を含む信号レベルが飽和
してしまうこともある。
【0006】斯かる撮像信号を用いて前述した露光量補
正方法が行われると、透過原稿の階調補正をすることが
できず、フラッシュ撮影画像の高輝度部分にノイズの重
畳現象や逆光撮影の低輝度部分が黒く潰れたり、日向と
日陰が混在している写真等コントラストの高い透過原稿
の明部と暗部との両方を適正な濃度で焼き付けることが
できず、曇天下の写真などコントラストの低いカラーネ
ガからコントラストの低い見栄えのしないプリントしか
得ることができなかった。
【0007】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、主要
被写体を含む信号レベルを適正にして高品質な写真焼き
付けをすることができる写真焼き付け装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1) 透過原稿を撮像して撮像信号を得る固体撮像素
子と、当該固体撮像素子から得られる撮像信号をA/D
変換するA/D変換手段と、当該A/D変換手段から得
られたデジタル画像信号から濃度ヒストグラムを求める
濃度ヒストグラム作成手段と、当該濃度ヒストグラム作
成手段で得た濃度ヒストグラムから主要被写体を含む信
号レベルを検出して露光量を制御する露光量制御回路を
備える写真焼き付け装置であって、前記濃度ヒストグラ
ム作成手段から得られる濃度ヒストグラムから頻度ピー
クを検出する特徴抽出手段と、前記透過原稿の側縁部に
記録してある撮影情報を読み取る読取手段と、当該読取
手段から得られた撮影データ及び前記特徴抽出手段から
得られた頻度ピークから前記固体撮像素子の蓄積時間を
算出する蓄積時間算出回路と、当該蓄積時間算出回路で
算出した蓄積時間で前記固体撮像素子を撮像するように
制御する撮像制御回路を備えたことを特徴とする写真焼
き付け装置。上記構成を備えることにより、透過原稿か
ら得られる撮像信号を飽和させない蓄積時間を設定して
透過原稿からの撮像信号を出力分布化し、当該出力分布
から特徴を検出し、当該特徴から主要被写体を含む信号
レベルを主要被写体部分の信号が飽和せず、かつ、なる
べく高い信号レベルにすることにより、主要被写体を含
む信号レベルで固体撮像素子に起因する暗電流によるノ
イズを小さくできる蓄積時間に設定することができるの
で、様々な撮影条件下のネガフィルムから適正な画像信
号を得ることができる。
【0009】(2) 透過原稿を撮像して撮像信号を得
る固体撮像素子と、当該固体撮像素子から得られる撮像
信号をA/D変換するA/D変換手段と、当該A/D変
換手段から得られたデジタル画像信号から濃度ヒストグ
ラムを求める濃度ヒストグラム作成手段と、当該濃度ヒ
ストグラム作成手段で得た濃度ヒストグラムから主要被
写体を含む信号レベルを検出して露光量を制御する露光
量制御回路を備える写真焼き付け装置であって、前記濃
度ヒストグラム作成手段から得られる濃度ヒストグラム
から頻度ピークを検出する特徴抽出手段と、前記透過原
稿の側縁部に記録してある撮影情報を読み取る読取手段
と、当該読取手段で得た撮影データを格納するメモリ
と、前記読取手段の読取失敗に際して前記メモリに撮像
データを入力する撮像データを入力する入力手段と、前
記メモリから得られた撮影データ及び前記特徴抽出手段
から得られた頻度ピークから前記固体撮像素子の蓄積時
間を算出する蓄積時間算出回路と、当該蓄積時間算出回
路で算出した蓄積時間で前記固体撮像素子を撮像するよ
うに制御する撮像制御回路を備えることを特徴とする写
真焼き付け装置。上記構成を備えることにより、撮影デ
ータの読取失敗や撮影データのない場合にも(1)で述
べたと同様の作用効果を得ることができる。
【0010】(3) 前記読取手段又は前記メモリから
得られる撮像データを識別する撮影データ識別手段を設
け、当該撮影データ識別手段がノーマル撮影であると判
断すれば、前記特徴抽出手段から得られた最高頻度の信
号レベルで蓄積時間を算出することを特徴とする(1)
又は(2)の写真焼き付け装置。
【0011】(4) 前記読取手段又は前記メモリから
得られる撮像データを識別する撮影データ識別手段を設
け、当該撮影データ識別手段が逆光撮影であると判断す
れば、前記特徴抽出手段から得られた最も高い出力にあ
る頻度のピークの信号レベルで蓄積時間を算出すること
を特徴とする(1)又は(2)の写真焼き付け装置。こ
れにより逆行条件の撮像画像では主要被写体部分の信号
が飽和状態にならないよう固体撮像装置の蓄積時間を制
御できる。
【0012】(5) 前記読取手段又は前記メモリから
得られる撮像データを識別する撮影データ識別手段を設
け、当該撮影データ識別手段がフラッシュ撮影であると
判断すれば、前記特徴抽出手段から得られた最も低い出
力にある頻度のピークの信号レベルで蓄積時間を算出す
ることを特徴とする(1)又は(2)の写真焼き付け装
置。これによりフラッシュによる撮影画像では主要被写
体部分の信号から暗電流に起因するノイズを効果的に排
除できるよう固体撮像装置の蓄積時間を制御できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を添付図面に示す
実施の形態に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明の写真焼き付け装置の一実施
を示す概略構成図である。
【0015】本体にマガジン(図示せず)が着脱自在に
セットされており、この中に印画紙2がロール状に巻か
れて収納されている。この印画紙2は、引き出しローラ
(図示せず)で間欠的に引き出されて露光室内に入り、
イーゼルマスク14と圧板15との間に位置する露光位
置に送られる。露光室内には照明光学系と撮像光学系と
がそれぞれ収納されている。
【0016】以下に各光学系の機能及びこれを達成する
ための構成を説明する。
【0017】照明光学系は、光源11からの光をコンデ
ンサレンズ13によりカラーネガフィルム、カラーポジ
フィルム等の透過原稿(以下、これを透過原稿と総称す
る。)1に結像させ、透過原稿1からの透過像をレンズ
17により印画紙2に結像させるものであり、光源11
と色フィルタ12R,12G,12Bとコンデンサレン
ズ13とイーゼルマスク14とレンズ16,17とミラ
ー18とシャッタ19とからなる。
【0018】コンデンサレンズ13は光源11からの光
束の方向を変えて照明した透過原稿1からの透過像の光
束をレンズ16又はレンズ17に多く集め、CCDエリ
アセンサ35の結像面又は印画紙2面に結像する画像が
明るくかつ周辺光量の低下を少なくするものである。
【0019】光源11とコンデンサレンズ13との間
に、照明光の赤色成分のみを透過させるための赤色フィ
ルタ12Rと、緑色成分のみを透過させるための緑色フ
ィルタ12Gと、青色成分のみを透過させるための青色
フィルタ12Bとが配置されている。
【0020】透過原稿1はイーゼルマスク14を介して
焼き付け位置にセットしてある。イーゼルマスク14の
下方に、レンズ17が配置されており、ミラー18が光
路から退避しており、シャッタ19が解放している間
に、透過原稿像が印画紙2に焼き付けられる。このレン
ズ17は、透過原稿像を所望のサイズに拡大又は縮小す
るためのものであり、マニュアル操作で焦点距離を変え
ることができるが、この変わりに倍率位置制御回路とモ
ータとを使用して自動的に行うとよい。
【0021】ミラー18は、印画紙2への焼き付けに際
してロータリーソレノイド等の駆動装置(図示せず)に
よりプリント時に光路から退避される。
【0022】撮像光学系は、透過原稿1上からの透過像
をミラー18からの反射する光像をレンズ16によりC
CDエリアセンサ35に結像させるものであり、ミラー
18とレンズ16とからる。ミラー18はCCDエリア
センサ35で撮像するに際してロータリソレノイド等の
駆動装置(図示せず)により光路に挿入されるので、透
過原稿1を透過した光像はレンズ17によって印画紙2
に結像されることはない。
【0023】以上が本実施の形態における照明光学系及
び撮像光学系の概略構成である。
【0024】次に本実施の形態に係る写真焼き付け装置
における制御部300の回路構成を図1及び図2を参照
して説明する。
【0025】図2は画像信号処理回路の詳細を示したブ
ロック図である。
【0026】制御部300は、磁気ヘッド31とフィル
タ駆動部32とシャッタ駆動部33と磁気データ処理部
34とCCDエリアセンサ35とCCD駆動部36と画
像信号処理部37とCPU38とキーボード39からな
る。
【0027】磁気ヘッド31は透過原稿1の側縁部に形
成した磁性部材から透過原稿の情報を読み取るものであ
る。斯かるエリアセンサ35撮影時におけるストロボ使
用の有無、フィルム品種コード(DXコード)等であ
る。
【0028】フィルタ駆動部32は、色フィルタ12
R,12G,12Bの光路への挿入時間をそれぞれ制御
し、透過原稿1の印画紙2への焼き付けや、CCDエリ
アセンサ35での撮像に際して色分解をする。
【0029】シャッタ駆動部33は、シャッタ19の開
閉を制御するものであり、照明光学系で透過原稿像を焼
き付けるとき、印画紙感度に応じた時間だけ開くように
制御する。
【0030】磁気データ処理部34は、撮影条件を判別
するためのプログラムを格納したメモリとCPUとから
構成する。
【0031】CCDエリアセンサ35は、露光部15A
にセットしてある透過原稿1から透過する原画像の光強
度に応じて蓄積された電荷をCCD駆動部36で順次読
みだして画像信号処理部37に送出する。CCDエリア
センサ35は水平走査1回につき(B,G,R各色毎
に)128画素、垂直方向1回につき128画素のエリ
アで読み取る。
【0032】CCD駆動部36は、CCDエリアセンサ
35の撮像時間を制御するプログラムを格納してあるメ
モリとカウンタ等からなる駆動タイミング信号発生回路
とから構成する。タイミング制御回路は水平同期信号お
よび垂直同期信号に基づいてA/D変換器によるサンプ
リングタイミングを制御する。CCDエリアセンサ35
から供給される撮像信号は、サンプルホールド回路でサ
ンプルホールドされた後10ビットでA/D変換する。
この結果、得られるデジタル信号は原画の透過率に比例
する。なお、電荷結合デバイス等の固体撮像素子は、入
射光の強度に対して直線的に比例する出力を生ずるの
で、ダイナミックレンジが狭く、これを広い範囲の入射
光に対して応動させるために、素子の飽和に影響される
上限及び暗電流等の雑音に影響される下限の基準信号レ
ベルを画像信号レベル回路により判別し、画像情報信号
が所定の信号レベルの範囲内に収まるように蓄積時間設
定回路により素子の電荷蓄積時間を段階的に切り換えて
ダイナミックレンジを拡大するようにしてある。
【0033】画像信号処理部37は、画像データに基づ
き濃度ヒストグラムを作成するものであり、図2に示す
ようにLUT371と画像メモリ372とアドレスカウ
ンタ373と出力区間判定用ルックアップテーブル37
4とセレクタ375と累積頻度格納用メモリ376と加
算器377とからなる。
【0034】LUT371は、CCD駆動部36から入
力されるA/D変換された(B,G,R各色の)デジタ
ル信号を入力として式(1)のように対数変換して画像
メモリ372に順次送出するものである。
【0035】 DT(x,y) = a×log(b/T(x,y)) (1) 但し、aはCCDエリアセンサ35の測光濃度を示して
おり、印画紙の焼き付け濃度に変換する定数であり、b
は画像データの最大値を表わす定数である。
【0036】このようにして、128×128(=214
=16384)画素からなる10ビット(=210=10
24)のデジタル画像DT(x,y)がB,G,R各色
について得られる。
【0037】画像メモリ372は、CCDエリアセンサ
35より出力される撮像信号に所定の分解能、例えば2
56段の分解能でA/D変換した後の出力データを画素
毎にアドレスを割り振られて格納したものである。画像
メモリ372の記憶容量はA/D変換の分解能×CCD
エリアセンサ35の画素数以上必要である。A/D変換
の分解能を256段とすれば少なくとも8ビットのデー
タ長を要し、例えばCCDエリアセンサ335の画素数
が4096画素の分解能を有すれば、4Kバイトの容量
を有する。
【0038】CCDエリアセンサ35からの出力画素領
域において有効な画像領域は、ネガフィルムのフォーマ
ット(画面サイズ)によって異なるうえ、CCDエリア
センサ35の出力画素数は数万画素にもおよぶため、露
光制御に必要な各種の画像処理演算を行なうには多すぎ
る。即ち、10ビットで示される各濃度値を単位区間と
した濃度ヒストグラムを作成しても、前述したその後の
画像解析に不向きな濃度ヒストグラムとならないもの
の、演算回数が非常に多くなるため演算に時間がかかり
過ぎてしまう。斯かる処理時間を短縮するために、画像
信号処理部37はネガフィルム1のフォーマットに応じ
て予め有効画面として設定された画像領域、例えば所定
画素数を1グループとして標本画像の濃度情報について
その相加平均を算出するか、所定の間隔で間引くなどし
て適当な画素数に丸め込む処理を行なう。本実施の形態
では、この丸め込み処理で得られる画像情報を、ネガフ
ィルム1のフォーマットによらず、16×16画素から
なる10ビットのディジタル画像とし、丸め画像を第2
次画像濃度情報として、2次画像メモリ(丸め画像記憶
手段)内に記憶するようになっている。但し、本実施の
形態では、画像情報はB,G,Rの3色に色分解されて
読み取られるため、16×16の丸め画像が各色毎に得
られ、合計16×16×3の画素を実際には得ることに
なる。この場合、有効画面と判断された領域は、一般に
128×128の標本化画素領域の一部である。また、
丸めに供される画素は、さらにその部分集合となるのが
普通である。
【0039】アドレスカウンタ373は、画像メモリ3
72の記憶領域をリードする機能を実現させるために、
画像メモリ372の記憶容量÷処理単位以上の段数をも
つ必要がある。本実施の形態において、1ワードを1バ
イトとすれば、画像メモリ372は4096ワードにな
るから、アドレスカウンタ373は12ビットカウンタ
以上の能力を要する。
【0040】出力区間判定用ルックアップテーブル(以
下、これを単にルックアップテーブルという。)374
は、出力値に対応する区間a0〜axを割り当てるもの
であり、アドレスカウンタ373により生成したアドレ
スの入力に従い、画素毎の出力値を画像メモリ372よ
りリードし、リードされた出力値を予め任意に設定した
出力区間のどこにあたるかを判定する。
【0041】本実施の形態においてルックアップテーブ
ル374の入力データと出力データの関係は下記の通り
となる。ルックアップテーブル374の入力データは、
1ワードを1バイトとするならば256個のデータを入
力できなければならない。ルックアップテーブル374
の出力データは、入力データの全てに対して何らかの出
力データを持たなくてはならないが、入力データに対す
る出力データが必ずしも1対1の関係である必要はな
く、複数の入力データに1つの出力を持っていてもよ
い。
【0042】本実施の形態において、ルックアップテー
ブル374の入力データと出力データとの関係は以下の
ようになっている。具体的には、入力データは、前述し
てあるように0〜255まであるので、出力区間を4で
区切って表1に示すような出力データとなる。
【0043】
【表1】
【0044】表1の例では、出力区間0に画像メモリ3
72に保持された全画素データのうち0〜3までの値を
もつ画素情報が対応され出力頻度分布化する際には、こ
れに対応する画素数が累積されるようにできる。
【0045】ルックアップテーブル374は、前述した
ようなテーブル構成を有しており、ルックアップテーブ
ル374からの出力を累積頻度格納用メモリ376のア
ドレスとしているので、ルックアップテーブル374の
出力値(出力区間)に対応した記憶領域に格納したデー
タをデータ出力端子から出力することになる。
【0046】セレクタ375は、CPU38からのアド
レス又はルックアップテーブル374からのデータのい
ずれかを累積頻度格納用メモリ376のアドレス端子に
出力するものである。従って、CPU38は、濃度ヒス
トグラムを作成する際にルックアップテーブル374か
らの出力データを出力するようにし、例えば作成した濃
度ヒストグラムを参照する際にはCPU38のアドレス
端子からのアドレスを出力する状態にする。
【0047】累積頻度格納用メモリ376は、ルックア
ップテーブル374で出力値0〜63で割り振られた記
憶区間の数×1区間のデータ長さの記憶容量を有するも
のである。累積頻度格納用メモリ376のデータ出力端
子は加算器377の入力端子及びCPU38のデータ入
力端子に接続しており、加算器377の出力端子は累積
頻度格納用メモリ376のデータ入力端子に接続してあ
る。加算器377は入力データに1だけインクリメント
して出力するものである。かかる接続構成とすることに
より、累積頻度格納用メモリ376は、ルックアップル
テーブル374から割り当てられたアドレスに対応した
データを出力して加算器377により1を加算し、再び
もとのアドレスにデータを格納することになる。従っ
て、画像メモリ372に格納されたデータについて全て
この動作を実行することで、累積頻度格納用メモリ37
6に設定してある出力区間に対応したアドレス毎に累積
画素数が格納されることになる。
【0048】以下においては、色に関して特に限定をし
ないが、B,G,R各色についての濃度ヒストグラムを
求めるようにしてもよいし、3色の全てないしはいずれ
かから中性色に関する濃度ヒストグラムを求めるように
してもよい。
【0049】CPU38は、CCDエリアセンサ35の
適正な撮像時間を設定するソフトウエを起動するもので
あり、濃度ヒストグラムを作成する制御プログラムや適
正な撮像時間を算出するプログラムを格納したROMを
有する。具体的には、CPU38は、頻度の偏り補正を
した濃度ヒストグラムから丸め込み後のデジタル画像の
特徴量CTjを算出する。
【0050】式(2)に示すように、修正濃度ヒストグ
ラムにおける各区間の中央値DHと各区間の修正頻度
N′kからディジタル画像の特徴量CTを得る。
【0051】 CT=Σ(DHk×Nk)/ΣN′k (2) このようにして、ディジタル画像のヒストグラムを修正
し、修正されたヒストグラムから画像の特徴量CTを算
出すれば、濃度分布の偏った画像に対しても、濃度分布
の偏りに影響されない特徴量を得ることができる。
【0052】上記の説明では、色について言及していな
いが、前述の濃度分布と同様にB,G,Rの各プレーン
毎にヒストグラムの作成を実施すれば、色の偏りをもつ
カラーフェリアシーンにおいて色の偏りに影響されない
特徴量を得ることができ、B,G,R各プレーンから濃
度プレーンを作成し、濃度プレーンに対して実施すれ
ば、濃度分布の偏りをもつデンシティフェリアシーンに
おいて色の偏りに影響されない特徴量を得ることができ
る。
【0053】上述したようにして得られた画像の特徴量
から式(3)に示すように露光制御値EVを求める。
【0054】 EV=CT+S (ただしSは定数) (3) 求められた露光制御値EVは次の式(4)により露光時
間tに変換され、この露光時間により図1に示すカット
フィルタ12やシャッタ19が駆動され、印画紙2に与
えられる露光量が調節される。
【0055】 t=t0×10EV (4) また、CPU38は、フィルタ駆動部32を介してフィ
ルタ12R,12G,12Bの開度を指定し、光源の光
成分を調整し、それに基づき決定した露光量を実現する
ようになっている。こうして調節された露光光はレンズ
17により印画紙2上に結像される。また、シャッタ駆
動部33を介して露光開始とともにシャッタ19を開
け、露光終了とともに閉じる。
【0056】キーボード39は、引き伸し倍率等の焼付
条件や露光量の補正条件などがオペレータ側から入力で
きるようになっている。
【0057】図3は撮影条件検出ルーチンを示したフロ
ーチャートである。
【0058】CPU38は、サイドマーク記録部読取モ
ジュールを起動して(ステップ1)、読取を成功したか
を確認する(ステップ2)。CPU38は、ステップ2
で読み取り不成功であると判断すれば、キーボード39
からの撮影条件の入力を受け付ける(ステップ3)。
【0059】CPU38は、撮影条件の外部入力要求が
あるかを確認する(ステップ4)。CPU38はステッ
プ4で外部入力要求があると判断すれば、キーボード3
9からの撮影条件の入力を受け付ける(ステップ5)。
【0060】CPU38は、複数の撮影条件を入力され
たかを確認する(ステップ6)。CPU38は、ステッ
プ6で単一の撮影条件しかないと判断すれば、当該撮影
データをレジスタにセットして(ステップ10)本ルー
チンを終了する。
【0061】CPU38は、ステップ6で複数の撮影条
件が入力されていると判断すれば、これらの撮影条件が
一致しているかを確認する(ステップ7)。CPU38
は、ステップ7で複数の撮影条件を一致していると判断
すれば、サイドマーク記録部からの撮影データをレジス
タにセットして(ステップ8)、本ルーチンを終了す
る。CPU38は、ステップ7で複数の撮影条件を一致
していないと判断すれば、外部入力した撮影データをレ
ジスタにセットして(ステップ9)、本ルーチンを終了
する。
【0062】次に図3のステップ1に示したサイドマー
ク記録部読み取りモジュールを図4及び図5を参照して
説明する。
【0063】図4は磁気データ処理部の動作を示すフロ
ーチャートであり、図5は撮影モードに応じたコード割
り付け処理を示すフローチャートである。
【0064】磁気ヘッド31は、透過原稿1の側縁部に
形成した磁性部材から透過像の情報を記録してある2ト
ラックコードを読み取って得られるコードデータを磁気
データ処理部34に送出する(ステップ11)。
【0065】磁気データ処理部34は、コードデータを
ビットデータに変換し(ステップ12)、例えばCPU
38の処理単位である1バイトのパラレルデータに変換
して(ステップ13)RAMに書き込む(ステップ1
4)。
【0066】CPU38は、磁気データ処理部34の内
部RAM上に格納してある撮影条件データを検索する
(ステップ21)。
【0067】CPU38は、撮影条件データを検索でき
れば(ステップ22)、斯かる撮影条件データから撮影
モードを判別して(ステップ23)、当該撮影モードに
応じたコードを割り当てる(ステップ24)。CPU3
8は、逆行であると判別すれば、“00”を割り当て、
フラッシュ撮影であると判別すれば、“01”を割り当
て、ノーマル撮影であると判別すれば、“10”を割り
当てる。
【0068】一方、CPU38は、撮影条件データを検
索できなければ(ステップ22)、条件データ無しを意
味する“11”を割り当てる(ステップ25)。
【0069】CPU38は内蔵RAMにステップ24又
はステップ25で割り当てたコードを書き込む(ステッ
プ26)。
【0070】以上のようにしてCPU38は、透過原稿
1の側縁部に形成した磁性部材(サイドマーク記録部)
を読み取ることにより撮影条件や条件なしに対応したコ
ードを得ることができる。
【0071】図6は撮影条件設定ルーチンを示したフロ
ーチャートである。
【0072】CPU38は、CCD駆動部36を駆動し
てプリサンプルして(ステップ31)撮像データを画像
信号処理部37に送出する。
【0073】画像信号処理部37は撮像データから濃度
ヒストグラムを累積頻度格納用メモリ376に作成する
(ステップ32)。
【0074】CPU38は、累積頻度格納用メモリ37
6から頻度ピークを検出する(ステップ33)。具体的
には、CPU38は頻度データの値を順次比較して差分
を0となる区間と頻度データを格納する。
【0075】CPU38は頻度ピークが単一であるかを
確認する(ステップ34)。CPU38は、ステップ3
4で単一であると判断すれば、最多頻度の値に基づいて
基づいて蓄積時間を算出する(ステップ35)。CPU
38は、ステップ34で単一でないと判断すれば、撮影
条件と頻度分布から最適な蓄積時間を算出する(ステッ
プ37)。
【0076】CPU38は、ステップ35又はステップ
37で算出した蓄積時間をCCD駆動部36に送出して
設定する(ステップ36)。
【0077】次に図7及び図8を参照して撮影条件設定
ルーチンにおける処理を詳細に説明する。
【0078】図7は画像信号処理部37の各部信号を示
したタイムチャートである。
【0079】図7(a)はアドレスカウンタ373から
出力したアドレスを示したものであり、斯かるアドレス
は0から順に1だけインクリメントしものであり、アド
レスカウンタ373は前述してあるように12ビットカ
ウンタであるので、4096までいくと、再び0からカ
ウントすることになる。
【0080】図7(b)は画像メモリ372のアドレス
端子に入力されるアドレスを示したものであり、アドレ
スカウンタ373からの出力を入力してあるから図7
(a)と同一の内容である。
【0081】図7(c)は画像メモリ372からの出力
データを示したものであり、8ビットで表現された濃度
データである。
【0082】図7(d)はルックアップテーブル374
の入力データ示したものであり、前述してあるように画
像メモリ372からの出力データを入力とするものであ
るから図7(c)と同一の内容である。
【0083】図7(e)はルックアップテーブル374
からの出力を示したものであり、表1に示したような入
出力関係を有するので、図示したような値になる。斯か
るアドレスは累積頻度格納用メモリ376から読み出す
データのアドレスを示したものである。
【0084】図7(f)はCPU38から累積頻度格納
用メモリ376の制御端子r/wに入力する制御信号を
示したものであり、rは読み出しを許可した状態を示し
ており、wは書き込みを許可した状態を示してある。
【0085】図7(g)は累積頻度格納用メモリ376
に書き込まれるデータを格納するアドレスを示したもの
である。
【0086】図7(h)は加算器377に入力されるデ
ータの値を示したものである。斯かるデータの内容は所
定の出力区間の累積頻度を示したものである。
【0087】図7(i)は加算器377からの出力デー
タを示したものであり、累積頻度格納用メモリ376上
の図7(g)に示したアドレスに書き込まれる。図7
(e)〜図7(g)に示すように累積頻度格納用メモリ
376上の読み出したアドレスの内容に1だけインクリ
メントしてもとのアドレスに格納することを示したもの
である。
【0088】図7(a)から図7(g)に示す処理動作
を画像メモリ372に格納されたデータについて全てこ
の動作を実行することで、デジタル画像の画素数と濃度
分解数に応じた濃度ヒストグラム作成することができ
る。これを詳細に説明すれば以下のようになる。
【0089】濃度分解数が丸め画像の画素数未満であれ
ば、濃度分解数よりも小さい区間数で丸め画像のヒスト
グラムを作成する。具体的には、64×64(=409
6)画素で濃度分解数10ビット(=1024)の丸め
画像を作成したならば、1024よりも少ない区間数、
例えば1024の整数分1の区間数で濃度ヒストグラム
を作成する。1024の約数としては、2、4、8、1
6、32、64、128、256、512、1024の
10個の整数があるが、1024を16で割った商であ
る64を用いたならば、丸め画像の濃度レベルを64分
割した濃度ヒストグラムを作成すればよい。このように
して濃度分解数が丸め画像の画素数よりも小さい画像デ
ータの濃度ヒストグラムを作成する場合に、濃度分解数
よりも小さい区間数、例えば、濃度分解数の整数分の1
となる区間数で濃度ヒストグラムを作成することによっ
て、濃度分布の形状やそのピーク位置によるその後の画
像解析に有用な濃度ヒストグラムを得ることができる。
【0090】続いて、濃度ヒストグラムを所定の関数、
例えば所定値以上の頻度を示す区間に対してその頻度を
所定値以下とするように修正することにより、頻度の偏
りを無くす方向に修正する。このようにしてヒストグラ
ムを修正することによって、頻度の偏りを示すヒストグ
ラムに対してその頻度の偏りを無くす方向に修正するこ
とができる。
【0091】累積頻度格納用メモリ376に設定してあ
る出力区間に対応したアドレス毎に累積画素数が格納さ
れる。
【0092】図8は各種の撮影条件下における濃度ヒス
トグラムを示したものである。
【0093】図8に示すグラフにおいて、縦軸は所定区
間に含まれる撮像データの頻度を示しており、横軸は画
像信号のレベルを示してある。
【0094】図8(a)は通常の撮影条件で得たコマ画
像の濃度ヒストグラムを示したグラフであり、頻度ピー
クは単一である。ここで、通常とはフラッシュを用い
ず、逆光でないことを言う。グラフに示す最高頻度の区
間に属する濃度レベルを主要被写体の濃度区間とみなす
ことを示してある。
【0095】図8(b)はフラッシュ撮影による画像コ
マを示した濃度ヒストグラムを示したグラフである。頻
度ピークを2つ有することを示している。従って、本実
施の形態では、いずれを主要被写体の濃度区間とするか
判断する必要があり、後述するように撮影条件がフラッ
シュ撮影であるから、低濃度側の頻度ピークを主要被写
体の濃度区間とする。
【0096】図8(c)は逆行の撮影条件下での画像コ
マを示した濃度ヒストグラムを示したグラフである。こ
のヒストグラムも2つの頻度ピークを有することを示し
ている。撮影条件がフラッシュ撮影であるから、後述す
るごとく高濃度側の頻度ピークを主要被写体の濃度区間
とする。
【0097】本実施の形態における写真焼き付け装置
は、上記構成を備えることにより、透過原稿から得られ
る撮像信号を飽和させない蓄積時間を設定して透過原稿
からの撮像信号の出力分布中を得、当該出力分布から特
徴を検出し、当該特徴から主要被写体を含む信号レベル
を主要被写体部分の信号が飽和せず、かつ、なるべく高
い信号レベルにすることにより、主要被写体を含む信号
レベルで固体撮像素子に起因する暗電流によるノイズを
小さくできる蓄積時間に設定することができるので、様
々な撮影条件下のネガフィルムから適正な画像信号を得
ることができる。
【0098】又、本実施の形態における写真焼き付け装
置は、上述した構成を備えることにより、撮影データの
読取失敗や撮影データのない場合にも(1)で述べたと
同様の作用効果を得ることができる。
【0099】
【発明の効果】本発明は、上記構成を備えることによ
り、主要被写体を含む信号レベルを適正にして高品質な
写真焼き付けをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真焼き付け装置の一実施を示す概略
構成図である。
【図2】画像信号処理回路の詳細を示したブロック図で
ある。
【図3】撮影条件検出ルーチンを示したフローチャート
である。
【図4】磁気データ処理部の動作を示すフローチャート
である。
【図5】撮影モードに応じたコード割り付け処理を示す
フローチャートである。
【図6】撮影条件設定ルーチンを示したフローチャート
である。
【図7】画像信号処理部37の各部信号を示したタイム
チャートである。
【図8】各種の撮影条件下における濃度ヒストグラムを
示したものである。
【符号の説明】
31 磁気ヘッド 34 磁気データ処理部 35 CCDエリアセンサ 36 CCD駆動部 37 画像信号処理部 38 CPU 39 キーボード 371 LUT 372 画像メモリ 373 アドレスカウンタ 374 ルックアップテーブル 375 セレクタ 376 累積頻度格納用メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過原稿を撮像して撮像信号を得る固体
    撮像素子と、当該固体撮像素子から得られる撮像信号を
    A/D変換するA/D変換手段と、当該A/D変換手段
    から得られたデジタル画像信号から濃度ヒストグラムを
    求める濃度ヒストグラム作成手段と、当該濃度ヒストグ
    ラム作成手段で得た濃度ヒストグラムから主要被写体を
    含む信号レベルを検出して露光量を制御する露光量制御
    回路を備える写真焼き付け装置において、前記濃度ヒス
    トグラム作成手段から得られる濃度ヒストグラムから頻
    度ピークを検出する特徴抽出手段と、前記透過原稿の側
    縁部に記録してある撮影情報を読み取る読取手段と、当
    該読取手段から得られた撮影データ及び前記特徴抽出手
    段から得られた頻度ピークから前記固体撮像素子の蓄積
    時間を算出する蓄積時間算出回路と、当該蓄積時間算出
    回路で算出した蓄積時間で前記固体撮像素子を撮像する
    ように制御する撮像制御回路を備えたことを特徴とする
    写真焼き付け装置。
  2. 【請求項2】 透過原稿を撮像して撮像信号を得る固体
    撮像素子と、当該固体撮像素子から得られる撮像信号を
    A/D変換するA/D変換手段と、当該A/D変換手段
    から得られたデジタル画像信号から濃度ヒストグラムを
    求める濃度ヒストグラム作成手段と、当該濃度ヒストグ
    ラム作成手段で得た濃度ヒストグラムから主要被写体を
    含む信号レベルを検出して露光量を制御する露光量制御
    回路を備える写真焼き付け装置において、前記濃度ヒス
    トグラム作成手段から得られる濃度ヒストグラムから頻
    度ピークを検出する特徴抽出手段と、前記透過原稿の側
    縁部に記録してある撮影情報を読み取る読取手段と、当
    該読取手段で得た撮影データを格納するメモリと、前記
    読取手段の読取失敗に際して前記メモリに撮像データを
    入力する撮像データを入力する入力手段と、前記メモリ
    から得られた撮影データ及び前記特徴抽出手段から得ら
    れた頻度ピークから前記固体撮像素子の蓄積時間を算出
    する蓄積時間算出回路と、当該蓄積時間算出回路で算出
    した蓄積時間で前記固体撮像素子を撮像するように制御
    する撮像制御回路を備えることを特徴とする写真焼き付
    け装置。
  3. 【請求項3】 前記読取手段又は前記メモリから得られ
    る撮像データを識別する撮影データ識別手段を設け、当
    該撮影データ識別手段がノーマル撮影であると判断すれ
    ば、前記特徴抽出手段から得られた最高頻度の信号レベ
    ルで蓄積時間を算出することを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の写真焼き付け装置。
  4. 【請求項4】 前記読取手段又は前記メモリから得られ
    る撮像データを識別する撮影データ識別手段を設け、当
    該撮影データ識別手段が逆光撮影であると判断すれば、
    前記特徴抽出手段から得られた最も高い出力にある頻度
    のピークの信号レベルで蓄積時間を算出することを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の写真焼き付け装置。
  5. 【請求項5】 前記読取手段又は前記メモリから得られ
    る撮像データを識別する撮影データ識別手段を設け、当
    該撮影データ識別手段がフラッシュ撮影であると判断す
    れば、前記特徴抽出手段から得られた最も低い出力にあ
    る頻度のピークの信号レベルで蓄積時間を算出すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の写真焼き付け
    装置。
JP8650796A 1996-04-09 1996-04-09 写真焼き付け装置 Pending JPH09274264A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011004501A1 (ja) * 2009-07-10 2011-01-13 Necディスプレイソリューションズ株式会社 絞り制御回路、プロジェクター装置、絞り制御プログラム及び絞り制御方法
WO2011010357A1 (ja) * 2009-07-21 2011-01-27 Necディスプレイソリューションズ株式会社 絞り制御回路、プロジェクター装置、絞り制御プログラム及び絞り制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011004501A1 (ja) * 2009-07-10 2011-01-13 Necディスプレイソリューションズ株式会社 絞り制御回路、プロジェクター装置、絞り制御プログラム及び絞り制御方法
WO2011010357A1 (ja) * 2009-07-21 2011-01-27 Necディスプレイソリューションズ株式会社 絞り制御回路、プロジェクター装置、絞り制御プログラム及び絞り制御方法

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