JPH09273867A - 移動式樋耐火物解体装置における破砕式回転工具の押付力制御装置及び押付力制御方法 - Google Patents

移動式樋耐火物解体装置における破砕式回転工具の押付力制御装置及び押付力制御方法

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JPH09273867A
JPH09273867A JP10872796A JP10872796A JPH09273867A JP H09273867 A JPH09273867 A JP H09273867A JP 10872796 A JP10872796 A JP 10872796A JP 10872796 A JP10872796 A JP 10872796A JP H09273867 A JPH09273867 A JP H09273867A
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crushing
drum
gutter
moving
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JP10872796A
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Takayuki Uchida
貴之 内田
Takeshi Aoto
剛 青戸
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樋耐火物を均一に解体することができる、破
砕式回転工具の押付力制御装置を提供する。 【解決手段】 ブームの旋回動作を行う旋回用油圧モー
タと、ドラム(7)を作業位置に移動するドラム上下シリ
ンダ及びドラム進退シリンダ(15,16)と、ドラム上下シ
リンダ及びドラム進退シリンダ(15,16)の移動変位を検
出するストローク検出器(18,19)と、ストローク検出器
(18,19)により検出されたドラム上下シリンダ及びドラ
ム進退シリンダ(15,16)の移動変位に基づき、ブームの
旋回中心からのドラム(7)の距離を演算するとともに、
ドラム(7)の樋耐火物に対する押付力が予め定めた一定
値となるようなドラム(7)の移動モーメントを演算する
演算手段(20)と、演算手段(20)において演算したドラム
(7)の移動モーメントに基づき、旋回用油圧モータとド
ラム上下シリンダ及びドラム進退シリンダ(15,16)の駆
動力の少なくとも一方を変更する比例リリーフ弁(21)と
を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動式樋耐火物解
体装置における破砕式回転工具の押付力制御装置及び押
付力制御方法に関し、特に、樋耐火物に対する破砕式回
転工具の押付力を一定に保って、樋耐火物を均一に解体
することができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】高炉より出銑された高温に溶融した銑鉄
を流すための樋は、この高温の溶融した銑鉄やスラグに
より、樋の内面に施工した耐火物が磨耗したり、化学的
劣化を起こす。また、出銑口の切り替えによる冷却の繰
り返し等によっても、樋の内面に施工した耐火物が劣化
する。
【0003】このため、高炉出銑樋の内面に施工した劣
化した耐火物を補修するため、月に一回程度の頻度で、
耐火物を解体して除去するとともに、新たな耐火物を施
工する必要がある。
【0004】従来、このような高炉出銑樋の耐火物を解
体する方法には、バックホーのブームの先端に油圧式ブ
レーカーを取り付け、この油圧式ブレーカーにより耐火
物を解体する方法がある。この油圧式ブレーカーを備え
たバックホーによる耐火物の解体方法では、樋を跨い
で、あるいは樋の側方にバックホーを設置し、ブームを
操作しながら油圧式ブレーカーにより耐火物をはつっ
て、耐火物の解体作業を行っていた。
【0005】このように油圧式ブレーカーを用いて耐火
物をはつる作業では、必要以上に耐火物をはつってしま
ったり、あるいは耐火物のはつりが十分でない場合もあ
り、効率のよい解体作業を行うことができなかった。
【0006】そこで、樋の内面に施工した耐火物の解体
作業を容易に行うために、ブームを有する自走式クロー
ラーのブーム先端に、楔状の超硬チップを螺旋状に配設
した破砕式回転工具を取り付け、この破砕式回転工具を
耐火物に押し付けて、耐火物の解体作業を行うような移
動式樋耐火物解体装置も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の破砕式回転工具を用いた移動式樋耐火物解体装置で
は、樋の内面に施工した耐火物を解体するための破砕式
回転工具の樋耐火物に対する押付力は、ブームの旋回中
心からの距離により大きく変動する。
【0008】すなわち、破砕式回転工具の移動モーメン
トは、ブームの旋回中心からの破砕式回転工具の距離
と、破砕式回転工具の押付力の積により決定され、移動
モーメントが一定である場合には、ブームの旋回中心か
らの破砕式回転工具の距離が近い(小さい)ほど、破砕
式回転工具の樋耐火物に対する押付力が大きくなってし
まう。
【0009】したがって、ブームの旋回中心からの破砕
式回転工具の距離が近い(小さい)場合には、樋耐火物
に対して過剰な押付力が加わり、樋全体にわたって耐火
物を均一に解体することが困難であるという問題があっ
た。
【0010】そして、従来の技術で上記した問題点に対
応するためには、移動式樋耐火物解体装置を運転するオ
ペレータの技術や勘という不確定要素に頼らざるを得な
かった。
【0011】そこで、本発明は、上記した従来の技術の
有する問題点に鑑み提案されたもので、その目的とする
ところは、樋耐火物に対する破砕式回転工具の押付力を
一定に保って、樋耐火物を均一に解体することができ
る、移動式樋耐火物解体装置における破砕式回転工具の
押付力制御装置及び押付力制御方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を説明す
る。
【0013】請求項1記載の発明は、ブーム先端に破砕
式回転工具を取り付け、この破砕式回転工具を樋耐火物
に押し付けて樋耐火物の解体作業を行う移動式樋耐火物
解体装置における破砕式回転工具の押付力制御装置であ
って、上記ブームの旋回動作を行う旋回手段と、上記破
砕式回転工具を作業位置に移動する破砕式回転工具移動
手段と、上記破砕式回転工具移動手段の移動変位を検出
する検出手段と、上記検出手段により検出された上記破
砕式回転工具移動手段の移動変位に基づき、ブームの旋
回中心からの上記破砕式回転工具の距離を演算するとと
もに、上記破砕式回転工具の樋耐火物に対する押付力が
予め定めた一定値となるような上記破砕式回転工具の移
動モーメントを演算する演算手段と、上記演算手段にお
いて演算した上記破砕式回転工具の移動モーメントに基
づき、上記旋回手段と上記破砕式回転工具移動手段の駆
動力の少なくとも一方を変更する駆動力変更手段とを備
えたことを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の構成に加えて、旋回手段は、旋回用油圧モ
ータからなり、破砕式回転工具移動手段は、ブーム先端
で破砕式回転工具を上下動させることで破砕式回転工具
を樋の長手方向に移動させる油圧式の破砕式回転工具上
下シリンダと、ブーム先端で破砕式回転工具を進退させ
る油圧式の破砕式回転工具進退シリンダとからなること
を特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、上記した請求項2
記載の発明の構成に加えて、検出手段は、破砕式回転工
具上下シリンダと破砕式回転工具進退シリンダの少なく
とも一方のストロークを検出するストローク検出器であ
ることを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、上記した請求項2
記載の発明の構成に加えて、駆動力変更手段は、油圧ポ
ンプから、旋回用油圧モータと、破砕式回転工具上下シ
リンダと、破砕式回転工具進退シリンダとに対して駆動
油を供給する油圧回路の少なくとも1箇所に設けられた
リリーフ弁からなることを特徴とする。
【0017】請求項5記載の発明は、ブーム先端に破砕
式回転工具を取り付け、この破砕式回転工具を樋耐火物
に押し付けて樋耐火物の解体作業を行う移動式樋耐火物
解体装置における破砕式回転工具の押付力制御方法であ
って、旋回手段により上記ブームを旋回するとともに、
破砕式回転工具移動手段により上記破砕式回転工具を上
下に移動して、上記破砕式回転工具を作業位置に移動
し、作業位置に移動した上記破砕式回転工具の移動変位
を検出し、演算手段を用いて、上記破砕式回転工具の移
動変位に基づき、ブームの旋回中心からの上記破砕式回
転工具の距離を演算するとともに、上記破砕式回転工具
の樋耐火物に対する押付力が予め定めた一定値となるよ
うな上記破砕式回転工具の移動モーメントを演算し、上
記移動モーメントに基づき、上記旋回手段と上記破砕式
回転工具移動手段の駆動力の少なくとも一方を変更する
ことを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明は、上記した請求項5
記載の発明の構成に加えて、駆動力の変更は、破砕式回
転工具の移動変位に比例して、連続的に行うことを特徴
とする。
【0019】請求項7記載の発明は、上記した請求項5
記載の発明の構成に加えて、駆動力の変更は、破砕式回
転工具の移動変位を予め定めた所定の区間毎に認識し、
この区間毎に段階的に行うことを特徴とする。
【0020】したがって、上記した発明によれば、次の
ような作用を奏する。請求項1記載の発明では、移動式
樋耐火物解体装置により、樋の内面に施工した劣化した
耐火物を解体するには、まず、樋を跨ぐようにして、移
動式耐火物解体装置を設置する。次に、旋回手段により
ブームを旋回させるとともに、破砕式回転工具移動手段
により破砕式回転工具を作業位置に移動する。
【0021】すると、検出手段が、破砕式回転工具移動
手段の移動変位を検出し、この検出結果が演算手段に送
信され、演算手段では、検出された破砕式回転工具移動
手段の移動変位に基づき、ブームの旋回中心からの破砕
式回転工具の距離を演算するとともに、破砕式回転工具
の樋耐火物に対する押付力が予め定めた一定値となるよ
うな破砕式回転工具の移動モーメントを演算する。
【0022】そして、旋回力変更手段により、演算手段
において演算した破砕式回転工具の移動モーメントに基
づき、旋回手段の旋回力を変更したり、破砕式回転工具
移動手段の駆動力を変更したりする。このようにして、
破砕式回転工具がどのような位置にあっても、破砕式回
転工具の樋耐火物に対する押付力が一定に保たれる。
【0023】したがって、ブームの旋回中心からの破砕
式回転工具の距離が近い場合であっても、樋耐火物に対
して過剰な押付力が加わることがなく、樋全体にわたっ
て樋耐火物を均一に解体することができる。また、移動
式樋耐火物解体装置を運転するオペレータの技術や勘と
いう不確定要素に頼る必要がないので、樋耐火物の解体
作業を容易に行うことができる。
【0024】請求項2記載の発明では、ブームを旋回す
るには、旋回用油圧モータを駆動する。また、破砕式回
転工具を移動するには、ブーム先端で破砕式回転工具を
上下動させることで破砕式回転工具を樋の長手方向に移
動させる破砕式回転工具上下シリンダと、ブーム先端で
破砕式回転工具を進退させる破砕式回転工具進退シリン
ダの双方あるいはいずれか一方を駆動する。
【0025】したがって、破砕式回転工具を所定の位置
に確実に移動して、的確な作業を行うことができる。
【0026】請求項3記載の発明では、破砕式回転工具
移動手段の移動変位を検出するには、破砕式回転工具上
下シリンダあるいは破砕式回転工具進退シリンダの双方
あるいはいずれか一方に設けたストローク検出器を稼働
させる。
【0027】したがって、破砕式回転工具上下シリンダ
あるいは破砕式回転工具進退シリンダのストロークから
演算により簡単に破砕式回転工具の位置を求めることが
でき、破砕式回転工具の位置を的確に把握することがで
きる。
【0028】請求項4記載の発明では、油圧ポンプから
旋回用油圧モータに駆動油を供給することにより、ブー
ムを旋回させる。また、油圧ポンプから破砕式回転工具
上下シリンダあるいは破砕式回転工具進退シリンダに駆
動油を供給することにより、破砕式回転工具の上下位置
を調節する。
【0029】そして、油圧ポンプから旋回用油圧モータ
へ駆動油を供給する油圧回路に設けたリリーフ弁、また
は破砕式回転工具上下シリンダあるいは破砕式回転工具
進退シリンダに駆動油を供給する油圧回路に設けたリリ
ーフ弁を調節することにより、破砕式回転工具の移動モ
ーメントを変更することができる。
【0030】したがって、リリーフ弁による油圧の変更
という簡便な手段により、的確に破砕式回転工具の移動
モーメントを変更することができる。
【0031】請求項5記載の発明では、ブーム先端に破
砕式回転工具を取り付け、旋回手段によりこのブームを
旋回するとともに、破砕式回転工具上下手段により破砕
式回転工具を上下に移動して、破砕式回転工具を作業位
置に移動する。
【0032】次に、作業位置に移動した破砕式回転工具
の移動変位を検出し、演算手段を用いて、破砕式回転工
具の移動変位に基づき、ブームの旋回中心からの破砕式
回転工具の距離を演算するとともに、破砕式回転工具の
樋耐火物に対する押付力が予め定めた一定値となるよう
な破砕式回転工具の移動モーメントを演算する。そし
て、演算した移動モーメントに基づき、旋回手段の旋回
力を変更したり、破砕式回転工具移動手段の駆動力を変
更したりする。
【0033】したがって、ブームの旋回中心からの破砕
式回転工具の距離が近い場合であっても、樋耐火物に対
して過剰な押付力が加わることがなく、樋全体にわたっ
て樋耐火物を均一に解体することができる。
【0034】請求項6記載の発明では、駆動力の変更
は、破砕式回転工具の移動変位に比例して連続的に行
う。
【0035】したがって、樋耐火物に対する破砕式回転
工具の樋耐火物に対する押付力が常に一定となり、樋全
体にわたって樋耐火物を均一に解体することができる。
【0036】請求項7記載の発明では、駆動力の変更
は、破砕式回転工具の移動変位を予め定めた所定の区間
毎に認識し、この区間毎に段階的に行う。
【0037】したがって、駆動力の変更が簡略化され、
破砕式回転工具の押付力の制御が容易となる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施例を説明する。図1から図4は、本発明に係る移動
式樋耐火物解体装置における破砕式回転工具の押付力制
御装置の第1の実施例を示したもので、図1はその概略
構成を示したブロック図、図2は移動式樋耐火物解体装
置の側面図、図3は移動式樋耐火物解体装置の正面図、
図4は移動式樋耐火物解体装置の平面図をそれぞれ示
す。
【0039】本発明に係る破砕式回転工具の押付力制御
装置1を備えた移動式樋耐火物解体装置2は、図2から
図4に示すように、クローラー台車3の上部に運転室4
を旋回可能に設け、この運転室4の前方にブーム5を旋
回可能かつ上下に回動可能に取り付け、このブーム5の
先端部にアーム6を上下に回動可能に取り付け、このア
ーム6の先端に破砕式回転工具であるドラム7を回転可
能に取り付けてある。
【0040】また、クローラー台車3の上部の運転室4
の後方には、油圧ポンプ8と、この油圧ポンプ8を駆動
するエンジン9と、油圧ポンプ8に供給する駆動油を貯
留するオイルタンク10とを備えている。
【0041】また、クローラー台車3の左右両側部に
は、前後に向かってクローラー台車3を支持するための
一対のアウトリガー11,11が、それぞれ設けてあ
る。このアウトリガー11は、上記した油圧ポンプ8と
連絡して、駆動油の供給を受けている。そして、アウト
リガー11…を下方向に伸ばして、クローラー台車3の
設置面にアウトリガー11を押し付けることにより、ク
ローラー台車3を支持することができる。
【0042】上記した運転室4の側方には、運転室4及
びブーム5を旋回させるための旋回用油圧モータ12
と、この旋回用油圧モータ12に付属した旋回減速器1
3とを設けてあり、旋回用油圧モータ12は、上記した
油圧ポンプ8と連絡して、駆動油の供給を受けている。
【0043】したがって、旋回用油圧モータ12を駆動
することにより、ブーム5を所定の方向に旋回させるこ
とができる。この旋回用油圧モータ12が旋回手段とし
て機能する。
【0044】上記したブーム5の長さの途中には、運転
室4の前方下部に一端を回動可能に軸着したブーム上下
シリンダ14のロッド14aの先端部が、回動可能に軸
着してある。このブーム上下シリンダ14は、上記した
油圧ポンプ8と連絡して、駆動油の供給を受けている。
【0045】したがって、ブーム上下シリンダ14のロ
ッド14aを伸ばすと、ブーム5を上方向に回動させる
ことができ、反対にブーム上下シリンダ14のロッド1
4aを縮めると、ブーム5を下方向に回動させることが
できる。
【0046】上記したアーム6の後端部には、ブーム5
の長さの途中に一端を回動可能に軸着したドラム上下シ
リンダ15のロッド15aの先端部が、回動可能に軸着
してある。
【0047】したがって、ドラム上下シリンダ15のロ
ッド15aを伸ばすと、ドラム7を上方向に回動させる
ことで破砕式回転工具を樋の長手方向に伸ばすことがで
き、反対にドラム上下シリンダ15のロッド15aを縮
めると、ドラム7を下方向に回動させることで破砕式回
転工具を樋の長手方向の手前側に移動させることができ
る。
【0048】上記したドラム7は、先端に向かって縮径
した円錐台状をなし、その表面に複数の楔状の超硬チッ
プを螺旋状に配設したものである。このドラム7は、上
記したようにアーム6の先端に取り付けられているが、
アーム6の内部には、ドラム7をアーム6の長さ方向に
進退させるためのドラム進退シリンダ16が設けてあ
り、ドラム7は、このドラム進退シリンダ16のロッド
16aの先端に取り付けられている。
【0049】したがって、ドラム進退シリンダ16のロ
ッド16aを伸ばすと、ドラム7をアーム6の先端方向
に向かって進出させることができ、反対にドラム進退シ
リンダ16のロッド16aを縮めると、ドラム7をアー
ム6の基端方向に後退させることができる。
【0050】上記したドラム上下シリンダ15及びドラ
ム進退シリンダ16が、破砕式回転工具移動手段を構成
するとともに、ドラム上下シリンダ15が、ブーム5の
先端で破砕式回転工具を上下動させることにより破砕式
回転工具を樋の長手方向に移動させる破砕式回転工具上
下シリンダとして機能し、ドラム進退シリンダ16が、
ブーム5の先端で破砕式回転工具を進退させる破砕式回
転工具進退シリンダとして機能する。
【0051】また、ドラム7には、その基端部に切削モ
ータ17が取り付けてあり、この切削モータ17を駆動
することにより、ドラム7を回転させることができる。
【0052】本発明に係る破砕式回転工具の押付力制御
装置1は、図1に示すように、破砕式回転工具であるド
ラム7を作業位置に移動するドラム上下シリンダ15及
びドラム進退シリンダ16と、このドラム上下シリンダ
15に取り付けて、ドラム上下シリンダ15の移動変位
を検出する第1ストローク検出器18と、ドラム進退シ
リンダ16に取り付けて、ドラム進退シリンダ16の移
動変位を検出する第2ストローク検出器19と、この第
1ストローク検出器18と第2ストローク検出器19に
より検出されたドラム上下シリンダ15あるいはドラム
進退シリンダ16の移動変位に基づき、ブーム5の旋回
中心からのドラム7の距離を演算するとともに、ドラム
7の樋耐火物に対する押付力が予め定めた一定値となる
ようなドラム7の移動モーメントを演算する演算手段2
0と、演算手段20において演算したドラム7の移動モ
ーメントに基づき、旋回用油圧モータ12の旋回力と、
ドラム上下シリンダ15の駆動力と、ドラム進退シリン
ダ16の駆動力を変更する比例リリーフ弁21とを備え
ている。
【0053】上記した第1ストローク検出器18と第2
ストローク検出器19とは、検出したストロークを演算
手段20に入力可能な信号として変換する変換器22を
介して演算手段20と連絡している。この第1ストロー
ク検出器18と第2ストローク検出器19とが、検出手
段として機能する。
【0054】上記した演算手段20は、パーソナルコン
ピュータ等のコンピュータからなり、入力された信号に
基づき、各種の演算を行う。
【0055】上記した比例リリーフ弁21は、油圧ポン
プ8から、旋回用油圧モータ12、ドラム上下シリンダ
15、ドラム進退シリンダ16に駆動油を供給する各油
圧回路に設けてあり、油圧ポンプ8から旋回用油圧モー
タ12に供給する駆動油の圧力と、油圧ポンプ8からド
ラム上下シリンダ15に供給する駆動油の圧力と、油圧
ポンプ8からドラム進退シリンダ16に供給する駆動油
の圧力を調節することができる。また、この比例リリー
フ弁21は、演算手段20からの信号を増幅する比例弁
用アンプ23を介して演算手段20と連絡している。こ
の比例リリーフ弁21が、駆動力変更手段として機能す
る。
【0056】以下に、上記した破砕式回転工具の押付力
制御装置1を用いて、高炉大樋等の内面に施工した耐火
物の解体作業の手順を説明する。
【0057】樋24の内面に施工した劣化した耐火物を
解体するには、まず、樋24を跨ぐようにして、クロー
ラー台車3を設置する。そして、アウトリガー11を下
方向に伸ばして、クローラー台車3の設置面にアウトリ
ガー11を押し付けることにより、クローラー台車3を
支持する。
【0058】次に、旋回用油圧モータ12を駆動してブ
ーム5を所定の位置に旋回させる。そして、ブーム上下
シリンダ14と、ドラム上下シリンダ15と、ドラム進
退シリンダ16を駆動して、ドラム7を作業位置に移動
する。このとき、第1ストローク検出器18によりドラ
ム7の上下位置を検出し、第2ストローク検出器19に
よりドラム7の進退位置を検出する。
【0059】そして、第1ストローク検出器18及び第
2ストローク検出器19における検出結果が演算手段2
0に送信され、演算手段20では、検出されたドラム7
の移動変位に基づき、ブーム5の旋回中心からのドラム
7の距離を演算するとともに、ドラム7の樋耐火物に対
する押付力が予め定めた一定値となるようなドラム7の
移動モーメントを演算する。
【0060】次に、演算手段20における演算結果は、
比例弁用アンプ23を介して比例リリーフ弁21に送ら
れ、比例リリーフ弁21の開度を調節して、上記した移
動モーメントとなるような圧力の駆動油が、油圧ポンプ
8から旋回用油圧モータ12、あるいはドラム上下シリ
ンダ15、ドラム進退シリンダ16に供給される。
【0061】そして、切削モータ17を駆動してドラム
7を回転させ、ドラム7を樋24の内面に一定の押付力
で押し付けて、劣化した耐火物の解体作業を行う。
【0062】上記した樋耐火物に対するドラム7の押付
力の変化を、図5に基づき説明する。図5は、ドラム7
の移動変位と比例リリーフ弁21により調節する駆動油
の作動圧力の関係を示した説明図で、横軸に、樋24の
長手方向に対するドラム7のストロークを示し、縦軸
に、比例リリーフ弁21で調節する駆動油の作動圧力を
示してある。
【0063】本実施例では、図5に示すように、樋24
の長手方向に対するドラム7のストローク3mに対して
0.5m毎に、ドラム7が旋回中心に近づくほど作動圧
力が小さくなるように、段階的に駆動油の作動圧力を変
化させている。
【0064】したがって、ドラム7が旋回中心に近づく
ほど、ブーム5の旋回力、あるいはドラム上下シリンダ
15及びドラム進退シリンダ16の駆動力が小さくな
る。このようにして、ドラム7がどのような位置にあっ
ても、ドラム7の樋耐火物に対する押付力が一定に保た
れる。
【0065】次に、図6から図8に基づき、本発明に係
る移動式樋耐火物解体装置における破砕式回転工具の押
付力制御装置の他の実施例を説明する。図6は、他の実
施例に係る破砕式回転工具の押付力制御装置の概略構成
を示したブロック図、図7は、ドラム上下シリンダのス
トロークとドラム上下シリンダに供給する駆動油の圧力
との関係を示した説明図、図8は、ドラム上下シリンダ
のストロークと旋回用油圧モータに供給する駆動油の圧
力との関係を示した説明図である。尚、先に説明した実
施例に係る破砕式回転工具の押付力制御装置1と同様の
部材には、同一の符号を付して説明する。
【0066】この破砕式回転工具の押付力制御装置25
は、図6に示すように、ドラム上下シリンダ15の移動
変位のみに基づいて、簡易的にドラム7の移動変位を検
出するもので、ドラム上下シリンダ15に設けたストロ
ーク検出器(第1ストローク検出器)18と、このスト
ローク検出器18と変換器22を介して連絡した演算手
段20と、この演算手段20に比例弁用アンプ23を介
して連絡した比例リリーフ弁21とを備えている。その
他の装置の構成は、先に説明した実施例に係る破砕式回
転工具の押付力制御装置1と同様であるため、詳細な説
明は省略する。
【0067】本実施例に係る演算手段20は、ドラム7
の上下動に伴うドラム7の移動モーメントの設定を行う
第1設定器26と、ドラム7の旋回に伴うドラム7の移
動モーメントの設定を行う第2設定器27とを備えてい
る。この破砕式回転工具の押付力制御装置25では、ド
ラム上下シリンダ15に取り付けたストローク検出器1
8によりドラム7の位置を検出する。
【0068】そして、ストローク検出器18における検
出結果が演算手段20に送信され、演算手段20では、
検出されたドラム7の移動変位に基づき、ブーム5の旋
回中心からのドラム7の距離を演算するとともに、ドラ
ム7の樋耐火物に対する押付力が予め定めた一定値とな
るようなドラム7の移動モーメントを演算する。
【0069】次に、演算手段20における演算結果は、
比例弁用アンプ23を介して比例リリーフ弁21に送ら
れ、比例リリーフ弁21の開度を調節して、上記した移
動モーメントとなるような圧力の駆動油が、油圧ポンプ
8から旋回用油圧モータ12、あるいはドラム上下シリ
ンダ15、ドラム進退シリンダ16に供給される。
【0070】そして、切削モータ17を駆動してドラム
7を回転させ、ドラム7を樋24の内面に一定の押付力
で押し付けて、劣化した耐火物の解体作業を行う。
【0071】上記した樋耐火物に対するドラム7の押付
力の変化を、図7、図8に基づき説明する。図7では、
横軸に、ドラム上下シリンダ15のストロークを示し、
縦軸に、比例リリーフ弁21で調節するドラム上下シリ
ンダ15の駆動油の作動圧力を示してある。尚、図面
中、実線は、最大押付力の場合の作動圧力の変化を示
し、破線は、最大押付力以下の設定を行った場合の作動
圧力の変化を示してある。また、図8では、横軸に、ド
ラム上下シリンダ15のストロークを示し、縦軸に、比
例リリーフ弁21で調節する旋回用油圧モータ12の駆
動油の作動圧力の変化を示してある。尚、図面中実線は
最大押付力の場合の作動圧力の変化を示し、破線は、最
大押付力以下の設定を行った場合の作動圧力の変化を示
してある。
【0072】本実施例では、図7に示すように、ドラム
上下シリンダ15のストロークが、0〜200mmまで
は、ドラム上下シリンダ15の伸縮ストロークと作動圧
力とが比例しないため、作動圧力を変化させていない。
そして、ドラム上下シリンダ15のストロークが長くな
るほど、すなわち、ドラム7が旋回中心に近づくほど、
ドラム上下シリンダ15に供給する駆動油の圧力を小さ
くしている。
【0073】また、図8に示すように、ドラム上下シリ
ンダ15のストロークが長くなるほど、すなわち、ドラ
ム7が旋回中心に近づくほど、旋回用油圧モータ12に
供給する駆動油の圧力を小さくしている。
【0074】したがって、ドラム7が旋回中心に近づく
ほど、ブーム5の旋回力、あるいはドラム上下シリンダ
15及びドラム進退シリンダ16の駆動力が小さくな
る。このようにして、ドラム7がどのような位置にあっ
ても、ドラム7の樋耐火物に対する押付力が一定に保た
れる。
【0075】尚、本実施例では、比例リリーフ弁21で
調節する駆動油の作動圧力を連続的に変化させている
が、図5に示した実施例と同様に、比例リリーフ弁21
で調節する駆動油の作動圧力を段階的に変化させてもよ
い。また、先に説明した実施例において、比例リリーフ
弁21で調節する駆動油の作動圧力を、図7に示すよう
に連続的に変化させてもよい。
【0076】
【発明の効果】本発明は、上記した構成からなるので、
以下に説明するような効果を奏することができる。
【0077】請求項1記載の発明及び請求項5記載の発
明では、検出手段により、破砕式回転工具移動手段の移
動変位を検出し、この検出結果が演算手段に送信され、
演算手段により、検出された破砕式回転工具移動手段の
移動変位に基づき、ブームの旋回中心からの破砕式回転
工具の距離を演算するとともに、破砕式回転工具の樋耐
火物に対する押付力が予め定めた一定値となるような破
砕式回転工具の移動モーメントを演算する。
【0078】そして、旋回力変更手段により、演算手段
において演算した破砕式回転工具の移動モーメントに基
づき、旋回手段の旋回力を変更したり、破砕式回転工具
移動手段の駆動力を変更したりする。
【0079】したがって、破砕式回転工具がどのような
位置にあっても、破砕式回転工具を樋耐火物に対して均
一の押付力で押し付けることができる。特に、ブームの
旋回中心からの破砕式回転工具の距離が近い場合であっ
ても、樋耐火物に対して過剰な押付力が加わることがな
く、樋全体にわたって樋耐火物を均一に解体することが
できる。
【0080】また、破砕式回転工具を樋耐火物に対して
均一の押付力で押し付けているので、移動式樋耐火物解
体装置を運転するオペレータの技術や勘という不確定要
素に頼る必要がないので、樋耐火物の解体作業を容易に
行うことができる。
【0081】さらに、樋耐火物の解体量を一定の厚みに
保つことができ、余分な樋耐火物の解体が防止できるの
で、新たに施工する樋耐火物の使用量削減を図ることが
できる。このため、樋耐火物の補修作業における費用を
削減することができる。
【0082】請求項2記載の発明では、ブームを旋回す
るには、旋回用油圧モータを駆動し、破砕式回転工具を
移動するには、ブーム先端で破砕式回転工具を上下動さ
せることにより破砕式回転工具を樋の長手方向に移動さ
せる破砕式回転工具上下シリンダと、ブーム先端で破砕
式回転工具を進退させる破砕式回転工具進退シリンダの
双方あるいはいずれか一方を駆動する。
【0083】したがって、破砕式回転工具を所定の位置
に確実に移動して、的確な作業を行うことができるの
で、樋耐火物の解体作業を一層容易に行うことができ
る。
【0084】請求項3記載の発明では、破砕式回転工具
移動手段の移動変位を検出するには、破砕式回転工具上
下シリンダあるいは破砕式回転工具進退シリンダの双方
あるいはいずれか一方に設けたストローク検出器を稼働
させる。
【0085】したがって、破砕式回転工具上下シリンダ
あるいは破砕式回転工具進退シリンダのストロークから
演算により簡単に破砕式回転工具の位置を求めることが
でき、破砕式回転工具の位置を的確に把握することがで
きるので、樋耐火物の解体作業をさらに一層容易に行う
ことができる。
【0086】請求項4記載の発明では、油圧ポンプから
旋回用油圧モータへ駆動油を供給する油圧回路に設けた
リリーフ弁、または破砕式回転工具上下シリンダあるい
は破砕式回転工具進退シリンダに駆動油を供給する油圧
回路に設けたリリーフ弁を調節することにより、破砕式
回転工具の移動モーメントを変更することができる。
【0087】したがって、リリーフ弁による油圧の変更
という簡便な手段により、的確に破砕式回転工具の移動
モーメントを変更することができるので、樋耐火物の解
体作業をさらに一層容易に行うことができる。。
【0088】請求項6記載の発明では、駆動力の変更
は、破砕式回転工具の移動変位に比例して連続的に行
う。
【0089】したがって、樋耐火物に対する破砕式回転
工具の樋耐火物に対する押付力が常に一定となり、樋全
体にわたって樋耐火物を均一に解体することができる。
【0090】請求項7記載の発明では、駆動力の変更
は、破砕式回転工具の移動変位を予め定めた所定の区間
毎に認識し、この区間毎に段階的に行う。
【0091】したがって、駆動力の変更が簡略化され、
破砕式回転工具の押付力の制御が容易となるとともに、
押付力制御装置の構造も簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る破砕式回転工具の押付力制
御装置の概略構成を示したブロック図である。
【図2】移動式樋耐火物解体装置の側面図である。
【図3】移動式樋耐火物解体装置の正面図である。
【図4】移動式樋耐火物解体装置の平面図である。
【図5】ドラムの移動変位とリリーフ弁により調節する
駆動油の作動圧力の関係を示した説明図である。
【図6】第2の実施例に係る破砕式回転工具の押付力制
御装置の概略構成を示したブロック図である。
【図7】ドラム上下シリンダのストロークとドラム上下
シリンダに供給する駆動油の圧力との関係を示した説明
図である。
【図8】ドラム上下シリンダのストロークと旋回用油圧
モータに供給する駆動油の圧力との関係を示した説明図
である。
【符号の説明】
1 押付力制御装置 2 移動式樋耐火物解体装置 3 クローラー台車 4 運転室 5 ブーム 6 アーム 7 ドラム 8 油圧ポンプ 9 エンジン 10 オイルタンク 11 アウトリガー 12 旋回用油圧モータ 13 旋回減速器 14 ブーム上下シリンダ 14a ロッド 15 ドラム上下シリンダ 15a ロッド 16 ドラム進退シリンダ 16a ロッド 17 切削モータ 18 第1ストローク検出器 19 第2ストローク検出器 20 演算手段 21 比例リリーフ弁 22 変換器 23 比例弁用アンプ 24 樋 25 押付力制御装置 26 第1設定器 27 第2設定器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブーム先端に破砕式回転工具を取り付け、
    この破砕式回転工具を樋耐火物に押し付けて樋耐火物の
    解体作業を行う移動式樋耐火物解体装置における破砕式
    回転工具の押付力制御装置であって、 上記ブームの旋回動作を行う旋回手段と、 上記破砕式回転工具を作業位置に移動する破砕式回転工
    具移動手段と、 上記破砕式回転工具移動手段の移動変位を検出する検出
    手段と、 上記検出手段により検出された上記破砕式回転工具移動
    手段の移動変位に基づき、ブームの旋回中心からの上記
    破砕式回転工具の距離を演算するとともに、上記破砕式
    回転工具の樋耐火物に対する押付力が予め定めた一定値
    となるような上記破砕式回転工具の移動モーメントを演
    算する演算手段と、 上記演算手段において演算した上記破砕式回転工具の移
    動モーメントに基づき、上記旋回手段と上記破砕式回転
    工具移動手段の駆動力の少なくとも一方を変更する駆動
    力変更手段と、 を備えたことを特徴とする移動式樋耐火物解体装置にお
    ける破砕式回転工具の押付力制御装置。
  2. 【請求項2】旋回手段は、 旋回用油圧モータからなり、 破砕式回転工具移動手段は、 ブーム先端で破砕式回転工具を上下動させることで破砕
    式回転工具を樋の長手方向に移動させる油圧式の破砕式
    回転工具上下シリンダと、 ブーム先端で破砕式回転工具を進退させる油圧式の破砕
    式回転工具進退シリンダとからなる、 ことを特徴とする請求項1記載の移動式樋耐火物解体装
    置における破砕式回転工具の押付力制御装置。
  3. 【請求項3】検出手段は、 破砕式回転工具上下シリンダと破砕式回転工具進退シリ
    ンダの少なくとも一方のストロークを検出するストロー
    ク検出器であることを特徴とする請求項2記載の移動式
    樋耐火物解体装置における破砕式回転工具の押付力制御
    装置。
  4. 【請求項4】駆動力変更手段は、 油圧ポンプから、旋回用油圧モータと、破砕式回転工具
    上下シリンダと、破砕式回転工具進退シリンダとに対し
    て駆動油を供給する油圧回路の少なくとも1箇所に設け
    られたリリーフ弁からなることを特徴とする請求項2記
    載の移動式樋耐火物解体装置における破砕式回転工具の
    押付力制御装置。
  5. 【請求項5】ブーム先端に破砕式回転工具を取り付け、
    この破砕式回転工具を樋耐火物に押し付けて樋耐火物の
    解体作業を行う移動式樋耐火物解体装置における破砕式
    回転工具の押付力制御方法であって、 旋回手段により上記ブームを旋回するとともに、破砕式
    回転工具移動手段により上記破砕式回転工具を上下に移
    動して、上記破砕式回転工具を作業位置に移動し、 作業位置に移動した上記破砕式回転工具の移動変位を検
    出し、 演算手段を用いて、上記破砕式回転工具の移動変位に基
    づき、ブームの旋回中心からの上記破砕式回転工具の距
    離を演算するとともに、上記破砕式回転工具の樋耐火物
    に対する押付力が予め定めた一定値となるような上記破
    砕式回転工具の移動モーメントを演算し、 上記移動モーメントに基づき、上記旋回手段と上記破砕
    式回転工具移動手段の駆動力の少なくとも一方を変更す
    ることを特徴とする移動式樋耐火物解体装置における破
    砕式回転工具の押付力制御方法。
  6. 【請求項6】駆動力の変更は、 破砕式回転工具の移動変位に比例して、連続的に行うこ
    とを特徴とする請求項5記載の移動式樋耐火物解体装置
    における破砕式回転工具の押付力制御方法。
  7. 【請求項7】駆動力の変更は、 破砕式回転工具の移動変位を予め定めた所定の区間毎に
    認識し、この区間毎に段階的に行うことを特徴とする請
    求項5記載の移動式樋耐火物解体装置における破砕式回
    転工具の押付力制御方法。
JP10872796A 1996-04-05 1996-04-05 移動式樋耐火物解体装置における破砕式回転工具の押付力制御装置及び押付力制御方法 Withdrawn JPH09273867A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006104509A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Nippon Steel Corp 高炉出銑樋の耐火物の補修装置及びその補修方法
CN103162531A (zh) * 2011-12-15 2013-06-19 中核建中核燃料元件有限公司 一种回转炉敲击器

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